JP2008057168A - トンネル換気制御装置 - Google Patents

トンネル換気制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057168A
JP2008057168A JP2006233865A JP2006233865A JP2008057168A JP 2008057168 A JP2008057168 A JP 2008057168A JP 2006233865 A JP2006233865 A JP 2006233865A JP 2006233865 A JP2006233865 A JP 2006233865A JP 2008057168 A JP2008057168 A JP 2008057168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
ventilator
unit
control device
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006233865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4762086B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Tokimoto
寛幸 時本
Yoshiro Seki
義朗 関
Masao Takahashi
正雄 高橋
Sukeyuki Yasui
祐之 安井
Kazuchika Nagao
一親 永尾
Toshiaki Adachi
俊朗 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006233865A priority Critical patent/JP4762086B2/ja
Publication of JP2008057168A publication Critical patent/JP2008057168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762086B2 publication Critical patent/JP4762086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】 トンネル内の換気状態を管理し、トンネル内の換気状態を管理するために掛かる電力を低減することのできるトンネル換気制御装置を提供することにある。
【解決手段】 車両感知器2により計測した計測値に基いて、交通量を予測し、予測した交通量がトンネル内に進入したとすると、全ての換気機5を停止した場合、トンネル内の換気状態がどのようになるかを計算し、計算した換気状態に基いて、換気機5の運転又は停止を判断するトンネル換気制御装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トンネルの換気を制御するトンネル換気制御装置に関する。
道路トンネルにおいては、トンネル利用者の安全性・快適性を確保するために、視環境を確保し、トンネル内の汚染物質を許容値以下に維持することが望まれる。そのため、トンネル内に設置されたジェットファンなどの換気機を用いて換気制御が行われている。
トンネルの換気にはさまざまな方式があるが、近年、環境に対する意識の高まりから、集中排気式と呼ばれる方式を採用する場合が増加している。例えば、通行方向が一方向の一方通行トンネルと呼ばれるタイプの場合、トンネル出口部付近に排風機を設置し、トンネル両坑口から外部の空気を吸い込み、汚染物質を含んだトンネル内の空気を外部に排出する。外部への排出時には汚染物質の除去を行う場合もある。このようにして、集中排気式トンネルではトンネル坑口からの汚染物質流出を防止し、坑口周辺の環境に対する影響を極力小さくしている。
また、集中排気式トンネルでは、濃度の高い汚染物質の坑口からの吹き抜けを防止するため、トンネル内の汚染物質濃度を許容値以下に維持するのみならず、常にトンネル内部(排風機)に向かって風を流す必要がある。この状態を集中排気状態と呼ぶ。集中排気式トンネルでは、集中排気状態を維持するために、風速制御を行っている。これにより、集中排気状態を維持し、坑口周辺環境への影響を極力小さくしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−186498号公報
しかしながら、上述のようなトンネルの換気方式では、トンネル内の換気状態を管理し、トンネル内の換気状態を管理するために掛かる電力(主に、換気機の運転に要する電力)を低減することに限界がある。
そこで、本発明の目的は、トンネル内の換気状態を管理し、トンネル内の換気状態を管理するために掛かる電力を低減することのできるトンネル換気制御装置を提供することにある。
本発明の観点に従ったトンネル換気制御装置は、トンネル内に設置された換気機を制御し、前記トンネル内の換気をするトンネル換気制御装置において、交通量に関する情報である交通情報を取得するための交通情報取得手段と、前記交通情報取得手段により取得された前記交通情報に基いて、交通量を予測する交通量予測手段と、前記交通量予測手段により予測された交通量に基いて、トンネル内の換気状態を計算する換気状態計算手段と、
前記換気状態計算手段により計算された前記換気状態に基いて、前記換気機の運転又は停止を判断する換気機運転判断手段とを備えた構成である。
本発明によれば、トンネル内の換気状態を管理し、トンネル内の換気状態を管理するために掛かる電力を低減することのできるトンネル換気制御装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図である。なお、以降における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
本トンネル換気制御装置は、車両感知器2と、車両感知器2から情報を受信する通信路により接続された制御部1と、制御部1からの指令を受信する通信路により接続された集中排風機3及び8台のジェットファン4とからなる。なお、換気機5は、集中排風機3及びジェットファン4の総称である。
図2は、第1の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する各機器の設置場所を示す模式図である。
トンネルTNは、本トンネル換気制御装置が適用されるトンネルである。トンネルTNは、通行方向が一方向である一方通行トンネルである。車両は、走行方向fsに走行する。トンネルTNは、車両が進入する側の抗口を入口抗口、車両が出る側の抗口を出口抗口とする。
制御部1は、本トンネル換気制御装置を管理及び制御するための装置である。制御部1は、主にコンピュータからなる。制御部1は、車両感知器2から受信した情報に基いて、本トンネル換気制御装置における種々の演算を行う。制御部1は、本トンネル換気制御装置における各種データの管理を行う。例えば、制御部1は、記憶部を有している。制御部1は、必要に応じて、この記憶部からのデータの取り出し、記憶部へのデータの書き込みなどの管理を行う。制御部1は、本トンネル換気制御装置を構成する機器(例えば、車両感知器2、集中排風機3又はジェットファン4など)の制御を行う。
車両感知器2は、車両を感知し、交通量を計測する機器である。車両感知器2は、トンネル内を走行する車両の台数を計測するために設けられている。車両感知器2は、計測した交通量を制御部1に送信する。
集中排風機3は、トンネル出口付近に設置され、トンネル両坑口から外部の空気を吸い込み、汚染物質を含んだトンネル内の空気を外部に排出する。集中排風機3は、入口抗口からトンネル内部(集中排風機3)への空気の流れf2及び出口抗口からトンネル内部(集中排風機3)への空気の流れf3を作り出す。集中排風機3は、これらの空気の流れf2,f3により、汚染物質をトンネル外へ排出する。汚染物質は、自動車の排気ガスに含まれる煤煙や一酸化炭素などである。集中排風機3は、制御部1からの指令に応じて、運転又は停止の制御がされる。集中排風機3は、制御部1からの運転風量指令値に応じて、風量が制御される。
ジェットファン4は、汚染物質をトンネル内に滞留させないための送風機である。ジェットファン4は、集中排風機3に対して、出口抗口側に設けられている。ジェットファン4は、通常は集中排風機3と共に使用し、出口抗口から集中排風機3への空気の流れf3を作り出す補助をするために使用される。但し、ジェットファン4は、トンネル内部から出口抗口側への空気の流れを作り出すこともできる。ジェットファン4は、制御部1からの運転台数指令値に応じて、ジェットファン4の運転する台数が制御される。ジェットファン4は、一般に、集中排風機3よりも運転に要する電力の少ない(電気代が安い)送風機である。
換気機5は、制御部1により制御され、トンネル内の空気の流れを制御する。換気機5を運転している場合は、トンネル内は、トンネル両抗口からトンネル内部(集中排風機3)への空気の流れf2,f3となる。換気機5が全て停止している場合は、トンネル内は、原則として、車両の走行方向fsと同一方向の空気の流れf1となる。
図3は、第1の実施形態に係る制御部1の構成を示すブロック図である。
制御部1は、交通量予測部11と、換気状態計算部12と、換気機運転判断部13と、換気機運転指令部14とからなる。
交通量予測部11は、車両感知器2から交通量計測値を受信し、トンネル内を通行する車両の交通量の予測値である交通量予測値を計算する。交通量予測値は、大型車交通量及び小型車交通量などに分類して予測する。
次に、交通量予測部11における交通量の予測方法について説明する。
予め制御部1における記憶部に蓄積された過去1ヶ月間の車両感知器2のデータを基に、交通量予測部11は、1日(24時間)の大型車交通量・小型車交通量の時系列的な推移を平日、休日前、休日、休日明けなどに分類して平均処理する。これにより、交通量予測部11は、各予測項目の基本パターンを作成する。これは、交通特性が平日、休日前、休日、休日明けなどの分類に応じて特有の傾向を示すことが多いからである。例えば、平日の午後0時に今後1時間後の予測を行う場合には、交通量予測部11は、平日用の基本パターンを参照し、該当する時間帯のデータを予測値として用いる。その際に、交通量予測部11は、当日の午後0時までの計測値と基本パターンとのずれを予測に用いることにより、予測精度を向上させる。その際の方法としては、カルマンフィルタなどを適用し自己回帰モデルを用いるなどをして行う。
換気状態計算部12は、交通量予測部11により計算された交通量予測値に基いて、トンネル内の換気状態を計算する。換気状態は、トンネル出口抗口付近の煙霧透過率値(以下、「VI値」という。)及びトンネル内の一様の風速(以下、「トンネル内風速(一様)」という。)などを計算することにより把握する。換気状態計算部12は、交通量予測値相当の車両がトンネル内に進入したとすると、全ての換気機5(集中排風機3及びジェットファン4)を停止した場合、トンネル内の換気状態がどのようになるかを計算する。
換気機運転判断部13は、換気状態計算部12により計算されたトンネル内の換気状態に基いて、換気機5を運転すべきか全て停止すべきかを判断する。換気機運転判断部13は、トンネル内で換気状態が最も悪くなると考えられるトンネル出口坑口付近のVI値が90[%]以上であれば、視環境は良好と判定する。また、換気機運転判断部13は、トンネル内風速(一様)が1.5[m/s]であれば、トンネル内で汚染物質が滞留しないと判定する。換気機運転判断部13は、これらの判定結果に基いて、換気機5を運転するか否かを判断する。
具体的には、換気機運転判断部13は、トンネル出口坑口付近のVI値が90[%]以上で、かつトンネル内風速(一様)が1.5[m/s]であれば、換気機5を運転しなくともよいと判断する。即ち、換気機運転判断部13は、換気機5を全て停止してもよいと判断する。
換気機運転判断部13は、トンネル出口坑口付近のVI値が90[%]未満、又はトンネル内風速(一様)が1.5[m/s]未満の場合は、換気機5を運転する必要があると判断する。
換気機運転指令部14は、換気機運転判断部13からの判断結果に基いて、換気機5を運転するための指令を又は停止するための指令を出力する。換気機5は、換気機運転指令部14からの指令により、運転又は停止をする。換気機運転指令部14は、停止指令を出力する場合は、原則として、全ての換気機5を(集中排風機3及びジェットファン4)を停止させる。即ち、集中排風機3の風量指令値は0[m3/s]、ジェットファン4の運転台数指令値は0[台]となる。これにより、本トンネル換気制御装置は、トンネル抗口からの汚染物質の排出を許容する。
制御部1は、交通量予測部11、換気状態計算部12、換気機運転判断部13、換気機運転指令部14における一連の処理を1時間又は30分周期で行う。
本実施形態によれば、トンネル内の換気状態がよく(トンネル内の最悪VI値が90[%]以上)、かつトンネル内で汚染物質が滞留しない換気状態(トンネル内の風速(一様)が1.5[m/s]以上)であれば、換気機5を停止させることで、換気機5の運転に要する電力(電気代)を削減することができる。即ち、本トンネル換気制御装置は、トンネル抗口からの汚染物質の排出を許容することにより、換気機5の運転に要する電力を削減することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る制御部1Aの構成を示すブロック図である。
本トンネル換気制御装置は、図3に示す制御部1の換気機運転指令部14を換気機運転制御指令部15に代えた点以外は同じである。
換気機運転制御指令部15は、集中排風機3の運転風量及びジェットファン4の運転台数の組み合わせ(以下、「運転組み合わせ」という。)が予め用意されている。換気機運転制御指令部15は、換気機運転判断部13の判断結果が運転の場合、運転組み合わせの一つを選択する。換気機運転制御指令部15は、用意されている運転組み合わせの中から、「トンネル内の汚染物質(煤煙・一酸化炭素)濃度を許容領域に維持」、「トンネル抗口からの汚染物質の排出を抑制」、「換気機運転に要する電気代の削減」の3項目を満たすように、1つの運転組み合わせを選択する。換気機運転制御指令部15は、選択した運転組み合わせに従って、換気機5を制御する。
制御部1は、交通量予測部11、換気状態計算部12、換気機運転判断部13、換気機運転制御指令部15のそれぞれにおける処理を順次に行う一連の処理を1時間又は30分周期で行う。
図5は、第2の実施形態に係る制御部1Aの処理方法を示すフローチャートである。
まず、換気機運転制御指令部15の処理に入る前の制御部1Aにおける処理について説明する。
交通量予測部11は、車両感知器2から受信した交通量計測値に基いて、交通量予測値を計算する(ステップS10)。換気機状態計算部12は、交通量予測値相当の車両がトンネル内に進入した場合のトンネル内の換気状態について計算する(ステップS20)。換気機運転判断部13は、換気機状態計算部12で計算された換気状態に基いて、換気機5を運転すべきか全て停止すべきかを判断する(ステップS30)。
次に、換気機運転制御指令部15における処理について説明する。
換気機運転制御指令部15は、換気機運転判断部13が換気機5を停止してもよいと判断した場合(ステップS30のNo)、全ての換気機5を停止する(ステップS90)。換気機運転制御指令部15は、換気機運転判断部13が換気機5を運転すべきと判断した場合(ステップS30のYes)、以下の処理を開始する。
換気機運転制御指令部15は、交通量予測部11で予測された交通量予測値相当の車両がトンネル内に進入した場合に、各運転組み合わせに従って集中排風機3及びジェットファン4を運転したときに、トンネル内の換気状態(煤煙濃度、一酸化炭素、風向風速)がどのように変化するかを計算する。換気機運転制御指令部15は、運転組み合わせの数だけこの計算を行う(ステップS40)。
換気機運転制御指令部15は、各運転組み合わせの計算結果に基いて、「トンネル内の汚染物質(煤煙・一酸化炭素)濃度を許容領域に維持」及び「トンネル抗口からの汚染物質の排出を抑制」の両方を満たすもののみを選定し、満たさないものを除外する(ステップS60,S70)。
換気機運転制御指令部15は、選定した運転組み合わせの中で「換気機運転に要する電気代の削減」の項目を満たすのに最適な一の運転組み合わせを選択する。即ち、換気機運転制御指令部15は、電気代が最も安くなる運転組み合わせを選択する(ステップS80)。
換気機運転制御指令部15は、最終的に選択した一の運転組み合わせに従って、集中排風機3の運転風量指令値及びジェットファン4の運転台数指令値を決定し、換気機5を運転制御する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、集中排風機3の運転風量及びジェットファン4の運転台数を制御することで、換気機5の運転に要する電気代をさらに削減することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図である。
本トンネル換気制御装置は、図1に示すトンネル換気制御装置において、制御部1を制御部1Bに代え、制御部1Bからの指令を受信する通信路によりそれぞれ接続された3台の窒素酸化物除去装置(以下、「NOx除去装置」という。)7を設けた点以外は同じである。
NOx除去装置7は、窒素酸化物(以下、「NOx」という。)を除去する装置である。NOx除去装置7は、制御部1Bから受信する指令に応じて、運転又は停止を行う。
図7は、第3の実施形態に係るNOx除去装置7の設置場所を示す模式図である。
本トンネル換気制御装置は、3台のNOx除去装置7が取り付けられている。3台のNOx除去装置7は、トンネル内の次の箇所にそれぞれ取り付けられている。NOx除去装置7Aは、集中排風機3の直下付近の入口抗口側に取り付けられている。NOx除去装置7Bは、集中排風機3の直下付近の出口抗口側に取り付けられている。NOx除去装置7Cは、出口抗口付近に取り付けられている。
図8は、第3の実施形態に係る制御部1Bの構成を示すブロック図である。
制御部1Bは、図4に示す制御部1Aに、窒素酸化物除去装置運転箇所判断部16(以下、「NOx除去装置運転箇所判断部16」という。)を追加したものである。
NOx除去装置運転箇所判断部16は、換気機運転判断部13からの判断結果に応じて、運転するNOx除去装置7を判断する。
次に、NOx除去装置運転箇所判断部16における判断方法について説明する。
換気機運転判断部13が換気機5を運転すると判断した場合、トンネル内は、換気機5の運転により、入口抗口から集中排風機3が設置してある地点に向かう風向f2及び出口抗口から集中排風機3が設置してある地点に向かう風向f3の風の流れができる。従って、NOx濃度は、集中排風機3の直下付近が最も高くなると考えられる。そこで、NOx除去装置運転箇所判断部16は、集中排風機3の直下付近に取り付けられている2台のNOx除去装置7A,7Bを運転させる。
換気機運転判断部13が換気機5を停止すると判断した場合、トンネル内は、車両の走行により、車両の走行方向fsと同一方向となる入口抗口から出口抗口に向かう風向f1の風の流れとなる。従って、NOx濃度は、出口抗口付近が最も高くなると考えられる。そこで、NOx除去装置運転箇所判断部16は、出口抗口付近に取り付けられている1台のNOx除去装置7Cを運転させる。
制御部1Bは、交通量予測部11、換気状態計算部12、換気機運転判断部13、換気機運転制御指令部15又はNOx除去装置運転箇所判断部16のそれぞれにおける処理を順次に行う一連の処理を1時間又は30分周期で行う。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、換気機5を運転するか停止するかに応じて、異なる場所に設けられているNOx除去装置7を選択して運転することができる。従って、NOx濃度が最も高いと思われる箇所のNOx除去装置7を運転することができるため、効率的にNOxの除去をすることができる。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図である。
本トンネル換気制御装置は、図6に示すトンネル換気制御装置において、制御部1Bを制御部1Cに代え、制御部1Cに情報を送信する通信路によりそれぞれ接続された3台の窒素酸化物計(以下、「NOx計」という。)9を設けた点以外は同じである。
NOx計9は、NOx濃度を計測する計測器である。NOx計9は、計測したNOx濃度値を制御部1Cに送信する。
図10は、第4の実施形態に係るNOx計9の設置場所を示す模式図である。図中の矢印は、NOx計9とそのNOx計9の計測結果に応じて制御されるNOx除去装置7との対応関係を示している。
3台のNOx計9は、3台のNOx除去装置7の付近にそれぞれ対応するように、トンネル内の次の箇所にそれぞれ取り付けられている。NOx計9Aは、NOx除去装置7Aの付近に取り付けられている。即ち、NOx計9Aは、集中排風機3の直下付近の入口抗口側に取り付けられている。NOx計9Bは、NOx除去装置7Bの付近に取り付けられている。即ち、NOx計9Bは、集中排風機3の直下付近の出口抗口側に取り付けられている。NOx計9Cは、NOx除去装置7Cの付近に取り付けられている。即ち、NOx計9Cは、出口抗口付近に取り付けられている。
図11は、第4の実施形態に係る制御部1Cの構成を示すブロック図である。
制御部1Cは、図8に示す制御部1Bに、NOx除去装置運転判断部17を追加したものである。
NOx除去装置運転判断部17は、NOx計9から受信した計測結果に応じて、そのNOx計9に対応するNOx除去装置7を運転又は停止させる。
次に、NOx除去装置運転判断部17における判断方法について説明する。
NOx除去装置運転判断部17は、予め許容できるNOx濃度値が許容値として設定されている。NOx計9は、自己の取り付けられている付近のNOx濃度を計測する。NOx除去装置運転判断部17は、NOx計9により計測したNOx濃度値を受信する。NOx除去装置運転判断部17は、計測したNOx濃度値と許容値であるNOx濃度値を比較する。NOx除去装置運転判断部17は、比較した結果が計測したNOx濃度値の方が高かった場合、計測したNOx計9に対応するNOx除去装置7を運転させる。NOx除去装置運転判断部17は、比較した結果が計測したNOx濃度値の方が低かった場合、計測したNOx計9に対応するNOx除去装置7を停止させる。ここで、NOx計9A,9B,9Cは、NOx除去装置7A,7B,7Cにそれぞれ対応している。
NOx除去装置運転判断部17は、1分周期で処理を行う。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、NOx計9により実際のNOx濃度を測定し、このNOx濃度測定値に応じて、NOx除去装置7を運転することで、より効率的にNOx除去装置7を運転することができる。従って、トンネル換気制御装置は、トンネル内の換気状態(環境状態)を管理するために掛かる電力(NOx除去装置7の運転に要する電力)をより低減することができる。
(第5の実施形態)
図12は、第5の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図である。
本トンネル換気制御装置は、図9に示すトンネル換気制御装置において、制御部1Cを制御部1Dに代え、制御部1Dに情報を送信する通信路によりそれぞれ接続された煙霧透過率計21、風向風速計22及び一酸化炭素計23を設けた点以外は同じである。
図13は、第5の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する機器の設置場所を示す模式図である。図中の矢印は、計測器等とその計測器等の計測結果に応じて制御される機器との対応関係を示している。
煙霧透過率計21は、集中排風機3の直下付近に設けられている。煙霧透過率計21は、トンネル内の煙霧透過率を計測する計測器である。煙霧透過率計21は、計測した煙霧透過率を制御部1Dに送信する。
風向風速計22は、トンネル出口抗口付近に設けられている。風向風速計22は、トンネル出口抗口付近の風向風速を計測する計測器である。風向風速計22は、計測した風向風速を制御部1Dに送信する。
一酸化炭素計23は、集中排風機3の直下付近に設けられている。一酸化炭素計23は、トンネル内の一酸化炭素濃度を計測する計測器である。一酸化炭素計23は、計測した一酸化炭素濃度値を制御部1Dに送信する。
図14は、第5の実施形態に係る制御部1Dの構成を示すブロック図である。
制御部1Dは、図9に示す制御部1Cに、補助制御部SAを追加したものである。
補助制御部SAは、換気機運転判断部13が換気機5を運転すると判断した場合に、処理を行う。補助制御部SAは、煙霧透過率計21、風向風速計22及び一酸化炭素計23のそれぞれの計測結果に基いて、換気機5の運転条件(集中排風機3の運転風量指令値及びジェットファン4の運転台数指令値)の変更を行う。
補助制御部SAは、換気機運転風量変更量計算部31と、換気機運転風量変更指令部32とからなる。
換気機運転風量変更量計算部31は、煙霧透過率計21により計測された煙霧透過率、風向風速計22により計測された風向風速及び一酸化炭素計23により計測された一酸化炭素濃度値に基いて、換気機5の運転条件の変更量の計算をする。
換気機運転風量変更指令部32は、換気機運転風量変更量計算部31により計算された換気機5の運転条件の変更量を、現状の換気機5の運転条件に足し合わせ、新たな換気機5の運転条件を計算する。ここで、現状の換気機5の運転条件は、換気機5から情報を受信してもよいし、制御部1D又は補助制御部SAで使用している情報を用いてもよい。換気機運転風量変更指令部32は、新たな換気機5の運転条件に基いて、換気機5を運転する。
補助制御部SAは、1分周期で上記一連の処理をする。
本実施形態によれば、第4の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、車両感知器により予測した交通量に基く制御に加え、トンネル内に設置された煙霧透過率計21、風向風速計22及び一酸化炭素計23により、実際の環境状態を測定することで、より確実にトンネル内の換気状態を管理することができる。
(第6の実施形態)
図15は、第6の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図である。
本トンネル換気制御装置は、図12に示すトンネル換気制御装置において、制御部1Dを制御部1Eに代え、一酸化炭素計23を取り除いた点以外は同じである。
図16は、第6の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する機器の設置場所を示す模式図である。図中の矢印は、計測器等とその計測器等の計測結果に応じて制御される機器との対応関係を示している。
煙霧透過率計21は、トンネル出口抗口付近に取り付けられている。煙霧透過率計21は、トンネル出口抗口付近の煙霧透過率を計測する。
風向風速計22は、トンネル内に取り付けられている。風向風速計22は、トンネル内の風向風速を計測する。
図17は、第6の実施形態に係る制御部1Eの構成を示すブロック図である。
制御部1Eは、図14に示す制御部1Dにおいて、補助制御部SAの代わりに、補助制御部SBを設けた点以外は同じである。
補助制御部SBは、換気機運転判断部13が換気機5を停止すると判断した場合に、処理を行う。補助制御部SBは、煙霧透過率計21及び風向風速計22の計測結果に基いて、換気機5の運転を制御する。
補助制御部SBは、JF運転台数変更量計算部41,42と、JF運転台数変更量決定部43と、JF運転台数決定部44と、集中排風機運転判断部45と、換気機運転制御指令部46とからなる。
JF運転台数変更量計算部41は、煙霧透過率計7により計測されたトンネル出口坑口付近の煙霧透過率に基いて、ジェットファン4の運転台数の変更量を計算する。具体的には、JF運転台数変更量計算部41は、煙霧透過率計7により計測されたトンネル出口坑口付近のVI値が80[%]未満の場合、80[%]以上となるのに必要なジェットファン4の運転台数を計算する。
JF運転台数変更量計算部42は、風向風速計22により計測されたトンネル内の風速に基き、ジェットファン4の運転台数の変更量を計算する。具体的には、JF運転台数変更量計算部42は、風向風速計24により計測されたトンネル内の風速が1.0[m/s]未満の場合、1.0[m/s]以上となるのに必要なジェットファン4の運転台数を計算する。
JF運転台数変更量決定部43は、JF運転台数変更量計算部41により計算されたジェットファン4の運転台数の変更量とJF運転台数変更量計算部42により計算されたジェットファン4の運転台数の変更量に基いて、ジェットファン4の運転台数の変更量を決定する。JF運転台数変更量決定部43は、JF運転台数変更量計算部41,42でそれぞれ計算されたジェットファン4の運転台数の変更量の最大をとり、これをジェットファン4の運転台数の変更量として決定する。
JF運転台数決定部44は、JF運転台数変更量決定部43により決定されたジェットファン4の運転台数の変更量に基いて、ジェットファン4の運転台数を決定する。JF運転台数変更量決定部43により決定されたジェットファン4の運転台数の変更量に、現状のジェットファン4の運転台数を足し合わせ、これをジェットファン4の運転台数として決定する。ここで、現状のジェットファン4の運転台数は、ジェットファン4から情報を受信してもよいし、制御部1E又は補助制御部SBで使用している情報を用いてもよい。
集中排風機運転判断部45は、JF運転台数決定部44により決定されたジェットファン4の運転台数に基いて、集中排風機3を運転するか否かを判断する。集中排風機運転判断部45は、JF運転台数決定部44により決定されたジェットファン4の運転台数によるジェットファン4の運転と、集中排風機3による運転のどちらの電気代が安くなるかを判断する。集中排風機運転判断部45は、集中排風機3による運転の方の電気代が安くなると判断した場合は、集中排風機3を運転させる。集中排風機運転判断部45は、集中排風機3による運転の方の電気代が高くなると判断した場合は、集中排風機3を運転させない。
換気機運転制御指令部46は、集中排風機運転判断部45の判断結果に基いて、換気機5を運転制御する。具体的には、換気機運転制御指令部46は、集中排風機運転判断部45が集中排風機3を運転させると判断した場合、集中排風機3を運転させ、風量を制御する。このとき、ジェットファン4は、運転させない。換気機運転制御指令部46は、集中排風機運転判断部45が集中排風機3を運転させないと判断した場合、ジェットファン4を運転させる。ここで、換気機運転制御指令部46は、ジェットファン4を出口抗口側に向けて空気の流れf4を作り出すように運転させる。即ち、ジェットファン4により、汚染物質を出口抗口から排出することを許容する。このとき、換気機運転制御指令部46は、JF運転台数決定部44により決定されたジェットファン4の運転台数に従って、ジェットファン4を運転させる。
補助制御部SBは、1分周期で上記一連の処理をする。
次に、本実施形態による作用について説明する。
換気機運転判断部13は、トンネル内の最悪VI値が90[%]以上で、かつトンネル内風速(一様)1.5[m/s]以上の条件を満たしている場合、換気機5を停止する。但し、この条件は、交通量予測部11により計算された交通予測量に基くものである。従って、実際には、トンネル内の最悪VI値が90[%]未満又はトンネル内風速(一様)1.5[m/s]未満となっている可能性がある。
そこで、実際のトンネル内の換気状態を把握するため、煙霧透過率計21及び風向風速計22を用いて、VI値及び風速を計測する。JF運転台数変更量計算部41は、計測したVI値に基いて、ジェットファン4の運転する台数を計算する。JF運転台数変更量計算部42は、計測した風速に基いて、ジェットファン4の運転する台数を計算する。
JF運転台数変更量計算部41は、実際の最悪VI値が80[%]未満であれば、80[%]以上を維持するようにジェットファン4を運転する台数を計算する。ここで、換気機運転判断部13が、換気機5を運転するか否かを判断するVI値の基準を90[%]としているのに対し、JF運転台数変更量計算部41では、80[%]としている。これは、換気機運転判断部13で換気機5を全て停止した直後に、JF運転台数変更量計算部41により換気機5を運転するといった換気機5に負担の掛かる運転を避けるためである。
JF運転台数変更量計算部42は、実際の風速が1.0[m/s]未満であれば1.0[m/s]以上を維持するようにジェットファンを運転する台数を計算する。ここで、換気機運転判断部13が、換気機5を運転するか否かを判断する風速の基準を1.5[m/s]としているのに対し、JF運転台数変更量計算部42では、1.0[m/s]としているのは、JF運転台数変更量計算部41と同様の理由である。
本実施形態によれば、第4の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、車両感知器2により予測した交通量に基いて、換気機5を停止させた場合であっても、トンネル内に設置された煙霧透過率計21及び風向風速計22により、実際の換気状態を測定することで、より確実にトンネル内の換気状態を管理することができる。また、各種センサにより把握した実際の換気状態に基いて、換気機5を運転する場合、ジェットファン4を運転することで汚染物質の出口抗口側からの排出を許容する方法と、集中排風機3の運転を再開することで汚染物質の排出をする方法のどちらの電気代が安くなるかを判断することで、換気機5を運転するための電気代を抑制することができる。
なお、コンピュータは、演算部(例えば、CPU(central processing unit)・チップセットなどの演算素子、ファームウェア、プログラム(ソフトウェア)など)と記憶部(例えば、ハードディスク、メモリ、各種記憶媒体など)とを有していれば、他の構成であってもよい。よって、1台のコンピュータ(例えばパソコン)に限らず、コンピュータシステムであってもよい。即ち、2台以上のコンピュータ又は任意の台数の記憶装置(例えばストレージ)とを情報の送受信可能にネットワーク化されたものでもよい。コンピュータは、適用される環境に応じて、適宜構成を変更できる。
各実施形態において、トンネル換気制御装置を構成する各機器間を接続する通信路は、無線又は有線のどちらであってもよいし、これらを混在させたものであってもよい。
各実施形態において、具体的に表している数値(例えば、VI値、風速、処理周期など)は、実施形態の一例であり、これらを限定するものではなく、トンネル換気制御装置を適用するトンネルなどの環境状況に応じて、変更することができる。
各実施形態において、換気器5の構成は、適用されるトンネルに合わせて、任意に構成を変更することができる。例えば、集中排風機3は、2台以上有していてもよい。また、ジェットファンは、8台に限らず、8台未満でも9台以上でも構わない。
各実施形態において、車両感知器2は、トンネル内を走行する車両に関する交通情報を取得するものであれば他であってもよい。また、トラフィックカウンタやITV(industrial television)カメラのような大型車、小型車を判別できないものであってもよい。この場合、車両の台数を計測し、全ての車両を大型車や小型車など平均のNOx排出量として、トンネル内のNOx量を把握することができる。また、統計により大型車混入率を用いてもよい。
各実施形態において、換気機運転制御指令部15の代わりに、第1の実施形態の換気機運転指令部14に代えてもよい。トンネル換気制御装置を簡易的なものにすることができる。
なお、各実施形態において、フィードバック制御をし、PI(proportional integral)制御やファジィ制御等、さまざまな方式を加えてもよい。
第5の実施形態において、制御部1Dに、第6の実施形態に係る補助制御部SBを追加してもよい。これにより、第5の実施形態及び第6の実施形態による作用効果を得ることのできるトンネル換気制御装置を構成することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する各機器の設置場所を示す模式図。 第1の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る制御部の処理方法を示すフローチャート。 第3の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係るNOx除去装置の設置場所を示す模式図。 第3の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係るNOx計の設置場所を示す模式図。 第4の実施形態に係る制御部1Cの構成を示すブロック図。 第5の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図。 第5の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する機器の設置場所を示す模式図。 第5の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図。 第6の実施形態に係るトンネル換気制御装置の構成を示すブロック図。 第6の実施形態に係るトンネル換気制御装置を構成する機器の設置場所を示す模式図。 第6の実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…制御部、2…車両感知器、3…集中排風機、4…ジェットファン、5…換気機。

Claims (8)

  1. トンネル内に設置された換気機を制御し、前記トンネル内の換気をするトンネル換気制御装置において、
    交通量に関する情報である交通情報を取得するための交通情報取得手段と、
    前記交通情報取得手段により取得された前記交通情報に基いて、交通量を予測する交通量予測手段と、
    前記交通量予測手段により予測された交通量に基いて、トンネル内の換気状態を計算する換気状態計算手段と、
    前記換気状態計算手段により計算された前記換気状態に基いて、前記換気機の運転又は停止を判断する換気機運転判断手段と
    を有することを特徴とするトンネル換気制御装置。
  2. 前記交通量予測手段により予測された交通量に基いて、前記換気機の運転を制御するための運転条件を判断する換気機運転条件判断手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載のトンネル換気制御装置。
  3. 窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去装置
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル換気制御装置。
  4. 前記トンネル内の異なる場所に設けられ、窒素酸化物を除去する少なくとも2つの窒素酸化物除去装置と、
    前記換気機運転判断手段の判断結果に基いて、前記2つの窒素酸化物除去装置のうち窒素酸化物の濃度が高いと予想される箇所に設置された方の前記窒素酸化物除去装置を運転させるための選択をする窒素酸化物除去装置選択手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトンネル換気制御装置。
  5. 窒素酸化物の濃度を計測する窒素酸化物計と、
    前記窒素酸化物計の計測結果に基いて、前記窒素酸化物除去装置の運転又は停止を判断する窒素酸化物除去装置運転判断手段と
    を有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトンネル換気制御装置。
  6. トンネル内の煙霧透過率を計測する煙霧透過率計、トンネル内の一酸化炭素濃度を計測する一酸化炭素計又はトンネル内の風速を計測する風速計のうち少なくとも1つと、
    前記換気機運転判断手段の判断結果が運転の場合、前記煙霧透過率計により計測された煙霧透過率、前記一酸化炭素計により計測された一酸化炭素濃度又は前記風速計により計測された風速のうち少なくとも1つに基いて、前記換気機の運転条件の変更量を計算する変更量計算手段と、
    前記変更量計算手段により計算された前記変更量に基いて、前記換気機の運転条件を変更する指令を出力する換気機運転条件変更指令出力手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のトンネル換気制御装置。
  7. トンネル内の煙霧透過率を計測する煙霧透過率計又はトンネル内の風速を計測する風速計のうち少なくとも1つと、
    前記換気機運転判断手段の判断結果が停止の場合、前記煙霧透過率計により計測された煙霧透過率又は前記風速計により計測された風速のうち少なくとも1つに基いて、前記換気機の制御をする停止時換気機制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のトンネル換気制御装置。
  8. 前記換気機は、少なくとも2つの送風機及び前記各送風機より運転に要する電力が多い排風機とからなり、
    前記停止時換気機制御手段は、
    前記煙霧透過率計により計測された煙霧透過率又は前記風速計により計測された風速のうち少なくとも1つに基いて、前記送風機の運転台数を計算する送風機運転台数計算手段と、
    前記送風機運転台数計算手段により計算された前記送風機の運転台数の運転に要する電力が、前記排風機の運転に要する電力よりも多いか否かを比較する運転電力比較手段と、
    前記運転電力比較手段の比較結果が高い場合、前記排風機を運転させる停止時排風機運転手段と、
    前記運転電力比較手段の比較結果が否の場合、前記送風機の運転台数により前記送風機を運転させる停止時送風機運転手段と
    を有することを特徴とする請求項7に記載のトンネル換気制御装置。
JP2006233865A 2006-08-30 2006-08-30 トンネル換気制御装置 Active JP4762086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233865A JP4762086B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 トンネル換気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233865A JP4762086B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 トンネル換気制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008057168A true JP2008057168A (ja) 2008-03-13
JP4762086B2 JP4762086B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=39240248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006233865A Active JP4762086B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 トンネル換気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4762086B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040496A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Panasonic Corp 窒素酸化物除去システム
JP2014148877A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Toshiba Corp トンネル換気制御装置およびトンネル換気制御方法
CN107060865A (zh) * 2017-04-28 2017-08-18 长江勘测规划设计研究有限责任公司 轨道交通全封闭站台门辅助排烟系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754600A (ja) * 1993-08-11 1995-02-28 Toshiba Corp トンネル換気制御装置
JPH07324600A (ja) * 1994-06-02 1995-12-12 Toshiba Corp 道路トンネルの換気制御装置
JP2000186498A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Toshiba Corp トンネル換気制御装置
JP2000227000A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Toshiba Corp トンネル換気制御システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754600A (ja) * 1993-08-11 1995-02-28 Toshiba Corp トンネル換気制御装置
JPH07324600A (ja) * 1994-06-02 1995-12-12 Toshiba Corp 道路トンネルの換気制御装置
JP2000186498A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Toshiba Corp トンネル換気制御装置
JP2000227000A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Toshiba Corp トンネル換気制御システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040496A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Panasonic Corp 窒素酸化物除去システム
JP2014148877A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Toshiba Corp トンネル換気制御装置およびトンネル換気制御方法
CN107060865A (zh) * 2017-04-28 2017-08-18 长江勘测规划设计研究有限责任公司 轨道交通全封闭站台门辅助排烟系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4762086B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5784530B2 (ja) トンネル換気制御装置及びその方法
JP4942325B2 (ja) 空気浄化装置
KR20090053028A (ko) 지하철 모니터링 시스템
JP5381277B2 (ja) 送風制御パターン作成装置
JP4762086B2 (ja) トンネル換気制御装置
JP4898732B2 (ja) 対面通行トンネルのジェットファンによるトンネル換気制御システム
JP6089329B2 (ja) 対面通行トンネルのジェットファンによるトンネル換気制御システム
KR102302673B1 (ko) 지하주차장 환경관리 방법 및 이를 이용한 시운전 방법
JP4456007B2 (ja) 地下空間の空調システム
JP2009243241A (ja) 対面通行トンネルのジェットファンによるトンネル換気制御システム
KR20160116129A (ko) 공조 환경 관리시스템 및 그 방법
JP4181344B2 (ja) トンネル換気制御装置
JP4729079B2 (ja) トンネル換気制御装置
KR100377503B1 (ko) 도로터널의 종류식 환기시설 운전 방법
JP5422580B2 (ja) トンネル換気制御装置及び方法
JP2005164133A (ja) ファジイ制御による駐車場内換気システム及び駐車場内換気方法
JP2000027600A (ja) 道路トンネルの換気システム
JP2000186498A (ja) トンネル換気制御装置
JP2014055414A (ja) トンネル換気制御装置
JP2003232199A (ja) トンネル換気制御方法
KR102399105B1 (ko) 차량용 미세먼지 필터 교체시기 모니터링 시스템 및 그 방법
JP2004339871A (ja) トンネル換気制御装置
JP2014148877A (ja) トンネル換気制御装置およびトンネル換気制御方法
JP2000337100A (ja) トンネル換気制御装置
JP2005213843A (ja) トンネル換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4762086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3