JP2008056132A - 電動位置調整式ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールに衝撃荷重が作用したときに、減速機の出力側ギヤ部を損傷することなく安定した衝撃エネルギーの吸収を行うことができる電動位置調整式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】電動アクチュエータ50によって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置であって、前記電動アクチュエータ50は、電動モータ55の回転力を減速する減速機54,56と、該減速機54,56の減速出力に基づいて雄ねじを形成した連結ロッド58及びこれに螺合するナットの何れかを軸方向に進退させるロッド駆動機構とを有し、前記減速機54,56の出力側ギヤ部54における少なくとも軸方向一端にギヤ加工部54eに連接するギヤ未加工部54dを形成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動アクチュエータによって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置に関する。
従来、電動チルト機構及び電動テレスコ機構の少なくとも一方を備えた電動位置調整式ステアリング装置にあっては、ウォームホイールと調節ロッドの雄ねじ部との噛合部のバックラッシュを解消するために、ウォームホイールを金属製の主体と合成樹脂性の補助体とから構成し、調整ロッドの雄ねじ部を補助体の補助ねじ孔に押し広げつつ螺入するようにした電動式位置調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−11481号公報(第1頁、図1及び図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ウォームホイールの中心にねじ孔を設けることにより、ウォームに噛合するウォームホイールと連結ロッドの雄ねじに螺合するナットの機能を兼ねているので、部品点数を減少させることができるものであるが、ウォームホイールが金属であり、これに噛合するウォームも金属製とした場合、両者の摩擦による作動音が大きくなり、この作動音を減少させるにはウォームホイールを支持する軸受としてコストの高い調心軸受を用いる必要があり、全体の製造コストが嵩むという未解決の課題がある。
この未解決の課題を解決するために、例えば図11に示すように、ウォーム1に噛合するウォームホイール2の全体を合成樹脂材で、中央部の大径部2aとその両端の小径部2b及び2cとを有する円筒状に形成し、大径部2aの外周面にヘリカルギヤ3を形成すると共に、内周面に雌ねじ4を形成し、ウォームホイール2の両端を玉軸受5,6で回転自在に支持すると共に、雌ねじ4に連結ロッド7の雄ねじ8を螺合させるように構成することが考えられる。
このように、ウォームホイール2全体を合成樹脂材で形成する場合には、大径部2aに形成したヘリカルギヤ3の歯元が玉軸受5及び6の内輪に当接するので、例えば図11において、連結ロッド7に右側から衝撃荷重Fが作用した場合には、その衝撃荷重Fをウォームホイール2の大径部2aの玉軸受6と当接する端面で受けることになり、図12(a)でハッチング図示のようにヘリカルギヤ部の歯元で衝撃荷重を受けることになり、図12(b)に示すように、ヘリカルギヤ部の歯元が比較的長く破断する。
このため、連結ロッド7内に衝撃力を吸収するようにコラプス荷重を設定した部材を設けた場合、ウォームホイール2のヘリカルギヤ部の歯元が比較的長く破断することにより、ヘリカルギヤ部の破断の状況によってコラプス荷重が変化することになり、安定したコラプス荷重を設定することができないという新たな課題が生じる。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、減速機の出力側ギヤ部の状況によるコラプス荷重の変動を確実に防止することができる電動位置調整式ステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動位置調整式ステアリング装置は、電動アクチュエータによって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置であって、前記電動アクチュエータは、電動モータの回転力を減速する減速機と、該減速機の減速出力に基づいて雄ねじを形成した連結ロッド及びこれに噛合するナットの何れかを軸方向に進退させる直動機構とを有し、前記減速機の出力側ギヤ部における少なくとも軸方向一端にギヤ加工部に連接するギヤ未加工部を形成するようにしたことを特徴としている。
また、請求項2に係る電動位置調整式ステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記出力側ギヤ部は、ギヤ加工部とギヤ未加工部との連接部がギヤ切り上げ形状とされていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動位置調整式ステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記減速機はウォームギヤで構成され、出力側ギヤ部がウォームホイールであることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動位置調整式ステアリング装置は、電動アクチュエータによって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置であって、前記電動アクチュエータは、電動モータの回転力を減速する減速機と、該減速機の減速出力に基づいて雄ねじを形成した連結ロッド及びこれに噛合するナットの何れかを軸方向に進退させる直動機構とを有し、前記減速機の出力側ギヤ部における少なくとも前記ステアリングホイールから入力される衝撃荷重を受ける端部側にギヤ加工部に連接するギヤ未加工部を形成するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、減速機の出力側ギヤ部における少なくとも一端にギヤ加工部に連接するギヤ未加工部を形成するようにしたので、このギヤ未加工部が転がり軸受に当接することにより、転がり軸受との接触面積が広くなり、衝撃荷重が伝達された場合でも出力側ギヤ部を大型化することなくギヤ加工部に破断等の影響が出ることを確実に防止できるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による電動テレスコ調整式ステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明による電動テレスコ調整式ステアリング装置の第1の実施形態を示す全体構成図、図3は図2のA−A線上の断面図、図4は図3のB−B線上の断面図、図5は本発明の要部の断面図、図6は本発明の要部であるチルト機構のウォームホイールを示す図、図7は本発明の要部であるテレスコ機構のウォームホイールを示す図、図8はテレスコ機構の電動モータ取付部を示す断面図である。
図1において、ステアリングコラム装置10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するステアリングコラム12を有する。ステアリングシャフト11には、その後端にステアリングホイール13が装着され、ステアリングシャフト11の前端にはユニバーサルジョイント14を介して中間シャフト15が連結されている。中間シャフト15にはその前端にユニバーサルジョイント16を介してラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ17が連結されている。このステアリングギヤ17の出力軸がタイロッド18を介して転舵輪19に連結されている。
そして、運転者がステアリングホイール13を操舵すると、ステアリングシャフト11、ユニバーサルジョイント14、中間シャフト15、ユニバーサルジョイント16を介してその回転力がステアリングギヤ17に伝達され、ラックアンドピニオン機構で回転運動が車両幅方向の直線運動に変換されてタイロッド18を介して転舵輪19を転舵する。
なお、ステアリングコラム12の車両後方部位には、後述するチルト機構30及びテレスコ機構50を駆動するコンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配設されている。
ステアリングコラム装置10は、図5に示すように後ろ上がりに傾斜しており、ステアリングシャフト11が、ステアリングホイール13を取付けたアウタシャフト11aと、このアウタシャフト11aに摺動自在に係合されたインナシャフト11bとで構成されている。
また、ステアリングコラム12が図2及び図5に示すようにアウタコラム12aと、このアウタコラム12aに摺動自在に保持されたインナコラム12bとで構成され、インナコラム12bのステアリングホイール13側端部内周面に配設された転がり軸受12cによってステアリングシャフト11のアウタシャフト11aが回転自在に支持されている。アウタコラム12aはそのユニバーサルジョイント14側の前端(図2において左端)が車体側部材21に取付けられたロアブラケット22にピボットピン23によって上下方向に揺動自在に支持され、ステアリングホイール13側の後端(図2において右端)が車体側部材21に取付けられたアッパブラケット24に上下方向に移動自在に支持されている。
このアッパブラケット24は、図3に示すように、車体側部材21に取付けられる中央部が上方に膨出された膨出部24aを有する取付板部24bと、この取付板部24bの膨出部24aの左右位置から下方に延長する案内板部24c及び24dと、これら案内板部24c及び24dの下端部間を連結する底板部24eとで方形枠状に形成されている。
そして、アッパブラケット24の取付板部24b、案内板部24c,24d及び底板部24eで囲まれる案内空間24f内に前述したアウタコラム12aに水平方向に突出され端部が案内板部24c及び24dと近接対向する垂直の案内面12cを有する案内板部12d,12eが挿通されている。
そして、案内板部12eがチルト機構30によって上下方向に移動可能に保持されている。チルト機構30は、図3に示すように、一端がアッパブラケット24の案内板部24dの下端部に一体に形成された略方形枠状のギヤハウジング31内で回転自在に支持されると共に、他端が前述したアッパブラケット24の取付板部24bの下面に配設した転がり軸受34によって回転自在に支持され、案内板部24dに沿って上下方向延長し、且つに回転自在に支持されたねじ軸35を有する。
このねじ軸35には、ギヤハウジング31内位置にウォームホイール36が装着され、このウォームホイール36にウォーム37が噛合されている。
このウォームホイール36は、図3及び図6(a)に示すように、上下両端部に形成された小径部36a及び36bと、これら小径部36a及び36b間の中央に形成された大径部36cとを有する円筒状に形成されている。小径部36a及び36bには、ギヤハウジング31に固定された玉軸受38a及び38bの内輪内に挿通されて回転自在に保持されている。
また、大径部36cには、後述するように、ねじ軸35を介して図6(a)で見て上方に向かう衝撃荷重が伝達されたときに、この衝撃荷重を受ける側即ち玉軸受38a側に円筒状のギヤ未加工部36dを形成するように外周面に下端側からヘリカルギヤ加工部36eが形成されている。
そして、ウォームホイール36のヘリカルギヤ加工部36eに、ウォーム37が噛合され、ウォームホイール36の内周面にねじ軸35が嵌合されている。
また、ウォーム37は、図4に示すように、ギヤハウジング31内に配設された転がり軸受39a及び39bによって回転自在に保持され、その一端が、アッパブラケット24の案内板部24dに形成された取付板部24gに固定された電動モータ40の出力軸40aにカップリング39を介して連結されている。
ここで、ウォームホイール36及びウォーム37で減速機が構成され、ウォームホイール36が出力側ギヤ部とされている。また、ねじ軸35とナット45とで直動機構が構成されている。
また、図3に示すように、ギヤハウジング31のねじ軸35を挿通する挿通孔31aを形成した上面板部31bにねじ軸35を覆う円筒覆体41が配設され、この円筒覆体41の先端(図3の上側)にねじ軸35の外周面に摺接する大きな弾性を有するポリウレタン等の合成樹脂で製作されたリップ42が配設されている。同様に、転がり軸受34の下端面にもねじ軸35の外周面に摺接するリップ43が配設されている。
そして、ねじ軸35のリップ42及び43間に、断面方形のナットホルダ44に保持されたナット45が螺合されている。このナットホルダ44はアッパブラケット24の案内板部24dに形成された上下方向に延長する案内溝46内に係合することにより、ナットホルダ44のねじ軸35における軸芯回りの回転運動が規制され、ねじ軸35の正逆回転によってナットホルダ44が上下方向に移動される。このナットホルダ44に突出形成された係合ピン47が前述したアウタコラム12aの先端に形成されたアウタコラム12aの軸方向に延長する長孔24hに係合されている。
したがって、電動モータ40によってウォーム37を正逆転駆動することにより、ウォームホイール36を介してねじ軸35が正逆転駆動され、これによってナットホルダ44が上下動され、アウタコラム12aがピボットピン23を中心として上下に揺動されてチルト機能を発揮することができる。
そして、ステアリングコラム12のアウタコラム12a及びインナコラム12b間に図5に示すように電動アクチュエータとしてのテレスコ機構50が設けられている。
このテレスコ機構50は、図5に示すように、ステアリングコラム12のアウタコラム12aのステアリングホイール13側に固定されたギヤハウジング51を有する。このギヤハウジング51には、ステアリングコラム12の軸方向に所定距離だけ離れて対向配置された玉軸受52及び53によってウォームホイール54が回転自在に支持されている。
このウォームホイール54は、図7に示すように、左右両端部に形成された小径部54a及び54bと、これら小径部54a及び54b間の中央に形成された大径部54cとを有する円筒状に形成されている。小径部54a及び54bには、ギヤハウジング51に固定された玉軸受52及び53の内輪内に挿通されて回転自在に保持されている。
また、大径部54cには、後述するように、連結ロッド58を介して衝撃荷重が図6で見て右方から伝達されたときに、この衝撃荷重を受ける側即ち玉軸受53側に円筒状のギヤ未加工部54dを形成するように外周面に右端側からヘリカルギヤ加工部54eが形成されている。
そして、ウォームホイール54のヘリカルギヤ加工部54eには、図7及び図8に示すように、ギヤハウジング51に取付けられた電動モータ55の出力軸に連結されたウォーム56が噛合され、これらウォームホイール54及びウォーム56で減速機が構成され、ウォームホイール54が出力側ギヤ部とされている。また、連結ロッド58とウォームホイール54内周の雌ねじ部54fとで直動機構が構成されている。
一方、ステアリングコラム12のインナコラム12bのステアリングホイール13側端部近傍にギヤハウジング51と周方向で同一方向に延長する連結プレート57が取付けられ、この連結プレート57とギヤハウジング51との間に連結ロッド58が配設されている。
この連結ロッド58は一端が連結プレート57の下端にピボットピン59で回動可能に取付けられたアウタロッド58aと、このアウタロッド58aの他端に摺動自在に係合されたインナロッド58bとで構成されている。
これらアウタロッド58a及びインナロッド58bとの係合部には、通常時のドライバによる人力によってはアウタロッド58a及びインナロッド58b間の相対移動を規制するが、二次衝突時に衝撃荷重がステアリングホイール13、インナコラム12b、連結プレート57を介してアウタロッド58aに伝達されたときには、アウタロッド58a及びインナロッド58b間の相対移動を許容する連結部材60が配設されている。
この連結部材60は断面が周方向に凹凸を繰り返す波形に成形された薄い板バネ材をリング状に形成した構成を有し、アウタロッド58a及びインナロッド58bの相対移動を許容するコラプス荷重が例えば約2kN以上に設定されている。
そして、インナロッド58bはそのアウタロッド58a側とは反対側に雄ねじ58cが形成され、この雄ねじ58cがギヤハウジング51に回転自在に支持されたウォームホイール54の雌ねじ54bに螺合されて、連結ロッド58がステアリングコラム12の軸方向と平行となるように配設されている。
したがって、電動モータ55を正逆転駆動することにより、ウォーム56を介してウォームホイール54を正逆転駆動することができ、インナロッド58bがステアリングコラム12の軸方向に前後進することにより、アウタロッド58a及び連結プレート57を介してインナコラム12bが軸方向に伸縮駆動されてテレスコ機能を発揮することができる。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラム12のチルト調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたチルト機構用のコンビスイッチをチルトアップ方向(又はチルトダウン方向)に操作すると、チルト機構30の電動モータ40が例えば正転(又は逆転)駆動される。これに応じて、ウォーム37及びウォームホイール36を介してねじ軸35を逆転(又は正転)駆動することにより、ナット45が図3で見て上方(又は下方)に移動し、これによってナットホルダ44に形成された係合ピン47がステアリングコラム12のアウタコラム12aに形成された長孔24hに係合しているので、アウタコラム12aがピボットピン23を中心として上方(又は下方)に回動し、チルトアップ(又はチルトダウン)調整を行うことができる。
そして、二次衝突によってステアリングホイール13に図5に示すように車両前方側へ水平方向の衝撃荷重Fが作用すると、この衝撃荷重Fがコラム軸方向分力Fx及びコラム軸直角方向分力Fyとに分力され、このコラム軸直角方向分力Fyによってステアリングホイール13が上方に押し上げられる。このため、ステアリングコラム12にチルトアップ方向に押し上げるコラム軸直角方向分力Fyが伝達されると、このコラム軸直角方向分力Fyが図3に示すように係合ピン47を介してナットホルダ44に伝達され、このナットホルダ44からねじ軸35に上方に押し上げる衝撃荷重として伝達される。
このようにねじ軸35にコラム軸直角方向分力Fyが伝達されると、図6に示すように、ねじ軸35が嵌合されているウォームホイール36が上方に移動されて、玉軸受38aに当接する。このとき、ウォームホイール36の玉軸受38a側の端部にはギヤ未加工部36dが形成されているので、このギヤ未加工部36dが玉軸受38aの内輪に当接することになり、前述した従来例のようにヘリカルギヤ加工部36eが直接内輪に当接する場合に比較して接触面積が大きくなる。このため、単位面積当りの面圧が低くなり、ヘリカルギヤ加工部36eの変形が防止され、これによってヘリカルギヤ加工部36eに変形や損傷が生じることを確実に防止することができる。
このため、ウォームホイール36を合成樹脂材で形成した場合でも、衝撃荷重の作用時に変形や損傷を生じることを確実に防止することができ、ウォーム37との間で騒音が発生することも防止することができる。
また、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラムのテレスコ調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたテレスコ機構用コンビスイッチを伸張方向(又は収縮方向)に操作すると、テレスコ機構50の電動モータ55が例えば正転(又は逆転)駆動される。
これによって、ウォーム56を介してウォームホイール54が正転(又は逆転)駆動され、これによって連結ロッド58のインナロッド58bがステアリングホイール13側(又はステアリングホイール13とは反対側)に移動し、連結部材60を介してアウタロッド59aがステアリングホイール13側(又はステアリングホイール13とは反対側)に移動する。
このため、連結プレート57を介してインナコラム12bがアウタコラム12aから引き出されて(又はインナコラム12bがアウタコラム12a内に挿入されて)ステアリングコラム12が伸張(又は収縮)してテレスコ調整を行うことができる。
このとき、インナコラム12bの移動に伴って、ステアリングシャフト11のアウタシャフト11aがインナシャフト11bに対して移動する。
このように、テレスコ機構50によって、ステアリングコラム12を伸縮させてテレスコ調整を行うことができるものであるが、連結ロッド58を電動モータ55で移動させる場合には連結部材60がアウタロッド58a及びインナロッド58b間の伸縮を確実に防止して、アウタロッド58a及びインナロッド58bが一体となって連結プレート57を車両前後方向に移動させて、インナコラム12bを車両前後方向に移動させることができる。しかしながら、二次衝突によってステアリングホイール13に車両前方側即ち図5で左方に押圧するコラム軸方向分力Fxが作用すると、先ず、インナコラム12b及びアウタシャフト11aが図5で見て左方に押され、これに応じて連結プレート57を介して連結ロッド58のアウタロッド58aが左方に移動されて連結部材60にコラム軸方向分力Fxが伝達される。そして、この連結部材60に伝達されるコラム軸方向分力Fxが設定されたコラプス荷重に達すると、アウタロッド58aとインナロッド58bとの間に滑りが生じてアウタロッド58a内にインナロッド58bが挿入されて所定のコラプスストロークを確保することができる。
このように、ステアリングホイール13に車両前方に移動させる衝撃荷重Fが作用したときに、連結プレート57及び連結ロッド58を介してウォームホイール54にもコラム軸方向分力Fxが伝達されることになる。
このコラム軸方向分力Fxは、図7(b)に示すように、ステアリングホイール13から遠い方の玉軸受53の内輪に大径部54cの左端面が当接して受けることになる。しかしながら、この大径部54cの玉軸受53の内輪に当接する端部にはヘリカルギヤを加工していないギヤ未加工部54dが形成されているので、このギヤ未加工部54dに図7(a)でハッチング図示のように転がり軸受53の内輪が接触することになり、接触面積を広くとることができるので、単位面積当りの面圧が下がり、衝撃荷重が作用したときにギヤ未加工部54dに変形や損傷を生じることを確実に防止することができる。
このため、ウォームホイール54を合成樹脂材で形成した場合でも、衝撃荷重の作用時に変形や損傷を生じることを確実に防止することができ、ウォーム56との間で騒音が発生することも防止することができる。
このように、衝撃荷重の作用時にウォームホイール54で変形を伴うことがないので、連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58b間に配設された連結部材60に衝撃荷重が作用したときに、この衝撃荷重が連結部材60で設定されたコラプス荷重以上となったときに、アウタロッド58a及びインナロッド58b間で相対移動が生じて衝撃エネルギーの吸収を安定して行うことができる。
したがって、上記第1の実施形態によれば、ウォームホイール54の大径部54cにおける衝撃荷重を受ける側の端部にギヤ未加工部54dを形成したので、ウォームホイール54を大型化することなく剛性を高めることができ、衝撃荷重が作用したときにヘリカルギヤ加工部54eが損傷してウォームホイール54に螺合する連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58b間に設けた連結部材60のコラプス荷重が変動することを確実に防止することができ、安定したエネルギー吸収を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態をウォームホイールの縦断面図を表す図9について説明する。
この第2の実施形態では、テレスコ機構50のウォームホイール54のギヤ未加工部54dとヘリカルギヤ加工部54eとの間にウォーム56の外周面に沿って外周面に向かう切り上げ部54gが形成されていることを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有する。
このように、上記第2の実施形態によると、ヘリカルギヤ加工部54eとギヤ未加工部54dとの間にウォーム56の外周面に沿う切り上げ部54gが形成されているので、ヘリカルギヤ加工部54eとギヤ未加工部54dとの間がなだらかに連接されることになり、ギヤ未加工部54dの剛性をより大きくして、衝撃荷重が作用されたときの大径部54cの変形や損傷をより確実に防止することができる。しかも、ヘリカルギヤ加工部54eとギヤ未加工部54dとの間に切り上げ部54gを形成することにより、ヘリカルギヤ歯先円直径と等しい円筒形状からホブによる切削加工により製作したり、インジェクション成形によって製作したりすることが可能となり、加工性を向上させることができる。
なお、上記第2の実施形態においては、テレスコ機構50のウォームホイール54に切り上げ部54gを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、チルト機構30のウォームホイール36についても同様にヘリカルギヤ加工部36eとギヤ未加工部36dとの間に切り上げ部を形成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、ウォームホイール36及び54における大径部36c及び54cの衝撃荷重を受ける玉軸受38a及び53側の端部のみにギヤ未加工部54dを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ウォームホイールの縦断面図を表す図10に示すように大径部36c及び54cの両端にギヤ未加工部36d及び54dを形成するようにしてもよく、この場合には、ギヤハウジング31及び51へのウォームホイール54の装着時に装着方向を気にすることなく装着することができる利点がある。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、ステアリングコラム12のアウタコラム12aを車体側部材21に固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インナコラム12bをロアブラケット22及びアッパブラケット24で車体側部材21に取付け、アウタコラム12a側にステアリングホイール13を取付けるようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態においては、連結ロッド58のアウタロッド58aを連結プレート57にピボットピン59で連結した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、連結ロッド58の連結プレート57側端部に雄ねじを形成し、この雄ねじを連結プレートに形成した挿通孔に挿通して反対側から突出させ、この突出部にナットを螺合して締付けたり、連結プレート57と連結ロッド58とを溶接したり等の任意の剛結合構造とすることができる。
さらに、上記第1の実施形態においては、アウタロッド58a及びインナロッド58bを周方向に断面波形のリング状に形成した連結部材60で連結する場合について説明したが、連結部材60としては上記構成とする場合に限らず、設定されたコラプス荷重以上の衝撃荷重が伝達されたときに、アウタロッド58a及びインナロッド58bを相対移動させるものであれば圧入嵌合など任意の構成を適用することができる。
また、上記実施形態においては、連結ロッド58に衝撃荷重を吸収する連結部材60を形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、連結ロッド58の連結部材60を省略し、これに代えて、ギヤハウジング51をアウタコラム12aに衝撃荷重が伝達されたときに車両前方側に離脱するような構成とするようにしてもよい。
さらに上記各実施形態においては、テレスコ機構50のウォームホイール54にのみ本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、チルト機構30のウォームホイール36に本発明を適用するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態においては、減速機がウォームギヤである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、平歯車、傘歯車、はす歯(ヘリカル)歯車等の任意の歯車を適用した減速機に本発明を適用することができる。
さらにまた、上記各実施形態においては、ウォームホイール54を玉軸受52,53で支持するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ニードル軸受、滑り軸受等の任意の軸受を適用することができる。
さらにまた、上記各実施形態においては、チルト機構30及びテレスコ機構50の双方を備えている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、チルト機構30及びテレスコ機構の何れかを省略するようにしてもよい。
本発明によるステアリング装置を車両に搭載した状態を示す全体構成図である。 ステアリングコラム装置のステアリングホイールを除いた側面図である。 図2のA−A線上の断面図である。 図3のB−B線上の断面図である。 ステアリングコラム装置の要部の縦断面図である。 チルト機構のウォームホイールを示す図であって、(a)は縦断面図、(b)は荷重受け部を表す端面図である。 テレスコ機構のウォームホイールを示す図であって、(a)は縦断面図、(b)は荷重受け部を表す端面図である。 テレスコ機構の電動モータの取付部を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態を示すウォームホイールの縦断面図である。 ウォームホイールの変形例を示す縦断面図である。 ウォームホイールを合成樹脂材で形成する場合の構成例を示す断面図である。 図11のウォームホイールを示す図であって、(a)は荷重を受け部を表す端面図、(b)は縦断面図である。
符号の説明
10…ステアリングコラム装置、11…ステアリングシャフト、11a…アウタシャフト、11b…インナシャフト、12…ステアリングコラム、12a…アウタコラム、12b…インタコラム、13…ステアリングホイール、14,16…ユニバーサルジョイント、15…中間シャフト、17…ステアリングギヤ、18…タイロッド、19…転舵輪、21…車体側部材、22…ロアブラケット、24…アッパブラケット、30…チルト機構、36…ウォームホイール、36a,36b…小径部、36c…大径部、36d…ギヤ未加工部、36e…ヘリカルギヤ加工部、50…テレスコ機構、51…ギヤハウジング、52,53…玉軸受、54…ウォームホイール、54a,54b…小径部、54c…大径部、54d…ギヤ未加工部、54e…ヘリカルギヤ加工部、54g…切り上げ部、55…電動モータ、56…ウォーム、57…連結プレート、58…連結ロッド、58a…アウタロッド、58b…インナロッド

Claims (4)

  1. 電動アクチュエータによって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置であって、
    前記電動アクチュエータは、電動モータの回転力を減速する減速機と、該減速機の減速出力に基づいて雄ねじを形成した連結ロッド及びこれに噛合するナットの何れかを軸方向に進退させる直動機構とを有し、前記減速機の出力側ギヤ部における少なくとも軸方向一端にギヤ加工部に連接するギヤ未加工部を形成するようにしたことを特徴とする電動位置調整式ステアリング装置。
  2. 前記出力側ギヤ部は、ギヤ加工部とギヤ未加工部との連接部がギヤ切り上げ形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の電動位置調整式ステアリング装置。
  3. 前記減速機はウォームギヤで構成され、出力側ギヤ部がウォームホイールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動位置調整式ステアリング装置。
  4. 電動アクチュエータによって位置調整可能に構成された電動位置調整式ステアリング装置であって、
    前記電動アクチュエータは、電動モータの回転力を減速する減速機と、該減速機の減速出力に基づいて雄ねじを形成した連結ロッド及びこれに噛合するナットの何れかを軸方向に進退させる直動機構とを有し、前記減速機の出力側ギヤ部における少なくとも前記ステアリングホイールから入力される衝撃荷重を受ける端部側にギヤ加工部に連接するギヤ未加工部を形成するようにしたことを特徴とする電動位置調整式ステアリング装置。
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