JP2008039433A - 地図情報表示装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに馴染みがあって実際の位置との対応を容易に判別できる、疎らに分散した位置の通過時刻を画面上に表示することを可能とする地図情報表示装置を提供する。
【解決手段】イベントの発生位置と、種類と、発生位置に存在するランドマークとを対応付けたイベント履歴情報を蓄積しているイベント履歴蓄積部106と、イベント履歴情報をランドマークが属するジャンル毎に集計して得られる、通過発生地点数と駐停車発生地点数とに基づいて、通過予想時刻を表示する地点が属するジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択部124と、選択された表示ジャンルに属するランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定部125と、決定された位置の通過予想時刻を算出する時刻算出部114と、地図と、通過予想時刻が算出された位置と関連付けられた通過予想時刻とを含む画像を表示する地図表示部115とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体向けに地図を表示する装置及びその方法に関し、特に、表示された地図に含まれる地点の通過予想時刻を地図とともに表示する装置及びその方法に関する。
現在、カーナビゲーション装置や携帯電話などのモバイル端末ナビゲーション装置などの地図表示装置において、ユーザが設定した目的地における到着時刻を表示するということが行われている。到着時刻を表示することで、ユーザは目的地に間に合うかどうかを知ることができるため、安心して移動することができる。また、到着時刻は寄り道するかどうかの判断にも利用することができる。
しかし、目的地への距離が遠い場合や、目的地が決まってない場合、さらに、サービスエリアなど、ユーザが設定した目的地以外の場所にも立ち寄ることを考えている場合など、目的地だけではなく、別の位置の通過時刻についても表示することは目的地の到着時刻と同様に有効である。たとえ、通過時刻の表示位置が目的地とは異なったとしても通過時刻表示は有効である。表示された位置の通過時刻を元に、その位置の周辺の通過時刻をユーザが推測できるためである。
例えば、特許文献1に記載の車両用のナビゲーション装置は、ユーザが目的地を設定したとき、目的地までの走行経路上における主要交差点の通過時刻を地図上に表示する。また、表示される地図の縮尺に応じて、通過時刻を表示する位置を変更する。
また、地図上に画像や文字を表示する際は、見易くするということが重要である。例えば、特許文献2に記載の車両用ナビゲーション装置は、地図上にランドマークを表示する際に、表示された地図上のランドマークの数を所定の数に保つことで、見易くするようにしている。
特開2004‐286456号公報 特開平10‐153449号公報
しかし、例えば、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、ユーザが目的地を設定しないと、通過時刻が表示されないという問題があった。
また、ユーザは目的地までの走行経路以外にも寄り道を検討したい場所があるかもしれない。しかし、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、目的地へ走行経路上の通過時刻しか表示されないという問題があった。だからといって地図上の全ての主要交差点の通過時刻を表示すると、表示される通過時刻の数が多くなる、表示位置が密集することにより、ユーザにとってわかりにくくなる。特許文献2に記載の車両用ナビゲーション装置のように、通過時刻を表示される位置の数を所定の数に保ったとしても、通過時刻を表示する際には別の問題が生じる。
まず、単に数だけで通過時刻が表示される位置を絞り込んだのでは、その絞り込んで表示されている位置と実際の位置との対応がユーザにとって分かり難い場合がある。ユーザにとって分かり難い場合とは、例えば、通過時刻が表示されている位置がユーザに馴染みがない位置である場合、また、通過時刻が表示されている位置が図34のように画面上の一部に偏っている場合等である。
特に、このように実際の位置との対応がユーザにとって分かり難い位置の通過時刻を表示する問題は、走行中に画面を長時間注視することが安全運転のために許されないカーナビゲーション装置では、深刻である。
そこで本発明では、ユーザに馴染みがあって実際の位置との対応を容易に判別できる、疎らに分散した位置の通過時刻を画面上に表示することを可能とする地図情報表示装置及びその方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る地図情報表示装置は、移動体向けに地図を表示する装置であって、地図と、前記地図に含まれる地点の通過予想時刻とを含む画像を表示する表示手段と、前記移動体の通過および駐停車を含むイベントの発生した位置と、当該イベントの種類と、当該イベントの発生位置から一定の範囲内に存在するランドマークとを対応付けた情報であるイベント履歴情報を蓄積しているイベント履歴蓄積手段と、ランドマークの位置と、当該ランドマークが属するジャンルとを対応付けたランドマーク情報を蓄積しているランドマーク情報蓄積手段と、前記ランドマーク情報を参照して、前記イベント履歴情報を前記ランドマークが属するジャンル毎に集計することにより、前記ジャンル毎の前記通過が発生した地点の数である通過発生地点数と、前記ジャンル毎の前記駐停車が発生した地点の数である駐停車発生地点数とを取得する発生位置数取得手段と、前記通過発生地点数と前記駐停車発生地点数とが予め定めた条件を満たす近さにあるジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択手段と、選択された前記表示ジャンルに属するランドマークを、前記ランドマーク情報を参照することにより特定し、特定した当該ランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定手段と、決定された前記位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出手段と、前記地図と、前記通過予想時刻が算出された前記位置と関連付けられた前記通過予想時刻とを含む前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。
このように、通過発生地点数と駐停車地点数とに基づいて表示位置を決定するため、ユーザに馴染みがある位置を通過時刻の表示位置として選択することができる。したがって、ユーザは通過時刻の表示位置と、その実際の位置との対応を容易に判別することが可能となる。
また、特定のジャンルに属するランドマークを通過時刻の表示位置として決定する。一般に、特定のジャンルに属するランドマークは、通常、疎らに分散しているため、これにより、通過時刻の表示位置を疎らに分散させることが可能となる。
好ましくは、前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数と前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数との前記ジャンル毎の差が所定の閾値より小さいジャンルを前記表示ジャンルとして選択する。
このように、通過発生地点数と駐停車発生地点数との差が閾値より小さいジャンルを表示ジャンルとして選択する。通過発生地点数と駐停車発生地点数との差が小さいジャンルに属するランドマークは、ユーザが通りかかると停止する位置であるため、ユーザに馴染みのある位置といえる。そのため、ユーザに馴染みがある位置を通過時刻の表示位置として決定することができ、ユーザは通過時刻の表示位置と実際の位置との対応を容易に判別することが可能となる。
さらに好ましくは、前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数と前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数との前記ジャンル毎の差が所定の閾値より小さいジャンルのうち、前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数が最も多いジャンルを前記表示ジャンルとして選択する。
このように、通過発生地点数と駐停車発生地点数との差が閾値より小さいジャンルが複数ある場合には、駐停車発生地点数が最大であるジャンルを表示ジャンルとして選択する。上述のように、通過発生地点数と駐停車発生地点数との差が小さいジャンルに属するランドマークは、ユーザが通りかかると停止する位置であり、さらにその中で、停止した回数が多い位置にあるランドマークが属するジャンルは、特にユーザに馴染みがあるジャンルであるといえる。そのため、ユーザに馴染みがある位置を通過時刻の表示位置として決定することができ、ユーザは通過時刻の表示位置と実際の位置との対応を容易に判別することが可能となる。
さらに好ましくは、前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数に対する前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数の前記ジャンル毎の比が最大であるジャンルを前記表示ジャンルとして選択する。
このように、通過発生地点数に対する駐停車発生地点数の比が最大であるジャンルを表示ジャンルとして選択する。ある地点に駐停車するには、その地点を通過することが前提となるため、通過発生地点数に対する駐停車発生地点数の比が最大であるジャンルは、ユーザが通りかかると最も停止する可能性が高いジャンルである。したがって、通過発生地点数に対する駐停車発生地点数の比が最大であるジャンルに属する位置は、ユーザに馴染みのある位置といえる。そのため、ユーザに馴染みがある位置を通過時刻の表示位置として決定することができ、ユーザは通過時刻の表示位置と実際の位置との対応を容易に判別することが可能となる。
さらに好ましくは、さらに、前記移動体が道路上で一定時間以上留まった場合に、駐停車イベントを検知するとともに、移動体の前方に存在するランドマークのうち、移動体の位置から所定の距離以内のランドマークを当該駐停車イベントが発生した位置に存在するランドマークとして検知する発生検知手段と、前記発生検知手段により検知された前記駐停車イベントの発生位置と、イベントの種類である駐停車と、前記発生検知手段により検知された前記ランドマークと対応付けて前記イベント履歴情報蓄積手段に格納するイベント履歴情報格納手段とを備える。
このように、駐停車の位置から所定の範囲内にあるランドマークをイベント発生位置のランドマークとしてイベント履歴情報を蓄積し、そのようなイベント履歴情報をもとに、駐停車発生地点数が集計される。駐停車した位置とランドマークの位置とがほぼ同一である場合に、イベントの発生位置とランドマークとを対応付けてイベント履歴情報を蓄積する場合よりも、イベントの発生位置に対応付けられるランドマークを増やすことができる。したがって、イベント履歴情報を効率的に蓄積することができ、例えば、地図情報表示装置を利用して間がないユーザなどの利便性を向上させることが可能となる。
さらに好ましくは、さらに、外部ネットワーク媒体からランドマークの更新情報を取得し、取得した前記更新情報に基づいて前記ランドマーク情報を更新するか否かを判断する更新判断手段と、前記更新判断手段が更新すると判断した場合に、前記更新情報に従って、前記ランドマーク情報を更新するランドマーク情報更新手段とを備え、前記更新判断手段は、前記更新情報がランドマークの削除を含み、かつ、前記更新情報に含まれる削除対象のランドマークから所定の距離以内に、前記削除対象のランドマークと同ジャンルであるランドマークが前記削除対象のランドマーク以外に存在しない場合に、前記更新情報に削除対象として含まれるランドマークに関する前記ランドマーク情報を更新しないと判断する。
このように、ランドマーク情報を最新の情報によって更新することを原則としながらも、閉店などにより削除対象となったランドマークと同一のジャンルに属するランドマークが一定の範囲内にない場合には、例外的に、削除対象であるランドマーク情報を削除しない。これにより、削除対象となったランドマークが更新されることによって、そのランドマークがある位置が昨日まで通過時刻の表示位置であったにもかかわらず、今日になると突然、通過時刻が表示されないというような、地図情報表示装置を使い慣れたユーザが突然の変更によってとまどうことを防ぐことができる。したがって、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
さらに好ましくは、前記表示ランドマーク決定手段は、さらに、前記表示ジャンル選択手段が選択したジャンルに属するランドマークのうち、移動体が通過していないランドマークについて、前記移動体が通過していないランドマークの位置の近くに存在する、移動体が通過したことがある位置を通過時刻表示位置として決定する。
このように、表示ジャンルとして選択されたジャンルに属するランドマークの近くにあり、かつ、通過したことのあるランドマークの位置を、通過時刻の表示位置とする。ランドマークが属するジャンルとしてはユーザに馴染みがあるとしても、通過したことがあるランドマークである方がユーザに分かり易いこともある。したがって、表示ジャンルとして選択されたジャンルに属しないランドマークを通過時刻の表示位置とすることにより、ユーザに馴染みがある位置を通過時刻の表示位置として決定することができ、ユーザは通過時刻の表示位置と実際の位置との対応を容易に判別することが可能となる。
なお、本発明は、このような特徴的な手段を備える地図情報表示装置として実現することができるだけでなく、地図情報表示装置に含まれる特徴的な手段をステップとする地図情報表示方法として実現したり、地図情報表示装置に含まれる特徴的な手段としてコンピュータを機能させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができる。
本発明により、ユーザは、本発明に係る地図情報表示装置の画面上に通過時刻が表示された地図上の位置と、実際の道路上の位置との対応を容易に理解することが可能となり、視認性を向上させることが可能となる。また、ユーザが通過時刻を推測することを容易にすることが可能となり、ユーザが移動するときの予定を随時適切に計画し、また、計画を変更することが可能となる。
ユーザに分かり易い通過時刻の表示位置とは、地図上の位置と実際の位置との対応をとり易い位置であり、それはユーザにとって印象が強い位置である。そこで、本発明では通過時刻の表示位置としてユーザにとって印象が強い位置を抽出する。ユーザにとって印象が強い位置とは、イベントが発生した位置であって、その位置の近くにあるランドマークのジャンルを少なくともユーザが知っている必要がある。
ここで、「イベント」とは、ユーザやユーザが運転する自動車などの移動体の移動に伴う変化をいう。このような「イベント」には、停止、右左折など移動体の挙動や、トンネル通過、道路の車線数の変化など環境の変化も含む。
また、「ランドマーク」とは、特定の店舗や駅など道路付近にある
また、ユーザにとって印象が強い位置の通過時刻を表示するとしても、どのようなルールでそのような位置が抽出されたかが、明らかである方が、ユーザは地図表示を見て、どのような位置の通過時刻が表示されているかを容易に理解でき、そのため、通過時刻の表示位置と実際の位置との対応を取り易くなる。
すなわち、例えば、「トンネル通過」というイベントが発生した位置がユーザにとって印象が強い位置である場合、通過時刻の表示位置が「トンネル通過」というイベントが発生した位置であることも、表示上で確認できるとユーザは表示位置と実際の位置との対応を取り易くなる。
また、例えば、「トンネル通過」という同じ種類のイベントでも発生する位置により、通過時刻が表示される位置とされない位置があれば、ユーザにとってルールがわかりにくくなる。よって、通過時刻を表示するイベントについては、イベントが発生する全ての位置において通過時刻を表示する必要がある。
このように、イベント発生点を全て表示するため、イベントの選択いかんによっては、そのイベントが発生した位置が密集する場合があり得る。できるだけ疎らに分散しているイベントを選択することが望ましい。
特定の店舗や駅といったランドマークの通過もしくは駐停車、駐車をイベントとして限定し、このようなイベントから推知される当該イベントの発生位置に対するユーザの印象から、ユーザにとって印象の強い位置を抽出する。そして、このように抽出されたユーザにとって印象の強い位置にあるランドマークが属するジャンルを選択し、選択したジャンルのランドマークを全て表示することでこれを実現する。
例えば、ユーザがホームセンターというジャンルに対して印象が強かったとする。このとき、ホームセンター全てのランドマークに対する通過時刻を表示する。同ジャンルの店舗や駅は一般的に競合を避けるために疎らに分散していることが多い。よって、全てのホームセンターの通過時刻を表示しても密集して見難くならないうえに、表示されていない地図上の任意の位置の通過時刻を表示されている通過時刻をもとにユーザが容易に推測できる。
特に、同じ系列店の店舗にジャンルを限定すると効果はより顕著になる。同じ系列店の店舗は競合を避けるために疎らに分散することが非常に多い。その上、コンビニエンスストアに代表されるように、同じ系列店の店舗は同じような外観になっており、ユーザにとって認識しやすい。
例えば、「Cコンビニ」のA支店というコンビニエンスストアについてよく知っているユーザはたとえ行ったことがない「Cコンビニ」のB支店でも一目で「Cコンビニ」と認識することができる。また、同じ系列店のランドマーク「Cコンビニ」を全て地図上に表示することにより、他の複数の「Cコンビニ」の位置関係から実際の位置を推測できるため、地図上の位置と実際の位置との対応が非常に取りやすくなる。
しかも、どういったルールで通過時刻表示位置が選択されているのかをユーザは判別が容易になる。例えば、全ての「Cコンビニ」の通過時刻が表示されているため、一目で「Cコンビニ」の通過時刻が表示されるというルールを知ることができる。つまり、ユーザにとって通過時刻表示位置と現実の位置との対応関係が非常にとりやすい。
以下本実施例の手法について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における地図情報表示装置の構成を示すブロック図である。以下、まず各構成要素について図を用いて説明し、後に本装置の動作について説明する。
本実施の形態の地図情報表示装置100は、時刻取得部101と、位置取得部102と、ランドマーク情報蓄積部103と、地図情報蓄積部104と、発生検知部105と、通過ランドマーク抽出部116と、駐停車ランドマーク抽出部117と、駐停車判定部118と、時刻算出部114と、地図表示部115と、イベント履歴蓄積部106と、通過履歴蓄積部119と、駐停車履歴蓄積部121と、発生位置数取得部108と、通過ランドマーク数抽出部122と、駐停車ランドマーク数抽出部123と、画面区域取得部109と、表示位置選択部110と、表示ジャンル選択部124と、時刻表示ランドマーク決定部125と、エンジン取得部126とから構成されている。
時刻取得部101は、装置内の時計や、GPS(Global Positioning System)アンテナにより現在の時刻情報を取得する。例えば「2006年4月20日11時13分20秒」のように年月日時分秒を取得する。
位置取得部102は、GPSアンテナまたはIC(Integrated Circuit)タグ、基地局通信、画像認識等により、移動体の現在地の位置を検知する。例えば、東経「134.5.59.9」、北緯「34.5.15.6」のように移動体の経度、緯度の情報を検知する。
ランドマーク情報蓄積部103は、ランドマークの位置とランドマークのジャンルを蓄積する。図2は、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報の例を示す図である。例えば、図2においてID「001」は、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」の位置にジャンル「A書店」のランドマークが存在することを示す。
地図情報蓄積部104は、ノード位置や接続ノード、ノード間のリンクの旅行時間、車線数、道路の種類、構造物といった道路情報を蓄積する。構造物は道路上の構造物のことであり、例えば「橋」「トンネル」「料金所」「高架」といったものが存在する。
図3は、地図情報蓄積手段に蓄積された道路情報の例を示す図である。例えば、図3(a)および図3(b)に示すように、ノードの位置、接続ノード、ノード間を結ぶリンクの旅行時間が蓄積されている。例えば、図2(a)は、ノードID「001」のノード位置が経度「134.3.0.9」であり、緯度が「34.6.3.6」であり、また、ノードID「001」がノードID「002」と、ID「003」と、ID「004」と、ID「005」と接続していることを示す。また、図2(b)は、リンクID「001」が始点ノードID「001」と終点ノードID「002」とを結ぶリンクであり、リンクID「001」の旅行時間は「90秒」、車線数は「片側2車線」、道路種類は「県道」、道路上の構造物は「なし」であることを示す。
なお、旅行時間に関してはVICS(Vehicle Information and Communication System)などの外部ネットワーク媒体120から取得しても良い。外部ネットワーク媒体120から取得することで、現在の状況に最も適した最新の旅行時間を取得することができる。
ここから、図1の説明に戻る。
発生検知部105は、位置取得部102の取得した現在位置とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークの位置とジャンルを用いてランドマーク通過、及びランドマーク駐停車というイベントの発生を検知する。発生検知部105は、通過ランドマーク抽出部116と、駐停車ランドマーク抽出部117と、駐停車判定部118とによって構成される。
通過ランドマーク抽出部116は、位置取得部102が取得した現在位置と、ランドマーク情報蓄積部103が蓄積するランドマークの位置とジャンル情報とから、ランドマーク通過のイベント、つまり通過したランドマークの情報を抽出する。
具体的には現在位置の近傍にあるランドマークを通過したとして抽出する。
例えば、図4は、通過ランドマーク抽出部116が通過ランドマークを抽出する例を示す図である。図4(a)は、図2と同様に、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されているランドマーク情報の一例であり、また、現在位置が経度「134.3.0.10」、緯度「34.6.3.6」であることを示す。
図4(b)は、図4(a)に示すランドマーク情報に含まれる各ランドマークの位置と現在位置との距離を、通過ランドマーク抽出部116が算出した例を示す図である。図4(b)において、ID「001」は、算出された距離が経度「0.0.0.1」、緯度「0」であることから、通過ランドマーク抽出部116は、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」の位置にあるID「001」のランドマークを通過ランドマークとして抽出する。
つまり、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」のジャンル「A書店」のランドマークを通過したと判定する。
エンジン取得部126は、移動体が車であった場合、電力供給線に電力が供給されているかどうか等によって、車のエンジンの入切情報を取得する。
駐停車判定部118は、移動体が停止していることを検知する。例えば移動体が車の場合、エンジン取得部126がエンジンの切情報を取得したときに停止、つまり駐停車を判定する。
なお、駐停車判定部118は、位置取得部102から取得した現在位置が一定時間以上変化しないときに、停止つまり駐停車を検知してもよい。より具体的には、例えば、「駐停車」とは、例えば、位置が1秒以上5分以内、同じ位置に停止する停車と、位置が5分より長く同じ位置に停止する駐車との両方を含むとし、このような規則を駐停車判定部118が保持し、駐停車判定部118は、このような保持している規則に適合する場合に、駐停車を検知してもよい。
駐停車ランドマーク抽出部117は、位置取得部102が取得した現在位置と、ランドマーク情報蓄積部103が蓄積するランドマークの位置とジャンル情報と、駐停車判定部118による停止の判定とから、ランドマーク駐停車のイベント、つまり駐停車したランドマークの情報を抽出する。
具体的には停止判定時の現在位置のランドマークを駐停車したとして抽出する。例えば、現在位置が東経「134.3.0.9」北緯「34.6.3.6」であり、ランドマーク情報が図2のように蓄積されていたとする。このとき、駐停車判定部118が停止を判定したとすると、位置が一致するランドマークとしてID「001」のランドマークを抽出する。つまり、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」のジャンル「A書店」のランドマークに駐停車したと判定する。
駐停車ランドマークに対しては、移動体は通過もしているため、駐停車ランドマークは必ず通過ランドマークでもある。
イベント履歴蓄積部106は、発生検知部105が検知したイベント発生位置とイベントの種類、つまり、通過ランドマーク位置とジャンルと、駐停車ランドマークの位置とジャンルとを蓄積する。イベント履歴蓄積部106は、通過履歴蓄積部119と駐停車履歴蓄積部121とにより構成される。
通過履歴蓄積部119は、通過ランドマーク抽出部116が抽出した通過したランドマークの位置とジャンルとを蓄積する。既に同内容のものを蓄積している場合は蓄積しなくてもよい。
例えば、図5は、通過履歴蓄積部119に蓄積された通過ランドマークの例を示す図である。図5において、ID「001」は、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」の位置にあるジャンル「A書店」のランドマークを通過したことがあることを示す。
駐停車履歴蓄積部121は、駐停車ランドマーク抽出部が抽出した駐停車したランドマークの位置とジャンルとを蓄積する。既に同内容のものを蓄積している場合は蓄積しなくてもよい。
例えば、図6は、駐停車履歴蓄積部121に蓄積された通過ランドマークの例を示す図である。図6において、ID「001」は、経度「134.3.0.9」、緯度「34.6.3.6」の位置にジャンル「A書店」のランドマークを駐停車したことがあることを示す。
発生位置数取得部108は、イベント履歴蓄積部106が蓄積するイベント発生位置とイベントの種類、つまり、通過ランドマークの位置とジャンルと、駐停車ランドマークの位置とジャンルとから、全てのイベント種類についてのイベント発生位置数つまり、全ジャンルについての通過ランドマーク数と駐停車ランドマーク数とを取得する。発生位置数取得部108は、通過ランドマーク数抽出部122と、駐停車ランドマーク数抽出部123とによって構成される。
通過ランドマーク数抽出部122は、通過履歴蓄積部119に蓄積された通過したランドマークの位置とジャンルとから、全てのジャンルにおいて、通過したランドマークの位置の数、つまり通過したランドマークの数を取得する。例えば、図7(a)のように通過履歴が蓄積されていたとき、ジャンル「A書店」について通過ランドマーク数を計算すると、通過履歴から、ジャンル「A書店」の通過ランドマーク履歴はID「001」、ID「002」であり、位置は、経度「134.3.0.9」緯度「34.6.3.6」の位置と、経度「134.3.0.9」緯度「34.5.30.1」の位置との2種類であるため、図7(b)に示すように通過ランドマーク数は2個となる。
駐停車ランドマーク数抽出部123は、駐停車履歴蓄積部121に蓄積された駐停車したランドマークの位置とジャンルから、全てのジャンルにおいて、駐停車したランドマークの位置の数、つまり駐停車したランドマークの数を取得する。例えば、図8(a)のように駐停車履歴が蓄積されていたとき、ジャンル「A書店」について駐停車ランドマーク数を計算すると、駐停車履歴から、ジャンル「A書店」の駐停車ランドマーク履歴はID「001」、ID「002」であり、位置は、経度「134.3.0.9」緯度「34.6.3.6」の位置と、経度「134.3.0.9」緯度「34.5.30.1」の位置との2種類であるため、図8(b)のように、駐停車ランドマーク数は2個となる。
画面区域取得部109は、位置取得部102から取得した現在位置や装置に設定された縮尺から装置に表示する地図画面区域の地図上での位置を取得する。例えば、現在位置が東経「134.5.59.9」、北緯「34.5.15.6」であったとき、設定された縮尺から、現在位置を中心に「±0.1.0.0」まで表示する設定になっていたとすると、東経「134.4.59.9」〜東経「134.6.59.9」、北緯「34.4.15.6」〜北緯「34.6.15.6」からなる長方形の区域を取得する。
表示位置選択部110は、発生位置数取得部108が取得したイベント発生位置数と、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報と、画面区域取得部109から取得した表示画面区域とにより、取得したランドマーク位置の中から通過時刻表示位置を決定する。表示位置選択部110は、表示ジャンル選択部124と、時刻表示ランドマーク決定部125とにより構成される。
表示ジャンル選択部124は、通過ランドマーク数抽出部122が取得した各ジャンルに対する通過ランドマークの数、駐停車ランドマーク数抽出部123が取得した各ジャンルに対する駐停車ランドマークの数からランドマークを表示するジャンルを選択する。
ここで選択したジャンルのランドマーク全ての位置について通過時刻を表示するため、ユーザにとって地図上の表示位置と実際の位置と対応がとりやすいランドマークのジャンルを選択する必要がある。ただ一つのランドマークに多くの回数行っているからといって、同ジャンルの他のランドマークについてもよく位置を知っているとは限らない。また、通過ランドマーク数が多いからといって、そのランドマークの存在に移動中にユーザが気付いているとは限らない。またランドマークに駐停車をすると、そのランドマークにユーザは気付いていて位置がよくわかると考えられるが、駐停車ランドマーク数が多いからといって、同ジャンルの他のランドマークについてもよく位置を知っているとは限らない。
そこで、あるジャンルについて通過したランドマーク全てについて駐停車したことがある場合、ユーザ自身そのジャンルのランドマークに興味があり、位置を熟知していて、通過しただけでも外観などから、そのユーザにとってすぐにわかるようなランドマークであると考えられる。よってそのジャンルのランドマーク全ての通過時刻を表示することは有効である。つまり通過ランドマーク数と駐停車ランドマークが一致するジャンル一つを、通過時刻を表示するジャンルとして決定する。
通過ランドマーク数と駐停車ランドマークとが一致するジャンルが複数あった場合は、駐停車ランドマーク数が多いジャンルを通過時刻表示ジャンルとして選択する。なぜならば、通過と駐停車の数が一致している場合、ランドマーク数が多いランドマークほど、よりそのジャンルのランドマークに熟知していると考えられるからである。
例えば、図9(a)のように通過ランドマーク数が算出され、また、図9(b)のように駐停車ランドマーク数が算出されていたとき、通過ランドマーク数と、駐停車ランドマーク数との一致判定を行うと、一致するのはジャンル「A書店」(駐停車ランドマーク数2)とジャンル「Cコンビニ」(駐停車ランドマーク数1)である。よって、図9(c)に示すように、これらのうち最も駐停車ランドマーク数が多い「A書店」を通過時刻表示ジャンルとして選択する。
時刻表示ランドマーク決定部125は、画面区域取得部109が取得した表示画面区域と、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報と、表示ジャンル選択部が選択した通過時刻表示ジャンルとによって、通過時刻を表示するランドマークの位置を決定する。具体的には、通過時刻表示ジャンルに該当する全てのランドマークの位置のうち表示画面区域に含まれるものを通過時刻表示位置として決定する。
すなわち、時刻表示ランドマーク決定部125は、選択された表示ジャンルに属するランドマークを、ランドマーク情報蓄積部103を参照することにより特定し、特定したランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定手段の一例である。
例えば、図10(a)のように、ランドマーク情報がランドマーク情報蓄積部103に蓄積されており、図10(b)のように、表示画面区域が、東経「134.2.59.9」〜東経「134.4.59.9」、北緯「34.4.15.6」〜北緯「34.6.15.6」 からなる長方形の区域であるとする。また、通過時刻表示ジャンルが「A書店」であったとする。このとき、ジャンル「A書店」に該当する全てのランドマークをランドマーク情報蓄積部103から抽出する。この場合、図10(c)のように、ID「001」と、「004」と、「007」とが該当する。このうち、ランドマーク位置が表示画面領域に存在するのは、ID「001」の経度「134.3.0.9」緯度「34.6.3.6」、及びID「004」の経度「134.3.0.9」緯度「34.5.30.1」であるため、経度「134.3.0.9」緯度「34.6.3.6」の位置と、経度「134.3.0.9」緯度「34.5.30.1」の位置とを通過時刻表示位置とする。
時刻算出部114は、時刻取得部101が取得した現在時刻、位置取得部102が取得した現在位置、地図情報蓄積部104に蓄積された道路情報、特にリンク間の旅行時間情報から、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置に対して、最短の通過時刻を算出する。すなわち、時刻算出部114は、決定された位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出手段の一例である。
地図表示部115は、画面区域取得部109が取得した画面区域について、地図情報蓄積部104に蓄積された地図情報を表示する。同時に、表示される地図上に時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置に対応する地図上の位置に、時刻算出部114が算出した通過時刻を表示する。例えば、図11のように、地図上に通過時刻表示位置の通過時刻を表示する。
このような地図表示部115は、地図と、その地図に含まれる地点の通過予想時刻とを含む画像を表示する表示手段、および、地図と、通過予想時刻が算出された地点と関連付けられた通過予想時刻とを含む画像を表示手段に表示させる表示制御手段の一例である。
以下、本実施の形態2のフローチャートを、図12を用いて説明する。
通過ランドマーク数抽出部122は、通過履歴蓄積部119に蓄積された通過履歴から全てのジャンルについて通過ランドマークの位置数を取得する(ステップS101)。
駐停車ランドマーク数抽出部123は、通過履歴蓄積部121に蓄積された駐停車履歴から全てのジャンルについて駐停車ランドマークの位置数を取得する(ステップS102)。
表示ジャンル選択部124は、通過ランドマーク数抽出部122が取得した通過ランドマークの位置数と駐停車ランドマーク数抽出部123が取得した駐停車ランドマークの位置数が一致するジャンルを抽出する(ステップS103)。
表示ジャンル選択部124は、通過ランドマークと駐停車ランドマークの位置数が一致するジャンルの中から駐停車ランドマーク位置数が最も多いジャンルを一つ抽出する(ステップS104)。
位置取得部102は、GPSなどにより、移動体の現在位置を取得する(ステップS105)。
画面区域取得部109は、地図情報の装置への表示画面区域を取得する(ステップS106)。
時刻表示ランドマーク決定部125は、表示ジャンル選択部124が選択した表示ジャンルのランドマーク位置の中で画面区域取得部109が取得した表示画面区域に含まれるランドマーク位置を通過時刻表示位置として決定する(ステップS107)。
時刻算出部114は、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置について、時刻取得部101が取得した現在時刻と位置取得部102が取得した現在位置と地図情報蓄積部104が蓄積する地図情報を用いて通過時刻を算出する(ステップS108)。
地図表示部115は、地図情報蓄積部104に蓄積された地図情報を装置に表示する。同時に地図上の対応する通過時刻表示位置に時刻算出部114が算出した通過時刻を表示する(ステップS109)。
以下、本実施の形態のための前準備のフローである。
通過ランドマーク抽出部116は、位置取得部102が取得した現在位置とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報から、通過したランドマーク情報を取得する(ステップS110)。
通過履歴蓄積部119は、通過ランドマーク抽出部116が取得したユーザが通過経験のあるランドマークの位置とジャンルを蓄積する(ステップS111)。
エンジン取得部126は車のエンジンの入切情報を取得する(ステップS3112)。
駐停車判定部は移動体が駐停車(停止)しているかどうか判定を行い(ステップS113)、駐停車していると判定した場合は、ステップS3013に進む(ステップS113のYes)。駐停車していないと判定した場合は、ステップS3005に戻る(ステップS113のNo)。
移動体が駐停車している場合、駐停車ランドマーク抽出部117は、位置取得部102が取得した現在位置とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報から、駐停車したランドマーク情報を取得する(ステップS114)。
駐停車履歴蓄積部121は、駐停車ランドマーク抽出部117が取得したユーザが駐停車経験のあるランドマークの位置とジャンルを蓄積する(ステップS115)。
地図情報表示装置100は、終了するか判定を行い(ステップS116)、終了する場合は、フローを終了する(ステップS116のYes)。終了しない場合は、ステップS101に戻る(ステップS116のNo)。
(実施の形態の装置が計算機である場合の例)
なお、実施の形態の装置は計算機である場合が多い。計算機上で実行するときの本実施の形態の装置の構成例を図13に示す。
図13の装置は、入力装置8101、出力装置8105、演算・記憶装置8107により構成されている。
入力装置8101は、時刻取得装置8102と位置取得装置8103とエンジン取得装置8213で構成される。時刻取得装置8102は、時刻取得部101を含む。位置取得装置8103は位置取得部102を含む。エンジン取得装置8213はエンジン取得部126を含む。
出力装置8105は、地図表示装置8106により構成される。地図表示装置8106は地図表示部115を含む。
演算・記憶装置8107は、演算装置であるCPU(中央演算装置)8108と記憶装置であるメモリ8110によって構成される。
CPU8108は、その内部にもしくは外部に高速にアクセスできる記憶装置であるキャッシュメモリ8109を持つことが多い。CPU8108は、発生検知部105、通過ランドマーク抽出部116、駐停車ランドマーク抽出部117、駐停車判定部118、発生位置数取得部108、通過ランドマーク数抽出部122、駐停車ランドマーク数抽出部123、表示位置選択部110、表示ジャンル選択部124、時刻表示ランドマーク決定部125、時刻算出部114、画面区域取得部109を含む。
メモリ8110は、CPU8108が比較的高速にアクセスできるメインメモリ8111と記憶容量が大きい外部記憶装置、例えばハードディスク8112とにより構成されることが多い。メモリ8110は、イベント履歴蓄積部106と、通過履歴蓄積部119と、駐停車履歴蓄積部121と、ランドマーク情報蓄積部103と、地図情報蓄積部104とを含む。特に速度と容量を効率化するために、メインメモリ8111に通過履歴蓄積部119と、駐停車履歴蓄積部121とを含むイベント履歴蓄積部106を含み、ハードディスク8112にランドマーク情報蓄積部103と、地図情報蓄積部104とを含むとなお良い。
以下、本実施の形態の計算機上で実行するときのフローチャートを、図14を用いて説明する。
CPU8107は、メインメモリ8111に蓄積された通過履歴から全てのジャンルについて通過ランドマークの位置数を取得する(ステップS201)。
CPU8107は、メインメモリ8111に蓄積された駐停車履歴から全てのジャンルについて駐停車ランドマークの位置数を取得する(ステップS202)。
CPU8107は、取得した通過ランドマークの位置数と取得した駐停車ランドマークの位置数が一致するジャンルを抽出する(ステップS203)。
CPU8107は、通過ランドマークと駐停車ランドマークの位置数が一致するジャンルの中から駐停車ランドマーク位置数が最も多いジャンルを一つ抽出する(ステップS204)。
位置取得装置8103は、GPSなどにより、移動体の現在位置を取得する(ステップS205)。
CPU8107は、地図情報の装置への表示画面区域を取得する(ステップS206)。
CPU8107は、選択した表示ジャンルのランドマーク位置の中で、取得した表示画面区域に含まれるランドマーク位置を通過時刻表示位置として決定する(ステップS207)。
CPU8107は、決定した通過時刻表示位置について、時刻取得装置8102が取得した現在時刻と位置取得装置8103が取得した現在位置とハードディスク8112が蓄積する地図情報を用いて通過時刻を算出する(ステップS208)。
地図表示装置8106は、ハードディスク8112に蓄積された地図情報を装置に表示する。同時に地図上の対応する通過時刻表示位置に算出した通過時刻を表示する(ステップS209)。
以下、計算機上における本実施の形態のための前準備のフローである。
CPU8107は、位置取得装置8103が取得した現在位置とハードディスク8112蓄積されたランドマーク情報から、通過したランドマーク情報を取得する(ステップS210)。
メインメモリ8111は、CPU8108が取得したユーザが通過経験のあるランドマークの位置とジャンルを蓄積する(ステップS211)。
エンジン取得装置8213は車のエンジンの入切情報を取得する(ステップS212)。
CPU8108は移動体が駐停車(停止)しているかどうか判定を行い(ステップS213)、駐停車していると判定した場合は、ステップS214に進む(ステップS213のYes)。駐停車していないと判定した場合は、ステップS201に戻る(ステップS213のNo)。
移動体が駐停車している場合、CPU8108は、位置取得装置8103が取得した現在位置とハードディスク8112に蓄積されたランドマーク情報から、駐停車したランドマーク情報を取得する(ステップS214)。
メインメモリ8111は、CPU8108が取得したユーザが駐停車経験のあるランドマークの位置とジャンルを蓄積する(ステップS215)。
CPU8108は、終了するか判定を行い(ステップS216)、終了する場合は、フローを終了する(ステップS216のYes)。終了しない場合は、ステップS201に戻る(ステップS216のNo)。
(変形例1)
なお、実施の形態においては、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数トを算出し、両者が一致したジャンルのうち最も駐停車ランドマーク数の多いジャンルを通過時刻表示ジャンルとしていた。しかし、全てのジャンルについて通過経験のあるランドマークを算出し、通過経験のあるランドマークが全て駐停車経験もあるか否かによって判定してもよい。具体的には通過経験のあるランドマークについて全て駐停車経験もあるジャンルを通過時刻表示ジャンルとする。特に、通過経験のあるランドマークについて全て駐停車経験もあるジャンルがほぼ唯一にしか存在しないときに利用できる。これにより、ランドマークの位置数を算出しなくても表示ジャンルを決定することができる。
(変形例2)
なお、実施の形態においては、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数トを算出し、両者が一致したジャンルのうち最も駐停車ランドマーク数の多いジャンルを通過時刻表示ジャンルとしていた。しかし、実際は、いくら印象深かったとしても、通過したランドマーク全てに駐停車するわけではないので、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数が一致するジャンルは存在しない可能性がある。特に、ユーザが装置を購入して、あまり期間がたっていないときは、履歴がたまっていないため、通過ランドマークと駐停車ランドマークの数が一致するランドマークがない可能性が高い。そこで、通過したランドマークの中で駐停車したランドマークの比率を用いて通過時刻表示ジャンルを決定してもよい。具体的には、駐停車したランドマークの位置数を通過したランドマークの位置数で除算した値が最も高いジャンルを通過時刻表示ジャンルとする。これにより、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数が一致するジャンルが存在しなかったとしても通過時刻表示ジャンルを決定することができる。
なお、同様に、駐停車したランドマークの位置数を通過したランドマークの位置数で減算した値が最も高いジャンルを通過時刻表示ジャンルとしてもよい。これにより、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数が一致するジャンルが存在しなかったとしても通過時刻表示ジャンルを決定することができる。
なお、同様に、駐停車したランドマークの位置数を通過したランドマークの位置数で減算した値が所定の値より高いジャンルのうち、駐停車したランドマークの数が最も多いジャンルを通過時刻表示ジャンルとしてもよい。
これにより、ユーザが装置を購入して、あまり期間がたっていないときは、履歴がたまっていないため、通過ランドマークと駐停車ランドマークの数が一致するランドマークがない可能性が高い場合でも、通過時刻表示ジャンルを決定することができる。
(変形例3)
なお、実施の形態においては、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークを全て表示していた。しかし、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークでもユーザが通過したランドマークしか位置を知らない場合、通過していないランドマークも表示すると、位置把握に少し混乱を生じてしまう可能性がある。よって、自宅から十分現在位置が離れているときなど、通過していないランドマークについてユーザが知らないことが確実である場合などは、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの中でも通過したランドマークのみ表示してもよい。
(変形例4)
なお、実施の形態においては、駐停車したランドマークの判定を、駐停車時の位置とランドマーク位置との一致判定により行っていた。しかし、移動体が車の場合、駐車場の位置とランドマークの位置が離れていることもある。よって、駐停車の時の判定位置に関しては、判定するランドマークの駐車場の位置にしてもよい。また、駐停車位置とランドマーク位置との距離が閾値以内であれば、そのランドマークに駐停車したことにしてもよい。
(変形例5)
なお、変形例4においては、駐停車ランドマークの判定にランドマークの駐車場の位置もしくは、駐停車位置とランドマーク位置との距離により判定していた。しかし、複数の店について駐車場が共通である場合など、同じ駐停車位置で複数のランドマークが駐停車位置として検出される場合が存在する。このような場合、他のランドマークに対する駐停車履歴からユーザの駐停車目的を類推し、駐停車ランドマークを特定してもよい。具体的には、駐停車を判定するランドマークについて、同ジャンルの他のランドマークについて駐停車したことがあるという履歴があれば、ユーザはそのジャンルのランドマークにも行く可能性があるため、駐停車したランドマークとする。
(変形例6)
なお、実施の形態では、ランドマークの位置と駐停車したときの現在位置とが一致したときに停車したランドマークと判定していた。しかし、装置を使用当初など履歴が十分にたまっていない場合は、駐停車したランドマークの数が少なすぎて通過時刻を表示できない場合がある。そこで、特に移動体が車の場合、停車中、移動体の前方に位置するランドマークを停車したランドマークとしてもよい。特に車が道路上に停車している場合は、停車中に運転席の前方を見ている場合が多く、視界の先に位置するランドマークを認識している可能性が高い。逆に、道路以外に停車している場合は、前方を注視する必要がないため、車の前方のランドマークでも認識していない可能性がある。また、道路以外だと塀に囲まれているなど前方に対する視界が悪い場所も多く、他のランドマークが認識できない可能性がある。また、停車中、エンジンを切っている場合は、ユーザは車から降りている可能性が高く、前方のランドマークを認識していない可能性がある。
そこで、例えば、移動体の現在位置が道路上でかつ、エンジンを切っていないにも関わらず、一定時間以上変化していなかったとき、移動体の現在の向きの前方に位置するランドマークのうち、現在位置に近いランドマークは他のランドマークの影に隠れていないため、認識している可能性が高い。よって停車したランドマークとする。
以下本実施例の手法について説明する。
図15は、本発明の変形例6における地図情報表示装置の構成の一部を示すブロック図である。実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素は、変形例6における地図情報表示装置に特徴的な部位と関連する部位のみを示し、それらには同様の符号を付与している。また、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素に関するここでの説明を省略する。以下、まず各構成要素について図を用いて説明し、後に本装置の動作について説明する。
位置取得部202は、GPSアンテナまたはICタグ、基地局通信、画像認識等により、移動体の現在地の位置、及び現在の移動体の向きを検知する。特に車の場合、向きとは運転席の前の窓が向いている方向を表す。例えば、東経「134.5.59.9」、北緯「34.5.15.6」、向き「0度」のように移動体の経度、緯度、向きの情報を検知する。向きは真北方向角であり、真北の方向を0度とし、真北の方向から右回りを正としている。
停車判定部226は、移動体が特に車の場合、エンジン取得部126から取得したエンジン情報がエンジンを切られていない状態であったとき、停止していること、つまり停車を検知する。例えば、時刻取得部101が時刻、位置取得部202が現在位置情報を取得し、1秒以上移動体の現在位置が連続して同じ位置であり、エンジンが切られていなかった場合、停車と判定する。
道路上判定部227は、位置取得部202が取得した現在位置が、地図情報蓄積部104から取得した道路の位置上にあったときに、現在位置が道路上に存在すると判定する。例えば、図16のように地図情報蓄積部104に道路情報が蓄積されており、現在位置が東経「134.3.0.9」北緯「34.5.52.0」であったとすると、リンクID001の道路を表す式が道路情報から東経「134.3.0.9」北緯「34.6.3.6」〜北緯「34.5.30.0」の直線であることから、現在位置はこのリンクIDの直線上に存在するため、現在位置は道路上に存在すると判定される。
前方ランドマーク抽出部228は、移動体について停車判定部226が停車していると判定し、道路上判定部227が道路上にいると判定されたときに、位置取得部202が取得した移動体の向きから所定の範囲内の向きにあり、距離が現在位置から所定の範囲にあるランドマークを駐停車ランドマークとして抽出する。例えば、図17(a)は、前方ランドマーク抽出部228がランドマークを抽出する方法を模式的に示す図である。図17(c)のように、ランドマーク情報が蓄積され、図17(b)のように現在位置が東経「134.3.0.8」、北緯「34.6.3.6」、向きが「90度」であったとする。このときランドマークID「001」について位置が東経「134.3.1.0」北緯「34.6.3.7」であるため、このランドマークに対する現在位置からの距離は「6m」向きは「60度」となる。距離に対する閾値が10m、向きに対する閾値が±40度であったとすると、図7(a)の円の内部である閾値以内に存在するため、このランドマークID「001」を駐停車ランドマークとして抽出する。
駐停車履歴蓄積部221は、駐停車ランドマーク抽出部117が抽出した駐停車したランドマーク、及び前方ランドマーク抽出部228が抽出した駐停車ランドマークの位置とジャンルを蓄積する。既に同内容のものを蓄積している場合は蓄積しなくてもよい。
以下、変形例6のフローチャートを、図18を用いて説明する。図18は、本発明の変形例6における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部である。本図は、図12に示す実施の形態の地図情報表示装置100が実行する処理と同様の処理には、同一の符号を付しており、実施の形態で説明したフローについては説明を省略する。
すなわち、本図は、変形例6における地図情報表示装置が実行する処理が、図12に示すS101からS112までの処理については実施の形態と同様であり、また、S301からS304までについては変形例6に特徴的な処理であり、また、図12に示すS113からS116までの処理については実施の形態と同様であることを示す。
通過ランドマーク蓄積部119が、通過ランドマークを蓄積した後(ステップS111)、エンジン取得部126は移動体のエンジン入切情報を取得する(ステップS112)。
停車判定部226は、移動体が現在、停車中であるか判定を行う(ステップS301)。現在停車中であればステップS302に進む(ステップS301のYes)。現在停車中でなければステップS113に進む(ステップS301のNo)。
道路上判定部227は、現在移動体が道路上に存在するか判定を行い(ステップS302)、道路上に存在すれば、ステップS303に進む(ステップS302のYes)。道路上に存在しなければ、ステップS113に進む(ステップS302のNo)。
前方ランドマーク抽出部228は、位置取得部202が取得した移動体の向きから所定の範囲内の向きにあり、距離が現在位置から所定の範囲にあるランドマークを駐停車ランドマークとして抽出する(ステップS303)。
駐停車履歴蓄積部221は、前方ランドマーク抽出部228が抽出した駐停車ランドマークの位置とジャンルを蓄積する(ステップS304)。以下実施の形態と同様である。
なお、前方ランドマーク抽出部228が抽出したランドマークは、通過履歴に存在しない可能性もある。そのような場合は、通過履歴蓄積部119に蓄積しても良い。
なお、状況によっては、道路上に停車していたとしてもそれほど前方を注視していない可能性がある。例えば、人を送迎するために停車している場合は、前方を気にする必要がなく、むしろ送迎対象の人を気にしているため、前方を注視していない可能性が高い。同様に休憩のために停車している場合も前方を注視していない可能性が高い。また、車からユーザが降りた場合も前方を注視していない可能性が高い。対して、特に信号がある場所で停車していた場合は、信号のある前方を見つめるため、前方の認識性が高い。また、渋滞のある場所で停車していた場合は、前方の車の移動を見つめるため、前方の認識性が高い。よって、現在位置が一定時間以上同じ位置に存在し、その上現在位置が信号の位置から所定の範囲内に存在するときに、停車を検知してもよい。また、現在位置が渋滞中に存在するときも停車を検知しても良い。
これにより、前方を注視していない停車を除くことができる。
(変形例7)
なお、実施の形態においては、学習した履歴により通過時刻を表示するランドマークのジャンルを変更していた。しかし、十分学習が進んだ後は、通過時刻を表示するジャンルを固定していた方がユーザにとってわかりやすい。なぜなら表示される通過表示位置が固定され、その位置の通過時刻により、その位置や他の位置の通過時刻を算出することに慣れるからである。よって、例えば通過時刻表示ジャンルの駐停車ランドマークの位置数が一定値を越えたら、それ以上学習は行わず、通過時刻表示を固定してもよい。なぜならば、たとえそれ以上にユーザにとって明確なランドマークが存在したとしても、そのランドマークは充分ユーザにとって位置がよくわかる場所と考えられるからである。
(変形例8)
なお、実施の形態においては、通過時刻表示ジャンルを一つに固定していた。なぜなら、一つのジャンルのランドマークについて表示した方がユーザにとって通過時刻を表示された位置の把握がしやすいからである。しかし、一つのジャンルのランドマークでは、ランドマーク数が少なくなりすぎて、地図画面にほとんど通過時刻表示がされないという場合がある。そこで通過時刻を表示するランドマークの位置が一定になるように、通過時刻を表示するランドマークのジャンルを増やしてもよい。このとき、駐停車ランドマーク位置数の多いものから順に選択するが、表示されるランドマーク同士の位置が近くに位置しないようにする。具体的には、同じものを売っているジャンル同士で、複数のランドマーク表示ジャンルを構成する。なぜなら同じものを売っているランドマークは競合を避けるため、ランドマーク同士が離れることが多いからである。また、それぞれのランドマーク位置について距離を算出し、最小距離が大きくなるようなジャンル同士を選択してもよい。
ただ、複数のランドマークを表示すると、位置の把握が困難になるため、通過時刻を表示するランドマークのジャンルを表すアイコンを、通過時刻とともに表示すると特に有効である。例えば、通過時刻を表示する位置のランドマークのジャンルが「コンビニエンスストア:Cコンビニ」であった場合、Cコンビニの看板の絵を通過時刻と共に表示する。
(変形例9)
なお、実施の形態においては、ジャンルにより通過時刻表示位置を決定していた。このジャンルは特に系列店(チェーン店)に特定すると、商圏の競合を避けるため、それぞれの位置が離れるという利点があった。また店の外観が共通なものも多いためユーザが認識しやすいという利点があった。よって、ジャンルを系列店に限定してもよい。ジャンルを系列店とするときの、系列店情報の作成方法について説明する。
一般的に系列店であるランドマークの名称は「Cコンビニ AA店」「京阪電車 AA市駅」など、(「系列店名 地名+(店))」もしくは「AA Cコンビニ」など「地名+系列店名」の構成になっていることが多い。よって、地名を除去することで系列店の名前を抽出することができる。具体的には地名データベースを備え、ランドマークの名称から、名称の先頭または末尾の地名を除去することにより、系列店名を抽出し、ジャンルとしてもよい。地名についてはランドマークの位置も用いて該当する地名を算出する。
系列店を抽出する際に、似たランドマークの名称の一致度をとるだけでは、例えば、「UVW」と「UVU」などのように、似た名前のランドマークも同じ系列店とみなされる場合がある。地名を除去することにより、より確実に系列店名を抽出することができる。
(変形例10)
なお、変形例9においては、ランドマークの名称から地名を抽出することにより系列店を検出していた。しかし、同じ会社の同じ系列店であっても名称が異なることや、字数の問題で、ランドマーク情報に名称が正確に記されていない場合も存在する。そこで、ランドマークのURL(Uniform Resource Locator)情報、ウェブサイト情報から系列店を抽出してもよい。具体的には、ランドマークのウェブページのトップページが一致する場合、同じ系列店とする。トップページに関しては、ランドマークのウェブページのリンクから判断してもいいし、ウェブページのURLの「/」までの前方一致性から判定してもよい。例えば、ウェブページが「http://www.tokkyo_test.com/abc.html」であるランドマークと、ウェブページが「http://www.tokkyo_test_abc_hc.com」であるランドマークとでは、URLの「/」までの前方一致性が高い。具体的にはドメイン名が一致するため、同系列店である。
なお、ランドマークのウェブページの店舗一覧ページから同系列店であることを判定してもよい。
(変形例11)
なお、変形例8においてはランドマークの名称、変形例10においては、ランドマークのウェブページにより系列店を判定していた。しかし、実際にユーザがランドマークを目にするときに認識するのは、ランドマークの看板である。よって、比較するランドマークの看板を同サイズに拡大縮小したときに、一致度が高ければ同系列店としてもよい。これにより、店舗により看板が全く異なり、同じ系列店でもユーザが一目でそれとわからないような系列店を除去することができる。
(変形例12)
なお、実施の形態においては、駐停車ランドマーク数と通過ランドマーク数の一致するジャンルが複数あった場合、最も駐停車ランドマーク数の多いジャンルを選択していた。しかし、通過時刻が表示されるランドマークの数が多すぎるとユーザにとって一目で表示画面を認識するのが困難になる。よって、ランドマーク数もしくは駐停車ランドマーク数が閾値以上であるジャンルは通過時刻表示ジャンルから除去してもよい。
(変形例13)
なお、変形例12においては、表示される縮尺に関わらず、表示されるジャンルは一定であった。しかし、表示されるジャンルが縮尺によらず一定では、広域地図では、通過表示位置が多すぎて見えにくくなる。詳細地図では逆に通過表示位置が少なすぎてなくなってしまう場合がある。よって、縮尺に応じて表示されるジャンルを変更してもよい。表示される通過時刻表示位置の数が一定になるように縮尺によりランドマーク数を制限する閾値を変更する。
(変形例14)
なお、実施の形態においては、現在の地域に関わらず、表示されるジャンルは一定であった。しかし、特にジャンルが系列店の場合、系列店は地域密着型の系列店が多く、主に位置する地域が異なる場合がある。例えば、関東には多いが関西にはほとんど店舗がない系列店の場合、関東を移動している場合は通過時刻が表示されるが、関西では全く表示されないという場合が存在する。そこで地域により通過時刻を表示するジャンルを変更してもよい。具体的には、都道府県ごとに、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数を算出し、通過したランドマークの位置数と駐停車したランドマークの位置数が一致したジャンルのうち、現在位置する都道府県で最も駐停車したランドマークの位置数が多いジャンルを通過時刻表示ジャンルとする。これにより、地域による通過時刻表示位置数の変化を防ぐことが出来る。
また、出発位置をも対応づけた履歴を蓄積し、各移動の出発位置を考慮して通過時刻表示ジャンルを変更しても良い。
(変形例15)
なお、実施の形態では、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークのうち、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの位置の通過時刻を表示していた。このランドマーク情報蓄積部103に蓄積するランドマーク情報はインターネットなどの外部ネットワークから最新の情報を入手し、常に更新してもよい。これにより新しいランドマークができたときも、その位置の通過時刻を表示するため、ユーザは現実との対応がとりやすくなる。ただ、ランドマークの閉店や移転などにより、通過時刻表示ジャンルが同一であっても、今までの通過時刻が表示されていた位置において、通過時刻が表示されなくなる場合がある。しかし、装置をユーザが充分使用した後は、ユーザは表示される通過時刻表示位置について学習しており、その場所の通過時刻から他の場所の通過時刻を判断するのに慣れている可能性がある。そういった場合、今まで表示されていた位置の通過時刻が表示されなくなるとユーザにとって不便になる。そこで、ランドマーク情報更新により、ランドマークの位置が変更された後も、以前に通過時刻を表示していた位置にそのまま通過時刻を表示してもよい。例えば、図19のように、以前に通過時刻を表示していた位置に以前とは違うアイコンを表示し、通過時刻を表示する。
しかし、ランドマークが移転するなど同ジャンルの別のランドマークが消去されたランドマークの位置の充分近くに存在する場合は、新しいランドマーク位置の通過時刻表示によって他の位置の通過時刻が算出できると考えられるため、以前の通過時刻表示位置を消去する。例えば、図20の場合、以前のランドマーク表示位置ID001のランドマークは現在のランドマーク情報蓄積部103に蓄積されていない。そこで以前の通過時刻表示位置について、現在の同ジャンルのランドマークの位置との距離を計算する。距離の最小値が閾値未満であれば消去し、閾値以上であれば、以前の通過時刻表示位置にも通過時刻を表示する。図20の場合、例えば以前に存在したID001のランドマーク位置とID002のランドマーク位置との距離を算出し、閾値例えば、100m以内であったとすると、以前の通過時刻表示位置を消去する。
以下本実施例の手法について説明する。
図21は、本発明の変形例15における地図情報表示装置の構成の一部を示すブロック図である。実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素は、変形例15における地図情報表示装置に特徴的な部位と関連する部位のみを示し、それらには同様の符号を付与している。また、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素に関するここでの説明を省略する。以下、まず各構成要素について図を用いて説明し、後に本装置の動作について説明する。 ランドマーク更新部330は、外部ネットワーク媒体120から受け取ったランドマークの更新情報とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークの情報を用いて、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークの情報を更新する。ランドマーク更新部330は、ランドマーク更新情報取得部329と、ランドマーク追加部326、ランドマーク削除判定部327、ランドマーク削除部328により構成される。
ランドマーク更新情報取得部329は、ランドマークの追加、削除といった更新情報を外部ネットワーク媒体120から取得する。例えば、図22のように「追加」または「削除」といった更新の種類と共に、ランドマークの位置とジャンルの情報を取得する。例えば、東経「134.3.0.9」北緯「34.6.3.6」の位置にあるジャンル「A書店」のランドマークを「削除」するという情報を取得する。
ランドマーク追加部326は、ランドマーク更新情報取得部329が取得した更新の種類「追加」のランドマーク更新情報に従って、ランドマーク情報蓄積部103に取得した新たなランドマークの位置とジャンルの情報とを追加する。
ランドマーク削除判定部327は、ランドマーク更新情報取得部329が取得した更新の種類「削除」のランドマーク更新情報とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークの情報とを用いて、削除対象となるランドマークを削除するかしないかの判定を行う。具体的には、削除対象ランドマークの位置から所定の範囲内の距離に同ジャンルのランドマークがなければ削除しない。同ジャンルのランドマークがあれば削除する。図23(a)のように、ランドマーク更新情報を受け取ったとする。所定の範囲を100mとする。削除対象のランドマークは図23(b)のID「001」のランドマークであり、位置は東経「134.3.0.9」北緯「34.6.3.6」、ジャンルは「A書店」である。ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されている同ジャンルのランドマークはID「004」のランドマークであるが、削除対象であるID「001」のランドマーク位置との距離は、それぞれの位置から計算すると「1000m」となり「100m」よりも大きい。所定の範囲内に同ジャンルのランドマークが存在しないため、ID「001」のランドマークは削除しないと決定する。
ランドマーク削除部328は、ランドマーク更新情報取得部329がランドマークを削除することを判定した場合、ランドマーク更新情報に従って、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されているランドマークのうち、ランドマーク更新情報のランドマーク位置とジャンルが一致するランドマーク情報を削除する。
以下、変形例15のフローチャートを、図24を用いて説明する。
図24は、本発明の変形例15における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部である。本図は、図12に示す実施の形態の地図情報表示装置100が実行する処理と同様の処理には、同一の符号を付しており、実施の形態で説明したフローについては説明を省略する。
すなわち、本図は、変形例15における地図情報表示装置はS401からS406までの処理を実行し、その後に変形例15における地図情報表示装置が実行する処理は、図12に示す実施の形態の地図情報表示装置100が実行するS101以降の処理と同様であることを示す。
ランドマーク更新情報取得部329は、ランドマークの追加、削除といった更新情報を外部ネットワーク媒体120から取得する(ステップS401)。
ランドマーク追加部326は、ランドマーク更新情報取得部329が取得したランドマーク更新情報の中にランドマーク追加情報があるかどうかを判定する(ステップS402)。
ランドマーク追加情報があれば、ステップS403に進む(ステップS402のYes)。ランドマーク追加情報がなければ、ステップS404に進む(ステップS402のNo)。ランドマーク追加情報があった場合、ランドマーク追加部326は、ランドマーク更新情報取得部329が取得したランドマーク更新情報に従って、ランドマーク情報蓄積部103に取得した新たなランドマークの位置とジャンルの情報を追加する(ステップS403)。
ランドマーク削除判定部327は、ランドマーク更新情報取得部329が取得したランドマーク更新情報の中にランドマーク削除情報があるかどうかを判定する(ステップS404)。ランドマーク削除情報があれば、ステップS405に進む(ステップS404のYes)。ランドマーク追加情報がなければ、ステップS101に進む(ステップS404のNo)。ランドマーク削除情報があった場合、ランドマーク削除判定部327は、ランドマーク更新情報取得部329が取得した更新の種類「削除」のランドマーク更新情報とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマークの情報を用いて、削除対象となるランドマークを削除するかしないかの判定を行う(ステップS405)。ランドマークを削除するように判定されたならば、ステップS406に進む(ステップS405のYes)。ランドマークを削除しないように判定されたならば、ステップS406に進む(ステップS405のNo)。ランドマークを削除するように判定された場合、ランドマーク削除部328は、ランドマーク更新情報に従って、ランドマーク情報蓄積部103に蓄積されているランドマークのうち、ランドマーク更新情報のランドマーク位置とジャンルが一致するランドマーク情報を削除する(ステップS406)。以下実施の形態と同様である。
(変形例16)
なお、実施の形態では通過時刻表示位置は、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの位置であった。しかし、ランドマークの位置と実際にユーザが欲しい通過時刻の表示位置が異なる可能性がある。ユーザの位置の把握に使うのはランドマークの位置であるが、実際通過時刻が知りたい場所が異なる場合がある。例えば、図25のように、ユーザの進路上と通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの位置がずれている場合、ユーザが本当に知りたいのは図25の点線の丸印で示すような進路上の通過時刻であり、この通過時刻を通過時刻が実際に表示された位置から類推する。しかし類推するのは時間がかかるため、できるだけ類推しなくてもすむような位置の時刻を表示するのが望ましい。よって目的地を設定、あるいは装置がユーザの移動先を履歴などから予測し、ユーザの未来の移動経路とランドマークの位置を比較し、最もランドマークの位置に近い移動経路上の位置の通過時刻を表示してもよい。
このとき、図26のようにアイコンなどランドマークの位置と実際に通過時刻を表示している位置をそれぞれ表示すると、ユーザが位置関係を把握しやすくなるため、なおよい。
なお、変更先の通過時刻表示位置だけでなくランドマークの位置にもそのまま通過時刻を表示してもよい。
(変形例17)
なお、変形例16では、ユーザの移動経路上に通過時刻表示位置を変更していた。しかし、実際はユーザの未来の移動経路は不確定であり、ランドマークの位置に通過時刻を表示する方がユーザにとって有益な場合もある。よって、通過時刻表示位置を変更する状況をさらに限定することで、本当にユーザが通過時刻表示位置を変更してほしいときだけに変更できる。具体的には、通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの中でも、ユーザが通過したことがないランドマークは、その位置を通過することは、まずない。しかも通過したことがないランドマークの位置は現実での位置がわからないため、その位置から通過時刻を知りたい位置のランドマークの通過時刻を類推するのもユーザにとって困難である。よって、地図表示画面区域中の通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークについて通過履歴を分析し、通過したことがあれば、そのままその位置の通過時刻を表示する。しかし、通過したことがない場合は通過時刻表示位置を変更する。ただ、通過時刻表示位置は最も疎らになるように選択されているため、変更対象の通過時刻表示位置に近い位置に変更するほうが、ユーザにとって他の位置の通過時刻が類推しやすくなる。特に変更先は通過したことがある場所であると、ユーザにとって実際の位置がわかりやすくなり、より類推しやすくなる。また、通過したことがあるため、ユーザの未来の移動経路となる可能性も比較的高く、他の場所の通過時刻も類推移しやすい。具体的には、通過履歴を分析し、通過したことがある全てのジャンルのランドマークのうち、最も通過時刻を変更するランドマークの位置に近いものを通過時刻表示位置とする。
以下本実施例の手法について説明する。
図27は、本発明の変形例17における地図情報表示装置の一部の構成を示すブロック図である。本図では、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素は、変形例17における地図情報表示装置に特徴的な部位と関連する部位のみを示し、それらには同様の符号を付与している。また、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素に関するここでの説明を省略する。以下、まず各構成要素について図を用いて説明し、後に本装置の動作について説明する。
表示位置選択部410は、発生位置数取得部108が取得したイベント発生位置数とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報、画面区域取得部109から取得した表示画面区域により、取得したランドマーク位置の中から通過時刻表示位置を決定する。表示位置選択部410は、表示ジャンル選択部124と、時刻表示ランドマーク決定部125と、変更対象抽出部426と、変更先算出部427とにより構成される。
変更対象抽出部426は、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置のうち、通過履歴蓄積部119に蓄積されていない位置を変更対象位置として全て抽出する。
ここで、図28は、時刻算出の変更対象位置を抽出する例を示す図である。例えば、図28(a)のように通過時刻表示ランドマーク位置が決定されており、図28(b)のように通過ランドマークが蓄積されていたとすると、図28(c)のように通過ランドマークに存在しないランドマークは、ランドマーク位置東経「134.3.0.9」北緯「34.5.30.1」の位置のみである。
変更先算出部427は、変更対象抽出部426が抽出した変更対象位置に対して、通過履歴蓄積部119に蓄積された通過ランドマーク位置のなかから変更先位置を算出する。具体的には通過ランドマークのうち、画面区域取得部109が取得した表示画面区域内に存在し、通過時刻表示位置ではないランドマークのうち、最も変更対象位置に距離が近いランドマークを変更先位置として算出する。例えば、図29(a)に示す位置にあるジャンル「A書店」であるランドマークが変更対象であるとする。また、図29(c)のように、通過ランドマークが蓄積されているとする。このとき、通過ランドマークのうち、図29(b)に示す表示画面区域内に存在し、通過表示位置と異なるランドマークはID「003」とID「004」である。ID「003」に対する変更対象ランドマーク位置からの距離を計算すると「1152m」となる。また、ID「004」に対する変更対象ランドマーク位置からの距離を計算すると「1794m」となるため、最も距離が近いID「003」のランドマークの位置である、経度「134.3.20.9」、緯度「34.6.3.6」を変更先位置とする。
時刻算出部114は、実施の形態と同様に、時刻取得部101が取得した現在時刻、位置取得部102が取得した現在位置、地図情報蓄積部104に蓄積された道路情報、特にリンク間の旅行時間情報から、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置のうち、変更対象抽出部426が抽出していない位置、及び変更先位置算出部427が算出した変更先位置に対して、最短の通過時刻を算出する。
以下、変形例17のフローチャートを、図30を用いて説明する。図30は、本発明の変形例17における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部である。本図は、図12に示す実施の形態の地図情報表示装置100が実行する処理と同様の処理には、同一の符号を付しており、実施の形態で説明したフローについては説明を省略する。
すなわち、本図は、変形例17における地図情報表示装置が実行する処理が、図12に示すS101からS107までの処理については実施の形態と同様であり、また、S501からS503までについては変形例17に特徴的な処理であり、また、図12に示すS109からS116までの処理については実施の形態と同様であることを示す。
時刻表示ランドマーク決定部125が通過時刻表示位置を決定した後(ステップS107)、変更対象抽出部426は、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置のうち、通過履歴蓄積部119に蓄積されていない位置を変更対象位置として全て抽出する(ステップS501)。変更先算出部427は、変更対象抽出部426が抽出した変更対象位置に対して、最も近い通過履歴蓄積部119に蓄積された通過ランドマーク位置を抽出する(ステップS502)。時刻算出部114は、時刻表示ランドマーク決定部125が決定した通過時刻表示位置のうち、変更対象抽出部426が抽出していない位置、及び変更先位置算出部427が算出した変更先位置に対して、最短の通過時刻を算出する(ステップS503)。以下実施の形態と同様である。
なお、地図表示部は、図26のようにアイコンなどによってランドマークの位置と実際に通過時刻を表示している位置とをそれぞれ地図上に表示すると、ユーザが位置関係を把握しやすくなるため、なおよい。
なお、変更先算出部427は、通過したランドマークに対して変更するのではなく、通過履歴と地図情報から算出した変更対象位置に最も近い交差点を変更先位置として選択しても良い。特にランドマークが少ない地域において有効である。
(変形例18)
なお、実施の形態においては移動体が通過ランドマーク位置数と停車ランドマーク位置数が一致し、よく知っていると思われる通過時刻表示ジャンルについて通過時刻を表示することで、ユーザにとって対応の現実の位置との対応がとりやすい場所の通過時刻を表示していた。通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークのうち、通過、停車したことが全くないランドマークについては、通過時刻表示ジャンルに該当する他のランドマークに比べて、現実の位置との対応がとりづらい。そこで、そのようなランドマークについては、ユーザがそのランドマーク通ったときに通過時刻表示ジャンルを通ったことを伝えると、ユーザはより現実の位置との対応がとりやすくなる。
以下本実施例の手法について説明する。
図31は、本発明の変形例18における地図情報表示装置の一部の構成を示すブロック図である。本図では、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素は、変形例18における地図情報表示装置に特徴的な部位と関連する部位のみを示し、それらには同一様の符号を付与している。また、実施の形態で示した同様の機能を有する構成要素に関するここでの説明を省略する。以下、まず各構成要素について図を用いて説明し、後に本装置の動作について説明する。
一致判定部530は、通過ランドマーク抽出部116が抽出した現在位置に存在するランドマークのジャンルと表示ジャンル選択部124が選択したジャンルが一致するかどうかを判定する。
ジャンル提示部531は、一致判定部530が一致すると判定したときに、通過ランドマーク抽出部116が抽出した現在位置に位置するランドマークのジャンルを移動体に提示する。例えば、現在位置に位置するランドマークのジャンルが系列店「Cコンビニ」であった場合、図32のように、移動体に「ここはCコンビニです」と音声や地図表示画面で提示する。
以下、変形例18のフローチャートを、図33を用いて説明する。図33は、本発明の変形例18における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートである。本図は、図33に示す実施の形態の地図情報表示装置が実行する処理と同様の処理には、同一の符号を付しており、実施の形態で説明したフローについては説明を省略する。
通過ランドマーク抽出部116が、位置取得部102が取得した現在位置とランドマーク情報蓄積部103に蓄積されたランドマーク情報から、通過したランドマーク情報を取得した後(ステップS110)、一致判定部530は、通過ランドマーク抽出部116が抽出した現在位置に存在する通過ランドマークのジャンルと表示ジャンル選択部124が選択したジャンルが一致するかどうかを判定し(ステップS611)、一致する場合は(ステップS611のYes)、ステップS612に進む。一致しない場合は(ステップS611のNo)、ステップS101に戻る。ジャンルが一致する場合、ジャンル提示部531は、現在位置に存在する通過ランドマークのジャンルを移動体に提示する(ステップS612)。
以上、実施の形態および変形例について説明したが、本発明の地図情報表示装置は、これらに限定されるものではない。以上の実施の形態および変形例で説明した地図情報表示装置が備える各機能を、矛盾しない限りにおいて、任意に組み合わせて構成される装置であってもよい。
本発明に係る地図情報表示装置は、カーナビゲーション装置やGPS、地図付き携帯電話等の移動体の位置情報を取得し、地図情報を提供する装置に適用できる。
本発明の実施の形態における地図情報表示装置の構成を示すブロック図である。 ランドマーク情報蓄積部に蓄積されたランドマーク情報の例を示す図である。 地図情報蓄積手段に蓄積された道路情報の例を示す図である。 通過ランドマーク抽出部が通過ランドマークを抽出する例を示す図である。 通過履歴蓄積部に蓄積された通過ランドマークの例を示す図である。 駐停車履歴蓄積部に蓄積された停車ランドマークの例を示す図である。 通過ランドマーク数抽出部が通過ランドマーク数を算出する例を示す図である。 駐停車ランドマーク数抽出部が停車ランドマーク数を算出する例を示す図である。 表示ジャンル選択部が通過時刻表示ジャンルを選択する例を示す図である。 時刻表示ランドマーク決定部が通過時刻表示ランドマーク位置を決定する例を示す図である。 通過時刻表示部が通過時刻を表示する例を示す図である。 本発明の一実施の形態における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態の計算機における地図情報表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態の計算機における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明の変形例6における地図情報表示装置の構成の一部を示すブロック図である。 道路上判定部が現在位置は道路上であるかを判定する例を示す図である。 前方ランドマーク抽出部が前方ランドマークを抽出する例を示す図である。 本発明の変形例6における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部である。 ランドマークが消去したとしても通過時刻を表示する例を示す図である。 周りのランドマークの位置により、失われたランドマークの位置について通過時刻の表示を判定する例を示す図である。 本発明の変形例15における地図情報表示装置の構成を示すブロック図の一部である。 ランドマーク更新情報の例を示す図である。 ランドマーク削除判定の例を示す図である。 本発明の変形例15における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部である。 通過時刻表示ジャンルに該当するランドマークの位置とユーザが通過時刻を知りたい位置が異なる例を示す図である。 ランドマークに近い移動経路上の位置の通過時刻を表示する例を示す図である。 本発明の変形例17における地図情報表示装置の構成の一部を示すブロック図である。 時刻算出の変更対象位置を抽出する例を示す図である。 時刻算出の変更先位置を算出する例を示す図である。 本発明の変形例17における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートの一部を示す図である。 本発明の変形例18における地図情報表示装置の構成の一部を示すブロック図である。 ジャンル提示部がジャンル名を提示する例を示す図である。 本発明の変形例18における地図情報表示装置の動作の例を示すフローチャートである。 地図上の通過時刻表示位置が密集している例を示す図である。
符号の説明
100 地図情報表示装置
101 時刻取得部
102 位置取得部
103 ランドマーク情報蓄積部
104 地図情報蓄積部
105 発生検知部
106 イベント履歴蓄積部
108 発生位置数取得部
109 画面区域取得部
110 表示位置選択部
114 時刻算出部
115 地図表示部
116 通過ランドマーク抽出部
117 駐停車ランドマーク抽出部
118 駐停車判定部
119 通過履歴蓄積部
120 外部ネットワーク媒体
121 駐停車履歴蓄積部
122 通過ランドマーク数抽出部
123 駐停車ランドマーク数抽出部
124 表示ジャンル選択部
125 時刻表示ランドマーク決定部
126 エンジン取得部
202 位置取得部
221 駐停車履歴蓄積部
226 停車判定部
227 道路上判定部
228 前方ランドマーク抽出部
326 ランドマーク追加部
327 ランドマーク削除判定部
328 ランドマーク削除部
329 ランドマーク更新情報取得部
330 ランドマーク更新部
410 表示位置選択部
426 変更対象抽出部
427 変更先算出部
530 一致判定部
531 ジャンル提示部
8101 入力装置
8102 時刻取得装置
8103 位置取得装置
8105 出力装置
8106 地図表示装置
8107 演算・記憶装置
8108 CPU
8109 キャッシュメモリ
8110 メモリ
8111 メインメモリ
8112 ハードディスク
8213 エンジン取得装置

Claims (10)

  1. 移動体向けに地図を表示する装置であって、
    地図と、前記地図に含まれる地点の通過予想時刻とを含む画像を表示する表示手段と、
    前記移動体の通過および駐停車を含むイベントの発生した位置と、当該イベントの種類と、当該イベントの発生位置から一定の範囲内に存在するランドマークとを対応付けた情報であるイベント履歴情報を蓄積しているイベント履歴蓄積手段と、
    ランドマークの位置と、当該ランドマークが属するジャンルとを対応付けたランドマーク情報を蓄積しているランドマーク情報蓄積手段と、
    前記ランドマーク情報を参照して、前記イベント履歴情報を前記ランドマークが属するジャンル毎に集計することにより、前記ジャンル毎の前記通過が発生した地点の数である通過発生地点数と、前記ジャンル毎の前記駐停車が発生した地点の数である駐停車発生地点数とを取得する発生位置数取得手段と、
    前記通過発生地点数と前記駐停車発生地点数とが予め定めた条件を満たす近さにあるジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択手段と、
    選択された前記表示ジャンルに属するランドマークを、前記ランドマーク情報を参照することにより特定し、特定した当該ランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定手段と、
    決定された前記位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出手段と、
    前記地図と、前記通過予想時刻が算出された前記位置と関連付けられた前記通過予想時刻とを含む前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする地図情報表示装置。
  2. 前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数と前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数との前記ジャンル毎の差が所定の閾値より小さいジャンルを前記表示ジャンルとして選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報表示装置。
  3. 前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数と前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数との前記ジャンル毎の差が所定の閾値より小さいジャンルのうち、前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数が最も多いジャンルを前記表示ジャンルとして選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の地図情報表示装置。
  4. 前記表示ジャンル選択手段は、前記ジャンル毎の前記通過発生地点数に対する前記ジャンル毎の前記駐停車発生地点数の前記ジャンル毎の比が最大であるジャンルを前記表示ジャンルとして選択する
    請求項1に記載の地図情報表示装置。
  5. さらに、前記移動体が道路上で一定時間以上留まった場合に、駐停車イベントを検知するとともに、移動体の前方に存在するランドマークのうち、移動体の位置から所定の距離以内のランドマークを当該駐停車イベントが発生した位置に存在するランドマークとして検知する発生検知手段と、
    前記発生検知手段により検知された前記駐停車イベントの発生位置と、イベントの種類である駐停車と、前記発生検知手段により検知された前記ランドマークと対応付けて前記イベント履歴情報蓄積手段に格納するイベント履歴情報格納手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報表示装置。
  6. さらに、外部ネットワーク媒体からランドマークの更新情報を取得し、取得した前記更新情報に基づいて前記ランドマーク情報を更新するか否かを判断する更新判断手段と、
    前記更新判断手段が更新すると判断した場合に、前記更新情報に従って、前記ランドマーク情報を更新するランドマーク情報更新手段とを備え、
    前記更新判断手段は、前記更新情報がランドマークの削除を含み、かつ、前記更新情報に含まれる削除対象のランドマークから所定の距離以内に、前記削除対象のランドマークと同ジャンルであるランドマークが前記削除対象のランドマーク以外に存在しない場合に、前記更新情報に削除対象として含まれるランドマークに関する前記ランドマーク情報を更新しないと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報表示装置。
  7. 前記表示ランドマーク決定手段は、さらに、前記表示ジャンル選択手段が選択したジャンルに属するランドマークのうち、移動体が通過していないランドマークについて、前記移動体が通過していないランドマークの位置の近くに存在する、移動体が通過したことがある位置を通過時刻表示位置として決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報表示装置。
  8. 移動体向けに地図を表示する地図情報表示方法であって、
    イベントの発生した位置と、当該イベントの種類と、当該イベントの発生位置に存在するランドマークとを対応付けた情報であるイベント履歴情報を、前記ランドマークが属するジャンル毎に集計することにより得られる、前記ジャンル毎の通過というイベントが発生した地点の数である通過発生地点数と、前記ジャンル毎の駐停車というイベントが発生した地点の数である駐停車発生地点数とに基づいて、通過予想時刻を表示する地点が属するジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択ステップと、
    ランドマークの位置と、当該ランドマークが属するジャンルとを対応付けたランドマーク情報を参照することにより、選択された前記表示ジャンルに属するランドマークを特定し、特定した当該ランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定ステップと、
    決定された前記位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出ステップと、
    前記地図と、前記通過予想時刻が算出された前記位置に関連付けられた前記通過予想時刻とを含む画像をモニタに表示させる表示制御ステップとを含む
    ことを特徴とする地図情報表示方法。
  9. 移動体向けに地図を表示する地図情報表示プログラムであって、
    イベントの発生した位置と、当該イベントの種類と、当該イベントの発生位置に存在するランドマークとを対応付けた情報であるイベント履歴情報を、前記ランドマークが属するジャンル毎に集計することにより得られる、前記ジャンル毎の通過というイベントが発生した地点の数である通過発生地点数と、前記ジャンル毎の駐停車というイベントが発生した地点の数である駐停車発生地点数とに基づいて、通過予想時刻を表示する地点が属するジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択ステップと、
    ランドマークの位置と、当該ランドマークが属するジャンルとを対応付けたランドマーク情報を参照することにより、選択された前記表示ジャンルに属するランドマークを特定し、特定した当該ランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定ステップと、
    決定された前記位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出ステップと、
    前記地図と、前記通過予想時刻が算出された前記位置に関連付けられた前記通過予想時刻とを含む画像をモニタに表示させる表示制御ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする地図情報表示プログラム。
  10. 演算装置と、記憶媒体とから構成される装置であって、
    前記記憶媒体には、
    イベントの発生した位置と、当該イベントの種類と、当該イベントの発生位置に存在するランドマークとを対応付けた情報であるイベント履歴情報と、
    ランドマークの位置と、当該ランドマークが属するジャンルとを対応付けたランドマーク情報とが蓄積され、
    前記演算部は、
    前記イベント履歴情報を前記ランドマークが属するジャンル毎に集計することにより得られる、前記ジャンル毎の通過というイベントが発生した地点の数である通過発生地点数と、前記ジャンル毎の駐停車というイベントが発生した地点の数である駐停車発生地点数とに基づいて、通過予想時刻を表示する地点が属するジャンルを表示ジャンルとして選択する表示ジャンル選択ステップと、
    選択された前記表示ジャンルに属するランドマークを、前記ランドマーク情報を参照することにより特定し、特定した当該ランドマークの位置を通過時刻の表示位置として決定する表示ランドマーク決定ステップと、
    決定された前記位置の通過予想時刻を算出する予想時刻算出ステップと、
    前記地図と、前記通過予想時刻が算出された前記位置に関連付けられた前記通過予想時刻とを含む画像をモニタに表示させる表示制御ステップとを実行する
    ことを特徴とする装置。
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