JP2008042484A - コンテンツ受信装置、携帯端末、コンテンツ受信システム及び課金管理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】適切なコンテンツ課金管理を実現する。
【解決手段】コンテンツ受信装置は、通信部（１０１）と、ダウンロードリスト記憶部（１０３）と、購入リスト記憶部（１０４）と、ダウンロードされたコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部（１０２）と、購入リストを参照してダウンロードリスト中の各コンテンツの購入の要否を判定する購入要否判定部（１０５）と、通信部（１０１）を介して当該装置外部から購入要否判定部（１０５）によって購入要と判定されたコンテンツをダウンロードする制御部（１１１）と、通信部（１０１）を介して当該装置外部から制御部（１１１）によってダウンロードされるコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を取得して当該取得した各種情報に基づいて購入リストを更新する購入リスト更新部（１１２）とを備えている。
【選択図】図１

Description

本発明は、コンテンツ受信システムに関し、特に、ネットワークなどから有料コンテンツをダウンロードするコンテンツ受信装置及び当該ダウンロードの指示をする携帯端末からなるシステムに関する。

近年、インターネットなどの公衆ネットワークを通じてＡＶコンテンツを配信するコンテンツ配信サービスが普及しつつある。当該サービスの利用形態としては、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）などでコンテンツの購入手続きを行い、ダウンロードしたコンテンツをＰＣで再生する、又は当該コンテンツを携帯電話機などに転送して当該携帯端末で再生するのが主流となっている。従来、携帯端末からネットワークを経由してユーザ宅に設置された固定端末に対して所望のコンテンツの転送を要求し、当該固定端末からデータ転送サーバ及び送出装置を介して当該携帯端末にコンテンツを転送するコンテンツデータ転送システムが公知である（例えば、特許文献１参照）。
特開２００２―３３４０３１号公報

上記のコンテンツデータ転送システムでは、利用者の増加に伴ってデータ転送サーバへのアクセス数が増加するため、高性能及び高耐性のデータ転送サーバが必要となるとともにネットワーク負荷が問題となる。また、固定端末において有料コンテンツの課金管理が適切に行われていないと、携帯端末から転送要求があったコンテンツを重複して購入してしまうおそれがある。

携帯端末においてコンテンツの課金管理を行うことでコンテンツの重複購入の問題は解消されるであろうが、課金管理に関する情報はより高度なセキュリティによって保護する必要があるため、携帯端末のコスト高の要因となってしまう。

上記問題に鑑み、本発明は、適切なコンテンツ課金管理を実現するコンテンツ受信装置及びそのようなコンテンツ受信装置と携帯端末とからなるコンテンツ受信システムを提供することを課題とする。

上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、コンテンツをダウンロードするコンテンツ受信装置として、当該装置外部と通信をする通信部と、ダウンロード対象のコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報を含むダウンロードリストを記憶するダウンロードリスト記憶部と、購入済みのコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を含む購入リストを記憶する購入リスト記憶部と、ダウンロードされたコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、購入リストを参照して、ダウンロードリスト中の各コンテンツの購入の要否を判定する購入要否判定部と、通信部を介して当該装置外部から、購入要否判定部によって購入要と判定されたコンテンツをダウンロードする制御部と、通信部を介して当該装置外部から、制御部によってダウンロードされるコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を取得し、当該取得した各種情報に基づいて購入リストを更新する購入リスト更新部とを備えたものとする。

これによると、購入リストを参照してダウンロードリスト中の各コンテンツの購入の要否が判定され、購入要と判定されたコンテンツがダウンロードされるとともに、新たに取得した当該コンテンツの利用及び課金に関する各種情報に基づいて購入リストが更新される。したがって、コンテンツ受信装置側の機能でコンテンツの重複購入防止などの適切な課金管理をすることができるため、データ転送サーバやネットワークの負荷を低減することができる。

好ましくは、制御部は、通信部を介して当該装置外部からダウンロードリストを受信し、当該受信したダウンロードリストをダウンロードリスト記憶部に記憶させるものであり、より好ましくは、通信部を介してダウンロードリストの送信元にダウンロードしたコンテンツを転送するものとする。これによると、携帯端末などから要求されたコンテンツについてコンテンツ受信装置側で購入手続きを行い、ダウンロードしたコンテンツを携帯端末に転送することができる。したがって、携帯端末側でコンテンツの課金管理をしなくてもよくなる。

また、より好ましくは、上記のコンテンツ受信装置は、購入要否判定部によってコンテンツの購入要が判定されたとき、当該コンテンツの購入手続きに係るメッセージを生成するメッセージ生成部を備えたものとする。そして、制御部は、通信部を介してダウンロードリストの送信元に生成されたメッセージを送信し、通信部を介してダウンロードリストの送信元から受信した上記のメッセージに対する応答に基づいて、コンテンツのダウンロードの実行の有無を決定するものとする。これによると、コンテンツの購入手続きを携帯端末などを用いた遠隔操作で行うことができる。

また、好ましくは、制御部は、購入要否判定部によって購入不要と判定されたコンテンツがコンテンツ記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該コンテンツがコンテンツ記憶部に記憶されていないと判定したとき、通信部を介して当該装置外部から当該コンテンツをダウンロードするものとする。これによると、過去にダウンロードしたコンテンツがコンテンツ記憶部から削除されている場合に当該コンテンツが自動的に再ダウンロードされる。

また、好ましくは、ダウンロードリスト及び購入リストは、複数のコンテンツに対して一の課金が適用されることを示す課金グループについての情報を含んでいるものとする。そして、購入要否判定部は、ダウンロードリスト中の各コンテンツの課金グループを考慮して当該コンテンツの購入の要否を判定するものとする。これによると、課金グループの情報に基づいたより細かな課金管理をすることができる。

また、好ましくは、上記のコンテンツ受信装置は、購入要否判定部によるコンテンツの購入要否判定のスケジューリング、制御部によるコンテンツのダウンロードのスケジューリング、又は、制御部による当該装置外部へのコンテンツの転送のスケジューリングを行うスケジューラを備えているものとする。これによると、ユーザが設定する任意の日時にコンテンツの購入要否の判定、コンテンツのダウンロード、又は、外部へのコンテンツの転送が実行できる。

一方、本発明が講じた手段は、上記のコンテンツ受信装置にダウンロードリストを送信する携帯端末として、当該端末外部と通信をする通信部と、通信部を介して当該端末外部からコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報を取得し、ダウンロード対象として指定されたコンテンツについて、当該取得した各種情報に基づいてダウンロードリストを生成するダウンロードリスト生成部と、通信部を介してコンテンツ受信装置に生成されたダウンロードリストを送信する制御部とを備えたものとする。また、コンテンツ受信システムとして、上記のコンテンツ受信装置と上記の携帯端末とを備えたものとする。

これによると、コンテンツのダウンロードの要求を携帯端末側で生成してその要求をコンテンツ受信装置に伝え、コンテンツ受信装置はその要求に従ってダウンロード及び購入手続きを行い、ダウンロードしたコンテンツを必要に応じて携帯端末に転送することができる。したがって、データ転送サーバを介することなく、携帯端末とコンテンツ受信装置との間で直接通信を行うため、データ転送サーバやネットワークの負荷を低減することができる。

以上説明したように本発明によると、コンテンツ転送を中継するためのサーバが不要となり、また、コンテンツの課金管理が適切に行われる。これにより、ユーザは、課金に関して特に意識することなく、利便性が向上する。

以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。

（コンテンツ受信装置の実施形態）
図１は、本発明に係るコンテンツ受信装置の一実施形態を示す。本装置は、通信部１０１、コンテンツ記憶部１０２、ダウンロードリスト記憶部１０３、購入リスト記憶部１０４、購入要否判定部１０５、入力インタフェース１０６、デコーダ１０７、出力インタフェース１０８、メッセージ生成部１０９、ダウンロードリスト生成部１１０、制御部１１１、購入リスト更新部１１２及びスケジューラ１１３を備えている。本装置は、ＰＣ、据え置き型のＤＶＤレコーダ、セットトップボックス（ＳＴＢ）などとして実施可能である。

通信部１０１は、ネットワーク上のコンテンツサーバや後述する携帯端末などの本装置外部と通信を行う。具体的には、通信部１０１は、有線又は無線ＬＡＮのネットワークアダプタ、ＵＳＢやＩＥＥＥ１３９４などの有線バスのアダプタ、ＩｒＤＡやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）などの無線通信のアダプタなどで実現可能である。なお、上り方向の通信は必須ではない。すなわち、通信部１０１は、放送波を受信するチューナを備え、下り方向のみの通信を行うものであってもよい。

コンテンツ記憶部１０２は、本装置がダウンロードしたコンテンツを記憶する。具体的には、コンテンツ記憶部１０２は、半導体メモリ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブその他の記憶装置で実現可能である。

ダウンロードリスト記憶部１０３は、ダウンロードリストを記憶する。具体的には、ダウンロードリスト記憶部１０３は、半導体メモリ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブその他の記憶装置で実現可能である。ダウンロードリストとは、ユーザがコンテンツ配信サービスなどからダウンロードしようとするコンテンツ、すなわち、ダウンロード対象のコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報をリスト化したものである。図２は、ダウンロードリストの一例を示す。本例に係るダウンロードリストは、コンテンツの識別情報、タイトル、ネットワーク上のアドレス、購入手続きを行うためのネットワーク上のアドレス、課金グループ、及び利用可能期間、利用可能回数、利用料金その他の情報からなる課金情報を含んでいる。課金グループとは、複数のコンテンツをまとめて１回の購入で視聴可能にするためにコンテンツをグループ化するための識別情報である。例えば、課金グループ“Ｑ”について購入手続きをすることにより、識別情報“ＱＱＱＱ”で特定されるコンテンツ及び当該課金グループに属する他のコンテンツを自由にダウンロードすることができることを意味している。なお、コンテンツの提供元が放送局である場合には、ダウンロードリスト中のアドレス情報として当該放送チャンネルや放送時間などを含んでいてもよい。

図１に戻り、購入リスト記憶部１０４は、購入リストを記憶する。購入リストとは、購入済みのコンテンツの利用及び課金に関する各種情報をリスト化したものである。図３は、購入リストの一例を示す。本例に係る購入リストは、コンテンツの識別情報、料金、再生可能期間や利用可能回数を示した利用条件、課金グループ、課金情報及び利用に際して必要な暗号情報を含んでいる。なお、購入リスト記憶部１０４は、半導体メモリ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブその他の記憶装置で実現可能であるが、暗号情報などの秘密情報を記憶する必要があるため、好ましくはセキュアメモリで実現するものとする。

購入要否判定部１０５は、ダウンロードリスト記憶部１０３に記憶されているダウンロードリスト中の各コンテンツについて、購入リスト記憶部１０４に記憶されている購入リストを参照して、購入手続きの要否を判定する。具体的には、ダウンロード対象のコンテンツが購入リストに含まれており、かつ、購入リスト中の利用条件に基づいて当該コンテンツがまだ利用可能である場合には、購入要否判定部１０５は当該コンテンツについて購入不要の判定をする。また、購入要否判定部１０５は、課金グループの情報を加味してダウンロード対象のコンテンツについて購入の要否を判定する。例えば、ダウンロード対象のコンテンツが購入リストに含まれていなくても、その課金グループが購入リストに含まれており、かつ、その課金グループがまだ利用可能である場合には、購入要否判定部１０５は当該コンテンツについて購入不要の判定をする。一方、ダウンロード対象のコンテンツ又はその課金グループが購入リストに含まれていない、又は、含まれてはいるが利用不可能となっている場合には、購入要否判定部１０５は当該コンテンツについて購入要の判定をする。

入力インタフェース１０６は、ユーザからのキー入力、タッチパネル入力、音声入力などを受け付ける。デコーダ１０７は、コンテンツ記憶部１０２にＡＶデータの形式で記憶されているコンテンツを読み出してデコードする。デコーダ１０７はＡＶデコーダＬＳＩ又はソフトウェア処理で実現可能である。出力インタフェース１０８は、デコーダ１０７からＡＶ信号を受け、画面及びスピーカに映像及び音声を出力する。

メッセージ生成部１０９は、購入要否判定部１０５によって購入要と判定されたコンテンツの購入手続きに係るメッセージを生成する。当該メッセージは、ダウンロードリストが外部から送信されたものである場合に通信部１０１を介して当該送信元に送信される。

ダウンロードリスト生成部１１０は、ダウンロードリストを生成する。具体的には、ダウンロードリスト生成部１１０は、通信部１０１を介してネットワークや放送波などから各種コンテンツを紹介するＨＴＭＬコンテンツやＢＭＬコンテンツなどを取得して、出力インタフェース１０８に当該紹介コンテンツを表示する。そして、入力インタフェース１０６を通じて受けたユーザの指示に従って、紹介コンテンツに記載されたハイパーリンク情報などから必要な情報を抽出してダウンロードリストを生成し、これをダウンロードリスト記憶部１０３に書き込む。

制御部１１１は、購入要否判定部１０５から判定結果を受け、購入要と判定されたコンテンツをダウンロードする。具体的には、制御部１１１は、通信部１０１を介してダウンロードリスト中の購入先アドレスにアクセスし、出力インタフェース１０８にコンテンツ購入手続き用のコンテンツを表示する。そして、入力インタフェース１０６を通じて受けたユーザの指示に従って通信部１０１を介してコンテンツをダウンロードする。このほか、制御部１１１は再生すべきコンテンツの切り替えなどを行う。

購入要否判定部１０５によって購入要と判定されたコンテンツだけではなく、購入済みだがコンテンツ記憶部１０２に記憶されていないコンテンツをもダウンロードするようにしてもよい。すなわち、制御部１１１は、購入要否判定部１０５によって購入不要と判定されたコンテンツがコンテンツ記憶部１０２に記憶されていないと判定したとき、通信部１０１を介して当該コンテンツをダウンロードするようにしてもよい。

本装置外部からダウンロードリストが送信される場合には、制御部１１１は、通信部１０１を介して受信したダウンロードリストをダウンロードリスト記憶部１０３に書き込む。そして、メッセージ生成部１０９によって生成されたメッセージを通信部１０１を介して当該送信元に送信し、通信部１０１を介して当該送信元から受信した応答に従ってコンテンツをダウンロードする。また、制御部１１１は、必要に応じて、例えば、ユーザの指示があった場合に、ダウンロードしたコンテンツを通信部１０１を介して当該送信元に転送する。

購入リスト更新部１１２は、制御部１１１によってダウンロードされるコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を通信部１０１を介して取得し、これから購入リストを更新する。そして、更新した購入リストを購入リスト記憶部１０４に書き込む。各種情報は、コンテンツ購入用のウェブページにアクセスして取得するようにしてもよいし、本装置にコンテンツ購入用のアプリケーションを内蔵しておき、当該アプリケーションを通じてコンテンツサーバに接続して取得するようにしてもよい。

スケジューラ１１３は、購入要否判定部１０５によるコンテンツの購入要否の判定及び制御部１１１によるコンテンツのダウンロード及び本装置外部への転送のスケジューリングを行う。これにより、ユーザが指定した日時に、ダウンロード対象のコンテンツの購入要否判定、実際のダウンロード及びその転送などが行われるようになる。

なお、購入要否判定部１０５、メッセージ生成部１０７、ダウンロードリスト生成部１１０、制御部１１１、購入リスト更新部１１２及びスケジューラ１１３は、ＣＰＵにおいてソフトウェア処理されてもよい。また、本装置外部からダウンロードリストを受信しない場合、又は、ユーザがコンテンツ購入の確認をする必要がない場合、すなわち、購入要否判定部１０５によって購入要と判定されたコンテンツは必ず購入するように設定されている場合には、メッセージ生成部１０９は省略可能である。また、スケジューラ１１３は特に省略してもよい。

（携帯端末の実施形態）
図４は、本発明に係る携帯端末の一実施形態を示す。本端末は、通信部２０１、コンテンツ記憶部２０２、ダウンロードリスト記憶部２０３、入力インタフェース２０６、デコーダ２０７、出力インタフェース２０８、ダウンロードリスト生成部２１０及び制御部２１１を備えている。本端末は、携帯電話機、携帯情報端末（ＰＤＡ）などとして、また、上記のコンテンツ受信装置のリモコン装置として実施可能である。本携帯端末と上記のコンテンツ受信装置とはインターネットなどのネットワークを経由して、又は、ＵＳＢやＩＥＥＥ１３９４ケーブルなどを介して直接に接続される。

本端末の各部は上記のコンテンツ受信装置における対応各部と同様である。制御部２１１は、ダウンロードリスト生成部２１０によって生成されたダウンロードリストを通信部２０１を介して本端末外部に送信する。また、制御部２１１は、通信部２０１を介して上記のコンテンツ受信装置から転送されたコンテンツを受信してコンテンツ記憶部２０４に格納する。なお、転送されたコンテンツをリアルタイムで再生するようにしてもよい。

（コンテンツ受信システムの動作）
次に、上記のコンテンツ受信装置及び携帯端末からなるコンテンツ受信システムの動作について説明する。図５は、携帯端末によるダウンロードリスト生成のフローを示す。まず、ネットワークや放送波などから各種コンテンツを紹介するＨＴＭＬコンテンツやＢＭＬコンテンツなどを取得してダウンロード可能なコンテンツの一覧を表示する（Ｓ１０１）。そして、ユーザの入力に従って、ダウンロード対象となるコンテンツを選択する（Ｓ１０２）。選択されたコンテンツについてＢＭＬコンテンツなどからそのダウンロード及び課金に関する各種情報を取得し（Ｓ１０３）、当該取得した各種情報に基づいてダウンロードリストを更新する（Ｓ１０４）。その後、コンテンツ一覧の表示終了の指示があれば処理を終了し、なければステップＳ１０２に戻る。なお、コンテンツ受信装置によるダウンロードリスト生成についてもこれと同様である。

図６は、コンテンツ受信装置によるコンテンツの購入処理及びダウンロードのフローを示す。まず、携帯端末からダウンロードリストを受信する（Ｓ２０１）。次に、購入リストを読み出す（Ｓ２０２）。そして、購入リスト中の各種情報を参照してダウンロードリスト中のコンテンツが未購入であるとき（Ｓ２０３のＮＯ肢）、当該コンテンツの購入先アドレスで表されるウェブページにアクセスして購入画面を表示し（Ｓ２０４）、当該購入画面にて購入手続きを行う（Ｓ２０５）。この購入手続きはウェブブラウザを使用したショッピングサイトでの購入手続きと同様である。なお、コンテンツが購入済みか否かの判定は上述したとおりである。

コンテンツの購入手続きが終了すると、当該コンテンツサーバから当該コンテンツの利用及び課金に関する各種情報を取得して購入リストを更新する（Ｓ２０６）。当該コンテンツはダウンロードすべきものとして指定される（Ｓ２０７）。そして、ダウンロードリスト中のすべてのコンテンツについて購入要否の判定が終了していなければ（Ｓ２０８のＮＯ肢）、次のダウンロード対象のコンテンツを選択し（Ｓ２０９）、ステップＳ２０３に戻る。

一方、ダウンロードリスト中のコンテンツが購入済みであるとき（Ｓ２０３のＹＥＳ肢）、当該コンテンツがコンテンツ記憶部１０２に記憶されているか否かが判定される（Ｓ２１０）。そして、記憶されていない場合にはステップＳ２０７に、記憶されている場合にはステップＳ２０８に、それぞれ進む。

こうしてダウンロード対象のすべてのコンテンツについて購入要否の判定が終了すると、ステップＳ２０７で指定されたコンテンツをコンテンツサーバなどからダウンロードし（Ｓ２１１）、当該コンテンツを携帯端末に転送する（Ｓ２１２）。そして、指定されたすべてのコンテンツをダウンロードしたならば（Ｓ２１３のＹＥＳ肢）処理を終了し、そうでなければ（Ｓ２１３のＮＯ肢）次の指定コンテンツを選択して（Ｓ２１４）ステップＳ２１１に戻る。

具体例として、コンテンツ受信装置が図３に示した購入リストを記憶しているとして携帯端末から図２に示したダウンロードリストを受信した場合について説明する。ダウンロード中のコンテンツ“ＸＸＸＸ”及び“ＹＹＹＹ”については、購入リストにその識別情報も課金グループも含まれていない。したがって、ステップＳ２０３においてこれら二つのコンテンツは未購入であると判定され、ステップＳ２１１においてダウンロードされることとなる。一方、ダウンロードリスト中のコンテンツ“ＱＱＱＱ”については、購入リストにその識別情報は含まれていないものの、その課金グループ“Ｑ”は含まれている。したがって、ステップＳ２０３においてこのコンテンツは購入済みと判定され、コンテンツ記憶部１０２に記憶されていなければステップＳ２１１でダウンロードされることとなる。

なお、ダウンロードリスト中の各コンテンツについて購入要否の判定を行うごとにダウンロードをするようにしてもよい。同様に、ダウンロードリスト中の各コンテンツについてダウンロードをするごとに携帯端末に転送するようにしてもよい。

本発明に係る携帯端末は、携帯電話機、ビューワ、デジタルスチルカメラ、カーナビゲーション装置、ＤＶＤ装置などの、ＨＴＭＬコンテンツやＢＭＬコンテンツを受信する装置全般に有用である。また、本発明に係るコンテンツ受信装置は、ＤＶＤレコーダ、デジタル放送受信装置、ＳＴＢ、ＰＣなどの、ネットワークや放送を通じてコンテンツをダウンロードする装置全般に有用である。

本発明に係るコンテンツ受信装置の構成図である。 ダウンロードリストの一例を示す図である。 購入リストの一例を示す図である。 本発明に係る携帯端末の構成図である。 携帯端末によるダウンロードリスト生成のフローチャートである。 コンテンツ受信装置によるコンテンツダウンロードのフローチャートである。

符号の説明

１０１ 通信部
１０２ コンテンツ記憶部
１０３ ダウンロードリスト記憶部
１０４ 購入リスト記憶部
１０５ 購入要否判定部
１０９ メッセージ生成部
１１１ 制御部
１１２ 購入リスト更新部
１１３ スケジューラ
２０１ 通信部
２１０ ダウンロードリスト生成部
２１１ 制御部

Claims (12)

1. コンテンツをダウンロードするコンテンツ受信装置であって、
   当該装置外部と通信をする通信部と、
   ダウンロード対象のコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報を含むダウンロードリストを記憶するダウンロードリスト記憶部と、
   購入済みのコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を含む購入リストを記憶する購入リスト記憶部と、
   ダウンロードされたコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
   前記購入リストを参照して、前記ダウンロードリスト中の各コンテンツの購入の要否を判定する購入要否判定部と、
   前記通信部を介して当該装置外部から、前記購入要否判定部によって購入要と判定されたコンテンツをダウンロードする制御部と、
   前記通信部を介して当該装置外部から、前記制御部によってダウンロードされるコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を取得し、当該取得した各種情報に基づいて購入リストを更新する購入リスト更新部とを備えた
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
2. 請求項１に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記制御部は、前記通信部を介して当該装置外部からダウンロードリストを受信し、当該受信したダウンロードリストを前記ダウンロードリスト記憶部に記憶させる
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
3. 請求項２に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記制御部は、前記通信部を介して前記ダウンロードリストの送信元にダウンロードしたコンテンツを転送する
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
4. 請求項２に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記購入要否判定部によってコンテンツの購入要が判定されたとき、当該コンテンツの購入手続きに係るメッセージを生成するメッセージ生成部を備え、
   前記制御部は、前記通信部を介して前記ダウンロードリストの送信元に前記生成されたメッセージを送信し、前記通信部を介して前記ダウンロードリストの送信元から受信した前記メッセージに対する応答に基づいて、前記コンテンツのダウンロードの実行の有無を決定する
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
5. 請求項１に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記制御部は、前記購入要否判定部によって購入不要と判定されたコンテンツが前記コンテンツ記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該コンテンツが前記コンテンツ記憶部に記憶されていないと判定したとき、前記通信部を介して当該装置外部から当該コンテンツをダウンロードする
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
6. 請求項１に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記ダウンロードリスト及び前記購入リストは、複数のコンテンツに対して一の課金が適用されることを示す課金グループについての情報を含み、
   前記購入要否判定部は、前記ダウンロードリスト中の各コンテンツの課金グループを考慮して当該コンテンツの購入の要否を判定する
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
7. 請求項１に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記購入要否判定部によるコンテンツの購入要否判定のスケジューリングを行うスケジューラを備えた
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
8. 請求項１に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記制御部によるコンテンツのダウンロードのスケジューリングを行うスケジューラを備えた
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
9. 請求項３に記載のコンテンツ受信装置において、
   前記制御部による当該装置外部へのコンテンツの転送のスケジューリングを行うスケジューラを備えた
   ことを特徴とするコンテンツ受信装置。
10. 請求項２に記載のコンテンツ受信装置にダウンロードリストを送信する携帯端末であって、
    当該端末外部と通信をする通信部と、
    前記通信部を介して当該端末外部からコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報を取得し、ダウンロード対象として指定されたコンテンツについて、当該取得した各種情報に基づいてダウンロードリストを生成するダウンロードリスト生成部と、
    前記通信部を介して前記コンテンツ受信装置に前記生成されたダウンロードリストを送信する制御部とを備えた
    ことを特徴とする携帯端末。
11. 請求項２に記載のコンテンツ受信装置と、
    請求項１０に記載の携帯端末とを備えた
    ことを特徴とするコンテンツ受信システム。
12. ダウンロードされるコンテンツの課金管理方法であって、
    ダウンロード対象のコンテンツのダウンロード及び課金に関する各種情報を含むダウンロードリスト中の各コンテンツについて、購入済みのコンテンツの利用及び課金に関する各種情報を含む購入リストを参照して購入の要否を判定するステップと、
    前記判定ステップで購入要と判定されたコンテンツについて利用及び課金に関する各種情報を取得するステップと、
    前記取得した各種情報を前記購入リストに追加するステップとを備えた
    ことを特徴とする課金管理方法。

Images