JP2008059845A - プッシュボタンスイッチ - Google Patents
プッシュボタンスイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008059845A JP2008059845A JP2006233863A JP2006233863A JP2008059845A JP 2008059845 A JP2008059845 A JP 2008059845A JP 2006233863 A JP2006233863 A JP 2006233863A JP 2006233863 A JP2006233863 A JP 2006233863A JP 2008059845 A JP2008059845 A JP 2008059845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push
- push button
- switch
- elastic member
- front panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
【課題】 プッシュボタンスイッチを製作するにあたり、金属部材からなる弾性片及び前記弾性部材を不要として、電子機器の試作あるいは電子機器の少量生産にも、迅速且つ的確に対応することのできるプッシュボタンスイッチを提供することを目的とする。
【解決手段】 フロントパネル2に穿設された挿通孔に前後進退自在に支持されるプッシュボタン8と、同プッシュボタン8に対応して、フロントパネル2内に収納された基板10に搭載されたプッシュスイッチ11と、前記フロントパネル2の内壁面より突設されたホルダ12と、同ホルダ12内に収納された弾性部材13とからプッシュボタンスイッチを構成し、弾性部材13を、高弾力を有した高反発ウレタンスポンジ材から形成する。
【選択図】図2
【解決手段】 フロントパネル2に穿設された挿通孔に前後進退自在に支持されるプッシュボタン8と、同プッシュボタン8に対応して、フロントパネル2内に収納された基板10に搭載されたプッシュスイッチ11と、前記フロントパネル2の内壁面より突設されたホルダ12と、同ホルダ12内に収納された弾性部材13とからプッシュボタンスイッチを構成し、弾性部材13を、高弾力を有した高反発ウレタンスポンジ材から形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子機器等に使用されるプッシュボタンスイッチに関わり、より詳細には、同プッシュボタンスイッチに備えられた弾性部材の製作を容易にして、電子機器等の少量生産にも対応できる構成に関する。
電子機器等に使用される従来のプッシュボタンスイッチは、例えば、図6(A)で示すように、電子機器筐体のフロントパネル50に穿設された挿通孔に挿通し、ホルダ51により保持されるボタン52と、プリント基板53上の、前記ボタン52と対向する箇所に配設されたスイッチ54とから構成されている。プリント基板53は、前記フロントパネル50の裏面側に所定距離、隔てて配置されており、プリント基板53上には、前記スイッチ54の他に種々の回路構成部品が配設され、配線が形成された状態となっている。
前記ボタン52を支持した支持板55は、同支持板55の所定位置に設けられた貫通孔を通る支柱56を介してプリント基板53に支持されており、前記支持板55と前記プリント基板53との間には支柱29を巻回するバネ等の弾性部材57が配設されている。支柱56のボタン54側にはEリング等の留め具が設置されており、弾性部材57の戻り力により支持板55が外れることのないようになっている。ボタン52は断面略凸形状のキートップと、キートップから後方側に向かって延設され、樹脂等からなる脚体としてのアクチュエータとが一体成型されて形成されている。
ボタン52は、キートップの一部がフロントパネル50の表面から突出した状態で支持されており、また、キートップの裏面側には、例えばコイルバネのような弾性片が取りつけられており、この弾性片によりボタン52は前面側に常時付勢されるようになっている。ボタン52を押圧すると、図6(B)で示すように、アクチュエータがスイッチ54のスイッチ部を押圧し、また、押圧状態が解除されると、弾性片によって元の位置まで復帰するようになっている。また、押圧時、必要以上の荷重がキートップに掛かった場合、前記支柱56に設けられた弾性部材57が撓み、前記支持板55が後退することにより、必要以上の荷重を吸収し、前記スイッチ54を保護するようになっている。
しかしながら、弾性片及び前記弾性部材57等の金属部材を生産するには、金型が必要とされ、同金型の製作には、多額の費用と時間とが必要とされるという問題点があり、例えば、電子機器の試作を行う場合等において、弾性片及び前記弾性部材を備えたプッシュボタンスイッチを用いようとしても、金型が完成していないと、これに対応することができないという事態が生じ、改善策が求められていた。また、電子機器が少量生産の場合には、金型投資への負担が大きく、その償却が困難になるという問題を抱えていた。また、金属部材からなる弾性片及び前記弾性部材57等の弾性係数を、設計値に対し的確にコントロールするのは難しいという点があった。
特開平8−50832号(3頁、図2)
本発明は、上記問題点に鑑み、プッシュボタンスイッチを製作するにあたり、金属部材からなる弾性片及び前記弾性部材を不要として、電子機器の試作あるいは電子機器の少量生産にも、迅速且つ的確に対応することのできるプッシュボタンスイッチを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、筐体に穿設された挿通孔に挿通され、前記筐体の内部に位置するフランジを備えたプッシュボタンと、同プッシュボタンに対応して、前記筐体内に設けられたプッシュスイッチと、前記フランジの後面側に掛止することにより、前記プッシュボタンを筐体外部側へ付勢する弾性部材とから構成され、前記弾性部材を、前記プッシュボタンが挿通する挿通孔を備え、所定の厚みを有する弾性体から形成した構成となっている。また、前記筐体の内壁面よりホルダを突設し、同ホルダ内に前記弾性体を収納した構成となっている。また、前記弾性体を、高弾力を有した高反発ウレタン材から形成した構成となっている。
本発明によると、電子機器等に使用されるプッシュボタンスイッチを、キートップ部と、フランジ部と、後方に延出されたアクチュエータ部とからなり、フロントパネルに穿設された挿通孔に前後進退自在に支持されるプッシュボタンと、同プッシュボタンに対応して、フロントパネル内に収納された基板に搭載され、基台部と、前後進退自在な押圧部とからなるプッシュスイッチと、前記フロントパネルの内壁面より突設され、前記アクチュエータ部が挿通する挿通孔を穿設したホルダと、同ホルダ内に収納され、前記アクチュエータ部が挿通する挿通孔を穿設し、同挿通孔の前面側周縁を前記プッシュボタンのフランジ部の後面部周縁に掛止させる一方、後面部を前記ホルダの内壁面に密着させた弾性部材とから構成し、同弾性部材を、例えば、高弾力を有した高反発ウレタンスポンジ材から形成することにより、同弾性部材を形成する際、所定の厚みを有するシート状に形成された高反発ウレタンスポンジ材を矩形状に裁断し、左右一対に挿通孔を穿設すれば容易に作成することが可能であり、金属材からなるスプリングの弾性材のように、多額の費用と期間とをかけて金型を製作することを要せず、例えば、電子機器の試作を行う場合等において、これに的確に対応することができ、また、電子機器が少量生産の場合には、金型等に対する投資負担を軽減することができるようになっている。また、弾性力を調整する際には、素材の変更とともに、素材の厚みを適宜変更すれば容易に、これを行うことができるようになっている。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は、本発明によるプッシュボタンスイッチを備えた電子機器を示す斜視図であり、図2は本発明によるプッシュボタンスイッチの断面図である。図3は弾性部材を示す図であり、図4はプッシュボタンスイッチの動作を示す断面図である。
本発明によるプッシュボタンスイッチを備えた電子機器としての無線機1は、例えば図1で示すように、前面側に配置され、樹脂材からなるフロントパネル2と、断面コ字状に形成されたトップカバー3と、平板状のベース4と、複数のコネクタ等を配設したリアパネルとから外郭筐体を形成し、同外郭筐体内に、IC、コンデンサ、抵抗等の多数の電子部品等を搭載したメイン基板及び他の電子部品を収納している。前記フロントパネル2には、中央部に液晶パネルからなる表示部5と、その側方に、スピーカー6とが設けられるとともに、前記表示部5の下方に、横長状にプッシュボタン7a、7b、7cが設けられ、同フロントパネル2の端縁には、垂直状にプッシュボタン8及びプッシュボタン9が設けられている。
前記プッシュボタン8は樹脂材から形成され、図2の断面図で示すように、前面側に形成された凸部形状のキートップ部8aと、同キートップ部8aの後部から周囲に延出されたフランジ部8bと、後方に延出された円筒状のプッシュ部8cとからなり、前記キートップ部8aを前記フロントパネル2に穿設された挿通孔に挿通させている。前記プッシュボタン9も同様に、キートップ部9aと、フランジ部9bと、後方に延出された円筒状のプッシュ部9cとから形成されている。
前記フロントパネル2内の後方には、前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9に対応して、上下にプッシュスイッチ11を夫々搭載したサブ基板10が垂直に設けられており、同サブ基板10は、図示はしていないが、前記フロントパネル2の内壁面から延出された複数の係止爪により支持されるようになっている。
前記プッシュスイッチ11は、前記サブ基板10に固定された基台部と、同基台部の前面側に突出した、前後進退自在な押圧部11aとからなり、同押圧部11aが前記プッシュボタン8及び9のプッシュ部8c及びプッシュ部9cにより押圧されると、内部に配設された回路が短絡し、スイッチがONとなるようになっている。
前記フロントパネル2の内壁には、前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のプッシュ部8c及びプッシュ部9cが挿通する挿通孔を穿設したホルダ12が、後方に向かい突設されており、また、前記フランジ部8b及びフランジ部9bが、前記フロントパネル2の内壁面に掛止することにより、前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のフロントパネル2前面側への脱落を防止するようになっている。
前記ホルダ11内には、図3で示すように、前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のプッシュ部8c及びプッシュ部9cが挿通する挿通孔13aを一対に穿設した弾性体13が配設されている。同弾性体13は挿通孔13aの前面側周縁を前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のフランジ部8b及びフランジ部9bの後面部周縁に掛止させる一方、同弾性体13の後面部を前記ホルダ12の内壁面に密着させている。
前記弾性体13の素材は、シート状のスポンジ材からなり、例えば、高弾力を有した高反発ウレタンスポンジ材から形成されている。同弾性体13は所定の厚みを有するシート状に形成された高反発ウレタンスポンジ材を矩形状に裁断し、左右一対に前記挿通孔13aを穿設すれば作成することが可能であり、金属材からなるスプリングのように、多額の費用と期間とをかけて金型を製作し、同金型による成型を行うことを要せず、容易に作成することができるようになっている。また、弾性力を調整する際には、素材の変更とともに、素材の厚みを適宜変更すれば容易に、これを行うことができるようになっている。
次に、動作について説明する。図4で示すように、前記プッシュボタン8のキートップ部8aを、矢印で示すように、指先で押圧すると、前記フランジ部8b後面部周縁に掛止していた前記弾性体13が撓み、同プッシュボタン8は後方に移動するようになっている。前記プッシュ部8cの端部が前記プッシュスイッチ11の押圧部11aに接触し、これを押圧すると、前記プッシュスイッチ11の内部に配設された回路が短絡し、スイッチがONとなるようになっている。この後、キートップ部8aから指先を離すと、前記弾性体13の弾性力により、前記プッシュボタン8は前方に向かい付勢されて、基の状態に自動的に復帰するようになっている。
次に、第二実施例について説明する。第二実施例は、図5で示すように構成され、プッシュボタン8、プッシュボタン9、プッシュスイッチ11及びサブ基板10は第一実施例と同様である。高反発ウレタンスポンジ材から形成された弾性体14は、前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のプッシュ部8c及びプッシュ部9cと、前記プッシュスイッチ11とが挿通する挿通孔14aを一対に穿設し、同挿通孔14aの前面側周縁を前記プッシュボタン8及び前記プッシュボタン9のフランジ部に掛止させる一方、後面部を前記サブ基板10の表面に接触するような、厚みを備えた形状に形成されている。同弾性体14が厚みを備えた形状に形成されていることにより、第一実施例でのホルダ12を不要として、部品点数を減らすとともに、より簡素な構成とすることができるようになっている。
1 無線機
2 フロントパネル
3 トップカバー
4 ベース
5 表示部
6 スピーカー
7a、7b、7c プッシュボタン
8 プッシュボタン
8a キートップ部
8b フランジ部
8c プッシュ部
9 プッシュボタン
9a キートップ部
9b フランジ部
9c プッシュ部
10 サブ基板
11 プッシュスイッチ
11a 押圧部
12 ホルダ
13 弾性体
13a挿通孔
14 弾性体
14a挿通孔
2 フロントパネル
3 トップカバー
4 ベース
5 表示部
6 スピーカー
7a、7b、7c プッシュボタン
8 プッシュボタン
8a キートップ部
8b フランジ部
8c プッシュ部
9 プッシュボタン
9a キートップ部
9b フランジ部
9c プッシュ部
10 サブ基板
11 プッシュスイッチ
11a 押圧部
12 ホルダ
13 弾性体
13a挿通孔
14 弾性体
14a挿通孔
Claims (3)
- 筐体に穿設された挿通孔に挿通され、前記筐体の内部に位置するフランジを備えたプッシュボタンと、同プッシュボタンに対応して、前記筐体内に設けられたプッシュスイッチと、前記フランジの後面側に掛止することにより、前記プッシュボタンを筐体外部側へ付勢する弾性部材とから構成され、
前記弾性部材を、前記プッシュボタンが挿通する挿通孔を備え、所定の厚みを有する弾性体から形成したことを特徴とするプッシュボタンスイッチ。 - 前記筐体の内壁面よりホルダを突設し、同ホルダ内に前記弾性体を収納してなることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタンスイッチ。
- 前記弾性体を、高弾力を有した高反発ウレタン材から形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプッシュボタンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233863A JP2008059845A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | プッシュボタンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233863A JP2008059845A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | プッシュボタンスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008059845A true JP2008059845A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39242344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006233863A Pending JP2008059845A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | プッシュボタンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008059845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010231970A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Denso Corp | 押圧スイッチ |
KR200455335Y1 (ko) | 2009-07-23 | 2011-09-01 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 전자 버튼 장치 |
US9571683B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-02-14 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus having a sensing portion to sense depression by paper feed unit |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006233863A patent/JP2008059845A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010231970A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Denso Corp | 押圧スイッチ |
KR200455335Y1 (ko) | 2009-07-23 | 2011-09-01 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 전자 버튼 장치 |
US9571683B2 (en) | 2015-01-30 | 2017-02-14 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus having a sensing portion to sense depression by paper feed unit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20100103611A1 (en) | Electronic device | |
WO2007027018A1 (en) | Button input apparatus with display function and portable electronic device having the same | |
US9170609B2 (en) | Extension apparatus and extension system | |
JP2008059845A (ja) | プッシュボタンスイッチ | |
JP2008130531A (ja) | 押釦構造およびその構造を使用したトイレ用壁付けリモコン | |
JP2007042431A (ja) | 操作ボタンの取り付け構造及びこれを備えた画像形成装置 | |
US7521643B2 (en) | Operating button device | |
JP2008021528A (ja) | プッシュスイッチ | |
CN107644751B (zh) | 操作单元的组装结构 | |
US20060054481A1 (en) | Bezel assembly | |
EP2790200B1 (en) | Input apparatus for electronic device | |
JPH11120862A (ja) | 押ボタンスイッチ | |
JP5572595B2 (ja) | 通話機器の押しボタン装置 | |
JP5630522B2 (ja) | 操作入力装置 | |
JP5573291B2 (ja) | プッシュスイッチ | |
JP2008010162A (ja) | 電子機器のスイッチ構造 | |
JP6491987B2 (ja) | インターホン機器 | |
JP2005191029A (ja) | 操作ボタン及び操作ボタンを備えた電気機器 | |
JP2005071796A (ja) | スイッチ装置 | |
JP2005259622A5 (ja) | ||
JPH0525631U (ja) | 操作パネルのスイツチ作動機構 | |
JP2007073458A (ja) | 電子機器本体表面に取付けられる導電部品の接地構造 | |
JP2008282700A (ja) | 電子部品 | |
JP2007226978A (ja) | 操作ボタン構造 | |
JPH0515253U (ja) | キー入力装置 |