JP2008057154A - 建築用床材 - Google Patents

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Abstract

【課題】床下からは勿論、室内からの湿気にも、また、こぼした水などの液体にも影響を受けず、実加工部の強度を確保し、割れ、折れなどの生じない建築用床材を提供し、建物品質を維持することを目的とする。
【解決手段】2枚の2.5〜3.0mmに熱圧成形した中密度木質繊維板13を3枚の防湿シート14で交互に挟むように貼り付けて幅狭長尺板状のフロア基材11を形成し、フロア基材11の一面に化粧シート12を接着積層し、フロア基材11の短手方向両側の位置で、化粧シート12側の中密度木質繊維板13に凸部15a及び凸部15a形状を受ける凹部16aを位置させて凸型実加工部15及び凸型実加工部15の形状を受けうる凹型実加工部16を形成したことを特徴とする建築用床材10としている。
【選択図】図1

Description

この発明は、熱圧成形木質繊維板の内、中密度木質繊維板(MDF)を用いた建築用床材に関するものである。
従来、この種の建築用床材1としては、図2に示すようなものが知られている。建築用床材1は、熱圧成形による高密度、中密度、低密度の木質繊維板の内、中密度木質繊維板2を幅狭長尺に形成したフロア基材3と、その一面に積層した突き板、合成樹脂の化粧薄板又は印刷紙の化粧シート4とから構成され、フロア基材3の短手方向両側のそれぞれに凸型実加工部5、凹型実加工部6が形成されている。
この建築用床材1を図示しない根太に直接あるいはコンパネなどの下張り材7上の一方の側に寄せ、凹型実加工部6の下張り材7に沿った延材部に釘8を打ち込み固定する。そして次の建築用床材1を凹凸に対応させながら、固定し終わった建築用床材1に寄せ付けて凹型実加工部6に釘8を打ち込み、下張り材7に固定して床張りを行っている。
この様な木質繊維板は、解繊した植物繊維を接着剤の存在下で熱圧成形して作られるボードであり、成形上、熱盤に接する表面層が最も高い密度で、厚み方向中央部に向かって行くにしたがい密度が低下する比重傾斜を示している(特許文献1参照)。
また、この様な建築用床材1に対し、ここでは図示していないが、床下の湿気の影響を遮断するため床材の裏面全体に防湿用のオレフィンシートを貼着している(特許文献2参照)。
特許公開2001−207630号 特許公開2003−27730号
しかしながら、特許文献1記載のように中密度木質繊維板2は、表層に近いところから中央部に向かって密度が低くなっており、その密度が低く弱い部分に凸型あるいは凹型の実加工がなされている。したがって、凸型、凹型実加工部5,6の強度が弱く搬送中、作業中に割れたり、折れたり、釘8により割れたりする問題があった。
また、特許文献2の様な建築用床材1にあっては、床下から来る湿気には対処しているが、室内の湿気や床へこぼされた水などの液体によって中密度木質繊維板2が非均等に伸びたり部分的に膨潤したりして、床が反り、ゆがむ等して床材としての建物品質を維持することが出来なかった。
そこで、床下からは勿論、室内からの湿気にも、また、こぼした水などの液体にも影響を受けず、実加工部の強度を確保し、割れなどの生じない建築用床材を提供し、建物品質を維持することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、2枚の2.5〜3.0mmに熱圧成形した
中密度木質繊維板を3枚の防湿シートで交互に挟むように貼り付けて幅狭長尺板状のフロア基材を形成し、該フロア基材の一面に化粧シートを接着積層し、前記フロア基材の短手方向両側の位置で、前記化粧シート側の前記中密度木質繊維板に凸部及び該凸部形状を受ける凹部を位置させて凸型実加工部及び該凸型実加工部の形状を受けうる凹型実加工部を形成したことを特徴とする建築用床材としている。
また、請求項2の発明は、請求項1において、前記凸部、前記凹部のそれぞれの一方の側壁は、2枚の前記中密度木質繊維板の合わせ面に一致し、前記凹部の深い側の深さは前記凸部の浅い側の突出高さの2〜3倍であることを特徴とする建築用床材としている。
以下、この発明の実施の形態を示す図面に基づいて発明を説明する。
図1は、この発明の建築用床材を敷き詰めた状態の部分断面図である。従来と同一ないし均等な部位部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図中10は、建築用床材であり、2枚の熱圧成形による木質繊維板13を3枚の防湿シート14で交互に挟むように貼り付けた幅狭長尺(例えば厚さ約6mm、幅60〜300mm、長さ1800〜3600mm)のフロア基材11と、その一面に積層した突き板、合成樹脂の化粧薄板又は印刷紙等の化粧シート(例えば厚さ0.3mm)12とから構成され、フロア基材11の短手方向両側のそれぞれに凸型実加工部15、凹型実加工部16が形成されている。
この熱圧成形で熱圧縮された中密度木質繊維板13は、木材を細かく繊維状にして、接着剤を含ませ、それを中密度に加熱圧縮した材料であり、MDFと略称され、均質で加工がしやすい。厚さが6mm程度に圧縮された中密度木質繊維板(平均比重0.75〜0.8
)の場合には、先述したように厚み方向の中央部の比重が小さく(例えば0.4)、表面層の比重が大きい(例えば0.9)という比重傾斜があるが、本発明のように厚さ2.5〜3.0mmに圧縮された中密度木質繊維板13は表面層の比重が0.9、中央部もさほど
下がらずほぼ全体で均一であり、しかもこの比重は、足裏で感じる程度の弾力性を備えている。
これに対して、この比重よりより大きく、高圧縮により高密度又は超高密度に仕上げられたものは、高密度木質繊維板(HDFと略称)と称され、通常より硬い床として採用される。
防湿シート14は、オレフィン樹脂等の樹脂系或いはアルミ系のシート或いはフィルムであり、薄い2枚の中密度木質繊維板13を中心と両側から全面的にサンドイッチすることにより、床下や室内の湿気の影響を遮断し、各中密度木質繊維板13が湿気或いは水分を吸収することが無く膨潤せず床の反りや膨らみを生じさせない。万一、一部の中密度木質繊維板13に防湿能力に劣る事態が生じても、他の中密度木質繊維板13に影響を与えないので大きな品質劣化にはならない。
フロア基材11の短手方向両側に位置する化粧シート12側の中密度木質繊維板13にそれぞれ凸部15a及び該凸部15aの形状を受けうる凹部16aを有する凸型実加工部15及び凸型実加工部15の形状を受ける凹型実加工部16を形成している。
また、実加工部15,16の凸部15a、凹部16aのそれぞれの一方の側壁15b、16bは、2枚の中密度木質繊維板13の合わせ面に一致し、凹部16aの深い側の深さは凸部15aの浅い側の突出高さの2〜3倍である。したがって、製造しやすく、かつ隣接する建築用床材10の繋ぎ部の強度を十分に確保することが出来る。
このように製造された沢山の建築用床材10を図示しない根太に直接あるいはコンパネなどの12mm程の厚さの下張り材7上に凸型実加工部15、凹型実加工部16を対応させ
ながら端から順に並べていき、各建築用床材10毎に、その凹型実加工部16の凹部16aを形成する側壁16bに釘8を打ち込み、下張り材7に固定して図1のように床張りを行っている。
したがって、凸部15a、凹部16aは、比重が大きい中密度木質繊維板13であり、薄いため厚み方向において比重が平均的に大きいため、搬送や作業中は勿論、釘打ち作業でも丈夫なため折れたりひび割れたりすることがない。また、このような建築用床材10は、吸湿し、膨潤しやすい中密度木質繊維板13を防湿シート14で両面を覆っているため、吸湿したり、水分を吸収することがないし、かつ厚みが薄いため比重が大きく膨潤は起こりにくい。しかも、両側から防湿シート14でサンドイッチされた薄い中密度木質繊維板13を2枚積層接着しているので、他の中密度木質繊維板13へ湿気や水分が移ることも防がれるので、より一層湿気等で影響を受けることがない。建築用床材10同士の繋ぎ目は、防湿シート14同士が当接して幾分のシールが出来るが、ここに防水処置を施して防水効果を高めることが出来、床への水こぼしにも対処できる。
本願発明の建築用床材の床張り付け状態の断面図である。 従来の図1と同様な断面図である。
符号の説明
7・・・下張り材
8・・・釘
10・・・建築用床材
11・・・フロア基材
12・・・化粧シート
13・・・中密度木質繊維板
14・・・防湿シート
15・・・凸型実加工部
15a・・・凸部
15b・・・側壁
16・・・凹型実加工部
16a・・・凹部
16b・・・側壁

Claims (2)

  1. 2枚の2.5〜3.0mmに熱圧成形した中密度木質繊維板を3枚の防湿シートで交互に挟むように貼り付けて幅狭長尺板状のフロア基材を形成し、該フロア基材の一面に化粧シートを接着積層し、前記フロア基材の短手方向両側の位置で、前記化粧シート側の前記中密度木質繊維板に凸部及び該凸部形状を受ける凹部を位置させて凸型実加工部及び該凸型実加工部の形状を受けうる凹型実加工部を形成したことを特徴とする建築用床材。
  2. 請求項1において、前記凸部、前記凹部のそれぞれの一方の側壁は、2枚の前記中密度木質繊維板の合わせ面に一致し、前記凹部の深い側の深さは前記凸部の浅い側の突出高さの2〜3倍であることを特徴とする建築用床材。
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