JP2008048561A - リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 - Google Patents
リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008048561A JP2008048561A JP2006223782A JP2006223782A JP2008048561A JP 2008048561 A JP2008048561 A JP 2008048561A JP 2006223782 A JP2006223782 A JP 2006223782A JP 2006223782 A JP2006223782 A JP 2006223782A JP 2008048561 A JP2008048561 A JP 2008048561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil case
- contact
- coil
- linear motor
- radiating plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Linear Motors (AREA)
Abstract
【解決手段】 N極とS極が交互に並ぶ永久磁石からなる軸部材2と、この軸部材2の周囲を囲む複数のコイル6を軸方向に並べたコイルユニット3とを備える。コイルユニット3は、複数のコイル6を収容した筒状のコイルケース7と、各コイル6の間に介在した複数の放熱板11とを有する。コイルケース7の内周および放熱板11の外周における円周方向複数箇所に、互いに接触する被接触部7aおよび接触部11aをそれぞれ設ける。これら被接触部7aと接触部11aとは、放熱板11のコイルケース7に対する回転位相を組立状態と異ならせることで互いの接触が解除され、放熱板11のコイルケース7に対する軸方向移動が自在となる形状とする。
【選択図】 図1
Description
しかし、プレス機械等にリニアモータを用いる場合、大きな推力を得ることが必要であり、そのためコイルの発熱が大きくなる。図9の例のように、コイル70をコイルケース71内に収容する場合、コイルユニット63を堅固に構成できるが、密閉構造となるため、熱がコイルユニット63内にこもり、コイルユニット63の温度上昇が大きくなる。
コイルユニット63の大きな温度上昇は、リニアモータの効率低下や安全性に影響し、特に工作機械に用いる場合は加工精度にも影響する。
しかし、放熱効率を高めるためには、放熱板72をコイルケース71に接触させることが必要であり、放熱板72をコイルケース71に接触する形状とすると、密な嵌合状態となるため、コイルユニット63の組立時に、放熱板72をコイルケース71に挿入する作業が困難となる。組立性を良好にするには、放熱板72とコイルケース71との間に隙間を生じさせることが必要であるが、空気層が介在すると、熱伝導が行えず、放熱の効率が低下する。
この発明の他の目的は、コイルユニットにおける放熱板のコイルケースとの接触面を大きく得ることができて、放熱効率をより一層高めることができるものとすることである。 この発明のさらに他の目的は、放熱板およびコイルケースを簡素な形状としながら、放熱性と組立性の両立を可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、部品点数が少なく簡素な構造とすることができ、かつモータにおける発熱が少なくて加工精度に優れ、モータの組立性にも優れたリニアモータ搭載工作機械を提供することである。
すなわち、前記コイルユニットは、前記複数のコイルを収容しこれらコイルが軸方向に移動可能な内周面形状を持つ筒状のコイルケースと、前記各コイルの間に介在した複数の放熱板とを有し、前記コイルケースの内周および前記放熱板の外周における円周方向複数箇所に、互いに接触する被接触部および接触部がそれぞれ設けられ、前記コイルケースの前記被接触部と前記放熱板の前記接触部とは、前記放熱板の前記コイルケースに対する回転位相を、この放熱板のコイルケースへの組立状態と異ならせることで互いの接触が解除され前記放熱板の前記コイルケースに対する軸方向移動が自在となる形状とする。ここで言う接触の解除は、必ずしも完全に非接触とならなくても良く、放熱板のコイルケースに対する軸方向移動が自在となる程度の軽接触状態となっていても良い。
このようにコイルケースの被接触部および放熱板の接触部を突片とし、軸方向に接触させるようにした場合、接触面積が大きく得られ、そのため放熱効率をより一層高めることができる。
なお、コイルケースの前記被接触部となる突片は、軸方向に並ぶ一対のものを、放熱板の接触部となる突片が介在するスリットを開けて設けたものとしても良い。その場合、放熱板の接触部となる突片の両面がコイルケースの被接触部と接触して接触面積が増大するため、さらに放熱効率を高めることができる。
このように、コイルケースの被接触部を軸方向溝で形成することより、筒状のコイルケースの内部に突片からなる被接触部を設ける場合に比べて、被接触部の加工が簡単に行える。また、放熱板の突片の側端面を、コイルケースの前記被接触部となる軸方向溝の内側面に対して面接触させるため、接触面積が確保でき、加工が簡単な形状としながら、放熱性を確保することができる。
この構成によると、進退動作する可動部をリニアモータで駆動させるため、回転型のモータを用いるものと異なり、回転を直線運動に変換する機構が不要であり、部品点数が少なく簡素な構造とできる。また、この発明のリニアモータを用いることで、モータにおける発熱が少なくて加工精度に優れ、モータの組立性にも優れたものとなる。
このリニアモータ1は、このように、コイルユニット3の放熱性と組立性を両立させることができる。
この実施形態におけるその他の構成は、図1ないし図4と共に説明した第1の実施形態と同様である。
2…軸部材
3…コイルユニット
6…コイル
7…コイルケース
7a,7b…被接触部
10…コイルボビン
11…放熱板
11a,11b…接触部
11ba…側端面
21…軸方向溝
20…スリット
41…フレーム
45…プレス機構
49…ラム(可動体)
W…ワーク
Claims (4)
- N極とS極が交互に並ぶ永久磁石からなる軸部材と、この軸部材の周囲を囲む複数のコイルを前記軸方向に並べてなり前記軸部材が内部を相対的に軸方向移動自在なコイルユニットとを備え、
前記コイルユニットは、前記複数のコイルを収容しこれらコイルが軸方向に移動可能な内周面形状を持つ筒状のコイルケースと、前記各コイルの間に介在した複数の放熱板とを有し、前記コイルケースの内周および前記放熱板の外周における円周方向複数箇所に、互いに接触する被接触部および接触部がそれぞれ設けられ、前記コイルケースの前記被接触部と前記放熱板の前記接触部とは、前記放熱板の前記コイルケースに対する回転位相を、この放熱板のコイルケースへの組立状態と異ならせることで互いの接触が解除され前記放熱板の前記コイルケースに対する軸方向移動が自在となる形状としたことを特徴とするリニアモータ。 - 前記コイルケースの前記被接触部が、前記コイルケースの内周に突出した突片であり、前記放熱板の前記接触部が、前記放熱板の外周に突出した突片であり、前記両突片は互いに軸方向に接触するものとした請求項1記載のリニアモータ。
- 前記コイルケースの前記被接触部が、前記コイルケースの内周面に設けられた軸方向溝の内側面であり、前記放熱板の前記接触部が前記コイルケースの前記軸方向溝内に遊嵌する形状の突片であり、この突片はその側端面が、前記被接触部となる前記軸方向溝の内側面に対して面接触する形状を有するものとした請求項1記載のリニアモータ。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリニアモータと、このリニアモータで進退駆動されて工具またはワークを移動させる可動部とを備えたリニアモータ搭載工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006223782A JP4946263B2 (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006223782A JP4946263B2 (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008048561A true JP2008048561A (ja) | 2008-02-28 |
JP4946263B2 JP4946263B2 (ja) | 2012-06-06 |
Family
ID=39181744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006223782A Expired - Fee Related JP4946263B2 (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4946263B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009254064A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Nippon Pulse Motor Co Ltd | リニアモータの可動子、およびその製造方法 |
WO2013105214A1 (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-18 | 富士機械製造株式会社 | リニアモータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5661019A (en) * | 1979-10-24 | 1981-05-26 | Fujitsu Ltd | Manufacture of thin film magnetic head |
JPS63120394A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | 松下電工株式会社 | 赤外線感知器 |
JPH11225468A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Minolta Co Ltd | シャフト型リニアモータ |
-
2006
- 2006-08-21 JP JP2006223782A patent/JP4946263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5661019A (en) * | 1979-10-24 | 1981-05-26 | Fujitsu Ltd | Manufacture of thin film magnetic head |
JPS63120394A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | 松下電工株式会社 | 赤外線感知器 |
JPH11225468A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Minolta Co Ltd | シャフト型リニアモータ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009254064A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Nippon Pulse Motor Co Ltd | リニアモータの可動子、およびその製造方法 |
WO2013105214A1 (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-18 | 富士機械製造株式会社 | リニアモータ |
CN104067493A (zh) * | 2012-01-10 | 2014-09-24 | 富士机械制造株式会社 | 线性电动机 |
JPWO2013105214A1 (ja) * | 2012-01-10 | 2015-05-11 | 富士機械製造株式会社 | リニアモータ |
US9397538B2 (en) | 2012-01-10 | 2016-07-19 | Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. | Linear motor |
CN108574391A (zh) * | 2012-01-10 | 2018-09-25 | 富士机械制造株式会社 | 线性电动机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4946263B2 (ja) | 2012-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5100073B2 (ja) | リニアモータ装置およびそれを搭載した工作機械 | |
US7768159B2 (en) | Linear motor and machine tool having the same mounted thereon | |
US9712030B2 (en) | Shaft rotary type linear motor and shaft rotary type linear motor unit | |
JP2007092968A (ja) | ナットの製造方法 | |
KR20150095172A (ko) | 수지 케이싱의 성형 방법 및 모터 | |
US20090096298A1 (en) | Linear-motion actuator | |
US20090039727A1 (en) | Motor and electric power steering apparatus | |
JP2008048565A (ja) | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 | |
JP2009090457A (ja) | 直接駆動式の往復動及び旋回動を行なうアクチュエータ付き工具交換装置 | |
JP4946263B2 (ja) | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 | |
JP2010242855A (ja) | 転がり軸受の固定方法および固定構造 | |
KR20160136121A (ko) | 서브 스핀들 | |
BR102018071235A2 (pt) | Método de fabricação de núcleo de máquina elétrica rotativa e núcleo de máquina elétrica rotativa | |
JP2008048562A (ja) | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 | |
EP1892819A2 (en) | Multiple linear motor and machine tool having the same mounted thereon | |
JP2008281142A (ja) | ボールねじ機構のねじ軸及びねじ軸の製造方法 | |
JP2008048563A (ja) | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 | |
JP6515346B2 (ja) | 渦電流式減速装置の製造方法 | |
KR200444938Y1 (ko) | 예압구조를 가진 스테핑모터 | |
CN215934585U (zh) | 驱动装置和移动体 | |
JP2008048567A (ja) | リニアモータおよびそれを搭載した工作機械 | |
JP2007024174A (ja) | ボールねじ機構 | |
CN101259590A (zh) | 直驱式主轴头与综合加工机及其制造方法 | |
WO2024162091A1 (ja) | 揺動器の回転制御装置、及び、それを用いた工作機械 | |
JP5644668B2 (ja) | ボールねじ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110914 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120220 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |