JP2012235410A - 基地局および無線リソース割り当て方法 - Google Patents

基地局および無線リソース割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局の受信ダイナミックレンジを実質的に拡張することができる基地局および無線リソース割り当て方法を提供する。
【解決手段】本発明にかかる基地局10は、通信端末のアンテナ入力レベルを検出する入力検出部110と、検出した前記アンテナ入力レベルに基づいて、同等のアンテナ入力レベルを有する通信端末ごとにグループ分けするグルーピング部120と、グループ分けされた通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てる制御部130とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局および無線リソース割り当て方法に関するものである。
新たな無線通信システムであるLTE(Long Term Evolution)は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を採用しており、通信端末から基地局への上りリンクの無線アクセス方式には、OFDMに基づくSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)を採用し、基地局から通信端末への下りリンクの無線アクセス方式には、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を採用している。
LTE通信システムは、データ伝送の効率化のため、通信環境などを考慮して各通信端末へ無線リソースを割り当てる。無線リソースは、リソースブロックと称される単位を最小単位として割り当てられる。
基地局は、セル内に存在する複数の通信端末から信号を受信するが、各通信端末から受信する信号のアンテナ端における入力レベル(以下「アンテナ入力レベル」と称する)は一定ではない。例えば、LTE通信システムにおいては、フラクショナルTPC(Transmission Power Control)という送信電力制御が採用されている。これは、基地局が受け取る受信信号のSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)の目標値を、セル端に存在する通信端末からの信号に対するSINRの目標値の方が基地局に近い通信端末からの信号に対するSINRの目標値よりも小さくなるように制御するものである。フラクショナルTPCは、セル端に存在する通信端末が送信する信号による他セルへの干渉量を低減し、システム全体としてのスループットを改善することを目的とするものである。フラクショナルTPCによる通信端末の制御を採用することにより、アンテナ入力レベルは、基地局に近い通信端末から受信するレベルよりもセル端の通信端末から受信するレベルの方が小さくなる。このように、フラクショナルTPCは、基地局が各通信端末から受信するアンテナ入力レベルが異なる要因の一例として挙げられる。
基地局は、受信信号を増幅するためにアンプなどの回路を備える。アンプは、小信号を受け取った場合は線形動作をするが、能力を超えた大信号を受け取った場合は非線形動作となり信号を歪ませる。したがって、アンプが信号を歪ませないようにするためには、アンプが受け取る信号レベルを所定の信号レベル以下まで下げる必要がある。ここで、アンプを例に挙げて説明したが、フィルタやADC(Analog to Digital Converter)などの回路も同様に、能力を超えた大信号を受け取った場合は非線形動作となり信号を歪ませる。
このような大信号に起因する信号の歪みを防ぐために、アンプなどの前段にAGC(Automatic Gain Control)回路を設けて、AGC回路が出力する信号レベル(以下「AGC出力レベル」と称する)が所定の範囲内になるように制御する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表平10−506762号公報
特許文献1に記載の発明のように、アンプなどの前段にAGC回路を配置することにより、アンプなどが受け取るAGC出力レベルを所定の範囲内に調整することができる。
しかしながら、例えば、基地局が信号レベルの異なる大信号および小信号を同一時間スロットで受け取った場合に、信号の歪みを防ぐため、大信号のAGC出力レベルが所定のレベル以下になるようにAGC回路を制御すると、同一時間スロットに入力している小信号のAGC出力レベルが所定の範囲以下に小さくなる場合がある。この場合、小信号のAGC出力レベルがノイズレベルに近づくことでノイズ起因によりSINRが劣化し、所定のSINRを満たせなくなる場合がある。
これを防ぐために、例えば、アンプなどの線形性を向上させ、大信号を入力しても歪みにくいようにする方法が考えられる。しかし、アンプなどの線形性を向上させるためには大幅な消費電力の増加が必要となるためコストの上昇につながってしまい好ましくない。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、基地局の受信ダイナミックレンジを実質的に拡張することができる基地局および無線リソース割り当て方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、請求項1に係る基地局は、
リソースブロックを無線リソース割り当ての最小単位とし、時間スロット毎に無線リソース割り当てを行う基地局であって、
通信端末のアンテナ入力レベルを検出する入力検出部と、
検出した前記アンテナ入力レベルに基づいて、同等のアンテナ入力レベルを有する通信端末毎にグループ分けするグルーピング部と、
グループ分けされた通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てる制御部と
を備える。
請求項2に係る基地局は、請求項1に記載の基地局において、さらに通信端末毎のチャネル品質を検出するチャネル品質検出部を備え、前記制御部は、当該チャネル品質に基づいて前記通信端末毎の変調方式を制御する。
請求項3に係る基地局は、請求項1または2に記載の基地局において、増幅率が可変であるAGCと、前記AGCの前記増幅率を制御するゲイン制御部とをさらに備え、前記ゲイン制御部は、全ての通信端末の前記AGCの出力レベルが所定レベル範囲内になるように前記AGCを制御する。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた請求項4に係る無線リソース割り当て方法は、
リソースブロックを無線リソース割り当ての最小単位とし、時間スロット毎に無線リソース割り当てを行う無線リソース割り当て方法であって、
通信端末のアンテナ入力レベルを検出するステップと、
検出した前記アンテナ入力レベルに基づいて、同等のアンテナ入力レベルを有する通信端末ごとにグループ分けするステップと、
グループ分けされた通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てるステップと
を含む。
本発明によれば、アンテナ入力レベルの異なる複数の通信端末が上りリンク信号を同一時間スロットに送信しないように無線リソースを割り当てることにより、基地局の受信ダイナミックレンジを実質的に拡張することができる基地局および無線リソース割り当て方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る基地局の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線リソース割り当てを最適化する様子を示す図である。 無線リソース割り当ての最適化を実施せずにAGCを実行した場合の各通信端末のAGC出力レベルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線リソース割り当ての最適化を実施してAGCを実行した場合の各通信端末のAGC出力レベルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線リソースの割り当てを最適化する手順を示すフローチャートである。 AGC出力レベルとEVMとの関係を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局の概略構成を示す機能ブロック図である。
基地局10は、信号処理部100、ベースバンド部200、RF(Radio Frequency)受信部300およびRF送信部400を備える。
信号処理部100は、基地局10の各機能部をはじめとして基地局10の全体を制御および管理するものであり、CPU等の好適なプロセッサによって構成される。信号処理部100は、入力レベル検出部110、グルーピング部120、制御部130、チャネル品質検出部140およびゲイン制御部150を備える。
入力レベル検出部110は、セル内の全通信端末からの受信信号をベースバンド部200から受け取り、全通信端末からのアンテナ入力レベルを検出する。
グルーピング部120は、入力レベル検出部110が検出したセル内の全通信端末のアンテナ入力レベルに基づいて、アンテナ入力レベルが同等の通信端末が同一のグループになるようにグルーピングする。以後、グルーピング部120がグルーピングしたアンテナ入力レベルが同等の通信端末のグループのことを「通信端末グループ」と称する。
制御部130は、同一の通信端末グループに含まれる通信端末が上りリンク信号を同じタイミングで送信するように、セル内の通信端末に無線リソースを割り当てる。制御部130は、無線リソースの割り当て情報を制御チャネルに反映させる。
また、制御部130は、チャネル品質検出部140が検出する各通信端末と基地局10との間のチャネル品質に基づいて、各通信端末がどの変調方式を採用するかを決定する。制御部130は、決定した変調方式を制御チャネルに反映させる。
チャネル品質検出部140は、セル内の各通信端末が送信するリファレンス・シグナルをベースバンド部200から受け取り、各通信端末と基地局10との間のチャネル品質を検出する。
ゲイン制御部150は、入力レベル検出部110が検出したアンテナ入力レベルに基づいて、アンプ340に入力されるAGC出力レベルが適切な範囲になるようにAGC330のゲインを制御する。
また、ゲイン制御部150は、各時間スロットの最初のシンボルのCP(Cyclic Prefix)期間内にAGC330のゲイン制御をすることで、ゲイン制御中に受け取った受信データが復調できずに伝送効率を劣化させることを防ぐことができる。
ベースバンド部200は、受信信号に対しては、RF受信部300のADC350から受信データを受け取り、CP除去、FFT(Fast Fourier Transform)およびデマッピングなどの処理を実行し、当該処理後の受信データを信号処理部100に出力する。また、ベースバンド200は、送信信号に対しては、信号処理部100から送信データを受け取り、マッピング、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)およびCP付加などの処理を実行し、当該処理後の送信データをRF送信部400に出力する。
RF受信部300は、アンテナからRF受信信号を受け取り、ベースバンド周波数への変換およびアナログ信号からデジタル信号への変換などを実行した後、受信データをベースバンド部200に出力する。
RF受信部300は、LNA(Low Noise Amplifier)310、ミキサ320、AGC330、アンプ340およびADC350を備える。
LNA310は、アンテナから受け取った受信信号を低雑音で増幅し、ミキサ320に出力する。
ミキサ320は、LNA310からRF周波数の受信信号を受け取り、低周波のベースバンド周波数の受信信号に変換し、AGC330に出力する。
AGC330は、ミキサ320から受け取った受信信号を増幅しアンプ340に出力する。この際、受信信号を増幅する増幅率は可変であり、当該増幅率はゲイン制御部150によって適切なAGC出力レベルを出力するように制御される。
アンプ340は、AGC330から受け取った受信信号を増幅しADC350に出力する。ここで、アンプ340は、一般に小信号入力に対しては線形動作をするが、アンプ340の能力を超えた大信号が入力された場合は非線形動作となり、出力信号に歪みが発生する。これを防ぐため、アンプ340の前段にAGC330を配置し、AGC出力レベルが所定の範囲内のレベルになるように制御されている。なお、本実施形態においては、AGC330とADC350との間にアンプ340が配置される例を示したが、これはアンプに限定されるものではなく、フィルタなどの回路、または、これらとアンプとが複合された回路の場合などがあり得る。フィルタなどの回路を使用する場合も線形動作できる範囲には制限があり、能力を超えた大信号が入力された場合は、その出力信号は歪む。
RF送信部400は、ベースバンド部200から送信データ受け取り、デジタル信号からアナログ信号への変換、および、ベースバンド周波数からRF周波数への変換などを実行した後、送信信号をアンテナに出力する。
ここで、グルーピング部120および制御部130の動作について詳細に説明する。
図2(a)は、各通信端末からの基地局10のアンテナ入力レベルを時間軸および周波数軸に対して示したものである。時間軸および周波数軸の方向はグラフ左下において矢印で示す向きのとおりであり、時間軸は横方向、周波数軸は右下から左上への斜め方向である。また、直方体の高さは各通信端末のアンテナ入力レベルを示す。時間軸に示す0〜10の数字は、それぞれが1つの時間スロットを意味する。LTE通信システムにおいては、時間スロットの単位は1msであり、1ms毎に各通信端末に対する無線リソースの割り当てが変更される。
図2(a)は、グルーピング部120がアンテナ入力レベルが同等の通信端末毎にグルーピングし、制御部130が通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てる前の無線リソース割り当て状態を示す。図2(a)に示すように、各通信端末のアンテナ入力レベルは、通常、通信端末毎に異なる値である。図2(a)の例においては、基地局10は、時間スロット4および9において、1つの時間スロット内で複数の通信端末からの信号を受信する。図2(a)に示す例では、基地局10は、時間スロット4において2つの通信端末から上りリンク信号を同一時間スロットに受信し、時間スロット9において3つの通信端末から上りリンク信号を同一時間スロットに受信している。時間スロット4および9のいずれにおいても、同一時間スロット内の複数の通信端末のアンテナ入力レベルは同一ではなく異なる値である。
図2(b)は、グルーピング部120がアンテナ入力レベルが同等の通信端末毎にグルーピングし、制御部130が通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てた様子を示す。図2(b)に示す例では、グルーピング部120は、アンテナ入力レベルが同等の通信端末毎に5つの通信端末グループにグルーピングし、制御部130は、当該5つの通信端末グループに時間スロット0、2、4、6および9を割り当てている。時間スロット0、2、4、6および9に割り当てられた通信端末の数は、それぞれ、2,3、3、1および2台である。
図3(a)および図3(b)は、仮に、グルーピング部120がアンテナ入力レベルが同等の通信端末毎にグルーピングする前の状態、すなわち図2(a)に示した状態で、ゲイン調整部150がAGC330によるゲインを調整した場合の様子を示す。
図3(a)は、図2(a)に対応するグラフであり、横軸を時間、縦軸をAGC出力レベルとしたものである。時間スロット4または9のように、制御部130が複数の通信端末を同一時間スロットに割り当てている時間スロットにおいては、複数の通信端末のAGC出力レベルを重ねて表している。ここで、複数の通信端末のAGC出力レベルを重ねて表す場合は、AGC出力レベルを表す長方形の時間軸方向の長さは短くなっているが、これは、複数重ねたものを見やすくするために便宜上短くしたものであり、時間軸方向の長さが短い場合と長い場合とで何らかの物理量の差異があるわけではない。
図3(a)の右側において、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)および64QAMの3つの変調方式を示し、それぞれの変調方式について矢印でAGC出力レベルの範囲を示している。ここに矢印で示しているAGC出力レベルの範囲は、各変調方式を採用した場合に、基地局10が受信信号を正常に復調できるAGC出力レベルの範囲である。一般に、基地局10が受信信号を正常に復調するためには多値変調になるほど高いSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)を必要とする。AGC出力レベルが大きい場合は、アンプ340などに大信号が入力されることに起因する非線形歪みによりSINRが劣化し、AGC出力レベルが低い場合は、AGC出力レベルがノイズレベルに近づくことによりSINRが劣化する。したがって、QPSK、16QAM、64QAMの順で、基地局10が受信信号を正常に復調することができるAGC出力レベルの範囲は狭くなる。
上述のAGC出力レベルとSINRとの関係についてのさらなる説明として、図6にAGC出力レベルとEVM(Error Vector Magnitude)との関係を示す。ここで、EVMとは、各変調方式のコンスタレーション上における、信号点から実際の信号への誤差ベクトルの大きさを示す量であり、SINRに対応する量である。SINRが大きい場合はEVMは小さくなり、SINRが小さい場合はEVMは大きくなる。図6に示すように、AGC出力レベルが小さい場合は、AGC出力レベルがノイズレベルに近づくためノイズに起因してSINRが劣化し、したがってEVMは大きくなる。AGC出力レベルが大きい場合は、大信号に起因する非線形歪みによってSINRが劣化し、したがってEVMは大きくなる。
図6は、基地局10が受信信号を正常に復調できるAGC出力レベルの範囲を、QPSK、16QAMおよび64AQMのそれぞれについて矢印で示している。多値変調になるほど高いSINR(すなわち小さいEVM)が要求されるので、QPSK,16QAM、64QAMの順で基地局10が正常に復調できるAGC出力レベルの範囲は狭くなっていく。
図3(b)は、図3(a)に示した無線リソースの割り当て状態において、ゲイン調整部150がAGC330のAGC出力レベルを好ましいAGC出力レベルであるAGCターゲットレベルに調整した様子を示す。時間スロット0、2、3、7および8のように矢印が上向きのものは、ゲイン制御部150が、AGC330により信号を増幅させるように制御したことを意味し、時間スロット1、4および9のように矢印が下向きのものは、ゲイン制御部150が、AGC330により信号を減衰させるように制御したことを意味する。また、矢印の長さは、上向きの場合は増幅量、下向きの場合は減衰量に相当する。
図3(b)において、基地局10が、時間スロット4および9のように同一時間スロット内に複数の通信端末からの上りリンク信号を受信している場合は、ゲイン制御部150は、大信号に起因する非線形歪みを防ぐために、複数の受信信号のうちの最大のAGC出力レベルの受信信号がAGCターゲットレベルになるようにAGC330を制御する。例えば、時間スロット9の例をみると、3つの受信信号のうちAGC出力レベルが最大の受信信号のAGC出力レベルがAGCターゲットレベルになるように、ゲイン制御部150はAGC出力レベルを調整している。ここで、時間スロット9において同一時間スロットに受信した上りリンク信号は、AGC出力レベルのレベル差が大きいため、ゲイン制御部150が、最大のAGC出力レベルの受信信号がAGCターゲットレベルになるように調整すると、一番AGC出力レベルが小さい受信信号は、基地局10がQPSKで正常に復調できる範囲よりもAGC出力レベルが下がってしまう。このような場合は、基地局10と通信できない通信端末が発生することになり、システム全体としてのスループットは低下する。
図4(a)および図4(b)は、本願発明に基づき、グルーピング部120がアンテナ入力レベルが同等の通信端末毎にグルーピングし、制御部130が通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てた状態、すなわち、図2(b)に示した状態において、ゲイン制御部150がAGC330のゲインを調整した場合の様子を示す。
図4(a)は、図2(b)に対応するグラフであり、表記方法は図3(a)と同様である。図4(a)においては、セル内の複数の通信端末は、アンテナ入力レベルが同一の通信端末がグルーピング部120によってグルーピングされ、各通信端末グループは、上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように制御部130によって無線リソースが割り当てられている。したがって、時間スロット0、2、4および9のように複数の通信端末から同一時間スロットに上りリンク信号を受信する時間スロットにおいては、同一時間スロット内の通信端末のAGC出力レベルは同等である。
図4(b)は、図4(a)に示した無線リソースの割り当て状態において、ゲイン制御部150がAGC出力レベルをAGCターゲットレベルに調整した様子を示す。矢印の意味は図3(b)における矢印の意味と同様である。
図4(b)においては、時間スロット0、2、4および9のように、基地局10が複数の通信端末から受信している時間スロットにおける複数の通信端末からのアンテナ入力レベルは同等である。したがって、ゲイン制御部150が、AGC330をAGC出力レベルがターゲットレベルになるように調整した場合の複数の通信端末の調整後のAGC出力レベルも同等である。このように、グルーピング部120がアンテナ入力レベルが同等である通信端末をグルーピングして、制御部130が通信端末グループ毎に上りリンク信号を同じタイミングで送信するように無線リソースを割り当てることにより、図3(b)に示したように、基地局10に大信号と同一時間スロットに入力された小信号が、基地局10が正常に復調できるアンテナ出力レベルの範囲を外れてしまうことを防ぐことができる。その結果、システム全体のスループットを向上させることができる。
図5に示すフローチャートを参照しながら、基地局10が無線リソースの割り当てを最適化する手順を説明する。
入力レベル検出部110は、セル内の全通信端末からの受信信号をベースバンド部200から受け取り、全通信端末のアンテナ入力レベルを検出する(ステップS101)。
グルーピング部120は、入力レベル検出部110からセル内の全通信端末のアンテナ入力レベルを受け取り、アンテナ入力レベルが同等の通信端末が同じグループになるようにグルーピングする(ステップS102)。
制御部130は、各通信端末グループ内の通信端末が上りリンク信号を同じタイミングで送信するように、セル内の通信端末に無線リソースを割り当てる。制御部130は、無線リソースの割り当て情報を制御チャネルに反映させる(ステップS103)。
ゲイン制御部150は、AGC出力レベルがAGCターゲットレベルと同等になるようにAGC330のゲインを制御する(ステップS104)。
このように、本実施形態によれば、基地局10は、アンテナ入力レベルが大きい信号と小さい信号とを同一時間スロットに受信することがないようにセル内の通信端末に無線リソースを割り当てることができる。これにより、基地局10は、アンテナ入力レベルが大きい信号に合わせてゲイン制御部150がAGC330を制御することにより、小さい信号が所望のSINRを満たせなくなることを防ぐことができる。これは、アンプ340等の線形性はそのままでありながら、基地局10の受信ダイナミックレンジを実質的に拡張するものであり、システム全体としてのスループットを向上することができる。
また、制御部130は、上述の方法による無線リソースの割り当てにより、チャネル品質検出部140の検出結果から、さらに多値の変調を行うことが可能な通信端末があると判断したときは、制御チャネルを用いて、多値変調が可能であると判定した通信端末にその旨を通知することができる。
また、制御部130は、AGC330によるゲイン制御を各時間スロットの先頭のシンボル中のCP受信期間中に実行することにより、ターゲットレベルに調整された状態で受信データを受け取ることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、上述の実施例では、移動体通信システムとしてLTEを例に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、時間スロット毎に通信端末に無線リソースを割り当てる無線通信システムであれば、本発明を同様に適用することができる。
10 基地局
100 信号処理部
110 入力レベル検出部
120 グルーピング部
130 制御部
140 チャネル品質検出部
150 ゲイン制御部
200 ベースバンド部
300 RF受信部
310 LNA
320 ミキサ
330 AGC
340 アンプ
350 ADC
400 RF送信部

Claims (4)

  1. リソースブロックを無線リソース割り当ての最小単位とし、時間スロット毎に無線リソース割り当てを行う基地局であって、
    通信端末のアンテナ入力レベルを検出する入力検出部と、
    検出した前記アンテナ入力レベルに基づいて、同等のアンテナ入力レベルを有する通信端末毎にグループ分けするグルーピング部と、
    グループ分けされた通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てる制御部と
    を備える基地局。
  2. 請求項1に記載の基地局において、さらに通信端末毎のチャネル品質を検出するチャネル品質検出部を備え、前記制御部は、当該チャネル品質に基づいて前記通信端末毎の変調方式を制御する基地局。
  3. 請求項1または2に記載の基地局において、増幅率が可変であるAGCと、前記AGCの前記増幅率を制御するゲイン制御部とをさらに備え、前記ゲイン制御部は、全ての通信端末の前記AGCの出力レベルが所定レベル範囲内になるように前記AGCを制御する基地局。
  4. リソースブロックを無線リソース割り当ての最小単位とし、時間スロット毎に無線リソース割り当てを行う無線リソース割り当て方法であって、
    通信端末のアンテナ入力レベルを検出するステップと、
    検出した前記アンテナ入力レベルに基づいて、同等のアンテナ入力レベルを有する通信端末ごとにグループ分けするステップと、
    グループ分けされた通信端末グループ毎に上りリンク信号を同一時間スロットで送信するように無線リソースを割り当てるステップと
    を含む無線リソース割り当て方法。
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