JP2008038372A - ルーバーフック、ルーバーウェイトおよびルーバー並びにブラインド - Google Patents

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勇一 三輪
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Abstract

【課題】ルーバーを平面視逆S字状に吊持するルーバーフックおよびルーバーウェイトにおいてルーバーが脱落することなく確実に保持され、隣り合うルーバーフック同士が接触し互いに摺動する際に円滑に回転または移動でき、より密着させてたたみ込むことができる。
【解決手段】複数のルーバー(30)の各々の上端部を吊持するために各ルーバー毎に設けられるルーバーフック(1)において、鉛直に配設される板状部材であって平面視にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(23a)および第2半部(23b)から形成されかつルーバー(30)の上部袋部(32)に挿通可能な下部枠体(23)を具備するフック下部材(20)と、互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(13a)および第2半部(13b)から形成された上部枠体(13)を具備するフック上部材(10)とを有し、フック下部材およびフック上部材が軸についてそれぞれ回動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レール上を走行する複数のランナーの各々に対しルーバーフックを用いてルーバーを吊り下げ支持したブラインドに関する。
特許文献1には、複数のルーバーを並設して開閉可能に構成したブラインドが開示されている。各ルーバーは縦長の長方形でありその上端に取り付けられたルーバーフックによって吊持されている。各ルーバーフックは、レール上を走行する複数のランナーの各々に連結される。特許文献1では、平面視においてルーバーを逆S字状またはS字状となる襞付き形状に成形することにより、ブラインドを閉じたとき複数のルーバーがレール方向に直列に並び、全体波状の湾曲した凹凸面が得られ、単純な平坦ルーバーに比べて立体感が実現される。またブラインドを閉じたとき隣接するルーバー同士の端部が重なり合うことにより平坦ルーバーに比べて遮光性、保湿性にも優れる等の効果が得られる。なお、ルーバー形状に適合するようにルーバーフックおよびルーバーウェイトについても平面視において逆S字状またはS字状に成形されている。
特許文献1ではルーバーの定形性を維持するために硬質とする必要があったため、製造コストが高く、ルーバー同士の衝突音も大きく、ルーバーを輸送時に折り曲げできない等の問題点があった。
特許文献2では、特許文献1と同様に平面視において逆S字状(以下、「逆S字状」と「S字状」を含めて「逆S字状」と称する)のルーバーであるが柔軟性のあるものを用いたブラインドが開示されている。特許文献2では、ルーバーの上下端をそれぞれ支持するルーバーフックおよびルーバーウェイトを平面視逆S字状に成形し、クリップ機構によりルーバーの上端および下端をそれぞれ挟持することにより、柔軟なルーバーを平面視逆S字状の襞付き形状とすることを実現している。
また、逆S字状のルーバーフックに対し、その両側面に張り出すガイド体と両端におけるガイドローラとを設けることにより、隣接する一方のルーバーフックのガイドローラが他方のルーバーフックのガイド体に沿って摺動することにより各ルーバーフックが円滑に回転して、重なり状態(ブラインド開状態)から直列状態(ブラインド閉状態)に移行し、また直列状態から重なり状態に移行することができる。
さらに、特許文献2の逆S字状のルーバーフックは、平面視にて180度の回転対称形状を具備しており、ルーバーフックが重なり状態のとき、隣り合う一方のルーバーフックのガイド体と他方のルーバーフックのガイド体の端縁同士が嵌合する形状となっているため、ルーバーフック同士を密着してたたみ込ませることができ、ブラインド開状態においてルーバーが揺れて散乱することもなく、全体を整列させることができる。
実公平7−14623号公報 国際公開WO2003/054336号公報 特許第3018077号公報
特許文献2に記載されたルーバーフックおよびルーバーウェイトは、ルーバーの上端および下端をそれぞれクリップで挟む機構であるため、鉛直方向に無理な荷重がかかった場合にルーバーが脱落するおそれがある。また、複数のルーバーフックの重なり状態において隣り合うガイド体同士が嵌合するとはいえ、隣り合うルーバーフック間には比較的大きな間隙が残されており、さらにコンパクトな重なり状態とする余地がある。
以上の現状に鑑み、本発明は、ルーバーを平面視逆S字状に吊持するためのルーバーフックおよびルーバーウェイトにおいて、無理な荷重に対してもルーバーが脱落することなく確実に保持されることを目的とする。さらに、隣り合うルーバーフック同士が接触し互いに摺動する際に円滑に回転または移動することができるとともに、より密着させてたたみ込むことができることを目的とする。
(1) 請求項1に係るルーバーフックは、開閉可能なブラインドを形成するべく並設された複数のルーバー(30)の各々の上端部を吊持するために各ルーバー毎に設けられるルーバーフック(1)において、
鉛直に配設される板状部材であって平面視にて幅方向中央(Y)の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(23a)および第2半部(23b)から形成されかつ前記ルーバー(30)の上端部に設けた袋部(32)に挿通可能な下部枠体(23)とその幅方向一端に設けた下部軸端部(21)とその幅方向他端に設けた下部開閉端部(22)とを具備するフック下部材(20)と、
前記下部枠体(23)の上方に配設され平面視にて幅方向中央(Y)の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(13a)および第2半部(13b)から形成された上部枠体(13)とその幅方向一端に設けた上部軸端部(11)とその幅方向他端に設けた上部開閉端部(12)とを具備するフック上部材(10)とを有し、
前記下部軸端部(21)と前記上部軸端部(11)とが同軸上で連結されるとともに前記フック下部材および前記フック上部材が前記軸についてそれぞれ回動可能であることを特徴とする。
(2) 請求項2に係るルーバーフックは、請求項1において、前記フック下部材(20)と前記フック上部材(10)とが重畳されたとき、前記フック上部材側からの平面視にて前記フック下部材が前記フック上部材に覆われ不可視であることを特徴とする。
(3) 請求項3に係るルーバーフックは、請求項1または2において、前記上部枠体(13)の一方の側面から水平に張り出した外縁(14a)と内縁(14b)とをもつ平板部材であって平面視における前記外縁(14a)および前記内縁(14b)の双方の一端(14a1,14b1)が前記上部枠体の第1半部(13a)の凹側面(13a1)上に位置しかつ他端(14a2,14b2)が前記上部枠体の第2半部(13b)の凸側面(13b2)上に位置するとともに少なくとも前記内縁(14b)の両端間において前記上部枠体に切り欠き部分を形成した第1ガイド部(14)と、
前記第1ガイド部(14)と異なる高さ位置において前記上部枠体(13)の他方の側面から水平に張り出した外縁(15a)と内縁(15b)とをもつ平板部材であって平面視における前記外縁(15a)および前記内縁(15b)の双方の一端が前記上部枠体の第2半部(13b)の凹側面(13b1)上に位置しかつ他端が前記上部枠体の第1半部(13a)の凸側面(13a2)上に位置するとともに少なくとも前記内縁(15b)の両端間において前記上部枠体(13)に切り欠き部分を形成した第2ガイド部(15)とをさらに有し、
複数の前記ルーバーフック(1)が隣接する際に、隣り合う一方のルーバーフックの前記第1ガイド部(14)の外縁(14a)が他方のルーバーフックの前記第1ガイド部(14)の内縁(14b)と水平面内で嵌合可能であり、かつ隣り合う一方のルーバーフックの前記第2ガイド部(15)の外縁(15a)が他方のルーバーフックの前記第2ガイド部(15)の内縁(15b)と水平面内で嵌合可能であることを特徴とする。
(4) 請求項4に係るルーバーフックは、請求項3において、前記ブラインドを開くときに隣り合う一方のルーバーフックの前記上部軸端部または前記上部開閉端部が他方のルーバーフックの前記第1ガイド部または前記第2ガイド部の外縁に当接して摺動することにより各ルーバーフックが同じ方向に回転して重なり状態へと移行することを確保するべく、
前記第1ガイド部(14)の外縁(14a)が平面視にて前記上部枠体(13)の第1半部(13a)側に形成された頂部(14a3)を具備し、かつ、
前記第2ガイド部(15)の外縁(15a)が平面視にて前記上部枠体(13)の第2半部(13b)側に形成された頂部(15a3)を具備することを特徴とする。
(5) 請求項5に係るルーバーフックは、請求項3において、前記第1ガイド部(14)の内縁(14b)が平面視にて前記上部枠体(13)の第1半部(13a)側に形成された谷部(14b3)を具備し、前記谷部(14b3)が前記上部枠体(13)の両端間を結ぶ線(X)について前記第1半部(13a)の凹側面(13a1)と反対側に位置し、かつ、
前記第2ガイド部(15)の内縁(15b)が平面視にて前記上部枠体(13)の第2半部(13b)側に形成された谷部(15b3)を具備し、前記谷部(15b3)が前記上部枠体(13)の両端間を結ぶ線(X)について前記第2半部の凹側面(13b1)と反対側に位置することを特徴とする。
(6) 請求項6に係るルーバーフックは、請求項3〜5のいずれかにおいて、平面視における前記第1ガイド部(14)が、上部枠体(13)の第2半部(13b)側において該第2半部(13b)の頂部および前記下部枠体(23)の第2半部(23b)の頂部より外側に突出しかつ、
平面視における前記第2ガイド部(15)が、上部枠体(13)の第1半部(13a)側において該第1半部(13a)の頂部および前記下部枠体(23)の第1半部(23a)の頂部より外側に突出していることを特徴とする。
(7) 請求項7に係るルーバーフックは、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記上部枠体(13)の幅方向中央近傍両側にて、前記第1半部(13a)の凹側面(13a1)側に突出する第1受け部(13a3)を形成するとともに、前記第2半部(13b)の凹側面(13b1)側に突出する第2受け部(13b3)を形成し、かつ、
複数の前記ルーバーフック(1)が隣接する際に、隣り合う一方のルーバーフックの前記第1受け部(13a3)の先端に形成された凹曲面(13a4)が他方のルーバーフックの前記第1半部(13a)の凸側面(13a2)と嵌合可能であり、かつ隣り合う一方のルーバーフックの前記第2受け部(13b3)の先端に形成された凹曲面(13b4)が他方のルーバーフックの前記第2半部(13b)の凸側面(13b2)と嵌合可能であることを特徴とする。
(8) 請求項8に係るルーバーフックは、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端にて固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部においてその下端面から下方に突出する嵌合ロッド(12b)と、前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッドより大径の係止部(12a)とを具備するとともに、
前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)および前記係止部(12a)を受容可能な形状にて穿設された嵌合受け部(22b)と、前記嵌合受け部(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)および前記係止部(12a)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする。
(9) 請求項9に係るルーバーフックは、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端にて固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)においてその上端面から上方に突出する嵌合ロッド(22c)と、前記嵌合ロッドの上端に取り付けられ該嵌合ロッドより大径の係止部(22d)とを具備するとともに、
前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)において前記嵌合ロッド(22c)および前記係止部(22d)を受容可能な形状にて穿設された嵌合受け部(12c)と、前記嵌合受け部(12c)内に前記嵌合ロッド(22c)および前記係止部(22d)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(12d)とを具備することを特徴とする。
(10) 請求項10に係るルーバーフックは、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端で固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)においてその下端面から軸方向に上下移動可能に挿入された嵌合ロッド(12b)と、前記上部開閉端部(12)内において前記嵌合ロッド(12b)を上方に付勢する弾性部材(12c1)と、前記上部開閉端部(12)の下端面から下方に延びる前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッド(12b)より大径のコード掛け部(12h)とを具備するとともに、
前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)を受容可能な形状にて穿設された嵌合孔(22b)と、前記嵌合孔(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)を押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする。
(11) 請求項11に係るルーバーフックは、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端で固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)においてその下端面から軸方向に上下移動可能に挿入された嵌合ロッド(12b)と、前記上部開閉端部(12)内において前記嵌合ロッド(12b)を上方に付勢する弾性部材(12c1)と、前記上部開閉端部(12)の下端面から下方に延びる前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッド(12b)より大径の係止部(12a)とを具備するとともに、
前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)を受容可能な形状にて穿設された嵌合孔(22b)と、前記嵌合孔(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする。
(12) 請求項12に係るルーバーフックは、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記フック下部材(20)の下方にて幅方向にコードを架け渡すために前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とが重畳され固定された状態にて幅方向両端にそれぞれ設けたコード掛け構造をさらに有し、前記コード掛け構造が、
幅方向一端にて重畳された前記下部軸端部(21)および前記上部軸端部(11)により形成される第1の柱状端部と、幅方向他端にて重畳された前記下部開閉端部(22)および前記上部開閉端部(12)により形成される第2の柱状端部に対しそれぞれ同じ構成で設けられており、
前記柱状端部の下端から軸方向に穿設された第1の孔に挿入可能なピン状先端部(63)と前記第1の孔より大径のコード掛け部(62)を形成した後端部とをもつコード掛けピン(60)と、前記第1の孔と同軸上にて前記柱状端部の上端から穿設された第2の孔に上下移動可能に挿入されかつ前記コード掛けピンのピン状先端部を把持可能なピン把持部材(12g3)と、前記ピン把持部材を下方に付勢する弾性部材(12g4)とを具備し、
前記コード掛けピン(60)が前記柱状端部の下端から挿入されたとき前記ピン把持部材(12g3)が最下位置にあって前記コード掛けピンのピン状先端部(63)を脱落不能に把持するとともに、前記ピン把持部材(12g3)が前記弾性部材(12g4)に抗して上方へ移動したとき前記コード掛けピンのピン状先端部が解放されることを特徴とする。
(13) 請求項13に係るルーバーフックは、請求項12において、前記コード掛け部(62)において前記柱状端部の下端に当接する部分(62a)が平面視にて角形に形成され、かつ前記柱状端部の下端に前記コード掛け部の角形部分を受容する角形凹部(12g1)を設けたことを特徴とする。
(14) 請求項14に係るルーバーフックは、請求項1〜13において、前記下部枠体(23)の上端面に滑り止めを設けたことを特徴とする。
(15) 請求項15に係るルーバーウェイトは、開閉可能なブラインドを形成するべく並設された複数のルーバーの各々の下端部に取り付けるルーバーウェイト(40)であって、
鉛直に配設される板状部材から形成され、平面視にて幅方向中央の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(40a)および第2半部(40b)を具備しかつ前記ルーバー(30)の下端部に設けた袋部(33)に挿通可能であることを特徴とする。
(16) 請求項16に係るルーバーウェイトは、請求項15において、前記板状部材の少なくとも一方の側面上に穿設した錘取り付け用凹部(42)と、前記錘取り付け用凹部に嵌合する形状の板状の錘(50)とをさらに有することを特徴とする。
(17) 請求項17に係るルーバーウェイトは、請求項16において、前記錘取り付け用凹部の底部からさらに深く穿設した1または複数の固定穴(42a)と、前記錘(50)の一方の側面に設けられ前記固定穴に対し弾性力に抗して受容される1または複数の固定突起(50a)とをさらに有することを特徴とする。
(18) 請求項18に係るルーバーウェイトは、請求項15〜17のいずれかにおいて、前記板状部材の幅方向両端にそれぞれコード掛け部(43)を形成したことを特徴とする。
(19) 請求項19に係るルーバーウェイトは、請求項15〜18のいずれかにおいて、前記板状部材の少なくとも一方の側面に滑り止めを設けたことを特徴とする。
(20) 請求項20に係るルーバーは、開閉可能なブラインドを形成するべく複数並設されるルーバー(30)において、
前記ブラインドの長さを規定する長辺をもつ長方形のルーバー本体と、
前記ルーバー本体の上端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する上部袋部(32)と、
前記ルーバー本体の下端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する下部袋部(33)とを有することを特徴とする。
(21) 請求項21に係るルーバーは、請求項20において、前記ルーバー本体(31)が視覚上異なる表面と裏面とを具備し、
前記上部袋部または前記下部袋部が前記ルーバー本体の上端または下端に同幅の袋形成部材(35,36)をそれぞれ連結しかつ前記袋形成部材を前記ルーバー本体の裏面側に折り曲げその端縁部(32a,33a)を裏面上に接合して形成され、かつ、
前記袋形成部材(35,36)は少なくともその一方の面が前記ルーバー本体の裏面と視覚上同一でありかつ前記一方の面が前記ルーバー本体の表面側に向くように前記ルーバー本体の上端または下端に連結されることを特徴とする。
(22) 請求項22に係るブラインドは、請求項1〜14のいずれかに記載のルーバーフックを有することを特徴とする。
(23) 請求項23に係るブラインドは、請求項15〜18のいずれかに記載のルーバーウェイトを有することを特徴とする。
(24) 請求項24に係るブラインドは、請求項20または21に記載のルーバーを有することを特徴とする。
(A)本発明によるルーバーフックは、フック下部材が平面視にて互いに逆向きの略半円形状に湾曲した第1半部と第2半部とを具備し、ルーバーの上端部に設ける袋部に挿通可能である。従って、フック下部材をルーバー上端の袋部に挿通することによりルーバーがフック下部材の湾曲に沿った平面視逆S字状の襞付き形状となることに加え、無理な荷重がかかった場合にもルーバーがルーバーフックから脱落することがなく、確実にルーバーを吊持することができる。フック上部材とフック下部材とはその幅方向一端を軸として連結されているため互いに回動して開くことができ、これによりルーバーをフック下部材に挿通することができる。また、フック上部材およびフック下部材ともその両端にそれぞれ端部を設けたことにより、隣り合うルーバーフック同士が接触した場合、少なくとも一方のルーバーフックが端部の側面で他方のルーバーフックに当接するため、引っ掛かり合うことなく円滑な動きを確保できる。
(B)本発明によるルーバーフックはさらに、フック下部材とフック上部材とが重畳されたとき、フック下部材がフック上部材に覆われ不可視である、すなわちフック上部材の下に完全に隠れることが好適である。フック下部材はルーバー上端の袋部に挿通されているため、袋部の生地の厚さがフック下部材の厚さに加わることになる。この場合、上記のようにフック下部材の湾曲がフック上部材の湾曲に完全に沿っておりかつ平面視にてフック下部材がフック上部材からはみ出さないよう構成することにより、ルーバー上端の袋部の生地がルーバーフックの側面から極力突出しないことを確保する。これにより、隣り合うルーバーフック同士が近づいたり接触したりする際に、ルーバー上端の袋部同士の接触による摩擦を低減することができる。
(C)本発明によるルーバーフックはさらに、フック上部材の上部枠体の両側面のそれぞれから互いに反対方向に水平に張り出した第1ガイド部と第2ガイド部とを具備する。これにより、隣り合う一方のルーバーフックのいずれかのガイド部の外縁に他方のルーバーフックのいずれかの端部の側面が当接しその外縁に沿って摺動することができるため、ルーバーフックが円滑な動作で回転することができる。また、第1および第2のガイド部が張り出した部分においては上部枠体が切り欠かれ、切り欠き部分が形成されていることにより、隣り合うルーバーフック同士が重なり状態となるとき、一方のルーバーフックのガイド部の外縁と他方のルーバーフックのガイド部の内縁とが嵌合することができる。これにより、複数のルーバーフックが密着して重なり合うことができる。
(D)本発明によるルーバーフックはさらに、第1ガイド部の外縁の平面視における頂部が第1半部側に位置し、すなわち第1半部の凹側面に対向する位置にある。これにより、隣り合う一方のルーバーフックの第1ガイド部の外縁に他方のルーバーフックの端部が当たりそれに沿って摺動する際に、外縁の頂部の他端側の傾斜部分に先ず当たることができ、そのまま外縁の他端方向へと自然に誘導されて摺動していくことができる。これにより、ルーバーフックの適切な向きへの円滑な回転動作が実現される。
同様に、第2ガイド部の外縁の平面視における頂部が第2半部側に位置し、すなわち第2半部の凹側面に対向する位置にある。これにより、隣り合う一方のルーバーフックの第1ガイド部の外縁に他方のルーバーフックの端部が当たりそれに沿って摺動する際に、外縁の頂部の他端側の傾斜部分に先ず当たることができ、そのまま外縁の他端方向へと自然に誘導されて摺動していくことができる。これにより、ルーバーフックの適切な向きへの円滑な回転動作が実現される。
つまり、各ルーバーフックは、ブラインドを開くときに隣り合う一方のルーバーフックの上部軸端部または上部開閉端部が他方のルーバーフックの第1ガイド部または第2ガイド部の外縁に当接して摺動することにより、いずれのルーバーフックも同じ方向に回転して重なり状態へと移行することが確保される。
(E)本発明によるルーバーフックはさらに、第1ガイド部の内縁の平面視における頂部が上部枠体の両端間を結ぶ線について第1半部の凹側面の反対側に位置し、すなわち内縁の頂部が両端間を結ぶ線を超えた位置にある。これにより、隣り合うルーバーフック同士が重なり状態となるとき、一方のルーバーフックの第1ガイド部の外縁が他方のルーバーフックの中心を超えて他方のルーバーフックの第1ガイド部の内縁と嵌合する。
同様に、第2ガイド部の内縁の平面視における頂部が上部枠体の両端間を結ぶ線について第2半部の凹側面の反対側に位置し、すなわち内縁の頂部が両端間を結ぶ線を超えた位置にある。これにより、隣り合うルーバーフック同士が重なり状態となるとき、一方のルーバーフックの第2ガイド部の外縁が他方のルーバーフックの中心を超えて他方のルーバーフックの第2ガイド部の内縁と嵌合する。 この結果、ルーバーフック同士が隙間なく密着した重なり状態を実現できる。
(F)本発明によるルーバーフックはさらに、第1ガイド部が第2半部側において下部枠体および上部枠体の凸側面の頂部よりも突出している。同様に第2ガイド部が第1半部側において下部枠体および上部枠体の凸側面の頂部よりも突出している。従って、隣り合うルーバーフックの一方の柱状端部が他方の外縁沿って摺動する際に、2つのルーバーフックにおける上部枠体同士および下部枠体同士が衝突することが避けられる。これにより、双方の下部枠体を挿通したルーバー上端の袋部同士の接触による摩擦を低減することができる。
(G)本発明によるルーバーフックはさらに、上部枠体の幅方向中央近傍両側において第1半部の凹側面側に突出する第1受け部と、第2半部の凹側面側に突出する第2受け部とを設け、隣り合うルーバーフックの一方の第1受け部は、他方の第1半部の凸側面に嵌合可能であり、一方の第2受け部は他方の第2半部の凸側面に嵌合可能である。
これにより、複数のルーバーフックの重なり状態において隣り合うルーバーフック同士を等間隔で整然と整列させることができ、揺らぎ難くして重なり状態を安定に保持することができる。
(H)本発明によるルーバーフックはさらに、フック上部材とフック下部材との固定構造において、上部開閉端部に取り付けた嵌合ロッドおよび係止部を下部開閉端部に設けた嵌合受け部に、切り欠き部の弾性力に抗して押し込むことができる。これにより、ねじ止め等の固定手段に比べてフック上部材とフック下部材とをワンタッチで容易に固定および脱離できるとともに、嵌合ロッドおよび係止部を嵌合受け部内で安定に保持することができる。
(I)本発明によるルーバーフックはさらに、フック上部材とフック下部材との固定構造において、下部開閉端部に取り付けた嵌合ロッドおよび係止部を上部開閉端部に設けた嵌合受け部に、切り欠き部の弾性力に抗して押し込むことができる。これにより、ねじ止め等の固定手段に比べてフック上部材とフック下部材とをワンタッチで容易に固定および脱離できるとともに、嵌合ロッドを嵌合受け部内で安定に保持することができる。
(J)本発明によるルーバーフックはさらに、フック上部材とフック下部材との固定構造において、上部開閉端部に取り付けた嵌合ロッドを下部開閉端部に設けた嵌合受け部に、切り欠き部の弾性力に抗して押し込むことができる。これにより、ねじ止め等の固定手段に比べてフック上部材とフック下部材とをワンタッチで容易に固定および脱離できるとともに、嵌合ロッドを嵌合受け部内で安定に保持することができる。
さらに、嵌合ロッドは弾性部材により上方に付勢されているため、押し込むときには嵌合ロッドを弾性部材に抗して引き下げて嵌合受け部に押し込み、その後解放することにより嵌合ロッド下端に取り付けた係止部(またはコード掛け部)が下部開閉端部の下端を押圧することとなる。この結果、フック上部材とフック下部材とをより強固に固定することができる。
(K)本発明によるルーバーフックはさらに、幅方向両端における第1の柱状端部と第2の柱状端部の下端に設けるコード掛け構造が、コード掛け部を具備するコード掛けピンを柱状端部に挿入することによりその先端部を脱落不能に把持することができるピン把持部材を設けており、このピン把持部材は弾性部材により下方に付勢されているが、弾性部材に抗して引き上げるだけでコード掛けピンの先端部を解放することができる。この結果、必要に応じてコード掛けピンを容易に着脱することができる。
(L)本発明によるルーバーフックはさらに、コード掛け部の角形に形成した部分を、柱状端部の下端に設けた角形凹部に嵌合させてコード掛けピンを取り付けることにより、コード掛けピンの軸周りの回転を阻止してコード掛け部を適切な方向に取り付けることができる。
(M)本発明によるルーバーフックはさらに、下部枠体の上端面に滑り止めを設けたことにより、ルーバー上端の袋部の生地が滑ってずれることを防止できる。
(N)本発明によるルーバーウェイトは、鉛直に配設される板状部材であって平面視にて幅方向中央の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部および第2半部から形成されており、ルーバーの下端部に設けた袋部に挿通可能としている。従って、ルーバーウェイトをルーバー下端の袋部に挿通することによりルーバーが、ルーバーウェイトの湾曲に沿った平面視逆S字状の襞付き形状となることに加え、無理な荷重がかかった場合にもルーバーがルーバーウェイトから脱落することがない。
(O)本発明によるルーバーウェイトはさらに、その側面に設けた凹部に錘を取り付けることにより、重量を適宜調整することができる。また、錘はルーバーウェイトの厚みの範囲内に埋め込まれ、錘の形状は凹部に嵌合する形状であるので、ルーバーウェイトの表面と錘の表面とが連続するように取り付けることができる。この結果、錘を取り付けてもルーバーウェイトの全体形状は変化しない。
(P)本発明によるルーバーウェイトはさらに、錘の取り付け手段として、凹部の底部に固定穴を設ける一方、錘の一側面上に固定突起を設けたことにより、錘の固定突起を固定穴に対し弾性力に抗して押し込むことにより確実に固定することができる。
(Q)本発明によるルーバーウェイトはさらに、その幅方向両端にそれぞれコード掛け部を形成したことにより、これらのコード掛け部に1本の連続したウェイトコードを通すことで複数のルーバーが散乱することなく整然と整列することができる。
(R)本発明によるルーバーウェイトはさらに、板状部材の少なくとも一側面に滑り止めを設けたことにより、ルーバー下端の袋部の生地が滑ってずれることを防止できる。
(S)本発明によるルーバーは、ブラインドの高さを規定する長辺をもつ長方形の面状部材であるルーバー本体の上端部に幅方向全体に延在して両端が開口する上部袋部を設けるとともに、ルーバー本体の下端部にて幅方向全体に延在して両端が開口する下部袋部とを設けている。これにより、本発明によるルーバーフックのフック下部材の下部枠体を、上部袋部に挿通することができるとともに、ルーバーウェイトを、下部袋部に挿通することができる。
(T)本発明によるルーバーはさらに、ルーバー本体が視覚上(例えば、模様や色等において)異なる表面と裏面とを具備し、袋形成部材の少なくとも一方の面をルーバー本体の裏面と視覚上同一とし、その面がルーバー本体の表面を向くようにルーバー本体の上端および下端にそれぞれ連結して裏面側に折り返して裏面上に接合することにより上部袋部および下部袋部が形成される。このように上部袋部および下部袋部を形成することにより、ルーバーの裏面全体を視覚上同一のものとすることができる。仮に、表面と裏面とが視覚上異なるルーバー本体の端部をそのまま裏面側に折り返して袋部を形成した場合、裏面側の上端と下端に表面の模様や色が現れてしまい、外観上好ましくない。本発明のルーバーでは、このような仕上がり状態を回避できる。
(U)本発明によるブラインドは、本発明によるルーバーフックを有するものであるので上記と同様の効果を奏する。
(V)本発明による更なるブラインドは、本発明によるルーバーウェイトを有するものであるので上記と同様の効果を奏する。
(W)本発明による更なるブラインドは、本発明によるルーバーを有するものであるので上記と同様の効果を奏する。
以下、実施例を示した図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(1)ルーバーフックの構成
図1は、本発明によるルーバーフックおよびルーバー(一部)の実施例の外観斜視図であり、またこれらの取り付け方法の説明図でもある。
本発明のルーバーフック1は、1枚のルーバー30の上端部を吊持し、レール上を走行するランナーに連結するために設けられる。ルーバー30は、ブラインドの高さ(鉛直方向長さ)を規定する長辺をもつ長方形の帯状部材であり、図1ではその上端部近傍部分のみを示している。ルーバー30を複数並設することにより開閉可能なブラインドを形成する。
図1を参照して、ルーバーフック1の構成の概要を説明する。
ルーバーフック1の主要な構成要素は、フック上部材10とフック下部材20である。フック上部材10とフック下部材20とは、幅方向(ルーバー30の短辺方向と同じ)の一方の端部にて同軸上で連結されており、これを軸として互いに回動可能である。図1では、フック上部材10とフック下部材20とが互いに開いた状態を示している。
フック上部材10は、平面視(鉛直方向の上方からの視認)にてほぼ逆S字状に湾曲した板状部材の上部枠体13を具備し、上部枠体13の両側面は鉛直方向に沿って配設される。上部枠体13の幅方向中央の上端部分にはランナーに連結するための吊持体(図示せず)を取り付け可能な取付部17が設けられている。さらに、上部枠体13の一方の側面からは板状部材の第1ガイド部14が水平に張り出し、同様に他方の側面からは板状部材の第2ガイド部15が水平に張り出している。第1ガイド部14と第2ガイド部15とは鉛直方向における高さ位置が異なっている。これらのガイド部14、15が張り出した部分では、上部枠体13の壁がほぼ切り欠かれ、切り欠き部分が形成されている。第1ガイド部14および第2ガイド部15は、隣り合う2つのルーバーフック1同士が接触したり分離したりする際に円滑な動作を行うように案内する役割を果たし、また、2つのルーバーフック1同士が十分密着して重なることができる形状を具備している。このような上部枠体13の詳細については後に説明する。この上部枠体13の幅方向両端の一方には、ほぼ柱状の上部軸端部11が形成され、他方にはほぼ柱状の下部開閉端部12が形成されている。柱状端部11、12は、少なくとも上部枠体13の下端から上端までの長さを有する。図示の例では、上部枠体13の上端からさらに突出している。
フック下部材20は、平面視にてほぼ逆S字状に湾曲した板状部材の下部枠体23を具備し、下部枠体23の両側面は鉛直方向に沿って配設される。この下部枠体23の幅方向両端の一方には、柱状の下部軸端部21が形成され、他方にはほぼ柱状の下部開閉端部22が形成されている。両端部21、22はいずれもほぼ柱状である。下部軸端部21は、上部軸端部11と同軸上で回動可能に連結されている。
ルーバーフック1にルーバー30を取り付ける場合には、図1に示すようにフック下部材20が開いた状態でルーバー30の本体31の上端に形成した袋部32の一方の開口からフック下部材20を挿通し、袋部32の他方の開口から下部開閉端部22を突出させてからフック下部材20とフック上部材10を回動させて閉じる。従って、フック下部材20の下部枠体23は、ブラインドを構成した状態では外観上見えない部材である。
図2Aおよび図2Bを参照して、ブラインドを構成したときの本発明のルーバーフック1の使用状態を説明する。図2Aは、ブラインドを構成したときの1枚のルーバー30の状態を示す外観斜視図である。ルーバー30の本体部分31は、柔軟性のある1枚の帯状部材であり、その上端部には幅方向全体に延在して両端が開口した上部袋部32が形成され、同様に下端部にも幅方向全体に延在して両端が開口した下部袋部33が形成されている。上部袋部32および下部袋部33と単層部分との境界である端縁部32aおよび端縁部33aは、それぞれ破線で示している。上部袋部32には、前述のようにルーバーフック1のフック下部材の下部枠体23が挿通され、下部袋部33には、ルーバーウェイト40が挿通されている。ルーバーウェイト40もまた平面視にて逆S字状の湾曲した板状部材からなり、板状部材の両側面は鉛直方向に沿って配設されている。
ルーバーフック1は、ルーバー30を挿通した状態でフック上部材とフック下部材とが閉じられ適宜の手段で固定される。ルーバーフック1が閉じた状態では、フック上部材とフック下部材とは平面視において重畳され、互いに合致する逆S字状となっている。同様に、ルーバーウェイト40もまた平面視においてルーバーフック1と合致する逆S字状となっている。この結果、柔軟性のあるルーバー30は、その上端および下端がそれぞれルーバーフック1およびルーバーウェイト40の湾曲形状に沿うことになるため、ルーバー30の襞付き形状が形成される。ルーバー30の素材は、ルーバーフック1およびルーバーウェイト40により支持された際にこのような襞付き形状を形成可能な柔軟性を有していればよく、例えば、合成繊維もしくは天然繊維から織られた布(ポリエステル生地等)、不織布またはプラスチックフィルム等でよいが、これらに限定されない。
図2Aにおいて、ルーバーフック1の上端に設けた取付部17に吊持体71が掛けられ、吊持体71の上端はランナー70に連結されている。ランナー70がレールに沿って走行することにより、これと一体的にルーバー30がレール方向に移動する。図示しないが、吊持体71の上端(または下端もしくは中間部でもよい)は回転自在に連結されており、これによりルーバーフック1がランナー70に対して回転自在となる。この結果、隣り合う2つのルーバーフック1が接触・分離する際に円滑に回転動作することができる。
図2Bは、本発明のルーバーフック1を用いて構成したブラインド全体の概略的な外観斜視図である。図示の状態は、ブラインドの閉状態であり、並設された複数のルーバー30が直列している。各ルーバー30は襞付き形状で支持されているため、全体として波形形状が実現されている。レールボックス71内に図示しないレールが設置され複数のランナーが適宜の機構によりレールに沿って走行する。各ランナーに連結された各ルーバーフック1により各ルーバー30の上端が吊持され、その下端にはルーバーウェイト40が挿通されている。
図3(a)は、図1に示したルーバーフック1を閉じた状態の外観斜視図である。図3(b)は、(a)のルーバーフック1をフック上部材10とフック下部材20に分解して示した展開斜視図である。
図3(a)に示すように、ルーバーフック1を閉じた状態でフック上部材10はフック下部材20の上方に配設され、両者が鉛直方向において重畳することとなる。
図3(b)に示すように、フック上部材10は、平面視にて幅方向中央の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部13aと第2半部13bとから形成される上部枠体13を具備する。この第1半部13aと第2半部13bとが平面視にて幅方向中央で連続することで逆S字状となる。一方、フック下部材20は、平面視にて幅方向中央の両側にて逆向きに略半円状に湾曲した第1半部23aと第2半部23bとから形成される下部枠体23を具備する。この第1半部23aと第2半部23bとが平面視にて幅方向中央で連続することで逆S字状となる。上部枠体13の第1半部13aの湾曲と下部枠体23の第1半部23aの湾曲はほぼ合致する形状である。同様に、上部枠体13の第2半部13bの湾曲と下部枠体23の第2半部23bの湾曲もほぼ合致する形状である。
なお、上部枠体13の一方の側面からは第1ガイド部14が水平に張り出し、他方の側面からは第2ガイド部15が水平に張り出している。第1ガイド部14および第2ガイド部15は異なる高さ位置にあり、両ガイド部が張り出し部分では上部枠体13が部分的に切り欠かれ、切り欠き部分が形成されている。両ガイド部は水平に延在する両面と所定の厚みをもつ板状部材からなるが、詳細形状については後述する図4および図5で説明する。
上部枠体13の幅方向一端には柱状の上部軸端部11が設けられている。上部軸端部11の下端から鉛直上方に軸孔11bが穿設されている。一方、下部枠体23の幅方向一端にも柱状の下部軸端部21が設けられている。下部軸端部21の上端から鉛直上方に蝶番軸21bが突出している。この蝶番軸21bが軸孔11bに回動可能に挿入され、適宜固定されることでフック上部材10とフック下部材20の幅方向一端が同軸上で連結される。なお、フック上部材10とフック下部材20の幅方向一端での蝶番による連結機構は、図示のものに限定されず公知のいずれの機構でもよい。
上部枠体13の幅方向他端には柱状の上部開閉端部12が設けられている。上部開閉端部12の下端から鉛直下方に円柱状の嵌合ロッド12bが延在し、その下端には係止部12aが設けられている。係止部12aはコード掛けピンの取付部も兼ねることができる(後述する図8A参照)。一方、下部枠体23の幅方向他端にも柱状の下部開閉端部22が設けられている。下部開閉端部のほぼ中心に鉛直方向に嵌合孔22bが貫通しており、さらに嵌合孔22bと外周面との間に軸方向に沿った切り欠き部22aが切り欠かれている。図3(a)に示すように、上部開閉端部12の嵌合ロッド12bは、下部開閉端部22の切り欠き部22aから嵌合孔22b内に押し込むことができる。嵌合ロッド12bと嵌合孔22bの各々の径は、嵌合可能なサイズに設計される。これによりフック上部材10とフック下部材20とを重畳した状態で固定できる。嵌合ロッド12bを押し込む際には、切り欠き部22aを若干押し広げるように弾性力に抗して押し込むようにする。いわゆるスナップアクション機構である。これにより嵌合孔22b内に挿入された嵌合ロッド12bの脱落を防止する。
フック下部材20の下部軸端部21の下端に、任意にコード掛けピン取付部21aを設けてもよい。これによりコード掛けピン(後述する図8C参照)を必要に応じて着脱できる。コード掛けピン取付部21aは、上部開閉端部12の最下端に設けた係止部12aと対になるものであるから、同じ形状とすることが好適である。なお、図示の係止部12aおよびコード掛けピン取付部21aの外形は一例でありこれに限定されない。
フック下部材20の下部枠体23の上端面は、例えば、粗面または微細な凹凸からなる滑り止め24を設ける。これにより、下部枠体23をルーバー30の袋部に挿通した際に、袋部の生地が滑ってずれることを防止する。
フック下部材20の下部枠体23の上端面は、段部25を設けることにより下部軸端部21の上端面よりも低い位置にある(同様に段部25は下部開閉端部22の上端面よりも低い位置にある)。この段部25により形成される上部枠体13の下端面との間の間隙には、下部枠体23をルーバー30の袋部に挿通した際、袋部の生地が挟まれることになるので、袋部の生地の厚みを考慮して設定する。
図4(a)は、図3に示したルーバーフック1の閉じた状態の平面図であり、(b)は第1ガイド部14側から見た正面図である。図4(a)では、ルーバーフック1の幅方向中央を通る線を符号Yで示している。なお図4では、第1ガイド部14と、第2ガイド部15と、その他の部分とを区別しやすいように異なる模様で示しているいるが、断面の意味ではない。
図4(a)に示すように、ルーバーフック1の閉じた状態では、フック下部材20の上方にフック上部材10とが重畳されている。このとき、フック上部材10側からの平面視にてフック下部材20は、フック上部材10の最外郭範囲からはみ出しておらず、上方からは視認できない(不可視)。
また、図4(a)に示すように、第1ガイド部14は、外縁14aと内縁14bとをもつ適宜の厚さの平板部材である。平面視における第1ガイド部14の外縁14aの一端14a1および内縁14bの一端14b1は、上部枠体13の第1半部13aの凹側面13a1上に位置し、一端14a1および一端14b1の間の端縁は凹側面13a1と接合されている。外縁14aの他端14a2および内縁14bの他端14b2は、上部枠体13の第2半部13bの凸側面13b2上に位置し、他端14a2と他端14b2の間の端縁は凸側面13b2と接合されている。
一方、第2ガイド部15は、外縁15aと内縁15bとをもつ適宜の厚さの平板部材である。平面視における第2ガイド部15の外縁15aの一端15a1および内縁15bの一端15b1は、上部枠体13の第2半部13bの凹側面13b1上に位置し、一端15a1および一端15b1の間の端縁は凹側面13b1と接合されている。外縁15aの他端15a2および内縁15bの他端15b2は、上部枠体13の第1半部13aの凸側面13a2上に位置し、他端15a2と他端15b2の間の端縁は凸側面13a2と接合されている。
好適には、ルーバーフック1は、平面視にて180度の回転対称形状とする。すなわち中心について180度回転すると元の形状と重なるような形状である。
好適には、上部枠体13の上部軸端部11は断面が楕円形状であり、その長軸方向Q1は、第1半部13aの湾曲面方向P1とほぼ90度をなしている。同様に上部枠体13の上部開閉端部12も断面が断面形状であり、その長軸方向Q2は、第2半部13bの湾曲面方向P2とほぼ90度をなしている。つまり、上部枠体13の湾曲面の方向と逆向きに反り返るように両側の柱状端部11、12が設けられている。これは、例えば後述する図7A(a)および図7B(a)に示すように、複数のルーバーフック1がレール方向に直列したブラインド閉状態からブラインドを開く際に、ルーバーフック1同士が円滑に摺動することを確保する。仮に両側の柱状端部11、12が上部枠体13の湾曲面の方向に沿って延びる形状であると、隣り合う2つのルーバーフック1同士の両端近傍が接触・分離する際に引っ掛かり円滑な動作が妨げられるおそれがある。柱状端部11、12をこのような向きに設けたことにより、円滑な動作が確保できる。
図4(b)の正面図に示すように、第1ガイド部14と第2ガイド部15とは上部枠体13の高さ方向において異なる位置に適宜の間隙を開けて設けられている。図示の例では、第1ガイド部14が低位置に、第2ガイド部15が高位置にあるが逆としてもよい。さらに第1ガイド部14の内縁14bの一端14b1と他端14b2の間において上部枠体13は切り欠かれ、切り欠き部分が形成されている。同様に第2ガイド部15の内縁15bの一端15b1と他端15b2の間においても上部枠体13は切り欠かれ、切り欠き部分が形成されている。これらの切り欠き部分を設けたことにより、隣り合う2つのルーバフック1同士が重なり合うとき、第1ガイド部14同士および第2ガイド部15同士が水平面内で嵌合するように一方が他方へ入り込むことができる。
さらに、上部枠体13の切り欠き部分は、第1ガイド部14の下面よりやや下方まで拡がり、かつ第2ガイド部15の上面よりやや上方まで拡がっている。このように切り欠き部分を広くすることにより、第1ガイド部14および第2ガイド部15が隣のルーバーフックのそれらに嵌合する際に周囲に衝突することなく円滑に入り込める。
図5(a)〜(e)は、図4(b)のA〜Eの線に沿った各断面図である。幅方向両端を結ぶ線を符号X(以下、「中央線X」と称する)にて、幅方向中央線を符号Y(以下、「中央線Y」と称する)にて示している。
図5(a)は、上部枠体13の上端近傍部分のA断面図である。この部分においては、上部枠体13の幅方向中央が分離されており、中央線Y近傍の両側にて、第1半部13aの凹側面13a1側に突出する第1受け部13a3を形成している。そして、第1受け部13a3の先端側には凹曲面13a4が形成され、第1受け部13a3の背面側は第1半部13aの凸側面13a2から連続する湾曲面となっている。同様に、第2半部13bの凹側面13b1側に突出する第2受け部13b3を形成している。そして、第2受け部13b3の先端側には凹曲面13b4が形成され、第2受け部13b3の背面側は第2半部13bの凸側面13b2から連続する湾曲面となっている。複数のルーバーフックの重なり状態において、隣り合う一方のルーバーフックの第1受け部13a3の凹曲面13a4が他方のルーバーフックの第1半部13a3の凸側面13a2と嵌合可能であり、また、隣り合う一方のルーバーフックの第2受け部13b3の凹曲面13b4が他方のルーバーフックの第2半部13bの凸側面13b2と嵌合可能である。これにより、複数のルーバーフックが整然と整列し、散乱し難くなる。
図5(b)は、上部枠体13において第2ガイド部15が張り出した部分のB断面図である。第2ガイド部15の外縁は、断面において第2半部13b側の一端15a1から凸曲線を描いて頂部15a3まで突出し、さらに緩やかな凸曲線を描いてやや後退し、さらに凹凸曲線を経て第1半部13a側の他端15a2にて終端する。なお、第2ガイド部15の外縁の第1半部13a側における最突出部分15a4は、中央線XからL2の距離にある。
第2ガイド部15の内縁は、断面において第2半部13b側の一端15b1から凹曲線を描いて谷部15b3まで突出し、さらに凹曲線を描いて後退し、第1半部13a側の他端15b2にて終端する。
図5(b)において、第2ガイド部15の外縁頂部15a3が、上部枠体13の第2半部13b側に位置することによって、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が、他方のルーバーフックの第2ガイド部15の外縁に沿って摺動する際、この外縁頂部15a3から他端15a2側へと向かう傾斜に沿って円滑に他端15a2側へ移動することができる。これによりルーバーフックは所定の回転方向に回転することができる(後述する図7Aまたは図7B参照)。
仮に、外縁頂部15a3が、第1半部13a側にあるとすると、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が、他方のルーバーフックの第2ガイド部15の外縁に当たるときこの外縁頂部15a3よりも一端15a1側に当たってしまうため、柱状端部は他端15a2側へと向かわずに一端15a1に向かう傾斜に沿って移動することになる。これは、ルーバーフックを所定の回転方向とは逆回転させることになり、ブラインドを円滑に開けることができなくなる。
また、図5(b)において、第2ガイド部15の内縁谷部15b3が、中央線Xを挟んで上部枠体13の第2半部13bの凹側面13b1と反対側に位置する。これにより、隣り合う一方のルーバーフックの第2ガイド部15の外縁頂部15a3が、他方のルーバーフックの第2ガイド部15の内縁谷部15b3に中央線Xを超えて入り込み、嵌合することができる。
なお、本発明における「隣り合うルーバフックのガイド部同士の嵌合」は、隙間なく当接することが好適であるが、ガイド部の全長に亘って隙間なく当接していなくともよく、複数のポイントにおいて互いに当接する程度でもよいものとする(以下同様)。
図5(c)は、上部枠体13において第1ガイド部14が張り出した部分のC断面図である。第1ガイド部14の外縁は、断面において第1半部13a側の一端14a1から凸曲線を描いて頂部14a3まで突出し、さらに緩やかな凸曲線を描いてやや後退し、さらに凹凸曲線を経て第2半部13b側の他端14a2にて終端する。なお、第1ガイド部14の外縁の第2半部13b側における最突出部分14a4は、中央線XからL2の距離にある。
第1ガイド部14の内縁は、断面において第1半部13a側の一端14b1から凹曲線を描いて谷部14b3まで突出し、さらに凹曲線を描いて後退し、第2半部13b側の他端14b2にて終端する。
図5(c)において、第1ガイド部14の外縁頂部14a3が、上部枠体13の第1半部13a側に位置することによって、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が、他方のルーバーフックの第1ガイド部14の外縁に沿って摺動する際、この外縁頂部14a3から他端14a2側へと向かう傾斜に沿って円滑に他端14a2側へ移動することができる。これによりルーバーフックは所定の回転方向に回転することができる(後述する図7Aまたは図7B参照)。
仮に、外縁頂部14a3が、第2半部13b側にあるとすると、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が、他方のルーバーフックの第1ガイド部14の外縁に当たるときこの外縁頂部14a3よりも一端14a1側に当たってしまうため、柱状端部は他端14a2側へと向かわずに一端14a1に向かう傾斜に沿って移動することになる。これは、ルーバーフックを所定の回転方向とは逆回転させることになり、ブラインドを円滑に開けることができなくなる。
また、図5(c)において、第2ガイド部14の内縁谷部14b3が、中央線Xを挟んで上部枠体13の第1半部13aの凹側面13a1と反対側に位置する。これにより、隣り合う一方のルーバーフックの第1ガイド部14の外縁頂部14a3が、他方のルーバーフックの第1ガイド部14の内縁谷部14b3に中央線Xを超えて入り込み、嵌合することができる。
図5(d)は、上部枠体13の下端近傍部分のD断面図である。この部分においては、上部枠体13は幅方向に連続している。第1半部13aの凸側面13a2の頂部は、中央線XからL1の距離にある。ここで、図5(b)に示した第2ガイド部15の第1半部13a側における最突出部分15a4の中央線Xからの距離L2は、上部枠体13の第1半部13aの頂部の中央線Xからの距離L1より大きい。すなわち、第2ガイド部15の第1半部13a側における最突出部分15a4は、上部枠体13の第1半部13aの頂部より外側に突出している。当然、下部枠体23の第1半部23aの頂部よりも外側に突出していることになる。
これにより、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が他方のルーバーフックの第2ガイド部15に沿って摺動する際に、双方の上部枠体13同士および下部枠体同士23が衝突することが避けられ、下部枠体23に挿通されたルーバーの生地同士が接触して動きを妨げることを防止できる。
同様に、図5(d)において、第2半部13bの凸側面13b2の頂部もまた、中央線XからL1の距離にある。ここで、図5(c)に示した第1ガイド部14の第2半部14b側における最突出部分14a4の中央線Xからの距離L2は、上部枠体13の第2半部13bの頂部の中央線Xからの距離L1より大きい。すなわち、第1ガイド部14の第2半部13b側における最突出部分14a4は、上部枠体13の第2半部13bの頂部より外側に突出している。当然、下部枠体23の第2半部23bの頂部よりも外側に突出していることになる。
これにより、隣り合う一方のルーバーフックの柱状端部が他方のルーバーフックの第1ガイド部14に沿って摺動する際に、双方の上部枠体13同士よよび下部枠体23同士が衝突することが避けられ、下部枠体23に挿通されたルーバーの生地同士が接触して動きを妨げることを防止できる。
図5(e)は、フック下部材23のE断面図である。前述のように、下部枠体23が平面視にて上部枠体13の最外郭範囲内に含まれるよう、その幅は上部枠体13に比べて細くなっている。
図6(a)は、4つのルーバーフック1A、1B、1Cおよび1Dが重なり状態(すなわちブラインド開状態)にあるときの平面図であり、(b)は(a)の概略的なF断面図である。各ルーバーフックを区別しやすいように1A及び1Cを色付きで示している。
図6(a)に示すように、重なり状態においては隣り合う一方のルーバーフックの第1ガイド部の内縁谷部が他方のルーバーフックの第1ガイド部の外縁頂部と嵌合する。例えばルーバーフック1Dの第1ガイド部の内縁谷部14b3−Dと、ルーバーフック1Cの第1ガイド部の外縁頂部14a3−Cとが嵌合する(この場合、内縁谷部と外縁頂部とが必ずしも接触しなくとも、その近傍がほぼ近接状態となることも「嵌合する」ことに含むものとする。以下同様)。このとき、ルーバーフック1Dの上部枠体の両端間を結ぶ中央線X−Dを超えて、ルーバーフック1Cの第1ガイド部の外縁頂部14a3−Cが、ルーバーフック1Dの第1ガイド部の内縁谷部14b3−Dに距離d1だけ入り込んでいる。
同様に、重なり状態においては隣り合う一方のルーバーフックの第2ガイド部の内縁谷部が他方のルーバーフックの第2ガイド部の外縁頂部と嵌合する。例えばルーバーフック1Aの第2ガイド部の内縁谷部15b3−Aと、ルーバーフック1Bの第2ガイド部の外縁頂部15a3−Bとが嵌合する。このとき、ルーバーフック1Aの上部枠体の両端間を結ぶ中央線X−Aを超えて、ルーバーフック1Bの第2ガイド部の外縁頂部15a3−Bが、ルーバーフック1Aの第2ガイド部の内縁谷部15b3−Aに距離d2だけ入り込んでいる。この距離d2は上記の距離d1と同じである。
このように、本発明のルーバーフックは、重なり状態において隣り合うルーバーフック同士が互いに深く入り込んで、重なり合うことができる。
また、図6(a)に示すように、ルーバーフック1Dで示すように、第1ガイド部14−Dは、その上部枠体の第2半部13b−Dにおいて上部枠体の凸側面の頂部より突出している。その突出程度は、前述の図5で示した通り、L2−L1である。同様に、ルーバーフック1Aで示すように、第2ガイド部15−Aもまた、その上部枠体の第1半部13a−Aにおいて上部枠体の凸側面の頂部より突出している。その突出程度は、前述の図5で示した通り、L2−L1である。
図6(b)は、(a)の概略F断面図であり、両ガイド部14および15の周辺構造を省略して示している。複数のルーバーフックの重なり状態において、複数の第1ガイド部14および複数の第2ガイド部15は、それぞれ水平方向に等間隔で配置されることとなる。
図7Aおよび図7Bは、ブラインドが閉状態から開状態に移行する際の本発明のルーバーフック1A、1Bおよび1Cの移動状態および回転状態を模式的に示した平面図である。図7Aと図7Bは、異なるレール機構(図示せず)における異なる動作をそれぞれ示している。
図7Aは、一般的なレール機構におけるルーバーフックの動作である。図7Aの(a)は、ブラインド閉状態であり複数のルーバーフックが直列状態にある。すなわち、各ルーバーフックの幅方向がレール方向と平行であり、隣り合うルーバーフック同士は端部のみにおいて重なっている。この状態から白矢印の方向にブラインドを開いていく。図7Aでは、ルーバーフック1Cがブラインドの固定端側に位置し、ルーバーフック1Aがブラインドの開閉端側に位置する。
図7A(b)〜(e)に順次示すように、一般的なレール機構では、ブラインドが開く際に各ルーバーフックは、開閉端側のルーバーフックから順次回転して起立(幅方向がレール方向と垂直な方向となる)して重なり合い、同時に固定端側へと移動していく。図示のように、ルーバーフックが回転して起立する際には、その柱状端部が、隣のルーバーフックのいずれかのガイド部(図示の例では第2ガイド部15)の外縁に沿って摺動しつつ回転し、起立していく。このとき、平面視において柱状端部が上部枠体の湾曲面の方向から反り返った方向に設けられていることにより、円滑に動作することができる。
また、図7A(c)に示すように、例えば、ルーバーフック1Cが起立し始めるとき、隣のルーバーフック1Bは既にほぼ起立しているため、このルーバーフック1Bの第2ガイド部15の外縁頂部15a3の他端側の傾斜面にルーバーフック1Cの柱状端部11が当接し、図7(d)および図7(c)に示すように外縁の他端へと誘導される(黒矢印方向)。これにより、ルーバーフック1Cも起立する。起立したルーバーフック同士は、図6に示したように密着して重なり状態となる。
このように、各ルーバーフックがいずれも同じ方向に円滑に回転できるのは、第2ガイド部15の外縁頂部15a3が、ルーバーフックの幅方向中央よりも第2半部側に位置するからである。これは前出の図5(b)で説明した通りである。
図7Bは、特許文献3のレール機構におけるルーバーフックの動作である。図7Bの(a)は、ブラインド閉状態であり複数のルーバーフックが直列状態にある。すなわち、各ルーバーフックの幅方向がレール方向と平行であり、隣り合うルーバーフック同士は端部のみにおいて重なっている。この状態から白矢印の方向にブラインドを開いていく。図7Bでは、ルーバーフック1Cがブラインドの固定端側に位置し、ルーバーフック1Aがブラインドの開閉端側に位置する。
図7B(b)〜(e)に順次示すように、特許文献3のレール機構では、ブラインドが開く際に各ルーバーフックは、固定端側のルーバーフックから順次回転して起立して重なり合い、同時に固定端側へと移動していく。図7A(c)に示すように、例えば、ルーバーフック1Bが起立し始めるとき、隣のルーバーフック1Cは既にほぼ起立しているため、このルーバーフック1Cの第1ガイド部14の外縁頂部14a3の他端側の傾斜面にルーバーフック1Bの柱状端部12が当接し、図7(d)および図7(c)に示すように外縁の他端へと誘導される(黒矢印方向)。これにより、ルーバーフック1Bも起立する。起立したルーバーフック同士は、図6に示したように密着して重なり状態となる。
このように、各ルーバーフックがいずれも同じ方向に円滑に回転できるのは、第1ガイド部14の外縁頂部14a3が、ルーバーフックの幅方向中央よりも第1半部側に位置するからである。これは前出の図5(c)で説明した通りである。
図8A〜図8Fは、ルーバーフック1の上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造、並びに、ルーバーフック1の両方の柱状端部に設けるコード掛け構造を示す図である。
図8Aは、ルーバーフック1の上部開閉端部12および/または下部開閉端部22の一実施例の縦断面図である。図8A(a)〜(c)は、ルーバーフック1の上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の一例を示している。
図8A(a)の縦断面図に示すように、上部枠体13の柱状の上部開閉端部12においてその下端面から下方に突出する嵌合ロッド12bと、その下端に嵌合ロッド12bより大径の係止部12aとが設けられている。この場合、嵌合ロッド12bは、上部開閉端部12の下端に設けた孔から上部開閉端部12の内部に挿通されており、上下方向に移動可能である。さらに、上部開閉端部12の内部には、嵌合ロッド12の上端を連結した可動板12c2と、可動板12c2と上部開閉端部12の下端部との間に嵌合ロッド12bと同軸上に配置したコイルバネ12c1とが設けられている。このコイルバネ12c1が非圧縮状態のとき(上部開閉端部12と下部開閉端部22が開いているとき)、嵌合ロッド12bの露出部分の長さL3が、下部開閉端部22の高さL4より小さくなるように設定する。
図8A(b)に示すように、下部開閉端部22を上部開閉端部12と固定する際には、先ず、嵌合ロッド12bをコイルバネ12c1を圧縮させるように下方に引くことにより引き下ろし(白矢印参照)、図3で説明したように下部開閉端部22の嵌合孔に切り欠き部を介して嵌合ロッド12bを押し込み、その後、図8A(c)に示すように嵌合ロッド12bを解放する。すると、嵌合ロッド12bは、コイルバネ12c1により上方に付勢され、係止部12aが下部開閉端部22の下端を押圧することとなる。これにより、上部開閉端部12と下部開閉端部22とが強固に固定される。
図8A(d)および(e)は、着脱可能なコード掛け構造を示している。一実施例として、針状のコード掛けピン60を用いてコード掛け部を設けている。図8Bは、コード掛けピン60の詳細構造を示しており、(a)〜(d)はそれぞれ正面図、左側面図、右側面図および背面図であり(e)は平面図、(f)は底面図である。
図8Bを参照すると、コード掛けピン60は、尖ったピン状先端部63と、小径で長い軸部61と、後端部における大径のコード掛け部62とを具備する。小径の軸部61は、図8A(a)に示す嵌合ロッド12bの中心軸上を貫通する孔12g2に挿通可能な径をもつ。コード掛け部62には、コード通し孔62cと、これを囲むコード通し筒62bとが設けられている。さらに、コード通し筒62bの正面上部には、スナップアクションにてコード通し孔62cにコードを入れるための切り欠き部62dが設けられている。またさらに、コード掛け部62の全体外形は任意であるが、その基部は、平面図(e)および底面図(f)に示すように角形の輪郭をもつように形成することが好適である。このコード掛け部62の基部の角形部分は、図8A(a)に示す嵌合ロッド12bの下端の係止部12aに穿設した角形凹部12g1に受容される。これにより、コード掛けピン60が、嵌合ロッド12bの中心孔12g2内で軸周りに回転することが阻止される。この結果、コード掛け部62が適切な向きに保持される。
図8A(d)を参照すると、コード掛けピン60は、上部開閉端部12と下部開閉端部22とを固定して一体的な柱状端部とした後に、嵌合ロッド12bの中心孔12g2に挿入することにより取り付けられる(白矢印参照)。上部開閉端部12の上端近傍には、ピン把持部材12g3が設けられている。ピン把持部材12g3は、嵌合ロッド12bの中心孔12g2と同軸上にて柱状端部の上端から穿設された孔12g7に上下移動可能に挿入されている。ピン把持部材12g3の下端近傍は、例えばすり割り構造となっており、コード掛けピン60のピン状先端部63が挿入されたときに弾性力に抗して径が拡大してピン状先端部63を強固に把持可能である。さらに、ピン把持部材12g3の下端近傍からは水平に可動板12g5が連結されており、可動板12g5と上部開閉端部12の上端との間には、コイルバネ12g4がピン把持部材12g3と同軸上に設けられている。コイルバネ12g4は、ピン把持部材12g3を下方に付勢しており、これによりピン把持部材12g3がピン状先端部63を把持した状態で保持される。
図8A(e)を参照すると、上部開閉端部12の上端面より露出したピン把持部材12g3の頭部12g6を上方に引くことにより(白矢印参照)、コイルバネ12g4が圧縮されてピン把持部材12g3が上方に引き上げられる。これにより、コード掛けピン60のピン状先端部63が解放されて、コード掛けピン60を取り外すことができる。
なお、図8Aのピン把持部材12g3の構造は一例であって、種々の変形形態が可能である。例えば、ピン把持部材12g3の頭部12g6を上部開閉端部12の上端面より露出させずに上部開閉端部12内に埋込み、側面に穿設した孔から頭部12g6を適宜の工具で押し上げることにより、コード掛けピン60のピン状先端部63を解放するようにしてもよい。
図8Cは、上部軸端部11および下部軸端部21からなるもう一方の柱状端部に、着脱可能なコード掛け構造を設けた一実施例を示す縦断面図である。軸側の柱状端部は、図8Aの開閉側の柱状端部と異なり開閉機構は不要であるので、コード掛けピン60の固定構造のみが設けられている。この部分の構造は、図8A(d)および(e)に示したものとほぼ同じである。なお、蝶番軸21bが下部軸端部21を貫通してその下端にコード掛け取付部21aを形成しており、その中心軸上にコード掛けピン60を挿入するための孔21cが穿設されている。さらに、コード掛け取付部21aの下端面には、コード掛け部62の角形部分を受容するための角形凹部21dが穿設されている。
上部軸端部11の上端近傍には、ピン把持部材11g3が設けられている。ピン把持部材11g3は、蝶番軸21bの中心孔12g2と同軸上にて柱状端部の上端から穿設された孔11g7に上下移動可能に挿入されている。ピン把持部材11g3の下端近傍は、例えばすり割り構造となっており、コード掛けピン60のピン状先端部63が挿入されたときに弾性力に抗して径が拡大してピン状先端部63を強固に把持可能である。さらに、ピン把持部材11g3の下端近傍からは水平に可動板11g5が連結されており、可動板11g5と上部軸端部11の上端との間には、コイルバネ11g4がピン把持部材11g3と同軸上に設けられている。コイルバネ11g4は、ピン把持部材11g3を下方に付勢しており、これによりピン把持部材11g3がピン状先端部63を把持した状態で保持される。
図8D(a)は、上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の別の実施例を示した縦断面図である。図8D(b)は、図8D(a)と組み合わせる上部軸端部11と下部軸端部21からなる柱状端部の構造を示す縦断面図である。
上部枠体13の柱状の上部開閉端部12においてその下端面から下方に突出する嵌合ロッド12bと、その下端に嵌合ロッド12bより大径のコード掛け部12hとが設けられている。コード掛け部12hの構造は、例えば図8Bで示したものと同様である。この場合、嵌合ロッド12bは、上部開閉端部12の下端に設けた孔から上部開閉端部12の内部に挿通されており、上下方向に移動可能である。さらに、上部開閉端部12の内部には、嵌合ロッド12の上端を連結した可動板12c2と、可動板12c2と上部開閉端部12の下端部との間に嵌合ロッド12bと同軸上に配置したコイルバネ12c1とが設けられている。このコイルバネ12c1が非圧縮状態のとき(上部開閉端部12と下部開閉端部22が開いているとき)の嵌合ロッド12bの露出部分の長さは、下部開閉端部22の高さより小さくなるように設定する。
下部開閉端部22を上部開閉端部12と固定する際には、図8D(a)の白矢印で示すように、先ず、嵌合ロッド12bをコイルバネ12c1を圧縮させるように下方に引くことにより引き下ろし、図3で説明したように下部開閉端部22の嵌合孔に切り欠き部を介して嵌合ロッド12bを押し込み、その後、嵌合ロッド12bを解放する。すると、嵌合ロッド12bは、コイルバネ12c1により上方に付勢され、コード掛け部12hが下部開閉端部22の下端を押圧することとなる。これにより、上部開閉端部12と下部開閉端部22とが強固に固定される。
また、図8D(b)に示すように、軸側の柱状端部は、図8D(a)の開閉側の柱状端部と異なり開閉機構は不要であるので、蝶番軸21bの下端にコード掛け部11hを設けるのみでよい。
図8Eは、上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の別の実施例を示した図である。図8E(a)の部分斜視図に示すように、上部開閉端部12の下端から延びる嵌合ロッド12bと係止部12aとを設ける。一方、下部開閉端部22には、嵌合ロッド12bおよび係止部12aの双方を受容する嵌合孔22bと、これらを受容する際に弾性力に抗して押し広げられる切り欠き部22aとを設ける。図8E(b)の縦断面図は、上部開閉端部12と下部開閉端部22を固定した状態を示している。この実施例では、係止部12aが下部開閉端部22内に収容される。なお、この実施例においても図8A〜図8Cで示したようなコード掛け構造を設けることが可能である。
図8Fは、上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造のさらに別の実施例を示した図である。図8F(a)の部分斜視図に示すように、下部開閉端部22の上端から延びる嵌合ロッド22cと係止部22dとを設ける。一方、上部開閉端部12には、嵌合ロッド22cおよび係止部22dの双方を受容する嵌合孔12cと、これらを受容する際に弾性力に抗して押し広げられる切り欠き部212dとを設ける。図8F(b)の縦断面図は、上部開閉端部12と下部開閉端部22を固定した状態を示している。この実施例では、係止部22dが上部開閉端部12内に収容される。なお、この実施例においても図8A〜図8Cで示したようなコード掛け構造を設けることが可能である。
(2)ルーバーウェイトの構成
図9Aは、本発明によるルーバーウェイト40の一実施例を示しており、(a)は外観斜視図であり、(b1)および(b2)はそれぞれ、ルーバーウェイト40に着脱可能な調整錘50の裏面および表面から見た外観斜視図である。本発明のルーバーウェイト40は、図2Aで説明した通り、ルーバー30の下部袋部33に挿通されるため、ブラインドを構成した状態では外観上見えない部材である。
図9Aに示すように、ルーバーウェイト40は、鉛直に配設される板状部材であって平面視にて幅方向中央の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部40aおよび第2半部40bから形成される。ルーバーウェイト40の第1半部40aおよび第2半部40bはそれぞれ、前述のルーバーフック1の上部枠体13の第1半部13aおよび第2半部13bと同じ湾曲面を有しており、ブラインドを構成した状態では平面視にて合致する逆S字状となる。これらのルーバーフック1およびルーバーウェイト40により上端と下端がそれぞれ支持されることによりルーバー30の襞付き形状が実現される。
ルーバーウェイト40の重量を調整するために着脱可能な錘を付加できることが好適である。図9A(a)に示すように、ルーバーウェイト40の少なくとも一方の側面上に錘取り付け用凹部42を穿設する。図示の例では両面に設けている。この凹部42の深さはルーバーウェイト40の厚さ未満とする。一方、凹部42に受容される調整用の錘50は、図9A(b1)(b2)に示すように、板状であってこの錘取り付け用凹部42に嵌合する形状に成形されている。
そして、錘取り付け用凹部42の底部には、さらに深く穿設した1または複数の固定穴42a(ルーバーウェイト40を貫通してもしなくてもよい)を設けるとともに、錘50の一方の側面に固定穴42aに対し弾性力に抗して受容される1または複数の固定突起50aを設ける。この固定突起50aを固定穴42aに押し込むことにより錘50をルーバーウェイト40に取り付けることができる。
さらに、図9A(a)に示すように、ルーバーウェイトの幅方向両端の適宜高さ位置においてそれぞれコード掛け部43が形成されている。コード掛け部43は、コード通し孔43aと、これを取り囲むコード通し筒43bとを具備し、コード通し筒43bの一部には、コードをスナップアクションによりコード通し孔43aに入れられるよう切り欠きが設けられている。なお、図示しないが、2つのコード掛け部43は、平面視にて第1半部40aおよび第2半部40bのそれぞれの湾曲方向から反り返る向きに設けられることが好適である。これは、前述のルーバーフックの柱状端部の場合と同様に、隣り合うルーバーウェイト40同士の両端近傍が接触・分離する際、引っ掛からず円滑な動作を確保するためである。
またさらに、ルーバーウェイト40の少なくとも一方の側面を粗面または微細凹凸面等とすることにより、滑り止めとすることが好適である。これにより、ルーバー30の下部袋部33の生地が滑ってずれることを防止できる。
図9Bは、本発明によるルーバーウェイト40の別の実施例の外観斜視図であり、図9Aの実施例と異なる点は両端のコード掛け部を形成していない点である。他の部分の構成は図9Aの実施例と同じである。
(3)ルーバーの構成
本発明による上記のルーバーフック1およびルーバーウェイト40に取り付け可能なルーバーは、図2Aに示した通り、ルーバー本体の上端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する上部袋部と、ルーバー本体の下端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する下部袋部とを有する。
ルーバーの生地は、表裏が視覚上異なる(すなわち色や模様等が異なる)ものが多く用いられている。一般的に上端または下端に袋部を設ける簡易な方法は、端部を折り返して袋状とする方法である。通常は、生地を裏面側に折り返してその端縁を裏面上に接合する。その結果、袋部の裏面側には生地の表面が現れることとなり、外観上好ましくない。
図10(a)〜(c)は、本発明のルーバー30の好適な実施例の作製工程を示した図である。図10(a)〜(c)の各図では、左図が表面側の状態を、右図が裏面側の状態を示している。図10(a)に示すように、少なくとも一方の面がルーバー本体31の裏面と視覚上同一の袋部用部材35、36を用意する。袋部用部材35は上部袋部32の裏面側を形成することになる。そして、袋部用部材36は下部袋部33の裏面側を形成することになる。なお、袋部用部材35、36の他方の面は袋部の内側に向くことになるため任意でよいが、ルーバー本体31と同じ生地を用いる場合は、袋部用部材35、36の他方の面はルーバー本体31の表面と視覚上同一となる。そして、図10(a)に示すように、ルーバー本体31の上端側と下端側に、ルーバー本体31の表裏面と逆向きに袋部用部材35と36をそれぞれ配置する。
次に、図10(b)に示すように、ルーバー本体31の上端に袋部用部材35を表裏面逆向きに連結し、下端に袋部用部材36を表裏面逆向きに連結する。連結手段は、縫製、接着、溶着等いずれでもよい。その後、矢印で示すように袋部用部材35および36の部分をそれぞれ裏面側に折り返す。
最後に、図10(c)に示すように、折り返した袋部用部材35、36の端縁32a、33aをそれぞれルーバー本体31の裏面上に接合する。接合手段は、縫製、接着、溶着等いずれでもよい。これにより、上端に上部袋部32が、下端に下部袋部33がそれぞれ形成され、ルーバー30が完成する。形成された上部袋部32および下部袋部33の裏面側は、ルーバー本体31の裏面と視覚上同一(すなわち色や模様が同じ)となる。例えば、ルーバーが裏面側からも視認される場所にブラインドが設置される場合、図10のように作製されたルーバー30を適用することが外観上好ましい。
さらに、ルーバーの作製工程について補足すると、吊持されたときにルーバーが平面視にて逆S字状の襞付き形状となりやすいように、所定の形状に裁断した後に熱処理加工することが好ましい。具体的には、蒸気をあてて加熱した状態でパーマネントプレスを行う形状安定化加工などがある。
また、ルーバーの生地を所定の形状に裁断する際、ヒートカットすることが好適である。これにより鉛直方向に沿った両側縁の切断部分が溶融固化するため、ほつれ防止のための縫製が不要となる。あるいは、裁断後に両側縁をロック加工してもよい。
本発明によるルーバーフックおよびルーバー(一部)の実施例の外観斜視図であり、またこれらの取り付け方法の説明図でもある。 ブラインドを構成したときの1枚のルーバー30の状態を示す外観斜視図である。 本発明のルーバーフック1を用いて構成したブラインド全体の概略的な外観斜視図である。 (a)は、図1に示したルーバーフック1を閉じた状態の外観斜視図である。(b)は、(a)のルーバーフック1をフック上部材10とフック下部材20に分解して示した展開斜視図である。 (a)は、図3に示したルーバーフック1の閉じた状態の平面図であり、(b)は第1ガイド部14側から見た正面図である。 (a)〜(e)は、図4(b)のA〜Eの線に沿った各断面図である。 (a)は、4つのルーバーフック1A、1B、1Cおよび1Dが重なり状態(すなわちブラインド開状態)にあるときの平面図であり、(b)は(a)の概略的なF断面図である。 ブラインドが閉状態から開状態に移行する際の本発明のルーバーフック1A、1Bおよび1Cの移動状態および回転状態を模式的に示した平面図である。 ブラインドが閉状態から開状態に移行する際の本発明のルーバーフック1A、1Bおよび1Cの移動状態および回転状態を模式的に示した平面図である。 ルーバーフック1の上部開閉端部12および/または下部開閉端部22の一実施例の縦断面図である。(a)〜(c)は、ルーバーフック1の上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の一例を示している。(d)および(e)は、着脱可能なコード掛け構造を示している。 コード掛けピン60の詳細構造を示しており、(a)〜(d)はそれぞれ正面図、左側面図、右側面図および背面図であり(e)は平面図、(f)は底面図である。 上部軸端部11および下部軸端部21からなるもう一方の柱状端部に、着脱可能なコード掛け構造を設けた一実施例を示す縦断面図である。 (a)はルーバーフック1の上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の一例を示し、(b)は対応する上部軸端部11および下部軸端部21の構造を示す縦断面図である。 上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造の別の実施例を示した図である。(a)は部分斜視図であり、(b)は縦断面図である。 上部開閉端部12と下部開閉端部22との固定構造のさらに別の実施例を示した図である。(a)は部分斜視図であり、(b)は縦断面図である。 本発明によるルーバーウェイト40の一実施例を示しており、(a)は外観斜視図であり、(b1)および(b2)はそれぞれ、ルーバーウェイト40に着脱可能な調整錘50の裏面および表面から見た外観斜視図である。 本発明によるルーバーウェイト40の別の実施例を示す外観斜視図である。 本発明のルーバー30の好適な実施例の作製工程を示した図である。
符号の説明
1:ルーバーフック
10:フック上部材
11:上部軸端部
12:上部開閉端部
13:上部枠体
14:第1ガイド部
15:第2ガイド部
17:吊持体取付部
20:フック下部材
21:下部軸端部
22:下部開閉端部
23:下部枠体
30:ルーバー
31:ルーバー本体
32:上部袋部
33:下部袋部
40:ルーバーウェイト
50:錘

Claims (24)

  1. 開閉可能なブラインドを形成するべく並設された複数のルーバー(30)の各々の上端部を吊持するために各ルーバー毎に設けられるルーバーフック(1)において、
    鉛直に配設される板状部材であって平面視にて幅方向中央(Y)の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(23a)および第2半部(23b)から形成されかつ前記ルーバー(30)の上端部に設けた袋部(32)に挿通可能な下部枠体(23)とその幅方向一端に設けた下部軸端部(21)とその幅方向他端に設けた下部開閉端部(22)とを具備するフック下部材(20)と、
    前記下部枠体(23)の上方に配設され平面視にて幅方向中央(Y)の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(13a)および第2半部(13b)から形成された上部枠体(13)とその幅方向一端に設けた上部軸端部(11)とその幅方向他端に設けた上部開閉端部(12)とを具備するフック上部材(10)とを有し、
    前記下部軸端部(21)と前記上部軸端部(11)とが同軸上で連結されるとともに前記フック下部材および前記フック上部材が前記軸についてそれぞれ回動可能であることを特徴とするルーバーフック。
  2. 前記フック下部材(20)と前記フック上部材(10)とが重畳されたとき、前記フック上部材側からの平面視にて前記フック下部材が前記フック上部材に覆われ不可視であることを特徴とする請求項1に記載のルーバーフック。
  3. 前記上部枠体(13)の一方の側面から水平に張り出した外縁(14a)と内縁(14b)とをもつ平板部材であって平面視における前記外縁(14a)および前記内縁(14b)の双方の一端(14a1,14b1)が前記上部枠体の第1半部(13a)の凹側面(13a1)上に位置しかつ他端(14a2,14b2)が前記上部枠体の第2半部(13b)の凸側面(13b2)上に位置するとともに少なくとも前記内縁(14b)の両端間において前記上部枠体に切り欠き部分を形成した第1ガイド部(14)と、
    前記第1ガイド部(14)と異なる高さ位置において前記上部枠体(13)の他方の側面から水平に張り出した外縁(15a)と内縁(15b)とをもつ平板部材であって平面視における前記外縁(15a)および前記内縁(15b)の双方の一端が前記上部枠体の第2半部(13b)の凹側面(13b1)上に位置しかつ他端が前記上部枠体の第1半部(13a)の凸側面(13a2)上に位置するとともに少なくとも前記内縁(15b)の両端間において前記上部枠体(13)に切り欠き部分を形成した第2ガイド部(15)とをさらに有し、
    複数の前記ルーバーフック(1)が隣接する際に、隣り合う一方のルーバーフックの前記第1ガイド部(14)の外縁(14a)が他方のルーバーフックの前記第1ガイド部(14)の内縁(14b)と水平面内で嵌合可能であり、かつ隣り合う一方のルーバーフックの前記第2ガイド部(15)の外縁(15a)が他方のルーバーフックの前記第2ガイド部(15)の内縁(15b)と水平面内で嵌合可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のルーバーフック。
  4. 前記ブラインドを開くときに隣り合う一方のルーバーフックの前記上部軸端部または前記上部開閉端部が他方のルーバーフックの前記第1ガイド部または前記第2ガイド部の外縁に当接して摺動することにより各ルーバーフックが同じ方向に回転して重なり状態へと移行することを確保するべく、
    前記第1ガイド部(14)の外縁(14a)が平面視にて前記上部枠体(13)の第1半部(13a)側に形成された頂部(14a3)を具備し、かつ、
    前記第2ガイド部(15)の外縁(15a)が平面視にて前記上部枠体(13)の第2半部(13b)側に形成された頂部(15a3)を具備することを特徴とする請求項3に記載のルーバーフック。
  5. 前記第1ガイド部(14)の内縁(14b)が平面視にて前記上部枠体(13)の第1半部(13a)側に形成された谷部(14b3)を具備し、前記谷部(14b3)が前記上部枠体(13)の両端間を結ぶ線(X)について前記第1半部(13a)の凹側面(13a1)と反対側に位置し、かつ、
    前記第2ガイド部(15)の内縁(15b)が平面視にて前記上部枠体(13)の第2半部(13b)側に形成された谷部(15b3)を具備し、前記谷部(15b3)が前記上部枠体(13)の両端間を結ぶ線(X)について前記第2半部の凹側面(13b1)と反対側に位置することを特徴とする請求項3に記載のルーバーフック。
  6. 平面視における前記第1ガイド部(14)が、上部枠体(13)の第2半部(13b)側において該第2半部(13b)の頂部および前記下部枠体(23)の第2半部(23b)の頂部より外側に突出しかつ、
    平面視における前記第2ガイド部(15)が、上部枠体(13)の第1半部(13a)側において該第1半部(13a)の頂部および前記下部枠体(23)の第1半部(23a)の頂部より外側に突出していることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のルーバーフック。
  7. 前記上部枠体(13)の幅方向中央近傍両側にて、前記第1半部(13a)の凹側面(13a1)側に突出する第1受け部(13a3)を形成するとともに、前記第2半部(13b)の凹側面(13b1)側に突出する第2受け部(13b3)を形成し、かつ、
    複数の前記ルーバーフック(1)が隣接する際に、隣り合う一方のルーバーフックの前記第1受け部(13a3)の先端に形成された凹曲面(13a4)が他方のルーバーフックの前記第1半部(13a)の凸側面(13a2)と嵌合可能であり、かつ隣り合う一方のルーバーフックの前記第2受け部(13b3)の先端に形成された凹曲面(13b4)が他方のルーバーフックの前記第2半部(13b)の凸側面(13b2)と嵌合可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のルーバーフック。
  8. 前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端にて固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
    前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部においてその下端面から下方に突出する嵌合ロッド(12b)と、前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッドより大径の係止部(12a)とを具備するとともに、
    前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)および前記係止部(12a)を受容可能な形状にて穿設された嵌合受け部(22b)と、前記嵌合受け部(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)および前記係止部(12a)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のルーバーフック。
  9. 前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端にて固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
    前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)においてその上端面から上方に突出する嵌合ロッド(22c)と、前記嵌合ロッドの上端に取り付けられ該嵌合ロッドより大径の係止部(22d)とを具備するとともに、
    前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)において前記嵌合ロッド(22c)および前記係止部(22d)を受容可能な形状にて穿設された嵌合受け部(12c)と、前記嵌合受け部(12c)内に前記嵌合ロッド(22c)および前記係止部(22d)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(12d)とを具備することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のルーバーフック。
  10. 前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端で固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
    前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)においてその下端面から軸方向に上下移動可能に挿入された嵌合ロッド(12b)と、前記上部開閉端部(12)内において前記嵌合ロッド(12b)を上方に付勢する弾性部材(12c1)と、前記上部開閉端部(12)の下端面から下方に延びる前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッド(12b)より大径のコード掛け部(12h)とを具備するとともに、
    前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)を受容可能な形状にて穿設された嵌合孔(22b)と、前記嵌合孔(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)を押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のルーバーフック。
  11. 前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とを重畳し幅方向他端で固定するための固定構造をさらに有し、前記固定構造が、
    前記上部枠体(13)の前記上部開閉端部(12)においてその下端面から軸方向に上下移動可能に挿入された嵌合ロッド(12b)と、前記上部開閉端部(12)内において前記嵌合ロッド(12b)を上方に付勢する弾性部材(12c1)と、前記上部開閉端部(12)の下端面から下方に延びる前記嵌合ロッド(12b)の下端に取り付けられ該嵌合ロッド(12b)より大径の係止部(12a)とを具備するとともに、
    前記下部枠体(23)の前記下部開閉端部(22)において前記嵌合ロッド(12b)を受容可能な形状にて穿設された嵌合孔(22b)と、前記嵌合孔(22b)内に前記嵌合ロッド(12b)を弾性力に抗して押し込み可能とする切り欠き部(22a)とを具備することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のルーバーフック。
  12. 前記フック下部材(20)の下方にて幅方向にコードを架け渡すために前記フック上部材(10)と前記フック下部材(20)とが重畳され固定された状態にて幅方向両端にそれぞれ設けたコード掛け構造をさらに有し、前記コード掛け構造が、
    幅方向一端にて重畳された前記下部軸端部(21)および前記上部軸端部(11)により形成される第1の柱状端部と、幅方向他端にて重畳された前記下部開閉端部(22)および前記上部開閉端部(12)により形成される第2の柱状端部に対しそれぞれ同じ構成で設けられており、
    前記柱状端部の下端から軸方向に穿設された第1の孔に挿入可能なピン状先端部(63)と前記第1の孔より大径のコード掛け部(62)を形成した後端部とをもつコード掛けピン(60)と、前記第1の孔と同軸上にて前記柱状端部の上端から穿設された第2の孔に上下移動可能に挿入されかつ前記コード掛けピンのピン状先端部を把持可能なピン把持部材(12g3)と、前記ピン把持部材を下方に付勢する弾性部材(12g4)とを具備し、
    前記コード掛けピン(60)が前記柱状端部の下端から挿入されたとき前記ピン把持部材(12g3)が最下位置にあって前記コード掛けピンのピン状先端部(63)を脱落不能に把持するとともに、前記ピン把持部材(12g3)が前記弾性部材(12g4)に抗して上方へ移動したとき前記コード掛けピンのピン状先端部が解放されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のルーバーフック。
  13. 前記コード掛け部(62)において前記柱状端部の下端に当接する部分(62a)が平面視にて角形に形成され、かつ前記柱状端部の下端に前記コード掛け部の角形部分を受容する角形凹部(12g1)を設けたことを特徴とする請求項12に記載のルーバーフック。
  14. 前記下部枠体(23)の上端面に滑り止めを設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のルーバーフック。
  15. 開閉可能なブラインドを形成するべく並設された複数のルーバーの各々の下端部に取り付けるルーバーウェイト(40)であって、
    鉛直に配設される板状部材から形成され、平面視にて幅方向中央の両側にて互いに逆向きに略半円状に湾曲した第1半部(40a)および第2半部(40b)を具備しかつ前記ルーバー(30)の下端部に設けた袋部(33)に挿通可能であることを特徴とするルーバーウェイト。
  16. 前記板状部材の少なくとも一方の側面上に穿設した錘取り付け用凹部(42)と、前記錘取り付け用凹部に嵌合する形状の板状の錘(50)とをさらに有することを特徴とする請求項15に記載のルーバーウェイト。
  17. 前記錘取り付け用凹部の底部からさらに深く穿設した1または複数の固定穴(42a)と、前記錘(50)の一方の側面に設けられ前記固定穴に対し弾性力に抗して受容される1または複数の固定突起(50a)とをさらに有することを特徴とする請求項16に記載のルーバーウェイト。
  18. 前記板状部材の幅方向両端にそれぞれコード掛け部(43)を形成したことを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載のルーバーウェイト。
  19. 前記板状部材の少なくとも一方の側面に滑り止めを設けたことを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載のルーバーウェイト。
  20. 開閉可能なブラインドを形成するべく複数並設されるルーバー(30)において、
    前記ブラインドの長さを規定する長辺をもつ長方形のルーバー本体と、
    前記ルーバー本体の上端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する上部袋部(32)と、
    前記ルーバー本体の下端部にて幅方向全体に延在しかつ両端が開口する下部袋部(33)とを有することを特徴とするルーバー。
  21. 前記ルーバー本体(31)が視覚上異なる表面と裏面とを具備し、
    前記上部袋部または前記下部袋部が前記ルーバー本体の上端または下端に同幅の袋形成部材(35,36)をそれぞれ連結しかつ前記袋形成部材を前記ルーバー本体の裏面側に折り曲げその端縁部(32a,33a)を裏面上に接合して形成され、かつ、
    前記袋形成部材(35,36)は少なくともその一方の面が前記ルーバー本体の裏面と視覚上同一でありかつ前記一方の面が前記ルーバー本体の表面側に向くように前記ルーバー本体の上端または下端に連結されることを特徴とする請求項20に記載のルーバー。
  22. 請求項1〜13のいずれかに記載のルーバーフックを有することを特徴とするブラインド。
  23. 請求項14〜18のいずれかに記載のルーバーウェイトを有することを特徴とするブラインド。
  24. 請求項19または20に記載のルーバーを有することを特徴とするブラインド。
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JP2020002680A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 立川ブラインド工業株式会社 遮蔽装置

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