JP2008038389A - ドアクローザ - Google Patents

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JP2008038389A JP2006211328A JP2006211328A JP2008038389A JP 2008038389 A JP2008038389 A JP 2008038389A JP 2006211328 A JP2006211328 A JP 2006211328A JP 2006211328 A JP2006211328 A JP 2006211328A JP 2008038389 A JP2008038389 A JP 2008038389A
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Yoshiaki Kato
義明 加藤
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

【課題】 開扉時扉が風で煽られたとき、任意の開角度で緩衝できるドアクローザを提供する。
【解決手段】 シリンダ室内に作動油を充填したシリンダ本体1の両端をシリンダキャップで閉塞し、上記シリンダ室内に扉の開閉に連動してシリンダ室内を移動するピストン組立体4を組込み、閉扉時、第2シリンダ室7に弾装された圧縮コイルばね8の弾力によってピストン組立体を動かし、このピストン組立体によって加圧された第1シリンダ室内の作動油をオリフィス孔を通して第2シリンダ室内に還流させるようにしたものにおいて、開扉時圧縮コイルばね8を押し縮める方向に移動する第2ピストンヘッド6の圧縮コイルばね8に対向する面に、第2ピストンヘッドの還流孔9と同軸に可撓性のチューブ11を接続する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ドアクローザに係り、特に、開扉中扉が風で煽られた場合自動的に緩衝し、扉が急激に開かないようにしたドアクローザに関する。
ドアクローザは閉扉時緩衝するため、扉を開けるとき風で煽られると急激に扉が開いてしまい、騒音や衝撃を発生させることがあり、この場合開扉方向に人が居ると思わぬ怪我をすることがある。
これを防止するため、扉が煽られたときこれを緩衝する装置(以下単にバックチェックという)を備えたドアクローザも提案され、或いは実用されている。
ある種のバックチェックは、例えば、開扉角度が90度になるまでは制動を掛けない、すなわち緩衝しないが、90度以上から開角度一杯まで作動油をオリフィスを通してばねがある低圧室に還流させる、すなわち、扉を開くときにも緩衝するように構成されている。
特許第2567305号の特許公報
しかしながら、上記した開扉時一定角度範囲内で何時も緩衝するタイプのドアクローザは、風が無いときには開扉時余計な力を要する。
また、例えば開扉角度90度迄は緩衝機能がないので、扉の開き始めに風に煽られたときには、例えば開扉角度90度迄は扉が加速されるから、その範囲内で扉が人に衝突することがあって危険である。
これを防止するため、上記特許文献1に記載されたドアクローザは、バックチェック内に扉が風で煽られたことを検知する機構があり、扉が風で煽られたときにのみ開扉時緩衝するように構成されている。
しかし、このドアクローザは、構成が非常に複雑であり、シリンダ内にピストン以外の可動部を設けているので、可動部のシーリングが合理的に行われ、作動に信頼性があるとしても、コストが増大する、等未だ改良の余地がある。
そこで、この発明は、簡単な機構を増設するだけで、開扉時扉が風で煽られたとき、任意の開角度で緩衝できるドアクローザを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、シリンダ室内に作動油を充填したシリンダ本体の両端をシリンダキャップで閉塞し、上記シリンダ室内に扉の開閉に連動してシリンダ室内を移動するピストン組立体を組込み、閉扉時、第2シリンダ室に弾装された圧縮コイルばねの弾力によってピストン組立体を動かし、このピストン組立体によって加圧された第1シリンダ室内の作動油をオリフィス孔を通して第2シリンダ室内に還流させるようにしたものにおいて、開扉時圧縮コイルばねを押し縮める方向に移動する第2ピストンヘッドの圧縮コイルばねに対向する面に、第2ピストンヘッドの還流孔と同軸に可撓性のチューブを接続したことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明は、扉を急激に開くと、第2ピストンが急激に圧縮コイルばねを押し縮め、第2シリンダ室内の作動油がチューブ及び還流孔を通って第1ピストン室方向に急激に移動するから、ベルヌーイの定理により可撓性のチューブの内外に作動油の圧力勾配が生じ、チューブが潰れて作動油の移動が止まる。
換言すれば、風による扉の煽りが生じた時点においてピストン組立体が緩衝され、風の煽りによる扉の急激な開放が防止される。
一方、扉を準静的に、すなわちゆっくりと開けるときには、第2ピストンヘッドがゆっくりと圧縮コイルばねを押し縮めていくから、パスカルの原理が働いてチューブの内外が等圧になるため、作動油の第1ピストン室方向の移動が円滑に行われ、その結果扉を軽くかつ円滑に開けることができる。
また、理由は分からないが、第2シリンダ室内の空気(必要があるためシリンダ内に封入された作動油の泡)の第1シリンダ室方向への移動がチューブで遮断されるらしく、空気がオリフィスを流れるときの騒音及び閉扉時の緩衝不足が無くなる、等種々の効果を奏する。
第2ピストンの圧縮コイルばねに対向する面に、第2ピストンに開口した還流孔と同軸に可撓性チューブを接続する、という簡単な構成で、開扉時における風の煽りによる不都合、及び空気の泡がオリフィスを通るときの騒音等の悪影響を除去できた。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において符号1は筒状のシリンダ本体を示し、両端をシリンダキャップによって閉塞され、内側に作動油を充填したシリンダ本体1は、その軸線を水平にして、扉面の上端部及び扉枠の何れか一方に固定される。
また、シリンダ本体1の長さ方向における中央部にはピニオン軸2が回動自在に、かつシリンダ本体1を上下方向に貫通するように支承されており、そのピニオン軸のシリンダ本体1外に突出した部分は、図示しないリンク機構を介して、扉面の上端部及び扉枠の他方に連結されていることは通常のドアクローザと同様である。
また、上記ピニオン軸2の中央部に一体に装着されたピニオン3は、シリンダ本体1内で軸線方向に、すなわち図1で左右方向に移動可能なピストン組立体4のラック5と常時噛み合っている。
そして、このラック5の図1における左端には図示しない第1ピストンヘッドが、右端には第2ピストンヘッド6が夫々装着されており、第2ピストンヘッド6より右方の第2シリンダ室7内には圧縮コイルばね8が弾装されている。
そして閉扉時、第2シリンダ室に弾装された圧縮コイルばね8の弾力によってピストン組立体4を図1で左方に動かし、その図示しない第1ピストンヘッドによって加圧された第1シリンダ室内の作動油をオリフィス孔を通して緩衝すると共に、図示しない還流路を通して第2シリンダ室7内に還流させる。
上記した構成はドアクローザの標準的な構成であるが、本発明の特徴的な構成は、第2ピストンヘッドの圧縮コイルばねに対向する面に、第2ピストンヘッドの還流孔9と同軸に可撓性のチューブ11を接続したことである。
具体的には、図2に示すように、フランジ12付の短い接続筒13のフランジを、第2ピストンヘッド6の圧縮コイルばね8に対向する面に、例えば圧縮コイルばね8の弾力を利用して押し付け、これによって接続筒12を還流孔10と同軸に固定する。
そして、第2シリンダ室内に突出する接続筒12に、図1及び図2に示すように、可撓性のチューブ11を外側から嵌装する。
このチューブ11の材質は、例えば、合成ゴムや塩化ビニール樹脂など柔軟な材質のものが好適で、その筒体としての長さ、或いは厚さなどは、風の煽りを検知する感度、すなわち、風速何メートルのとき緩衝する、というトリガー感度に応じて、例えば実験などにより適切に設定する。
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるドアクローザは、扉を開くときには、ピストン組立体4が図1で右方に移動するが、そのとき第2ピストン2により加圧された第2シリンダ室7内の作動油は、チューブ11及び接続筒13を通って図示しない第1シリンダ室方向に移動する。
この際、第2ピストンヘッド6が単位長さ移動するとその分第2シリンダ室7の容積が小さくなるが、この容積の減少分の体積の作動油が第2ピストンヘッド6の加圧面積よりも格段に狭いチューブ11を通って第1シリンダ室方向に移動するため、扉が急激に開くとチューブ11内の作動油の流速がチューブ外の作動油のそれよりも格段に大きくなる。
そのため、ベルヌーイの定理により、チューブ内外において圧力勾配が生じ、図3に示すように、チューブ11が潰れて作動油が第1シリンダ室方向に流出しなくなり、そのために開扉方向において緩衝が行われるものと推定する。
それから、これも本発明者らが実験的に確かめたことであるが、第2ピストンヘッド6が図1で右方に移動し、第2シリンダ室7内の作動油が還流孔9を通って第1シリンダ室方向に移動するとき、どうやら空気は第2ピストンヘッドの加圧面に沿って還流孔に至るらしい。
しかしながら、本発明によるドアクローザにおいては、第2ピストンヘッド6の加圧面に沿って還流孔9に至る経路はチューブ11によって閉塞されているので、第2シリンダ室7内の空気は第1シリンダ室方向に移動しない。
そのため、前記したように、空気がオリフィスを流れるときの騒音及び閉扉時の緩衝不足が無くなる、という予期し得ぬ効果も得られる。
この発明の一実施例によるドアクローザの要部の縦断面図。 そのチューブの縦断面図。 チューブが圧力差によって潰れた状態を示す側面図。
符号の説明
1 シリンダ本体
2 ピニオン軸
3 ピニオン
4 ピストン組立体
5 ラック
6 第2ピストンヘッド
7 第2シリンダ室
8 圧縮コイルばね
9 還流孔
11 チューブ
12 フランジ
13 接続筒

Claims (1)

  1. シリンダ室内に作動油を充填したシリンダ本体の両端をシリンダキャップで閉塞し、上記シリンダ室内に扉の開閉に連動してシリンダ室内を移動するピストン組立体を組込み、閉扉時、第2シリンダ室に弾装された圧縮コイルばねの弾力によってピストン組立体を動かし、このピストン組立体によって加圧された第1シリンダ室内の作動油をオリフィス孔を通して第2シリンダ室内に還流させるようにしたものにおいて、開扉時圧縮コイルばねを押し縮める方向に移動する第2ピストンヘッドの圧縮コイルばねに対向する面に、第2ピストンヘッドの還流孔と同軸に可撓性のチューブを接続したことを特徴とするドアクローザ。
JP2006211328A 2006-08-02 2006-08-02 ドアクローザ Pending JP2008038389A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190101A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Ryobi Ltd ドアクローザ
CN110566073A (zh) * 2019-10-22 2019-12-13 宁波市五角阻尼股份有限公司 一种闭门器
CN111980555A (zh) * 2020-09-09 2020-11-24 杭州嘉威机械配件有限公司 用于易燃物存放仓库的钢制防火门

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