JP2008046357A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト状像担持体のテンションを一定にするテンション制御により中間転写体の移動距離が変化し、この変化により、記録材に対する画像の位置関係が変化し、画像の周囲に白枠ができるという問題を解決する。
【解決手段】テンション制御により移動距離が変化する中間転写体のパスにマークセンサを配置して、テンション調整時に生ずる画像の移動距離を変動を検知、検知した信号に基づいて、記録材の搬送速度を一時的に下げるか又は記録材を画像形成に同期して搬送する搬送手段の起動タイミングを調整する。
【選択図】図2
【解決手段】テンション制御により移動距離が変化する中間転写体のパスにマークセンサを配置して、テンション調整時に生ずる画像の移動距離を変動を検知、検知した信号に基づいて、記録材の搬送速度を一時的に下げるか又は記録材を画像形成に同期して搬送する搬送手段の起動タイミングを調整する。
【選択図】図2
Description
本発明は画像形成装置に関し、特に、記録材上の正しい位置に画像を形成する技術に関する。
画像形成装置においては、画像形成部における画像形成に対して搬送手段の記録材搬送を同期させることにより、記録材の所定位置に画像を形成することが行われ、搬送手段の起動タイミングの精度の向上や、記録材搬送の精度を向上することにより、記録材上の正しい位置に画像が形成される。
特許文献1においては、両面画像形成の場合に、表面画像形成時に、位置合わせ用のマークを形成し、形成したマークを利用して裏面画像形成時に位置合わせを行うことにより、表裏面の画像間の位置ずれを少なくすることが提案されている。
特開2002−169447号公報
文字画像が主体である文書や、周囲に余白が形成された枠つきの画像の場合には、記録材と画像との位置関係に関して比較的条件が緩やかであり、1mm前後の位置ずれがあっても、許容される場合が多い。
しかしながら、写真画像や模様画像を枠無しで形成した場合には、画像と記録材との位置関係に関して課せられる条件が厳しくなり、1mm以下のずれがあっても、ずれが目立つものとなり許されない。
最近、画像形成装置がデジタルカメラの出力として用いられたり、カラー画像の印刷装置として用いられることが多くなってきており、縁無しの写真画像や模様画像の場合に要求される条件をクリアすることが望まれている。
しかしながら、従来技術ではこのようなニーズを満足することが困難であった。特許文献1においては、ベルト上にトナー像を形成する場合に位置合わせ用のマークを形成し、マークを利用した画像の位置調整が行われているが、ベルトのテンション調整によって生ずるベルト上の画像の移動距離変動に対する調整が行われていないために、前記に説明したような画像先端と記録材先端との僅かなずれを特許文献1の方法では補正することができない。
このように、従来の画像位置の調整手段によっては、画像先端と記録材先端との僅かなずれを補正することが困難であった。
本発明は、画像先端と記録材先端との僅かなずれを補正することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.
ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の搬送速度を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記制御手段は、記録材の先端が前記転写位置に到達する前に一時的に前記搬送速度を変更する制御を行い、前記搬送速度を変更して搬送する時間の長さを前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて制御することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の起動時点を調整する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
4.
前記画像形成部は、前記マークを前記像担持体上に形成することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
1.
ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の搬送速度を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記制御手段は、記録材の先端が前記転写位置に到達する前に一時的に前記搬送速度を変更する制御を行い、前記搬送速度を変更して搬送する時間の長さを前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて制御することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の起動時点を調整する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
4.
前記画像形成部は、前記マークを前記像担持体上に形成することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
第1の本発明では、テンション制御においてベルト状の像担持体の移動距離が変化しても、該移動距離の変化に対応して、搬送手段の搬送速度を調整するので、記録材上の正しい位置に画像が形成され、縁無しの写真画像や模様画像形成の場合でも、縁に余白が出来ることがなく、高品位の画像が形成される。
第2の本発明では、テンション制御においてベルト状の像担持体の移動距離が変化しても、該移動距離の変化に対応して、搬送手段の搬送タイミングを調整するので、記録材上の正しい位置に画像が形成され、縁無しの写真画像や模様画像形成の場合でも、縁に余白が出来ることがなく、高品位の画像が形成される。
以下図示の実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
<画像形成装置>
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
イエロートナー像を形成する画像形成部Y、マゼンタ画像形成する画像形成部M、シアン画像を形成する画像形成部C及び黒画像を形成する画像形成部Kが無端ベルト状の中間転写体10に対向して配置される。
下方には、記録材収納部20が配置され、記録材収納部20に収納されている記録材Pは1枚づつ搬送されて、転写装置16が中間転写体10に接触する転写位置TRを通過した後に定着装置23を通過して、記録材P上のトナー像が定着される。
R2は画像形成部Y、M、C、Kにおける画像形成に同期して記録材Pを搬送する搬送手段としてのレジストローラである。
中間転写体10は複数のローラ11〜14及びテンションローラR1に張架され、矢印で示すように循環移動する。ローラ11、12により中間転写体10はほぼ水平に支持されて、1次転写が行われる転写位置を走行する。
ローラ13は転写装置16に対向するバックアップローラを構成し接地されている。
転写装置16は転写ローラを有し、該転写ローラには、中間転写体10上のカラートナー像を記録材に転写する転写電圧が印加されている。
17は、転写後の中間転写体10をクリーニングするクリーニング装置である。
23はカラートナー像を記録材Pに定着する定着装置である。
画像形成部Y、M、C、Kはドラム状の感光体1、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、1次転写を行う転写装置5及びクリーニング装置6を有し、感光体1に対する帯電露光により、感光体上に静電潜像を形成し、現像装置4により現像した感光体1上に単色トナー像を形成し、転写装置5により感光体1上の単色トナー像を中間転写体10に1次転写する。なお、図においては、画像形成部Yについてのみ、画像形成部を構成する部品に符号を付しているが、他の画像形成部M、C、Kも同様な構成であり、前記のプロセスにより感光体1上に単色トナー像を形成する。
各画像形成部Y、M、C、Kにおいて形成された単色トナー像が転写装置5により中間転写体10上に転写されるが、各画像形成部Y、M、C、Kにおける画像形成は、中間転写体10上で重なってカラートナーを形成するように行われ、中間転写体10上には、カラートナー像が形成される。
画像形成工程においては、感光体1及び中間転写体10が矢印で示すように作動して、各画像形成部Y、M、C、Kにおいて単色トナー像が形成されるとともに、形成された単色トナー像が中間転写体10に転写されて中間転写体10上にカラートナー像が形成される。
中間転写体10上のカラートナーを像は、転写装置16により記録材Pに転写される。
カラートナー像を担持する記録材Pは定着装置23を通過し、カラートナー像が記録材Pに定着される。
<記録材上の画像位置のずれ>
最初に、記録材上における画像先端のずれについて図2〜5を参照して説明する。図2は、画像形成位置から2次転写が行われる転写位置までの中間転写体のパス及び搬送手段から転写位置までの記録材のパスを示す要部拡大図である。
最初に、記録材上における画像先端のずれについて図2〜5を参照して説明する。図2は、画像形成位置から2次転写が行われる転写位置までの中間転写体のパス及び搬送手段から転写位置までの記録材のパスを示す要部拡大図である。
テンションR1はバネ18により付勢され、中間転写体10に一定した張力を付与するテンション制御手段であり、中間転写体10を水平に支持するローラ12と転写装置16とのほぼ中間において、中間転写体10に圧接し、中間転写体10の張力の変化に応じて矢印A1、A2のように、中間転写体10の走行方向にほぼ直角な方向に変位する。
中間転写体10上のカラートナー像は、バックアップローラ13により支持された中間転写体10と転写装置16の転写ローラとが記録材Pをニップする転写位置TRにおいて。記録材Pに転写されるが、レジストローラR2は中間転写体10上の画像と記録財Pとが一致するように、タイミング制御されて記録材Pを転写位置TRに向けて搬送する。
レジストローラR2のタイミング制御において行われるレジストローラR2の起動時点は画像形成部Y、M、C、Kにおける画像形成開始時点、具体的には、露光装置3(図1に示す)のデジタル走査露光露における副走査方向の画像書込開始時点を基準として決定される。
レジストローラR2は制御手段30により画像書込位置EXにおける画像書込開始と同期してレジストローラR2を起動するので、図2において、中間転写体10の移動速度及びレジストローラR2の記録材搬送速度が一定である場合、露光位置である画像書込位置位置EXから転写位置TRまでの画像の移動距離L1及びレジストローラR2における記録材Pのスタート位置から転写位置TRまでの記録材Pの移動距離L2が一定であれば、画像の先端位置と記録材Pの先端とは一致し、画像ずれが生ずることはない。なお、図2において、画像書込位置EXは露光装置3の露光位置であり、画像形成部Kの露光位置EXを示しているが、画像形成部Y、M、Cにおける画像形成書込位置は、図2における画像形成位置EXに対してそれぞれ異なる値ではあるが、一定した距離離れた位置にある。従って、以下に説明する移動距離L1の変動に関しては、画像形成部Y、M、Cについても、全く同じように起こっており、黒画像形成部における画像書込位置EXから二次転写位置TRかでの移動距離L1の変動の説明により、カラートナー像の移動距離の変動が説明される。
移動距離L1は次に説明するように、一定ではなく変化するために、画像の先端が記録材の先端に対してずれる場合が生ずる。
ずれは次の二つの原因によって発生する。
(1)中間転写体10のテンション制御によるずれ
テンションローラR1は引っ張り型のバネ18により矢印A1の方向に付勢され、中間転写体10に常に一定したテンションを付与しているが、中間転写体10の走行時には、矢印A1、A2のように変位する。
(1)中間転写体10のテンション制御によるずれ
テンションローラR1は引っ張り型のバネ18により矢印A1の方向に付勢され、中間転写体10に常に一定したテンションを付与しているが、中間転写体10の走行時には、矢印A1、A2のように変位する。
このために、中間転写体10の移動軌跡は10Aのように変化する場合がある。これによって、ローラ12から転写位置TR間の中間転写体10の長さYがY+βに変化し、露光位置EXと転写位置TR間における画像の移動距離L1がβだけ長くなる場合がある。
(2)レジストローラR2における記録材Pのスタート位置のずれ
図3はレジストローラR2の搬送開始時、即ち、レジストローラR2の起動時における記録材Pの状態を示す。
(2)レジストローラR2における記録材Pのスタート位置のずれ
図3はレジストローラR2の搬送開始時、即ち、レジストローラR2の起動時における記録材Pの状態を示す。
給紙部から搬送され、レジストローラR2に先頭部が達した後に、静止したレジストローラR2に記録材先端が突き当たった状態で、記録材搬送が継続され、レジストローラR2の上流部に記録材Pのループを形成する搬送制御が行われる。
このループ形成時に、記録材Pの先端はレジストローラR2を構成するローラR2A、R2B間のニップに正確に進入しない場合がある。
図3では、PAが、記録材Pの先端が正確にローラR2AとR2B間のニップに進入した場合であり、PBが正確に進入しない場合である。
PAの先端とPBの先端とはローラR2Aの周面上で距離αだけ離れた異なる位相となるために、先端PAの記録材Pと先端PBの記録材PとはレジストローラRの起動時に異なる位置でスタートすることになり、記録材Pの先端の位置ずれαを生ずる。
図4は理想的な記録材搬送における画像形成と記録材搬送のタイミングを示し、図5は前記(1)(2)の変動が生じた場合の画像形成と記録材搬送のタイミングを示す。
図4において、時点t1で画像の書込が開始する。
レジストローラR2は画像書込開始時点t1を基準として、T1時間経過した時点t2で起動して記録材を搬送する。
画像の先端及び記録材の先端は画像書込開始時点t1からT2時間経過した時点t3において転写位置TRに到達し、画像が記録材に転写される。
図5において、時点t1で画像の書込が開始する。
レジストローラR2は画像書込開始時点t1を基準として時間T1経過後の時点t2で起動して記録材を搬送する。テンション制御による画像移動距離の変動β及びレジストローラR2における記録材Pのスタート位置の変動αがあった場合、画像の先端は図4における時点t3よりも遅れた時点t5で転写位置TRに到達し、記録材Pの先端は時点t3よりも遅れた時点t4で転写位置TRに到達する。
その結果、画像の先端と記録材の先端との間にβ−αのずれが生ずる。
ずれがない場合を図6(a)に示し、ずれが生じた場合の画像を図6(b)に示すが、図6(b)のように、画像のずれにより、記録材Pの先端に白地の部分Wが形成される。
白地部分Wは文字文書や枠付きの画像では目立たないが、縁なしの写真画像や模様画像の場合、白地部分Wの幅が1mm以下であっても目立つものとなって、画像品質を低下させる。
<位置ずれの補正(1)>
本実施の形態においては、マークセンサMS及び記録材センサPSを用いてこのような記録材上の画像ずれをなくしている。
本実施の形態においては、マークセンサMS及び記録材センサPSを用いてこのような記録材上の画像ずれをなくしている。
図2においてマークセンサMSは移動距離が変化する中間転写体10のパスの所定位置において、中間転写体10上のマークを検知するマークセンサである。マークセンサMSの配置位置はテンションローラR1の近傍が好ましく、このような配置により、中間転写体の移動距離の変化を高い感度で検知することができる。
記録材センサPSはレジストローラRの直ぐ下流において、記録材の先端を検知する。マークセンサMS及び記録材センサPSはいずれも、発光素子と受光素子で構成され、被検知体に向けて光を投射し、反射光を受光して被検知体の通過を検知する。
マークセンサMSにより露光位置EXから検知位置までの距離の変化に対応した画像先端の通過時点の遅れが検知される。また、記録材センサPSにより記録材のスタート時点の遅れに対応した記録材先端の通過時間の遅れが検知される。
図7はマークセンサMS及び記録材センサPSを用いて、記録材の搬送制御が行われる。記録材の搬送制御のタイミングチャートである。
図7の説明の前に中間転写体10上にタイミング制御用のマークの形成について説明する。
画像形成部Y、M、C又はKのいずれかの露光装置により、画像形成に先立って図8に示すようなマークMKが中間転写体10上に形成される。図8において、Rが記録材に転写される記録画像であり、マークMKは画像の先端から外れ、記録材には転写されない位置に形成され、マークMKと記録画像Rとは一定の位置関係をもって形成される。
マークMKの先端検知により、露光位置EXからマークセンサMSまでの中間転写体10の走行時間が検知されるが、この走行時間には、移動距離の変動βに相当する時間変動が含まれる。従って、図7において範囲tma〜tmbで示すようにマークセンサMSにより検知される時点は中間転写体10の移動距離の変動により変動する。
また、記録材センサPSにより記録材の先端が検知される時点もレジストローラR2における記録材のスタート位置の変動により図6の範囲tpa〜tpbで示すように変動する。
制御手段30はマークセンサMS及び記録材センサPSの先端検知信号、即ち、tma〜tmbの時間幅の中で発生する検知信号Sm及びtpa〜tpbの時間幅の中で発生する検知信号Spに基づいて、レジストローラR2を駆動するステッピングモータMTを制御して記録材の搬送制御を行う。
図7に示すように、制御手段30は時点tn1においてレジストローラR2の記録材搬送速度を初期値V1からV2に下げる。
そして、画像先端を記録材先端間の位置ずれβ−αを補正することが出来る時間長レジストローラR2を速度V2で駆動した後に、検知信号Sm、Spに基づいて時点tn2において速度を初期値V1に戻す。
これにより、画像先端と記録材先端間の位置ずれが解消される。
なお、β−αに対応する時間長tn2−tn1の計算式又は対応表は記憶手段MRに記憶されており、制御手段30は記憶手段31からデータを読み出して、時間長tn2−tn1を決定する。
以上の補正により、画像先端と記録材の先端は時点t6において、転写位置TRに同時に到達しトナー像の転写が行われる。
<位置ずれの補正(2)>
図9は記録材上の画像位置のずれを補正する他の例における画像形成と記録材搬送のタイミングチャートである。
図9は記録材上の画像位置のずれを補正する他の例における画像形成と記録材搬送のタイミングチャートである。
図は2枚の画像を形成する場合を示したおり1枚目の画像形成においては、図7に示し前記に説明したと同様な記録材搬送の速度制御が行われる。
即ち、マークセンサMSによるマーク検知信号Sm1及び記録材センサPSによる記録材先端検知信号Sp1に基づいて、レジストローラR2の搬送速度を初期値V1からV2に下げて搬送を行う低速搬送の時間tn2−tn1を調整することにより、画像の先端と記録材の先端とを一致させる。
2枚目の画像の書込は、時点t11において開始する。
時点t11から時間T1a経過した時点t12においてレジストローラR2が起動して記録材を搬送する。
レジストローラR2の起動時点t12はマーク検知信号Sm1及び記録材先端検知信号Sp1に基づいて決定される。
複数枚の画像を連続して形成する連続画像形成においては、中間転写体10の走行特性及びレジストローラR2の記録材搬送特性は全画像形成工程をとおして大きく変動することは少なく、連続画像形成工程における前の画像形成時のデータを用いて後の画像形成を制御することにより、有効な補正が行われる。
画像位置の補正についてもこのような補正手法が有効であり、図9に示すように1枚目の画像形成におけるマークセンサMSの検知信号Sm1及び記録材センサPSの検知信号Sp1を用いて、2枚目の画像形成工程における記録材搬送のタイミングt12を制御することにより、記録材上の画像の位置ずれが良好に補正される。
3枚目移行の画像形成においても、前の画像形成工程におけるマークセンサMSの検知信号Sm2及び記録材センサPSの検知信号Sp2を用いた補正が行われる。
10 中間転写体
30 制御手段
5、16 転写装置
EX 画像書込位置
MS マークセンサ
PS 記録材センサ
30 制御手段
5、16 転写装置
EX 画像書込位置
MS マークセンサ
PS 記録材センサ
Claims (4)
- ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の搬送速度を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、記録材の先端が前記転写位置に到達する前に一時的に前記搬送速度を変更する制御を行い、前記搬送速度を変更して搬送する時間の長さを前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- ベルト状の像担持体、該像担持体上にトナー像を形成する画像形成部、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置及び前記画像形成部における画像形成に同期して前記転写装置により形成される転写位置に向けて記録材を搬送する搬送手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成部と前記転写位置との間における前記像担持体の移動距離を変えることにより前記像担持体の張力を一定に保持するテンション制御手段、
前記テンション制御手段により移動距離が変化するパスの所定位置において、前記トナー像と所定の位置関係で形成されている前記像担持体上のマークを検知するマークセンサ、
前記搬送手段と前記転写位置との間において、記録材の先端を検知する記録材センサ、並びに、
前記マークセンサ及び前記記録材センサの出力に基づいて、前記搬送手段の起動時点を調整する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成部は、前記マークを前記像担持体上に形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2112560A2 (en) | 2008-04-25 | 2009-10-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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2006
- 2006-08-16 JP JP2006221816A patent/JP2008046357A/ja active Pending
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