JP2008039974A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気光学装置の突抜誤差を低減し、階調精度を向上させる。また、電気光学装置の画質の均一性を向上させる。
【解決手段】基準電圧(Vdd)と、第1ノード(Vpx1)との間に接続された駆動トランジスタ(Tdr)と、第1ノード(Vpx1)に接続された有機EL素子(21)と、駆動トランジスタのゲート端子と基準電圧(Vdd)との間に接続された保持キャパシタ(Csig)と、第1ノードに接続された一定電流を出力する定電流源(25)と、駆動トランジスタのゲート端子と第1ノードとの間に接続されたプログラム用トランジスタ(Tprg)と、を有する電気光学装置の駆動トランジスタ(Tdr)のゲート端子に付加キャパシタ(Cadd)を接続する。
【選択図】図3

Description

本発明は電子装置、特に、電気光学装置およびそれを有する電子機器に関する。
薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistor)を用いた有機EL(organic electroluminescence 、OLED:organic Light Emitting Diode)ディスプレイは、薄型・小型・軽量・低コスト・高コントラスト・高速応答・広視角・高精細・低消費電力などの特長をもち、次世代フラットパネルディスプレイとして注目されている。
このTFT−OLEDの最も憂慮すべき課題のひとつは、隣接画素間の輝度均一性であり、輝度均一性を改善するために、多種多様な駆動方法が提案されている。特に、電流均一化駆動方法は、TFT特性とOLED特性の両方のバラツキや劣化を補償できるので、有望視されている。
中でも、本発明者らが提唱する電流均一化時間階調方法は、20cm2/Vs程度の低移動度のTFTでも動作する。これは、多結晶シリコン(Poly−Si)TFTのみならず、酸化物半導体TFTや有機半導体TFTであっても、極めて高画質のTFT−OLEDを実現できることを示唆するものである。この電流均一化時間階調方法については、下記非特許文献1〜3にその開示がある。
しかしながら、電流均一化駆動方法のDC(direct current)動作的な輝度均一性の改善効果はくわしく検討されているが、過渡動作的な改善効果はあまり検討されていない。そこで、追って詳細に説明するように、本発明者らが、電流均一化駆動方法の過渡動作を詳細に解析したところ、パルス電圧による突抜(突き抜け)電圧により、突抜誤差が生じることが分かった。
そこで本発明は、電気光学装置の突抜誤差を低減し、階調精度を向上させることを目的とする。また、電気光学装置の画質の均一性を向上させることを目的とする。
(1)本発明に係る電子装置は、電子装置であって、複数の第1の信号線と、複数の第2の信号線と、複数の単位回路と、を含み、上記複数の単位回路の各々は、第1のゲートと第1の端子と第2の端子と上記第1の端子と上記第2の端子との間に設けられたチャネル領域とを備えた第1のトランジスタと、電気光学素子と、を備え、第1の期間に、上記第1のゲートのゲート電圧は、第1の電圧レベルに設定され、第2の期間に、上記第1のゲートの上記ゲート電圧は、第2の電圧レベルに設定され、上記第2の期間に、上記第2の電圧レベルに対応する電圧レベルを有する駆動電圧又は電流レベルを有する駆動電流が上記電気光学素子に供給され、上記第1のゲートの上記ゲート電圧の上記第1の電圧レベルから上記第2の電圧レベルへ変化させ、上記第1のゲートに接続された調整手段を含むこと、を特徴とする。
かかる構成によれば、上記調整手段により電気光学素子に供給される電流量の変化が低減され、輝度の安定化を図ることができる。
例えば、上記電子装置において、上記第1の電圧レベルに設定は、上記複数の第2の信号線のうちの1つの第2の信号線を解して供給されるデータ信号により設定される。
例えば、上記電子装置において、上記第1の期間は、上記1つの第2の信号線と上記第1のゲートとが電気的に接続される第3の期間を含み、上記第3の期間における上記第1のゲートの上記ゲート電圧は、上記第1の電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルであり、上記1つの第2の信号線と上記第1のゲートとが電気的に切断された後に、上記第1の電圧レベルになる。
例えば、上記電子装置において、上記複数の単位回路の各々は、さらに上記第1のゲートと上記第1の端子との電気的接続を制御する第2のトランジスタを含み、上記第3の期間において、上記第2のトランジスタはオン状態であり、上記第3の期間の終了後、上記第2のトランジスタがオン状態からオフ状態になるときに、上記ゲート電圧は、上記第3の電圧レベルから上記第1の電圧レベルに変化する。
例えば、上記電子装置において、上記第1の電圧レベルに対応する上記第1のトランジスタの第1の導通状態は、上記第2の電圧レベルに対応する第2の導通状態より、低い導通状態である。
例えば、上記電子装置において、上記第1の電圧レベルに対応する上記第1のトランジスタの第1の導通状態は、上記第3の電圧レベルに対応する上記第1のトランジスタの第3の導通状態よりも低い導通状態である。
例えば、上記電子装置において、上記調整手段は、容量カップリングにより、上記ゲート電圧を上記第1の電圧レベルから上記第2の電圧レベルに変化させる。
なお、本明細書の「実施の形態」を参酌すれば、上記課題の解決手段として、以下の(2)〜(5)に記載の手段も考えられる。
(2)本発明に係る電気光学装置は、基準電圧と、第1ノードとの間に接続された第1トランジスタと、上記第1ノードに接続された電気光学素子と、上記第1トランジスタのゲート端子と基準電圧との間に接続された保持キャパシタと、上記第1ノードに接続された一定電流を出力する定電流源と、上記第1トランジスタのゲート端子と上記第1ノードとの間に接続された第2トランジスタと、上記第1トランジスタのゲート端子にその一端が接続された付加キャパシタと、を有する。
かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する期間の後に、第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が変化する際、保持キャパシタの電荷量(第1トランジスタのゲート電位)の変化が、付加キャパシタによるカップリングを通じて低減され(突抜誤差が低減され)、第1トランジスタを介して電気光学素子に供給される電流量の変化が低減され、輝度の安定化を図ることができる。
ここで、「電気光学装置」とは、電気的作用によって発光するあるいは外部からの光の状態を変化させる電気光学素子を備えた装置一般をいい、自ら光を発するものと外部からの光の通過を制御するもの双方を含む。例えば、電気光学素子として、EL(エレクトロルミネッセンス)素子、液晶素子、電気泳動粒子が分散した分散媒体を有する電気泳動素子、電界の印加により発生した電子を発光板に当てて発光させる電子放出素子を備えたアクティブマトリクス型の表示装置等をいう。
(3)例えば、上記電気光学装置に、さらに、上記キャパシタと並列に接続された付加トランジスタを設けてもよい。かかる構成によれば、トランジスタ特性のばらつきによる第1トランジスタのゲート容量の変化に起因する突抜誤差を低減することができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、さらに、上記第1ノードと上記電気光学素子との間に第3トランジスタを有し、上記付加キャパシタの他端は、上記第3トランジスタのゲート端子に接続されている。かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する期間(第2トランジスタがオン状態)の後に、電気光学素子を発光させる(第3トランジスタをオンさせる)際、上記第2トランジスタと逆位相の電位が印加される第3トランジスタのゲート端子に、付加キャパシタの他端が接続されることとなり、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、第1期間に、上記保持キャパシタに電荷を保持させ、第2期間に、上記電気光学素子を発光させる電気光学装置であって、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、上記第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が、第1電位から第2電位に変化し、上記第3トランジスタのゲート端子に印加される電位が、上記第2電位から上記第1電位に変化する。かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する第1期間(第2トランジスタがオン状態)から、電気光学素子を発光させる第2期間(第3トランジスタがオン状態)への遷移の際、付加キャパシタの他端は、上記第2トランジスタのゲート端子と逆位相の電位が印加されるため、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、第1期間に、上記保持キャパシタに電荷を保持させ、第2期間に、上記電気光学素子を発光させ、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、上記第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が、第1電位から第2電位に変化する電気光学装置であって、上記付加キャパシタの他端は、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、印加される電位が上記第2電位から上記第1電位に変化する第2ノードに接続されている。このように、上記付加キャパシタの他端を、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、印加される電位が上記第2電位から上記第1電位に変化する第2ノードに接続すれば、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
(4)本発明に係る電気光学装置は、基準電圧と、第1ノードとの間に接続された第1トランジスタと、上記第1ノードに接続された電気光学素子と、上記第1トランジスタのゲート端子と基準電圧との間に接続された保持キャパシタと、上記第1ノードに接続された一定電流を出力する定電流源と、上記第1トランジスタのゲート端子と上記第1ノードとの間に接続された第2トランジスタと、上記第1トランジスタのゲート端子にその一端が接続された付加トランジスタと、を有する。
かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する期間の後に、第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が変化する際、保持キャパシタの電荷量(第1トランジスタのゲート電位)の変化が、付加トランジスタのゲート容量によるカップリングを通じて低減され、第1トランジスタを介して電気光学素子に供給される電流量の変化(突抜誤差)が低減され、輝度の安定化を図ることができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、さらに、上記第1ノードと上記電気光学素子との間に第3トランジスタを有し、上記付加トランジスタの一端はゲート端子であり、上記付加トランジスタのソース端子およびドレイン端子は、それぞれ上記第3トランジスタのゲート端子に接続されている。かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する期間(第2トランジスタがオン状態)の後に、電気光学素子を発光させる(第3トランジスタをオンさせる)際、上記第2トランジスタのゲート端子と逆位相の電位が印加される第3トランジスタのゲート端子に、付加トランジスタのソース端子およびドレイン端子が接続されることとなり、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、第1期間に、上記保持キャパシタに電荷を保持させ、第2期間に、上記電気光学素子を発光させる電気光学装置であって、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、上記第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が、第1電位から第2電位に変化し、上記第3トランジスタにのゲート端子印加される電位が、上記第2電位から上記第1電位に変化する。かかる構成によれば、保持キャパシタに電荷を保持する第1期間(第2トランジスタがオン状態)から、電気光学素子を発光させる第2期間(第3トランジスタがオン状態)への遷移の際、付加キャパシタの他端は、上記第2トランジスタのゲート端子と逆位相の電位が印加されるため、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
好ましくは、上記電気光学装置は、第1期間に、上記保持キャパシタに電荷を保持させ、第2期間に、上記電気光学素子を発光させ、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、上記第2トランジスタのゲート端子に印加される電位が、第1電位から第2電位に変化する電気光学装置であって、上記付加トランジスタの一端はゲート端子であり、上記付加トランジスタのソース端子およびドレイン端子は、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、印加される電位が上記第2電位から上記第1電位に変化する第2ノードに接続されている。このように、付加トランジスタのソース端子およびドレイン端子を、上記第1期間から上記第2期間への遷移の間に、印加される電位が上記第2電位から上記第1電位に変化する第2ノードに接続すれば、付加キャパシタによるカップリング効果を向上させることができる。
好ましくは、上記第1トランジスタは、Pチャネル型トランジスタである。かかる構成によれば、安定的なPチャネル型トランジスタの飽和領域を利用してトランジスタの駆動を行うことができる。
好ましくは、電気光学素子は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子である。これにより、有機EL素子の駆動を高品位に行うことが可能となる。
(5)本発明の電子機器は、上記電気光学装置を備える。ここで、「電子機器」とは、一定の機能を奏する機器一般をいい、その構成に特に限定が無いが、例えば、ICカード、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、リア型またはフロント型のプロジェクター、さらに表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、PDA、電子手帳等が含まれる。これにより、画像表示品質の高い電子機器が得られる。
以下、本発明の実施の形態(本発明を適用した電気光学装置例)を図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、電気光学装置の一例として有機EL表示装置を採り上げて説明を行う。なお、同一の機能を有するものには同一もしくは関連の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
<実施の形態1>
図1は、有機EL表示装置の電気的構成を示すブロック回路図である。図1に示す有機EL表示装置10は、表示パネル部11、制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14を含んで構成されている。
制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14は、それぞれ独立した電子部品によって溝成されていてもよい。例えば、制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14が、1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。また、制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14は、全部若しくは一部が一体となった電子部品として構成されていてもよい。例えば、表示パネル部11に、制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14が一体的に構成されていてもよい。制御回路12、走査ドライバ13及びデータドライバ14の全部若しくは一部がプログラマブルなIC(integrated circuit)チップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。
図2は、表示パネル部の回路構成を示すブロック回路図である。表示パネル部11は、図2に示すように、列方向に延在する複数のデータ線X1〜Xm(mは自然数)と、行方向に延在する複数の走査線Y1〜Yn(nは自然数)が配線されている。また、表示パネル部11は、複数のデータ線X1〜Xmと複数の走査線Y1〜Ynとの交差部に対応する位置に配列された複数の画素20を備えている。つまり、各画素20は、列方向に延在する複数のデータ線X1〜Xmと行方向に延在する複数の走査線Y1〜Ynとの間にそれぞれマトリクス状に配置され、しかも電気的に接続されている。各画素20は、有機材料から成る発光層を具備する有機EL素子21(図3参照)を有している。
図3は、画素(単位回路)20の電気的構成を示す回路図である。図3に示すように、画素20は、駆動トランジスタTdr、プログラム用トランジスタTprg、プログラム時選択トランジスタTsig、再生時選択トランジスタTrep及び保持キャパシタCsigを備えている。駆動トランジスタTdr、プログラム用トランジスタTprg、プログラム時選択トランジスタTsig及び再生時選択トランジスタTrepはPチャネルTFTより構成されている。プログラム用トランジスタTprg、プログラム時選択トランジスタTsig及び再生時選択トランジスタTrepをNチャネルTFTで構成してもよい。
駆動トランジスタTdrは、ドレイン(ノードVpx1、ドレイン端子)が再生時選択トランジスタTrepを介して有機EL素子21の陽極に接続されている。有機EL素子21の陰極は接地(Vss)されている。また、駆動トランジスタTdrのドレインは、プログラム時選択トランジスタTsigを介してデータ線Xmに接続されている。さらに、駆動トランジスタTdrは、ソース(ソース端子)が電源線L1に接続され、その電源線L1には有機EL素子21を駆動させるための駆動電圧(基準電圧、基準電圧)Vddが供給されている。さらに、駆動トランジスタTdrは、ゲート(ゲート端子)が保持キャパシタCsigの第1電極(一端)に接続され、その保持キャパシタCsigの第2電極(他端)は電源線L1に接続されている。プログラム用トランジスタTprgは、駆動トランジスタTdrのゲート・ドレイン間に接続されている。
ここで、本実施の形態の特徴は、駆動トランジスタTdrのゲートにその一端が接続された付加キャパシタCadd(例えば、34fF程度)を設けたことにある。付加キャパシタ(調整手段)Caddの他端は、第2の走査線Yn2に接続されている。
プログラム時選択トランジスタTsig及びプログラム用トランジスタTprgのゲートは、走査線(信号線)Ynを構成する第1の走査線Yn1に接続されている。そして、プログラム時選択トランジスタTsig及びプログラム用トランジスタTprgは、第1の走査線Yn1からのLレベルの第1走査信号SCn1に応答してオン状態になり、Hレベルの第1走査信号SCn1に応答してオフ状態になる。再生時選択トランジスタTrepのゲートは、走査線Ynを構成する第2の走査線Yn2に接続されている。そして、再生時選択トランジスタTrepは、第2の走査線Yn2からのLレベルの第2走査信号SCn2に応答してオン状態になり、Hレベルの第2走査信号SCn2に応答してオフ状態になる。
有機EL素子21は、駆動トランジスタTdrを介して供給される駆動電流Idr(供給電流Ioled)の大きさに応じた輝度で発光する。
次に、画素20の動作を簡単に説明する。
図4は、画素20のプログラム期間、発光(再生)期間、消去期間及び消灯の一連の動作を説明するためのタイムチャートである。
(プログラム期間)
いま、Lレベルの第1走査信号SCn1が出力されると、プログラム用トランジスタTprg及びプログラム時選択トランジスタTsigはオン状態に設定される。この際、Hレベルの第2走査信号SCn2が出力されていて、再生時選択トランジスタTrepはオフ状態に設定されている。このとき、データ線Xmにデータ電流Idmが供給される。そして、プログラム用トランジスタTprgがオン状態になることによって駆動トランジスタTdrはダイオード接続となる。その結果、そのデータ電流Idmが、駆動トランジスタTdr、プログラム時選択トランジスタTsigおよびデータ線Xmという経路で流れる。このとき、駆動トランジスタTdrのゲートの電位に対応した電荷が保持キャパシタCsigに蓄積される。
(発光期間)
この状態から、第1走査信号SCn1がHレベルとなり、第2走査信号SCn2がLレベルとなると、プログラム用トランジスタTprg及びプログラム時選択トランジスタTsigがオフ状態に設定され、再生時選択トランジスタTrepはオン状態に設定される。このとき、保持キャパシタCsigの電荷の蓄積状態は変化していないので、駆動トランジスタTdrのゲート電位は、データ電流Idmが流れたときの電圧に保持されている。従って、駆動トランジスタTdrのソース・ドレイン間には、そのゲート電圧に応じた大ききの駆動電流Idr(供給電流Ioled)が流れる。詳しくは、供給電流Ioledは、駆動トランジスタTdr、再生時選択トランジスタTrepおよび有機EL素子21という経路で流れる。これによって、有機EL素子21は、供給電流Ioled(データ電流Idm)に応じた輝度で発光する。なお、このとき、プログラム期間と発光期間の電流が流れる経路が相違し、それに伴う駆動トランジスタTdrの負荷特性が変わって動作点が変更するため、上述したようにデータ電流Idmの値毎に供給電流Ioledの変動する割合が相違する。
(消去期間)
有機EL素子21が発光し予め定めた時間経過すると、第2走査信号SCn2がHレベルとなり、再生時選択トランジスタTrepはオフ状態に設定される。従って、有機EL素子21は、この時点で供給電流Ioledが供給されなくなり、消灯する。続いて、第1走査信号SCn1がLレベルとなると、プログラム用トランジスタTprg及びプログラム時選択トランジスタTsigがオン状態に設定される。このとき、データ線Xmに駆動停止信号としての消灯信号Vsig(=電源電圧Vdd)が供給される。このとき、保持キャパシタCsigの第1電極に消灯信号Vsig(=Vdd)が供給される。駆動トランジスタTdrは、そのゲートがソースと同じ電位となってオフ状態になる。このとき、駆動トランジスタTdrのゲートの電位に対応した電荷が保持キャパシタCsigに蓄積される。
(消灯期間)
この状態から、第1走査信号SCn1がHレベルとなり、第2走査信号SCn2がLレベルとなると、プログラム用トランジスタTprg及びプログラム時選択トランジスタTsigがオフ状態に設定され、再生時選択トランジスタTrepはオン状態に設定される。このとき、保持キャパシタCsigの第1電極の電位は駆動トランジスタTdrのソースの電位と同じ電位に保持されているので、駆動トランジスタTdrはオフ状態に保持される。従って、上述した供給電流Ioledは流れないことから、有機EL素子21は、次のプログラム期間まで消灯し続ける。
従って、データ電流Idmを常に一定に保ち、発光期間を変更(消灯期間を変更、発光期間と消灯期間の比を調整)すれば、一定のデータ電流Idmで有機EL素子21の輝度を制御することができる。つまり、駆動トランジスタTdrの負荷特性が変わって動作点が変更することに伴う、データ電流Idmの値毎に供給電流Ioledの変動割合を考慮することなく階調制御することができる。この階調制御については、更に後述する。
(制御回路)
制御回路12は、図示しない外部装置から表示パネル部11に画像を表示するための画像信号(階調データ)D及びクロックパルスCPが入力される(図1参照)。本実施の形態では、制御回路12は、データドライバ14に出力する各画素20の画像信号(階調データ)Dを最も大きな値の階調データに補正しその補正した最も大きな値の階調データを基準階調データDSとしてそれぞれに出力する。ここで、階調データが「0」〜「63」階調とした場合、基準階調データは、「63」階調の階調データDとなる。従って、外部装置からの階調データDに関係なくデータドライバ14は基準階調データDs(63階調の階調データ)に基づくデータ電流Imaxをデータ線X1〜Xmに出力させて各画素20の有機EL素子21を最も明るく発光させることになる。そこで、制御回路12は、基準階調データDsに基づいて有機EL素子21を発光させても、画像信号(階調データ)Dに応じた輝度になるように発光期間を調整する。
詳述すると、制御回路12は、1フレームを複数のサブフレームに分けて、各画素20に対して画像信号Dに基づいて各サブフレームでの発光または消灯かの制御データを生成する。図5は、1フレームの構成(サブフレーム)を説明する図である。本実施の形態では、図5に示すように、中間調を64階調で表現するために1フレームを6つの第1〜第6サブフレームSF1〜SF6に区分している。そして、第1〜第6サブフレームSF1〜SF6の期間TL1〜TL6は、第1サブフレームSF1から順に「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、「32」としている。つまり、期間TL1〜TL6は、次のような比に設定されている。TL1:TL2:TL3:TL4:TL5:TL6=1:2:4:8:16:32
そして、階調データDが「63」階調の場合、第1〜第6サブフレームSF1〜SF6の全てを選択し、発光期間T(=TL1+TL2+TL3+TL4+TL5十TL6)でだけ発光させて、「63」階調の階調データDの輝度の発光が得られるようにする。そして、階調データDが「31」階調の場合、第1〜第5サブフレームSF1〜SF5を選択して、その発光期間T(=TL1+TL2+TL3+TL4+TL5)だけ発光させることによって、見かけ上、画素20を「31」階調の輝度の発光をさせる。因みに、階調データDが「12」階調の場合、第3サブフレームSF3、第4サブフレームSF4を選択して、その発光期間T(=TL3+TL4)だけ発光させることによって、画素20を「12」階調の輝度で発光をさせる。つまり、データ線X1〜Xmに対して「63」階調に対応する最も大きなデータ電流Imaxを供給し、その階調データDに応じて発光期間Tを変更することによって、画素20をその階調データDに対応する輝度で発光させる。
このため、制御回路12は、画素20毎にその画素20の階調データDに基づいて1フレームにおける発光させるサブフレームと発光させない(消灯させる)サブフレームの制御データを生成する。そして、制御回路12は、画素20に対して求めた制御データに基づいて、各サブフレームSF1〜SF6毎にそれぞれ走査線Y1〜Ynを走査するとき、該サブフレームを発光させる期間なのか消灯させる期間なのかを決定する制御信号SG1を、データドライバ14に出力する。そして、制御回路12は、各サブフレームSF1〜SF6において該サブフレームが発光させる期間の場合にはHレベルの制御信号SG1を、サブフレームを消灯させる期間の場合にはLレベルの制御信号SG1を出力する。
制御回路12は、クロックパルスCPに基づいて1フレームの第1〜第6サブフレームSF1〜SF6毎に各走査線Y1〜Ynを順次選択するタイミングを決めるための垂直同期信号VSYNCを生成し、走査ドライバ13に出力する。また、制御回路12は、クロックパルスCPに基づいて各データ線X1〜Xmに対応する基準階調データ及び制御信号SG1を出力するタイミングを決めるための水平同期信号HSYNCを生成し、データドライバ14に出力する。
(走査ドライバ)
走査ドライバ13は各走査線Y1〜Ynと接続されている。走査ドライバ13は、1フレームの各サブフレームSF1〜SF6において、垂直同期信号VSYNCに基づいて各走査線Y1〜Ynの中の1本を適宜選択して1行分の画素20群を選択する。各走査線Y1〜Ynは、それぞれ第1の走査線Y11〜Yn1と第2の走査線Y12〜Yn2とから構成されている。そして、走査ドライバ13は、各サブフレームSF1〜SF6において、第1の走査線Y11〜Yn1を介して画素20のプログラム用トランジスタTprg及びプログラム時選択トランジスタTsigに第1走査信号SC11〜SCn1をそれぞれ供給する。また、走査ドライバ13は、各サブフレームSF1〜SF6において、第2の走査線Y12〜Yn2を介して画素20の再生時選択トランジスタTrepに第2走査信号SC12〜SCn2をそれぞれ供給する。
(データドライバ)
データドライバ14は、制御回路12からの水平同期信号HSYNC、基準階調データDs及び制御信号SG1が入力される。データドライバ14は、各データ線X1〜Xmに対して単一ライン駆動回路25を備え、各単一ライン25に水平同期信号HSYNCに同期して対応する基準階調データDsが順番に入力される。各単一ライン騒動回路25は、図3に示すように、データ電流生成回路25a、消灯信号生成回路(駆動停止信号生成回路)25b、切替回路25cを備えている。データ電流生成回路25aは、制御回路12から出力される基準階調データDsに基づいてデータ電流を生成する。各データ電流生成回路25aはデジタル/アナログ変換回路を有し、例えば8ビットの階調データをデジタル/アナログ変換して0〜63階調のアナログ電流をデータ電流Id1〜Idmとしてそれぞれ生成する。なお、本実施の形態では、各単一ライン駆動回路25は、制御回路12から全て同じ値の基準階調データDsが供給されるようになっている。詳述すると、制御回路12から各単一ライン駆動回路25のデータ電流生成回路25aに出力される基準階調データDsは、最も大きな値(最も大きな階調データD)がそれぞれに出力される。従って、各単一ライン駆動回路25は、全て同じ値の最も大きな電流値のデータ電流Id1〜Idm(=Imax)を生成する。言い換えれば、各単一ライン駆動回路25は、定電流源となる。
消灯信号生成回路25bは、本実施の形態では電源線L1に供給される駆動電圧Vddが印加され、その駆動電圧Vddを消灯信号Vsigとして出力する。
切替回路25cは、第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2を有している。第1スイッチQ1は、データ線xmとデータ電流生成回路25aとの間に接続されている。第1スイッチQ1は、本実施の形態ではNチャネルFETで構成され、そのゲートに制御回路12から制御信号SG1が入力される。そして、Hレベルの制御信号SG1が入力された時、各単一ライン駆動回路25の第1スイッチQ1はオン状態になりデータ電流生成回路25aからのデータ電流Id1〜Idm(=Imax)をそれぞれ対応するデータ線X1〜Xmに出力する。反対に、Lレベルの制御信号SG1が入力された時、各単一ライン駆動回路25の第1スイッチQ1はオフ状態になりそれぞれ対応するデータ線X1〜Xmへのデータ電流Id1〜Idm(=Imax)の供給を遮断する。
第2スイッチQ2は、データ線Xmと消灯信号生成回路25bとの間に接続されている。第2スイッチQ2は、本実施の形態ではPチャネルFETで構成され、そのゲートに制御回路12から制御信号SG1が入力される。そして、Lレベルの制御信号SG1が入力された時、各単一ライン駆動回路25の第2スイッチQ2はオン状態になり消灯信号生成回路25bからの消灯信号Vsigをそれぞれ対応するデータ線X1〜Xmに出力する。反対に、Hレベルの制御信号SG1が入力された時、各単一ライン駆動回路25の第2スイッチQ2はオフ状態となりそれぞれ対応するデータ線X1〜Xmへの消灯信号Vsigの供給を遮断する。
次に、上記のように構成した有機EL表示装置10の動作について説明する。
制御回路12は、1フレームの画像信号Dを入力する。制御回路12は、1フレームの画像信号Dに基づいて各画素20について第1〜第6サブフレームSF1〜SF6の中で、発光させるサブフレームと発光させないサブフレームの制御データを作成する。
次に、制御回路12は、垂直同期信号VSYNCを走査ドライバ13に、水平同期信号HSYNCをデータドライバ14に出力する。走査ドライバ13は、垂直同期信号VSYNCに基づいて第1サブフレームSF1のための第1走査信号SC11〜SCn1及び第2走査信号SC12〜SCn2を順次生成し各走査線Y1〜Ynを順番に選択していく。
一方、データドライバ14は、各走査線Y1〜Ynが選択される毎に、その選択された走査線上の各画素20についてこの第1サブフレームSF1の期間TL1において発光させるかどうかの制御信号SG1と基準階調データDsを制御回路12から入力する。各単一ライン駆動回路25のデータ電流生成回路25aは、基準階調データDsに基づいて同じ電流値のデータ電流Imaxを生成する。また、各単一ライン駆動回路25の切替回路25cには、画素20を発光させるHレベルの制御信号SG1、または、画素20を発光させないLレベルの制御信号SG1のいずれかが入力される。そして、発光させる画素20のデータ線にはデータ電流Imaxが、発光させない画素20のデータ線には消灯信号Vsigが、それぞれ供給される。
そして、発光させる画素20にデータ電流Imaxが供給され、発光させない画素20に消灯信号Vsigが供給されると、走査ドライバ13は、第2走査信号に基づいて再生時選択トランジスタTrepをオン状態にさせる。再生時選択トランジスタTrepのオン状態に基づいて、データ電流Imaxが供給された画素20の有機EL素子21は、駆動電流Idr(供給電流Ioled)が供給されて発光する。また、消灯信号Vsigが供給された画素20の有機EL素子21は、駆動トランジスタTdrがオフ状態になるので電流Ioledが供給されず発光しない。なお、この状態は、次の第2サブフレームSF2における選択まで保持される。
走査ドライバ13が次の走査線の選択に移ると、新たに選択された走査線上の各画素20について上記と同様な動作を行い、各画素20は、それぞれの制御信号SG1に基づいてデータドライバ14からデータ電流Imaxまたは消灯信号Vsigのいずれかが供給される。そして、各画素20は、供給されてデータ電流Imaxまたは消灯信号Vsigに基づいて発光または消灯する。
第1サブフレームBF1の最後の走査線上の各画素20へのデータ電流Imaxまたは消灯信号Vsigの供給が終了すると、走査ドライバ13は、第2サブフレームのための第1走査信号SC11〜SCn1及び第2走査信号SC12〜SCn2を順次生成し各走査線Y1〜Ynを順番に選択していく。一方、制御回路12は上記と同様に、選択される走査線上の各画素20の第2サブフレームSF2における制御信号SG1及び基準階調データDsをそれぞれ出力する。そして、データドライバ14は、走査線が選択される毎に、その選択された走査線上の各画素20に対して各画素20に対する制御信号SG1に基づいてデータ電流Imaxまたは消灯信号Vsigを供給する。そして、選択された走査線上の各画素20は、上記と同様に、供給されたデータ電流Imaxまたは消灯信号Vsigに基ついて発光または消灯する。
以後、第3サブフレームSF3〜第6サブフレームSF6のそれぞれについても、同様な動作が繰り返されて1フレームの画像が表示パネル部11の各画素20によって表現される。そして、1フレームの画像表示動作が終了すると、次の1フレームのための画像表示動作が同様に行われる。
従って、例えば、階調データDが「63」階調の画素20の場合、供給されたデータ電流Imaxに基づいて第1〜第6サブフレームSF1〜SF6の全てのフレームで発光し、その発光期間TはT=TLl+TL2+TL3+TL4+TL5+TL6となる。また、階調データDが「15」階調の画素20の場合、供給されたデータ電流Imaxに基づいて第1〜第4サブフレームSF1〜SF4で発光し、第5及び第6サブフレームSF5、SF6で消灯し、その発光期間TはT=TLl+TL2十TL3+TL4となる。さらに、階調データDが「3」階調の画素20の場合、供給されたデータ電流Imaxに基づいて第1及び第2サブフレームSF1、SF2で発光し、第3〜第6サブフレームSF3〜SF6で消灯し、その発光期間TはT=TLl+TL2となる。さらに、階調データDが「6」階調の画素20の場合、供給されたデータ電流Imaxに基づいて第2及び第3サブフレームSF2、SF3で発光し、第1、第4〜第6サブフレームSF1、SF4〜SF6で消灯し、その発光期間TはT=TL2+TL3となる。つまり、データ線X1〜Xmに「63」階調に対応する最も大きなデータ電流Imaxを供給し、その階調データDに応じて発光期間Tを変更することによって、画素20をその階調データDに対応する輝度で見かけ上、発光させる。
すなわち、本実施の形態の有機EL表示装置10は、一定値の駆動電流を供給し、かつ当該駆動電流の供給期間を可変に設定することによって階調制御をして有機EL素子(電気光学素子)を駆動している。
(検討事項)
次いで、本発明者らの検討事項について説明する。即ち、図3に示した画素20の回路図のうち、本願発明の特徴である付加キャパシタCaddを用いなかった場合(以下「検討回路」という)の過渡電流波形について説明する。
まず、検討回路の電流均一化時間階調方法の動作点について説明する。図6に、電流均一化時間階調方法の動作点を示す。図示するように、プログラム期間では、駆動トランジスタTdrのゲートとドレインを接続してダイオード接続とするので、トランジスタ特性のVgs=Vdsカーブの上に、動作点がくる。また、このとき、Isigを強制的に流すので、Idr=Isigの目盛の上に、動作点がくる。従って、これらの交点(「Program」)が動作点となる。次に、発光期間(再生期間)では、VgsをCsigに保持してあるので、駆動トランジスタTdrのIds−Vds特性カーブ上を、動作点が動く。また、このとき、有機EL素子21を直列に接続するので、有機EL素子21特性(「OLED」)上に、動作点がくる。結局これらの交点(「Reproduce Ideal」)が動作点となり、このときのIdrがIoledとなる。駆動トランジスタTdrのIds−Vds特性カーブは飽和領域にあたるので、おおよそフラットであり、ほぼIoledはIsigと同程度と理想的になる。このときの理想的な動作点(「Reproduce Ideal」)を、図6に示す。
しかしながら、本発明者らが、実際に回路シミュレーションを行い検討したところ、必ずしもIoled=Isigとならないことが判明した。図7に、検討回路の電流均一化時間階調方法の過渡電流波形を示す。即ち、プログラム期間では、Ioled=Isigとなっているものの、発光(再生)動作では、IoledはIsigと大きく異なることがわかる。これは突抜(突き抜け)電圧によるもので、「突抜誤差」と呼ぶ。なお、この突き抜け電圧が印加されている間(突抜誤差が生じている間)を一定の期間(第3期間)と考えることができる。即ち、プログラム期間(第1期間)から発光期間(第2期間)へと遷移する際に、SCn1はLレベル(低電位)からHレベル(高電位)へと増加するので、プログラム用トランジスタTprgのゲート容量のカップリングを通じて、保持キャパシタCsigに保持した、駆動トランジスタTdrのゲートの電位Vgsに対応した電荷が増加する。駆動トランジスタTdrはPチャネルTFTであるので、Vgsが増加するとIdrは減少する。即ち、「突抜誤差」は、Idrの減少(変動)と言える。図7においては、突抜誤差は31.9%にも達している。このときの実際の動作点を、「Reproduce Actual」として、図6に示す。なお、より低移動度のTFTであれば、駆動能力を確保するためにより大きいサイズとなるので、より大きな突抜誤差が生じる。なお、図7において、縦軸はIdr(μA)を横軸は時間t(μs)を示し、プログラム期間を「Program」と、発光(再生)期間を「Reproduce」として示す(図8、図9、図11について同じ)。
そこで、本実施の形態においては、図3を参照しながら説明したように、駆動トランジスタTdrのゲートと第2の走査線Yn2との間に、付加キャパシタCaddを付加した。前述した通り、プログラム期間から発光期間へと遷移する際に、SCn1はLレベル(低電位)からHレベル(高電位)へと増加するので、プログラム用トランジスタTprgのゲート容量のカップリングを通じて、保持キャパシタCsigに保持した電荷(Vgs)が増加する。これに対し、第2走査線Yn2(SCn2)はHレベル(高電位)からLレベル(低電位)へと減少するので、付加キャパシタCaddのカップリングを通じて、保持キャパシタCsigに保持した電荷(Vgs)が減少する。
結果として、逆方向に変化するふたつのパルス電圧(第1走査線と第2走査線の電位)による相補的な突抜電圧がキャンセルされるので、突抜誤差が低減される。ここで、付加キャパシタCaddの容量値は、あらかじめ回路シミュレーションで最適化しておくことが好ましい。図8に、本実施の形態(付加容量型補償方式)の過渡電流波形を示す。図示するように、発光期間において、突抜誤差が低減され、ほぼIoledはIsigと同程度となっている。ここでは、突抜誤差が0.1%まで低減(改善)されている。なお、Initialは、図7に示すItft(0〜4μs)である(図9、図11について同じ)。
このように、本実施の形態によれば、駆動トランジスタTdrのゲート端子にその一端が接続された付加キャパシタCaddを設け、さらに、その他端を、プログラム用トランジスタTprgと逆位相の電位が印加されるノード、例えば、再生用選択トランジスタTrepのゲート端子(Yn2)に接続したので、突抜誤差を低減することができる。即ち、駆動電流Idrの変化を低減することができる。また、輝度の安定化を図ることができる。即ち、階調精度を向上させることができ、電気光学装置の画質の均一性を向上させることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2においては、TFT特性の変動対策について説明する。即ち、移動度や閾値電圧といったTFT特性が変動すると、プログラム用トランジスタTprgのゲート容量からの突抜電圧も変動する。しかしながら、実施の形態1の回路(図3参照)では、付加キャパシタCaddは一定であるからそれからの突抜電圧は変動しない。よって、TFT特性が大きく変動するときは、突抜誤差が増加する懸念がある。TFT特性が変化した場合の過渡電流波形を、図9の右側に示す。ここでは、閾値電圧が0.1V変動した場合の、過渡電流波形を示す。図9に示すように、この場合、突抜誤差が、0.6%まで増加している。この0.6%の輝度誤差は、視認できる輝度誤差である。
そこで、本実施の形態においては、付加キャパシタCaddによる突抜電圧のキャンセルに加え、付加トランジスタTaddを組み込むことで、さらなる突抜誤差の低減を図る。
図10に、付加トランジスタ型補償方式の画素回路を示す。ここでは、図3を参照しながら説明した付加キャパシタCadd(例えば、34fF)の一部を付加トランジスタTaddで構成する。即ち、付加キャパシタCadd(27fF)と付加トランジスタTaddとの並列容量の一端を、駆動トランジスタTdrのゲートに接続する。さらに、他端を、第2の走査線Yn2に接続する。なお、他の構成およびその動作は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
上記並列容量を用いた場合には、TFT特性が変動し、プログラム用トランジスタTprgのゲート容量による突抜電圧が変動した場合、付加トランジスタTaddのゲート容量からの突抜電圧も同様に変動する。結果として、付加キャパシタCaddによる突抜電圧のキャンセルに加え、TFT特性の変動に起因する突抜誤差は、付加トランジスタTaddによりキャンセル(相殺、補償)することができる。
ここで、付加トランジスタTaddのサイズは回路シミュレーションで最適化しておくことが好ましい。図11に、付加TFT型補償方式の過渡電流波形を示す。ここでは、閾値電圧が0.1V変動した場合の、過渡電流波形を示す。図10の右側に示すように、この場合、突抜誤差が、0.1%のまま増加していない。よって、TFT特性が変動しても、突抜誤差を視認不可な領域まで、低減することができる。なお、この回路シミュレーションには、本発明者らが開発した電圧依存性と周波数依存性を再現するTFTの容量モデルを使用した(IEEE Trans. Computer-Aided Design of ICAS, vol. 21, no. 9, pp. 1101-1104, Sep. 2002参照)。
このように、本実施の形態によれば、駆動トランジスタTdrのゲート端子にその一端が接続された上記並列容量を設け、さらに、その他端を、プログラム用トランジスタTprgと逆位相の電位が印加されるノード、例えば、再生用選択トランジスタTrepのゲート端子(Yn2)に接続したので、突抜誤差を低減することができる。即ち、駆動電流Idrの変化を低減することができる。また、輝度の安定化を図ることができる。即ち、階調精度を向上させることができ、電気光学装置の画質の均一性を向上させることができる。
<実施の形態3>
実施の形態2においては、付加キャパシタCadd(27fF)と付加トランジスタTaddとの並列容量を用いたが、付加トランジスタTaddのみを用いてもよい。
図12に、付加トランジスタ型補償方式の他の画素回路を示す。図3を参照しながら説明した、付加キャパシタCadd(34fF)を付加トランジスタTaddで構成する。即ち、付加トランジスタTaddの一端(ゲート端子)を、駆動トランジスタTdrのゲートに接続する。さらに、他端(ソースおよびドレイン端子)を、第2の走査線Yn2に接続する。なお、他の構成およびその動作は実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
上記付加トランジスタTaddを用いた場合も、TFT特性が変動し、プログラム用トランジスタTprgのゲート容量による突抜電圧が変動した場合、付加トランジスタTaddのゲート容量による突抜電圧も同様に変動する。結果として、TFT特性が変動に起因する突抜誤差は、付加トランジスタTaddによりキャンセル(相殺、補償)することができる。また、付加トランジスタTaddのゲート容量を調整することで、付加トランジスタTaddに実施の形態1の付加キャパシタCaddの役割を持たせることができる。従って、付加トランジスタTaddにより、実施の形態1で説明した突抜電圧のキャンセルも行うことができる。即ち、付加トランジスタTaddのサイズを、回路シミュレーションで最適化しておくことで、実施の形態1で説明した突抜電圧のキャンセルおよびTFT特性の変動に起因する突抜電圧のキャンセルを行うことができる。
このように、本実施の形態によれば、駆動トランジスタTdrのゲート端子にその一端が接続された付加トランジスタTaddを設け、さらに、その他端を、プログラム用トランジスタTprgと逆位相の電位が印加されるノード、例えば、再生用選択トランジスタTrepのゲート端子(Yn2)に接続したので、突抜誤差を低減することができる。即ち、駆動電流Idrの変化を低減することができる。また、輝度の安定化を図ることができる。即ち、階調精度を向上させることができ、電気光学装置の画質の均一性を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜3で説明した単一ライン駆動回路25は回路の一例であり、これのみに限定されるものではない。また、画素20においても、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
要は、基準電圧Vddと、ノードVpx1との間に接続された駆動トランジスタTdrと、ノードVpx1に接続された有機EL素子21と、駆動トランジスタTdrのゲートと基準電圧Vddとの間に接続された保持キャパシタCsigと、ノードVpx1に接続された一定電流を出力する定電流源(例えば、単一ライン駆動回路25)と、駆動トランジスタTdrのゲートとノードVpx1との間に接続されたプログラム用トランジスタTprgとを有する画素(回路)20の駆動トランジスタTdrのゲートにその一端が接続された付加キャパシタCadd(もしくは並列容量、ゲート容量)等を付加する構成であればよい。
また、実施の形態1〜3においては、付加キャパシタCadd等の一端を第2走査線Yn2に接続したが、かかる信号線に限定されず、第1走査線Yn1と逆位相の電位が印加されるノード(信号線)に接続することで同様の効果を奏する。また、HレベルとLレベルの中間電位に接続してもよい。但し、逆位相の電位が印加されるノードに接続した方が、上記キャンセル効果(カップリング効果)は大きくなる。
次に、図13乃至図17を参照しながら、電気光学装置100を備える電子機器の具体例について説明する。図13はテレビジョンへの適用例を示す。テレビジョン550は、本発明の電気光学装置100を備えている。図14はロールアップ式テレビジョンへの適用例を示す。ロールアップ式テレビジョン560は、本発明の電気光学装置100を備えている。図15は携帯電話への適用例を示す。携帯電話530は、アンテナ部531、音声出力部532、音声入力部533、操作部534、及び本発明の電気光学装置100を備えている。図16はビデオカメラへの適用例である。ビデオカメラ540は、受像部541、操作部542、音声入力部543、及び本発明の電気光学装置100を備えている。図17は、モバイル型パーソナルコンピュータ100を示す。モバイル型パーソナルコンピュータ100は、キーボード101を備えた本体部102と、有機EL表示装置10を用いた表示ユニット103とを備えている。
尚、電子機器は、これらに限定されず、表示機能を有する各種の電子機器に適用可能である。例えばこれらの他に、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイなども含まれる。また、本発明は、上述した実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した各実施の形態では、電気光学素子として、有機EL素子を例示していたが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、例えば、無機EL素子、液晶素子、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)等、各種の電気光学装置(表示装置)に適用することが可能である。
有機EL表示装置の電気的構成を示すブロック回路図である。 表示パネル部の回路構成を示すブロック回路図である。 実施の形態1の画素の回路図である。 画素のプログラム期間、発光期間、消去期間及び消灯期間の一連の動作を説明するためのタイムチャートである。 1フレームの構成(サブフレーム)を説明する図である。 電流均一化時間階調方法の動作点を示す図である。 電流均一化時間階調方法の検討回路の過渡電流波形を示す図である。 実施の形態1(付加容量型補償方式)の過渡電流波形を示す図である。 TFT特性が変化した場合の過渡電流波形を示す図である。 実施の形態2(付加トランジスタ型補償方式)の画素回路を示す図である。 実施の形態2(付加トランジスタ型補償方式)の過渡電流波形を示す図である。 実施の形態3(付加トランジスタ型補償方式)の画素回路を示す図である。 電気光学装置を備えたテレビジョンの斜視図である。 電気光学装置を備えたロールアップ式テレにジョンの斜視図である。 電気光学装置を備えた携帯電話の斜視図である。 電気光学装置を備えたビデオカメラの斜視図である。 電気光学装置を備えたパーソナルコンピュータの斜視図である。
符号の説明
10…有機エレクトロルミネッセンス表示装置(電気光学装置)、11…表示パネル部、12…制御回路、13…走査ドライバ、14…データドライバ、20…画素、21…有機エレクトロルミネッセンス素子(電気光学素子)、25…単一ライン駆動回路、25a…データ電流生成回路、25b…消灯信号生成回路、25c…切替回路、Cadd…付加キャパシタ、Csig…保持キャパシタ、D…階調データ、Idr…駆動電流、Imax…データ電流、Ioled…供給電流、Q1…第1スイッチ、Q2…第2スイッチ、SCn1…第1走査信号、SCn2…第2走査信号、Tadd…付加トランジスタ、Tdr…駆動トランジスタ、Tprg…プログラム用トランジスタ、Tsig…プログラム時選択トランジスタ、Trep…再生時選択トランジスタ、Vsig…駆動停止信号、X1〜Xm…データ線、Y1〜Yn…走査線、Yn1…第1の走査線、Yn2…第2の走査線

Claims (7)

  1. 電子装置であって、
    複数の第1の信号線と、
    複数の第2の信号線と、
    複数の単位回路と、を含み、
    前記複数の単位回路の各々は、
    第1のゲートと第1の端子と第2の端子と前記第1の端子と前記第2の端子との間に設けられたチャネル領域とを備えた第1のトランジスタと、電気光学素子と、を備え、
    第1の期間に、前記第1のゲートのゲート電圧は、第1の電圧レベルに設定され、
    第2の期間に、前記第1のゲートの前記ゲート電圧は、第2の電圧レベルに設定され、
    前記第2の期間に、前記第2の電圧レベルに対応する電圧レベルを有する駆動電圧又は電流レベルを有する駆動電流が前記電気光学素子に供給され、
    前記第1のゲートの前記ゲート電圧を前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルへ変化させ、前記第1のゲートに接続された調整手段を含むこと、
    を特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、
    前記第1の電圧レベルに設定は、前記複数の第2の信号線のうちの1つの第2の信号線を解して供給されるデータ信号により設定されること、
    を特徴とする電子装置。
  3. 請求項2に記載の電子装置において、
    前記第1の期間は、前記1つの第2の信号線と前記第1のゲートとが電気的に接続される第3の期間を含み、
    前記第3の期間における前記第1のゲートの前記ゲート電圧は、前記第1の電圧レベルとは異なる第3の電圧レベルであり、
    前記1つの第2の信号線と前記第1のゲートとが電気的に切断された後に、前記第1の電圧レベルになること、
    を特徴とする電子装置。
  4. 請求項3に記載の電子装置において、
    前記複数の単位回路の各々は、さらに前記第1のゲートと前記第1の端子との電気的接続を制御する第2のトランジスタを含み、
    前記第3の期間において、前記第2のトランジスタはオン状態であり、
    前記第3の期間の終了後、前記第2のトランジスタがオン状態からオフ状態になるときに、前記ゲート電圧は、前記第3の電圧レベルから前記第1の電圧レベルに変化すること、
    を特徴とする電子装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子装置において、
    前記第1の電圧レベルに対応する前記第1のトランジスタの第1の導通状態は、前記第2の電圧レベルに対応する第2の導通状態よりも、低い導通状態であること、
    を特徴とする電子装置。
  6. 請求項3又は4に記載の電子装置において、
    前記第1の電圧レベルに対応する前記第1のトランジスタの第1の導通状態は、前記第3の電圧レベルに対応する前記第1のトランジスタの第3の導通状態よりも、低い導通状態であること、
    を特徴とする電子装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の電子装置において、
    前記調整手段は、容量カップリングにより、前記ゲート電圧を前記第1の電圧レベルから前記第2の電圧レベルに変化させること、
    を特徴とする電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004341351A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置
JP2005134462A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器

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