JP2008045499A - エンジンのシリンダヘッド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGR通路が設けられた多気筒エンジンのシリンダヘッド構造において、鋳物砂の残留による不具合発生の可能性を特に高めることなく、EGR通路内を流れる環流排気ガスの冷却効果をより高めることができるようにする。
【解決手段】排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路15の一部がウォータジャケット20に面して設けられたエンジンのシリンダヘッド構造において、シリンダヘッド1の気筒列方向における前側から後側に冷却水を流通させるウォータジャケット20を設けると共に、シリンダヘッドの後端壁1Rに冷却水導出口25を形成し、ウォータジャケットの後側における最下流の内面22から離間した位置に、シリンダヘッド幅方向へ延びるEGR通路をウォータジャケットの天井面21fに沿って配置し、EGR通路の通路壁15wがウォータジャケット内に膨出するように形成した、ことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路が設けられた多気筒エンジンのシリンダヘッド構造に関する。
従来、エンジンのシリンダヘッド構造として、排気ガスの一部を吸気側に環流させる所謂EGR通路(排気ガス再循環通路)の一部がシリンダヘッド内部に形成されたものが知られている。
かかるEGR機構は、混合気の燃焼温度を低下させてNOx発生量を低減することなどを目的として設けられるものであるが、周知のようにエンジンの排気ガスは非常に高温であるので、これを吸気側に環流させる際には、その温度を極力低下せしめて環流させることが求められる。
EGR通路の一部をシリンダヘッド内に設けて排気ガスを吸気側に環流させる場合における環流排気ガスの温度を低下させる手法の一つとして、シリンダヘッド内のウォータジャケットに面するようにEGR通路を形成し、ウォータジャケット内を流れる冷却水の作用により、EGR通路内を流れる環流排気ガスを冷却するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような環流排気ガスの冷却効果をより高めることを企図して、この特許文献1に開示された構成では、ウォータジャケットを区画する壁部のEGR通路に沿った部分の内面に多数のリブを設け、この多数のリブを設けることによる放熱作用でEGR通路内を流れる環流排気ガスの冷却効率をより高めることが開示されている。
特開2002−122044号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ウォータジャケットの内壁面に多数のリブを設ける必要があり、この部分については、シリンダヘッドを鋳造した際に鋳物砂を除去するのに非常に手間が掛かり、完全に除去しきれないで部分的に残留してしまう可能性がある。このような鋳物砂が多少なりとも残留した状態でシリンダヘッドが使用に供されると、残留した鋳物砂が冷却水に運ばれてウォータジャケットの下流側に流下することとなり、下流側の冷却系の機器や部品類の損傷や故障を招くおそれがある。
また、前記従来の構成では、EGR通路は、ウォータジャケットに面してはいるものの、ウォータジャケットの最下流の内面上部に設けられており、この部分は気筒列方向に流れる冷却水の流れの終端部分であるので、流れの途中部にEGR通路を設ける場合のように、その周囲を冷却水がある程度以上の流速で流れることによる冷却水と環流排気ガスとの熱交換性の向上効果を十分に得ることは困難である。
そこで、この発明は、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路が設けられた多気筒エンジンのシリンダヘッド構造において、ウォータジャケット内の冷却水の流れの途中部にEGR通路を設けて、冷却水と環流排気ガスとの熱交換性を向上させることで、鋳物砂の残留による不具合発生の可能性を特に高めることなく、EGR通路内を流れる環流排気ガスの冷却効果をより高めることができるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。
このため、本願請求項1の発明(以下、第1の発明という)は、複数の気筒を列状に並べた多気筒エンジンのシリンダヘッドに、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路の一部がウォータジャケットに面して設けられたエンジンのシリンダヘッド構造において、前記シリンダヘッドの気筒列方向における一方から他方に冷却水を流通させるウォータジャケットを設けると共に、前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に冷却水導出口を形成し、前記ウォータジャケットの気筒列方向における最下流の内面から離間した位置に、前記気筒列と実質的に直交する方向へ延びるEGR通路を前記ウォータジャケットの天井面に沿って配置し、前記EGR通路の通路壁が前記ウォータジャケット内に膨出するように形成した、ことを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明(以下、第2の発明という)は、前記第1の発明において、前記EGR通路は、前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部と、前記他方の端壁の近傍に位置するヘッドボルト挿通部との間に設けられていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明(以下、第3の発明という)は、前記第2の発明において、前記EGR通路は、前記他方の端壁に最も近い気筒の吸気通路壁面および排気通路壁面と前記ヘッドボルト挿通部との間に設けられていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項4に係る発明(以下、第4の発明という)は、前記第1から第3の発明の何れか一において、前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部の直下流側に対応するウォータジャケット天井部には、前記気筒列と実質的に直交する方向へ所定長さだけ延びるフィン部が形成されており、該フィン部は、前記EGR通路の上流側に位置して該EGR通路と一体的に形成されている、ことを特徴としたものである。
本願の第1の発明によれば、気筒列と実質的に直交する方向へ延びるEGR通路を、ウォータジャケットの気筒列方向における最下流の内面から離間した位置において、ウォータジャケットの天井面に沿って配置したことにより、冷却水がある程度以上の流速で流れることによる冷却水と環流排気ガスとの熱交換性の向上効果を十分に得ることができる。特に、EGR通路を、その通路壁がウォータジャケット内に膨出するように形成したので、EGR通路の下流側で冷却水の流れに乱流を生じさせて冷却水と環流排気ガスとの熱交換をより促進できる。その結果、前記従来構成に比して、EGR通路内を流れる環流排気ガスをより効果的に冷却することができる。しかも、この場合、ウォータジャケットの内壁面に多数のリブを設けた前記従来構成のように、鋳物砂の残留による不具合発生の可能性を特に心配する必要もない。
また、本願の第2の発明によれば、基本的には前記第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記EGR通路は、シリンダヘッドの気筒列方向における他方の(下流側の)端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部と、前記他方の端壁の近傍に位置するヘッドボルト挿通部との間に設けられている。つまり、前記EGR通路は、シリンダヘッドの気筒列方向における最下流側の気筒における冷却水の流れの下流側に位置している。従って、環流排気ガスとの熱交換による冷却水温度の上昇が目立って生じるのは、シリンダヘッドの気筒列方向における最下流側の気筒における下流側部分であるので、冷却水温度の上昇に起因するノッキング発生への影響を最小限度にとどめることができる。
更に、本願の第3の発明によれば、基本的には前記第2の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記EGR通路を、前記他方の端壁に最も近い気筒の吸気通路壁面および排気通路壁面と前記ヘッドボルト挿通部との間に設けることで、EGR通路と吸気通路および排気通路とを比較的簡単な構成で連通させることが可能になる。
更に、本願の第4の発明によれば、基本的には前記第1から第3の発明の何れか一と同様の作用効果を奏することができる。特に、シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部の直下流側に対応するウォータジャケット天井部には、気筒列と実質的に直交する方向へ所定長さだけ延びるフィン部が設けられているので、このフィン部によって点火プラグ又はインジェクタの装着部の下流側での冷却水の流れを整流することができる。しかも、前記フィン部はEGR通路の上流側に位置して該EGR通路と一体的に形成されているので、フィン部下流側で冷却水の流れに乱流を生じさせて冷却水と環流排気ガスとの熱交換をより一層促進でき、EGR通路内を流れる環流排気ガスをより一層効率よく冷却することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドの第4気筒の吸気弁装着部および排気弁装着部の各中心線を通る縦断面説明図である。図2は、前記シリンダヘッドの横断面説明図で、中心線Lcより右側半分は図1におけるY2a−Y2a線に、中心線Lcより左側半分は図1におけるY2b−Y2b線に、それぞれ沿ったシリンダヘッドの横断面説明図である。尚、前記図1は、この図2におけるY1−Y1線に沿った縦断面説明図に相当するものである。また、図3は、図2におけるY3−Y3線に沿ったシリンダヘッドの縦断面説明図である。
更に、図4は、図3の一部(シリンダヘッド後端の近傍部分)を拡大して示したシリンダヘッドの部分拡大断面図であり、図5は図4におけるY5−Y5線に沿ったシリンダヘッドの縦断面説明図、図6は図4におけるY6−Y6線に沿ったシリンダヘッドの横断面説明図である。
図1,図2及び図3から良く分かるように、前記シリンダヘッド1は、複数の気筒C1〜C4(本実施形態では4気筒)を列状に並べた直列4気筒タイプで、1つの気筒毎に2個の吸気弁および2個の排気弁を備えた吸気2弁・排気2弁式とされたDOHC(ダブル・オーバヘッド・カム)型のエンジンに用いられるもので、シリンダヘッド1の気筒列方向(図1における矢印F及び矢印Rの方向)における前側(矢印F側)から順に、第1から第4の気筒C1〜C4が配設されている。
前記シリンダヘッド1の各気筒C1〜C4には、吸気通路3にそれぞれ繋がる2個の吸気ポート3pと排気通路5にそれぞれ繋がる2個の排気ポート5p、及び各吸気ポート3pを開閉する吸気弁(不図示)を挿入させる2個の吸気弁挿入部4と各排気ポート5pを開閉する排気弁(不図示)を挿入させる2個の排気弁挿入部6が設けられている。これら4個の挿入部4,6で囲まれた中央部分、つまり気筒C1〜C4の中心部には、点火プラグ8(第1気筒C1のみに例示)を装着するプラグ装着ボス部7が位置している。尚、ディーゼルエンジンの場合には、前記点火プラグ8の代わりにインジェクタがこの箇所に装着される。
また、前記シリンダヘッド1の前後の端壁1F,1Rの近傍および各気筒間には、シリンダヘッド1とシリンダブロック(不図示)とを締結固定するヘッドボルト(不図示)を挿通させるヘッドボルト挿通孔9が配置されている。
前記シリンダヘッド1では、気筒列方向における一方から他方(前方から後方)に冷却水を流通させるようにウォータジャケット20が設けられており、シリンダヘッド1の気筒列方向における後側の端壁1Rに冷却水導出口25が形成されている。尚、図2においては、ウォータジャケット22の平面視における外形ラインが破線Lwで示されている。
シリンダヘッド1の各気筒C1〜C4のプラグ装着ボス部7の直下流側に対応するウォータジャケット20の天井部21には、全体として気筒列と実質的に直交する方向へ、つまりシリンダヘッド1の幅方向へ所定長さだけ延びるフィン部K1〜K4が形成されている。これらフィン部K1〜K4は、ウォータジャケット20の天井面21fを基端部として、ウォータジャケット20内に所定高さだけ突出するように一体的に形成されている。この場合、各フィン部K1〜K4は、ウォータジャケット20の天井部21の途中部の互いに十分に離間した部位に1個ずつ配設され、しかもその幅方向長さも限られているので、前述の従来構成の複数のリブに比して、鋳造後の鋳物砂の除去は容易である。
これらフィン部K1〜K4は、第1,第2及び第3気筒C1,C2及びC3にそれぞれ対応した第1,第2及び第3フィン部K1,K2及びK3については、平面視で略半円をなす円弧状に形成され、各プラグ装着ボス部7の下流のウォータジャケット拡大領域での冷却水の流れを効果的に整流することができるようになっている。
一方、第4気筒C4に対応する第4フィン部K4については、その下流側にはウォータジャケット拡大領域は無く、シリンダヘッド後端壁1Rに形成された冷却水導出口25に続くだけであるので、余り大きな整流効果は必要がない。従って、平面視で所定長さの略直線状に形成されている。
本実施形態では、ウォータジャケット20の気筒列方向における最下流の内面22から離間した位置に、具体的には、第4気筒C4の下流部分に対応した第4フィン部K4の後側に沿った位置に、気筒列と実質的に直交する方向(シリンダヘッド1の幅方向)へ延びるEGR通路15が、ウォータジャケット20の天井面21fに沿って設けられている。特に、前記EGR通路15は、ウォータジャケット20に面して、その通路壁15wがウォータジャケット20内に膨出するように形成されている。
このEGR通路15は、シリンダヘッド1の吸気側と排気側(図1及び図5における左側と右側)との間を貫通する孔部として形成されたもので、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR機構の一部を構成するものである。
前記EGR通路15の排気側(図1及び図5における右側)の排気ポートフランジ部30には、エンジンの排気マニホールドのフランジ部13が固定され、前記排気ポートフランジ部30にはエンジンの排気通路5に連通する溝部30gが形成されており、EGR通路15の排気側の端部は、前記排気マニホールドのフランジ部13で閉じられることにより、排気ポートフランジ部30の前記溝部30gを介して排気通路5と連通するようになっている。
また、具体的には図示していないが、前記EGR通路15の吸気側(図1及び図5における左側)には、EGR制御弁が直接に又はエンジンの吸気マニホールドを介して取り付けられ、EGR通路15の吸気側の端部は、前記EGR制御弁を介してエンジンの吸気通路3と連通する。尚、EGR通路15と吸気通路3とを連通させる前記構造は、従来公知のものと同様のものである。
以上のように、気筒列と実質的に直交する方向(シリンダヘッド1の幅方向)へ延びるEGR通路15を、ウォータジャケット20の気筒列方向における最下流の内面22から離間した位置(第4気筒C4の下流部分に対応した第4フィン部K4の後側で該第4フィンK4に沿った位置)において、ウォータジャケット20の天井面21fに沿って配置したことにより、冷却水がある程度以上の流速で流れることによる冷却水と環流排気ガスとの熱交換性の向上効果を十分に得ることができる。
特に、EGR通路15の通路壁15wがウォータジャケット20内に膨出するように形成したので、EGR通路15の下流側で冷却水の流れに乱流を生じさせて冷却水と環流排気ガスとの熱交換をより促進でき、前記従来構成に比して、EGR通路15内を流れる環流排気ガスをより効果的に冷却することができる。また、この場合、ウォータジャケットの内壁面に多数のリブを設けた前記従来構成のように、鋳物砂の残留による不具合発生の可能性を特に心配する必要もない。
また、本実施形態では、好ましくは、前記EGR通路15は、シリンダヘッド1の後端壁1Rに最も近い第4気筒C4のプラグ装着ボス部7と、シリンダヘッド1の後端壁1Rの近傍に位置するヘッドボルト挿通孔9との間に、より好ましくは、第4気筒C4の吸気通路3の壁面3fおよび排気通路5の壁面5fと前記ヘッドボルト挿通孔9との間に、設けられている。
つまり、EGR通路15は、シリンダヘッド1の気筒列方向における最下流側の第4気筒C4における冷却水の流れの下流側に位置している。従って、環流排気ガスとの熱交換による冷却水温度の上昇が目立って生じるのは第4気筒C4における下流側部分であるので、冷却水温度の上昇に起因するノッキング発生への影響を最小限度にとどめることができる。
特に、EGR通路15を、シリンダヘッド1の後端壁1Rに最も近い第4気筒C4の吸気通路3の壁面3fおよび排気通路5の壁面5fと前記ヘッドボルト挿通孔9との間に設けることで、EGR通路15と吸気通路3および排気通路5とを比較的簡単な構成で連通させることができる。
また、本実施形態では、前述のように、シリンダヘッド1の後端壁1Rに最も近い第4気筒C4のプラグ装着ボス部7の直下流側に対応するウォータジャケット天井部20に、シリンダヘッド1の幅方向へ所定長さだけ延びる所定高さの第4フィン部K4が形成されており、該第4フィン部K4は、前記EGR通路15の上流側に位置して該EGR通路15と一体的に形成されている。
従って、この第4フィン部K4によってプラグ装着ボス部7の下流側での冷却水の流れを整流することができる。しかも、前記第4フィン部K4はEGR通路15の上流側に位置して該EGR通路15と一体的に形成されているので、第4フィン部K4の下流側で冷却水の流れに乱流を生じさせて冷却水と環流排気ガスとの熱交換をより一層促進でき、EGR通路15内を流れる環流排気ガスをより一層効率よく冷却することができる。
尚、以上の説明は、ガソリンエンジンに用いるシリンダヘッドについてのものであったが、本発明は、ディーゼルエンジン用のシリンダヘッドについても有効に適用することができる。
このように、本発明は、前記実施態様に限定されるものではなく、また、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路が設けられた多気筒エンジンのシリンダヘッド構造において、ウォータジャケット内の冷却水の流れの途中部にEGR通路を設けて、冷却水と環流排気ガスとの熱交換性を向上させることで、鋳物砂の残留による不具合発生の可能性を特に高めることなく、EGR通路内を流れる環流排気ガスの冷却効果をより高めることができるようにするもので、例えば、普通乗用車等の自動車またはバスやトラックなどの車両に搭載されるエンジンのシリンダヘッド構造として、好適に利用することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドの第4気筒の吸気弁装着部および排気弁装着部の各中心線を通る縦断面説明図である。 図1におけるY2a−Y2a線およびY2b−Y2b線にそれぞれ沿ったシリンダヘッドの横断面説明図である。 図2におけるY3−Y3線に沿ったシリンダヘッドの縦断面説明図である。 図3の要部を拡大して示すシリンダヘッドの部分拡大断面図である。 図4におけるY5−Y5線に沿ったシリンダヘッドの縦断面説明図である。 図4におけるY6−Y6線に沿ったシリンダヘッドの横断面説明図である。
符号の説明
1…シリンダヘッド
1R…シリンダヘッド後端壁
3…吸気通路
3f…吸気通路の壁面
4…排気通路
4f…排気通路の壁面
7…プラグ装着ボス部
8…点火プラグ
9…ヘッドボルト挿通孔
15…EGR通路
15w…EGR通路の通路壁
20…ウォータジャケット
21…ウォータジャケットの天井部
21f…ウォータジャケットの天井面
22…ウォータジャケットの最下流内面
25…冷却水導出口
C1,C2,C3,C4…気筒
K4…第4フィン部

Claims (4)

  1. 複数の気筒を列状に並べた多気筒エンジンのシリンダヘッドに、排気ガスの一部を吸気側に環流させるEGR通路の一部がウォータジャケットに面して設けられたエンジンのシリンダヘッド構造において、
    前記シリンダヘッドの気筒列方向における一方から他方に冷却水を流通させるウォータジャケットを設けると共に、前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に冷却水導出口を形成し、
    前記ウォータジャケットの気筒列方向における最下流の内面から離間した位置に、前記気筒列と実質的に直交する方向へ延びるEGR通路を前記ウォータジャケットの天井面に沿って配置し、
    前記EGR通路の通路壁が前記ウォータジャケット内に膨出するように形成した、
    ことを特徴とするエンジンのシリンダヘッド構造。
  2. 前記EGR通路は、前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部と、前記他方の端壁の近傍に位置するヘッドボルト挿通部との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  3. 前記EGR通路は、前記他方の端壁に最も近い気筒の吸気通路壁面および排気通路壁面と前記ヘッドボルト挿通部との間に設けられていることを特徴とする請求項2記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  4. 前記シリンダヘッドの気筒列方向における前記他方の端壁に最も近い気筒の点火プラグ又はインジェクタの装着部の直下流側に対応するウォータジャケット天井部には、前記気筒列と実質的に直交する方向へ所定長さだけ延びるフィン部が形成されており、
    該フィン部は、前記EGR通路の上流側に位置して該EGR通路と一体的に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
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