JP2008039836A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録材が連れ重送した場合に定着器に巻きつく恐れが無い場合はそのまま排紙し、定着器に巻きつく恐れがある場合のみ画像形成装置の動作を停止することによりユーザの手を煩わせる作業を最小限にすることができる画像形成装置をコストアップすることなく提供する。
【解決手段】 給搬送部で記録材の長さを検知する手段を使って記録材の連れ重送を検知し、連れ重送が発生した場合には記録材上に形成している画像のデータを調べて、定着器に巻きつく恐れが無い場合はそのまま記録材を排紙し、定着器に巻きつく恐れがある場合のみ画像形成装置の動作を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置では、記録材の搬送経路内で記録材が折れ曲がって詰まるジャムや、記録材がずれた状態で2枚重なった状態で搬送される連れ重送が発生した場合、その時点で画像形成動作を即座に停止するようになっていた。そして、ユーザにより搬送途中で停止している記録材が全て取り去られると、印字動作を再開するようになっていた。
しかしながら、連れ重送については、記録材が装置内に引っかかるといった不具合は発生せず、そのまま排紙を継続すれば、排紙が完了するものであり、必ずしも印字動作を即座に停止させユーザの手を煩わせる必要はない。連れ重送は給紙部で記録材の長さを計測し、計測値が設定値よりも長くなっていれば連れ重送と判断できる。
そこで、連れ重送が発生した場合には印字動作をすぐには停止せず、連れ重送した記録材をそのまま排紙し、本来印字すべき画像は次の記録材に印字するような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−99246号公報
一般に電子写真方式の画像形成装置では記録材が定着器へ巻きつくのを防止するために記録材の先端と画像の先端との間には余白が必要である。
ところが、重送を検知した時にはすでに記録材へ画像形成が始まっているような画像形成装置では、図6のような画像を形成する時に、図7のように記録材1,2が連れ重送した場合、それぞれの記録材には図8のような画像が形成される。すなわち、遅れて給紙された記録材2には余白無しで画像が形成されてしまう。この時形成された画像が高印字率であると遅れて給紙された記録材2は定着器へ巻き付き、最初に給紙された記録材1のみが排紙されるということになる。そしてこの場合、記録材2が定着器に巻きついたことは検知できない。
たとえ、排紙部で計測した記録材の長さと、給紙部で計測した記録材の長さが異なることから定着器への巻き付きが検知できたとしてもすでに記録材は定着器に巻きついておりユーザに非常に困難なジャム処理を強いるか最悪の場合は定着器の交換ということになってしまう。
また、記録材の厚みの変化や光を照射した時の透過率の変化から重送を検知するセンサを設ければ記録材への画像形成前に画像形成動作を止めることができるが、これは重送検知のために新たなセンサを設けなければならずコストアップを招いてしまう。
以上のことを鑑み、本出願にかかる目的は、記録材が連れ重送した場合に定着器に巻きつく恐れが無い場合はそのまま排紙し、定着器に巻きつく恐れがある場合のみ記録材の搬送を停止することによりユーザの手を煩わせる作業を最小限にすることができる画像形成装置をコストアップすることなく提供することにある。
上述の目的を達成するための請求項1に係る本発明は、
画像データに基づいて記録材上にトナー像を形成し、定着手段によって定着することで画像を得る画像形成装置であって、所定の大きさにカットされた複数枚の用紙を順次一枚づつ送り出す記録材給搬送部を有し、記録材の連れ重送を検知する検知手段を備えた画像形成装置において、記録材の連れ重送を検知した時に、前記画像データから算出された巻き付き係数と、あらかじめ設定されている所定の値との比較を行い、画像形成装置の動作を停止するか、記録材を画像形成装置外に排出する動作を行うかを切り替えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記巻き付き係数は画像データの主走査方向の全域と副走査方向の所定の距離とから構成される領域内にある全画像データの平均値であることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記連れ重送検知手段は、画像形成装置の給搬送部に設けられた記録材の先端部及び後端部を検知する機械式または光学式のレジストセンサであることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記連れ重送検知は、給搬送部で計測した記録材の長さとあらかじめ画像形成装置に設定された記録材の長さとの差から判断されることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記巻き付き係数と比較される所定の値は記録材の坪量に応じて変更されることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は複数色の現像装置を備えたカラー画像形成装置であることを特徴とする。
請求項7にかかる本発明は、画像データに基づいて記録材上にトナー像を形成し、定着手段によって定着することで画像を得る画像形成装置であって、所定の大きさにカットされた複数枚の用紙を順次一枚づつ送り出す記録材給搬送部を有し、記録材の連れ重送を検知する検知手段を備えた画像形成装置において、記録材の連れ重送を検知した時に、連れ重送した記録材どうしのずれ量を算出し、そのずれ量を元に求められた巻き付き係数と、あらかじめ設定されている所定の値との比較を行い、画像形成装置の動作を停止するか、記録材を画像形成装置外に排出する動作を行うかを切り替えることを特徴とする。
請求項8にかかる発明は請求項7に記載の画像形成装置において、前記巻き付き係数は画像データの主走査方向の全域と副走査方向の所定の距離とから構成される領域内にある全画像データの平均値であることを特徴とする。
請求項9にかかる発明は請求項8に記載の画像形成装置において、前記連れ重送検知手段は、画像形成装置の給搬送部に設けられた記録材の先端部及び後端部を検知する機械式または光学式のレジストセンサであることを特徴とする。
請求項10にかかる発明は請求項8に記載の画像形成装置において、前記記録材のずれ量は、給搬送部で計測した記録材の長さとあらかじめ画像形成装置に設定された記録材の長さとの差から算出されることを特徴とする。
請求項11にかかる発明は請求項8に記載の画像形成装置において、前記巻き付き係数と比較される所定の値は記録材の坪量に応じて変更されることを特徴とする。
請求項12にかかる発明は請求項8に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は複数色の現像装置を備えたカラー画像形成装置であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、給搬送部で記録材の長さを検知する手段を使って記録材の連れ重送を検知し、連れ重送が発生した場合には記録材上に形成している画像のデータを調べて、定着器に巻きつく恐れが無い場合はそのまま記録材を排紙し、定着器に巻きつく恐れがある場合のみ画像形成装置の動作を停止することによりユーザの手を煩わせる作業を最小限にすることができる画像形成装置をコストアップすることなく提供できる。
(実施例1)
以下に図面を参照して、この発明の好適な実例を詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1において、カラー画像形成装置Aはスタンドアローンまたはネットワーク経由でホストコンピュータDと接続されている。また、場合によってカラー画像形成装置Aはプリントデータを一時的に保存するプリントサーバ(不図示)を介してネットワークに接続されることもある。そして、カラー画像形成装置Aが扱う画像は各画素8ビットの多値のカラー画像である。
カラー画像形成装置Aはコントローラ部Bとエンジン部Cとから構成され、ホストコンピュータD内のアプリケーションソフトウェア等により作成された画像データはプリンタドライバ31を通して印字情報として出力され、コントローラ部Bに送られる。コントローラ部Bには、送られてきた印字情報を基に色変換、ラスタライズ等の処理をするラスタライズ部22とラスタライズされた画像を保存する画像メモリ32が備えられ、画像メモリ32に保存された画像データはエンジン部Cに送られる。ただし、色変換やラスタライズ等の処理はホストコンピュータD内で行うような形態をとることもある。コントローラ部Bにはコントロールパネル29が接続されカラー画像形成装置Aの動作を設定したり、ユーザに対するメッセージを表示することができる。さらに、ホストコンピュータD内のプリンタドライバ31からの指示によってもコントローラ部Bはカラー画像形成装置Aの動作の設定が可能である。
次にエンジン部Cの構成および動作を説明する。図1において、30はエンジン部Cの制御装置でありコントローラ部Bと結ばれ、コントローラ部Bからの指示によりエンジン部Cの動作を制御する。制御装置30には、実際にエンジン部Cの制御を行うCPU26、CPU26が制御を行うためのプログラムや各種データが書き込まれている読み出し専用のメモリであるROM28、データ処理のための作業領域になる読み書き可能なメモリであるRAM27などが備えられている。
本実施の形態におけるエンジン部Cは、記録材担持体としての転写ベルト14の走行方向に沿って上流側から順に、イエロー(Y)の画像形成ステーションSY、マゼンタ(M)の画像形成ステーションSM、シアン(C)の画像形成ステーションSC、ブラック(Bk)の画像形成ステーションSBkを配設した、いわゆるタンデム型のカラー画像形成エンジンである。
イエローの画像形成ステーションSYは、像担持体として感光ドラム(ドラム状電子写真感光体)1Yを備え、感光ドラム1Yの周囲には、その矢印R1の回転方向に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(帯電装置)2Y、露光装置11Y、現像装置8Y、転写ローラ(転写部材)4Y、クリーニング装置10Yが配設されている。
感光ドラム1Yには、例えば、アルミニウム製の円筒状ドラムの表面に、感光層としてOPC(有機光半導体)を設けたものを使用することができる。帯電ローラ2Yは、感光ドラム1Yの表面に接触配置され、不図示の帯電バイアス印加電源によって帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム1Yの表面を所定の極性、所定の電位に均一に帯電するものである。露光装置11Yは、画像情報に応じて発振されるレーザ光を多面鏡によって走査させるスキャナユニット、またはLEDアレイによって構成されており、8ビットの画像信号(00h〜FFh、hは16進を表す)に基づいて変調された走査ビーム12Yにより、帯電後の感光ドラム1Yの表面を露光走査し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成する。本実施例では画像信号が00hの時はべた白をFFhの時はべた黒画像となる。なお、解像度は600dpiである。
現像装置8Yは、現像スリーブ5Yと、現像剤塗布ローラ6Yと、現像剤塗布ブレード7Yとを有し、非磁性一成分現像剤(非磁性トナー)3Yを収容している。現像装置8Yは、塗布ローラ6Yによって現像スリーブ5Yの表面に非磁性トナー3Yを塗布し、その塗布したトナーを規制ブレード7Yによって層厚規制し、層厚規制されたトナーを現像スリーブ5Yの回転によって感光ドラム1Yに対向する現像位置まで搬送する。そして、現像スリーブ5Yに不図示の現像バイアス印加電源によって現像バイアスを印加することで、現像スリーブ5Y上のトナーを感光ドラム1Y表面の静電潜像に付着させて現像し、静電潜像をイエローのトナー像として可視化する。
転写ローラ4Yは、感光ドラム1Y上に形成されたトナー像を、転写ベルト14上の記録材Pに静電的に転写するためのもので、例えば金属の芯金を、体積抵抗率10〜10Ωcm程度に抵抗調整したEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)、ウレタンゴム、NBR(ニトリルブタジエンゴム)等の弾性体で覆った構成とすることができる。転写ローラ4Yは、転写ベルト14の内側に配設されて、転写ベルト14を感光ドラム1Y表面に圧着し、これにより感光ドラム1Yと転写ベルト14との間に、転写ニップ部が構成されている。転写ローラ4Yには本実施例では、定電圧電源である転写バイアス印加電源23Yが接続されている。これは定電流電源でも構わない。
クリーニング装置10Yは、記録材Pに転写されずに感光ドラム1Yの表面に残留したトナーを除去するためのクリーニングブレード9Yを有している。
以上のイエローの画像形成ステーションSYにおいて、現像装置8Yは現像ユニットに構成され、またクリーニング装置10Yは、感光ドラム1Yおよび帯電ローラ2Yとともにドラムユニットに構成されている。そしてこれら現像ユニットおよびドラムユニットはそれぞれが画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを構成したり、現像ユニットとドラムユニットを合わせて一つのプロセスカートリッジを構成したりすることがある。
他の色のマゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ステーションSM、SC、SBkも、イエローの画像形成ステーションSYと同様の構成であるので説明を省略し、ステーションSM、SC、SBkにおいて、ステーションSYと同じ構成の部材等については同じ番号を付し、その番号の後にYに代えてM、C、Bkをそれぞれ添えて示すこととする。
転写ベルト14は、4本のローラ13a、13b、13c、13dに掛け渡されており、矢印R14方向に所定のスピード(プロセススピード、本実施例では100mms)で回転駆動され、これにより、表面に担持した記録材Pを画像形成ステーションSY〜SBkに順次搬送する。ここで転写ベルト14の回転方向を副走査方向、副走査方向と直交する方向を主走査方向とする。転写ベルト14には、その表面の不要なトナーを除去する転写ベルトクリーニング装置25が接触配置されている。
転写ベルト14としては厚さ50〜300μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のクロロプレーンゴム、EPDM、NBR、ウレタンゴム等のゴム材料が用いられる。また、必要に応じて、これらの材料にカーボン、ZnO、SnO、TiO等の導電性充填材を分散させて、体積抵抗率を10〜1011Ωcm程度に調整することもある。
記録材Pは給搬送装置によって搬送される。給搬送装置は、紙等の記録材Pを収納する給紙カセット15と、給紙カセット15から記録材Pを給紙する給紙ローラ16と、給紙された記録材を搬送する搬送ローラ17、18と、記録材Pの先端および後端を検知するレジストセンサ19等とを備えてなる。
レジストセンサ19はフラグとフォトインタラプタとからなり、フォトインタラプタからの信号は制御装置30に取り込まれるようになっている。また、給紙カセット15にセットされる記録材の大きさは画像形成装置本体に取り付けられた不図示の検出装置により検出されて制御装置30に取り込まれるようになっている。このレジストセンサは発光素子と受光素子とからなる光学式のセンサを用いることもできる。
吸着ローラ20は、給搬送装置から搬送されてきた記録材Pを転写ベルト14表面に静電吸着させるためのもので、例えば金属の芯金を、体積抵抗率10〜10Ωcm程度に調整したEPDM、ウレタンゴム、NBR等の導電弾性体で覆い、その上に中層として厚さ200〜600μm程度のウレタン等の層を設け、さらにその上に250μm程度の表層を設けて構成されている。表層にはスチレン等を用いる。
吸着ローラ20の両端の芯金部を0.04〜0.5N程度の線厚でバネ加圧することにより、転写ベルト14を介して吸着ローラ20をローラ13aに圧着させ、転写ベルト14の移動に対して従動回転させる。これにより、吸着ローラ20とローラ13aとの間には吸着ニップ部が構成されている。本実施例では、吸着ローラ20には定電圧電源である吸着バイアス印加電源21が接続されている。
また、転写ベルト14の最下流側に配設されたローラ13dのさらに下流側には、記録材Pの表面に転写されたトナー像を溶融固着する定着装置24が配設されている。
以上の構成において、画像形成動作はまず、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkおよび転写ベルト14等が所定のプロセススピードで、それぞれ矢印R1方向、矢印R14方向等に回転を始めるとともに露光装置11Y、11M、11C、11Bkが起動する。そして、感光ドラム1Yは帯電ローラ2Yによって所定の極性、所定の電位に均一に帯電される。
一方、給紙カセット15に収納されている記録材Pは、給紙ローラ16によって給紙され、搬送ローラ17、18によって吸着ローラ20に搬送される。そして記録材Pは、レジストセンサ19を切って先端を検知された後、吸着ローラ20とローラ13aとの間の電圧印加によって転写ベルト14表面に静電吸着される。
このとき、感光ドラム1Yの表面には、記録材Pの先端に同期して露光装置11Yからの走査ビーム12Yによって画像情報に従った静電潜像が形成される。感光ドラム1Yがさらに回転すると、この静電潜像は現像装置8Yによってトナーを付着して現像され、イエローのトナー像として可視化される。感光ドラム1Y上のトナー像は、転写ベルト14に吸着して搬送されてきた記録材Pに、転写バイアス印加電源23Yによって転写ローラ4Yに印加された画像形成用の転写バイアスにより転写される。
マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ステーションSM、SC、SBkにおいても、イエローの画像形成ステーションSYと同様に、それぞれの感光ドラム1M、1C、1Bk上にそれぞれの色のトナー像が形成される。そして記録材Pが転写ベルト14によって搬送されていくのに同期して、感光ドラム1M、1C、1Bk上のトナー像が記録材P上に重ねて転写され、記録材P上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を重ねたトナー像が形成される。トナー像を転写後の記録材Pは、転写ベルト14から分離された後、定着装置24によって加熱および加圧され、表面にトナー像が溶融固着される。
一方、トナー像転写後の感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、記録材Pに転写されずに表面に残留したトナーがそれぞれのクリーニング装置10Y、10M、10C、10Bkによって除去された後、次の画像形成に供される。また転写ベルト14は、表面に残った不要なトナーが転写ベルトクリーニング装置25によって除去され、次の記録材Pの搬送に供される。以上がエンジン部Cの構成および動作である。
次に図2のフローチャートを用いて本発明のカラー画像形成装置の動作を説明する。
まず、ユーザの印字指示によりホストコンピュータDからコントローラ部Bに印字情報が送られてくると(S21)、ラスタライズ部22において色変換、ラスタライズ処理等を行って画像形成に使う画像データへ展開し、画像メモリ32へ格納する(S22)。ラスタライズ部22で展開された画像データは画像を形成しようとする記録材から余白分を差し引いた大きさに等しく以後は画像領域Rと呼ぶことにする。
次にコントローラ部Bは、図3に示すように、展開された画像領域Rの中から、主走査方向の全域と先端から副走査方向に100mmとから構成される領域Iを抽出し(S23)、その領域Iを構成する画像データの平均値Iaveを求める(S24)。すなわち、領域Iを構成する画素に対応する4色分の画像データをすべて加算し、最後に領域Iの構成画素数で割ることによりIaveを求める。例えば、A4縦の記録材、画像の余白設定は各5mmであるとすると画像の横幅は余白分を引いて210−10=200mmとなるので領域Iの構成画素数は
(200/25.4×600)×(100/25.4×600)=11160022画素
となる。
画像データとトナーの乗り量とは相関関係があるので、この領域Iの平均値Iaveはこの領域のトナー乗り量の平均値を表すということができる。以後この値Iaveを巻き付き係数と呼ぶ。
画像の展開および領域Iの平均値Iaveの算出が終了すると画像形成装置Aは画像形成動作を開始する(S25)。感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk、転写ベルト14の回転を開始するとともに給搬送装置による記録材Pの給紙が開始される。そして、記録材Pがレジストセンサ19を切ると、CPU26内の給紙タイマが作動し、レジストセンサ19が戻るまでの時間tpを計測する(S26)。画像形成装置Aのプロセススピードは100mm/sなので、100×tpによって記録材Pの長さLを算出することができる(S27)。一方、給紙カセットの設定からCPU26は本来セットされている記録材Pの長さSをROM28から読み出し、レジストセンサ19を使って求めた記録材Pの長さLが設定値Sよりも長いか、すなわちL>Sなのか調べる(S28)。そして、L>Sの時には連れ重送が発生していると判断し、露光、現像、転写といった画像形成動作を停止する。それ以外の時には重送は発生していないと考えられるのでそのまま画像形成を行う(S29)。連れ重送が発生している時は、CPU26はあらかじめ算出しておいた巻き付き係数Iaveを調べる(S210)。この巻き付き係数が所定の値Iset(例えば255)よりも小さい場合はトナーの乗り量が少なく、たとえ連れ重送した記録材の先端に余白が無くても記録材が定着器に巻きつくことは無いと考えられるため記録材Pをそのまま排紙する(S211)。また、Iave≧Isetの場合は記録材が定着器に巻きつく恐れがあるためCPU26は記録材Pの搬送を直ちに停止するとともに表示パネル29を使ってユーザにジャムが発生したことを表示する(S212)。
ここでIset=255とは1色のトナーのベタ画像の乗り量に相当し、これ以外の値を使うこともできる。また、本実施例では領域Iの副走査方向の長さを100mmとした。これは連れ重送した場合のずれ量が長くても100mm程度であるためこの値を用いた。しかし、これはこの値に限るものではない。
(実施例2)
以下、本発明の実施例2を説明する。なお、本実施例では図1と同様な構成を採る。
本実施例ではコントローラ部Bで画像を展開した後、図4に示すように、画像領域Rの先端0を基準に画像領域Rの主走査方向の全域と副走査方向に5mmとから構成される領域の画像データの平均化を行いIave−0とする。次に画像領域Rの先端0から副走査方向に1mm移動した地点を新たな基準とし、主走査方向の全域と副走査方向に5mmの領域の画像データの平均化を行いIave−1とする。同様にして画像領域Rの先端0から100mmのところまで副走査方向に5mmずつ画像データの平均化を行っていきIave−0〜Iave−100までの101個のデータを算出する。すなわち、実施例1で用いた巻き付き係数をここでは1mmおきに複数個算出している。記録材の先端から余白無しで副走査方向に5mmほど高印字率の帯画像を形成すると定着器に巻き付くことから、ここでは平均する領域を副走査方向に5mmとした。しかし、この値は状況に応じて変更可能である。また、巻き付き係数は、必ず先端0から副走査方向に100mmまで求める必要は無く状況に応じて変更可能である。
画像の展開およびIave−0〜Iave−100の算出が終了すると実施例1と同様に記録材の長さLを計測する。Lの単位はmmで、小数点以下は四捨五入する。そして、Lが設定値Sよりも長い場合は(L−S)が重送した記録材のずれ分と考えることができる。この時、余白をMと設定して印字したとすると、重送して(L−S)だけ遅れて給紙された記録材には画像領域Rの先端0から(L−S−M)以降の画像が形成される(図5)。したがって、重送した紙の先端からMまでに形成される領域の平均値すなわち、巻き付き係数Iave−(L−S−M)を調べれば定着器で巻き付きが発生するかが判断できる。そこでIave−(L−S−M)を所定の値Iset(例えば255)と比較することで定着器に巻き付きやすいかを判断する。
定着器への巻き付きやすさは記録材の先端部分のトナーの乗り量によって決まる。したがって、巻き付き係数はできるだけ狭い領域から求めるのが予想されるトナー乗り量が正確になり好ましい。そこで本実施例のように1mm間隔で巻き付き係数を求めておくことで、より正確に定着器へ巻き付く危険性を判断することができる。
なお、記録材の坪量が大きくなると記録材の腰が強くなるためトナー乗り量が多くても定着器には巻き付きにくくなる。そこで、カラー画像形成装置に設定された印字モード等から記録材の坪量が判断できる場合は、巻き付き係数と比較する所定の値Isetを坪量に応じて変えると好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲で種々に変更可能である。例えば上記実施例は多重転写方式の画像形成装置について説明してきたが中間転写体を用いた画像形成装置にも適用できる。また、本発明はタンデム型の多重転写方式の画像形成装置以外にも一つの感光ドラムに複数の現像装置からなる多重転写方式または中間転写体方式の画像形成装置にも適用可能である。さらに、本発明はモノクロの画像形成装置にも適用可能である。
実施例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図。 画像領域Rと領域Iとの関係を示す図。 実施例1の画像形成装置の動作を示すフローチャート。 実施例2の画像領域内の画像データの平均値の取り方を示す図。 連れ重送した記録材へ画像が形成された時の位置関係を示す図。 連れ重送した時に形成される画像の様子を示す図である。 連れ重送した時に形成される画像の様子を示す図である。 連れ重送した時に形成される画像の様子を示す図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1Bk 感光ドラム
2Y、2M、2C、2Bk 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3Bk 現像剤
4Y、4M、4C、4Bk 転写ローラ
5Y、5M、5C、5Bk 現像スリーブ
6Y、6M、6C、6Bk 現像材塗布ローラ
7Y、7M、7C、7Bk 現像材塗布ブレード
9Y、9M、9C、9Bk クリーニングブレード
11Y、11M、11C、11Bk 露光装置
12Y、12M、12C、12Bk 走査ビーム
14 転写ベルト
19 レジストセンサ
20 吸着ローラ
23Y、23M、23C、23Bk 転写バイアス電源
24 定着装置

Claims (12)

  1. 画像データに基づいて記録材上にトナー像を形成し、定着手段によって定着することで画像を得る画像形成装置であって、
    所定の大きさにカットされた複数枚の用紙を順次一枚づつ送り出す記録材給搬送部を有し、
    記録材の連れ重送を検知する検知手段を備えた画像形成装置において、
    記録材の連れ重送を検知した時に、前記画像データから算出された巻き付き係数と、あらかじめ設定されている所定の値との比較を行い、画像形成装置の動作を停止するか、
    記録材を画像形成装置外に排出する動作を行うかを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記巻き付き係数は画像データの主走査方向の全域と副走査方向の所定の距離とから構成される領域内にある全画像データの平均値であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記連れ重送検知手段は、画像形成装置の給搬送部に設けられた記録材の先端部及び後端部を検知する機械式または光学式のレジストセンサであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記連れ重送検知は、給搬送部で計測した記録材の長さとあらかじめ画像形成装置に設定された記録材の長さとの差から判断されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記巻き付き係数と比較される所定の値は記録材の坪量に応じて変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は複数色の現像装置を備えたカラー画像形成装置であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 画像データに基づいて記録材上にトナー像を形成し、定着手段によって定着することで画像を得る画像形成装置であって、
    所定の大きさにカットされた複数枚の用紙を順次一枚づつ送り出す記録材給搬送部を有し、
    記録材の連れ重送を検知する検知手段を備えた画像形成装置において、
    記録材の連れ重送を検知した時に、連れ重送した記録材どうしのずれ量を算出し、そのずれ量を元に求められた巻き付き係数と、あらかじめ設定されている所定の値との比較を行い、画像形成装置の動作を停止するか、
    記録材を画像形成装置外に排出する動作を行うかを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記巻き付き係数は画像データの主走査方向の全域と副走査方向の所定の距離とから構成される領域内にある全画像データの平均値であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記連れ重送検知手段は、画像形成装置の給搬送部に設けられた記録材の先端部及び後端部を検知する機械式または光学式のレジストセンサであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録材のずれ量は、給搬送部で計測した記録材の長さとあらかじめ画像形成装置に設定された記録材の長さとの差から算出されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記巻き付き係数と比較される所定の値は記録材の坪量に応じて変更されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置は複数色の現像装置を備えたカラー画像形成装置であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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