JP2008047627A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008047627A
JP2008047627A JP2006220013A JP2006220013A JP2008047627A JP 2008047627 A JP2008047627 A JP 2008047627A JP 2006220013 A JP2006220013 A JP 2006220013A JP 2006220013 A JP2006220013 A JP 2006220013A JP 2008047627 A JP2008047627 A JP 2008047627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
conductivity
semiconductor
semiconductor light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006220013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4827655B2 (ja
Inventor
Ryusuke Nakasaki
竜介 中崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2006220013A priority Critical patent/JP4827655B2/ja
Publication of JP2008047627A publication Critical patent/JP2008047627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827655B2 publication Critical patent/JP4827655B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】トンネルジャンクションを構成する高濃度のドーパントの拡散を抑制しつつ複数の活性層の相互間の間隔を狭くする半導体発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】第1半導体基板1上に第1の一導電型クラッド層6、第1活性層8、第1の反対導電型クラッド層10及びトンネルジャンクション層14を積層することにより第1の多層基板Aを形成する工程と、第2半導体基板21の上に第2の反対導電型クラッド層23、第2活性層25、第2の一導電型クラッド層27を積層することにより第2の多層基板Bを形成する工程と、トンネルジャンクション層14と第2の一導電型クラッド層27を重ねて第1の多層基板Aと第2の多層基板Bをボンディングし、これにより複数の活性層を有する発光素子を製造する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体発光素子及びその製造方法に関し、より詳しくは、基板の成長面に対して垂直方向に複数の活性領域を有する半導体発光素子及びその製造方法に関する。
基板の成長面に対して垂直方向に複数の活性領域を有する半導体レーザは高出力が可能であり、活性領域を2つ有する半導体レーザは例えば図15に示すような構造を有している。
図15において、n型(n-)GaAs基板101の上には、n-AlGaAsクラッド層102、InGaAsP活性層103、p型(p-)AlGaAsクラッド層104、p+ 型GaAs層105、n+ 型GaAs層106、n-AlGaAsクラッド層107、InGaAsP活性層108、p-AlGaAsクラッド層109が成長され、また、p-AlGaAsクラッド層109上にはストライプ状のp側電極110が形成され、さらにn-GaAs基板101の下面にはn側電極111が形成されている。ここでp+ 型GaAs層105とn+型GaAs層106はトンネルジャンクションとなり、駆動電流でトンネルジャンクションにトンネル電流が流れる構造となっている。
そのような半導体レーザにおいて、上と下の活性層103,108のそれぞれの材料、厚みを異ならせることにより、2つの活性層103,108の発振波長を揃えることが下記の特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、n-GaAs基板の上にn-AlGaAs型クラッド層、SCH活性層、p-AlGaAsクラッド層、p+-GaAs層、n+-GaAs層、n-GaAsバッファ層を形成した構造を有する第1の積層基板を形成し、さらにn-GaAs基板の上にn-AlGaAs型クラッド層、SCH活性層、p-AlGaAsクラッド層、p-GaAsキャップ層を形成した構造を有する第2の積層基板を形成し、その後に、第1の積層基板のバッファ層上に第2の積層基板のn-GaAs基板を接合し、これにより層の厚み方向に2つの活性層が配置された半導体レーザを形成することが記載されている。
さらに、GaAs基板を用いた素子においてトンネルジャンクションを形成する方法として低温MBEを用いることが非特許文献1に記載されている。
特開2003−535454号公報 特開2001−251019号公報 S. Ahmed et al., Applied Physics Letters 71 (25), 22, pp.3667
しかし、特許文献1に記載されたような構造によれば、トンネルジャンクションを構成するn+ 型GaAs層の上にn-AlGaAsクラッド層を成長する工程において、n型ドーパントであるシリコン(Si)がn+ 型GaAs層からその上下に拡散してpnトンネルジャンクションの特性を劣化させ、素子抵抗を高くするという問題がある。このような問題は、非特許文献1に記載された方法により形成されたトンネルジャンクションの上にさらにGaAs層をMOCVD法により成長する場合にも発生する。
また、特許文献2に記載されているように、第1の積層基板を構成するGaAs基板を第2の積層基板のバッファ層に接合することにより形成された半導体レーザでは、上と下の活性層の間にGaAs基板が存在するためその間の距離が離れてしまい、ファイバのような光部品との光結合が難しくなる。この場合、接合されるGaAs基板の厚みを研磨により薄くすることも可能であるが、数十μm程度までが限界であり、数μmという要求を満たすことが難しい。
本発明の目的は、トンネルジャンクションを構成する高濃度のドーパントの拡散を抑制しつつ複数の活性層の相互間の間隔を狭くすることができる半導体発光素子及びその製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、第1の半導体基板の上に第1の一導電型クラッド層、第1の活性層、第1の反対導電型クラッド層及びトンネルジャンクション層を順に少なくとも1周期ずつ積層することにより第1の多層基板を形成する工程と、第2の半導体基板の上に第2の反対導電型クラッド層、第2の活性層、第2の一導電型クラッド層を順に少なくとも1周期ずつ積層することにより第2の多層基板を形成する工程と、前記トンネルジャンクション層と前記第2の一導電型クラッド層を対向させて前記第1の多層基板と前記第2の多層基板をボンディングする工程とを有することを特徴とする半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の多層基板と前記第2の多層基板のボンディングは600℃以下の基板温度で行われることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、前記第2又は第3の態様に記載の半導体発光素子において、最上の前記トンネルジャンクション層と最上の前記第2の一導電型クラッド層の少なくとも一方の上に一導電型半導体層を形成する工程を有し、前記一導電型半導体層は、前記第1の多層基板と前記第2の多層基板のボンディングにより前記トンネルジャンクション層と前記第2の一導電型クラッド層の間に介在されることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1乃至第3の態様のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板のボンディングの後に、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のいずれか一方を除去する工程を有することを特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記第4の態様に記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち除去される基板と該除去される基板の上の前記第1の一導電型クラッド層、前記第2の反対導電型クラッド層のいずれかとの間にエッチングストップ層を形成する工程を有し、さらに、前記除去される基板を除去した後に前記エッチングストップ層を除去する工程を有することを特徴とする。
本発明の第6の態様は、前記第4又は第5の態様に記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち最終的に残される1つを研磨により厚さを調整した後に、該研磨により形成される研磨面の上に電極を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明の第7の態様は、前記第4に記載の半導体発光素子の製造方法において、第3の半導体基板の上に第3のクラッド層、第3の活性層、第4のクラッド層及びトンネルジャンクション層を積層することにより第3の多層基板を形成する工程と、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のいずれかを除去することにより露出した前記第1の一導電型クラッド層、第2の反対導電型クラッド層のいずれかに前記第3の多層基板の前記トンネルジャンクション層を対向させてボンディングする工程と、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち残された基板と前記第3の半導体基板のいずれかを除去する工程とを有することを特徴とする。
本発明の第8の態様は、前記第7の態様に記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板、第3の半導体基板のうち除去される基板と該除去される基板の上の前記第1の一導電型クラッド層、前記第2の反対導電型クラッド層、前記第3のクラッド層のいずれかとの間にエッチングストップ層を形成する工程を有し、さらに前記除去される基板を除去した後に前記エッチングストップ層を除去する工程を有することを特徴とする。
本発明の第9の態様は、前記第5又は第8の態様に記載の半導体発光素子の製造方法において、前記エッチングストップ層の上には、前記エッチングストップ層の除去後に現れるコンタクト層を形成する工程をさらに有することを特徴とする。
本発明の第10の態様は、前記第1乃至第9の態様のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法において、前記第1の活性層、前記第2の活性層の少なくとも一方の電流注入領域の両側の上方と下方の少なくともいずれかに電流ブロッキング層を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明の第11の態様は、第1の一導電型クラッド層と、前記第1の一導電型クラッド層上に形成された第1の活性層と、前記第1の活性層上に形成された第1の反対導電型クラッド層と、前記第1の反対導電型クラッド層上に形成されてドーパント濃度3×1018cm-3〜2×1019cm-3の半導体層を有するトンネルジャンクション層と、前記トンネルジャンクション層上に形成される第2の一導電型クラッド層と、前記第2の一導電型クラッド層上に形成された第2の活性層と、前記第2の活性層の上に形成された第2の反対導電型クラッド層とを有することを特徴とする半導体発光素子である。
本発明の第12の態様は、第11の態様に係る半導体発光素子において、前記トンネルジャンクション層から前記第2の反対導電型クラッド層までは、前記第1の反対導電型クラッド層上に複数回繰り返して順に形成された層構造を有することを特徴とする。
本発明の第13の態様は、第11又は第12の態様に係る半導体発光素子において、前記トンネルジャンクション層内の前記半導体層の前記ドーパント濃度は、同じ導電型の前記第1の反対導電型クラッド層又は前記第2の一導電型クラッド層に対してステップ状に分布していることを特徴とする。
本発明の第14の態様は、第11乃至第13の態様のいずれかに係る半導体発光素子において、前記トンネルジャンクション層の前記電流注入領域の両側の領域の上方と下方の領域のうち少なくとも一方には電流ブロッキング層が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、活性層が形成された複数の多層基板を形成し、さらに、2つの多層基板のそれぞれを構成する半導体基板の双方を外側に配置して、一方の多層基板のトンネルジャンクション層と他の多層基板のクラッド層とを重ねた状態で低温でアニールすることにより2つの多層基板をボンディングし、これにより積層構造の厚さ方向に2以上の活性層を有する半導体発光素子を形成するようにしている。
従って、トンネルジャンクション層の上に連続して多層の半導体層を高温で成長する工程が含まれないので、トンネルジャンクション層を構成する高濃度のドーパントの上下への拡散を抑制することができ、トンネルジャンクション層の低抵抗状態を保持することが可能になる。
しかも、2つの多層基板を構成するそれぞれの半導体基板上に成長された層を互いに重ねてそれらの層をアニールによりボンディングしたので、複数の半導体基板のそれぞれの上に形成される活性層同士を数μm程度に近づけることが可能になる。これにより、発光素子内の複数の活性層と外部の光部品との光結合が容易になる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子である半導体レーザの形成工程を示す断面図である。
本実施形態に係る半導体レーザは、基本的に2種類の積層基板を用いて形成される。
最初に、図1に示す第1の積層基板Aの製造工程について説明する。
まず、n型GaAs基板1上に、n型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-GaAsからなるバッファ層2と、n型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-InGaPからなる50nmの厚さのエッチングストップ層3を成長する。続いて、エッチングストップ層3の上に、n型ドーパント濃度1×1018cm-3〜3×1018cm-3のn-GaAsからなるコンタクト層4を200nm成長し、その上にn型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-GaAs層5を300nmの厚さに成長する。
続いて、n-GaAs層5の上に、n型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-AlGaAsよりなる第1のn型クラッド層6を成長し、さらに、AlGaAs よりなる第1のn側のSCH層7と、単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造を有する第1のInGaAs (GaAs)/AlGaAs(GaAs) 量子井戸活性層8と、AlGaAsよりなる第1のp側のSCH層9を成長し、さらにその上にp型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のp-AlGaAs よりなる第1のp型クラッド層10と、p型ドーパント濃度1×1018cm-3のp-GaAs層11を順に成長する。
SCH層7,9及び量子井戸活性層8はそれぞれアンドープで成長される。
その後、p-GaAs層11の上に、p型ドーパント濃度1×1019cm-3以上のp++-GaAs層12とn型ドーパント濃度1×1019cm-3以上の n++-GaAs層13を順に成長し、これらによりトンネルジャンクション層14を形成し、その上にn型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-GaAs層15を50nmの厚さに成長する。p++-GaAs層12とn++-GaAs層13はそれぞれ例えば30nm〜200nmの厚さ、n-GaAs層15は例えば50nmの厚さに成長される。また、n-GaAs層15はn++-GaAs層13からのn型ドーパントの拡散を抑制するために低温で成長される。なお、n-GaAs層15の成長を省いてもよい。
次に、図2に示す第2の積層基板Bの製造工程を説明する。
まず、p型GaAs基板21上に、p型ドーパント濃度1×1018cm-3のp-GaAsからなるバッファ層22を500nmの厚さに成長し、p型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のp-AlGaAsよりなる第2のp型クラッド層23を成長し、さらに、AlGaAs よりなる第2のp側のSCH層24と、単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造を有する第2のInGaAs (GaAs)/AlGaAs(GaAs) 量子井戸活性層25と、AlGaAsよりなる 第2のn側のSCH層26を成長し、さらにその上にn型ドーパント濃度5×1016cm-3〜1×1018cm-3のn-AlGaAs よりなる第2のn型クラッド層27と、n型ドーパント濃度1×1018cm-3のn-GaA層28を順に成長する。
SCH層24,26、第2の量子井戸活性層25はそれぞれアンドープで成長される。
以上の化合物半導体の成長は例えばMOCVD法によって成長され、 p型のドーパントとしてはC、Mg、Zn等が用いられ、また、n型のドーパントとしてはSi、Se、S等が用いられる(以下の実施形態も同様)。
次に、第1の積層基板Aの最上面と第2の積層基板Bの最上面、即ちn-GaAs層15、p-GaAs層28のそれぞれの表面の酸化膜を除去し、さらに水素終端処理又は硫化終端処理を行う。
酸化膜の除去は、フッ酸、希塩酸、硫酸、アンモニウム等の処理やアルゴン(Ar)プラズマにより行う。また、水素終端処理は水素プラズマに曝したりフッ酸系等の溶液により処理することにより行い、硫化終端処理(サルファパッシベーション)は硫化水素プラズマに曝したり硫化剤を混入した液体等により処理することにより行う。硫黄(S)による終端処理によれば、硫黄自体がn型ドーパントであるのでn-GaAs層15の表面処理を行うために適している。
続いて、図3に示すように、第1の積層基板Aのトンネルジャンクション層14、n-GaAs層15と第2の積層基板Bのp-GaAsコンタクト層28を格子の向きを調整して重ね合わせる。この場合、例えば第1の積層基板A側のn-GaAs基板1と第2の積層基板B側のp-GaAs基板21のそれぞれに形成されたオリエントフラットを基準にして互いの向きを調整する。そして、そのような状態でアニール処理を行って第1の積層基板Aと第2の積層基板Bを貼り合わせ、ウェハボンディングを行う。アニール処理は、基板温度を700℃以下、例えば600℃に設定して行われる。
以上のようなウェハボンディングの後に、第1の積層基板Aのn-GaAs基板1を機械研磨して10μm程度の厚さにした後に、硫酸系エッチャント又はアンモニア系エッチャントを用いるウェットエッチングによりn-GaAs基板1の残りを除去する。この場合、図4に示すように、n-GaAs基板1に続いてn-GaAsバッファ層2も連続してエッチングする。このエッチングはn-InGaPエッチングストップ層3では殆ど進まずに停止する。
その後に、エッチャントを変えてn-InGaPエッチングストップ層3をエッチングにより除去する。この場合、n-GaAsコンタクト層4でエッチングが停止するエッチング溶液、例えば塩酸が用いられる。
これにより、2つの量子井戸活性層8,25を有する第3の積層基板Cが作成される。
次に、別の第1の積層基板Aを用意する。そして、図5に示すように、第1の積層基板Aの表面に現れるn-GaAs層15と第3の積層基板Cの最上面に現れるn-GaAsコンタクト層4を貼り合わせてウェハボンディングを行う。このウェハボンディングの際には、図3に示したウェハボンディングと同様に、n-GaAsコンタクト層4とn-GaAs層15の酸化膜除去等の表面処理を行うとともに、量子井戸活性層8,25の結晶の方位が合うように位置合わせを行い、その後に700℃以下の基板温度でアニールを行う。
このようにしてボンディングされた第1の積層基板Aと第3の積層基板Cにより、3つの層の量子井戸活性層8,25を有する構造が形成される。
その後に、図5とは上下を逆に示す図6のように、露出しているn-GaAs基板1を上記と同様な機械研磨及びウェットエッチングにより除去し、続いて、エッチングストップ層3をウェットエッチングにより除去してn-GaAsコンタクト層4を露出させる。なお、ボンディングされた積層基板A、B、Cは、劈開等により所定の形状に形成される。
続いて、図7に示すように、AuGeNi/Auの2層構造からなるn側電極31をn-GaAsコンタクト層4上に形成し、その後に、マスクを用いるエッチングによりn側電極31をストライプ状にパターニングする。さらに、p-GaAs基板21を機械研磨と鏡面処理により例えば150μmの厚さまで薄くした後に、その上にTi/Pt/Auの3層構造のp側電極32を形成する。これにより半導体レーザの基本的な構造が形成される。
以上のような工程により形成された半導体レーザは、ウェハボンディング時に2つのGaAs基板1、21をそれぞれ外側に配置し且つエピタキシャル成長された層の面同士をボンディングするようにしたので、3つの量子井戸活性層8,25の相互間の間隔を10μm以下に小さくすることが可能になるので、発光層である量子井戸活性層8,25と光ファイバ等の光部品との光結合を良好にすることができる。
しかも、3つの量子井戸活性層8,8,25は、連続成長ではなく、低温のウェハボンディングにより基板面に垂直方向に配置されているので、3つの量子井戸活性層8,8,25のそれぞれの間に配置されるトンネルジャンクション層14を構成するn++-GaAs層13内のn型ドーパントであるシリコンの拡散が抑制される。
この場合のトンネルジャンクション層14では、例えばSIMS分析結果を示す図8の実線で示すように、n++-GaAs層13内のシリコン濃度のプロファイルはその上下の層に対してステップ状のプロファイルが得られ、しかもn++-GaAs層13のn型ドーパント濃度は3×1018cm-3〜2×1019cm-3となる。また、n++-GaAs層13に接合するp++-GaAs層12のp型ドーパント濃度は1×1019cm-3〜1×1020cm-3となる。これにより、トンネルジャンクション層14の低抵抗化が保持される。
図8の破線は、図15に示した従来構造のようにMOCVDにより複数の活性層、トンネルジャンクション等を連続して結晶成長した場合のトンネルジャンクションのn++-GaAs層でのシリコン濃度のプロファイルを示し、シリコン濃度が5×1016cm-3〜1×1018cm-3と低くなだらかに低下してトンネルジャンクションの抵抗が高くなることがわかる。
図8の実線に示すようにn++-GaAs層13のn型ドーパント濃度が高く維持されると、p側電極32からストライプ状のn側電極31に向けて所定の電流が流されると図9(a)に示すようにトンネルジャンクション層14ではトンネル効果によって電流が流れる。
これに対して図8の波線に示すようにn++-GaAs層内とその周辺でn型ドーパントがなだらかに減少すると図9(b)に示すように、トンネル効果が生じにくくなり、内部抵抗が上昇する。
ところで、上記の例では、3つの量子井戸活性層8,8,25をGaAs基板21上に垂直方向に間隔をおいて3層形成する半導体レーザについて説明したが、図4に示すエッチングストップ層3を除去した後に、これにn側電極31を接続し、さらにp-GaAs基板21にp側電極32を接続して量子井戸活性層8,25が2層となる構造にしてもよい。
また、上記の例では第1の積層基板Aを2枚、第2の積層基板Bを1枚用いたが、それらを複数毎用いて4以上の量子井戸活性層8,25を有する半導体レーザを形成してもよい。
(第2の実施の形態)
図10〜図14は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子である半導体レーザの形成工程を示す断面図であり、図1〜図7と同じ符号は同じ要素を示している。
最初に、第1の積層基板Aの製造工程について説明する。
まず、図10(a)に示すように、第1実施形態と同様に、n型GaAs基板1上にバッファ層2からp-GaAs層11までの各層を成長する。続いて、n型ドーパント濃度1×1018cm-3のn-GaAsからなる電流ブロッキング層16を成長する。
その後、電流ブロッキング層16上に二酸化シリコン膜(不図示)をCVD法により成長した後に、その上にレジスト(不図示)を塗布し、これを露光、現像して電流注入領域に開口を形成する。そして、レジストをマスクにして電流ブロッキング層16及び二酸化シリコン膜をエッチングして電流注入領域に開口部16aを形成する。その後に、レジスト、二酸化シリコン膜を除去すると図10(b)に示すような断面となる。
さらに、図10(c)に示すように、電流ブロッキング層16上及び開口部16a内にp型ドーパント濃度1×1018cm-3のp-GaAs層17を成長し、さらにその上に第1実施形態と同様に、p++-GaAs層12、n++-GaAs層13及びn-GaAs層15を成長する。これにより、第1の積層基板Aが形成される。なお、n-GaAs層15の成長を省略してもよい。
次に、第2の積層基板Bの製造工程を説明する。
まず、図11(a)に示すように、p型GaAs基板21上に、n型ドーパント濃度1×1018cm-3のn-GaAsからなる電流ブロッキング層29を成長する。
その後に、第1の積層基板A側の電流ブロッキング層16の開口部16aの形成と同じような方法によって、図11(b)に示すように、電流ブロッキング層29のうち電流注入領域に開口部29aを形成する。
続いて、第1実施形態と同様にして、図11(c)に示すように、バッファ層22からn-GaAs層28までの各層を順に成長する。これにより、第2の積層基板Bが形成される。
次に、第1実施形態と同様な方法を採用して、第1の積層基板Aの最上面と第2の積層基板Bの最上面、即ちn-GaAs層15、p-GaAs層28のそれぞれの表面の酸化膜を除去し、さらに水素終端処理又は硫化終端処理を行う。
続いて、図12に示すように、第1実施形態と同様な方法によって、第1の積層基板Aのトンネルジャンクション層14、n-GaAs層15と第2の積層基板Bのp-GaAsコンタクト層28の結晶格子の向きを調整して重ね合わせ、アニール処理によりウェハボンディングを行う。アニール処理は、基板温度を700℃以下、例えば600℃に設定して行われる。
以上のようなウェハボンディングの後に、第1の積層基板Aのn-GaAs基板1を機械研磨して10μm程度の厚さにした後に、硫酸系エッチャント又はアンモニア系エッチャントを用いるウェットエッチングによりn-GaAs基板1の残りを除去する。さらに、n-GaAs基板1に続いてn-GaAsバッファ層2も連続してエッチングする。このエッチングはn-InGaPエッチングストップ層3では殆ど進まずに停止する。その後に、エッチャントを変えてn-InGaPエッチングストップ層3をエッチングにより除去する。この場合、n-GaAsコンタクト層4でエッチングが停止するエッチング溶液、例えば塩酸が用いられる。
これにより、2つの量子井戸活性層8,25を有する第3の積層基板Cが作成される。
次に、別の第1の積層基板Aを用意する。そして、図13に示すように、第1の積層基板Aの表面に現れるn-GaAs層15と第3の積層基板Cの最上面に現れるn-GaAsコンタクト層4を貼り合わせてウェハボンディングを行う。このウェハボンディングの際には、図12に示したウェハボンディングと同様に、n-GaAsコンタクト層4とn-GaAs層15の酸化膜除去等の表面処理を行うとともに、量子井戸活性層8,25の結晶の方位が合うように位置合わせを行い、その後に700℃以下の基板温度でアニールを行う。
このようにして張り合わされた第1の積層基板Aと第3の積層基板Cにより、3つの層の量子井戸活性層8,8,25を有する構造が形成される。
その後に、n-GaAs基板1を上記と同様な機械研磨及びウェットエッチングにより除去し、続いて、エッチングストップ層3をウェットエッチングにより除去してn-GaAsコンタクト層4を露出させる。
続いて、図14に示すように、AuGeNi/Auの2層構造からなるn側電極31をn-GaAsコンタクト層4上に形成し、その後に、マスクを用いるエッチングによりn側電極31をストライプ状にパターニングする。さらに、p-GaAs基板21を機械研磨と鏡面処理により例えば150μmの厚さまで薄くした後に、その上にTi/Pt/Auの3層構造のp側電極32を形成する。
以上のようにウェハボンディング時にはGaAs基板1、21を外側に配置し且つエピタキシャル成長層の面同士をボンディングするようにしたので、3つの量子井戸活性層8,8,25の相互間の間隔を10μm以下に小さくすることが可能になるので、発光層である量子井戸活性層8,8,25と光部品の光結合を良好にすることが可能になる。
しかも、3つの量子井戸活性層8,8,25は、第1実施形態と同様に、連続成長ではなくウェハボンディングにより基板面に垂直方向に互いに配置されているので、それらの間のトンネルジャンクション層14を構成するn++-GaAs層13内のn型ドーパントの拡散が抑制される。
以上により、3つの量子井戸活性層8,8,25と光部品の光結合が容易になるし、さらにトンネルジャンクション層14の低抵抗化が図れる。
ところで、上記の例では、3つの量子井戸活性層8,8,25をGaAs基板21上に垂直方向に間隔をおいて3層形成する半導体レーザについて説明したが、図12に示すn-GaAs基板1からエッチングストップ層3までを除去した後に、n-GaAsコンタクト層4にn側電極31を接続し、さらにp-GaAs基板21にp側電極32を接続して量子井戸活性層8,25を2層にしてもよい。
また、上記の例では第1の積層基板Aを2枚、第2の積層基板Bを1枚用いたが、それらを複数毎用いて、4層以上の量子井戸活性層8,25を有する半導体レーザを形成してもよい。
(その他の実施形態)
上記の実施形態ではGaAs基板を使用し、その上にAlGaAsクラッド層、InGaAs(GaAs)/AlGaAs(GaAs) 量子井戸活性層活性等を形成したが、材料はそれに限られるものではない。例えば、GaAs基板を使用している場合に、活性層(発光層)として、GaAs、InGaAs、AlGaAs、AlInGaAs、GaAsP、InGaAsP、InGaP、AlGaInP、GaAsSb、InGaAsSbのうち少なくとも1層を含む構造を採用してもよい。また、トンネルジャンクション層として、GaAs、InGaAs、AlInGaAs、AlGaAsのうち少なくとも1層を含む構造を採用してもよい。
また、基板としてInP 基板を採用してもよく、この場合には、例えば活性層にInGaAsP、AlGaInAs、InGaAs 、AlInAsのうち少なくとも1層を含む構造を採用してもよい。また、トンネルジャンクション層として、AlGaInAs、AlInAs、InGaAs、InP のうち少なくとも1層を含む構造を採用してもよい。
その他、GaN、GaN系化合物半導体などを材料とする場合でも、上記の構造を採用してもよい。
第1の多層基板A、第2の多層基板Bを構成する化合物半導体としてGaAsを採用する場合、エッチングストップ層として例えばInGaP 、AlGaAs、AlInGaP 、AlInP のいずれかから選択する。また、第1の多層基板A、第2の多層基板Bをそれぞれ構成する化合物半導体としてInP を採用する場合、エッチングストップ層として例えばInGaAsP 、InGaAs、AlInAs、AlGaInAsのいずれかから選択する。
なお、上記の化合物半導体の成長は、MOCVD法に限られるものではなく、MBE法その他の成長法を採用してもよい。
さらに、上記した積層基板の半導体基板とその上の各層のn型、p型の導電型については、逆のタイプであってもよい。また、上記した半導体基板のうち除去される基板の導電型はp型、n型、半絶縁性のいずれであってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子に使用する第1の積層基板を示す断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子に使用する第2の積層基板を示す断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その1)である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その2)である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その3)である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その4)である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その5)である。 図8は、本発明の実施形態に係る半導体発光素子内のトンネルジャンクション層におけるドーパント濃度分布図である。 図9(a)は、本発明の実施形態に係る半導体発光素子内のトンネルジャンクション層の電流の注入前と注入時のエネルギーバンドギャップの変換を示す図であり、図9(b)は、従来の半導体発光素子内のトンネルジャンクション層の電流の注入前と注入時のエネルギーバンドギャップの変換を示す図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子に使用する第1の積層基板の製造工程を示す断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子に使用する第2の積層基板の製造工程を示す断面図である。 図12は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その1)である。 図13は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その2)である。 図14は、本発明の第2実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を示す断面図(その3)である。 図15は、従来の半導体発光素子示す断面図である。
符号の説明
1:n型GaAs基板
2:バッファ層
3:エッチングストップ層
4:コンタクト層
5、15:n型GaAs層
6:n型クラッド層
7:SCH層
8:活性層
9:SCH層
10:p型クラッド層
11:p型GaAs層
12:n++GaAs層
13:p++GaAs層
14:トンネルジャンクション層
21:p型GaAs基板
22:バッファ層
23:p型クラッド層
24:SCH層
25:活性層
26:SCH層
27:n型クラッド層
28:n型GaAs層

Claims (14)

  1. 第1の半導体基板の上に第1の一導電型クラッド層、第1の活性層、第1の反対導電型クラッド層及びトンネルジャンクション層を順に少なくとも1周期ずつ積層することにより第1の多層基板を形成する工程と、
    第2の半導体基板の上に第2の反対導電型クラッド層、第2の活性層、第2の一導電型クラッド層を順に少なくとも1周期ずつ積層することにより第2の多層基板を形成する工程と、
    前記トンネルジャンクション層と前記第2の一導電型クラッド層を対向させて前記第1の多層基板と前記第2の多層基板をボンディングする工程と
    を有することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記第1の多層基板と前記第2の多層基板のボンディングは600℃以下の基板温度で行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  3. 最上の前記トンネルジャンクション層と最上の前記第2の一導電型クラッド層の少なくとも一方の上に一導電型半導体層を形成する工程を有し、
    前記一導電型半導体層は、前記第1の多層基板と前記第2の多層基板のボンディングにより前記トンネルジャンクション層と前記第2の一導電型クラッド層の間に介在される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板のボンディングの後に、前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のいずれか一方を除去する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち除去される基板と該除去される基板の上の前記第1の一導電型クラッド層、前記第2の反対導電型クラッド層のいずれかとの間にエッチングストップ層を形成する工程を有し、
    さらに、前記除去される基板を除去した後に前記エッチングストップ層を除去する工程を
    有することを特徴とする請求項4に記載の半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち最終的に残される1つを研磨により厚さを調整した後に、該研磨により形成される研磨面の上に電極を形成する工程を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 第3の半導体基板の上に第3のクラッド層、第3の活性層、第4のクラッド層及びトンネルジャンクション層を積層することにより第3の多層基板を形成する工程と、
    前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のいずれかを除去することにより露出した前記第1の一導電型クラッド層、第2の反対導電型クラッド層のいずれかに前記第3の多層基板の前記トンネルジャンクション層を対向させてボンディングする工程と、
    前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板のうち残された基板と前記第3の半導体基板のいずれかを除去する工程と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記第1の半導体基板、前記第2の半導体基板、第3の半導体基板のうち除去される基板と該除去される基板の上の前記第1の一導電型クラッド層、前記第2の反対導電型クラッド層、前記第3のクラッド層のいずれかとの間にエッチングストップ層を形成する工程を有し、
    さらに前記除去される基板を除去した後に前記エッチングストップ層を除去する工程を
    有することを特徴とする請求項7に記載の半導体発光素子の製造方法。
  9. 前記エッチングストップ層の上には、前記エッチングストップ層の除去後に現れるコンタクト層を形成する工程をさらに有することを特徴とする請求項5又は請求項8に記載の半導体発光素子の製造方法。
  10. 前記第1の活性層、前記第2の活性層の少なくとも一方の電流注入領域の両側の上方と下方の少なくともいずれかに電流ブロッキング層を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の半導体発光素子の製造方法。
  11. 第1の一導電型クラッド層と、
    前記第1の一導電型クラッド層上に形成された第1の活性層と、
    前記第1の活性層上に形成された第1の反対導電型クラッド層と、
    前記第1の反対導電型クラッド層上に形成されてドーパント濃度3×1018cm-3〜2×1019cm-3の半導体層を有するトンネルジャンクション層と、
    前記トンネルジャンクション層上に形成される第2の一導電型クラッド層と、
    前記第2の一導電型クラッド層上に形成された第2の活性層と、
    前記第2の活性層の上に形成された第2の反対導電型クラッド層と
    を有することを特徴とする半導体発光素子。
  12. 前記トンネルジャンクション層から前記第2の反対導電型クラッド層までは、前記第1の反対導電型クラッド層上に複数回繰り返して順に形成された層構造を有することを特徴とする請求項11に記載の半導体発光素子。
  13. 前記トンネルジャンクション層内の前記半導体層の前記ドーパント濃度は、同じ導電型の前記第1の反対導電型クラッド層又は前記第2の一導電型クラッド層に対してステップ状に分布していることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の半導体発光素子。
  14. 前記トンネルジャンクション層の前記電流注入領域の両側の領域の上方と下方の領域のうち少なくとも一方には電流ブロッキング層が形成されていることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
JP2006220013A 2006-08-11 2006-08-11 半導体発光素子及びその製造方法 Active JP4827655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006220013A JP4827655B2 (ja) 2006-08-11 2006-08-11 半導体発光素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006220013A JP4827655B2 (ja) 2006-08-11 2006-08-11 半導体発光素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008047627A true JP2008047627A (ja) 2008-02-28
JP4827655B2 JP4827655B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39181097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006220013A Active JP4827655B2 (ja) 2006-08-11 2006-08-11 半導体発光素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827655B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010002972A1 (de) 2009-03-19 2010-09-23 Denso Corporation, Kariya-City Halbleiterlaserstruktur
JP2013165262A (ja) * 2012-01-13 2013-08-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光半導体素子の製造方法
JP2018006502A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 発光部品、プリントヘッド、画像形成装置及び半導体積層基板
CN114374146A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 山东华光光电子股份有限公司 一种GaAs基915nm/976nm大功率双波长激光器外延片及其制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690063A (ja) * 1992-07-20 1994-03-29 Toyota Motor Corp 半導体レーザー
JPH1146035A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 光半導体素子およびその製造方法
WO2000027003A1 (fr) * 1998-11-04 2000-05-11 The Furukawa Electric Co., Ltd. Laser a semi-conducteur a emission par la surface
JP2000196203A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Sharp Corp 半導体レ―ザ及びその製造方法
JP2001251019A (ja) * 2000-03-08 2001-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 高出力半導体レーザ素子
JP2003535454A (ja) * 1999-07-30 2003-11-25 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 狭い波長分布を有する多重半導体レーザ構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690063A (ja) * 1992-07-20 1994-03-29 Toyota Motor Corp 半導体レーザー
JPH1146035A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 光半導体素子およびその製造方法
WO2000027003A1 (fr) * 1998-11-04 2000-05-11 The Furukawa Electric Co., Ltd. Laser a semi-conducteur a emission par la surface
JP2000196203A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Sharp Corp 半導体レ―ザ及びその製造方法
JP2003535454A (ja) * 1999-07-30 2003-11-25 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 狭い波長分布を有する多重半導体レーザ構造
JP2001251019A (ja) * 2000-03-08 2001-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 高出力半導体レーザ素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010002972A1 (de) 2009-03-19 2010-09-23 Denso Corporation, Kariya-City Halbleiterlaserstruktur
JP2013165262A (ja) * 2012-01-13 2013-08-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光半導体素子の製造方法
JP2018006502A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 発光部品、プリントヘッド、画像形成装置及び半導体積層基板
CN114374146A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 山东华光光电子股份有限公司 一种GaAs基915nm/976nm大功率双波长激光器外延片及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4827655B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6452651B2 (ja) 半導体光デバイスの製造方法および半導体光デバイス
US20060246688A1 (en) Semiconductor film manufacturing method and substrate manufacturing method
CN111095483A (zh) 利用切割技术移除衬底的方法
JP6785331B2 (ja) 半導体光デバイスの製造方法及び半導体光デバイスの中間体
JP2003031902A (ja) 半導体レーザ
JPH1075012A (ja) 半導体レーザ装置,及びその製造方法
JP5376360B2 (ja) フォトニック結晶面発光レーザの製造方法
JPH08307013A (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法
JP4827655B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2013033824A (ja) 量子カスケード半導体レーザ、レーザ装置および量子カスケード半導体レーザの製造方法
JP2004087749A (ja) 量子ドットを有する半導体光装置
US20220247149A1 (en) Light emitting element, light emitting element array, and method of manufacturing light emitting element array
JP3459003B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI743463B (zh) 半導體光元件的製造方法以及半導體光元件的中間體
JPS5948976A (ja) 半導体レ−ザ
JP2002217492A (ja) 面発光半導体レーザ装置及びその製造方法
CN107735870B (zh) 发光组件以及发光组件的制造方法
JP2006287120A (ja) 発光素子及びその製造方法
JP7363193B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP2006114612A (ja) 光半導体装置
EP4175080A1 (en) Light-emitting device
JP4996186B2 (ja) 半導体装置および化合物半導体基板とその製造方法
JP2008226930A (ja) 半導体発光素子
JP6875076B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法および半導体発光素子
JP2005260109A (ja) 光半導体素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4827655

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350