JP2008060335A - 電子部品装着方法及び電子部品装着装置 - Google Patents

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重男 勝田
Toshio Azuma
俊男 東
Tomoji Moriya
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Abstract

【課題】部品供給装置によってはその記憶装置に使用可否のデータを格納し、使用できないようにすることにより、生産性の低下を未然に防止する電子部品装着方法及び電子部品装着装置を提供する。
【解決手段】作業者が生産運転開始スイッチ部を押圧操作すると、RAMに格納された装着データに従い、CPUは装着順序に従い、CPUを介してRAMから当該部品供給ユニットの使用可否データを読み込んで、CPUが使用可否データをに基づいて当該部品供給ユニットが使用できないものと判断すると、モニタに使用できない旨の異常表示をして電子部品装着装置の運転を停止するように制御する。
【選択図】図11

Description

本発明は、各部品供給装置から部品取り出し位置まで供給された電子部品を吸着ノズルで取り出して、プリント基板上にそれぞれ装着する電子部品装着方法及び電子部品装着装置に関する。
この種電子部品装着方法及び電子部品装着装置は、特許文献1などに記載されているが、部品供給装置が原因で、例えば電子部品の吸着率が下がったり、使用時間がかなり経過したり、電子部品の取り出し回数がかなりの数になったりした場合に、以後もその部品供給装置を使用し続けると生産性の低下を招くこととなる。
特開2002−299897号公報
そこで本発明は、部品供給装置によっては使用できないようにすることにより、生産性の低下を未然に防止する電子部品装着方法及び電子部品装着装置を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、。
第2の発明は、。
第3の発明は、。
第4の発明は、。
本発明は、部品供給装置によっては使用できないようにすることにより、生産性の低下を未然に防止する電子部品装着方法及び電子部品装着装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、部品供給装置と電子部品装着装置本体とから構成される電子部品装着装置について説明する。この電子部品装着装置は、いわゆる多機能型チップマウンタであり、各種電子部品をプリント基板Pに実装できる。
図1は電子部品装着装置の平面図であり、電子部品装着装置本体1は、機台2と、この機台2の中央部に左右方向に延在するコンベア部3と、機台2の前部(図示の下側)および後部(図示の上側)にそれぞれ配設した2組の部品装着部4、4および2組の部品供給部5、5とを備えている。そして、部品供給部5には、電子部品供給装置である複数本の部品供給ユニット6が着脱自在に組み込まれて電子部品装着装置が構成される。
前記コンベア部3は、中央のセットテーブル8と、左側の供給コンベア9と、右側の排出コンベア10とを有している。プリント基板Pは、供給コンベア9からセットテーブル8に供給され、セットテーブル8で電子部品の装着を受けるべく不動に且つ所定の高さにセットされる。そして、電子部品の装着が完了した基板Pは、セットテーブル8から排出コンベア10を介して下流側装置に排出される。
各部品装着部4には、ヘッドユニット13を移動自在に搭載したXYステージ12が配設されると共に、部品認識カメラ14およびノズルストッカ15が配設されている。ヘッドユニット13には、電子部品を吸着および装着するための2の装着ヘッド16、16と、プリント基板Pの位置を認識するための1台の基板認識カメラ17とが搭載されている。なお、通常、両部品装着部4、4のXYステージ12、12は交互運転となる。
前記各XYステージ12はY軸モータ12Bによりビーム11がY方向に移動し、X軸モータ12Aにより前記ヘッドユニット13がX方向に移動し、結果としてヘッドユニット13はXY方向に移動することとなる。
各部品供給部5は、ユニットベース19上に多数の部品供給ユニット6を、横並びに且つ着脱自在に備えている。各部品供給ユニット6には、多数の電子部品を一定の間隔で収容した後述する収納テープCが搭載されており、収納テープCを間欠送りすることで、部品供給ユニット6の先端から部品装着部4に電子部品が1個ずつ供給される。なお、この電子部品装着装置本体1では、表面実装部品などの比較的小さな電子部品は、主として部品供給ユニット6から供給され、比較的大きな電子部品は、主として図示しないトレイ形式の部品供給装置から供給される。
この電子部品装着装置本体1の記憶部に格納された装着データに基づく運転は、先ずXYステージ12を駆動しヘッドユニット13を部品供給ユニット6に臨ませた後、装着ヘッド16を下降させてその吸着ノズル18により所望の電子部品をピックアップする。続いて装着ヘッド16を上昇させてから、XYステージ12を駆動して電子部品を部品認識カメラ14の直上部まで移動させ、その吸着姿勢及び吸着ノズル18に対する位置ずれを認識する。次に、装着ヘッド16をセットテーブル8上の基板Pの位置まで移動させ、基板認識カメラ17で基板Pの位置を認識した後、前記部品認識カメラ14及び基板認識カメラ17による認識結果に基づき前記XYステージ12のX軸モータ12A、Y軸モータ12B及び吸着ノズル18のθ軸モータ18Aを補正移動させて電子部品を基板Pに装着する。
なお、実施形態のXYステージ12には、2つの装着ヘッド(吸着ノズル18)16、16が搭載されており、2個の電子部品を連続して吸着し、これを基板Pに連続して装着することも可能である。また、図示しないが、複数の吸着ノズルを有する装着ヘッドが搭載されている場合には、複数個の電子部品を連続して吸着し且つ装着することも可能である。
前記部品供給ユニット6は1つの収納テープを1つの駆動源を用いて間欠送りするシングルレーンフィーダと、複数のレーンを備えた、例えば2つの収納テープを2つの駆動源を用いてそれぞれ間欠送りするデュアルレーンフィーダとがあるが、このデュアルレーンフィーダである前記部品供給ユニット6について、図2乃至図8に基づき説明する。
この部品供給ユニット6は、2つの駆動源により2つの収納テープCから電子部品を別個に独立して供給できるように構成されている。この部品供給ユニット6はユニットフレーム21と、このユニットフレーム21に回転自在に装着した図外の2つの収納テープリールと、各収納テープリールに巻回した状態で順次繰り出された収納テープCを電子部品のピックアップ位置(吸着取出位置)まで間欠送りする2つのテープ送り機構22と、ピックアップ位置の手前で収納テープCのカバーテープCaを引き剥がす2つのカバーテープ剥離機構23と、ピックアップ位置に送り込まれた電子部品の上方を開放して電子部品のピックアップを可能にする2つのシャッタ機構24とから構成される。
前記収納テープリールから繰り出された収納テープCは、ピックアップ位置の手前のテープ経路に配設したサプレッサ37の下側を潜るようにして、ピックアップ位置に送り込まれる。このサプレッサ37にはピックアップ用の開口38が開設されており、この部分にシャッタ機構24のシャッタ77が組み込まれている。また、シャッタ77の手前に位置してサプレッサ37にはスリット39が形成されており、このスリット39から収納テープCのカバーテープCaが引き剥がされ、後述するカバーテープ剥離機構23の収納部65内に収納される。すなわち、収納テープCに搭載した電子部品は、カバーテープCaを引き剥がされた状態で、ピックアップ用の開口38を開閉するシャッタ77に臨む。40はバネ40Aによりサプレッサ37を下方へ付勢するサプレッサ押さえである。
次に図5乃至図8に基づき、前記テープ送り機構22について説明する。各テープ送り機構22は、その出力軸に歯車25を設けた正逆転可能なサーボモータ26と、前記歯車25との間にタイミングベルト27が張架された歯車28を一端部に備えて支持体29にベアリング30を介して回転可能に支持された回転軸31と、この回転軸31の中間部に設けられたウォーム歯車32と噛み合うウォームホィール33を備えると共に収納テープCに形成した送り孔Cbに噛み合ってこれを送るスプロケット34とから構成される。そして、ユニットフレーム21の中間仕切体を各ウォームホィール33及び各スプロケット34の支軸35が貫通している。
従って、部品供給ユニット6における一方の収納テープC内の電子部品を供給すべく一方の前記サーボモータ26が駆動して正転すると、タイミングベルト27を介して歯車25及び歯車28が回転することにより回転軸31のみ回転し、ウォーム歯車32及びウォームホィール33を介してスプロケット34が送り方向に所定角度間欠回転することにより、送り孔Cbを介して一方の収納テープCを間欠送りされる。
図2乃至図5に基づき、前記カバーテープ剥離機構23について説明する。各カバーテープ剥離機構23は、その出力軸にウォーム歯車41を設けた駆動モータ42と、周囲に歯車45及び前記歯車41と噛み合う歯車43を備えてユニットフレーム21に固定された支持体44に支軸46Aを介して回転可能に支持された第1の回転体46と、周囲に当接部51及び前記歯車45と噛み合う歯車47を備えてユニットフレーム21に取付体48を介して固定された支持体49に支軸50Aを介して回転可能に支持された第2の回転体50と、周囲に前記当接部51とバネ55により付勢されて当接する当接部52を備えてユニットフレーム21に支軸53を介して揺動可能である取付体54に支軸56Aを介して回転可能に支持された第3の回転体56と、カバーテープCaを案内するローラ57と、ユニットフレーム21に支軸58を介して揺動可能である取付体59の端部に前記ローラ57により案内されたカバーテープCaを案内するローラ60を備える共にバネ61により付勢されてカバーテープCaにテンションを加えるためのテンション印加体62とから構成される。尚、63は前記取付体59の揺動を制限するストッパである。
従って、カバーテープCaを剥離する際には、前記駆動モータ42が駆動すると、歯車41及び歯車43を介して第1の回転体46が回転し、この第1の回転体46が回転すると歯車45及び歯車47を介して第2の回転体50が回転し、この第2の回転体50が回転するとバネ55により付勢された当接部52及び当接部51とがカバーテープCaを挟んだ状態で第3の回転体56が回転し、サプレッサ37のスリット38から収納テープCのカバーテープCaが1ピッチ分引き剥がされながら、弛みを生ずることなく、当該部品供給ユニット6の端部に設けられた収納部65内に収納される。
前記シャッタ機構24は、出力軸をネジ軸とした駆動モータと、前記ネジ軸に螺合したナット体に固定された作動体と、該作動体に突設されたピンが嵌合する溝が折曲片に開設されると共にサプレッサ37に開設されたガイド溝に嵌合する嵌合片が形成されてサプレッサ37上を摺動可能に設けられたシャッタ77とから構成される。従って、シャッタ77の移動によるピックアップ用の開口38の開閉の際には、前記駆動モータが駆動すると、ネジ軸に螺合したナット体及び作動体が移動し、嵌合片がガイド溝に沿って移動することによりシャッタ77が開口38の開閉のため移動する。
前記シャッタ77は、閉塞位置に移動した状態で、ピックアップ位置に送り込まれた電子部品をカバーテープCaが剥離された収納テープCの収納部から飛び出さないように開口38を閉塞し、開放位置に移動した状態で、吸着ノズル18によるピックアップが可能となるように電子部品の上方から後退する。
尚、66は電源ラインであり、前記サーボモータ26、駆動モータ42などに電源を供給するためのものである。
次に、収納テープCの送り、カバーテープCaの剥離およびシャッタ77の開閉の相互のタイミングについて説明する。後述する電子部品装着装置本体1のCPU80はRAM81に記憶された装着データ(プリント基板上のどの位置に、どの向きで、どの電子部品を装着するかに関するデータ)に従い、対応する所定の部品供給ユニット6のテープ送り機構22を駆動させ、所定の電子部品を収納する収納テープCを1回間欠送りさせる。即ち、一方のサーボモータ26が駆動して正転すると、歯車25及び歯車28が回転して回転軸31が回転し、ウォーム歯車32及びウォームホィール33を介してスプロケット34が送り方向に所定角度間欠回転することにより、送り孔Cbを介して一方の収納テープCを間欠送りする。このとき、他方の回転軸31は回動しないので他方の収納テープCは間欠送りされない。
このテープ送り機構22が駆動すると、これと同期して一方の対応するカバーテープ剥離機構23がカバーテープCaを1回の間欠送り分の剥離(引き剥がし)をする。続いてテープ送り機構22およびカバーテープ剥離機構23が停止すると、シャッタ機構24が開放動作し、ピックアップ位置に送り込まれた電子部品に対しシャッタ77を開放する。
そして、シャッタ77が開放動作すると、吸着ノズル18による電子部品のピックアップが行われ、続いてシャッタ77が閉塞するが、このとき同時に次の収納テープCの間欠送りとカバーテープCaの剥離とが行われる。
次に、図9の電子部品装着装置本体1及び部品供給ユニット6の制御ブロック図について説明する。MHはマイクロコンピュータで、電子部品装着装置の電子部品の取出し及び装着に係る動作を統括制御する制御装置としてのCPU80と、記憶装置としてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)81と、ROM(リ−ド・オンリー・メモリ)82とを備えている。そして、CPU80は前記RAM81に記憶されたデータに基づき、前記ROM82に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置の電子部品の取出し及び装着に係る動作についてインターフェース83及び駆動回路84を介して各駆動源を統括制御する。
前記RAM81には、プリント基板Pに装着すべき電子部品についてのステップ番号(装着順序)毎にX座標、Y座標、装着角度、前記部品供給部5における部品配置番号などから成る装着データや、電子部品毎のXサイズ、Yサイズ、使用吸着ノズル18の番号などから成る部品ライブラリデータなどが格納されている。
85はインターフェース83を介して前記CPU80に接続される認識処理装置で、前記部品認識カメラ14により撮像されて取込まれた画像の認識処理や前記基板認識カメラ17により撮像されて取込まれた画像の認識処理が該認識処理装置85にて行われ、CPU80に処理結果が送出される。即ち、CPU80は、部品認識カメラ14に撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)したり基板認識カメラ17により撮像された画像を認識処理するように指示を認識処理装置85に出力すると共に認識処理結果を認識処理装置85から受取るものである。
即ち、前記認識処理装置85の認識処理により位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU80に送られ、部品認識処理及び基板認識処理結果に基づき、CPU80はX軸モータ12A及びY軸モータ12Bの駆動によりXY方向に吸着ノズル18を移動させることにより、またθ軸モータ18Aによりθ回転させ、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされるものである。
MTは2つの駆動源を用いてそれぞれ間欠送りするデュアルレーンフィーダの部品供給ユニット6に設けられた単一のマイクロコンピュータで、部品供給ユニット6に内蔵されたプリント基板(図示せず)に搭載されるCPU90と、RAM91(記憶装置)と、ROM92とを備えている。93、93はそれぞれインターフェース94を介して前記CPU90に接続される各サーボモータ26、26の駆動回路で、95、95は各サーボモータ26、26のエンコーダである。
そして、部品供給ユニット6に設けられるCPU90は、インターフェース94及び83を介して電子部品装着装置本体1に設けられるCPU80に接続される。
96は電子部品装着装置本体1や部品供給ユニット6外に設けられたサーバで、部品供給ユニット6毎に、即ち部品供給ユニット6のシリアル番号毎に当該部品供給ユニット6が使用できるか否かの使用可否データを格納する。また、この使用可否データは、部品供給ユニット6のRAM91にも格納する。97は当該部品供給ユニット6の上面に付されたラベルであり、このラベル97には当該部品供給ユニット6のシリアル番号を表すバーコードが記載されている。従って、複数の部品供給ユニット6が電子部品装着装置本体1に夫々接近して並んで取付けられた状態でも、バーコードスキャナ(図示せず)により前記バーコードを読み取ることができる。
尚、前記部品認識カメラ14や基板認識カメラ17により撮像された画像は表示装置としてのモニタ98に表示されるが、このモニタ98には種々のタッチパネルスイッチ99が設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ99を操作することにより、電子部品装着に係る種々の設定を行うことができる。また、サーバ96に接続された外部パーソナルコンピュータにて、種々の設定、特に後述する図10を参照して説明する使用可否データの設定をしてもよい。
詳述すると、タッチパネルスイッチ99を操作して、モニタ98に図10に示すような画面を表示させることにより、部品供給ユニット6毎に、即ち部品供給ユニット6のシリアル番号毎に当該部品供給ユニット6が使用できるか否かの使用可否データを設定できる。この場合、1画面につき、5台の部品供給ユニット6しか設定できないので、「次ページ」スイッチ部99Aを押圧操作することにより、次の5台につき設定することができ、全ての部品供給ユニット6について設定した後、「決定」スイッチ部99Bを押圧操作すると、CPU80は、CPU90を介して使用可否データを当該部品供給ユニット6のRAM91に格納する。また、サーバ96は、部品供給ユニット6のシリアル番号毎に使用可否データを格納する。
このように使用可否データがRAM91に格納された部品供給ユニット6を電子部品装着装置での部品供給に使用し、運転を開始する際の動作について、図11に示すフローチャートに基づき説明する。先ず、作業者がモニタ98に表示されたタッチパネルスイッチ99の生産運転開始スイッチ部(図示せず。)を押圧操作すると、RAM81に格納された装着データに従い、CPU80は装着順序が最初(先頭)のステップ番号0001の部品供給ユニット6(先頭使用フィーダ)を指定し、CPU80が部品供給ユニット6のCPU90を介してRAM91から当該部品供給ユニット6の使用可否データを確認(問合わせ)する。
この使用可否データの確認の結果、CPU80は判定装置として動作し、当該部品供給ユニット6が使用できないものと判断すると、モニタ98に当該部品供給ユニット6は使用できない旨の異常表示をし、電子部品装着装置の運転を開始させない、即ち、停止を維持するように制御する。また、当該部品供給ユニット6は使用できない旨のモニタ98の異常表示により、作業者は、使用不可の部品供給ユニット6が電子部品装着装置に設けられていることを即座に確認することができ、部品供給ユニット6の交換などを行い、対応することができる。また、使用できるものと判断すると、この部品供給ユニット6が前記装着データの最終ステップ番号のものでなければ、CPU80は装着ステップ順で次の部品供給ユニット6を指定し、CPU80がCPU90を介してRAM91から当該部品供給ユニット6の使用可否データを読み込み確認する。
また、上述するような装着ステップ順に部品供給ユニット6の使用可否を判定するのではなく、装着データに対応した全ての部品供給ユニット6の部品配置番号のデータがあれば、この配置番号順に判定してもよい。
そして、上述したように、この使用可否データの確認の結果、当該部品供給ユニット6が使用できないものと判断すると、異常表示をすると共に電子部品装着装置の運転を停止するように制御する。このため、使用不可(使用禁止)とされた部品供給ユニット6が、誤って電子部品装着装置に設けられた場合にも、その部品供給ユニット6が使用され、部品が供給されることを回避でき、この結果、生産性の低下を未然に防止することができる。
また、使用できるものと判断すると、この部品供給ユニット6が前記装着データの最終ステップ番号のものでなければ、その次の部品供給ユニット6を指定して前述と同様な動作を最終ステップ番号のものまで繰り返すように制御する。
このように、装着データにおける全ての部品供給ユニット6が使用できるものであれば、CPU80は生産運転を開始するように制御する。即ち、プリント基板Pが上流側装置より供給コンベア9を介してセットテーブル8に搬送されて位置決めされ、RAM81に格納されたプリント基板の装着すべきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び各部品供給ユニット6の配置番号等が指定された装着データに従い、Y軸モータ12Bによりビーム11がY方向に移動し、X軸モータ12Aによりヘッドユニット13がX方向に移動し、結果として装着ヘッド16が移動して電子部品の部品種に対応した吸着ノズル18が装着すべき電子部品を所定の部品供給ユニット6から吸着して取出す。
詳述すると、装着ヘッド16の吸着ノズル18は装着ステップ番号0001の装着すべき電子部品を収納する部品供給ユニット6上方に位置するよう移動するが、Y方向は駆動回路84によりY軸モータ12Bが駆動して一対のガイドに沿ってビーム11が移動し、X方向は駆動回路84によりX軸モータ12Aが駆動して装着ヘッド16が移動し、既に所定の部品供給ユニット6は駆動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にあるため、上下軸駆動モータ18Bが駆動回路84により駆動して前記吸着ノズル18が下降して、次々と電子部品を吸着して取出した後、上昇する。
この場合、部品供給ユニット6のCPU90は当該部品供給ユニット6の初期化処理を行い、レディー信号(以下、「READY信号」という)を電子部品装着装置本体1のCPU80に出力して、部品供給ユニット6が収納テープCの送り動作が可能であることを電子部品装着装置本体1に知らせるので、CPU80は装着データに基づき、部品供給ユニット6の部品送り動作を制御するため、例えばデュアルレーンフィーダである部品供給ユニット6の一方のレーンAの送り信号を出力する。このレーンAの送り信号を入力したCPU90は、前記READY信号の出力を停止して、駆動回路93を介してレーンAのサーボモータ26をサーボオン状態(サーボモータ26が通電された状態)にして、レーンAの収納テープCの部品送り動作を実施させ、一方のサーボモータ26の駆動が開始され、歯車25及び歯車28が回転して回転軸31が回転し、ウォーム歯車32及びウォームホィール33を介してスプロケット34が送り方向に所定角度間欠回転することにより、送り孔Cbを介して一方の収納テープCを間欠送りするものである。
そして、吸着ノズル18はセットテーブル8にて位置決めされたプリント基板P上の所定位置に電子部品を装着するように移動するが、この装着ヘッド16の移動途中において、装着ヘッド16が移動しながら部品認識カメラ14の上方位置を通過する際に吸着ノズル18に吸着保持された電子部品が部品認識カメラ14により撮像される(フライ認識)。そして、電子部品が当該吸着ノズル18に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき認識処理装置85により認識処理される。
そして、この電子部品の中心位置をCPU80が算出し、この算出された中心位置と本来の装着データとのずれがCPU80により算出される。そして、装着ヘッド16がプリント基板Pの上方位置に移動して、基板認識カメラ17がプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像し、認識処理装置85によりプリント基板Pの位置が認識される。
従って、前記電子部品の認識処理結果及びプリント基板Pの認識処理結果に基づき、ずれ量を加味して、CPU80がY軸モータ12B、X軸モータ12A及びθ軸モータ18Aを補正移動するよう制御し、上下軸駆動モータ18Bにより下降し、プリント基板Pの所定位置に装着する。以下装着ステップ番号0002以降の電子部品に対しても、同様に補正して装着するものである。
以下同様に、装着データに従い、プリント基板P上に全ての電子部品が装着されると、セットテーブル8から排出コンベア10を介して、下流側装置へ排出される。
次に、図12に基づいて、部品供給ユニット6を部品供給部5から取り外し、部品供給ユニット6を差し替えた場合の動作について説明する。即ち、部品供給部5から取り外して部品供給ユニット6を取り外す際に、電源ライン66も電子部品装着装置本体1から取外し、次いで部品供給ユニット6を差し替える際に電源ライン66を電子部品装着装置本体1に接続して電源供給された場合に、CPU80がCPU90を介してRAM91からこの差し替えた部品供給ユニット6の使用可否データを読み込む。そして、CPU80が読み込んだ使用可否データの確認の結果、CPU80は当該部品供給ユニット6が使用できないものと判断すると、モニタ98に当該部品供給ユニット6は使用できない旨の異常表示をさせ、当該部品供給ユニット6の使用はできない。即ち、モニタ98の異常表示により、作業者は、使用不可の部品供給ユニット6が電子部品装着装置に差し替えられたことを即座に確認することができ、部品供給ユニット6の再度の差し替えなどを行い、対応することができる。また、再度生産運転開始スイッチ部を押圧操作しても、電子部品装着装置は停止したままとなる。このため、使用不可(使用禁止)とされた部品供給ユニット6が、誤って電子部品装着装置にて差し替えられた場合にも、使用不可とされた部品供給ユニット6が使用され、部品が供給されることを回避でき、この結果、生産性の低下を未然に防止することができる。
また、CPU80が使用できるものと判断すると、この部品供給ユニット6の使用は可能となり、作業者が再度生産運転開始スイッチ部を押圧操作したときには、停止していた電子部品装着装置は運転を開始する。
また、前述した実施形態では、タッチパネルスイッチ99とモニタ98を使用して、部品供給ユニット6毎に当該部品供給ユニット6が使用できるか否かの使用可否データを設定するように構成したが、これに限らず、図13に示すように、吸着ノズル18による電子部品の吸着取り出しミスが発生する毎に、例えばこれを吸着ノズル18の真空経路中に設けた真空センサで検出したり、部品認識カメラ14で撮像して認識処理装置85の認識処理結果から判断して、CPU80がこれを計数すると共に吸着ミス率を計算し、CPU80がこの吸着ミス率が指定値以上の場合にサーバ96に格納された使用可否データを使用不可なる旨に書き換えると共に、CPU80が、CPU90を介して使用可否データを当該部品供給ユニット6のRAM91に格納するように制御してもよい。
更には、部品供給ユニット6毎に使用時間をタイマー(図示せず)が計時して、総使用時間が所定時間を超えたら、メンテナンスのために、サーバ96に格納された使用可否データを手動又は自動により使用不可なる旨に書き換えるようにしてもよく、更には部品供給ユニット6毎に電子部品の装着回数をカウンター(図示せず)が計数して、総装着回数が所定回数を超えたら、メンテナンスのために、サーバ96に格納された使用可否データを手動又は自動により使用不可なる旨に書き換え、また、CPU80が、CPU90を介して使用可否データを当該部品供給ユニット6のRAM91に格納するようにしてもよい。
なお、この電子部品装着装置として、いわゆる多機能チップマウンタを例にして説明したが、これに限らずロータリテーブル型などの高速型チップマウンタに適用してもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の平面図である。 部品供給ユニットの側面図である。 カバーテープ剥離機構の拡大図である。 図3のX−X断面図である。 部品供給ユニットの平面図である。 部品供給ユニットの一部横断平面図である。 部品供給ユニットの送り機構の一部側面図である。 図6のA−A断面図である。 電子部品装着装置の制御ブロック図である。 部品供給ユニットの使用可否を設定するための画面を示す図である。 動作フローチャートを示す図である。 部品供給ユニットを差し替えた場合のフローチャートを示す図である。 吸着ミスに基く使用可否データ書き替えのフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置
5 部品供給部
6 部品供給ユニット
26 サーボモータ
80 CPU
81 RAM
90 CPU
91 RAM
96 サーバ

Claims (4)

  1. 各部品供給装置から部品取り出し位置まで供給された電子部品を吸着ノズルで取り出して、プリント基板上にそれぞれ装着する電子部品装着方法において、電子部品の装着運転を開始する前に当該プリント基板への装着対象となる電子部品を取り出す部品供給装置が使用できるか否かを前記部品供給装置に設けられた記憶装置に格納された使用可否データに基づいて判定し、全ての部品供給装置が使用できると判定された場合に電子部品の装着運転を開始することを特徴とする電子部品装着方法。
  2. 各部品供給装置から部品取り出し位置まで供給された電子部品を吸着ノズルで取り出して、プリント基板上にそれぞれ装着する電子部品装着装置において、前記部品供給装置に設けられ電子部品を取り出すべき部品供給装置が使用できるか否かの使用可否データを格納する記憶装置と、電子部品の装着運転を開始する前に当該プリント基板への装着対象となる電子部品を取り出す部品供給装置が使用できるか否かを前記記憶装置に格納された使用可否データに基いて判定する判定装置と、この判定装置が全ての部品供給装置が使用できると判定した場合に電子部品の装着運転を開始するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 各部品供給装置から部品取り出し位置まで供給された電子部品を吸着ノズルで取り出して、プリント基板上にそれぞれ装着する電子部品装着方法において、電子部品の装着運転を開始する前に当該プリント基板への装着対象となる電子部品を取り出す部品供給装置が使用できるか否かを部品供給装置毎に設けられた記憶装置に格納された使用可否データに基づいて判定し、使用できないと判定された場合にその旨を表示することを特徴とする電子部品装着方法。
  4. 各部品供給装置から部品取り出し位置まで供給された電子部品を吸着ノズルで取り出して、プリント基板上にそれぞれ装着する電子部品装着装置において、前記部品供給装置に設けられ電子部品を取り出すべき部品供給装置が使用できるか否かの使用可否データを格納する記憶装置と、電子部品の装着運転を開始する前に当該プリント基板への装着対象となる電子部品を取り出す部品供給装置が使用できるか否かを前記記憶装置に格納された使用可否データに基いて判定する判定装置と、この判定装置が使用できないと判定した場合にその旨を表示装置に表示するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
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