JP2008056178A - 枠体付き窓用板状体及び枠体付き窓用板状体の製造方法 - Google Patents

枠体付き窓用板状体及び枠体付き窓用板状体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる枠体付き窓用板状体及び枠体付き窓用板状体の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、まず、樹脂枠体18の凹部24にサイドガラス12の縁部を嵌着し、次に、樹脂枠体18にガーニッシュ16を嵌合凸部26、28及び嵌合凹部30、32を利用して嵌合させる。この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体10によれば、樹脂枠体18はガーニッシュ16によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、ガーニッシュ16に樹脂枠体18を嵌合させると、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間を無くすように位置決めされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の枠体付き窓用板状体、及び枠体付き窓用板状体の製造方法に係り、特にガーニッシュと称される枠状の周縁装飾部材を介して車体の窓用開口部に取り付けられる枠体付き窓用板状体及びその製造方法に関する。
車両、特に自動車の窓用板状体、例えばフロントガラス、サイドガラス、リヤガラス等のウインドウガラスは、その周縁にウインドウガラスと車両本体開口部の隙間を埋めるガーニッシュと称される周縁装飾部材を設け、開口窓部の固定、封止、雨滴排水等を行うとともに、外観の意匠性向上を図っている。
例えば、特許文献1には、フロントガラスの周縁部を構成するウインドウモールにおいて、ウインドウモール部の表面の意匠面とフロントガラスの表面との距離が車両のルーフ側からフェンダ部に向うに従って徐々に大きくなるように形成する内容が開示されている。このウインドウモール部は、樹脂材料からなる周縁装飾部材(モール本体)と、モール本体とは別体で樹脂材料からなる介装部品とから構成され、この介装部品は、フロントガラスの表面に弾性的に接触するシール部材と、周縁装飾部材の意匠面とフロントガラスの表面との距離に応じて前記シール部材とフロントガラスとの接触位置を徐々に変化させる徐変部とから構成されている。また、特許文献1には、フロントガラスに限定されず、リヤガラスにおいても同様のウインドウモールをその周縁部に構成してもよいことが開示されている。
更に、特許文献2にも同様に、周縁装飾部材である装飾モールディングが、車両用フロントガラスのサイド部との隙間に沿ってフロントガラスから離間するように取り付けられたウインドウモールが開示されている。このウインドウモールは、装飾モールディングとフロントガラスのサイド部に形成された内部空間に、せき部材の頭部が挿入されて係合されることにより、離間部分を形成している。
特開2002−154323号公報 実開2004−224271号公報
特許文献1及び2に記載の周縁装飾部材付きフロントガラスの構成は、フロントガラスに付着した雨水がサイドガラスに流れるのを防止する目的のために、フロントガラスのサイド部において、周縁装飾部材の表面の意匠面とフロントガラスの表面との距離が車両のルーフ側からフェンダ部に向うに従って徐々に大きくなるように形成されているものである。すなわち、特許文献1及び2のウインドウモール構成は、車両の外部から視認できる周縁装飾部材とシール部又はせき部材から構成することにより上記目的を達成できる。
ところで、フロントガラスに対して、特に車体開口部に対する嵌め込み型のサイドガラスでは、前述した雨水対策用のシール部材又はせき部材をウインドウモールに設ける必要がなく、また、このような外部から視認できるシール部材又はせき部材をサイドガラスの周縁装飾部材に設けると、外観意匠性が逆に悪化する。
そこで、前記嵌め込み型のサイドガラスにおいて、その周縁部に周縁装飾部材を直接取り付けた場合には、各々の部品が持つ製作精度のばらつきにより、本来であればシール機能を有するはずの、サイドガラスと周縁装飾部材との接触部において隙間が生じるという不具合が発生した。
このような不具合は、サイドガラス及び周縁装飾部材の製作精度を上げれば対応できるが、製作上限界があり、また製造コストも増大するという問題があった。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる枠体付き窓用板状体及び枠体付き窓用板状体の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の枠体付き窓用板状体の発明は、前記目的を達成するために、車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体であって、前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、前記周縁装飾部材は、前記樹脂枠体と嵌合されることにより、該樹脂枠体の弾性変形によって、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされることを特徴とする。
請求項1によれば、窓用板状体の周縁部に装着される枠体を、周縁装飾部材と車体外側から周縁装飾部材によって隠蔽される樹脂枠体とから構成する。樹脂枠体は、周縁装飾部材によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、周縁装飾部材を樹脂枠体に嵌合させると、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされる。これにより、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる。
また、車両の組立工程において枠体付き窓用板状体を集合部品化して取り付けることができるため、取り付け作業が簡便になり、部品点数が削減され、工程が簡素化される。また、先付けにより枠体を窓用板状体に取り付けるため、車両の組立工程での枠体の脱落を効果的に防止できる。
なお、樹脂枠体の弾性復元力によって窓用板状体を弾性変形させて窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすようにしてもよいが、窓用板状体が弾性変形不能なガラス板の場合には、樹脂枠体が弾性変形して前記隙間を閉塞する。また、樹脂枠体は、窓用板状体の全周縁部に沿って配設してもよく、また、周縁部に所定の間隔をもって配設してもよい。ただし、樹脂枠体は、点接触式のクリップのような形態で窓用板状体に嵌着し周縁装飾部材に嵌合されることは、窓用板状体の全周縁部において前記隙間を閉塞する観点から好ましくない。したがって、樹脂枠体は、線接触式の帯状のような形態で窓用板状体に嵌着し周縁装飾部材に嵌合されることが好ましい。
請求項2に記載の発明は、請求項2において、前記樹脂枠体は、少なくとも二方向に伸延する嵌合凸部が形成され、前記周縁装飾部材は、前記樹脂枠体の前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部が形成され、前記周縁装飾部材の嵌合凹部に前記樹脂枠体の嵌合凸部が嵌合されることにより、周縁装飾部材が樹脂枠体を包持することを特徴とする。
請求項2によれば、装飾部材の嵌合凹部に、樹脂枠体の嵌合凸部を嵌合させて周縁装飾部材に樹脂枠体を包持させることにより、車体外側から樹脂枠体を周縁装飾部材によって隠蔽することができる。なお、前記周縁装飾部材はステンレスであることが防錆性の点から好ましく、また、前記樹脂枠体は、硬すぎると製作誤差を吸収しきれなくなったり、嵌合部に応力が残存したりして好ましくなく、また、柔らか過ぎると周縁装飾部材を位置決めする弾性力を得ることができないため好ましくないので、このような理由から、EPDM(エチレンプロピレンジエンメチレンリンケージ)等の熱可塑性樹脂であることが好ましい。更に、樹脂枠体は押出成形によって形成することがコスト的に好ましい。
請求項3に記載の枠体付き窓用板状体の製造方法の発明は、前記目的を達成するために、車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、前記樹脂枠体が、前記窓用板状体の周縁部に嵌着される工程と、前記嵌着された樹脂枠体に前記周縁装飾部材を嵌合させて、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする。
請求項3によれば、まず、樹脂枠体を窓用板状体の周縁部に嵌着し、次に、この樹脂枠体に周縁装飾部材を嵌合させると、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めされる。この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体によれば、樹脂枠体は周縁装飾部材によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、周縁装飾部材を樹脂枠体に嵌合させると、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされるので、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる。
請求項4に記載の枠体付き窓用板状体の製造方法の発明は、前記目的を達成するために、車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、前記樹脂枠体に、前記周縁装飾部材を嵌合させる工程と、前記周縁装飾部材が嵌合された前記樹脂枠体を窓用板状体に嵌着させることにより、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする。
請求項4によれば、まず、樹脂枠体に周縁装飾部材を嵌合させ、次に、樹脂枠体を窓用板状体に嵌着させると、樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材は、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めされる。この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体によれば、樹脂枠体は周縁装飾部材によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、周縁装飾部材と嵌合された樹脂枠体を窓用板状体に嵌着させると、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされるので、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる。
請求項5に記載の枠体付き窓用板状体の製造方法の発明は、前記目的を達成するために、車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、前記窓用板状体と前記周縁装飾部材とを位置決めした状態で、窓用板状体と周縁装飾部材との間に、前記樹脂枠体を挿入又はスライドして窓用板状体に嵌着、及び周縁装飾部材に嵌合させることにより、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする。
請求項5によれば、まず、窓用板状体と周縁装飾部材とを位置決め(仮止め)し、この状態で、窓用板状体と周縁装飾部材との間に、樹脂枠体を挿入又はスライドして窓用板状体に嵌着、及び周縁装飾部材に嵌合させると、樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材は、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めされる。この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体によれば、樹脂枠体は周縁装飾部材によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされるので、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる。
本発明の枠体付き窓用板状体及び枠体付き窓用板状体の製造方法によれば、窓用板状体の周縁部に装着される枠体を、周縁装飾部材と車体外側から周縁装飾部材によって隠蔽される樹脂枠体とから構成している。樹脂枠体は、周縁装飾部材によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、周縁装飾部材を樹脂枠体に嵌合させると、樹脂枠体の弾性変形によって周縁装飾部材が、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされるので、窓用板状体及び枠体の部品単体の製作精度を上げることなく、窓用板状体と枠体との間の隙間を無くすことができる。また、枠体と窓用板状体が精度よく一体となるよう集合部品化されるため、車体本体に組付ける際に枠体、窓用板状体のいずれを基準に組み付けを行っても、枠体付き窓用板状体を容易に車体本体の所望の位置に組付けることができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本発明において、枠体とは、窓用板状体と車両開口部との間の隙間を閉塞するために用いられるガーニッシュ、樹脂枠体、ガーニッシュに押出成形等により成形されて、ガーニッシュ16に一体的に取り付けられて車両及び窓用板状体と接触されるリップモールであるものとする。また、周縁装飾部材とは、枠体のうち車両の外側表面の一部を形成する面を備えたガーニッシュを指す。また、樹脂枠体は、枠体のうち窓用板状体に嵌着されるとともに周縁装飾部材に嵌合されるもの、一般に弾性を備えたモール、モールディングと称される樹脂部材を指すものとする。
[第1の実施の形態]
図1は、枠体付き窓用板状体10の製造方法の第1の実施の形態を示した説明図であり、車両窓用板状体であるサイドガラス12の周縁に枠体14を装着するその手順が図1の(A)、及び(B)により示されている。
図1に示すサイドガラス12は、車両側部後方に形成された開口部(不図示)に嵌め込み式に固定されるもので、枠体14は、サイドガラス12と車両の前記開口部との間の隙間を塞ぐようにサイドガラス12の縦辺12Aを除く周縁に沿って取り付けられる。
第1の実施の形態の枠体付き窓用板状体10について説明すると、この枠体14は図2の如く、SUS製のガーニッシュ16とこのガーニッシュ16によって車体外側から隠蔽されるEPDM等の熱可塑性樹脂である樹脂枠体18とを備えている。また、ガーニッシュ16の外縁部には、車両と接触されるリップモール20が取り付けられるとともに、ガーニッシュ16の内縁部には、サイドガラス12の外表面と接触されるリップモール22がそれぞれ取り付けられている。これらのリップモール20、22は、押出成形等により成形されて、ガーニッシュ16に一体的に取り付けられ、ガーニッシュ16を構成する一部品として取り扱われる。
樹脂枠体18は、サイドガラス12の縁部に嵌着される凹部24が形成され、この凹部24にサイドガラス12の縁部が嵌着されることにより、サイドガラス12に樹脂枠体18が取り付けられる。また、樹脂枠体18は、二方向に伸延する嵌合凸部26、28が形成され、更にまた、ガーニッシュ16は、樹脂枠体18の嵌合凸部26、28と嵌合する嵌合凹部30、32が形成されている。このガーニッシュ16の嵌合凹部30に樹脂枠体18の嵌合凸部26が嵌合されるとともに、ガーニッシュ16の嵌合凹部32に樹脂枠体18の嵌合凸部28が嵌合されることにより、樹脂枠体18がガーニッシュ16によって包持され、樹脂枠体18がガーニッシュ16によって車体外側から隠蔽される。
また、樹脂枠体18は、図2の組立体状態において、ガーニッシュ16を位置決めするだけの弾性力を有している。したがって、枠体付き窓用板状体10が図2の如く組み立てられた際に、ガーニッシュ16の一部を構成するリップモール22とサイドガラス12の外表面との間に、双方の製作誤差に起因して隙間が生じていた場合、樹脂枠体18が弾性変形することによりガーニッシュ16はその製作誤差を吸収する方向に位置決めされる。これにより、ガーニッシュ16のリップモール22が図2の如くサイドガラス12の外表面に接触し、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間が無くなり、防水性が高められる。
次に、第1の実施の形態の製造方法について図1、及び図3の模式図を参照しながら説明する。
まず、樹脂枠体18の凹部24にサイドガラス12の縁部を嵌着し(図1(A)、図3(A))、次に、この樹脂枠体18にガーニッシュ16を嵌合凸部26、28及び嵌合凹部30、32を利用して嵌合させる(図1(B)、図3(B))。そうすると、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間が無くなるように位置決めされ、リップモール22がサイドガラス12の外表面に接触する。
この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体10によれば、樹脂枠体18はガーニッシュ16によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、ガーニッシュ16に樹脂枠体18を嵌合させると、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間を無くすように位置決めされる。これにより、サイドガラス12及びガーニッシュ16の部品単体の製作精度を上げることなく、サイドガラス12とリップモール22との間の隙間を無くすことができる。
また、樹脂枠体18は、硬すぎると製作誤差を吸収しきれなくなったり、嵌合部に応力が残存したりして好ましくなく、また、柔らか過ぎるとガーニッシュ16を位置決めするための弾性変形を得ることができないため好ましくない。よって、このような理由から樹脂枠体18は、EPDM(エチレンプロピレンジエンメチレンリンケージ)等の熱可塑性樹脂製である。
なお、リップモール22の無いガーニッシュ16の場合は、樹脂枠体18の弾性変形によってサイドガラス12の外表面との間の隙間を無くすようにガーニッシュ16が位置決めされる。また、図3(A)では、樹脂枠体18にガーニッシュ16を被せるように嵌合させた例が示されているが、図3(C)に示すように、ガーニッシュ16に樹脂枠体18を差し込んで双方を嵌合させてもよい。図3では、リップモール20を省略している。
また、外観意匠への影響が小さい構成とすれば、図11に示すようにリップモール20,22は樹脂枠体18と一体に成形することも可能である。このとき、リップモール20、22は必ずしもガーニッシュ16に隠蔽されなくてもよい。前述のリップモール20、22のように車体外側から見て意匠の完成度を阻害しない構成であれば、樹脂枠体と一体に構成された部材が車体外側がら隠蔽されない外観意匠を構成することも可能である。
[第2の実施の形態]
図4は、枠体付き窓用板状体10の製造方法の第2の実施の形態を示した説明図であり、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同一又は類似の部材については、同一の符号を付して説明する。
第2の実施の形態の枠体付き窓用板状体10の枠体14は図5(A)、(B)の如く、SUS製のガーニッシュ16とこのガーニッシュ16によって車体外側から隠蔽されるEPDM等の熱可塑性樹脂である樹脂枠体18とを備えている。また、ガーニッシュ16の内縁部には、サイドガラス12の外表面と接触されるリップモール22が取り付けられている。
樹脂枠体18は図4(A)、(B)の如く、帯状に形成された所定長さの2本の樹脂枠体18、18から構成される。また、各々の樹脂枠体18には、図5(A)の如くサイドガラス12の縁部に嵌着される凹部24が形成され、この凹部24が図5(B)の如く広がるように樹脂枠体18を弾性変形させて、凹部24にサイドガラス12の縁部を嵌着することにより、サイドガラス12に樹脂枠体18が取り付けられる。また、樹脂枠体18は、二方向に伸延する嵌合凸部26、28が形成され、更にまた、ガーニッシュ16は、樹脂枠体18の嵌合凸部26、28と嵌合する嵌合凹部30、32が形成されている。このガーニッシュ16の嵌合凹部30に樹脂枠体18の嵌合凸部26が嵌合されるとともに、ガーニッシュ16の嵌合凹部32に樹脂枠体18の嵌合凸部28が嵌合されることにより、樹脂枠体18がガーニッシュ16によって包持され、樹脂枠体18がガーニッシュ16によって車体外側から隠蔽される。
また、樹脂枠体18、18は、図5(B)の二点鎖線の組立体状態において、ガーニッシュ16を位置決めするだけの弾性力を有している。したがって、枠体付き窓用板状体10が図5(B)の如く組み立てられた際に、ガーニッシュ16の一部を構成するリップモール22とサイドガラス12の外表面との間に、双方の製作誤差に起因して隙間が生じていた場合、樹脂枠体18、18が弾性変形することによりガーニッシュ16はその製作誤差を吸収する方向に位置決めされる。これにより、ガーニッシュ16のリップモール22が図5(B)の如くサイドガラス12の外表面に接触し、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間が無くなり、防水性が高められる。
次に、第2の実施の形態の製造方法について図4、及び図6の模式図を参照しながら説明する。
まず、樹脂枠体18にガーニッシュ16を嵌合凸部26、28及び嵌合凹部30、32を利用して嵌合させる(図4(A)、図6(A))。次に、樹脂枠体18の凹部24にサイドガラス12の縁部を嵌着する(図4(B)、図6(B))。そうすると、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間が無くなるように位置決めされ、リップモール22がサイドガラス12の外表面に接触する。
この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体10によれば、樹脂枠体18はガーニッシュ16によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められ、且つ、ガーニッシュ16に樹脂枠体18を嵌合させると、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間を無くすように位置決めされる。これにより、サイドガラス12及びガーニッシュ16の部品単体の製作精度を上げることなく、サイドガラス12リップモール22との間の隙間を無くすことができる。
なお、図7(A)、(B)は、ガーニッシュ16が嵌合された樹脂枠体16を、凹部24を広げることなく、凹部24に対してサイドガラス12の縁部を相対的に水平移動させて、サイドガラス12の縁部を凹部24に嵌着させる図が示されている。この組立方法によれば、U字形状の枠体14がその間隔を広げることができるように弾性変形可能の場合に有効である。
また、図8(A)、(B)は、ガーニッシュ16が嵌合された樹脂枠体16を、サイドガラス24の縁部に対して斜め方向に移動させて、凹部24をサイドガラス12の縁部に嵌着させる図が示されている。この組立方法によれば、U字形状の枠体14が捻じることができるように弾性変形可能の場合に有効である。図7、図8とも図面上においてリップモール22を省略している。
[第3の実施の形態]
図9は、枠体付き窓用板状体10の製造方法の第3の実施の形態を示した説明図であり、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同一又は類似の部材については、同一の符号を付して説明する。
第3の実施の形態の枠体付き窓用板状体10の枠体14も、第1及び第2の実施の形態と同様に図10(A)、(B)の如く、SUS製のガーニッシュ16とこのガーニッシュ16によって車体外側から隠蔽されるEPDM等の熱可塑性樹脂である樹脂枠体18とを備えている。
この枠体付き窓用板状体10の製造方法は、まず、図10の如くサイドガラス12とガーニッシュ18とを不図示の位置決め部材により仮止めし、この状態で、サイドガラス12とガーニッシュとの間に、樹脂枠体18を挿入又はスライドさせて、樹脂枠体18の凹部24にサイドガラス12を嵌着するとともに、ガーニッシュ16に嵌合凸部26、28、嵌合凹部30、32を利用して嵌合させる。そうすると、樹脂枠体18の弾性変形によりガーニッシュ16は、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間が無くなるように位置決めされる。
この製造方法にて製造された枠体付き窓用板状体10によれば、樹脂枠体18はガーニッシュ16によって車体外側から視認されないため外観意匠性が高められる。そして、樹脂枠体18の弾性変形によってガーニッシュ16が、リップモール22とサイドガラス12の外表面との間の隙間を無くすように位置決めされるので、サイドガラス12及びガーニッシュ16の部品単体の製作精度を上げることなく、サイドガラス12と枠体14との間の隙間を無くすことができる。
本発明は、車両用のウインドウガラスにおいて、特に車体開口部に嵌め込み式のサイドガラスに好適である。なお、以上において自動車のサイドガラスに用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、航空機、船舶等の輸送機関やビル、住宅などの建造物等の開口部において、ガラス板の縁部に窓枠部材が予め取り付けられた枠体付き窓用板状体を取り付ける際にも利用することもできる。
第1の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した説明図 図1の2−2線に沿う枠体付き窓用板状体の断面図 第1の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した模式図 第2の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した説明図 図4に示した枠体付き窓用板状体の断面図 第2の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した模式図 第2の実施の形態の枠体付き窓用板状体の別の製造方法を示した模式図 第2の実施の形態の枠体付き窓用板状体の別の製造方法を示した模式図 第3の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した説明図 第3の実施の形態の枠体付き窓用板状体の製造方法を示した模式図 リップモールが樹脂枠体と一体に成形された枠体付き窓用板状の断面図
符号の説明
10…枠体付き窓用板状体、12…サイドガラス、14…枠体、16…ガーニッシュ、18…樹脂枠体、20、22…リップモール、24…凹部、26、28…嵌合凸部、30、32…嵌合凹部

Claims (5)

  1. 車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体であって、
    前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、
    前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、
    前記周縁装飾部材は、前記樹脂枠体と嵌合されることにより、該樹脂枠体の弾性変形によって、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間を無くすように位置決めされることを特徴とする枠体付き窓用板状体。
  2. 前記樹脂枠体は、少なくとも二方向に伸延する嵌合凸部が形成され、
    前記周縁装飾部材は、前記樹脂枠体の前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部が形成され、
    前記周縁装飾部材の嵌合凹部に前記樹脂枠体の嵌合凸部が嵌合されることにより、周縁装飾部材が樹脂枠体を包持する請求項1に記載の枠体付き窓用板状体。
  3. 車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、
    前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、
    前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、
    前記樹脂枠体が、前記窓用板状体の周縁部に嵌着される工程と、
    前記嵌着された樹脂枠体に前記周縁装飾部材を嵌合させて、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする枠体付き窓用板状体の製造方法。
  4. 車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、
    前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、
    前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、
    前記樹脂枠体に、前記周縁装飾部材を嵌合させる工程と、
    前記周縁装飾部材が嵌合された前記樹脂枠体を窓用板状体に嵌着させることにより、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする枠体付き窓用板状体の製造方法。
  5. 車体開口部に取り付けられるとともに窓用板状体の周縁部に枠体を装着した枠体付き窓用板状体の製造方法であって、
    前記枠体は、周縁装飾部材と該周縁装飾部材によって車体外側から隠蔽される樹脂材料からなる樹脂枠体とを備え、
    前記樹脂枠体は、前記窓用板状体に嵌着されるとともに前記周縁装飾部材と嵌合する嵌合部が形成され、
    前記窓用板状体と前記周縁装飾部材とを位置決めした状態で、窓用板状体と周縁装飾部材との間に、前記樹脂枠体を挿入又はスライドして窓用板状体に嵌着、及び周縁装飾部材に嵌合させることにより、該樹脂枠体の弾性変形により周縁装飾部材を、周縁装飾部材と窓用板状体との間の隙間が無くなるように位置決めする工程とを備えたことを特徴とする枠体付き窓用板状体の製造方法。
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