JP2008048536A - 無効電力補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無効電力補償装置として必要十分な機能を発揮するとともに、装置の大型化や、それに伴う、損失、コストの増大をもたらすハードウエアを備えることなく、小型、安価、低損失で、各電圧出力ユニットの直流電圧比を一定に保持することが可能となる階調電圧制御の無効電力補償装置を得ることを目的とする。
【解決手段】H、Mビットの電圧出力ユニット2は、電流の指令値に電力貯蔵手段3のエネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えることにより、電力貯蔵手段3全体のエネルギーを一定に保ち、その出力電圧の組合せを選択することにより、電力貯蔵手段3相互間の電圧を一定に保つ。Lビットの電圧出力ユニット2は、その電力貯蔵手段3がDC電源13に接続され、パルス幅変調制御により高精度な電圧出力を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、系統回路に無効電力を供給することにより系統回路の力率改善、電流歪みを改善する無効電力補償装置に関するものである。
図29は、例えば、非特許文献1に記載された、直流電圧が異なる単相の電圧出力ユニットをカスケード接続した無停電電源装置である。
図の階調制御型インバータは、フルブリッジインバータの電圧出力ユニットを3直列で構成し、直流電圧がそれぞれ三進数の関係に設定されている。そして、大きい電圧の電圧出力ユニットの出力のパルス数は少なく、電圧の低い電圧出力ユニットの出力パルス数により波形整形をする、いわゆる、階調電圧出力により高効率変換を実現している。
「三進数階調制御型電力変換装置の無停電電源装置への応用」(電気学会全国大会 2006年3/15発行 第4分冊 P.113−114)
以上のように、非特許文献1で紹介された階調制御の電力変換装置は、無停電源装置に適用するもので有効電力の発生が必要であり、比較的容量の大きな常時給電の直流電源や、各電圧出力ユニットに電力を分配供給するためのバランサ回路が必要となり、この階調制御の電力変換装置をそのまま無効電力補償装置に適用すると、従来からの一般的な無効電力補償装置に比較して、外形、コスト的に不利となる。
この発明は、以上のような問題点を解消するためになされたもので、無効電力補償装置として必要十分な機能を発揮するとともに、装置の大型化や、それに伴う、損失、コストの増大をもたらすハードウエアを備えることなく、小型、安価、低損失で、各電圧出力ユニットの直流電圧比を一定に保持することが可能となる階調電圧制御の無効電力補償装置を得ることを目的とする。
第1の発明に係る無効電力補償装置は、電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る電流制御型の無効電力補償装置において、
電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を一定にすることと、
無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に電力貯蔵手段のエネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えるものである。
また、第2の発明に係る無効電力補償装置は、電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る電流制御型多相の無効電力補償装置において、
電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより上記各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を一定にすることと、
上記無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に上記電力貯蔵手段の多相平均エネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えるものである。
また、第3の発明に係る無効電力補償装置は、電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、
電力貯蔵手段の電圧が電圧出力ユニットにより異なり、
各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る無効電力補償装置において、
電力貯蔵装置の電圧が最も小さい電圧出力ユニットは、電力常時供給手段に接続された電力貯蔵装置を有し、それ以外の電圧出力ユニットは、電力常時供給手段に接続されない電力貯蔵装置を有するものである。
第1の発明によれば、電流の指令値に電力貯蔵手段のエネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えることにより、電力貯蔵手段全体のエネルギーが一定に保たれ、電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより、電力貯蔵手段相互間の電圧が一定に保たれ、回路またはソフトウエアである制御動作で各電力貯蔵手段の電圧が一定に保たれる。
また、第2の発明によれば、電流の指令値に上記電力貯蔵手段の多相平均エネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えることにより、多相の電力貯蔵手段全体のエネルギーが一定に保たれ、電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより、電力貯蔵手段相互間の電圧が一定に保たれる。
また、第3の発明によれば、電圧が最も小さい電圧出力ユニットにのみ電力常時供給手段を接続することにより、電力常時供給手段の容量が低減し、装置が小型となる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における、三相交流系統における無効電力を補償する無効電力補償装置7の構成を示す図である。これは、交流系統の無効電力を補償して、系統の力率改善、電流の高調波成分の抑制を行うものである。
言い換えると、この無効電力補償装置7は、負荷8に供給される負荷電流12の内、高調波成分を含む無効電流を系統電源1に替わって供給することで、系統電流11の高調波成分の低減、系統の力率改善を行い、送電効率を向上させる。
図に示すように、無効電力補償装置7は、複数の電圧出力ユニット2の直列接続により構成される。各電圧出力ユニット2には、電力貯蔵手段3が配置接続され、それから電圧出力ユニット2を通して、電力は出力される。
また、系統電源1との間には系統インダクタンス6が存在し、無効電力補償装置7は出力フィルタリアクトル9を介して系統に接続されている。
電圧出力ユニット2は、例えば図2に示すような、フルブリッジ構成の半導体のスイッチ20〜23からなるインバータで構成される。半導体スイッチは、自己消弧機能のスイッチとこれに逆並列接続されたダイオードとから構成されている。
自己消弧機能のスイッチとしては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、GTO(Gate Turn Off Thyristor)、GCT(Gate Commutated Turn−off Thyristor)、MOSFET(Power Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisor)、等が該当する。図2の電圧出力ユニット2は、各スイッチのオン、オフ動作に基づき、その端子間に、+E、0、−Eの3つのレベルの電圧を出力する。
電力貯蔵手段3としては、例えば、電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ等のコンデンサ、また、リチウム電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池等の電池で構成される。
ここで、各々の電圧出力ユニット2に対応する電力貯蔵手段3の設定電圧は、異なっていても良いし、等しくても良い。直列に接続される電圧出力ユニット2のHビット、Mビット、Lビットの設定電圧の比が、例えば、図3(a)の表に示すように、2進数3ビットの関係により階調レベル数が7レベルある場合は、図3(b)に示すように、正の出力は7レベル、負の出力は7レベル、0電圧出力は1レベルとなり、出力する相電圧のレベル数は合計15レベルとなる。
また、同様に2進数4ビットの場合、直列に接続される電圧出力ユニット2のHHビット、Hビット、Mビット、Lビットの設定電圧の比が、図3(c)の表に示す条件では、出力する相電圧のレベル数は、図3(d)に示すように合計31レベルとなる。
このように異なった電圧の電圧出力ユニット2を複数個、直列構成することで、系統電源へ出力する電圧を多レベル化して、高調波を小さくすることが出来る。また、電圧の高いメインインバータのスイッチング回数を抑えることにより、スイッチング損失を抑えることが出来、無効電力補償装置7の効率は向上し、さらに電磁ノイズも減らすことが出来る。
図1の無効電力補償装置7では、電圧が最小のLビットの電圧出力ユニット2には、電力常時供給手段であるDC電源13を接続している。後段で詳述するが、このLビットのインバータは、他のHビット、Mビットのインバータと異なりパルス幅変調制御により電圧を出力し、高調波成分を含む無効電流の補償を実現している。出力に小さなフィルタをおくことで、電圧出力の精度を向上させることが出来、電圧や電流の高調波を抑制できる。
なお、このLビットの電圧出力ユニット2にDC電源13が取り付いても、出力電圧及び電力は小さいので、このDC電源13の大きさは小さい。
このように、電圧が高いH、Mビットの電圧出力ユニット2の出力パルス数を少なくし、電圧が低いLビットの電圧出力ユニット2の出力を動作周波数が数kHzもしくはそれ以上の高周波PWM出力にすると、変換効率の向上と高調波抑制の両立が実現出来、効果的である。ここで、H、Mビットの電圧出力ユニット2には、後に述べる、ビット間エネルギー流用制御と、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)により、電力常時供給手段は不要とする。
無効電力補償装置7が無効電流しか流さない場合には、各々の電圧出力ユニット2にも、無効電流しか電流を流さないので、各電力貯蔵手段3の電圧は理想的には時間平均では変化しない。従って、図4に示すように、無効電力補償装置を、電力常時供給手段を一切使用しない構成とすることも出来る。
更なる変形例として、無効電力補償装置の構成は、図5に示すように、三相共通の電力貯蔵手段3と電圧出力ユニット2とを備えたものとしてもよい。ここでは、Hビットは、三相共通の3レベル電圧出力ユニット2と電力貯蔵手段3とから構成されている。三相各相では電流位相は120度ずつずれるので、Hビットの電力貯蔵手段3の電圧の変動周期は、商用周波の周期の1/3となり、その電圧変動は小さくなり、図1の各相個別方式に比べ電圧一定制御には有利になる。
次に、図1に示す無効電力補償装置7の制御部による運転動作の具体的内容について説明する。
先ず、全体の制御部のフローチャートを図6に示す。図において、系統瞬時電力Pp系統瞬時虚電力Qpルーチン30では、負荷8の電圧(負荷電圧5)VLi(i=u,v,w)、電流(負荷電流12)ILi(i=u,v,w)、無効電力補償装置7の電流(無効電力補償装置電流10)Isi(i=u,v,w)に基づき、系統瞬時虚電力Qp(フィルタリングあり)と有効、無効分の系統電流の指令値Ipi_P,Ipi_Q(i=u,v,w)を求める。
電圧出力ユニットの電力貯蔵手段3の電圧を一定にするため、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)40では、無効電力補償装置7の電流指令に重畳する有効分の電流指令ΔEc・sinωtを生成し、後述する電流制御ルーチン50に送る。
なお、ここでは、Hビット、Mビットが、本願請求項に記載するエネルギー制御対象とするユニットの電力貯蔵手段に相当し、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)40は、同じく、エネルギー制御手段に相当し、更に、有効分の電流指令ΔEc・sinωtは、同じく、有効電流値または偏差指令に相当する。
そして、電流制御ルーチン50(本願請求項に記載する電流制御手段に相当する)では、有効、無効分の系統電流の指令値Ipi_P,Ipi_Q(i=u,v,w)、系統瞬時虚電力Qp、有効分の電流指令ΔEc・sinωtに基づき、無効電力補償装置電流10を流すために出力すべき電圧指令値Vs(t),Vso(t)を求める。
次に、高精度電圧出力ルーチン60においては、Hビット、Mビットの電圧出力ユニット2の少パルス運転の実現と、エネルギー流用によるHビット、Mビットの電力貯蔵手段3の電圧比一定制御を行いつつ、LビットによるPWM出力制御(パルス幅変調制御)を行う。高精度電圧出力ルーチン60を経て、ゲート生成回路70にてゲート指令が生成され、所望の無効電力補償装置電流10を出力して無効電力補償を行う。
次に、各ルーチンの内容を詳細に説明する。
図7は、系統瞬時電力Pp系統瞬時虚電力Qpルーチン30の処理内容を示すフローチャートである。系統瞬時電力Pp、系統瞬時虚電力Qpは、一周期分の平均電力ではなく、瞬時値を表すものである。ここではその意味で、通例、平均値で表現される有効電力、無効電力という表示と区別し、瞬時電力、瞬時虚電力という表示を使用している。
最初に、負荷の電流ILi(i=u,v,w)、電圧VLi(i=u,v,w)と無効電力補償装置電流Isi(i=u,v,w)を、図8の行列式を用いて、三相交流(U,V,W)−二相交流(α、β)に変換する(31)。そして、図7に示すように、(31)による変換で得られた二相の負荷の電圧VLα,VLβ、電流ILα,ILβと無効電力補償装置電流Isα,Isβ(32)に基づき、系統瞬時電力Pp、系統瞬時虚電力Qpを求める(33、34)。
基本波振幅抽出フィルタ(36)では、図9に示す演算により、系統瞬時電力Pp、系統瞬時虚電力Qpの平均値を求める。なお、この平均化演算で使用するため、負荷電圧VLαβの平均値が求められる(35)。
図7の系統電流導出ルーチン(37)は、具体的には、図10の37−1および37−2に示す計算式により、系統瞬時電力Pp、系統瞬時虚電力Qpの平均値および負荷電圧VLα、VLβの平均値からU,V,W相の有効分、無効分の系統電流Ipi_P(i=u,v,w)、Ipi_Q(i=u,v,w)を求める。
次に、電流制御ルーチン50の内容について図11のブロック図を参照して説明する。図において、無効電力補償装置7の出力電圧のバルク部分であるVso(t)=|Vs|・sinωtは、図7(35)で導出した負荷電圧VLαβと同じ大きさの基本波としている。
無効電力補償のため、系統の基本波無効電力Qpがゼロになるように、I(積分)制御で無効成分|Iqqu|・cosωtの電流指令を求める。ここでは、各相共通に、基本波無効電力Qpから無効成分|Iqqu|・cosωtの電流指令を求めているが、各相毎に、無効系統電流Ipi_Qから無効成分|Iqqu|・cosωtの電流指令を求めるようにしてもよい。
そして、先の系統電流導出ルーチン(37)で求めた有効成分の系統電流Ipi_P(sinωt)、上記無効電力補償のための無効成分の系統電流指令値|Iqqu|・cosωt、および後に説明する、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン40から求めた電流指令値ΔEci・sin(ωt+φi)の合計の電流指令Irefi(t)と、フィードバック系統電流Ipi(t)(i=u,v,w)との偏差のPD(比例微分)制御より無効電力補償装置7の電圧指令値ΔVsi(t)が出力される。このΔVsi(t)に先のバルク成分Vsoi(t)が加算され、最終の電圧指令Vsi(t)=Vsoi(t)+ΔVsi(t)が高精度電圧出力ルーチン60に送出される。
無効電力補償装置7がこの電圧指令に基づき無効電流を流すことにより、系統の基本波無効電力Qpは定常的に零となる。この瞬時無効電力の考えを導入した電流制御は、過渡応答時においても完全に無効電力を補償できる。
なお、本来の電圧指令Vsi(t)と別に、後に説明する高精度電圧出力ルーチン60のPWM処理前階調電圧Vpk決定ルーチンにおいて、H、Mビットの出力をそれぞれ1パルス、3パルスにするための判定用の電圧指令値として、Vsoi(t)=|VLi|・sin(ωt+φi)を使用する。これにより、Hビット、若しくはMビット電圧が変化する際、電圧指令値が急変した場合の多パルス化を防ぐことができる。
次に、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)40の内容について図12を参照して説明する。この制御では、全電力貯蔵手段、ここではエネルギー制御対象となっているHビット、Mビットの電力貯蔵手段のエネルギーを一定にするため、電力貯蔵手段3の目標電圧と検出電圧(フィードバック値)との偏差(ΔVHi,ΔVMi)から、無効電力補償装置7に流し込む有効分の電流指令ΔEciを生成する。この有効分の電流を流すことにより、電力貯蔵手段3の電圧を全体として一定にする。
複数個の電力貯蔵手段3の電圧を全体として一定に制御する場合、これら複数個の電力貯蔵手段3が現在持っている保有エネルギーと目標のエネルギー(基準エネルギー)との偏差に基づき電流指令ΔEciを導出すべきであるが、図12の右下部に、上述した両エネルギーおよび両者の差のエネルギー、更に、ΔVH、ΔVMが十分小さい値であるという、通常成立し得る条件下での差エネルギーをそれぞれ数式で示すように、電圧偏差から電流指令ΔEciを求めることが出来ることが分かる。電圧偏差を利用することで、演算が簡便となる利点がある。
系統電圧が不平衡になると(この点は、後段の実施の形態2で触れる)、無効電力補償装置7は系統の無効電力を補償するので、無効電力補償装置7に流れる電流も不平衡になる。それに伴い、各相の電力貯蔵手段3の電圧も不平衡になるが、各相にこの制御が実施されていれば、各相における電力貯蔵手段3の電圧のバランスも保つことが出来る。
次に、高精度電圧出力ルーチン60の内容について図13を参照して説明する。ここでは、H、Mビットの電力貯蔵手段3の電圧比率の一定化を目的にH、Mビット間の電荷量のやり取りを行う、いわゆる、エネルギー流用制御と、H、Mビットのスイッチング切り換えを増加させないことを目的にスイッチパターンを1周期ずつ決定することと、各ビットの出力状態の決定とを行う。
先ず、この場合の動作の原理を図14を参照して解説する。ここでは、Lビット、Mビット、Hビットの電圧比を1:2:4とし、その1のレベルの電圧を1A.U.(absolute unit)とする。なお、少なくともこの原理解説の項では、説明の便宜上、例えば、Hビットという場合、4A.U.の電圧を出力する電圧出力ユニットと同義とする。
また、各ビットの電圧制御としては、H、Mビットは、その出力電圧の組み合わせが交流出力電圧指令値に追随するように階調電圧制御を行い、Lビットは、H、Mビットの組み合わせで出力される電圧と交流出力電圧指令値との偏差を埋めるようにPWM制御で電圧を出力するものとする。
そして、この発明では、H、Mビットの各出力電圧は異なるが両者を組み合わせた電圧は同一となる特定期間が存在する、従って、電圧指令値に追随する制御であっても、H、Mビットの組み合わせ形(SWパターン)に自由度が存在することに着目し、この自由度の範囲でSWパターンを選択し、HビットとMビットの間の電圧均衡化を図らんとするものである。
図14の下欄に示す波形は、この組み合わせた電圧波形は同一であるが、特定期間ではH、Mビットの各出力電圧が異なる2つのスイッチパターンSW1とSW2とを示している。
先ず、パターンSW1で、正弦波は、電圧指令値を示し、矩形の階調電圧波形は、その電圧指令値に追随するH、Mビットの出力電圧和を示す。図は、基本波の1周期について示しているが、時間軸方向と正負方向の対称性を考えると1/4周期分で論じることが出来る。ハッチングを施した矩形波形は、M、Hビットの出力波形である。
下方のパターンSW2もH、Mビットの出力電圧和の波形はパターンSW1と同一であるが、特定期間であるθ1〜θ2の期間では、各ビットの出力電圧がパターンSW1と異なっている。
即ち、同特定期間での出力和は共に2A.U.であるが、個々の出力は、パターンSW1では、Mビット:+2A.U.、Hビット:0A.U.であるの対し、パターンSW2では、Mビット:−2A.U.、Hビット:+4A.U.である。
この特定期間が1/4周期毎に存在するので、それぞれの特定期間でパターンSW1またはSW2のいずれかを選択することで考えられるパターンは、図14の上欄に示すように合計16種類となる。本願請求項では、ユニットパターン設定手段が、以上のSWパターンを設定するとしている。
なお、図14では、基本波の1周期で繰り返す16種類のパターンを設定したが、例えば、基本波の2周期で繰り返すパターンを設定するようにしてもよい。
電荷量演算ルーチン61(通過電荷量演算手段)は、図15に示すように、以上で説明した16種類のSWパターンについて、Hビットの電力貯蔵手段を通過する電荷量Qi(i=1〜16)を演算するものである。ここで、電荷量とする電流は、Hビットの電力貯蔵手段を流れる電流、即ち、無効電力補償装置電流である補償電流で、負荷電流ILと図11の電流制御ルーチン50で求めた電流指令Iref(t)との差で求められる。
図16は、スイッチパターン候補決定ルーチン62の処理を示すフローチャートである。スイッチパターン候補決定ルーチン62は、先の電荷量演算ルーチン61で求めた16種類の通過電荷量Qiにつき、図16に示す処理を施すことにより、正の最大Hビット通過電荷量QpmaxとそのSWパターン番号pmax、負の最小Hビット通過電荷量QnminとそのSWパターン番号nminを求める。
なお、図16では、先のルーチン61で計算した16種類のSWパターンの内、電荷量が正の符号と負の符号で絶対値が最大のものを抽出したが、これは、次に説明するスイッチパターン決定ルーチン63において計測誤差等で判定が難しい場合があるので、その判定を確実にするためである。しかし、判定が困難でない場合は、絶対値が小さいものを選択した方がH、Mビット電力貯蔵手段の電圧変動が小さくなるので、絶対値が小さいものを選択しても良い。
次のスイッチパターン決定ルーチン63では、図17に示すように、図示しないユニット電圧検出手段でHビット、Mビットの電力貯蔵手段3の電圧値を検出し、両者の電圧比の比較結果に応じて、先に選択した正、負の電荷量の1周期SWパターンを選択することにより、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段3の電圧の比率を等しくする。これは、Hビット、Mビット間でエネルギーのやり取りを行うことと同じであるので、ここでは、エネルギー流用制御と呼んでいる。
先に説明したように、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン40でH、Mビット電力貯蔵手段の全体のエネルギーを一定にしている。そして、スイッチパターン決定ルーチン63では、Hビット、Mビット間のエネルギー流用制御により、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧の比率を等しくするので、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧比率は目標値に一致する。ここでは、Hビットの通過電荷量で演算し、電力貯蔵手段の電圧により判定を行ってHビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧を一定比率に制御しているが、Mビットを通過する電荷量で判定しても、同じ効果が得られるのは、言うまでもない。
図18は、次のPWM処理前階調電圧Vpk決定ルーチン64の処理を示すフローチャートである。このルーチンでは、先のスイッチパターン決定ルーチンで決定した1/4周期SWパターンに対応して、電圧指令値Vsoi(t)=|VLi|・sin(ωt+φi)、測定値であるHビット、Mビットのコンデンサ電圧VHB、VMBからHビット、MビットのPWM処理前階調値Npk=4×NH+2×NM、PWM処理前階調電圧出力Vpk=VHB・NH+VMB・NMを決定する。
前のスイッチパターン決定ルーチン63の処理で決定した、1/4周期スイッチパターンを選択する。次に、Hビットの出力について決定する。スイッチパターン1(以下、SW1)では、階調値±2についてはMビットのみで出力するので、電圧指令値Vsoの絶対値が、Hビット電力貯蔵手段の電圧(以下、VHB)とMビット電力貯蔵手段の電圧(以下、VMB)の平均値以上(すなわち、階調値3以上に相当)になったときに、Hビットを出力する。そして、Hビットの階調値の符号はVsoの符号と等しくなる。一方のスイッチパターン2(以下、SW2)では、階調値±2についてはMビットとHビットで出力するので、電圧指令値Vso(t)の絶対値が、VMBの半分以上(すなわち、階調値1以上に相当)になったときに、Hビットを出力する。そして、Hビットの階調値の符号はVsoの符号と等しくなる。
次にMビットの出力は、電圧指令値Vsoと上記で求めたHビット出力電圧との差(以下、Vim)がVMBの半分以上になったときに、出力する。これの符号もHビット同様、Vimの符号と等しくなる。
図19は、次のPWM階調出力決定ルーチン65における|補償電圧−階調値|変調方式PWM制御における変調波と搬送波との関係とそれによるパルス波形発生の一例を示したものである。このルーチンは、Hビット、Mビットを階調制御し、LビットをPWM制御することにより電圧指令値対して高精度の電圧を出力するためのものである。
先ず、PWMをしない状態での階調値を選定し、次に目標値との誤差を埋めるようPWM波形を生成する。具体的な処理の流れを図20に示す。最初に三角波またはのこぎり波の搬送波を生成する。そして、このPWM処理前階調値Vpkと電圧指令値Vsiとから得られる変調波|電圧指令値Vsi−Vpk|を定義する。搬送波と変調波とを比較することによりPWM波形を生成する。
図21は各部波形を拡大したものである。
以下、実施の形態1の無効電力補償装置における発明の効果について述べる。
図22は、図1における負荷8がLR負荷である場合のこの発明の効果を示した電流電圧波形である。負荷電流の位相は、系統電圧の位相と比べ大きく遅れるが、無効電力補償装置が無効分の電流を流すことにより、系統電流の位相は系統電圧の位相に近づいて、その位相差はほぼゼロとなる。この結果、系統電流の波高値は負荷電流の波高値より小さくなり、系統において、抵抗分の損失は抑制される。このとき、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧は一定制御され、運転継続ができる。
図23は、図1における負荷8が三相整流器入力のコンデンサである場合のこの発明の効果を示した電流電圧波形である。負荷電流の波形は、2つの大きいコブ状の波形となり、大きく歪むが、無効電力補償装置が高調波電流を流すことにより、系統電流の歪みは小さくなり、正弦波電流に近づく。この結果、系統に接続される機器への高調波による悪影響は低減される。このとき、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧は一定制御され、運転継続ができる。
図24は、系統電圧の2つの相が電圧降下した、いわゆる不平衡になった場合でも、Hビット、Mビットの電力貯蔵手段の電圧は一定制御され、運転継続ができている電流電圧波形を示す。図24の上図の系統電圧のうちU、V相の電圧が低下しているのがわかる。
このとき、無効電力補償装置は、電力貯蔵手段の電圧が一定になるように、逆相分を含む無効電流を流す。こうして、電力貯蔵手段の電圧は一定に制御され、運転継続が出来る。
なお、以上では、三相交流回路に適用した場合について説明したが、この発明は、単相交流回路にも適用でき同等の効果を奏するものである。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、各相個別に電力貯蔵手段のエネルギーの偏差分の有効電流を無効電力補償装置が流すべき電流指令値に加えて、その電流値を出力することにより、結果的に系統電圧が不平衡のときでも、無効電力補償装置の各相では電力貯蔵手段のエネルギーは不平衡にならずに運転継続が出来た。
この実施の形態2では、系統電圧の不平衡時には、無効電力補償装置に逆相電流を重畳した電流を流すことにより各相の電力貯蔵手段のエネルギーの不平衡を改善させるものである。
実施の形態2の構成は、先の実施の形態1の図11で説明した電流制御ルーチンのブロック図、図12のH、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)と、次に説明する電源不平衡改善ルーチン以外は実施の形態1と同じである。
系統電圧が不平衡のときに無効電力補償装置に不平衡電流が流れて、電力貯蔵手段の電圧は各相でまちまちになり、運転継続が出来なくなる可能性がある。
そこで、図25に示すように、不平衡電流は正相電流と逆相電流とで表すことが出来るので、電力貯蔵手段のエネルギーの不平衡分に応じて、逆相成分の電流を流すことにより、無効電力装置の電力貯蔵手段の電圧を平衡にする。なお、ここでは、系統は星形非接地系統として零相成分の電流は流れないものとする。
図26は、実施の形態2における、H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)40Aである。H、Mビットの三相平均電圧とH、Mビットの目標電圧との偏差を求め、この偏差に基づき有効電流ΔEci・sin(ωt+φi)を作成する。この有効電流ΔEci・sin(ωt+φi)を、図27の電流制御ルーチン50Aの電流指令に加えることにより、系統と電圧出力ユニットとの間で有効電流の出し入れを行う。先の図12で説明したと同様、図26中の式に示すように、三相平均電圧の偏差は、電力貯蔵手段の三相平均エネルギーの偏差に替えても、同様な効果が得られる。
さらに図28の電源不平衡改善ルーチン(電力貯蔵手段電圧不平衡改善)80に示すように、各相の電力貯蔵手段エネルギーと電力貯蔵手段エネルギーの三相平均との偏差の逆相成分電流ΔIci2(i=u,v,w)を求める。そして、図27の電流制御ルーチン50Aのブロック図に示すように、電力貯蔵手段の電圧が平衡になるように、上記逆相成分電流ΔIci2(i=u,v,w)のマイナス値を系統電流指令に重畳する。
この結果、系統電圧が三相で不平衡の場合でも、電力貯蔵手段の電圧が三相で不平衡にならず、運転継続が出来る。
また、この発明の各変形例において、電力貯蔵手段のエネルギー指令値とフィードバック値との偏差に替え、電力貯蔵手段の電圧指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき有効電流値を生成するようにしたので、上記偏差の演算が簡便になされる。
また、電力貯蔵手段の直流電圧を交流電圧に変換する電圧出力ユニットを複数、その交流出力側を直列に接続し、複数の電圧出力ユニットが出力する交流電圧の総和を交流出力電圧として無効電力を発生し系統回路の無効電力の補償を行う無効電力補償装置であって、
電流検出値が電流指令に追随するよう交流出力電圧指令値を演算する電流制御手段、および交流出力電圧指令値に基づき各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定するユニット電圧決定手段を備えたものにおいて、
複数の電圧出力ユニットの内エネルギー制御対象とするものの電力貯蔵手段の保有するエネルギーを検出しこの保有エネルギー検出値と所定の基準エネルギーとの偏差に基づく偏差指令を作成するエネルギー制御手段を備え、電流制御手段は、偏差指令を電流指令に重畳するようにし、
交流出力電圧指令値が同一となる条件でエネルギー制御対象電圧出力ユニットの出力電圧の異なる組み合わせが存在する特定期間を求め、特定期間において電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせが互いに異なる複数のユニット組み合わせパターンを設定するユニットパターン設定手段、エネルギー制御対象の各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段における通過電荷量をユニット組み合わせパターン毎に演算する通過電荷量演算手段、およびエネルギー制御対象の各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を検出するユニット電圧検出手段を備え、ユニット電圧決定手段は、通過電荷量の演算値に基づき電圧比率が所定の基準値に近づく方向に複数のユニット組み合わせパターンの中から1個のパターンを選択し、当該パターンに基づき各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定するようにしたので、回路またはソフトウエアである制御動作により各電力貯蔵手段の電圧が一定に保たれる。
また、エネルギー制御手段は、保有エネルギーと基準エネルギーとの偏差に替え、各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧検出値と所定の基準電圧値との偏差の和を偏差指令として作成するようにしたので、上記偏差の演算が簡便になされる。
また、ユニットパターン設定手段は、特定期間が交流電圧の1周期内に複数存在する場合、1周期を各特定期間を含む複数の周期に分割し、当該分割した任意の周期内の特定期間において電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせが互いに異なる複数のユニット組み合わせパターンを設定するようにしたので、パターンの設定が適切になされる。
また、電力貯蔵手段の電圧が各電圧出力ユニットにより互いに異なる場合、最小電圧の電力貯蔵手段にはその電圧を一定に保持する電力常時供給手段を接続し、その他の電力貯蔵手段に係る電圧出力ユニットをエネルギー制御対象のユニットとしたので、電力常時供給手段を小容量と出来る。
また、ユニット電圧決定手段は、複数の電圧出力ユニットの内の任意のユニットを除くユニットに基づき階調電圧を出力するため各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定する階調電圧決定手段、および交流出力電圧指令値と階調電圧出力との偏差が零となるよう任意の電圧出力ユニットをパルス幅変調するパルス幅変調手段を備えたので、スイッチング損失を抑制して高精度な電圧出力が得られる。
また、電力貯蔵手段の電圧が各電圧出力ユニットにより互いに異なる場合、電力貯蔵手段の電圧が最小である電圧出力ユニットを任意の電圧出力ユニットとしたので、高精度な電圧出力が得られる。
また、無効電力発生装置が三相交流系統に適用される場合、
電力貯蔵手段の各相の保有エネルギーと三相平均の保有エネルギーとの各相偏差の逆相成分を求め、各相の電流制御手段における電流指令に逆相成分の各相値を重畳するようにしたので、三相不平衡時にも、各電力貯蔵手段の電圧が一定に保たれる。
また、各相の電力貯蔵手段のエネルギーとその多相平均エネルギーとの各相偏差の逆相成分を求め、無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に逆相成分の各相値に基づき生成された量を加えるので、不平衡時にも、各電力貯蔵手段の電圧が一定に保たれる。
また、ある期間を複数期間に分割した期間ごとに電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択するので、電圧出力ユニットのスイッチ状態の変化の頻度、スイッチング損失を抑えることができる。
また、各電圧出力ユニットの電圧出力の組合せの中から正の最大と負の最大になる組合せを選択するので、電圧出力ユニットの電荷量の計測、出力パターンの選択、電圧一定比率の判断が容易になり、各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧一定比率制御を確実に行えるようになる。
また、各電圧出力ユニットの電圧出力の組合せの中から正の最小と負の最小になる組合せを選択するので、電力貯蔵手段の電圧変動が小さくすることが出来る。
また、各電圧出力ユニットは、いずれも電力常時供給手段と接続されない電力貯蔵手段を有するので、電圧出力ユニットの常時電力供給の電源を省くことが出来る。
また、パルス幅変調出力する電圧出力ユニットを保有するので、高精度な電圧出力が可能となり、電流制御応答性能向上が可能となる。
また、各電圧出力ユニットの有する電力貯蔵手段の電圧が互いに異なるので、いわゆる、階調出力が出来、単なる同じ電圧の電圧出力ユニットの組合せよりも、出力電圧の多レベル化ができ、高精度な電圧出力が可能となる。
この発明の実施の形態1による無効電力補償装置の構成図である。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置の電圧出力ユニットの構成図である。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置の出力電圧(階調レベル)と各ユニットの出力論理を表した表である。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置のLビットの電圧出力ユニットに接続されたDC電源を取り除いた変形例を示す図である。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置として、Hビットの電圧出力ユニットを三相3レベルインバータとした変形例を示す図である。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置の全体の制御フローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1による無効電力補償装置の制御系の系統瞬時電力、系統瞬時虚電力ルーチンを示したものである。 この発明の実施の形態1による三相−二相変換の行列を示したものである。 この発明の実施の形態1による基本波振幅抽出フィルタルーチンの数値計算式を示すものである。 この発明の実施の形態1による系統電流導出ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1による電流制御ルーチンのブロック図を示したものである。 この発明の実施の形態1によるH、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)のフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1による高精度電圧出力ルーチンのブロック図を示したものである。 この発明の実施の形態1による1周期パターン表とSWパターンの説明図を示したものである。 この発明の実施の形態1による電荷量演算ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1によるスイッチパターン候補決定ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1によるスイッチパターン決定ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1によるPWM処理前階調電圧Vpk決定ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1による|補償電圧−階調値|変調方式PWM制御の電圧出力を示したものである。 この発明の実施の形態1によるPWM階調出力決定ルーチンのフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態1による|補償電圧−階調値|変調方式PWM制御の電圧出力を示したものである。 この発明の実施の形態1による無効電力補償の効果を示したものである。 この発明の実施の形態1によるアクティブフィルタ効果を示したものである。 この発明の実施の形態1による系統電圧不平衡における運転継続の効果を示したものである。 この発明の実施の形態2において、不平衡系統電圧による不平衡電流が流れることにより、各相の電力貯蔵手段の電圧が一定とならないことを解消することを説明した図である。 この発明の実施の形態2によるH、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン(電圧一定制御)のフローチャートを示したものである。 この発明の実施の形態2による電流制御ルーチンのブロック図を示したものである。 この発明の実施の形態2による電源不平衡改善ルーチン(コンデンサ電圧不平衡改善)のフローチャートを示したものである。 従来の電力変換装置の無停電電源装置の構成を示した図である。
符号の説明
1 系統電源、2 電圧出力ユニット、3 電力貯蔵手段、4 系統電圧、
5 負荷電圧、6 系統インダクタンス、7 無効電力補償装置、8 負荷、
9 出力フィルタリアクトル、10 無効電力補償装置電流(補償電流)、
11 系統電流、12 負荷電流、20〜23 スイッチ、
30 系統瞬時電力P系統瞬時虚電力Qルーチン、
40,40A H、Mビット電力貯蔵手段電力補給ルーチン、
50,50A 電流制御ルーチン、60 高精度電圧出力ルーチン、
61 電荷量演算ルーチン、70 ゲート生成回路、80 電源不平衡改善ルーチン。

Claims (18)

  1. 電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る電流制御型の無効電力補償装置において、
    上記電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより上記各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を一定にすることと、
    上記無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に上記電力貯蔵手段のエネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えることを特徴とする無効電力補償装置。
  2. 上記電力貯蔵手段のエネルギー指令値とフィードバック値との偏差に替え、上記電力貯蔵手段の電圧指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき上記有効電流値を生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無効電力補償装置。
  3. 上記電力貯蔵手段の直流電圧を交流電圧に変換する上記電圧出力ユニットを複数、その交流出力側を直列に接続し、上記複数の電圧出力ユニットが出力する交流電圧の総和を交流出力電圧として無効電力を発生し系統回路の無効電力の補償を行う無効電力補償装置であって、
    電流検出値が電流指令に追随するよう交流出力電圧指令値を演算する電流制御手段、および上記交流出力電圧指令値に基づき上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定するユニット電圧決定手段を備えたものにおいて、
    上記複数の電圧出力ユニットの内エネルギー制御対象とするものの電力貯蔵手段の保有するエネルギーを検出しこの保有エネルギー検出値と所定の基準エネルギーとの偏差に基づく偏差指令を作成するエネルギー制御手段を備え、上記電流制御手段は、上記偏差指令を上記電流指令に重畳するようにし、
    上記交流出力電圧指令値が同一となる条件で上記エネルギー制御対象電圧出力ユニットの出力電圧の異なる組み合わせが存在する特定期間を求め、上記特定期間において上記電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせが互いに異なる複数のユニット組み合わせパターンを設定するユニットパターン設定手段、上記エネルギー制御対象の各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段における通過電荷量を上記ユニット組み合わせパターン毎に演算する通過電荷量演算手段、および上記エネルギー制御対象の各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を検出するユニット電圧検出手段を備え、上記ユニット電圧決定手段は、上記通過電荷量の演算値に基づき上記電圧比率が所定の基準値に近づく方向に上記複数のユニット組み合わせパターンの中から1個のパターンを選択し、当該パターンに基づき上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定するようにしたことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の無効電力補償装置。
  4. 上記エネルギー制御手段は、上記保有エネルギーと基準エネルギーとの偏差に替え、上記各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧検出値と所定の基準電圧値との偏差の和を上記偏差指令として作成するようにしたことを特徴とする請求項3記載の無効電力補償装置。
  5. 上記ユニットパターン設定手段は、上記特定期間が上記交流電圧の1周期内に複数存在する場合、上記1周期を上記各特定期間を含む複数の周期に分割し、当該分割した任意の周期内の特定期間において上記電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせが互いに異なる複数のユニット組み合わせパターンを設定するようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の無効電力補償装置。
  6. 上記電力貯蔵手段の電圧が上記各電圧出力ユニットにより互いに異なる場合、最小電圧の電力貯蔵手段にはその電圧を一定に保持する電力常時供給手段を接続し、その他の電力貯蔵手段に係る電圧出力ユニットを上記エネルギー制御対象のユニットとしたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  7. 上記ユニット電圧決定手段は、上記複数の電圧出力ユニットの内の任意のユニットを除くユニットに基づき階調電圧を出力するため上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組み合わせを決定する階調電圧決定手段、および上記交流出力電圧指令値と上記階調電圧出力との偏差が零となるよう上記任意の電圧出力ユニットをパルス幅変調するパルス幅変調手段を備えたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  8. 上記電力貯蔵手段の電圧が上記各電圧出力ユニットにより互いに異なる場合、上記電力貯蔵手段の電圧が最小である電圧出力ユニットを上記任意の電圧出力ユニットとしたことを特徴とする請求項7記載の無効電力補償装置。
  9. 上記無効電力発生装置が三相交流系統に適用される場合、
    上記電力貯蔵手段の各相の保有エネルギーと三相平均の保有エネルギーとの各相偏差の逆相成分を求め、各相の上記電流制御手段における電流指令に上記逆相成分の各相値を重畳するようにしたことを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  10. 電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る電流制御型多相の無効電力補償装置において、
    上記電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することにより上記各電圧出力ユニットの電力貯蔵手段の電圧比率を一定にすることと、
    上記無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に上記電力貯蔵手段の多相平均エネルギー指令値とそのフィードバック値との偏差に基づき生成された有効電流値を加えることを特徴とする無効電力補償装置。
  11. 各相の電力貯蔵手段のエネルギーとその多相平均エネルギーとの各相偏差の逆相成分を求め、上記無効電力補償装置が出力すべき電流の指令値に上記逆相成分の各相値に基づき生成された量を加えることを特徴とする請求項10記載の無効電力補償装置。
  12. 電力貯蔵手段を有する電圧出力ユニットを直列に2個以上配置し、
    当該電力貯蔵手段の電圧が電圧出力ユニットにより異なり、
    上記各電圧出力ユニットの出力電圧の組合せで電圧出力を得る無効電力補償装置において、
    上記電力貯蔵装置の電圧が最も小さい電圧出力ユニットは、電力常時供給手段に接続された電力貯蔵装置を有し、それ以外の電圧出力ユニットは、上記電力常時供給手段に接続されない電力貯蔵装置を有することを特徴とする無効電力補償装置。
  13. ある期間を複数期間に分割した期間ごとに上記電圧出力ユニットの出力電圧の組合せを選択することを特徴とすることを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  14. 上記各電圧出力ユニットの電圧出力の組合せの中から正の最大と負の最大になる組合せを選択することを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  15. 上記各電圧出力ユニットの電圧出力の組合せの中から正の最小と負の最小になる組合せを選択することを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  16. 上記各電圧出力ユニットは、いずれも電力常時供給手段と接続されない電力貯蔵手段を有することを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  17. パルス幅変調出力する電圧出力ユニットを保有することを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
  18. 上記各電圧出力ユニットの有する電力貯蔵手段の電圧が互いに異なることを特徴とする請求項1、2、10、11のいずれかに記載の無効電力補償装置。
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