JP2008053439A - ダイシング装置及びダイシング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
同時に複数のワークを加工するとともに、ダイシング時に生じる端材やコンタミをワーク上に残留させることなく直ちに除去することが可能なダイシング装置及びダイシング方法を提供すること。
【解決手段】
複数のワークWを垂直に吸着保持するワークテーブル2と、ブレード21が先端に設けられた複数のスピンドル22と、ブレード21とワークWとを相対的に移動させる移動軸12と、洗浄部5と、ワーク供給部5とを備えたことにより同時にダイシング、洗浄、及びワークWの供給が行われ、一度に複数のワークWの加工を可能にするとともに、ダイシングにより生じた端材やコンタミは直ちに落下し、ワークW上には残留せず高品質な加工を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークを個々のチップに分割するダイシング装置及びダイシング方法に関するものである。
半導体装置や電子部品が形成されたウェーハ等のワークに対して切断や溝入れ加工を施すダイシング装置は、スピンドルによって高速に回転されるブレードやワークを保持するワークテーブル、ダイシング後のワークを洗浄する洗浄手段、ブレードとワークとの相対的位置を変化させる各種移動軸等を備えている。
図3にダイシング装置の従来例を示す。ダイシング装置10は、互いに対向配置され、先端にブレード21とホイールカバー(不図示)が取付けられた高周波モータ内蔵型のスピンドル22、22と、ワークWを吸着保持するワークテーブル31とを有する加工部20と、加工済みのワークWをスピン洗浄する洗浄部52と、フレームFにマウントされたワークWを多数枚収納したカセットを載置するロードポート51と、ワークWを搬送する搬送手段53と、各部の動作を制御する不図示のコントローラ等とから構成されている。
加工部20の構造は、図4に示すように、Xベース36に設けられたXガイド34、34でガイドされ、リニアモータ35によって図のX−Xで示すX方向に駆動されるXテーブル33があり、Xテーブル33にはθ方向に回転する回転テーブル32を介してワークテーブル31が設けられている。
一方、Yベース44の側面には、Yガイド42、42でガイドされ、図示しないステッピングモータとボールスクリューによって図のY−Yで示すY方向に駆動されるYテーブル41、41が設けられている。各Yテーブル41には夫々図示しない駆動手段によって図のZ−Zで示すZ方向に駆動されるZテーブル43が設けられ、Zテーブル43には先端にブレード21が取付けられた高周波モータ内蔵型のスピンドル22が固定されている。加工部20の構造は以上のようになっているので、ブレード21はY方向にインデックス送りされると共にZ方向に切込み送りされ、ワークテーブル31はX方向に切削送りされる。
スピンドル22は、どちらも1,000rpm〜80,000rpmで高速回転され、近傍にはワークWを切削液内に浸漬させるための切削液を供給する不図示の供給ノズルが設けられている。
ブレード21は、ダイヤモンド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレードや、金属粉末を混入した樹脂で結合したメタルレジンボンドのブレード等が用いられる。ブレード21の寸法は、加工内容によって種々選択されるが、通常の半導体ウェーハをワークとしてダイシングする場合は、直径50mm、厚さ30μm前後のものが用いられる。
また、ダイシング装置10の各部の動作を制御するコントローラは、CPU、メモリ、入出力回路部、各種制御回路部、等からなり、ダイシング装置10の架台内部に組込まれている。
このようなダイシング装置としては例えば、特許文献1に記載されるダイシング装置が提案されている。
ダイシング装置10では、図5に示されるように、ロードポート51よりワークWが供給される供給工程、加工部20でワークWのCH1がダイシングされ、その後所定角度回転して(通常90度)CH2がダイシングされるダイシング工程、洗浄部51による洗浄工程が順次行われていく。1枚目のワークWのすべての工程が終了すると2枚のワークが供給されて同様に工程を進めていく。
特開2002−280328号
従来、半導体装置や電子部品の製造においては、需要の増大から、量産化及び低コスト化が強く望まれている。特許文献1に記載されるようなダイシング装置では、スループットを向上させて生産量を増加させるため、それぞれ別々の移動軸に取り付けられた2本のスピンドルを対向させることにより、一枚のワークに対して一度に2箇所の加工を可能としている。
近年、更により多くのワークの加工を可能にするため、一枚のワークに対して同時に複数のスピンドルで加工を行うだけでなく、同時に複数のワークを加工することが望まれている。しかし、特許文献1に記載されるダイシング装置の装置構成では同時に複数のワークを加工することが困難であった。
また近年、各種電子機器の小型化に伴い、ICのチップとほぼ同じ大きさの小型パッケージであるCSP(Chip Size Package)の加工需要も増大している。このようなCSPの加工では、ダイシング時に多くの端材が生じ、ワークテーブル上から飛び散った端材がワーク上に残ることにより、ワークを破損させる問題があった。更に、近年需要が増大しているCCD等の半導体装置では、ダイシング時に生じる研削屑等の汚染物(コンタミ又はコンタミネーションと呼ばれる)がワーク上に残留するのを特に嫌い、発生したコンタミの確実な洗浄除去が望まれる。
本発明は、このような問題に対して成されたものであり、同時に複数のワークを加工するとともに、ダイシング時に生じる端材やコンタミをワーク上に残留させることなく直ちに除去し、高品質かつ高スループットなダイシング装置及びダイシング方法を提供することを目的としている。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明は、柱状体の垂直側面にワークを保持するワーク保持部が前記柱状体の周方向に複数形成され、前記柱状体の軸周りに回転するワークテーブルと、前記ワークテーブルの前記ワーク保持部近傍に位置し、前記ワーク保持部に保持された前記ワークのダイシングを行う円盤状のブレードが先端に設けられた複数のスピンドルと、前記ブレードと前記ワークとを相対的に移動させる移動手段と、ダイシング後の前記ワークを洗浄する洗浄手段と、前記ワークを前記ワークテーブルの前記ワーク保持部へ供給するワーク供給手段とを備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、円柱状、または多角柱状のワークテーブルが、柱の軸を中心に軸周りに回転される。ワークテーブルには、円柱の垂直側面に等角度毎、または多角柱の各垂直側面にワークが吸着保持されるワーク保持部が形成されている。
ワーク保持部近傍には、対向した2本のスピンドルが移動手段に取り付けられて備えられている。さらに、ワークテーブルの周辺にはワークテーブルに対してワークの供給、およびダイシング後のワークをワークテーブルより収納するワーク供給手段と、ダイシングされたワークへ洗浄液を噴射し、エアーブローによりワークの乾燥を行う洗浄手段とが設けられている。
これらにより、同時にダイシング、洗浄、及びワークの供給が行われ、一度に複数のワークの加工を可能にする。また、ワークは垂直にワークテーブルに吸着保持されているので、ダイシングにより生じた端材やコンタミは直ちに落下し、ワーク上には残留せず高品質な加工を可能にする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記スピンドルと前記洗浄手段とワーク供給手段とは、前記ワークテーブルに形成されたそれぞれ異なる前記ワーク保持部に保持された前記ワークに対して同時に対向可能に配置されたことを特徴としている。
請求項2の発明によれば、スピンドル、洗浄手段、及びワーク供給手段は、円柱の垂直側面に等角度毎、または多角柱の各垂直側面に形成されたワーク保持部に対応した位置に備えられている。これにより、それぞれの動作が各ワーク保持部に吸着されたワークに対して同時に行われ、動作が終了したのち、ワークテーブルが所定角度回転することにより、供給されたワークがスピンドルのあるダイシング位置へ移動し、ダイシングされたワークが洗浄手段で洗浄される位置へ移動し、洗浄されたワークがワーク供給位置へ移動する。
請求項3の発明は、軸の周りに回転可能な柱状体のワークテーブルの垂直側面に複数形成されたワーク保持部にワークを保持するとともに、異なる前記ワーク保持部に対して、先端にブレードが設けられたスピンドルと、ダイシング後の前記ワークを洗浄する洗浄手段と、前記ワーク保持部へ前記ワークを供給するワーク供給手段をそれぞれ対向させて配置し、前記スピンドルに設けられたブレードによるダイシング工程と、前記洗浄手段による前記ワークの洗浄工程と、前記ワーク供給手段による前記ワークテーブルへのワーク供給工程とを同時に行い、各工程終了後に前記ワークテーブルを回転させて次の工程の位置へ前記ワークを移動させることを可能としたことを特徴としている。
請求項3の発明によれば、円柱状、または多角柱状のワークテーブルの垂直側面に形成された複数のワーク保持部にそれぞれワークが吸着載置される。スピンドル、洗浄手段、及びワーク供給手段は、ワーク保持部に対応した位置に備えられ、これらにより、同時にダイシング、洗浄、及びワークの供給の各工程が行われる。それぞれの工程が終了したのち、ワークテーブルが所定角度回転することにより、供給されたワークがスピンドルのあるダイシング位置へ移動し、ダイシングされたワークが洗浄手段で洗浄される位置へ移動し、洗浄されたワークがワーク供給位置へ移動して次の各工程が実施される。
これにより、同時にダイシング、洗浄、及びワークの供給が行われ、一度に複数のワークの加工を可能にするとともに、ダイシングにより生じた端材やコンタミは直ちに落下し、ワーク上には残留せず高品質な加工を可能にする。
以上説明したように、本発明のダイシング装置及びダイシング方法によれば、同時に複数のワークに対し各工程を実施することが可能となるとともに、ダイシング時に生じる端材やコンタミをワーク上に残留させることなく直ちに除去するため、高品質かつ高スループットなダイシング加工が可能となる。
以下添付図面に従って本発明に係るダイシング装置及びダイシング方法の好ましい実施の形態について詳説する。
はじめに、本発明に係るダイシング装置について説明する。図1は本発明に係わるダイシング装置の主要部を模式的に示した斜視図である。
ダイシング装置1は、円柱状のワークテーブル2の周囲に、CH1加工部3、CH2加工部4、洗浄部5、ワーク供給部6が設けられている。
ワークテーブル2は、円柱状部材の垂直方向側面へ90度毎にワークWを吸着保持するためのワーク保持部としての吸着面Fが形成され、中心軸9に取り付けられた不図示の駆動装置により矢印A方向、またはB方向に回転可能に設けられている。
吸着面Fには、ワークを吸着保持するための吸着穴8が複数設けられ、吸着穴8は不図示の真空発生源に接続されている。
ワーク供給部6には、不図示のロボットアーム等のワーク供給手段が備えられている。ワーク供給部6では、ワーク供給手段によりカセット等に収められたワークWをワークWの位置決めを行うマウント治具7に載置し、ワークテーブル2の吸着面FへワークWが載置されたマウント治具7を供給するとともに、ダイシングが終了したワークWの収容も行う。
ワークテーブル2へ供給されたワークWが載置されたマウント治具7は、吸着穴8によりワークWとマウント治具7とが一体となって垂直に吸着面F上に吸着保持される。
CH1加工部3は、X、Y、Z、θの各軸が取り付けられた移動手段としての移動軸12へ水平方向に対向して取り付けられたスピンドル22、22が備えられ、スピンドル22、22の先端に取り付けられたブレード21、21によりワークWの垂直方向のダイシングを行う。
CH1加工部3でのダイシングでは、スピンドル22、22の近傍に設けられた不図示の顕微鏡によりワークW表面が撮像され、移動軸12によりスピンドル22、22がθ、Y、Zの各方向へ移動することによって、ブレード21、21の位置とワークW上の切削位置とが合わせられる。
CH1加工部3では、ブレード21、21の位置とワークW上の切削位置とが合わせられたのち、ブレード21、21の近傍に設けられた不図示のノズルより切削水が噴射され、スピンドル22、22がX方向へ移動してワークWへ切り込むとともに、Z方向へ加工送りされ、Y方向へインデックス送りされて垂直方向にワークWをダイシングしていく。
これにより、ダイシング中に発生した研削屑や飛び散った端材はワークW上に残留することなく落下し、ワークテーブル2の下部に設けられた不図示の槽に集められ、ダイシング装置1の外部へ排出される。
CH2加工部4は、移動軸12へ垂直方向に対向して取り付けられたスピンドル22、22が備えられ、スピンドル22、22の先端に取り付けられたブレード21、21によりワークWの水平方向のダイシングを行う。
CH2加工部4でのダイシングでは、CH1加工部3と同様に、スピンドル22、22の近傍に設けられた不図示の顕微鏡によりワークW表面が撮像され、移動軸12によりスピンドル22、22がθ、X、Zの各方向へ移動することによって、ブレード21、21の位置とワークW上の切削位置とが合わせられる。位置が合わせられた後、ブレード21、21不図示のノズルより切削水が噴射され、スピンドル22、22がY方向へ移動してワークWへ切り込むとともに、X方向へ加工送りされ、Z方向へインデックス送りされて水平方向にワークWをダイシングしていく。
これにより、CH1加工部3と同様に、ダイシング中に発生した研磨屑や端材はワークW上から落下して槽に集められ、ダイシング装置1の外部へ排出される。
洗浄部5は、CH1加工部3、CH2加工部4にてダイシングされたウェーハWの洗浄を行う洗浄手段としてのノズル11が設けられている。
ノズル11は、ダイシング後のワークWに対して、Y方向、Z方向に移動しながら高圧の洗浄液を噴射し、ワークWに残留している研磨屑等を除去する。洗浄後のワークWは不図示のエアブローノズルにより乾燥される。
以上のような構成によりCH1加工部3、CH2加工部4、洗浄部5、及びワーク供給部6の各部において供給工程、ダイシング工程、洗浄工程の各工程が同時に実施される。
なお、本実施の形態においてワークテーブル2は円柱状部材としているが、本発明はこれに限らず、四角柱等の多角柱形状であっても好適に実施可能である。
次に本発明に係わるダイシング方法について説明する。図2は本発明に係わるダイシング方法の手順を示した図である。
ダイシング装置1ではダイシング動作が開始されると、図2に示すように、ワーク供給部6よりワークテーブル2の吸着面Fへ、ワークWが複数載置された1つ目のマウント治具7が供給される。供給されたワークWはワークテーブル2へマウント治具7とともに垂直に吸着面Fへ吸着保持される(ステップS1)。
続いて、1つ目のマウント治具7が供給されたワークテーブル2は、図1に示す矢印A方向に回転(90度)し、ワークWがCH1加工部3へ移動する。ワークWは不図示の顕微鏡により撮像され、スピンドル22、22が移動軸12によりθ、Y、Zの各方向へ移動することによって、ブレード21、21の位置とワークW上の切削位置とが合わせられる。ワークWの切削位置が合わせられた後、不図示のノズルより切削水が噴射されてワークWの垂直方向のダイシングが開始される。
このとき、ワーク供給部6では、ワークWが複数載置された2つ目のマウント治具7がワークテーブル2へ供給されている(ステップS2)。
CH1加工部3でのダイシングが終了した後、ワークテーブル2は矢印A方向に回転(90度)し、1つ目のマウント治具7をCH2加工部4へ移動させ、2つ目のマウント治具7をワーク供給部6よりCH1加工部3へ移動させる。
CH2加工部4では、1つ目のマウント治具7上の複数のワークWがCH1加工部3と同様に、不図示の顕微鏡で撮像されてブレード21、21の位置とワークW上の切削位置とが合わせられ、水平方向のダイシングが行われる。
このとき、CH1加工部3では、2つ目のマウント治具7上のワークWが1枚目と同様に垂直方向にダイシングされ、ワーク供給部6ではワークWが複数載置された3つ目のマウント治具7がワークテーブル2へ供給される(ステップS3)。
CH1加工部3、CH2加工部4でのダイシングが終了した後、ワークテーブル2は矢印A方向に回転(90度)し、1つ目のマウント治具7上のワークWを洗浄部5へ移動させ、2枚目のマウント治具7をCH1加工部3よりCH2加工部4へ移動させ、3枚目のマウント治具7をワーク供給部6よりCH1加工部3へ移動させる。
洗浄部5では、垂直、水平方向にダイシングされたワークWの洗浄がノズル11により行われる。洗浄後、不図示のエアブローノズルによりワークWの乾燥が行われる。
このとき、CH2加工部4では、2つ目のマウント治具7上の複数のワークWが水平方向にダイシングされ、CH1加工部3では、3つ目のマウント治具7上の複数のワークWが垂直方向にダイシングされ、ワーク供給部6ではワークWが複数載置された4つ目のマウント治具7がワークテーブル2へ供給される(ステップS4)。
CH1加工部3、CH2加工部4でのダイシング、洗浄部5での洗浄が終了した後、ワークテーブル2は矢印A方向に回転(90度)し、1つ目のマウント治具7をワーク供給部6へ移動させ、2つ目のマウント治具7をCH2加工部4より洗浄部5へ移動させ、3つ目のマウント治具7をCH1加工部3よりCH2加工部4へ移動させ、4つ目のマウント治具7をワーク供給部6よりCH1加工部3へ移動させる。
ワーク供給部6へ移動したダイシング後に洗浄された1つ目のマウント治具7上のワークWは、ワーク供給手段によりマウント治具7とともにワークテーブル2より回収され、カセット等に再び収納される。1つ目のマウント治具7上のワークWが回収されると、ワーク供給部6ではワークWが複数載置された5つ目のマウント治具7がワークテーブル2へ供給される。
このとき、洗浄部5では2つ目のマウント治具7上のワークWの洗浄が行われ、CH2加工部4では3つ目のマウント治具7上のワークWが水平方向にダイシングされ、CH1加工部3では4つ目のマウント治具7上のワークWが垂直方向にダイシングされる(ステップS5)。
以下、ステップS1からステップS5の動作が繰り返され、6つ目以降のマウント治具7上のワークWがダイシングされていく。ダイシング装置1は、所定枚数のダイシングが全て終了した時点でダイシング動作を終了する。
以上説明したように、本発明に係るダイシング装置及びダイシング方法によれば、同時に複数のワークを加工することにより高いスループットを実現し、尚且つダイシング時に生じる端材やコンタミをワーク上に残留させることないため、高品質なダイシングを行うことが可能となる。
なお、本実施の形態ではワークテーブル2に4つの吸着面を設け、ワーク供給工程、CH1側のダイシング工程、CH2側のダイシング工程、洗浄工程の4つの工程に分けて河口を行っているが、本発明はそれに限らず、吸着面を4つ以上の複数備え、より多くの工程を同時に行う形態であってもよい。また、吸着面が3つであって、スピンドルを90度回転させ、CH1側のダイシング工程とCH2側のダイシング工程とを1箇所で行う形態であってもよい。
本発明に係わるダイシング装置の主要部を模式的に示した斜視図。 本発明に係わるダイシング方法の手順を示した図。 従来のダイシング装置の外観を示した斜視図。 従来のダイシング装置の移動軸の構成を示した斜視図。 従来のダイシング方法の手順を示した図。
符号の説明
1、10…ダイシング装置,2…ワークテーブル,3…CH1加工部,4…CH2加工部,5…洗浄部,6…ワーク供給部,7…マウント治具,8…吸着穴,9…中心軸,11…ノズル,21…ブレード,22…スピンドル,31…ワークテーブル,W…ワーク

Claims (3)

  1. 柱状体の垂直側面にワークを保持するワーク保持部が前記柱状体の周方向に複数形成され、前記柱状体の軸周りに回転するワークテーブルと、
    前記ワークテーブルの前記ワーク保持部近傍に位置し、前記ワーク保持部に保持された前記ワークのダイシングを行う円盤状のブレードが先端に設けられた複数のスピンドルと、
    前記ブレードと前記ワークとを相対的に移動させる移動手段と、
    ダイシング後の前記ワークを洗浄する洗浄手段と、
    前記ワークを前記ワークテーブルの前記ワーク保持部へ供給するワーク供給手段とを備えたことを特徴とするダイシング装置。
  2. 前記スピンドルと前記洗浄手段とワーク供給手段とは、前記ワークテーブルに形成されたそれぞれ異なる前記ワーク保持部に保持された前記ワークに対して同時に対向可能に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のダイシング装置。
  3. 軸の周りに回転可能な柱状体のワークテーブルの垂直側面に複数形成されたワーク保持部にワークを保持するとともに、異なる前記ワーク保持部に対して、先端にブレードが設けられたスピンドルと、ダイシング後の前記ワークを洗浄する洗浄手段と、前記ワーク保持部へ前記ワークを供給するワーク供給手段をそれぞれ対向させて配置し、
    前記スピンドルに設けられたブレードによるダイシング工程と、前記洗浄手段による前記ワークの洗浄工程と、前記ワーク供給手段による前記ワークテーブルへのワーク供給工程とを同時に行い、各工程終了後に前記ワークテーブルを回転させて次の工程の位置へ前記ワークを移動させることを可能としたことを特徴とするダイシング方法。
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