JP2008059122A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ビットマップ画像中のオブジェクトを含む矩形の部分画像をページに描画した場合に、部分画像の重なりによる影響を出来る限り減らす。
【解決手段】ビットマップ画像中のオブジェクト毎に、1のオブジェクトを含みかつ当該オブジェクト以外の画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する手段202、部分画像の描画順を決定する手段203、決定された描画順で部分画像をページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成する手段204を有する。手段203は、例えば、描画した場合に重なりがある2つの部分画像間では、その重なり領域内にオブジェクト画素をより多く持つ方がもう一方より上側に描画されるように描画順を決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及び方法に係り、特に、複数のオブジェクトを含むビットマップ画像から各オブジェクトの部分画像を作成するとともに、それら部分画像をページに描画するコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成する画像処理装置及び方法に関する。
複数のオブジェクトを含むビットマップ画像をオブジェクト単位で扱いたい場面がある。例えば、文字オブジェクトや写真オブジェクトが混在する1ページのビットマップ画像があって、その中のある写真オブジェクトだけを、ワープロファイルの素材として利用するような場面である。通常、このような場面では、専用の画像編集ソフト(Adobe社のPhotoShopなど)を使って、所望のオブジェクト部分を切り出す作業が行われている。しかし、この作業は煩雑であるとともに、そのような専用の画像編集ソフトが常にあるわけではない。そこでビットマップ画像に対する切り出し作業を、事前に行っておくことが望まれる。
しかし、ビットマップ画像からオブジェクトごとに切り出した部分画像のファイル群を作るだけでは、十分ではない。各オブジェクトの元画像内での位置関係がわからないので、所望の部分画像が探しづらくなってしまうからである。そこで、それぞれの部分画像を、元のビットマップ画像から切り出したのと同じ位置に表示する仕掛けを設けた方が好ましい。これは、各部分画像をページ内のどの位置に描画するかのコマンドを書いたページ記述ファイル(W3CのHTML:HyperTextMarkupLanguageなど)で実現できる。このページ記述ファイルを、一般的なビュアー・ソフト(Microsoft社のInternetExplorerなど)で表示すれば、元のビットマップ画像と同じ見えが得られるので、所望のオブジェクトを発見しやすくなる。また、各オブジェクトは既に分割されているので、所望のオブジェクト上でのクリック操作で、オブジェクトのコピーが簡単に実現できる。
具体例を説明する。図15(a)は、3つのオブジェクトを含む1つのビットマップ画像である。各オブジェクトを矩形で囲んだ状態を同図(b)に示す。この矩形で切り出した部分画像を図16(a),(b),(c)に示し、それぞれは画像ファイル化(ここではJPEGファイル)しておく。この画像ファイルを、ページのどの位置で描画するか指示するコマンドを書いたページ記述ファイル(ここではHTML)の内容が図19(a)である。このページ記述ファイルをビュアー(ここではInternetExplorer)で表示したのが、図20(a)である。このように、部分画像に分割しているにも関わらず、元のビットマップ画像と同じ見えを得ることができる。しかし、同じ見えにならない場合もある。その例を次に示す。
図17(a)は、2つのオブジェクトを含む1つのビットマップ画像で、その各オブジェクトを矩形で囲んだ状態を同図(b)に示す。2つの矩形に重複がある点が、図15に示した例と異なる。すなわち、オブジェクトPを囲う矩形には、別のオブジェクトGの一部分が含まれてしまっている。この部分は、オブジェクトを素材として利用する観点からは邪魔なので、これを含まない部分画像(図18(a))を画像ファイル化する。そして、図19(b)又は(c)に示したページ記述ファイル(描画コマンドの順番だけが異なる)を表示すると、それぞれ図20(b)又は(c)のように見える。図20(c)の方は元の画像と同じ見えであるが、同図(b)の方は同じ見えにならない。これは、同図(b)が、邪魔な一部分を含まなくした方の部分画像を、もう一方の部分画像より上側に描画しているからである。一般的なページ記述言語は、同じ座標に対する2回目の描画は、1回目の描画の上側に施され、下側の描画データは隠されて見えない、完全上書き(Opaque描画)の規約になっている。図19(b)のページ記述ファイルでは、邪魔な一部分を含まなくした方の部分画像の描画コマンドが後に記述されているので、その一部分がそのまま見えなくなっている。従来、部分画像の描画順序は図19(a)、(b)のようにラスター順(上/左優先)だったので、このような情報欠損の問題が発生してしまっていた。
この問題を解決する従来技術として、アルファ・チャンネルのようなものもあるが、汎用性に問題があった。アルファ・チャンネルとは、各画素に対する色表現データの他に持たせた補助データのことで、画像のマスクや、透過合成に用いるものである。上に述べた例なら、邪魔な一部分を消去せずオブジェクトの外側の画素データを、アルファ値で無効にしたり(マスク)、邪魔な一部分の消去はするが、オブジェクトの外側の画素データをアルファ値で完全透明にしたり(透過合成)する。こうすることによって、元画像の情報欠損の問題は解決できる。しかし、アルファ・チャンネルをサポートする画像フォーマットは、PNG(Portable Network Graphics)のようなものに限定され、最も一般的なJPEGではサポートされていないなど汎用性に問題がある。
特開2002−297339号公報 特開2002−41498号公報
よって、本発明の目的は、ビットマップ画像から個々のオブジェクトの部分画像を作成するとともに、部分画像をページに描画させるコマンドを記述したページ記述ファイルを作成する画像処理装置又は方法において、アルファ・チャンネル等の技術を利用することなく、上に述べた画像表示時の情報欠損の問題を解消もしくは改善することにある。
請求項1記載の発明に係る画像処理装置は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてページに描画した場合の相互の重なりを検出し、重なりがある2つの部分画像間では、その重なり領域内にオブジェクトを構成する非背景属性画素をより多く持つ一方の部分画像が、もう一方の部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係る画像処理装置は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像について全体の面積又はオブジェクトの面積を求め、面積の異なる部分画像間では、面積の小さい部分画像ほど上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る画像処理装置は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が絵柄オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明に係る画像処理装置は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が図形オブジェクトの部分画像より上側に描画され、かつ、図形オブジェクトの部分画像が写真オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明に係る画像処理方法は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてページに描画した場合の相互の重なりを検出し、重なりがある2つの部分画像間では、その重なり領域内にオブジェクトを構成する非背景属性画素をより多く持つ一方の部分画像が、もう一方の部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明に係る画像処理方法は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像について全体の面積又はオブジェクトの面積を求め、面積の異なる部分画像間では、面積の小さい部分画像ほど上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明に係る画像処理方法は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が絵柄オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明に係る画像処理方法は、
各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が図形オブジェクトの部分画像より上側に描画され、かつ、図形オブジェクトの部分画像が写真オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明に係るプログラムは、請求項5,6,7又は8記載の発明に係る画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項10記載の発明に係るコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体は、請求項5,6,7又は8記載の発明に係る画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムが記録されたことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置又は画像処理方法によって得られるページ記述ファイルを一般的なビュアー・ソフトウェアで表示した時に、部分画像間の重なりによる情報欠損の問題が解消もしくは改善される。すなわち、部分画像の重なりにより見えなくなるオブジェクトの面積が小さくなる(請求項1,5)。小さなオブジェクトが大きなオブジェクトに隠れてしまうことがなくなる(請求項2,6)。絵柄オブジェクトによって、それより一般に情報的に重要な文字オブジェクトが隠れてしまうことがなくなる(請求項3,7)。また、写真オブジェクトによって、それより一般に情報的に重要な図形オブジェクトが隠されることがなくなり、かつ、図形オブジェクトによって、それより一般に情報的に重要な文字オブジェクトが隠れることがなくなる(請求項4,8)。また、本発明に係るプログラム又は情報記録媒体に記録されたプログラム(請求項9,10)をコンピュータにロードし実行させることにより、本発明に係る画像処理方法(請求項6〜8)を実施することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用い詳細に説明する。
図1に本発明が実施される画像処理システムの一例を示す。図1において、110はコンピュータであり、111は画像編集装置である。この画像編集装置111は、例えば一般的な構成のパーソナルコンピュータである。
コンピュータ110において、100はCPU、102はCPUのプログラムやデータを記憶するROMまたはHDD(ハードディスク装置)である。101はASICやDSP等を用い画像データを高速に処理する画像処理部であるが、これは必須ではない。103はRAMであり、処理する画像データや実行プログラムなどを展開する作業メモリとして利用される。104は画像入力部であり、例えば紙文書のスキャニングによって画像データを入力するスキャナや、空間の撮像によって電子画像を得るデジタルカメラ等である。105は外部装置とのインターフェース(イーサネット、電話回線、無線等)である。このインターフェース105を介して、例えば外部装置から電子画像を入力したり、コンピュータ110で処理済みのデータを画像編集装置111へ転送し、ビュアー・ソフトウェア(InternetExplorerなど)で表示させることができる。
図2に本発明に係る画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。また、図3は本発明に係る画像処理装置における画像処理の内容を説明するためのフローチャートである。なお、図3は本発明に係る画像処理方法の処理内容を説明するためのフローチャートでもある。したがって、以下の画像処理装置についての説明は画像処理方法についての説明を兼ねる。
図2において、201は処理の対象であるビットマップ画像であり、RAM103上に割り当てられた領域に入力される。このビットマップ画像201は、図1の画像入力部104で得られたものであっても、CPU100でレンダリングして得たものであってもよいが、本発明で対象としているのは文書画像であり、カメラで空間を撮像したような自然画像ではない。特に、1色ベタの背景上に、文字や図形や写真といったオブジェクトが重複なく描かれた文書画像を対象としている。その階調は、1bit/pixel(2値)、8bit/pixel(グレースケール)、24bit/pixel(RGBカラー)のいずれであってもよいが、ここでは各成分が8ビット/pixelのRGBカラーであるとして説明する。
202は部分画像作成処理手段であり、ビットマップ画像201からオブジェクトを検出し、検出した各オブジェクト毎に部分画像を作成する処理を行う。203は描画順決定処理手段であり、部分画像作成処理手段202により作成された部分画像をページに描画する順番を決定する処理を行う。204はファイル作成処理手段であり、部分画像作成処理手段202により作成された部分画像のファイル群205を作成するとともに、それら部分画像を描画順決定処理手段203により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイル206を作成する処理を行う。ただし、部分画像作成処理手段202で部分画像のファイル化を行うようにしてもよい。部分画像とそのファイル、ページ記述ファイルはRAM103上に割り当てられた領域に生成される。
図3において、step1,step2,step3は部分画像作成処理手段202による処理ステップである。step4は描画順決定処理手段203による処理ステップである。step5はファイル作成処理手段204による処理ステップである。
これらの処理ステップは、図1のCPU100によるソフトウェア処理として実行させることも、画像処理部101を利用して実行させることも、一部処理ステップのみ画像処理101を利用して実行させ、その他の処理ステップをCPU100によるソフトウェア処理として実行させることも可能である。CPU100によるソフトウェア処理のみにより実行する形態は、画像処理部101を備えないコンピュータでも可能であるため汎用的である。いずれにしても、図3に示す各処理ステップをコンピュータに実行させるプログラム(換言するならば、図2に示す各処理手段202,203,204としてコンピュータを機能させるプログラム)は、請求項9記載の発明の一実施形態に相当する。また、そのようなプログラムが記録された、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶素子などのコンピュータが読み取り可能な情報記録(記憶)媒体は、請求項10記載の発明の一実施形態に相当する。
以下、図3に示した処理フローに沿って、画像処理の内容を具体的に説明する。
[背景色検出処理ステップ(step1)]
この処理ステップは、部分画像作成処理手段202における前処理に相当する。この処理ステップでは、図4のフローチャートに示すように、ビットマップ画像201の画素値のヒストグラムを求め(step11,step12)、最大度数の画素値を背景色とする(step13)。最も一般的な白色背景であれば、R=255,G=255,B=255のような画素値が背景色となる。
[属性設定処理ステップ(step2)]
この処理ステップも部分画像作成処理手段202における前処理に相当する。この処理ステップでは、ビットマップ画像201の全ての画素に背景又は非背景の属性を付与する。具体的には、図5のフローチャートに示すように、まず初期化処理としてビットマップ画像201の全画素に背景属性を付与する(step21)。実際には、ビットマップ画像201の画素と一対一に対応した属性記録用メモリを用意し、このメモリに画素属性を記録するということである。次に、ピットマップ画像201の注目した1つの画素の画素値が背景色と等しいか調べ(step22)、等しいときには注目画素を含め例えば距離5mm以内の画素に非背景属性を付与す(step23)。注目画素を順次移動させながら同様の処理を繰り返す。全ての画素を処理したならば(step24,Yes)、この処理ステップを終了する。このように、非背景属性の付与の際に膨張処理(step23)を行うことにより、例えば文字間のように非背景色画素が連接していなくても、これをひと固まりのオブジェクトとして検出しやすくなる。
なお、ビットマップ画像201が紙文書のスキャニングで得たものならば、その画素値を量子化した上で上記の「背景色検出処理ステップ」や「属性設定処理ステップ」を行った方が、ノイズの影響を排除でき好ましい。
[部分画像生成処理ステップ(step3)]
この処理ステップは部分画像作成処理手段202による中心的な処理ステップである。この処理ステップでは、全ての画素に背景又は非背景の属性が付与されたビットマップ画像において、近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出する。そして、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた部分画像を生成する。
具体的には、図6のフローチャートに示すように、非背景属性画素の連接を追跡し、連接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出する(step31,32)。つぎに、注目したオブジェクトを囲う最小の矩形(外接矩形)の最大及び最小のX,Y座標を検出し(step33)、その矩形のサイズで、全画素を背景色に初期化した部分画像を作成する(step34)。次に、この部分画像に、ビットマップ画像201の対応したオブジェクトを構成する非背景属性画素の画素値をコピーする(step35)。これで1つのオブジェクトに対応した部分画像が得られた。同様の処理を各オブジェクトについて繰り返し、その部分画像を生成する。
図6に示した処理手順によれば、例えば図7(a)に示すように、一方のオブジェクトLの外接矩形に、もう一方のオブジェクトSの外接矩形が包含される形で重複していても、オブジェクトLの部分画像とオブジェクトSの部分画像をそれぞれ正常に作成可能である。
[描画順決定(step4)]
この処理ステップは描画順序決定処理手段203で実行される。この処理ステップでは、部分画像をページに描画した時に部分画像の重なりによる情報欠損の問題を解消もしくは軽減するように、部分画像のページへの描画順を決定する。この処理ステップにおける処理手順について、以下に3つの実施例を示す。
まず、第1の実施例(請求項1,5対応)においては、部分画像をページに描画した場合の相互の重なりを検出し、重なりがある2つの部分画像の間では、その重なり領域内にオブジェクトを構成する非背景属性画素をより多く持つ一方の部分画像が、もう一方の部分画像より上側に描画されるように描画順を決定する。
例えば、図8(a)に示すような位置関係で描画される2つのオブジェクトN,Wの部分画像の例では、オブジェクトWの方がオブジェクトNより重なり領域に含まれる面積(オブジェクトを構成する非背景属性画素の個数)が大きい。したがって、この例では、オブジェクトWの部分画像の方がオブジェクトNの部分画像より上側に描画されるように描画順が決定される。この描画順で描画した場合には図8(b)のように表示され、逆の描画順で描画した場合には図8(c)のように表示される。いずれの描画順でも元画像の情報欠損は発生するが、図8(a)と図8(b)を対比すれば明らかなように、本実施例により決定した描画順に沿った方(図8(b))が欠損の度合いが少なく問題が小さい。
このような描画順決定処理のフローの一例を図9に示す。まず、ページに描画した場合に重なりのある部分画像を検出する(step51)。部分画像の描画位置が元のビットマップ画像上のオブジェクトの位置と同一の場合には、図3の部分画像生成処理ステップ(step3)で得られた各部分画像の座標情報を利用することにより、部分画像間の重なりの有無の判定と重なり領域の特定をすることが可能である。また、ページ記述ファイルにおいて、元のビットマップ画像におけるオブジェクトの位置と異なった位置に部分画像を描画させる場合には、その描画位置での部分画像間の重なりを調べることになる。
次に、重なりのある部分画像のペアを1組選び(step52)、その2つの部分画像の重なり領域(矩形領域)を特定し(step54)、重なり領域内における各部分画像中の非背景属性画素数を求める(step55)。そして、求めた非背景属性画素数の多い方の部分画像がもう一方の部分画像より上側に描画されるように、2つの部分画像それぞれに描画順を割り当てる(step56)。なお、非背景属性画素数が同一の場合には、任意に選んだ一方の部分画像をもう一方の部分画像より上側に描画するように描画順を割り当てればよい。
重なりが検出された全ての部分画像のペアに対し同様の処理を行うことにより、重なりのある全ての部分画像への描画順の割り当てが終わると(step53,Yes)、重なりが検出されなかった残りの部分画像に描画順を割り当てる(step57)。その割り当て方は任意であるが、例えばラスター順に従って部分画像に描画順を割り当てることができる。なお、重なりのない部分画像に先に描画順を割り当て、その後に重なりのある部分画像への描画順の割り当てを行うようにしてもよい。
次に、第2の実施例(請求項2,6対応)について説明する。本実施例では、部分画像の全体の面積又はオブジェクトの面積を求め、面積の異なる部分画像間では、面積の小さい部分画像ほど上側に描画されるように描画順を決定する。通常、オブジェクトの面積が小さいほど、重なりによる画像欠損面積の全体面積に対する比率が高くなる。つまり、オブジェクトの面積が小さいほど、欠損が許されないといえる。これがこの描画順決定方法の根拠である。このような描画順決定方法は、前記第1の実施例における描画順決定方法と異なり、部分画像の重なりの有無にかかわらず全オブジェクトに適応できることと、部分画像間の重なり領域の特定等も不要であるので処理が単純である。
例えば、図10(a)に示す例では、オブジェクトLの面積(又はその部分画像の全体の面積)より、オブジェクトMの面積(又はその部分画像全体の面積)が小さく、オブジェクトSの面積(又はその部分画像の全体の面積)はさらに小さいので、オブジェクトLの部分画像よりオブジェクトMの部分画像を上側に描画し、オブジェクトMの部分画像よりオブジェクトSの部分画像を上側に描画するような描画順に決定する。
図10(b)は、元のビットマップ画像では重なっていないオブジェクトL,M,Sの部分画像を、重なりが生じるような位置に、上記描画順に従って描画させた例である。画像欠損はあるものの、小さなオブジェクトが大きなオブジェクトに完全に隠れて見えないという最悪の状況は回避される。
このような描画順決定の処理のフローの一例を図11に示す。まず、各部分画像の全体の面積(全画素数)又はオブジェクトの面積(非背景属性画素数)を求める(step61)。次に、各部分画像について求めた面積を大きいものから小さいものへと(降順に)ソートする(step62)。そして、各部分画像に、その面積のソート後の順番に従った描画順を割り当てる(step63)。
次に、第3の実施例(請求項4,8対応)について説明する。本実施例では、各部分画像のオブジェクト種別が、文字、図形、写真のいずれであるか識別する。そして、文字オブジェクトの部分画像が図形オブジェクトの部分画像より上側に描画され、かつ、図形オブジェクトの部分画像が写真オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように部分画像の描画順を決定する。一般に写真より図形の方が、図形より文字の方が、単位面積あたりの情報量は大きいので、写真より図形、図形より文字の方が情報欠損が許されないといえる。これがこの描画順決定方法の根拠である。
図12(a)の例ならば、写真オブジェクトPより図形オブジェクトGを上側、文字オブジェクトTをさらに上側に描画する描画順とする。図12(b)は、元々重なっていなかったオブジェクトG,P,Tの部分画像をこの順で重ねて描画したものであり、画像欠損はあるものの各オブジェクトの情報はおおむね見た者に伝わる。
このような描画順決定の処理フローの一例を図13に示す。まず、各部分画像についてオブジェクト種別を判定する(step71)。具体的には、例えば図14のフローチャートに示すように、部分画像の色数(画素値の種類数)をカウントする(step81)。そして、その色数が2色ならば(step82,Yes)、その部分画像のオブジェクト種別を文字オブジェクトと判定する(step84)。色数が2色より多く(step82,No)かつ10色以内ならば(step83,No)、その部分画像のオブジェクト種別を図形オブジェクトと判定し(step85)、色数が10色を超えるならば(step83,Yes)、その部分画像のオブジェクト種別を写真オブジェクトと判定する(step86)。
次に、写真オブジェクトの部分画像に描画順を割り当てる(step72)。写真オブジェクトの部分画像が複数存在する場合には、例えばラスター順に描画順を割り当てたり、面積の大きい順に描画順を割り当てることができる。
次に、図形オブジェクトの部分画像に、step72で割り当てられた最後の順番の次の順番から描画順を割り当てる(step73)。通常、上書きされる形で描画されるため、描画順が遅い部分画像ほど上側に描画されることになる。図形オブジェクトの部分画像が複数存在する場合には、例えばラスター順に描画順を割り当てたり、面積の大きい順に描画順を割り当てることができる。
最後に、文字オブジェクトの部分画像に描画順を割り当てる(step74)。文字オブジェクトの部分画像が複数存在する場合には、例えばラスター順や面積の大きい順に描画順を割り当てることができる。
なお、一般に写真より図形の方が、また、図形より文字の方が、単位面積あたりの情報量が大きいことは上に述べた。しかし、単位面積あたり情報量の図形・文字間の差に比べれば、写真・図形間の差の方が小さいので、写真オブジェクトと図形オブジェクトをまとめて絵柄オブジェクトとし、絵柄オブジェクトの部分画像より文字オブジェクトの部分画像を上側に描画するように描画順を決定してもよい。これは請求項3,7に対応した実施例である。この場合、処理フローは、図13のstep71で部分画像のオブジェクト種別を文字オブジェクトと絵柄オブジェクトのいずれであるか判定する。つまり、図14のstep82の判定結果がNoとなった部分画像は絵柄オブジェクトと判定するわけである。そして、図13のstep72で絵柄オブジェクトの部分画像に描画順が割り当てられ、step73は省かれ、step74で文字オブジェクトの部分画像に描画順が割り当てられることになる。
[ファイル作成(step5)]
この処理ステップはファイル作成処理手段204で実行される。この処理ステップでは、部分画像を例えばJPEGフォーマットでファイル化するととに、部分画像を決定された描画順でページに描画させる描画コマンドを記述したページ記述ファイルが作成される。ただし、ファイル作成処理手段204ではページ記述ファイルの作成のみを行い、部分画像のファイル化は部分画像作成処理手段202で部分画像の作成直後に行わせるようにしてもよい。
ページ記述ファイルは、例えば図19に示したようなHTMLで記述されたファイルとされる。このページ記述ファイルでは、各部分画像の描画コマンドの順番がそのまま部分画像の描画順になる。描画コマンドで部分画像が描画される座標位置が指定されるが、この座標位置は各部分画像の元のビットマップ画像上の座標位置と同じであってもよいし、異ならせてもよい。
なお、ページ記述ファイルに、JavaScriptのようなスクリプト言語を加えてもよい。そうすると、ビュアー上でユーザがドラッグ&ドロップ操作によって、各オブジェクトを別の座標位置へ移動したり、必要なオブジェクトだけを集めたり、比較したいオブジェクト同士を近づけたりすることができるようになる。
以上、本発明の実施形態に説明したが、本発明はそれのみに限定されるものではなく、様々な変形が許される。例えば、「部分画像作成」までの処理は、MPEG4などの符号化で使用されているオブジェクトを背景から分離する処理を利用してもよい。また、上に説明した描画順決定方法を組み合わせる方法を用いることもできる。
本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成図である。 本発明に係る画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像処理の概略フローを示すフローチャートである。 背景色検出処理のフローチャートである。 属性設定処理のフローチャートである。 部分画像生成処理のフローチャートである。 一方が他方に包含される形で重複したオブジェクトと、その部分画像の説明図である。 第1の実施例における描画順決定方法を説明する図である。 第1の実施例における描画順決定処理フローの一例を示すフローチャートである。 第2の実施例における描画順決定方法を説明する図である。 第2の実施例における描画術決定処理フローの一例を示すフローチャートである。 第3の実施例における描画順決定方法を説明する図である。 第3の実施例における描画順決定処理フローの一例を示すフローチャートである。 部分画像のオブジェクト種別判定のフローチャートである。 ビットマップ画像と、そのオブジェクトの説明図である。 各オブジェクトを矩形で切り出した部分画像を示す図である。 ビットマップ画像のオブジェクトの部分画像の重なりがある例を示す図である。 1のオブジェクトのみ含む部分画像の例を示す図である。 ページ記述ファイルの例を示す図である。 図19のページ記述ファイルに従って描画した例を示す図である。
符号の説明
110 コンピュータ
111 画像編集装置
201 ビットマップ画像
202 部分画像作成処理手段
203 描画順決定処理手段
204 ファイル作成処理手段
205 部分画像ファイル群
206 ページ記述ファイル

Claims (10)

  1. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
    前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてページに描画した場合の相互の重なりを検出し、重なりがある2つの部分画像間では、その重なり領域内にオブジェクトを構成する非背景属性画素をより多く持つ一方の部分画像が、もう一方の部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
    前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像について全体の面積又はオブジェクトの面積を求め、面積の異なる部分画像間では、面積の小さい部分画像ほど上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
    前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が絵柄オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理手段、
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理手段、及び
    前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像を前記描画順決定処理手段により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理手段を有し、
    前記描画順決定処理手段は、前記部分画像作成処理手段により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が図形オブジェクトの部分画像より上側に描画され、かつ、図形オブジェクトの部分画像が写真オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
    前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてページに描画した場合の相互の重なりを検出し、重なりがある2つの部分画像間では、その重なり領域内にオブジェクトを構成する非背景属性画素をより多く持つ一方の部分画像が、もう一方の部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理方法。
  6. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
    前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像について全体の面積又はオブジェクトの面積を求め、面積の異なる部分画像間では、面積の小さい部分画像ほど上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理方法。
  7. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
    前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が絵柄オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理方法。
  8. 各画素が背景属性又は非背景属性を持つビットマップ画像における近接した非背景属性画素の固まりをオブジェクトとして検出し、検出した各オブジェクト毎に、1のオブジェクトを含み、かつ当該該オブジェクトを構成しない画素が背景属性画素とされた矩形の部分画像を作成する部分画像作成処理工程、
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像の描画順を決定する描画順決定処理工程、及び
    前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像を前記描画順決定処理工程により決定された描画順でページに描画させるコマンドが記述されたページ記述ファイルを作成するファイル作成処理工程を有し、
    前記描画順決定処理工程は、前記部分画像作成処理工程により作成された部分画像についてオブジェクト種別を識別し、文字オブジェクトの部分画像が図形オブジェクトの部分画像より上側に描画され、かつ、図形オブジェクトの部分画像が写真オブジェクトの部分画像より上側に描画されるように描画順を決定することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項5,6,7又は8記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 請求項5,6,7又は8記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
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