JP2008049840A - 車両用ルームランプ - Google Patents

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常男 葭原
Tomoyuki Saiga
知之 斉賀
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Abstract

【課題】従来の車両用ルームランプでは、LEDなどの半導体型光源の熱対策が考慮されていないので高出力のLEDなどの半導体型光源を使用するには課題がある。
【解決手段】ランプハウジング2およびランプレンズ3、4などより灯室16が区画されている。スポット光用の光源6は、レンズ18およびヒートシンク部材19などから構成されるユニット構造からなる。ランプハウジング2のうち光源6に対応する箇所には、放熱用開口部34、35が設けられている。光源6は、ハーネス33により電源側に電気的に接続されている。ハーネス33は、放熱用開口部34、35を介して灯室16内から灯室16外に配線されている。この結果、光源6の熱対策が考慮されているので高出力のLEDなどの半導体型光源を使用することができる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、光指向性を有する半導体型光源を光源とする車両用ルームランプに関するものである。特に、この発明は、光源で発生した熱を効率良く放出(発散)させることができる車両用ルームランプに関するものである。
この種の車両用ルームランプは、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用ルームランプについて説明する。従来の車両用ルームランプは、LEDをランプカバーで覆われた灯室内に配置し、ランプカバーに投光用開口孔を設けたものである。以下、従来の車両用ルームランプの作用について説明する。LEDを点灯すると、LEDから光が放射され、その光が投光用開口孔からスポット光として車両の室内の所定の範囲に投光照射される。LEDなどの半導体型光源は、省電力であり、しかも、光指向性を有するスポット光を照射させるので、車両用ルームランプの光源として適している。
ところが、従来の車両用ルームランプは、LEDにおいて発生する熱に対しての対策が考慮されていない。このために、従来の車両用ルームランプでは、高出力のLEDなどの半導体型光源を使用するには課題がある。
特開2002−331868号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用ルームランプでは、LEDなどの半導体型光源の熱対策が考慮されていないので高出力のLEDなどの半導体型光源を使用するには課題があるという点にある。
この発明(請求項1に記載の発明)は、ランプハウジングおよびランプレンズにより灯室が区画されており、光源が、本体部と、その本体部に設けられていて光を照射する光照射部と、本体部に設けられているヒートシンク部材と、から構成されるユニット構造からなり、ランプハウジングのうち光源に対応する箇所には放熱用の開口部が設けられており、光源が、ハーネスにより電源側に電気的に接続されており、そのハーネスが放熱用開口部を介して灯室内から灯室外に配線されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2に記載の発明)は、ランプハウジングの放熱用開口部の縁の一部には一段下がった段部が設けられており、この段部がハーネスを配線する配線路を形成する、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3に記載の発明)は、段部の配線路にはハーネスを止める止め部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、前記の課題を解決するための手段により、光源の本体部において発生した熱がヒートシンク部材を介してランプハウジングの放熱用開口部から灯室外に効率良く放出される。このために、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、半導体型光源の熱対策を十分に考慮されているので、高出力の半導体型光源を使用することができる。しかも、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源に接続されているハーネスが放熱用開口部を介して灯室内から灯室外に配線されているので、光源のハーネスを簡単にかつ確実にしかも最短距離で配線することができる。この結果、この発明(請求項1に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源のハーネスの配線作業が簡便化し、かつ、ハーネスが短くて済むので、製造コストを安価にすることができる。
また、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、ランプハウジングの放熱用開口部の縁の一部に一段下がった段部を設け、この段部をハーネスの配線路とすることにより、光源のハーネスをさらに簡単にかつ確実にしかも最短距離で配線することができる。すなわち、一段下がった段部を光源の給電部(ハーネスの接続部)に位置させることより、ハーネスを最短距離で配線することができる。しかも、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、ランプハウジングの放熱用開口部の縁の一部から所定の方向に設けた配線路を熱誘導路として兼用することにより、光源の熱を所定の方向に確実に誘導させることができる。この結果、この発明(請求項2に記載の発明)の車両用ルームランプは、光源の熱の放出に伴う不具合を最小限に抑制することができる。たとえば、光源の熱を車両のウインドウガラスと反対側に誘導することにより、ウインドウガラスの曇りを防止することができる。
さらに、この発明(請求項3に記載の発明)の車両用ルームランプは、ランプハウジングに一段下がった段部を設けることにより、ランプハウジングの外側であって、段部の配線路にハーネスの止め部を設けることができる。これにより、光源のハーネスをさらに簡単にかつ確実にしかも最短距離で配線することができる。
以下、この発明にかかる車両用ルームランプの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、この実施例における車両用ルームランプの構成について説明する。この実施例における車両用ルームランプ1は、ランプハウジング2と、ランプレンズとしてのインナーレンズ3およびアウターレンズ4と、ランプカバー5と、光指向性を有する半導体型光源を光源とするスポット光用の光源6と、ワイド光用の光源7と、ブラケット21と、を備える。
前記ランプハウジング2は、一方が開口しかつ他方が閉塞した断面凹形状をなす。前記ランプハウジング2の開口部8の縁には、段部9が一体に設けられている。一方、前記ランプカバー5は、カバー形状をなす。前記ランプカバー5の中央部には、前記ランプハウジング2の開口部8とほぼ同等の大きさの開口部10が設けられている。かつ、前記ランプカバー5の開口部10の縁には、内側段部11が一体に設けられている。前記ランプハウジング2の前記段部9と前記ランプカバー5の前記内側段部11とが相互に嵌合した状態で、前記ランプハウジング2と前記ランプカバー5は、たとえば、スクリュー止めや弾性係合などの固定手段(図示せず)により相互に固定されている。
前記アウターレンズ4は、樹脂製の光透過性の部材からなる。前記アウターレンズ4は、一方が開口しかつ他方が閉塞した底が浅い断面凹形状をなす。前記アウターレンズ4の開口部12の縁には、立壁13一体に設けられている。一方、前記インナーレンズ3は、板形状をなす。前記インナーレンズ3が前記アウターレンズ4の前記開口部12の前記立壁13内に嵌合した状態で、前記インナーレンズ3と前記アウターレンズ4とは、弾性係合などの固定手段(図示せず)により相互に固定されている。
前記ランプカバー5の前記内側段部11の外側には、外側段部14が一体に設けられている。前記インナーレンズ3が固定されている前記アウターレンズ4の前記立壁13と、前記ランプハウジング2が固定されている前記ランプカバー5の前記外側段部14とが相互に嵌合した状態で、前記アウターレンズ4と前記ランプカバー5は、たとえば、弾性係合などの固定手段(図示せず)により相互に固定されている。
前記ランプハウジング2と前記インナーレンズ3および前記アウターレンズ4と前記ランプカバー5とにより、灯室が区画されている。前記灯室内は、前記ランプハウジング2の左右両端部の2枚の仕切壁15により、左右両側のスポット光用の灯室16、16と中央のワイド光用の灯室17とに仕切られている。
左右両側の前記スポット光用の灯室16、16内には、前記スポット光用の光源6、6が配置されている。一方、中央の前記ワイド光用の灯室17内には、前記ワイド光用の光源7が配置されている。
前記スポット光用の光源6は、光指向性を有するLEDなどの半導体型光源からなる。前記スポット光用の光源6は、本体部と、前記本体部の一面に設けられていて光を照射する光照射部と、前記本体部の他面に設けられているフィン形状のヒートシンク部材19と、から構成されるユニット構造からなる。すなわち、前記スポット光用の光源6は、半導体型光源のチップ(図示せず)と、前記チップを実装する基板(図示せず)と、前記チップおよび前記基板を覆うレンズ18と、前記基板に直接もしくは熱伝導部材(図示せず)を介して間接的に取り付けられている複数枚この例では4枚のフィン形状のヒートシンク部材19と、前記チップおよび前記基板および前記レンズ18および前記ヒートシンク部材19を保持する樹脂製のケーシング20と、から構成されている。なお、前記チップおよび前記基板および前記ケーシング20は、前記スポット光用の光源6の本体部を構成し、前記レンズ18は、前記スポット光用の光源6の光照射部を構成する。
前記スポット光用の光源6、6は、左右両側の前記スポット光用の灯室16、16内において、前記ランプハウジング2にブラケット21を介してスクリュー22や加締め28によりそれぞれ固定されている。前記スポット光用の光源6の前記レンズ18は、前記インナーレンズ3および前記アウターレンズ4側に配置されている。一方、前記スポット光用の光源6の前記ヒートシンク部材19は、前記ランプハウジング2側に配置されている。前記ブラケット21は、前記スポット光用の光源6を固定する機能と、前記スポット光用の光源6で発生する熱を所定の方向に誘導して放出させる機能と、を有する。
光指向性を有するLEDなどの半導体型光源からなる前記スポット光用の光源6の光軸(光指向性の0°軸)は、前記スポット光用の光源6からの光照射方向Z−Zに合わせられている。前記光照射方向Z−Zは、図10に示すように、車両(自動車)Cの室内Rの天井トリムTの取付面に対して傾斜している。また、前記光照射方向Z−Zは、前記スポット光用の光源6から照射されるスポット光L4で照明される範囲Eの任意の点(ほぼ中央)と、前記チップのほぼ中心と、を結ぶ線上にある。なお、前記スポット光用の光源6から照射されるスポット光L4で照明される範囲Eとは、たとえば、後部座席の天井トリムTに取り付けられる車両用ルームランプ1の場合、後部席に座る人Pの手元などである。また、図10中において、符号「G」はリアのウインドウガラスである。
前記ランプハウジング2の取付面である閉塞部の底板部29は、車両(自動車)Cの室内Rの天井トリムTの取付面に取り付けられる。この結果、図3〜図5に示すように、前記スポット光用の光源6は、前記ランプハウジング2の取付面の前記底板部29に対して傾斜している状態で、前記灯室16内に配置されていて、前記ランプハウジング2に固定されている。すなわち、前記スポット光用の光源6の光軸(前記スポット光用の光源6の光照射方向Z−Z)は、前記ランプハウジング2の取付面の前記底板部29に対して傾斜している。
また、前記スポット光用の光源6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19は、前記スポット光用の光源6の光軸(前記スポット光用の光源6の光照射方向Z−Z)とほぼ平行に、前記本体部の他面から前記レンズ18と反対側に突出している。このために、前記スポット光用の光源6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19は、前記ランプハウジング2の取付面の前記底板部29に対して傾斜している。すなわち、前記スポット光用の光源6が前記ランプハウジング2の前記底板部29に対して傾斜しているので、フィン形状の前記ヒートシンク部材19が前記ランプハウジング2の前記底板部29に対して傾斜している。たとえば、図6、図7、図9に示すように、前記車両用ルームランプ1の底面から見ると、左右の前記スポット光用の光源6、6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19、19が相互に内側にかつ前記スイッチ23側に傾斜している。また、図3および図4に示すように、前記車両用ルームランプ1の長手方向の断面から見ると、左右の前記スポット光用の光源6、6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19、19が相互に内側に傾斜している。さらに、図5に示すように、前記車両用ルームランプ1の短手方向の断面から見ると、前記スポット光用の光源6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19の長手方向が前記灯室16内から前記ランプハウジング2にかけて傾斜している。この図5において、前記スポット光用の光源6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19の長手方向の外側が前記灯室16内に位置して内側が前記ランプハウジング2側に位置する。
前記ワイド光用の光源7は、バルブタイプの光源であって、舟形をなす。前記ワイド光用の光源7は、中央の前記ワイド光用の灯室17内において、前記ランプハウジング2に電極兼ホルダ(図示せず)により固定されている。
前記スポット光用の光源6、6は、ハーネス33、33によりスイッチ23、23を介して電源側に電気的に接続されている。一方、前記ワイド光用の光源7は、ハーネス(図示せず)により車両のドアの開閉によりオンオフするドアスイッチ(図示せず)やドライバーがオンオフするメインスイッチ(図示せず)を介して電源側に電気的に接続されている。
ランプレンズとしての前記インナーレンズ3のうち、左右両側の前記スポット光用の灯室16、16内に配置されている前記スポット光用の光源6、6に対応する箇所には、錐台形たとえば円錐台形の凹部24、24がそれぞれ設けられている。前記凹部24の中心軸は、前記光照射方向Z−Zとほぼ一致する。前記凹部24、24の底部(円錐台形の上面側)には、前記スポット光用の光源6、6からの光を前記アウターレンズ4を介して車両の室内に照射するための照射孔25、25がそれぞれ設けられている。前記スポット光用の光源6の光照射部としての前記レンズ18の一部は、前記照射孔25から外側(前記アウターレンズ4側)に突出している。
ランプレンズとしての前記インナーレンズ3は、外側が導光作用を有する樹脂製の部材26からなり、内側が樹脂製の光不透過部材27からなる2色成形により成形されている。前記外側部材26の前記照射孔25の縁には、前記スポット光用の光源6からの光L1を前記外側部材26中に入射させる入射面(図示せず)が設けられている。前記インナーレンズ3の前記凹部24における前記外側部材26の表面には、前記スポット光用の光源6からの光L3を拡散させる光拡散部30が設けられている。前記光拡散部30は、たとえば、ホーニング加工やシボ加工などにより設けられる無数の極小の凹凸からなる。前記光拡散部30が設けられる範囲は、前記凹部24の表面(傾斜内面)であって、図1中の車線が施されている範囲である。
前記インナーレンズ3の前記内側部材27には、遮光リブ31が前記仕切壁15と対向して一体に設けられている。前記遮光リブ31は、左右両側の前記スポット光用の灯室16、16内に配置されている前記スポット光用の光源6、6からの光が中央の前記ワイド光用の灯室17内に漏れるのを防止すると共に、逆に、中央の前記ワイド光用の灯室17内に配置されている前記ワイド光用の光源7からの光が左右両側の前記スポット光用の灯室16、16内に漏れるのを防止する。
前記インナーレンズ3の前記内側部材27のうち、中央の前記ワイド光用の灯室17に対応する箇所には、開口部32が設けられている。樹脂製の光不透過部材からなる前記内側部材27の前記開口部32は、中央の前記ワイド光用の灯室17内に配置されている前記ワイド光用の光源7からの光を前記インナーレンズ3の前記外側部材26および前記アウターレンズ4を介して車両の室内に照射するためのものである。
図3〜図9に示すように、前記ランプハウジング2の前記底板部29のうち前記スポット光用の光源6、6に対応する箇所には、後方放熱用の開口部34、34と側方放熱用の開口部35、35とが設けられている。前記後方放熱用開口部34、34と前記側方放熱用開口部35、35とは、左右の前記スポット光用の光源6、6のフィン形状の前記ヒートシンク部材19、19の傾斜に沿った方向、すなわち、相互に内側にかつ前記スイッチ23側に傾斜している方向に連通している。なお、前記後方放熱用開口部34と前記側方放熱用開口部35とは、1個の大きい開口部であっても良い。
前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35には、前記スポット光用の光源6の前記ヒートシンク部材19が配置されている。すなわち、前記後方放熱用開口部34には、前記スポット光用の光源6の前記ヒートシンク部材19の後方が位置し、前記側方放熱用開口部35には、前記スポット光用の光源6の前記ヒートシンク部材19の側方(長手方向の内側)が位置する。また、図5に示すように、前記ヒートシンク部材19のフィンの長手方向の外側から内側にかけてが、前記灯室16内から前記後方放熱用開口部34を経て前記側方放熱用開口部35にかけて傾斜する。
図6〜図9に示すように、前記ランプハウジング2の前記側方放熱用開口部35、35の縁の一部には、灯室16側に一段下がった段部が設けられている。前記段部は、熱誘導路36、36を形成する。前記熱誘導路36、36は、前記側方放熱用開口部35、35の縁の一部から所定の方向、すなわち、相互に内側でかつ前記スイッチ23側の方向に設けられている。前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35および前記熱誘導路36の縁には、熱誘導凸部(リブ)37が一体に設けられている。
前記熱誘導路36は、前記ハーネス33を収納し得る凹部もしくは溝もしくは切欠などからなる。すなわち、前記熱誘導路36は、前記ランプハウジング2の底部の下面から一段下がっている。また、前記熱誘導路36は、前記ハーネス33を配線する配線路と兼用である。前記熱誘導路36には、前記ハーネス33を止める止め部が設けられている。前記止め部は、切欠38や弾性爪39や固定爪40などからなる。
前記ブラケット21は、図2〜図5に示すように、嵌合部41と、固定部42と、壁部43と、からなる。前記ブラケット21は、熱伝導性が良くかつ剛性および弾性を有する部材、たとえば、薄鋼板からなる。
前記嵌合部41は、凹形状をなし、前記スポット光用の光源6の前記本体部の前記ケーシング20を嵌合固定する。前記嵌合部41は、前記ケーシング20の前記レンズ18を除いた一面および左右両側面を覆う。なお、前記ケーシング20と前記嵌合部41とに弾性嵌合、たとえば、前記ケーシング20に嵌合孔を設け、前記嵌合部41に嵌合凸部を設け、前記嵌合孔に前記嵌合凸部を弾性嵌合させることにより、前記スポット光用の光源6と前記ブラケット21との固定力を向上させても良い。
前記固定部42は、前記嵌合部41の一側部から折り曲げて、また、前記嵌合部41の他側部から前記壁部43を経て折り曲げて、一体に設けられている。前記固定部42は、前記スポット光用の光源6の前記光照射部の前記レンズ18を前記ランプレンズの前記インナーレンズ3および前記アウターレンズ4側に配置させ、かつ、前記スポット光用の光源6の前記シートシンク部材19を前記ランプハウジング2の前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35側に配置させた状態で、前記ランプハウジング2の前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35の縁に前記スクリュー22や前記加締め28などで固定されることにより、前記スポット光用の光源6を前記ランプハウジング2に固定する。前記固定部42の幅は、前記嵌合部41の幅もしくは前記壁部43の幅とほぼ同等である。
前記壁部43は、前記嵌合部41の他側部と前記固定部42との間に設けられている。すなわち、前記壁部43は、前記スポット光用の光源6から前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35の縁までの間に配置されている。前記壁部43は、前記スポット光用の光源6で発生した熱を前記後方放熱用開口部34および前記側方放熱用開口部35に誘導する。また、前記壁部43は、前記スポット光用の光源6で発生した熱が前記壁部43で囲われた空間の外、たとえば、前記スポット光用の光源6の前記レンズ18側に漏れるのを防ぐ。
前記スポット光用の光源6の前記本体部の前記ケーシング20の一面には、位置決め部としての長凸の位置決め凸部44が一体に設けられている。一方、前記ブラケット21の前記嵌合部41には、長孔の位置決め孔部45が設けられている。前記位置決め凸部44と前記位置決め孔部45とを相互に嵌合することにより、前記ケーシング20と前記嵌合部41との位置が決められて、前記ケーシング20と前記嵌合部41とが相互に嵌合される。
この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、図10に示すように、たとえば、車両(自動車)Cの室内Rの後部座席の天井トリムTに、スイッチ23側がリアのウインドウガラスGと反対側に位置するように、取り付けられる。そして、スイッチ23をオンすると、スポット光用の光源6が点灯して、レンズ18からの直射光L4であってスポット光が、インナーレンズ3の円錐台形の凹部24を経てアウターレンズ4を透過して車両の室内の所定範囲を照明する。
このとき、スポット光用の光源6のレンズ18からの光の一部(図示せず)が、インナーレンズ3の照射孔25から円錐台形の凹部24の表面の光拡散部30に当たって拡散される。また、スポット光用の光源6のレンズ18からの光の一部(図示せず)が、インナーレンズ3の外側部材26の入射面から外側部材26中に入射する。この入射面から外側部材26中に入射した入射光は、外側部材26の導光作用により、外側部材26の外面(表面)と、傾斜反射面29を含む外側部材26と内側部材27との境界面と、において反射を繰り返して外側部材26中を導かれると共に、一部の光(図示せず)が外側部材26の外面から外部に出射する。
一方、ドアスイッチやメインスイッチがオンすると、ワイド光用の光源7が点灯して、このワイド光用の光源7からのワイド光が、インナーレンズ3の外側部材26およびアウターレンズ4を透過して車両の室内の所定の範囲をワイドに照明する。
そして、スポット光用の光源6を点灯することにより、このスポット光用の光源6の本体部のケーシング20において熱が発生する。この熱は、スポット光用の光源6の本体部のケーシング20からヒートシンク部材19に伝達される。ヒートシンク部材19に伝達された熱は、ヒートシンク部材19のフィンの長手方向に沿って、灯室16内から後方放熱用開口部34を経て、側方放熱用開口部35から灯室16外に放出される。
また、スポット光用の光源6の本体部のケーシング20において発生した熱は、ブラケット21の壁部43により、その壁部43で囲われた空間の外、たとえば、スポット光用の光源6のレンズ18側に漏れるのを防ぐことができる。しかも、スポット光用の光源6の本体部のケーシング20において発生した熱は、ブラケット21の壁部43により、灯室16内から後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35に誘導される。灯室16内から後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35に誘導された熱は、後方放熱用開口部34を経て、側方放熱用開口部35から灯室16外に放出される。
灯室16外に放出された熱は、側方放熱用開口部35から熱誘導路36に沿ってリアのウインドウガラスGと反対側のスイッチ23側に誘導される。また、ヒートシンク部材19から放出される熱は、後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35および熱誘導路36の縁の熱誘導凸部37により、リアのウインドウガラスGと反対側のスイッチ23側に誘導される。
この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、図5中の実線矢印に示すように、スポット光用の光源6の本体部のケーシング20で発生した熱がヒートシンク部材19においてそのヒートシンク部材19のフィンの長手方向に沿って灯室16内側からランプハウジング2の後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35側に伝達され、かつ、その後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35から灯室16外に効率良く放出される。このために、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6である半導体型光源の熱対策を十分に考慮されているので、高出力の半導体型光源を使用することができる。
また、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6の光軸がスポット光用の光源6の光照射方向Z−Zに合わせられていて、スポット光用の光源6がランプハウジング2の取付面の底板部29に対して傾斜した状態で灯室16内に配置されているので、ヒートシンク部材19のフィンの長手方向を灯室16内から後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35にかけて簡単にかつ確実に傾斜させることができる。しかも、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、光指向性が高いスポット光が簡単にかつ確実に得ることができ、その上、光指向性が高いスポット光が得られるので、スポット光を使用している人以外の人へのグレアを防止することができる。
さらに、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、図6中の実線矢印に示すように、スポット光用の光源6の本体部のケーシング20において発生した熱がヒートシンク部材19を介してランプハウジング2の後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35から熱誘導路36で所定の方向に誘導されて灯室16外に効率良く放出される。このために、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6である半導体型光源の熱対策を十分に考慮されているので、高出力の半導体型光源を使用することができる。特に、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6の熱を熱誘導路36により所定の方向、この例では、リアのウインドウガラスGと反対側であって、内側でかつスイッチ23側の方向に誘導させることができるので、スポット光用の光源6の熱の放出に伴う不具合を最小限に抑制することができる。すなわち、スポット光用の光源6の熱をリアのウインドウガラスGと反対側に誘導することにより、リアのウインドウガラスGの曇りを防止することができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、後方放熱用開口部34の縁および側方放熱用開口部35の縁および熱誘導路36の縁に熱誘導凸部37が設けられているので、スポット光用の光源6の熱を所定の方向にさらに確実に誘導させることができる。しかも、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、後方放熱用開口部34の縁および側方放熱用開口部35の縁および熱誘導路36の縁に熱誘導凸部37が設けられているので、ランプハウジング2の強度が増す。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、熱誘導路36がスポット光用の光源6に電気的に接続されているハーネス33を配線する配線路と兼用であり、かつ、その熱誘導路36にハーネス33を止める止め部としての切欠38や弾性爪39や固定爪40などが設けられている。このために、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6のハーネス33を簡単かつ確実にしかも最短距離で配線することができるので、スポット光用の光源6のハーネス33の配線作業が簡便化し、かつ、ハーネス33が短くて済むので、製造コストを安価にすることができる。すなわち、一段下がった段部をスポット光用の光源6の給電部(ハーネスの接続部)に位置させることより、ハーネス33を最短距離で配線することができる。また、ランプハウジング2に一段下がった段部を設けることにより、ランプハウジング2の外側であって、段部の配線路の熱誘導路36にハーネス33の止め部の切欠38や弾性爪39や固定爪40などを設けることができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6において発生した熱がブラケット21の壁部43により、その壁部43で囲われた空間の外、たとえば、スポット光用の光源6のレンズ18側に漏れるのを防ぐことができる。しかも、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、図3中の実線矢印に示すように、スポット光用の光源6において発生した熱がブラケット21の壁部43に沿ってスポット光用の光源6からランプハウジング2の後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35まで誘導されてこの後方放熱用開口部34および側方放熱用開口部35から灯室16外に効率良く放出される。このために、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6である半導体型光源の熱対策を十分に考慮されているので、高出力の半導体型光源を使用することができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット光用の光源6をブラケット21によりランプハウジング2に固定するので、スポット光用の光源6をランプハウジング2に精度良く固定することができる。特に、スポット光用の光源6の光軸がスポット光用の光源6の光照射方向Z−Zに合わせられていて、スポット光用の光源6がランプハウジング2の取付面の底板部29に対して傾斜した状態で固定されている場合であっても、スポット光用の光源6をランプハウジング2に精度良く傾斜固定することができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、ブラケット21の固定部42の幅がブラケット21の嵌合部41もしくは壁部43の幅とほぼ同等であるから、ブラケット21の固定部42とランプハウジング2との固定面積を十分に確保することができる。これにより、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、スポット用の光源6の光軸が3方向(X方向、Y方向、Z方向)に対して傾斜している場合であっても、スポット用の光源6をランプハウジング2にさらに精度良く固定することができる。
さらにまた、この実施例にかかる車両用ルームランプ1は、ブラケット21が、熱伝導性が良くかつ剛性および弾性を有する部材からなるので、スポット光用の光源6の放熱効果をさらに向上させることができ、しかも、スポット光用の光源6をブラケット21を介してランプハウジング2に確実に固定することができる。
以下、上記の実施例以外の例について説明する。前記の実施例においては、リアのウインドウガラスGの近傍の後部座席の天井トリムTに取り付けられる車両用ルームランプ1について説明する。ところが、この発明においては、リアのウインドウガラスGの近傍の後部座席の天井トリムT以外の場所、たとえば、フロントのウインドウガラスの近傍の前部座席の天井トリムなどに取り付けられる車両用ルームランプにも適用できる。
また、前記の実施例においては、位置決め部として長凸の位置決め凸部44と長孔の位置決め孔部45とからなるものである。ところが、この発明においては、位置決め部として長凸の位置決め凸部44と長孔の位置決め孔部45と以外のものであっても良い。たとえば、1個もしくは複数個の小円の凸部と同じく1個もしくは複数個の小円の孔部であっても良い。
この発明にかかる車両用ルームランプの実施例を示す正面図である。 同じく、インナーレンズおよびアウターレンズを取り除いた状態のスポット光用の灯室内およびワイド光用の灯室内を示す正面図である。 同じく、図1におけるIII−III線断面図である。 同じく、図1におけるIV−IV線断面図である。 同じく、図1におけるV−V線断面図である。 同じく、背面側から見た状態を示す斜視図である。 同じく、背面側から見た状態を示す一部拡大斜視図である。 同じく、スポット光用の光源およびハーネスをのぞいた状態の背面側から見た一部拡大斜視図である。 同じく、背面図である。 同じく、使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 車両用ルームランプ
2 ランプハウジング
3 インナーレンズ(ランプレンズ)
4 アウターレンズ(ランプレンズ)
5 ランプカバー
6 スポット光用の光源
7 ワイド光用の光源
8 ランプハウジングの開口部
9 ランプハウジングの段部
10 ランプカバーの開口部
11 ランプカバーの内側段部
12 アウターレンズの開口部
13 アウターレンズの立壁
14 ランプカバーの外側段部
15 仕切壁
16 スポット光用の灯室
17 ワイド光用の灯室
18 レンズ(光照射部)
19 ヒートシンク部材
20 ケーシング(本体部)
21 ブラケット
22 スクリュー
23 スイッチ
24 凹部
25 照射孔
26 外側部材
27 内側部材
28 加締め
29 底板部
30 光拡散部
31 遮光リブ
32 内側部材の開口部
33 ハーネス
34 後方放熱用開口部
35 側方放熱用開口部
36 熱誘導路
37 熱誘導凸部
38 切欠
39 弾性爪
40 固定爪
41 嵌合部
42 固定部
43 熱伝導壁部
44 位置決め凸部
45 位置決め孔部
Z−Z 光照射方向
L4 スポット光用の光源からの光
C 車両(自動車)
R 室内
T 天井トリム
E スポット光用の光源により照明する範囲
G リアのウインドウガラス
P 後部座席に座っている人

Claims (3)

  1. 光指向性を有する半導体型光源を光源とする車両用ルームランプにおいて、
    ランプハウジングおよびランプレンズにより灯室が区画されており、
    前記光源は、本体部と、前記本体部に設けられていて光を照射する光照射部と、前記本体部に設けられているヒートシンク部材と、から構成されるユニット構造からなり、
    前記ランプハウジングのうち前記光源に対応する箇所には、放熱用の開口部が設けられており、
    前記光源は、ハーネスにより電源側に電気的に接続されており、
    前記ハーネスは、前記放熱用開口部を介して前記灯室内から前記灯室外に配線されている、
    ことを特徴とする車両用ルームランプ。
  2. 前記ランプハウジングの前記放熱用開口部の縁の一部には、一段下がった段部が設けられており、前記段部は、前記ハーネスを配線する配線路を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ルームランプ。
  3. 前記段部の前記配線路には、前記ハーネスを止める止め部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ルームランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201115A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Toyoda Gosei Co Ltd ランプユニット

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