JP2008057002A - アルカリ蓄電池用水素吸蔵合金及びアルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池用水素吸蔵合金及びアルカリ蓄電池 Download PDF

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潤 石田
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佳文 曲
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Abstract

【課題】 アルカリ蓄電池の負極に使用するアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金の水素吸蔵能力を向上させて、高容量のアルカリ蓄電池が得られるようにする。
【解決手段】 アルカリ蓄電池の負極に、Ce2Ni7型構造[空間群P6/mmc(194)]又はこれに類似した構造を有する水素吸蔵合金であって、この水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laが、Lc/La<4.89の条件を満たすアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を用いた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池及びこのアルカリ蓄電池の負極に使用するアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金に係り、特に、アルカリ蓄電池の負極に使用するアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金における水素吸蔵能力を向上させて、高容量のアルカリ蓄電池が得られるようにした点に特徴を有するものである。
従来、アルカリ蓄電池としては、ニッケル・カドミウム蓄電池が広く使用されていたが、近年においては、ニッケル・カドミウム蓄電池に比べて高容量で、またカドミウムを使用しないため環境安全性にも優れているという点から、負極に水素吸蔵合金を用いたニッケル・水素蓄電池が注目されるようになった。
そして、このようなニッケル・水素蓄電池からなるアルカリ蓄電池が各種のポータブル機器に使用されるようになり、このアルカリ蓄電池をさらに高性能化させることが期待されている。
ここで、このようなアルカリ蓄電池においては、その負極に使用する水素吸蔵合金として、一般にCaCu5型の結晶を主相とする希土類−ニッケル系水素吸蔵合金や、Ti,Zr,V及びNiを含むラーベス相系のAB2型の結晶を主相とする水素吸蔵合金等が一般に使用されている。
しかし、上記のような水素吸蔵合金は、水素吸蔵能力が必ずしも十分であるとはいえず、アルカリ蓄電池をさらに高容量化させることが困難であった。
そして、近年においては、上記の希土類−ニッケル系水素吸蔵合金における水素吸蔵能力を向上させるために、上記の希土類−ニッケル系水素吸蔵合金にMg等を含有させて、CaCu5型以外のCe2Ni7型等の結晶構造を有する水素吸蔵合金を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、体積当りの容量が230Ah/l以上になった高容量のアルカリ蓄電池を得る場合には、正極容量に対する負極容量の容量比が1.5以下の低い値に抑えられており、さらに高容量のアルカリ蓄電池を得るためには、その負極に用いる水素吸蔵合金の水素吸蔵能力をさらに高めることが必要になった。
しかし、上記のように希土類−ニッケル系水素吸蔵合金にMg等が含有されてCe2Ni7型等の結晶構造を有するようになった水素吸蔵合金であっても、必ずしも十分な水素吸蔵能力が得られるとはいえず、特に、Ceを含む安価な水素吸蔵合金を用いた場合には、結晶構造の歪みなどによって水素吸蔵能力が低下して、高容量のアルカリ蓄電池を得ることが困難になるなどの問題があった。
特開平11−323469号公報
本発明は、負極に水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池における上記のような問題を解決することを課題とするものであり、負極に使用するアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金における水素吸蔵能力を向上させて、高容量のアルカリ蓄電池が得られるようにすることを課題とするものである。
本発明におけるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金においては、上記のような課題を解決するため、Ce2Ni7型構造[空間群P6/mmc(194)]又はこれに類似した構造を有する水素吸蔵合金であって、この水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laが、Lc/La<4.89の条件を満たすようにした。
ここで、上記のアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金においては、上記の水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとアルミニウムとを含むものを用いることができ、例えば、その組成が一般式Ln1-xMgxNiy-a-bAlab(式中、LnはYを含む希土類元素から選択される少なくとも1種の元素、MはV,Nb,Ta,Cr,Mo,Mn,Fe,Co,Ga,Zn,Sn,Zr,In,Cu,Si,P及びBから選択される少なくとも1種の元素であり、0.05≦x<0.35、2.8≦y≦3.9、0.05≦a≦0.25、0≦b≦0.5の条件を満たす。)で表されるものを用いることができる。
また、本発明のアルカリ蓄電池においては、正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、その負極に上記のようなアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を用いるようにした。
本発明におけるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金においては、Ce2Ni7型構造[空間群P6/mmc(194)]又はこれに類似した構造を有する水素吸蔵合金であって、この水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laが、Lc/La<4.89の条件を満たすようにしたため、この水素吸蔵合金中に水素が十分に取り込まれるようになり、この水素吸蔵合金における水素吸蔵能力が大きく向上する。特に、上記の希土類元素の中にCeが含まれている水素吸蔵合金であっても、結晶構造の歪みなどを修正させて、上記の条件を満たすようにすると、水素吸蔵能力が大きく向上する。なお、このように希土類元素の中にCeが含まれている水素吸蔵合金において、その結晶構造の歪みなどを修正するにあたっては、この水素吸蔵合金の組成を調整したり、この水素吸蔵合金にCoなどを含有させるようにしたり、水素吸蔵合金の製造時における溶融や熱処理などの条件を調整させるようにすることができる。
そして、このようなアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を負極に用いた本発明のアルカリ蓄電池においては、このアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金における水素吸蔵能力が大きく向上し、高容量のアルカリ蓄電池が得られるようになる。
以下、本発明の実施例に係るアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金及びこのアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池について説明すると共に、比較例を挙げ、本発明の実施例に係るアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金においては、水素吸蔵能力が向上されて、高容量のアルカリ蓄電池が得られるようになることを明らかにする。なお、本発明におけるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金及びアルカリ蓄電池は、下記の実施例に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
(実施例1)
実施例1においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLaと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、これをアルゴンガス雰囲気中において高周波誘導溶解炉により溶融させた後、これを冷却させて水素吸蔵合金のインゴットを作製した。
そして、この水素吸蔵合金のインゴットを不活性雰囲気中において1000℃で10時間熱処理して均質化させた後、この水素吸蔵合金のインゴットを不活性雰囲気中において機械的に粉砕し、これを分級して、組成がLa0.70Mg0.30Ni3.40Al0.10になった水素吸蔵合金の粉末を得た。なお、上記の水素吸蔵合金の組成は、誘導結合プラズマ分光分析(ICP)により測定した。また、この水素吸蔵合金の粉末についてレーザ回折・散乱式粒度分布測定装置により粒度分布を測定した結果、重量積分が50%における平均粒径が65μmになっていた。
(実施例2)
実施例2においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLaと、Mgと、Niと、Alと、Coとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.70Mg0.30Ni3.20Al0.10Co0.20になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例3)
実施例3においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa及びPrと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.47Pr0.30Mg0.23Ni3.30Al0.10になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例4)
実施例4においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa及びPrと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.45Pr0.30Mg0.25Ni3.30Al0.10になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例5)
実施例5においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa及びNdと、Mgと、Niと、Alと、Coとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.35Nd0.45Mg0.20Ni3.17Al0.13Co0.10になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例6)
実施例6においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alと、Coとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.20Pr0.30Nd0.30Mg0.20Ni3.17Al0.13Co0.10になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例7)
実施例7においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.38Ce0.07Nd0.38Mg0.15Ni3.30Al0.20になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例8)
実施例8においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.34Ce0.17Nd0.34Mg0.15Ni3.30Al0.20になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例9)
実施例9においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce及びNdと、Mgと、Niと、Alと、Coとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.26Ce0.33Nd0.26Mg0.15Ni2.80Al0.20Co0.50になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(実施例10)
実施例10においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.06Ce0.09Pr0.19Nd0.55Mg0.11Ni3.27Al0.23になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(比較例1)
比較例1においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.22Ce0.35Pr0.10Nd0.22Mg0.11Ni3.27Al0.23になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(比較例2)
比較例2においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.26Ce0.33Nd0.26Mg0.15Ni3.20Al0.30になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
(比較例3)
比較例3においては、負極に用いるアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を製造するにあたり、希土類元素のLa,Ce及びNdと、Mgと、Niと、Alとを所定の合金組成になるように混合し、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、上記の平均粒径が65μmで、組成がLa0.26Ce0.33Nd0.26Mg0.15Ni3.00Al0.30になった水素吸蔵合金の粉末を得た。
ここで、上記の実施例1〜10及び比較例1〜3において作製した各水素吸蔵合金の粉末について、それぞれCu−Kα線をX線源とするX線回折測定装置(Rigaku社製 TTR‐II)を用い、管電圧50kV,管電流300mA,スキャン速度1°/minの条件でX線回折測定を行い、その代表として、上記の実施例6において作製した水素吸蔵合金のX線回折測定結果を図1に示した。なお、実施例1〜5,7〜10及び比較例1〜3において作製した各水素吸蔵合金についても、実施例6において作製した水素吸蔵合金とピークの位置が同様のX線回折測定結果が得られた。
そして、実施例1〜10及び比較例1〜3において作製した各水素吸蔵合金のX線回折測定結果は、Ce2Ni7型の結晶構造のものとピークの位置が一致しており、Ce2Ni7型の結晶構造を有していることが分かった。
また、市販の解析ソフト(MDI JADE Var.6.0)を用い、上記のX線回折測定結果に基づき、それぞれ(107)面、(110)面、(201)面、(116)面に相当するピークからそれぞれ格子定数を算出して各面におけるa軸長及びc軸長を求め、各面のa軸長の平均値をa軸長La、各面のc軸長の平均値をc軸長Lcとし、実施例1〜10及び比較例1〜3において作製した各水素吸蔵合金におけるa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laを算出し、その結果を下記の表1に示した。
また、上記の実施例1〜10及び比較例1〜3において作製した各水素吸蔵合金を用い、それぞれ水素吸蔵合金粉末25重量部に対して、ニッケルパウダーを75重量部の割合で加え、これらをペレット状に加圧成形して、上記の各アルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を用いた各負極を作製した。
一方、正極としては、負極に対して十分な容量を有する円筒状に形成した焼結式ニッケル極を使用し、アルカリ電解液としては、30重量%の水酸化カリウム水溶液を用い、図2に示すような試験セルを作製した。
ここで、上記の試験セルにおいては、ポリプロピレン製の容器10内に上記のアルカリ電解液13を収容させ、上記の円筒状に形成した正極11内に負極12と酸化水銀電極からなる参照極14を収容させた状態で、上記の正極11と負極12と参照極14とを上記のアルカリ電解液13に浸漬させた。
そして、上記の各負極を用いた各試験セルを、それぞれ水素吸蔵合金1gに対して180mAの電流で160%まで充電させた後、水素吸蔵合金1gに対して180mAの電流で上記の参照極に対する各負極の電位が−0.5Vになるまで放電させ、このような充放電を5回繰り返して行った。そして、5回の充放電の中で、各負極における水素吸蔵合金の容量が最大となった容量(mAh/g)を求め、その結果を下記の表1及び図3に示した。
Figure 2008057002
この結果、Ce2Ni7型構造を有する水素吸蔵合金であって、この水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laの値が4.89未満になった実施例1〜10の各水素吸蔵合金は、Lc/Laの値が4.89以上になった比較例1〜3の各水素吸蔵合金に比べて、水素吸蔵合金の容量が大きくなっていた。
そして、このようにLc/Laの値を適切に設定することにより、高容量の水素吸蔵合金が得られた。
本発明の実施例6において作製した水素吸蔵合金のX線回折測定結果を示した図である。 本発明の実施例1〜10及び比較例1〜3において作製したアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を負極に用いた試験セルの概略断面図である。 上記の実施例1〜10及び比較例1〜3において作製したアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金において、水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laと、水素吸蔵合金の最大容量との関係を示した図である。
符号の説明
10 容器
11 正極
12 負極
13 アルカリ電解液
14 参照極

Claims (4)

  1. Ce2Ni7型構造[空間群P6/mmc(194)]又はこれに類似した構造を有する水素吸蔵合金であって、この水素吸蔵合金のa軸長Laに対するc軸長Lcの比Lc/Laが、Lc/La<4.89の条件を満たすことを特徴とするアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金。
  2. 請求項1に記載したアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金において、上記の水素吸蔵合金が、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとアルミニウムとを含むことを特徴とするアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金。
  3. 請求項2に記載したアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金において、上記の希土類元素の中にCeが含まれていることを特徴とするアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金。
  4. 正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、その負極に、上記の請求項1〜請求項3の何れか1項に記載したアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を用いたことを特徴とするアルカリ蓄電池。
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