JP2008039679A - 材料試験機 - Google Patents

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Hiroshi Tsuji
博志 辻
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Abstract

【課題】ねじ棹の回転による試験機の振動を抑える。
【解決手段】基台11上に一対のねじ棹12を立設し、モータ23の駆動によりねじ棹12を回転させ、ねじ棹12に沿ってクロスヘッド13を昇降させる。各ねじ棹12の上下両端部にバランス調整部30として、周方向に複数のねじ穴が開口した円板を取り付ける。一部のねじ穴には、ねじ棹12の回転のアンバランスをキャンセルするようにボルトを螺合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ねじ棹の回転によってクロスヘッドを昇降させる材料試験機に関する。
従来より、基台上に立設された一対のねじ棹によりクロスヘッドを支持し、モータの駆動によりねじ棹を回転させることでクロスヘッドをねじ棹に沿って昇降させ、試験片を負荷するようにしたねじ棹式の材料試験機が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−201770号公報
この種のねじ棹式の材料試験機では、クロスヘッドを高速で昇降させた際に、ねじ棹の回転振動によってクロスヘッドが加振され、試験機全体に揺れが生じることがあった。
本発明による材料試験機は、基台上に立設されるねじ棹と、ねじ棹を回転可能に支持する支持手段と、ねじ棹を回転駆動する駆動手段と、ねじ棹の回転により昇降し、試験片を負荷するクロスヘッドとを備え、ねじ棹に、バランス調整用の錘を付加するバランス調整部を設けることを特徴とする。
バランス調整部は、ねじ棹の上下両端部に設けることができる。
本発明によれば、クロスヘッドを昇降するためのねじ棹に、バランス調整用の錘を付加するようにしたので、ねじ棹の回転振動を抑えることができ、クロスヘッドの振動および試験機全体の揺れを低減できる。
以下、図1〜図3を参照して本発明による材料試験機の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る材料試験機の全体構成を示す図である。材料試験機本体10は、周面にねじ部が設けられて、テーブル11上に立設する一対のねじ棹12と、ねじ棹12に昇降可能に保持されるクロスヘッド13と、ねじ棹12の上端に横架されるヨーク14と、クロスヘッド13とテーブル11との間で試験片TPを把持する上下のつかみ具15,16とを備える。
試験片TPは、上部がロードセル21を介して上つかみ具15で把持され、下部が下つかみ具16で把持される。試験片TPに負荷される試験力はロードセル21で検出され、試験片SPの上下の標点間の変位量は変位計22で検出される。ロードセル21および変位計22からの信号は制御回路20に入力され、この入力信号に応じて制御回路23がクロスヘッド駆動用のモータ23を制御し、引張試験や圧縮試験などの材料試験が行われる。
図2は、ねじ棹12の支持構造を模式的に示す図である。ねじ棹12は、テーブル11に固定された下部ベアリング17およびヨーク14に固定された上部ベアリング18を介し、テーブル11およびヨーク14に回転可能に支持されている。クロスヘッド13の両端部にはナット19が設けられ、ナット19がねじ棹12の周面のねじ部に螺合し、クロスヘッド13はねじ棹12に支持されている。例えばナット19内に複数個のボールを設け、ねじ棹12のスクリューとボールとがボールナットとして機能するボールねじを用いることができる。テーブル内では、プーリ25を介してねじ棹12にタイミングベルト24が連結され、タイミングベルト24とプーリ25を介してモータ23の駆動力がねじ棹12に作用する。これによりねじ棹12が正転方向または逆転方向に回転し、その回転速度に応じた速度でクロスヘッド13が昇降する。
ところで、回転体としてのねじ棹12には少なからずアンバランスがあるため、試験時にねじ棹12は回転振動し、クロスヘッド13が加振される。この場合の振動は、ねじ棹12の単体のアンバランスだけでなく、ねじ棹12とクロスヘッド13の螺合部におけるがたつき、ベアリング17,18やプーリ25のアンバランス、組立誤差等、種々の要因が影響し合って起こる。このため、試験機を組み立てる前に、予めバランスサーによってねじ棹12の単体のバランスをとっていたとしても、クロスヘッド13の振動を十分に抑えることは難しい。とくに、ねじ棹12の回転速度が速い場合には、クロスヘッド13の振動も大きくなり、試験機全体の揺れが問題となる。そこで、本実施の形態では、以下のようにねじ棹12にバランス調整部30を設け、試験機全体の振動を抑える。
図2に示すようにバランス調整部30は、各ねじ棹12の上端部および下端部に設けられる。図3(a)はバランス調整部30の構成を示す図2の矢視III図であり、図3(b)は図3(a)のb−b線断面図である。ねじ棹12の上下端部には、ねじ棹12と一体に円板31が設けられている。円板31の中心はねじ棹12の回転軸上にあり、円板31にはその中心から所定距離離れた位置に、周方向等間隔に複数のねじ穴32が開口されている。なお、ねじ棹12に円板31を固定する方法として、例えばねじ棹12の端部にねじ部を設けて円板31を螺合してもよく、溶接等によりねじ棹12に円板31を接合してもよい。
円板31に設けた一部のねじ穴32にはボルト33が螺合されている。ボルト33は、試験機を組み立てた状態で、ねじ棹12のアンバランスをキャンセルする位置に取り付けられ、バランス取り用の錘として機能する。すなわち、ねじ棹12の実際の重心が図3(a)のA方向に偏芯している場合に、それと反対側のB方向にボルト33を取り付けることで、ねじ棹12の回転のアンバランスをキャンセルするようにしている。
この場合、アンバランスの大きさに応じてボルト33の質量、つまりボルト33の長さ、材質等が決定される。ワッシャーを介してボルト33を取り付けてもよく、その場合には、ワッシャーの厚み、枚数を変更して錘の質量を変更してもよい。ボルト33を1カ所のねじ穴32にだけ取り付けるのでなく、複数箇所のねじ穴32に取り付けてバランス調整することもできる。なお、ねじ棹12の上下端部はケース部材により覆われるが、試験機を組み立てた状態でボルト33の取り付け位置を変更可能なように、ケース部材には開閉可能な開口部(不図示)が設けられている。
本発明の実施の形態に係る材料試験機のバランス調整方法について説明する。まず、図2に示すようにダイヤルゲージ等の検出器35により、ねじ棹12の周面の回転振れを検出する。この場合、例えば各ねじ棹12につき、クロスヘッド13の上方および下方の回転振れをそれぞれ検出する。すなわち試験機全体で4カ所の回転振れを検出する。なお、これより多くの箇所で、あるいは少ない箇所で回転振れを検出してもよい。
次に、この検出結果に基づき、各ねじ棹11の上下端部の円板31にボルト33を取り付ける。例えば、上端の円板31にボルト33を取り付ける場合は、その円板33の下方(ヨーク14とクロスヘッド13の間)の検出器35の検出結果を参照する。そして、ねじ棹12の回転振れと反対方向の位相のねじ穴52に、振れ量に応じた質量のボルト33を取り付ける。これによりねじ棹12の回転のアンバランスがキャンセルされる。このようにして各調整部30におけるバランス調整を行った後、ねじ棹12の回転によりクロスヘッド13を昇降して試験片TPを負荷し、材料試験を行う。この場合、試験前にバランス調整を行ったことにより、試験時のねじ棹12の回転振動が低減し、クロスヘッド13を高速で昇降させた場合の試験機全体の揺れを低減することができる。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ねじ棹12の上下端部にバランス調整部30を設け、試験機を組み立てた状態でねじ棹12のバランス調整をするようにした。これによりクロスヘッド13の振動が抑えられ、試験機全体の揺れを低減することができる。すなわち、ねじ棹12の単体のアンバランスとベアリング17,18やプーリ25のアンバランス等が影響し合って起こる試験機全体の振動を抑えることができる。
(2)ねじ棹12の上下端部でそれぞれバランス調整するので、ねじ棹12の回転振動を効果的に低減できる。
(3)ねじ棹12の上下端部に円板31を固設し、この円板31に周方向に複数のねじ穴32を開口し、ねじ穴32にボルト33を螺合してバランス調整するので、バランス調整を容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、検出器35によりねじ棹12の回転振れ、つまりアンバランスを検出するようにしたが、他の方法によりアンバランスを検出してもよい。例えばベアリング17,18に加速度センサを取り付けてアンバランスを検出してもよい。アンバランスを電気的に検出する場合、その検出結果を制御回路20に取り込み、制御回路20で所定の演算を行って、錘を付加する位置、錘の質量等を図示しないモニタに表示するようにしてもよい。ねじ棹12と略平行に支柱を立設し、支柱に沿ってクロスヘッド13を昇降するようにしてもよい。ねじ棹12の周囲をカバーで覆い、テーブル11とヨーク14をカバーで連結してもよい。
なお、上記実施の形態では、ねじ棹12の上下端部にバランス調整用の錘を付加するバランス調整部30を設けたが、他の位置(例えばクロスヘッド13の近傍)にバランス調整部を設けてもよい。円板31のねじ穴32にボルト33を螺合してバランス調整するようにしたが、バランス調整部の構成はこれに限らない。例えば円板31の表面に沿って周方向に移動可能な錘を設けてもよい。モータ23の駆動力をタイミングベルト24を介してねじ棹12に伝達し、ねじ棹を回転駆動するようにしたが、他の駆動手段を用いてもよい。テーブル内およびヨーク内にベアリング17,18を設けてねじ棹12を回転可能に支持したが、支持手段としてのベアリング17,18の取付位置はこれに限らない。負荷ヨーク14がないものにあっては、テーブル内にベアリング17,18を設けてもよい。ねじ棹12を一対設けるのではなく、1本だけ設けてもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の材料試験機に限定されない。
本発明の実施の形態に係る材料試験機の全体構成を示す図。 本発明の実施の形態に係る材料試験機の要部構成を示す図。 (a)は図2の矢視III図、(b)は図3(a)のb−b線断面図。
符号の説明
12 ねじ棹
13 クロスヘッド
17,18 ベアリング
23 モータ
30 バランス調整部
31 円板
32 ねじ穴
33 ボルト

Claims (2)

  1. 基台上に立設されるねじ棹と、
    前記ねじ棹を回転可能に支持する支持手段と、
    前記ねじ棹を回転駆動する駆動手段と、
    前記ねじ棹の回転により昇降し、試験片を負荷するクロスヘッドとを備えた材料試験機において、
    前記ねじ棹に、バランス調整用の錘を付加するバランス調整部を設けることを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記バランス調整部を、前記ねじ棹の上下両端部に設けることを特徴とする材料試験機。
JP2006217079A 2006-08-09 2006-08-09 材料試験機 Pending JP2008039679A (ja)

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