JP2008040312A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008040312A
JP2008040312A JP2006216760A JP2006216760A JP2008040312A JP 2008040312 A JP2008040312 A JP 2008040312A JP 2006216760 A JP2006216760 A JP 2006216760A JP 2006216760 A JP2006216760 A JP 2006216760A JP 2008040312 A JP2008040312 A JP 2008040312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lubricant
unit
image forming
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006216760A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Koiso
順一 小磯
Erika Sawada
えり華 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006216760A priority Critical patent/JP2008040312A/ja
Publication of JP2008040312A publication Critical patent/JP2008040312A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】ブラシ毛の微細な間隙により像担持体表面に塗布される潤滑剤にムラが発生し、画像ムラ、画像欠陥が生じる。
【解決手段】揺動カム256fのカム面256f1の上端に金属ローラ252Aを当接させ、下端に揺動軸252Aを当接させる。揺動カム256fが回転すると、カム面256f1のカム面256f2に対する傾斜量が上端と下端で順次入れ変わるため、金属ローラ251A及び揺動軸252Aは矢印F方向で、かつ互いに逆方向に揺動距離d分だけ揺動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に係わり、特に、像担持体に潤滑剤を塗布することのできる画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置は、高解像度、写真再現性など、画質向上が要求されており、その要求に応える有力な手段の一つとしてトナーの小粒径化が行われている。
しかし、トナーを小粒径化すると、ファンデルワールス力による像担持体への吸着力が強くなり、転写後に像担持体上に残るいわゆる転写残トナーの量が多くなる。この転写残トナーは、その後のクリーニングブレード等でも十分に除去できず、わずかなトナーがクリーニングブレード下部をすり抜けて像担持体上に残り、この残ったトナー(クリーニング不良トナー)が次の画像として記録材に転写されたり、像担持体上に強固に付着したりするようになり、画像ムラや画像欠損(画像抜けとも言う)が生じる。
そこで、像担持体上に残る転写残トナーをクリーニングしやすくするために、像担持体の摩擦係数を低下させる物質を像担持体上に供給する技術が提案されている。例えば、ステアリン酸亜鉛等からなる潤滑剤をブラシローラにより像担持体表面に塗布する技術がある(特許文献1参照)。この特許文献1には、回転可能なブラシローラに固形潤滑剤と像担持体とを同時に当接させ、ブラシローラを回転させて該ブラシローラのブラシ毛で潤滑剤を掻き取り、該ブラシ毛で掻き取った潤滑剤を像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布装置が示されている。
一方、像担持体表面に塗布された潤滑剤を均す技術が提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2には、固形潤滑剤とブラシローラとをそれぞれ離間した状態で独立に構成し、像担持体の回転方向上流側に配置された固形潤滑剤を直接、像担持体に当接させて潤滑剤を塗布し、固形潤滑剤よりも像担持体の回転方向下流側に配置されたブラシローラを像担持体の軸方向に揺動させることにより、像担持体表面に塗布された潤滑剤を均す潤滑剤塗布装置が示されている。
特開2003−57996号公報 特開2004−354695号公報
ブラシローラは、一般に、ブラシ毛が植毛された基布を金属ローラに巻き付けて構成されるが、基布の端部にはブラシ毛を植毛し難いという性質を有している。このため、例えば、帯状の基布を金属ローラに螺旋状に巻き付けて構成されるブラシローラでは、基布と基布とが合わさる巻き目部分にブラシ毛の微細な間隙が形成される。
しかしながら、特許文献1に記載の潤滑剤塗布装置に上述したブラシ毛の間隙が形成されたブラシローラを用いると、図6に示すように、ブラシ毛の間隙部分では潤滑剤が塗布できないために当該間隙部分に沿って潤滑剤の塗布不良領域が生じてしまい、像担持体表面において潤滑剤の塗布ムラが発生するという問題がある。ブラシローラの回転速度を上げることにより塗布不良領域の幅を細くすることも可能であるが、通常、ブラシローラにはブラシローラに付着したトナーを除去するフリッカーが当接しており、回転速度を上げることでフリッカーによるトナーの除去性能が低下する恐れがある。
また、特許文献1に記載の装置は、ブラシローラを回転させて固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取る構成であり、ブラシ毛は固形潤滑剤の長手方向において同一箇所を掻き取ることになる。したがって、ブラシ毛に間隙が形成されている場合、当該間隙で潤滑剤を掻き取ることができないため固形潤滑剤に凹凸が形成されてしまい、潤滑剤掻き取り不良(すなわちブラシ毛への潤滑剤の付着ムラ)が発生し易くなる。このことも、上述した潤滑剤の塗布ムラの一因となる。
特許文献2に記載の潤滑剤塗布装置において上述のブラシローラを用いたとしても、図7に示すように、ブラシローラの揺動方向Qに合わせてうねり状の塗布不良領域が生じてしまい、やはり像担持体表面には潤滑剤の塗布ムラが発生してしまう。ブラシローラの回転速度や揺動速度を上げることにより塗布不良領域の幅を細くしたり、目立なくしたりすることも可能であるが、上述したフリッカーによるトナー除去性能の低下などを考慮するとこれにも限界がある。
また、この装置は固形潤滑剤を直接像担持体に当接させて潤滑剤を塗布する構成であるが、固形潤滑剤の当接部を像担持体の表面と完全に合致するように形成すること、及び像担持体に対して固形潤滑剤を長手方向全面に亘り均一に押圧することは容易ではない。このことから像担持体への潤滑剤塗布量に大きなムラが発生し、ブラシローラの揺動のみでは像担持体表面に塗布された潤滑剤を均一にすることが困難であると考えられる。そこで、潤滑剤の塗布段階である程度均一に塗布できるよう、潤滑剤を高い押圧力により像担持体に押しつける方法も考えられるが、これにより潤滑剤の塗布量が多くなり過ぎたり、高い押圧力により固形潤滑剤の当接部の一部が欠けてしまい、更に潤滑剤の塗布ムラが発生してしまうことが危惧される。
このような像担持体表面における潤滑剤の塗布ムラは、クリーニング性能を低下させてクリーニング不良トナーの発生を促し、画像ムラや画像欠損の原因となる。
そこで本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、像担持体表面に潤滑剤をムラなく均一に塗布し、画像ムラや画像欠陥の発生を防止することができる潤滑剤塗布装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の画像形成装置は、回転自在の像担持体と、該像担持体に現像剤を供給することにより画像を形成する画像形成部と、該画像形成部により像担持体上に形成された画像を記録材に転写する転写部と、を有する画像形成装置であって、前記像担持体から離間する位置に配置される固形潤滑剤と、該固形潤滑剤と前記像担持体とのそれぞれに当接して回転し、潤滑剤を像担持体に塗布するブラシローラと、該ブラシローラ及び前記固形潤滑剤を互いに逆方向に揺動させる揺動部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、像担持体表面に潤滑剤を均一に塗布することができるので、画像ムラや画像欠損の発生を防止し、精巧な画像を形成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態の説明における記載により、本発明の技術的範囲が限定されることはない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。図1に示す画像形成装置は、モノクロ画像を形成する画像形成装置であって、両面原稿自動送り装置RADFと画像形成装置本体Aとから構成されている。
両面原稿自動送り装置RADFは、画像形成装置本体Aの上部にあり開閉可能となっている。原稿給紙台aの原稿は、給紙ローラb、分離ローラc、レジストローラd、さらに搬送ドラムeによって搬送される。
画像形成装置本体Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、記録材収納部5、搬送部6、定着部7、排紙部8、再搬送部9等から構成されている。
画像読取部1の光学系は、光源と第1ミラーを備える露光ユニット14、第2ミラーと第3ミラーを備えるVミラーユニット15、レンズ16、CCDイメージセンサ17により構成されている。両面原稿自動送り装置RADFによって搬送された原稿に対する読取動作は、露光ユニット14がスリット露光用ガラス13の下方に位置した状態で行われる。原稿台ガラス11上に置かれた原稿に対する読取動作は、露光ユニット14及びVミラーユニット15が移動することによって行われる。
画像読取部1によって読み取られた原稿の画像は、画像処理部2によって画像処理され、画像データとして信号化されたうえで記憶される。
次に記録材Pに画像を形成するプロセスを説明する。
円筒形の感光体21(像担持体)がメインモータ(図示せず)により駆動され、感光体21の表面が電源(図示せず)により電圧供給され、帯電器22の放電により負極性に帯電される。次に、画像書込部3により原稿の画像データに応じた光書込がなされ、感光体21上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像部23を通過すると、現像部23内で負極性に帯電されたトナー(現像剤)が負極性現像バイアスの印加により潜像画像の部分に付着し、感光体21上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写器24A(転写部)によって感光体21から記録材Pへ転写され、記録材Pは分離器24Bによって分離される。転写後、潤滑剤塗布部25により感光体21表面に潤滑剤が塗布されるとともに、感光体21上に残留した転写残トナーはクリーニング部26により清掃される。感光体21から分離された記録材Pは、加熱ローラ、加圧ローラのローラ対からなる定着部7へ送られる。その結果、トナー像が記録材Pへ定着され、画像の形成された記録材Pが排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
なお、両面プリントの場合、第1面に画像形成された記録材Pは、搬送路切替板82により再搬送部9に送り込まれ、反転され、再び画像形成部4において第2面に画像形成後、排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
反転排紙の場合、搬送路切替板82により通常の排紙通路から分岐した記録材Pは、反転排紙部83においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
図2は、潤滑剤塗布部25及びクリーニング部26周辺の詳細図である。この図において、感光体21の周辺に配置される帯電器22、現像部23、転写器24Aおよび分離器24Bなどは省略している。
感光体21は回転軸211を中心として矢印V方向(時計方向)に回転しており、感光体21の回転方向上流側に潤滑剤塗布部25、該潤滑剤塗布部25よりも感光体21の回転方向下流側にクリーニング部26としてのクリーニングブレードが配置されている。感光体21上に残留した転写残トナーはクリーニングブレードによって感光体21上から除去される。クリーニングブレードは弾性部材によって構成されており、例えばポリウレタンゴムによって構成されている。クリーニングブレードによって除去された転写残トナーは、後述する潤滑剤塗布部25の筐体255内に取り入れられ、回収スクリュー254によって所定箇所に集められる。なお、本実施の形態におけるクリーニング部26としては上述のクリーニングブレードに限られず、例えば、クリーニングローラなどの公知の手段を用いることが可能である。
潤滑剤塗布部25は、ブラシローラ251、固形状の潤滑剤252、フリッカー253、回収スクリュー254及び筺体255を備えている。ブラシローラ251は、該ブラシローラ251自体が回転することによって、固形潤滑剤252から潤滑剤を掻き取って感光体21表面に塗布する機能を有する。このブラシローラ251は、例えばナイロンやポリエステルなどによって形成されたブラシ毛251B(毛の長さは4〜5mm)を帯状の基布に植毛し、当該基布を回転可能な金属ローラ251Aに巻き付けた構成となっている。なお、後述するように、このブラシローラ251には帯状の基布が螺旋状に巻き付けられており、基布と基布とが合わさる巻き目部分にブラシ毛251Bの間隙2511が形成されている。
固形潤滑剤252はステアリン酸亜鉛等の材料で構成されており、感光体21から離間した位置で且つブラシローラ251のブラシ毛251Bに当接する位置に配置されている。この固形潤滑剤252をブラシローラ251を介して感光体21表面に塗布することにより、感光体21上に残存する転写残トナーの付着力を低下させ、クリーニング部26によるクリーニング性能を向上させることができる。
フリッカー253は先端部がブラシ毛251Bに接触しており、ブラシ毛251Bに付着したトナーを掻き落とす機能を有する。
ブラシローラ251は通常、図示しないモータから駆動力が供給され、図2に示す矢印X方向、すなわち感光体21と当接する位置における感光体21の回転方向Vと反対方向(時計方向)に回転する。ブラシローラ251が矢印X方向に回転すると、ブラシ毛251Bの先端部が固形潤滑剤252に接触し、この固形潤滑剤252から掻き取られた潤滑剤がブラシ毛251Bに付着する。この状態でブラシローラ251が回転すると、ブラシ毛251Bの先端部が感光体21に所定量食い込んで押圧され、感光体21表面に潤滑剤が塗布される。そして、ブラシ毛251Bがフリッカー253に接触し、ブラシ毛251Bからトナーが振り落とされる。
なお、装置構成に応じて、ブラシローラ251を矢印Y方向、すなわち、感光体21と当接する位置における感光体21の回転方向Vと同方向(反時計方向)に回転するように構成しても良い。また、潤滑剤塗布部25をクリーニング部26の感光体21の回転方向下流側に設けるように構成しても構わない。
このように、本実施の形態における画像形成装置は、ブラシローラ251のブラシ毛251Bを回転させて固形潤滑剤252から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤をブラシ毛251Bを介して感光体21表面に塗布することにより、感光体21上に残存する転写残トナーをクリーニング部26でクリーニングし易くしている。
しかしながら、ブラシ毛251Bに間隙が形成されている場合は感光体21上に潤滑剤の塗布ムラが発生しやすくなる。このようなことから、本実施の形態では、ブラシローラ251及び固形潤滑剤252をそれぞれ逆方向に揺動させながら潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を感光体21表面に塗布するように構成している。
図3は、図2のA−A方向から見たときの潤滑剤塗布部25の平面図である。図3(a)は、ブラシローラ251が右側に揺動し、固形潤滑剤252が左側に揺動したときの図であり、図3(b)は、ブラシローラ251が左側に揺動し、固形潤滑剤252が右側に揺動したときの図である。これらの図を参照しながら潤滑剤塗布部25の機械構成を説明する。
ブラシローラ251は、図3(a)において上方に位置する感光体21及び下方に位置する固形潤滑剤252に当接するブラシ毛251Bと、このブラシ毛251Bを回転可能に軸支する金属ローラ251Aとを備えている。ブラシ毛251Bは金属ローラ251Aの軸方向に伸びる断面長方形であり、長方形の長辺の長さは記録材Pの搬送最大幅よりも後述する揺動距離d分だけ長くなるように設けられている。なお、このブラシローラ251にはブラシ毛251Bの間隙2511が所定間隔で複数形成されている。
金属ローラ251Aは感光体21の回転軸211と平行、すなわち感光体21の回転方向Vと直交するように配置されている。この金属ローラ251Aはプーリ256eを軸支するとともに、該プーリ256eを軸支する側の端部(図3において右側)は揺動カム256fのカム面256f1の上端に当接している。また金属ローラ251Aの他端(図3において左側)には押圧ばね257aが固定されており、この押圧ばね257aにより金属ローラ251Aは常時、揺動カム256f側に押圧されている。プーリ256eには駆動ベルト2563が巻き回されており、プーリ256eはこの駆動ベルト2563を介してプーリ256dに接続されている。プーリ256dは図示しないモータに接続された回転軸2561に軸支されている。
揺動カム256fは断面台形の円柱形であり、カム面256f1はこのカム面256f1に対向するカム面256f2に対して一端が低く、他端が高くなるように傾斜を有する。揺動カム256fは揺動カム駆動ギア256cが固定された回転軸2562に支持されており、揺動カム駆動ギア256cはアイドラギア256bを介してプーリ駆動ギア256aに噛み合っている。
固形潤滑剤252は、感光体21の回転軸211方向に長く延びたほぼ長方形に形成されており、その一方の長辺側はほぼ全面に亘ってブラシ毛251Bに当接している。また、その他方の長辺側に断面コの字型のホルダ2521が固定され、このホルダ2521に圧縮ばね2523、2524が接続されている。これにより固形潤滑剤252がブラシ毛251B側に押圧されるため、ブラシ毛251Bに適量の潤滑剤を付着させることができる。ホルダ2521に接続された圧縮ばね2523、2524の他端側は、揺動軸252Aに支持されたばね台座2522に固定されている。
揺動軸252Aは金属ローラ251Aと平行に配置されており、その一端(図3において右側)は揺動カム256fのカム面256f1の下端に当接し、他端(図3において左側)には押圧ばね257bが固定されている。この押圧ばね257bにより揺動軸252Aは常時、揺動カム256f側に押圧されている。なお、この実施の形態において、揺動カム256f、押圧ばね257a、257b及びモータが揺動部に該当する。
このような構成であるため、図示しないモータが駆動すると、モータの駆動力が回転軸2561、プーリ256d、駆動ベルト2563、プーリ256eを介して金属ローラ251Aへ伝達され、金属ローラ251A及びブラシ毛251BがX方向あるいはY方向(図2参照)に回転する。この際、ブラシ毛251Bは感光体21及び固形潤滑剤252に当接しながら回転するため、ブラシ毛251Bの先端部に付着した潤滑剤が感光体21表面に塗布される。
一方、モータの駆動力はプーリ駆動ギア256a、アイドラギア256b、揺動カム駆動ギア256cを介して揺動カム256fに伝達され、揺動カム256fが回転する。前述したように、揺動カム256fのカム面256f1の上端には金属ローラ252Aが当接し、下端には揺動軸252Aが当接している。したがって、揺動カム256fが回転すると、カム面256f1のカム面256f2に対する傾斜量が上端と下端で順次入れ変わるため、図3(b)に示すように、金属ローラ251A及び揺動軸252Aは矢印F方向(感光体21の回転方向Vと直交する方向)で、かつ互いに逆方向に揺動距離d分だけ揺動する。これにより、金属ローラ251Aが最右端に位置するときには揺動軸252Aは最左端に位置し、金属ローラ251Aが最左端に位置するときには揺動軸252Aは最右端に位置する。なお、揺動距離dは、揺動カム256fのカム面256f1の傾斜角度や面積によって適宜調整できる。また、ブラシローラ251の揺動する速度も、プーリ駆動ギア256a、アイドラギア256b、揺動カム駆動ギア256cのギア比を調節することで適宜設定できる。また、上記の説明では、金属ローラ251Aと揺動軸252Aとを1つの揺動カム256fにより揺動させる構成であるが、揺動カムを2つ設け、金属ローラ251Aと揺動軸252Aとを別々の揺動カムにより独立して揺動させるようにしても構わない。
図4は、感光体21表面における潤滑剤の塗布状態を示す説明図である。本実施の形態では、上述したように、ブラシローラ251と固形潤滑剤252とを互いに逆方向(矢印F方向)に揺動させながら潤滑剤を掻き取り、感光体21表面に潤滑剤を塗布するように構成している。これにより、図4に示すように、ブラシ毛251Bが固形潤滑剤252に当接した際、ブラシ毛251Bと固形潤滑剤252との当接部に強い摩擦力が発生し、この摩擦力によりブラシ毛251Bの間隙2511近傍に位置するブラシ毛の流れが一定方向とならずに散乱することになる。したがって、ブラシ毛251Bの間隙2511が緩和され、感光体21表面に潤滑剤を均一に塗布することが可能となる。
また、ブラシ毛251Bは固形潤滑剤252に当接しながら固形潤滑剤252の長辺方向に沿って揺動するため、固形潤滑剤252の長辺側全面に亘って潤滑剤を均一に掻き取ることが可能となる。このことから、ブラシ毛251Bへの潤滑剤の付着ムラを防止し、更に感光体21表面に潤滑剤を均一に塗布することが可能となる。
なお、ブラシローラ251がクリーニング部26よりも感光体21の回転方向上流側に位置する場合、ブラシローラ251のブラシ毛251Bには転写残トナーが付着するが、ブラシ毛251Bがフリッカーに接触しながら揺動するため、フリッカーによる転写残トナーの掻き落とし性能を向上させることが可能となる。
また、感光体21は回転軸211を中心としてV方向に回転し、この回転方向Vに曲面を有する円筒形であるが、ブラシ毛252Bは感光体21の回転方向Vに直交する方向に揺動するため、感光体21の回転軸211方向に潤滑剤を均一に塗布することができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態における画像形成装置の要部構成を示す説明図である。なお、この画像形成装置は、第1の実施の形態で説明した、例えば、両面原稿自動送り装置RAFD、画像読取部、画像処理部、排紙部なども備えているが、基本的な機能は同様であるため説明及び図示は省略する。
本実施の形態の画像形成装置は、カラー画像を形成する画像形成装置であって、複数の感光体に形成される互いに異なる色のトナー像を共通の中間転写体に順次に転写することにより当該中間転写体上で各色のトナー像を重ね合せ、この中間転写体に形成されたカラートナー像を記録材に一括して転写することにより記録材上にカラートナー像を形成する、いわゆる中間転写方式のものである。
この画像形成装置は、無端状のベルトからなり図5において矢印W方向に循環移動される像担持体としての中間転写体140を備えており、この中間転写体140の外周面領域には、中間転写体140の移動方向Wに沿って、各々、イエロートナー像、マゼンダトナー像、シアントナー像およびブラックトナー像を形成する4つの画像形成部120Y、120M、120C、120Kが互いに離間して並ぶよう設けられている。中間転写体140は、各々の画像形成部120Y、120M、120C、120Kにおける1次転写部124Y、124M、124C、124Kによって感光体121Y、121M、121C、121Kの各々に対接されながら循環移動されるよう、中間ローラ141a、141b、141c、141dなどに張架された状態とされている。
中間転写体140は、例えば電気抵抗値が1×104〜1×1012Ωの半導電性の樹脂ベルトからなるものが好ましく、具体的には、例えばポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などの樹脂材料や、エチレン−プロピレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴムなどのゴム材料に、カーボンなどの導電性フィラーが分散されてなるもの、あるいはイオン性の導電材料が含有されてなるものなどを用いることができる。
画像形成部120Yは回転可能なドラム状の感光体121Yを備え、この感光体121Yの外周面領域において、各々、感光体121Yの回転方向Rに対して、帯電器122Y、画像書込部130Yおよびイエロートナー(現像剤)により現像を行う現像部123Yとが動作順に並ぶよう配設されている。また、感光体121Yの回転方向Rにおける現像部123Yより下流の位置には、1次転写部124Y、潤滑剤塗布部125Yおよびクリーニング部126Yがこの順に設けられている。
感光体121Y、帯電器122Y、画像書込部130Y、現像部123Y、潤滑剤塗布部125Yおよびクリーニング部126Yは、それぞれ第1の実施の形態と同様の構成を有する。また、1次転写部124Yは回転可能なローラからなり、感光体121Y上に形成されたトナー像を中間転写体140上に転写するものである。
他の画像形成部120M、120C、120Kの各々についても、現像剤がイエロートナーの代わりにそれぞれマゼンダトナー、シアントナー、ブラックトナーを含むものである他は、イエロートナー像に係る画像形成部120Yと同様の構成である。
中間転写体140の移動方向Wにおける画像形成部120Kより下流側の位置には、例えば、回転可能なローラからなる2次転写部124Sが、中間転写体140を介して中間ローラ141dを押圧して2次転写領域を形成するよう設けられており、当該2次転写部124Sにより、中間転写体140上に形成されたカラートナー像が、搬送されてきた記録材Pに一括して転写される。そして、加熱ローラ、加圧ローラのローラ対を備える定着部170により、2次転写領域より搬送される記録材P上の未定着トナー像を定着させて画像を形成する。
また、中間転写体140の移動方向Wにおける2次転写部124Sより下流側の位置には、中間転写体140表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部125S及び中間転写体140上の未転写トナーを除去するクリーニング部126Sが設けられている。
クリーニング部126Sおよび潤滑剤塗布部125Sは、上記の4つの画像形成部120Y、120M、120C、120Kの各々に設けられているクリーニング部126Y、126M、126C、126Kおよび潤滑剤塗布部125Y、125M、125C、125Kと、それぞれ同様の構成を有するものであるが、例えば、クリーニング部126Sとしてのクリーニングブレードの中間転写体140に対する押圧力などは、それぞれ適宜の大きさに設定されている。
この画像形成装置においては、次のようにして画像形成動作が行われる。すなわち、画像形成部120Y、120M、120C、120Kの各々において、感光体121Y、121M、121C、121Kが回転駆動され、この感光体121Y、121M、121C、121Kが帯電器122Y、122M、122C、122Kによって所定の極性、例えば負極性に帯電される。次いで、感光体121Y、121M、121C、121Kの表面においてトナー像が形成されるべき画像形成領域に、画像書込部130Y、130M、130C、130Kによって露光されることにより、照射箇所(露光領域)の電位が低下されて原稿画像に対応した静電潜像が感光体121Y、121M、121C、121K上に形成され、感光体121Y、121M、121C、121Kの表面電位と同じ極性、例えば負極性に帯電されたトナーが感光体121Y、121M、121C、121Kの静電潜像に付着して反転現像が行われ、これにより各色のトナー像が形成される。
さらに、1次転写部124Y、124M、124C、124Kによりそれぞれの1次転写領域において各色のトナー像が、この各色のトナー像が転写されるべき画像保持領域に順次に1次転写されて重ね合せられることにより、中間転写体140上にカラートナー像が形成される。そして、転写電流印加機構(図示せず)により適正な大きさに制御された転写電流が2次転写部124Sに供給されて、中間転写体140上のカラートナー像が、搬送されてきた記録材Pに2次転写された後、定着装置170による定着処理が行われ、これにより画像が形成される。画像が形成された記録材Pは図示しない排出手段により装置外の排出トレイに排出される。
なお、画像形成部120Y、120M、120C、120Kにおいては、潤滑剤塗布部125Y、125M、125C、125Kにより感光体121Y、121M、121C、121表面に潤滑剤が塗布されるとともに、感光体121Y、121M、121C、121K上に残留する転写残トナーはクリーニング部126Y、126M、126C、126Kのクリーニングブレードにより除去される。
また、潤滑剤塗布部125Sにより中間転写体140表面に潤滑剤が塗布されるとともに、中間転写体140上に残留する転写残トナーはクリーニング部126Sのクリーニングブレードにより除去される。
前述したように、本実施の形態における潤滑剤塗布部部125Y、125M、125C、125K及び125Sは第1の実施形態と同様の構成を有する。したがって、感光体121Y、121M、121C、121及び中間転写体140に潤滑剤をムラなく塗布することが可能となるので、画像ムラ、画像欠陥の発生を防止し、記録材Pに精巧な画像を形成することが可能となる。
第1の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 潤滑剤塗布部及びクリーニング部周辺の詳細図である。 図2のA−A方向から見たときの潤滑剤塗布部の平面図である。図3(a)はブラシローラが右側に揺動し、固形潤滑剤が左側に揺動したときの図であり、図3(b)ブラシローラが左側に揺動し、固形潤滑剤が右側に揺動したときの図である。 感光体表面における潤滑剤の塗布状態を示す説明図である。 第2の実施形態における画像形成装置の要部構成を示す説明図である。 ブラシ毛に形成された間隙による潤滑剤の塗布ムラを示す説明図である。 ブラシ毛に形成された間隙による潤滑剤の塗布ムラを示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3、130Y、130M、130C、130K 画像書込部
4、120Y、120M、120C、120K 画像形成部
21、121Y、121M、121C、121K 感光体
24A 転写器
25、125Y、125M、125C、125K、126S 潤滑剤塗布部
26、126S クリーニング部
124Y、124M、124C、124K 1次転写部
124S 2次転写部
140 中間転写体
251 ブラシローラ
251A 金属ローラ
251B ブラシ毛
252 固形潤滑剤
256f 揺動カム
257a、257b 押圧ばね

Claims (6)

  1. 回転自在の像担持体と、
    該像担持体に現像剤を供給することにより画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部により像担持体上に形成された画像を記録材に転写する転写部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記像担持体から離間する位置に配置される固形潤滑剤と、
    該固形潤滑剤と前記像担持体とのそれぞれに当接して回転し、潤滑剤を像担持体に塗布するブラシローラと、
    該ブラシローラ及び前記固形潤滑剤を互いに逆方向に揺動させる揺動部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記揺動部は前記像担持体の回転方向と直交する方向に前記ブラシローラ及び前記固形潤滑剤を揺動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記揺動部は前記ブラシローラ及び前記固形潤滑剤をそれぞれ同一距離だけ揺動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ブラシローラは、回転自在の金属ローラと、該金属ローラに巻き付けられる帯状の基布と、該基布に植毛され、前記固形潤滑剤と前記像担持体とのそれぞれに当接するブラシ毛と、を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ブラシローラは前記基布の巻き目部分にブラシ毛の間隙を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写部による転写後に像担持体上に残存する現像剤を除去するクリーニング部を備え、
    前記ブラシローラは前記クリーニング部よりも像担持体の回転方向上流側に位置することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2006216760A 2006-08-09 2006-08-09 画像形成装置 Withdrawn JP2008040312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216760A JP2008040312A (ja) 2006-08-09 2006-08-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216760A JP2008040312A (ja) 2006-08-09 2006-08-09 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008040312A true JP2008040312A (ja) 2008-02-21

Family

ID=39175360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006216760A Withdrawn JP2008040312A (ja) 2006-08-09 2006-08-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008040312A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102749833A (zh) * 2011-04-21 2012-10-24 柯尼卡美能达商用科技株式会社 图像形成装置
JP2013007824A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013104892A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2013210478A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Konica Minolta Inc 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102749833A (zh) * 2011-04-21 2012-10-24 柯尼卡美能达商用科技株式会社 图像形成装置
JP2012226192A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
CN102749833B (zh) * 2011-04-21 2015-07-01 柯尼卡美能达商用科技株式会社 图像形成装置
JP2013007824A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013104892A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2013210478A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Konica Minolta Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7860429B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus using the same
US20140105643A1 (en) Image forming apparatus having a brush member
JP4950595B2 (ja) 画像形成装置
US7587164B2 (en) Cleaning device, image carrier unit and image-forming apparatus
JP2009300721A (ja) 像担持体クリーニング装置およびそれを搭載した画像形成装置
JP2000162881A (ja) 転写装置、画像形成装置、転写方法、及び、画像形成方法
JP2007171822A (ja) クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2008040312A (ja) 画像形成装置
JP2000231286A (ja) 電子写真方式の画像形成装置における除電技術及びクリーニング技術の改良
JP2008009192A (ja) 画像形成装置
JP2004347864A (ja) 画像形成装置及びクリーニング装置
JP2002189354A (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP2007121568A (ja) クリーニング装置
JP3795763B2 (ja) 画像形成装置及び像担持体ユニット
JP5142697B2 (ja) 画像形成装置
JP5106949B2 (ja) 画像形成装置及び複数の作像装置
JP2007310312A (ja) 画像形成装置
JP2013235165A (ja) 中間転写体クリーニング装置および画像形成装置
JP5032881B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体
JPH0822232A (ja) 画像形成装置
JP2001305878A (ja) 画像形成装置
JP2009210933A (ja) クリーニング機構、および画像形成装置
JP2018054652A (ja) 画像形成装置
US9880484B2 (en) Charging member, intermediate transfer belt and image forming apparatus having the same
JP2007079332A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081216

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090603