JP2008052396A - 情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 機密情報を閲覧することができて、その閲覧の際に、ユーザーの機密意識を十分に高めて、機密情報の漏洩を極力防止できる、情報管理システムを提供する。
【解決手段】 情報管理システム1は、ユーザーコンピュータ3において、ホストコンピュータ2に閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力して機密情報の閲覧を要求し、ホストコンピュータ2では、ユーザーコンピュータ3からの要求を受けて、要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイル15に存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイル16から取得し、ユーザーコンピュータ3の表示装置23に、取得した機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 情報管理システム1は、ユーザーコンピュータ3において、ホストコンピュータ2に閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力して機密情報の閲覧を要求し、ホストコンピュータ2では、ユーザーコンピュータ3からの要求を受けて、要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイル15に存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイル16から取得し、ユーザーコンピュータ3の表示装置23に、取得した機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の機密情報を管理し、これら機密情報の中の所望の機密情報の閲覧を可能にする情報管理システムに関するものである。
従来、情報管理システムにおいて、複数の機密情報を記憶したデータベースを備えたホストコンピュータに通信回線を介してユーザーコンピュータを接続し、このユーザーコンピュータからホストコンピュータに機密情報の閲覧要求を行うことで、ホストコンピュータにおいて、要求された機密情報(該当機密情報)がデータベースの中から取得されて、要求元のユーザーコンピュータへ送信され、そのユーザーコンピュータにおいて、該当機密情報がディスプレイに表示されるもの(例えば、特許文献1)が実用に供されている。
この種の情報管理システムでは、ユーザーIDやパスワードを用いて、ログインできるユーザーに制限をかけるようにしたものが一般的であるが、ログイン後、ユーザーが機密情報を閲覧する際に、その機密情報が流出しないことが望まれる。しかし、ユーザーコンピュータでは、ホストコンピュータから受けた機密情報を閲覧するために出力(表示、印刷)することは必然とされるため、機密情報の漏洩を抑制することは容易ではない。
そこで、特許文献1の情報管理システムでは、ユーザーコンピュータのディスプレイに、機密情報を表示させる際に、その機密情報と共に機密意識を高める機密意識高揚情報(例えば、「関係者外秘」)を透かし文字で表示させ、印刷用紙に機密情報を印刷する際には、同印刷用紙にユーザー特定情報(例えば、印刷者名)を印刷するようにしてある。
特許文献1の情報管理システムでは、ユーザーコンピュータのディスプレイに、機密情報を表示させる際に、その機密情報と共に機密意識高揚情報「関係者外秘」を透かし文字で表示させて、ユーザーの機密意識を高めるようにしているが、この機密意識高揚情報からはユーザーを特定することができない。つまり、機密情報が流出した場合でも、流出元のユーザーを特定するこができないので、流出責任を追求することも容易ではなく、従って、ユーザーの機密意識を十分に高めることができない虞がある。
特許文献1には、機密意識高揚情報について、機密情報の表示と共に透かし文字で表示させることについて開示されているが、その表示に関する詳細な開示は全くなされていない。つまり、ユーザーコンピュータにおいて、機密意識高揚情報を単に機密情報と共に表示させる表示情報を作成するのでは、ホストコンピュータから機密情報を単独で受信することにもなり、機密情報のみを表示させるように設定することも容易に行い得るので、機密情報の漏洩を極力防止することが難しい。
尚、特許文献1の情報管理システムでは、印刷用紙に機密情報と共にユーザー特定情報(印刷者名)を印刷するようにしてあるが、機密情報とユーザー特定情報は印字用紙の離隔した位置に印刷されるだけであり、機密情報とユーザー特定情報とを分離できるので、機密情報の漏洩を極力防止するうえで問題が残る。
本発明の目的は、ユーザーが機密意識を閲覧する際に、ユーザーの機密意識を十分に高めて、機密意識の漏洩を極力防止できる、情報管理システムを提供することである。
請求項1の情報管理システムは、複数の機密情報を管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信回線を介して接続されたユーザーコンピュータとを備え、前記複数の機密情報の中の所望の機密情報の閲覧を可能にする情報管理システムにおいて、前記ユーザーコンピュータは、前記ホストコンピュータに閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力して機密情報の閲覧を要求する機密情報閲覧要求手段と、表示手段とを備え、前記ホストコンピュータは、複数のユーザーのユーザー情報を記憶したユーザー情報ファイルと、前記複数の機密情報を記憶した機密情報ファイルと、前記機密情報閲覧要求手段による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイルに存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイルから取得する機密情報取得手段と、前記ユーザーコンピュータの表示手段に、前記機密情報取得手段で取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報に前記ユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する透過表示情報作成手段とを備えたことを特徴とする。
この情報管理システムでは、ホストコンピュータに、複数の機密情報を記憶した機密情報ファイルと、複数のユーザーのユーザー情報を記憶したユーザー情報ファイルが設けられ、このユーザー情報ファイルにユーザー情報が登録されているユーザーが、ユーザーコンピュータを用いてホストコンピュータにアクセスして、機密情報ファイルの中から所望の機密情報を閲覧することができる。
この場合、ユーザーコンピュータでは、機密情報閲覧要求手段により、ホストコンピュータに閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とが出力され、ホストコンピュータでは、機密情報取得手段により、機密情報閲覧要求手段による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイルに存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイルから取得される。
そして、ホストコンピュータでは、透過表示情報作成手段により、ユーザーコンピュータの表示手段に、機密情報取得手段で取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報(ユーザー特定情報)を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報が作成される。つまり、ユーザーコンピュータの表示手段には、機密情報が表示されるとともに、その機密情報にユーザー特定情報が重ね合わせて透過状に表示されるため、ユーザーが機密情報を閲覧する際に、管理されていることを意識し、ユーザーの機密意識が高められ、機密情報の漏洩が防止される。
ここで、請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記透過表示情報作成手段は、前記ユーザー情報の少なくとも1つの情報を構成する文字列の透過文字表示情報を作成し、この文字列を所定の配置にて前記表示手段に表示させるように透過表示情報を作成する(請求項2)。前記透過表示情報作成手段は、前記文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を前記表示手段に表示させる透過文字表示情報を作成し、前記透過表示情報作成手段は、前記複数のドット間の間隔を変更することで文字透過率を変更可能な文字透過率変更手段を有する(請求項3)。前記透過表示情報作成手段は、前記表示手段に表示させる前記文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズの少なくとも1つを変更して、透過表示情報を作成可能に構成される(請求項4)。
前記透過表示情報作成手段は、前記ユーザー情報の少なくとも1つの情報を構成する文字列の透過文字表示情報を作成し、この文字列を所定の配置にて前記表示手段に表示させるように透過表示情報を作成する(請求項2)。前記透過表示情報作成手段は、前記文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を前記表示手段に表示させる透過文字表示情報を作成し、前記透過表示情報作成手段は、前記複数のドット間の間隔を変更することで文字透過率を変更可能な文字透過率変更手段を有する(請求項3)。前記透過表示情報作成手段は、前記表示手段に表示させる前記文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズの少なくとも1つを変更して、透過表示情報を作成可能に構成される(請求項4)。
請求項1の情報管理システムによれば、ユーザーコンピュータにおいて、機密情報閲覧要求手段により、ホストコンピュータに閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力し、ホストコンピュータにおいて、機密情報取得手段により、機密情報閲覧要求手段による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイルに存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイルから取得し、透過表示情報作成手段により、ユーザーコンピュータの表示手段に、機密情報取得手段で取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報(ユーザー特定情報)を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成するので、ユーザーが機密情報を閲覧する際に、管理されていることをそのユーザーに意識させ、ユーザーの機密意識を高めて、機密情報の漏洩を防止でき、特に、ユーザー特定情報を機密情報に重ね合わせて表示させることで、ユーザーの機密意識を十分に高めるとともに、機密情報単独での抽出を不能にできるので、機密情報の漏洩を極力防止でき、この場合、ユーザー特定情報を透過状に表示させるので、機密情報の表示も明確に行うことができ、ユーザーは機密情報を良好に閲覧可能になる。
請求項2の情報管理システムによれば、透過表示情報作成手段は、ユーザー情報の少なくとも1つの情報を構成する文字列の透過文字表示情報を作成し、この文字列を所定の配置にて表示手段に表示させるように透過表示情報を作成するので、機密情報に文字列からなるユーザー特定情報を確実に重ね合わせて表示できる、透過表示情報を確実に作成することができる。
請求項3の情報管理システムによれば、透過表示情報作成手段は、文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を表示手段に表示させる透過文字表示情報を作成するので、機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過文字表示情報を確実に作成し、透過表示情報作成手段は、複数のドット間の間隔を変更することで文字透過率を変更可能な文字透過率変更手段を有するので、機密情報とユーザー情報とを重ね合わせて、これらを確実に認識可能に表示させることができる文字透過率を設定することができる。
請求項4の情報管理システムによれば、透過表示情報作成手段は、表示手段に表示させる文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズの少なくとも1つを変更して、透過表示情報を作成可能に構成したので、機密情報とユーザー情報とを重ね合わせて、これらを確実に認識可能に表示させることができる、適度な文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズを設定することができる。
本発明の情報管理システムは、複数の機密情報を管理するホストコンピュータ、ホストコンピュータに通信回線を介して接続されたユーザーコンピュータを備え、前記複数の機密情報の中の所望の機密情報の閲覧を可能にする情報管理システムである。
図1に示すように、情報管理システム1は、ホストコンピュータ2(サーバコンピュータ2)、複数のユーザーコンピュータ3(端未コンピュータ3)を備え、このホストコンピュータ2と複数のユーザーコンピュータ3が、通信回線4(例えば、LAN、WAN、インターネット等)を介して互いに通信可能に接続されている。ここで、ユーザーがユーザーコンピュータ3を用いて、この情報管理システム1を使用するために、後述のユーザー登録が必要になる。
ホストコンピュータ2は、CPUとROMとRAMを有するコンピュータ本体10、ハードディスク装置等からなる記憶装置11、マウスやキーボードからなる入力装置12、ディスプレイを有する表示装置13等で構成され、記憶装置11には、ユーザー情報ファイル15、機密情報ファイル16、文字情報ファイル17が格納されている。
各ユーザーコンピュータ3は、CPUとROMとRAMを有するコンピュータ本体20、ハードディスク装置等からなる記憶装置21、マウスやキーボードからなる入力装置22、ディスプレイを有する表示装置23、印字装置24等で構成されている。
図2に示すように、ホストコンピュータ2のユーザー情報ファイル15には、複数のユーザーのユーザー情報が記憶され、各ユーザー情報は、ユーザーID、氏名、パスワード等の複数の情報を含んでいる。図3に示すように、ホストコンピュータ2の機密情報ファイル16には、複数の機密情報が記憶され、各機密情報は、情報番号、種別、記事、発行日、機密情報本体(文書、図面)等の複数の情報を含んでいる。
図4に示すように、ホストコンピュータ2の文字情報ファイル17には、後述の透過表示情報を作成する為に必要な、ひらがな、カタカナ、ローマ字(大文字、小文字)、漢字等の多種の文字の基準文字パターン情報からなる基準文字パターン情報群が記憶され、また、多種の文字の基準間引きドットパターン文字情報であって、夫々の文字について文字アウトライン内に複数のドットを規則的に間引き状に配置した多種の基準間引きドットパターン文字情報からなる基準間引きドットパターン文字情報群を記憶可能である。
ここで、基準文字パターン情報については、一般的なパーソナルコンピュータ等で用いられる、表示用、印字用の文字情報を予め作成しておいてもよい。基準間引きドットパターン文字情報については、基準文字パターン情報から作成することができる。透過表示情報については、基本的に、対応する文字の基準文字パターン情報から作成されるが、対応する文字の基準間引きドットパターン文字情報が存在する場合、その基準間引きドットパターン文字情報から作成することができる。
図5に示すように、ホストコンピュータ2は、そのコンピュータ本体10のROM又は記憶装置11に格納されたプログラムに基づいて、図示の機能f21〜f26を達成できるように構成され、図7に示すように、ユーザーコンピュータ3は、そのコンピュータ本体20のROM又は記憶装置21に格納されたプログラムに基づいて、図示の機能f31〜f34を達成できるように構成されている。
ホストコンピュータ2の通信機能f21、ユーザーコンピュータ3の通信機能f31では、夫々、所定の通信プロトコールに基づいて、通信回線4を利用してユーザーコンピュータ3、ホストコンピュータ2との間で各種情報が通信される。
ホストコンピュータ2のユーザー情報編集登録機能f22では、ユーザー情報ファイル15に新たにユーザー情報を登録したり、ユーザー情報ファイル15に既に登録されているユーザー情報を変更又は削除したりすることができ、機密情報編集登録機能f23では、機密情報ファイル16に新たに機密情報を登録したり、機密情報ファイル16に既に登録されている機密情報を変更又は削除したりすることができる。
ユーザーコンピュータ3の入力機能f32では、入力装置22により入力操作を行うことにより、表示装置23にログイン画面(図示略)を表示させて、閲覧を希望するユーザーのユーザー情報(ユーザーID、パスワード)を入力することができ、ログイン後、表示装置23に情報指定画面(図示略)を表示させて、機密情報を指定する為の情報指定情報を入力することができる。このユーザー情報、情報指定情報が通信機能f31によりホストコンピュータ2へ送信(出力)される。入力機能f32と通信機能f31等が、ホストコンピュータ2に機密情報の閲覧を要求する機密情報閲覧要求手段に相当する。
ホストコンピュータ2の閲覧許可判定機能f24では、通信機能f21によりユーザーコンピュータ3から受信されたユーザー情報とユーザー情報ファイル15とに基づいて閲覧を許可するか否か判定され、機密情報取得機能f25では、閲覧許可判定機能f24による判定で閲覧が許可された場合、つまり、ユーザーコンピュータ3(機密情報閲覧要求手段)による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイル15に存在する場合に、ユーザーコンピュータ3から情報指定情報によって指定(要求)された機密情報が機密情報ファイル16から取得される。
ホストコンピュータ2の透過表示情報作成機能f26では、図8に示すように、ユーザーコンピュータ3の表示装置23に、機密情報取得機能f25で取得された機密情報(情報番号、種別、記事、発行日、機密情報本体)を表示させる際に、その機密情報(本実施例の場合は機密情報本体(文書、図面)であり図8では図面)に、ユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報(本実施例の場合はユーザーIDであり、以下、ユーザー特定情報という)を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報が作成される。
この透過表示情報作成機能f26は、図5に示す各種機能f26a〜f26hを備え、透過文字表示情報作成機能f26aでは、ユーザー特定情報を構成する文字列(図8ではユーザーIDの「xyz12345」)の透過文字表示情報が作成されて、この文字列を所定の配置にて表示装置23に表示させるように透過表示情報が作成され、この場合、文字列の個々の文字(図8では「x」「y」「z」「1」「2」「3」「4」「5」の個々)について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を表示装置23に表示させる透過文字表示情報が作成される。
図6に示すように、透過表示デフォルト値として、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズ、ドット間隔、文字間隔、文字配列が予め設定されて記憶装置11に記憶されており、透過文字表示情報作成機能f26aでは、ユーザー特定情報を構成する文字列の個々の文字について、透過表示デフォルト値の文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズ、ドット間隔になるように、間引きドットパターン文字情報が作成され、更に、ユーザー特定情報を構成する文字列について、透過表示デフォルト値の文字間隔、文字配列になるように、透過文字表示情報が作成される。
この透過文字表示情報作成機能f26aで作成された間引きドットパターン文字情報が、文字情報ファイル17に存在しない場合には、その間引きドットパターン文字情報を基準間引きドットパターン文字情報として文字情報ファイル17に記憶して、今後の透過文字表示情報の作成に利用することができる。つまり、透過文字表示情報を作成する際に、必要な文字の基準間引きドットパターン文字情報が文字情報ファイル17に存在する場合には、前記の間引きドットパターン文字情報の作成を不要にすることができる。
ここで、透過文字表示情報作成機能f26aで透過文字表示情報を作成する際、前記文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズ、ドット間隔、文字間隔、文字配列について、変更機能f26b〜f26gにより、夫々、自動的に又は入力装置12による操作により変更することができる。
特に、ドットサイズとドット間隔については、これらの少なくとも一方を変更することで文字透過率が変更され、故に、ドットサイズ変更機能f26dとドット間隔変更機能f26eが、文字透過率を変更可能な透過率変更手段に相当する。尚、文字サイズ変更機能f26bにより、文字サイズを機密情報の文書や図形に対して十分大きいサイズに設定することが好ましい。
ここで、図9〜図12に基づいて、透過文字表示情報を作成する具体的な技術について、ユーザー特定情報を構成する文字列「123」の透過文字表示情報を作成する場合を例に説明する。先ず、ユーザー特定情報を構成する文字列「123」の各文字「1」「2」「3」の基準文字パターン情報が文字情報ファイル17から読み出され、図9に示すように、例えば、コンピュータ本体10のRAM上に文字列「123」にて展開される。
この場合、文字列の個々の文字「1」「2」「3」について、非表示の矩形枠内に夫々配置され、図10に示すように、非表示の文字アウトラインが設定され、図11、図12に示すように、その文字アウトライン内に、複数のドットが間引き状に配置されて、間引きドットパターン文字情報が作成され、矩形枠内に間引きドットパターン文字情報を含む単位文字の表示情報が設定され、その単位文字表示情報において、ドットの部分が非透過色(例えば、不透明色の黒)に設定され、ドット以外の部分が透過色に設定される。尚、隣り合う矩形枠間の間隔が文字間隔となる。
複数の単位文字表示情報を組み合わせて透過文字表示情報が作成され、機密情報に対する配置を規定して透過表示情報が作成され、この透過表示情報と、機密情報を表示装置23に表示させる機密情報の機密表示情報とが合成され、その合成表示情報がユーザーコンピュータ3へ送信されることになる。尚、前記合成について、単位文字と機密情報の線が重なる場合、その単位文字において、透過色に設定されている部分については、機密情報の線が有線で表示される。
ユーザーコンピュータ3の表示機能f33では、ホストコンピュータ2から合成表示データが通信機能f31により受信された場合、その合成表示データに基づいて、表示装置23に、機密情報が表示されるとともに、その機密情報にユーザー特定情報が重ね合わせて透過状に表示され、ユーザーコンピュータ3の印字機能f34では、入力装置21により印字操作を行うことにより、合成表示データに基づいて、表示装置23への表示形態と同じ印字形態により、つまり、印字用紙に機密情報が印字されるとともに、その機密情報にユーザー特定情報が重ね合わせて透過状に印字される。
以上説明した情報管理システム1によれば次の効果が得られる。
ユーザーコンピュータ3において、ホストコンピュータ2に閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力し、ホストコンピュータ2において、ユーザーコンピュータ3による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイル15に存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイル16から取得し、ユーザーコンピュータ3の表示装置23に、取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報(ユーザー特定情報)を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する。
ユーザーコンピュータ3において、ホストコンピュータ2に閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力し、ホストコンピュータ2において、ユーザーコンピュータ3による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイル15に存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイル16から取得し、ユーザーコンピュータ3の表示装置23に、取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報(ユーザー特定情報)を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する。
つまり、ユーザーが機密情報を閲覧する際に、管理されていることをそのユーザーに意識させ、ユーザーの機密意識を高めて、機密情報の漏洩を防止でき、特に、ユーザー特定情報を機密情報に重ね合わせて表示させることで、ユーザーの機密意識を十分に高めるとともに、機密情報単独での抽出を不能にできるので、機密情報の漏洩を極力防止でき、この場合、ユーザー特定情報を透過状に表示させるので、機密情報の表示も明確に行うことができ、ユーザーは機密情報を良好に閲覧可能になる。
ホストコンピュータ2では、ユーザー情報の少なくとも1つの情報を構成する文字列の透過文字表示情報を作成し、この文字列を所定の配置にて表示装置23に表示させるように透過表示情報を作成するので、機密情報に文字列からなるユーザー特定情報を確実に重ね合わせて表示できる、透過表示情報を確実に作成することができる。
ホストコンピュータ2では、文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を表示装置23に表示させる透過文字表示情報を作成するので、機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過文字表示情報を確実に作成し、複数のドット間の間隔を変更することで文字透過率を変更可能にしたので、機密情報とユーザー情報と情報とを重ね合わせて、これらを確実に認識可能に表示させることができる文字透過率を設定できる。
ホストコンピュータ2では、表示装置23に表示させる文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズの少なくとも1つを変更して、透過表示情報を作成可能に構成したので、機密情報とユーザー特定情報とを重ね合わせて、これらを確実に認識可能に表示させることができる、適度な文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズを設定できる。
実施例2の情報管理システムは、実施例1の図9〜図12に対応する透過文字表示情報を作成する具体的な技術を変更したものである。この透過文字表示情報を作成する技術について、ユーザー特定情報を構成する文字列「123」の透過文字表示情報を作成する場合を例に説明すると、先ず、実施例1と同様に、例えば、コンピュータ本体10のRAM上に文字列「123」にて展開される。
そして、文字列の個々の文字「1」「2」「3」について、非表示の文字アウトラインが設定され、その文字アウトライン内に、複数のドットが間引き状に配置されて、間引きドットパターン文字情報が作成され、そのドットパターン文字情報の多数のドット部分のみで単位文字の単位文字表示情報が設定される。
複数の単位文字表示情報を組み合わせて透過文字表示情報が作成され、機密情報に対する配置が規定されて透過表示情報が作成され、この透過表示情報と、機密情報を表示装置23に表示させる機密情報の機密表示情報とが合成され、その合成表示情報がユーザーコンピュータ3へ送信されることになる。尚、前記合成について、単位文字以外の部分については、透過文字表示データが存在しないので、当然機密情報の線が有線で表示される。
尚、実施例1を次のように変更してもよい。
1]ホストコンピュータ2において、作成された透過表示情報を、機密表示情報と合成せずに、ユーザーコンピュータ3へ送信し、ユーザーコンピュータ3において、表示装置23に機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させるように構成してもよい。
1]ホストコンピュータ2において、作成された透過表示情報を、機密表示情報と合成せずに、ユーザーコンピュータ3へ送信し、ユーザーコンピュータ3において、表示装置23に機密情報を表示させる際に、その機密情報にユーザー特定情報を重ね合わせて透過状に表示させるように構成してもよい。
2]機密情報にユーザー特定情報が必ず重ね合わせて表示されるように、透過表示情報を作成するようにしてもよい。
3]ユーザー特定情報として、ユーザーIDの代わりに、ユーザ名又はパスワードを表示させるようにしてもよし、ユーザーID、ユーザ名、パスワードの少なくとも2を表示させるようにしてもよし、ユーザー特定情報と合わせて、他の情報(例えば、ユーザーが所属する会社名やその部署等)を表示させるようにしてもよい。
3]ユーザー特定情報として、ユーザーIDの代わりに、ユーザ名又はパスワードを表示させるようにしてもよし、ユーザーID、ユーザ名、パスワードの少なくとも2を表示させるようにしてもよし、ユーザー特定情報と合わせて、他の情報(例えば、ユーザーが所属する会社名やその部署等)を表示させるようにしてもよい。
4]ユーザー特定情報の文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットの代わりに短い細線を間引き状に配置した間引き細線パターン文字を表示させる透過文字表示情報を作成するようにしてもよい。その細線の長さ方向として、縦、横、斜めの何れかに設定可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能であり、種々の機密情報を管理するとともに閲覧可能な種々の情報管理システムに、本発明を適用することができる。
1 情報管理システム
2 ホストコンピュータ
3 ユーザーコンピュータ
4 通信回線
15 ユーザー情報ファイル
16 機密情報ファイル
22 入力装置
23 表示装置
2 ホストコンピュータ
3 ユーザーコンピュータ
4 通信回線
15 ユーザー情報ファイル
16 機密情報ファイル
22 入力装置
23 表示装置
Claims (4)
- 複数の機密情報を管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信回線を介して接続されたユーザーコンピュータとを備え、前記複数の機密情報の中の所望の機密情報の閲覧を可能にする情報管理システムにおいて、
前記ユーザーコンピュータは、前記ホストコンピュータに閲覧を希望するユーザーのユーザー情報と機密情報を指定する為の情報指定情報とを出力して機密情報の閲覧を要求する機密情報閲覧要求手段と、表示手段とを備え、
前記ホストコンピュータは、
複数のユーザーのユーザー情報を記憶したユーザー情報ファイルと、
前記複数の機密情報を記憶した機密情報ファイルと、
前記機密情報閲覧要求手段による要求を受けて、その要求を行ったユーザーのユーザー情報がユーザー情報ファイルに存在する場合に、要求された機密情報を機密情報ファイルから取得する機密情報取得手段と、
前記ユーザーコンピュータの表示手段に、前記機密情報取得手段で取得された機密情報を表示させる際に、その機密情報に前記ユーザーのユーザー情報の少なくとも1つの情報を重ね合わせて透過状に表示させる透過表示情報を作成する透過表示情報作成手段と、
を備えたことを特徴とする情報管理システム。 - 前記透過表示情報作成手段は、前記ユーザー情報の少なくとも1つの情報を構成する文字列の透過文字表示情報を作成し、この文字列を所定の配置にて前記表示手段に表示させるように透過表示情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
- 前記透過表示情報作成手段は、前記文字列の個々の文字について、文字アウトライン内に複数のドットを間引き状に配置した間引きドットパターン文字を前記表示手段に表示させる透過文字表示情報を作成し、
前記透過表示情報作成手段は、前記複数のドット間の間隔を変更することで文字透過率を変更可能な文字透過率変更手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報管理システム。 - 前記透過表示情報作成手段は、前記表示手段に表示させる前記文字列の文字間隔、文字サイズ、文字太さ、文字形状、ドットサイズの少なくとも1つを変更して、透過表示情報を作成可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の情報管理システム。
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Cited By (1)
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2006
- 2006-08-23 JP JP2006226126A patent/JP2008052396A/ja active Pending
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