JP2008047739A - 磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアル構成のMR素子を使ったMRAMにおいて、さらに書き込み電流を低減し、MR素子の再生出力を向上させる。
【解決手段】磁気ランダムアクセスメモリは、2層以上の強磁性層を、間に非磁性中間層を介して積層した積層構造を具備し、前記積層構造中、前記強磁性層の一が情報を磁化の形で保持する記録層を構成し、書き込み電流を前記積層構造の上端と下端の間で流す構成の磁気抵抗素子を含み、少なくとも一の強磁性層がホイスラー型合金膜を含む。
【選択図】図3B

Description

本発明は一般にメモリ素子に係り、特に電流によるスピン注入磁化反転によって強磁性層中に記録情報を書き込み、また電流によって書き込まれた記録情報を続み出す磁気ランダムアクセスメモリに関する。
不揮発メモリとして、電流によるスピン注入磁化反転によって強磁性層に記録情報を書き込み、また電流によって書き込まれた記録情報を続み出す磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)が提案されている。かかるMRAMは高速動作し、高集積化に適した構造を有し、放射線耐性が大きく、読み出し時の消費電力が少ない好ましい特徴を有しており、精力的な研究がなされている。
特開2005−150482号公報 特開2000−286478号公報 特開2005−64141号公報 IEEE Transactionson Magnetics, vol. 41, No.10 (2005) p.2621, 2005 Applied Physics Letters 87, (2005), p.232502 Journal of Magnetism and Magnetic Materials 159 (1996) L1-L7.
図1A,1Bは、特許文献1および非特許文献1による従来のスピン注入磁化反転素子を使ったMRAM10の構成を示す。ただし図1Aは、かかるMRAM10の素子断面構造を、図1Bは、前記MRAM10で使われるMR素子14の断面構造を示す。
図1Aを参照するに、前記MRAM10はシリコン基板11上に形成されたメモリセルトランジスタTrを含み、前記メモリセルトランジスタTrは、ゲート電極13に対応して前記シリコン基板11中に形成されるチャネル領域の両側に形成されたソース領域11aとドレイン領域11bを有し、前記ゲート電極13は前記シリコン基板11上にゲート絶縁膜12を介して形成されている。
前記シリコン基板11は、前記ゲート電極13も含めて、図示しない層間絶縁膜により覆われており、前記ソース領域11aには、前記層間絶縁膜上に形成されたソース電極11Aが、導体プラグ11pを介して接続されている。また前記ドレイン領域11bには、前記層間絶縁膜上に形成されたドレイン電極11Bが、導体プラグ11qを介して接続されている。
さらに前記ソース電極11Aおよびドレイン電極11Bは、図示しない別の層間絶縁膜により覆われ、前記別の層間絶縁膜中には、前記ドレイン電極11B上に、図1Bに示す磁気抵抗(MR)素子14が形成される。さらに前記別の層間絶縁膜上にはビット線が、前記MR素子14に接続されて形成される。
図1Bは、前記MR素子14の構成を詳細に示す。
図1Bを参照するに、前記MR素子14は、前記ドレイン電極11B上に形成される下地層14Aと、前記下地層14A上に形成された反強磁性層よりなる第1のピニング層14Bと、前記第1のピニング層14B上に形成された強磁性層よりなり、磁化方向が前記第1のピニング層14Bにより固定されている第1のピンド層14Cと、前記第1のピンド層14C上に形成された非磁性中間層14Dと、前記非磁性中間層14D上に形成され、磁化方向を書き込み情報により変化させる強磁性層よりなるフリー層14Eと、前記フリー層14E上に形成された非磁性中間層14Fと、前記非磁性中間層14F上に形成され磁化方向が固定された強磁性層よりなる第2のピンド層14Gと、前記第2のピンド層14G上に形成され、反強磁性層よりなり、前記第2のピンド層14Gの磁化方向を固定する第2のピニング層14Hとより構成される。ここで前記第1のピンド層14Cの磁化方向と第2のピンド層14Gの磁化方向は反平行に設定される。
かかる構成のMRAM10では、前記MR素子14の抵抗が、前記フリー層14Eの磁化方向により、前記フリー層14Eの磁化方向が前記ピンド層14Cと平行な場合には低く、また反平行な場合には高く変化し、このMR素子14の抵抗の変化を前記メモリセルトランジスタTrを介して読み取ることにより、前記MR素子14が保持している情報が読み出される。
またかかる構成のMRAM10において、前記MR素子14に保持されている情報を書き換える場合には、前記MR素子14に、前記読み取り時に前記MR素子14に流されるよりも大きな所定の書き込み電流を流すことで、前記フリー層14Eの磁化を反転させる。図1Bの構成のMR素子14を使った場合、前記第1のピンド層14C,第2のピンド層14Gが、それぞれのスピンフィルタとして作用し、微少な電流によって前記フリー層14Eの磁化を反転させることが可能となる。
例えば前記第2のピンド層14Gの側から書き込み電流を前記フリー層14Eに注入した場合、前記書き込み電流中、前記第2のピンド層14Gの磁化方向に対応した、例えばアップスピン電子は前記ピンド層14Gで反射され、書き込み電流中のダウンスピン電子だけが前記フリー層14Eに到達する。また前記フリー層14Eを通過したダウンスピン電子はその下の第1のピンド層14Cにより反射され、前記フリー層14Eに戻される。その結果、前記フリー層14Eに供給されるダウンスピン電子よりなる書き込み電流の見かけの大きさが増大し、前記フリー層14Eにおいて効率的に磁化の反転が誘起される。
一方、前記第1のピンド層14Cの側から書き込み電流を前記フリー層14Eに注入した場合、前記書き込み電流中、前記第1のピンド層14Cの磁化方向に対応した、例えばダウンスピン電子は前記ピンド層14Cで反射され、書き込み電流中のアップスピン電子だけが前記フリー層14Eに到達する。また前記フリー層14Eを通過したアップスピン電子は、その上の第2のピンド層14Gにより反射され、前記フリー層14Eに戻される。その結果、前記フリー層14Eに供給されるアップスピン電子よりなる書き込み電流の見かけの大きさが増大し、前記フリー層14Eにおいて効率的に磁化の反転が誘起される。
このように、図1に示す、いわゆるデュアル構造のMR素子14は、書き込み反転電流を効果的に抑制することができるが、実際には層14B〜14Eよりなる第1のMR素子と、これとは逆極性で抵抗を変化させる層14E〜14Hよりなる第2のMR素子が直列接続された構成となっているため、読み出し動作時に二つのMR素子の再生出力が相殺されてしまう。この問題を回避し再生十分な再生出力を得るために、前記非磁性中間層14DとしてAlOx層よりなるトンネル絶縁膜を使い、非磁性中間層14FとしてCu層を使う非対称な構成を採用している。この場合、一方のMR素子がAlOx層を非磁性中間層14DとしたTMR素子となり、他方のMR素子が、Cu層を非磁性中間層14FとしたGMR素子となる。
さらに前記非特許文献2は、このようなMRAMを構成するTMR素子において、非磁性中間層にMgOを使うことにより電子のコヒーレントトンネリングを実現し、TMR素子における書き込み電流、すなわち磁化反転電流を低減させることができることを記載している。
さらに非特許文献3は、このようなMRAMにおいて、MR素子を構成する強磁性層のスピン分極率を増大させることで、書き込み電流、すなわち磁化反転電流を低減させられることを報告している。
一方、このようなデュアル構成のMR素子で、さらなる磁化反転電流の低減を実現しようとすると、二つのMR素子のいずれをもコヒーレントトンネル構成とすることが考えられるが、このような構成では素子抵抗が極端に大きくなってしまい、再生出力がかえって相殺されてしまう問題が生じてしまい、このため一方のMR素子においてしか、スピン分極率を増大させることができない。
本発明は、このようなデュアル構成のMR素子を使ったMRAMにおいて、さらに書き込み電流を低減し、MR素子の再生出力を向上させることを課題とする。
一の側面によれば本発明は、2層以上の強磁性層を、間に非磁性中間層を介して積層した積層構造を具備し、前記積層構造中、前記強磁性層の一が情報を磁化の形で保持する記録層を構成し、書き込み電流を前記積層構造の上端と下端の間で流す構成の磁気抵抗素子を含む磁気ランダムアクセスメモリにおいて、少なくとも一の強磁性層がCo2YX(Y=Fe,Mn,Cr,X=Al,Si,Ge,Sb,Ga)型のホイスラー型合金膜を含むことを特徴とする磁気アクセスメモリを提供する。
本発明によれば、デュアル構成のMR素子を有するMRAMにおいて、スピン分極率の大きいホイスラー合金をMR素子の強磁性層に使うことにより、MRAMの書き込み電流のさらなる低減が達成される。
[原理]
図1A,1Bに示すようなMRAMのフリー層においてスピン注入磁化反転を行う場合、必要な電流密度は、平行磁化状態から反平行磁化状態に磁化反転させる場合は、
Figure 2008047739

で表され、
また反平行磁化状態から平行磁化状態に磁化反転させる場合は、
Figure 2008047739
で表される。ただしここでeは電子電荷、tはフリー層の膜厚、Msはフリー層の飽和磁化、αはダンピング定数、γは磁気ジャイロ定数、Haniはフリー層の磁気異方性磁界、Heffは外部磁界、μBはボーア磁子,g(0)は、磁化平行配列から反平行配列への反転の際のスピン注入磁化反転効率を、またg(π)は、磁化反平行配列から平行配列への反転のときのスピン注入磁化反転効率を示す。
本発明のMRAMでは、スピンフィルタされた書き込み電流により、フリー層の磁化が、反平行磁化状態から平行磁化状態に反転させられるため、上記数2の式が適用されるが、図2Aに示すように、前記式1の分母を構成するスピン注入磁化反転効率g(0)は、スピン分極率が増大しても1以下の値で収斂するのに対し、図2Bに示すように前記式2の分母を構成するスピン注入磁化反転効率g(π)は、スピン分極率と共に急激に増大し、このことから、MRAMにおいてスピンフィルタされた書き込み電流によりフリー層の磁化反転を効率良く、すなわち低い電流密度で実現するには、スピン分極率の高い材料を強磁性層として使うのが望ましいことがわかる。
そこで本発明は、このようなスピン分極率の高い材料として、ホイスラー合金を使うことを提案する。
[第1の実施形態]
図3Aは、本発明の第1の実施形態によるMRAM20の構成を示す。
図3Aを参照するに、前記MRAM20はシリコン基板21上に形成されたメモリセルトランジスタTrを含み、前記メモリセルトランジスタTrは、ゲート電極23に対応して前記シリコン基板21中に形成されるチャネル領域の両側に形成されたソース領域21aとドレイン領域21bを有し、前記ゲート電極23は前記シリコン基板21上にゲート絶縁膜22を介して形成されている。
前記シリコン基板21は、前記ゲート電極23も含めて、図示しない層間絶縁膜により覆われており、前記ソース領域21aには、前記層間絶縁膜上に形成されたソース電極21Aが、導体プラグ21pを介して接続されている。また前記ドレイン領域21bには、前記層間絶縁膜上に形成されたドレイン電極21Bが、導体プラグ21qを介して接続されている。
さらに前記ソース電極21Aおよびドレイン電極21Bは、図示しない別の層間絶縁膜により覆われ、前記別の層間絶縁膜中には、前記ドレイン電極21B上に、図3Bに示す磁気抵抗(MR)素子24が形成される。さらに前記別の層間絶縁膜上にはビット線が、前記MR素子24に接続されて形成される。
図3Bは、前記MR素子24の構成を詳細に示す。
図2Bを参照するに、前記MR素子24は、前記ドレイン電極21B上に形成されるTaよりなる第1の下地層24Aと、前記下地層24A上に形成されただCuよりなる第2の下地層24Bを含み、前記下地層24B上には、IrMnなどの反強磁性層よりなる第1のピニング層24Cが形成される。
さらに前記第1のピニング層24C上には、組成がCo2FeSiで表されるホイスラー合金よりなる第1のピンド層が形成されており、前記第1のピンド層上には、AlOxよりなる第1の非磁性中間層24Eを介して、組成が前記ピニング層24Cと同様にCo2FeSiで表されるホイスラー合金よりなるフリー層24Fが形成される。
さらに前記フリー層24F上には、Cuよりなる第2の非磁性中間層24Gを介して組成が、前記第1のピニング層24Cと同様にCo2FeSiで表されるホイスラー合金よりなる第2のピンド層24Hが形成され、前記第2のピンド層24H上には、PtMnよりなる反強磁性ピニング層24Iが形成される。
図3BのMR素子24では、前記第1のピンド層24Dの磁化方向は前記反強磁性ピニング層24Cにより固定され、また前記第2のピンド層24Hの磁化方向は前記反強磁性ピニング層24Iにより、前記第1のピンド層24Dの磁化に対して反平行に固定される。また記録層を構成する前記フリー層24Fの磁化方向は、書き込まれる情報に従って決定される。
かかる構成のMRAM20では、前記MR素子24の抵抗が、前記フリー層24Fの磁化方向如何により、前記フリー層24Eの磁化方向が前記ピンド層24Dと平行な場合には低く、また反平行な場合には高く変化し、このMR素子24の抵抗の変化を前記メモリセルトランジスタTrを介して読み取ることにより、前記MR素子24が保持している情報が読み出される。
またかかる構成のMRAM20において、前記MR素子24に保持されている情報を書き換える場合には、前記MR素子24に、前記読み取り時に前記MR素子24に流されるよりも大きな所定の書き込み電流を流すことで、前記フリー層24Fの磁化を反転させる。図3Bの構成のMR素子24を使った場合、前記第1のピンド層24D,第2のピンド層24Hが、それぞれのスピンフィルタとして作用し、微少な電流によって前記フリー層24Fの磁化を反転させることが可能となる。
例えば前記第2のピンド層24Hの側から書き込み電流を前記フリー層24Fに注入した場合、前記書き込み電流中、前記第2のピンド層24Hの磁化方向に対応した、例えばアップスピン電子は、前記ピンド層24Hで反射され、書き込み電流中のダウンスピン電子だけが前記フリー層24Fに到達する。また前記フリー層24Eを通過したダウンスピン電子はその下の第1のピンド層24Dにより反射され、前記フリー層24Fに戻される。その結果、前記フリー層24Fに供給されるダウンスピン電子よりなる書き込み電流の見かけの大きさが増大し、前記フリー層24Eにおいて効率的に磁化の反転が誘起される。
一方、前記第1のピンド層24Fの側から書き込み電流を前記フリー層24Fに注入した場合、前記書き込み電流中、前記第1のピンド層24Cの磁化方向に対応した、例えばダウンスピン電子は前記ピンド層24Dで反射され、書き込み電流中のアップスピン電子だけが前記フリー層24Fに到達する。また前記フリー層24Fを通過したアップスピン電子は、その上の第2のピンド層24Hにより反射され、前記フリー層24Fに戻される。その結果、前記フリー層24Fに供給されるアップスピン電子よりなる書き込み電流の見かけの大きさが増大し、前記フリー層24Fにおいて効率的に磁化の反転が誘起される。
このように、図1に示す、いわゆるデュアル構造のMR素子14は、書き込み反転電流を効果的に抑制することができる。また、二つのMR素子が逆極性で直列接続された構成となっているため、読み出し動作時に二つのMR素子の再生出力が相殺されてしまうのを回避し再生十分な再生出力を得るために、前記非磁性中間層24EとしてAlOx層を使い、非磁性中間層24GとしてCu層を使う非対称な構成を採用している。この場合、一方のMR素子がAlOx層を非磁性中間層24Eとした、再生出力の大きなTMR素子となり、他方のMR素子が、Cu層を非磁性中間層24Gとした、再生出力の小さなGMR素子となる。そこで、実質的に前記TMR素子の出力が、前記MR素子24全体の出力として得られる。
次に、前記図3BのMR素子24の製造工程について説明する。
前記図3BのMR素子24の積層構造は、マグネトロンスパッタを使って形成することができる。
より具体的には、スパッタ処理装置内を背圧5×10-7Paまで減圧し、さらにArガスを導入して処理空間の圧力を0.1Paに設定し、さらに50〜100Wのパワーで成膜を行う。
その際、前記下地層24Aは、Taに限定されることはなく、Ta,Ru,Cr,W,NiCrから選ばれる少なくとも一つの材料により構成することができる。
また前記下地層24Bは、その上の反強磁性層24Cを(111)配向させるために設けられた層であり、fcc構造を有する材料であるのが好ましい。すなわち前記下地層24BはCuに限定されるものではなく、Cu,Au,Ag,Pt,Pdのいずれかより構成することができる。
また前記反強磁性層24Cおよび24Iは、なるべく互いに異なるブロッキング温度(反強磁性体と強磁性体の結合がなくなる温度)を有するのが好ましく、図示の例では前記反強磁性層24CをIrMnにより、また前記反強磁性層24IをPtMnにより構成しているが、前記反強磁性層24Cを、IrMn,RuMn,RhMn,IrRhMn,RuRhMnなど、ブロッキング温度が低い反強磁性体より構成し、前記反強磁性層24Iを、PtMn,PdMn,PtPdMn,NiMnなど、ブロッキング温度が高い反強磁性体より構成することができる。
さらに前記ピンド層24Dは、図示の例では組成がCo2FeSiのホイスラー合金によりにより、1〜20nmの膜厚に形成されるが、これに限定されるものではなく、Co2FeSi,Co2FeGe,Co2FeGa,Co2FeSn,Co2MnSi,Co2MnGe,Co2MnAl,Co2MnGa,Co2MnSnよりなる群から選ばれる材料により構成でき、二種類以上の材料を組み合わせることも可能である。特に組成がCo2FeX(X=Si,Ge,Ga,Sn)のピンド層24Dおよびフリー層24Fは、表1の実験結果にあるように、ホイスラー合金層とCu層間に形成される磁気デッドレイヤーの厚さが、他の場合の半分程度に減少し、またCu非磁性中間層24Gと積層した場合に磁気的な混合層をつくりにくく、膜厚制御や信頼性向上の観点から特に好ましいものである。この理由は、Mnに比べてFeはCuとの固溶度が小さいためである。
Figure 2008047739

前記AlOx非磁性中間層24Eは、Al膜を約0.8nmの膜厚に形成後、処理空間内に酸素を導入することにより、非常に薄く、かつ均一な膜に形成される。
さらに前記フリー層24Fは、前記ピンド層24Dと同じ材料群より選ばれ、図示の例では前記ピンド層24Dと同一組成のホイスラー合金より構成されているが、同一のホイスラー合金である必要はない。
さらに前記非磁性中間層24Gは、スピン分極した電子のスピン散乱の少ない材料よりなるのが望ましく、例えばCu,Au,Ag,Crなどより構成するのが好ましい。図示の例は、前記非磁性中間層24GをCuにより形成している。
さらに前記ピンド層24Hは、前記ピンド層24Dと同様な材料群より選ばれ、図示の例では前記ピンド層24Dと同じホイスラー合金Co2FeSiより構成されている。ただし前記ピンド層24Hが前記ピンド層24Dと同一組成を有する必要はない。
さらに図3Bの構成において、前記反強磁性24I上にTaやRuなどよりなる保護膜を形成してもよい。
このようにして形成された図3Bに示す積層構造体では、第1回目の磁界中熱処理が、第1の方向に磁界を印加しながら300℃の温度で施され、次いで第2回目の磁界中熱処理が、前記第1の方向から180度反転した第2の方向に磁界を印加しながら250℃の温度で施される。これにより、ブロッキング温度が低い反強磁性層24Cに接するピンド層24Dが、ブロッキング温度の高い反強磁性層24Iに接するピンド層24Hの磁化方向と反対の方向に磁化される。
このように本実施形態のMR素子24では、前記ピンド層24D,フリー層24Fおよびピンド層24Hを、例えば組成がCo2FeSiで表されるホイスラー合金により構成していることに注意すべきである。その結果、これらの層ではスピン分極率が非常に大きくなり、先に図2Bで説明したように、前記フリー層24F中の磁化を反転させる際の書き込み電流を、大幅に低減することが可能となる。
図4は、このようにして得られたMRAM20におけるMR素子24の磁化反転特性を、前記ピンド層24Dおよび24H、および前記フリー層24Fに従来のCoFe合金を使った比較対照例と比較して示す。ただし図中、縦軸はMR素子24の抵抗値を示し、横軸は反転注入電流パルス密度の値(パルス幅5ms)を示す。また以下の表2は、図4に対応した、本実施形態のMR素子24および比較対照例の反転電流密度および熱揺らぎ耐性を示す。
Figure 2008047739
図4および表2を参照するに、本実施形態により、反転電流密度が、比較対照例の5.1×107A/cm2から、1.24×107A/cm2まで大幅に減少しており、それにもかかわらず、熱揺らぎ耐性の目安となるE0/kBT(E0は磁気異方性エネルギ、kBはボルツマン定数、Tは絶対温度)の値も50以上が確保されており、本実施形態のMR素子24は書き込み電流が低減されるのみならず、熱的にも安定であることがわかる。
なお、表2にあるように、上記の実験は、前記ピンド層24D,フリー層24Fおよびピンド層24Hを構成するCo2FeSi膜の膜厚を3nmとした、大きさが90×330nmのMR素子24と、前記ピンド層24D,フリー層24Fおよびピンド層24Hを構成するCoFe膜の膜厚を2nmとした、大きさが90×120nmの比較対照MR素子について行っている。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態によるMR素子34の構成を示す。ただし図5のMR素子34は、前記図3AのMRAM20において、前記MR素子24を置き換えるものである。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図5を参照するに、本実施形態ではピンド層24Dを、0.1〜5nmの膜厚のCoFe層24Daと組成がCo2FeSiのホイスラー合金層24Dbの積層とし、その際、前記CoFe層24Daを下側、すなわち反強磁性層24Cに接する側に形成する。
かかる構成によれば、ホイスラー合金層24Dbと反強磁性層24Cの交換結合力が増大し、ピンド層24Dのピニングをより安定化することができる。特に前記CoFe層24Daの膜厚を0.1〜1nm程度に設定することにより、上記効果を増大させることができる。
前記ピンド層24Hにおいても同様で、本実施形態ではピンド層24Hを、組成がCo2FeSiのホイスラー合金層24Haと0.1〜5nmの膜厚のCoFe層24Hbとの積層とし、その際、前記CoFe層24Hbを上側、すなわち反強磁性層24Iに接する側に形成する。
かかる構成によれば、ホイスラー合金層24Haと反強磁性層24Iの交換結合力が増大し、ピンド層24Hのピニングをより安定化することができる。特に前記CoFe層24Hbの膜厚を0.1〜1nm程度に設定することにより、上記効果を増大させることができる。
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態によるMR素子44の構成を示す。ただし図6のMR素子44は、前記3AのMRAM20において、前記MR素子24を置き換えるものである。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図6を参照するに、MR素子44は、前記図5のMR素子34において、前記CoFe層24Daと反強磁性層24Cとの間に、厚さが0.5〜10nm程度のCoFe層24Dcと厚さが0.5〜1nm程度のRu層24Deを積層した構造を、前記CoFe層24Dcが前記反強磁性層24Cに接するように挿入し、前記CoFe層24Dc,前記Ru層24De,前記CoFeピンド層24Daおよび前記Co2FeSiピンド層24Dbにより、シンセティックフェリ構造を形成している。
かかる構成により、前記ピンド層24Dと24Hの間の交換結合力が高まり、前記ピンド層24D,24Hの磁化を安定化することができる。
また前記ピンド層24Dcとピンド層24Da、従ってその上のピンド層24Dbは前記Ru膜24Deを挟んで反平行配置となるため、前記第1の実施形態で2回行っている熱処理を一回行うだけで、ピンド層24D、すなわちCo2FeSiピンド層24Dbとピンド層24H、すなわちCo2FeSiピンド層24Haの磁化を反平行に設定することができる。これにより、本実施形態によれはMRAMの製造工程を簡素化することができる。
[第4の実施形態]
図7は、本発明の第4の実施形態によるMR素子54の構成を示す。ただし図7のMR素子54は、前記3AのMRAM20において、前記MR24素子を置き換えるものである。
図7を参照するに、前記MR素子44は前記下地層24Aおよび24Bにそれぞれ相当する下地層54A,54Bを積層し、さらにその上に前記ピニング層24Cに相当するIrMn強磁性層よりなるピニング層54Dが積層される。
さらに前記ピニング層54D上には、図6のCoFeピンド層24Dcに対応するCoFeピンド層54Dが形成され、さらに前記CoFeピンド層54D上には、図6のRu非磁性層24Deに対応するRu非磁性層54Eを介して、図6のCo2FeSiピンド層24Dbに相当するCo2FeSiピンド層54Fが形成され、前記Co2FeSiピンド層54F上には、前記図6のAlOx非磁性中間層24Eに対応して、MgOよりなる非磁性中間層54Gが形成される。
さらに前記MgO非磁性中間層54G上には、CoFeBよりなるフリー層54HとCo2FeSiよりなるフリー層54Iが形成され、さらに前記フリー層54I上に図6のピンド層24Haおよび24Hbにそれぞれ対応するCo2FeSiピンド層54KおよびCoFeピンド層54Lが形成される。さらに前記ピンド層54L上には、図6のピニング層24Iに相当するPtMnよりなる反強磁性ピニング層54Mが形成される。
図7のMR素子54では、MgO非磁性層54GとCoFeBフリー層54Hを組み合わせることにより、MR素子の再生出力が増大し、MRAMからの読み出しの信頼性を向上させることができる。
また図7のMR素子はピンド層54Kおよびフリー層54Iとして、ホイスラー合金を使っているため書き込み電流を低減させることが可能である。
以上、本発明を好ましい実施形態について説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
本発明の関連技術によるMRAMの構成を示す図(その1)である。 本発明の関連技術によるMRAMの構成を示す図(その2)である。 本発明の原理を説明する図(その1)である。 本発明の原理を説明する図(その2)である。 本発明の第1の実施形態によるMRAMの構成を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施形態によるMRAMの構成を示す図(その2)である。 本発明の効果を比較対照例と比較して示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示す図である。 本発明の第4の実施形態を示す図である。
符号の説明
10,20 MRAM
11,21 シリコン基板
11A,21A ソース電極
11B,21B ドレイン電極
11a,21a ソース領域
11b,21b ドレイン領域
11p,11q,21p,21q 導電性プラグ
12,22 ゲート絶縁膜
13,23 ゲート電極
14,24,54 MR素子
14A,24A,24B,54A,54B 下地層
14B,24C,54C 反強磁性層
14C,24D,54D,54F ピンド層
14D,24E,54G 非磁性中間層
14E,24F,54H,54I フリー層
14F,24G,54J 非磁性中間層
14G,24H,54K,54L ピンド層
14H,24I,54M 反強磁性層
15,25 ビット線
24Da,24Db ピンド層
24Ha,24Hb ピンド層
24Dc ピンド層
24De,54E 非磁性層

Claims (9)

  1. 2層以上の強磁性層を、間に非磁性中間層を介して積層した積層構造を具備し、前記積層構造中、前記強磁性層の一が情報を磁化の形で保持する記録層を構成し、書き込み電流を前記積層構造の上端と下端の間で流す構成の磁気抵抗素子を含む磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    少なくとも一の強磁性層がCo2YX(Y=Fe,Mn,Cr,X=Al,Si,Ge,Sb,Ga)型のホイスラー型合金膜を含むことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 前記ホイスラー型合金膜は、CoFeX(X=Al,Si,Ge,Sb,Ga)で表される組成を有することを特徴とする請求項1記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 前記積層構造は、第1の強磁性層と、第1の非磁性中間層と、第2の強磁性層と、第2の非磁性中間層と、第3の強磁性層とを、第1の反強磁性層と第2の反強磁性層の間に順次積層した構成を有し、情報を前記第2の強磁性層に、磁化の形で保持し、前記第1の強磁性層と前記第3の強磁性層は、互いに反平行な磁化を担持することを特徴とする請求項1または2記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 前記第1の非磁性中間層は非磁性絶縁膜よりなり、前記第2の非磁性中間層は非磁性導体膜よりなることを特徴とする請求項3記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 前記第1の強磁性層と前記第2の強磁性層と前記第3の強磁性層は、いずれもホイスラー合金よりなることを特徴とする請求項3記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  6. 前記第1の強磁性層と前記第3の強磁性層の各々は、ホイスラー合金膜と他の強磁性膜との積層よりなることを特徴とする請求項3記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  7. 前記第1の強磁性層においては、前記他の強磁性膜が前記第1の反強磁性層に接して形成され、前記第2の強磁性層においては、前記他の強磁性膜が前記第2の反強磁性層に接して形成されることを特徴とする請求項6記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  8. 前記第1および第3の強磁性層の一方は、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜を非磁性膜Xで挟んだ構成を有し、X=Ru,Ir,Rh,Cr,Reであることを特徴とする請求項3記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  9. 前記第1の強磁性層はCoFeB合金よりなり、前記第1の非磁性中間層はMgOよりなり、前記第2の強磁性層は、CoFeB合金膜とホイスラー合金膜の積層膜よりなり,前記第2の非磁性中間層2はCu膜よりなり、前記第3の強磁性層は、ホイスラー合金よりなることを特微とする請求項3記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
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