JP2008037129A - ボデイ骨格部材およびその製造方法 - Google Patents

ボデイ骨格部材およびその製造方法 Download PDF

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秀壽 伊井
Hideyuki Yoshioka
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Abstract

【課題】車両性能を損なうことなく、生産性を高めたボデイ骨格部材およびその製造方法を得ることが目的である。
【解決手段】フロントピラーインナパネルロア20A、20Bは、一方のフロントピラーインナパネルロア20A(20B)のロッカ部24のX方向端部の直線部分24Bが他方のフロントピラーインナパネルロア20B(20A)のフロントピラー部26の直線部分26Aと辺を接して相互に向き合う配置で鋼材32から切り出される。フロントピラーインナロア20A、20Bのロッカ部24のY方向幅Wとフロントピラー部26のY方向長さLが等しくされているため、無駄となる部分がスクラップ部A、Bの最小となり、生産性を高めることができる。一方、フロントピラーインナパネルロア20は、他のボデイ骨格部材と比較して相対的に板厚が薄い部材のため、このような形状変更をしても車両性能に影響を及ぼすことは抑制される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両性能を損なうことなく、生産性を高めたボデイ骨格部材およびその製造方法に関する。
従来から車両のボテイ骨格部材、例えば、フロントピラーの部材等をアッパとロアに分割し、それぞれを鋼板から切り出すことによって、生産性の向上を図っていた。
特開平10−226358号公報
しかしながら、フロントピラーインナパネルロア等のボデイ骨格部材の生産において、コストダウンの要求から一層の生産性向上求められている。その一方で、生産性のみに配慮してボデイ骨格部材の形状を変更すると車両性能を損なうおそれがある。
本発明は、車両性能を損なうことなく、生産性を高めたボデイ骨格部材およびその製造方法を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るボデイ骨格部材は、短辺部と長辺部とが直交する略L字状に形成されたL字型部を有するボデイ骨格部材であって、前記L字型部において前記短辺部を構成する第1部分と、前記L字型部において前記長辺部を構成する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分のなす内側の角部に設定された円弧状のR形状部と、を備え、前記第1部分の前記長辺部方向最大幅と前記R形状部の前記第2部分側端部から前記第2部分の前記長辺部方向端部までの前記長辺部方向長さが等しく設定されていることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、2つのボデイ骨格部材を向かい合わせの配置として母材から切り出すことによって、効率的に切り出すことができる。例えば、2つのボデイ骨格部材のうち、一方のボデイ骨格部材の第1部分の短辺部方向端部を構成する辺と他方のボデイ骨格部材のR形状部の第2部分側端部から第2部分の長辺部方向端部までを構成する辺とが接するように配置して帯状の母材から切り出す場合には、第1部分の長辺部方向最大幅と第2部分におけるR形状部の第2部分側端部から第2部分の長辺部方向端部までの長辺部方向長さが等しいため、無駄になるスクラップ部分が最小となる。また、ボデイ骨格部材のうち、板厚の薄い部分を選択すれば、このように形状変更しても、車両性能に与える影響を抑制できる。
請求項2記載の本発明に係るボデイ骨格部材の製造方法は、帯状に形成された母材の長手方向を区切った一定区間から、請求項1記載のボデイ骨格部材を2つ取り出すボデイ骨格部材の製造方法であって、上記一定区間において、一方のボデイ骨格部材における前記第1部分の前記短辺部方向端部を構成する辺と、他方のボデイ骨格部材における前記R形状部の前記第2部分側端部から前記第2部分の前記長辺部方向端部までの部分を構成する辺とが接するように相互に向き合う配置として前記母材から取り出すことを特徴とする。
請求項2記載の本発明によれば、2つのボデイ骨格部材のうち、一方のボデイ骨格部材における第1部分の短辺部方向端部を構成する辺と他方のボデイ骨格部材におけるR形状部の第2部分側端部から第2部分の長辺部方向端部までを構成する辺とが接するように配置して帯状の母材から切り出すと、第1部分の長辺部方向最大幅と第2部分におけるR形状部の第2部分側端部から第2部分の長辺部方向端部までの長辺部方向長さが等しいため、無駄になるスクラップ部分が最小となる。また、ボデイ骨格部材のうち、板厚の薄い部分を選択すれば、このように形状変更しても、車両性能に与える影響を抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るボデイ骨格部材およびその製造方法は、車両性能を損なうことなく、生産性を高めることができる。
本発明に係るボデイ骨格部材およびその製造方法の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。本実施形態では、ボデイ骨格部材の一例としてフロントピラーインナパネルロアに適用されたものについて説明する。図1はフロントピラーインナパネルロアの平面図であり、図2はフロントピラーインナパネルロアを含むフロントピラー周辺を構成する部材の分解斜視図であり、図3は本実施形態に係るフロントピラーインナパネルロアの鋼材からの切り出し状態説明図であり、図4〜図6は比較例に係るフロントピラーインナパネルロアの鋼材からの切り出し状態説明図である。なお、図中の矢印INは車幅方向内側を、矢印UPは車両上方を、矢印FRは車両前方をそれぞれ表す。
先ず、フロントピラーインナパネルロアを含むフロントピラー近傍の部材について概略説明すると、図2に示すように、フロントピラーおよびロッカの外側を構成するサイドメンバアウタパネル12と、フロントピラーの補強材であるサイドメンバアウタレインフォースアッパ14およびサイドメンバアウタレインフォースロア16と、サイドメンバアウタレインフォースアッパ14およびサイドメンバアウタレインフォースロア16をサイドメンバアウタパネル12と挟んでフロントピラーを構成するフロントピラーインナパネルアッパ18およびフロントピラーインナパネルロア20と、サイドメンバアウタパネル12の下部とフロントピラーインナパネルロア20の下部によって構成されるロッカの内部に配設されるロッカレインフォース22とを含んで構成される。
ここで、サイドメンバアウタパネルおよびフロントピラーインナパネルがアッパとロアに分割されているのは、アッパ部分とロア部分で板厚が異なるので分割してそれぞれ製造することによって生産性を高めるためである。
このようにフロントピラーの一部を構成するフロントピラーインナパネルロア20は、図1に示すように、ロッカのインナパネルとなる車両前後方向(矢印X方向(短辺部方向)、以下X方向という)が長手となる略矩形状のロッカ部24と、フロントピラーの下部のインナパネルとなるロッカ部24と直交する車両上下方向(矢印Y方向(長辺部方向)、以下Y方向という)が長手となる略矩形状のフロントピラー部26とを備え、全体としてL字型となっている。
このロッカ部24とフロントピラー部26とがなす内側の角部には、ロッカ部24の上部でX方向に延在する直線部分24Aからフロントピラー部26のY方向に延在する直線部分26Aにかけて円弧状のR形状部30が形成されている。
また、フロントピラーインナパネルロア20は、図1に示すように、ロッカ部24のY方向幅Wと、フロントピラー部26におけるR形状部30のフロントピラー部26側端部からY方向端部までのY方向長さL(以下、フロントピラー部26のY方向長さLという場合がある)が等しく形成されている。なお、ロッカ部24のY方向幅Wとは、ロッカ部24のX方向端部でY方向に延在する直線部分24Bの長さではなく、ロッカ部24のY方向最大幅のことである。フロントピラー部26のY方向長さLも同様である。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
このように構成されたフロントピラーインナパネルロア20は、図3に示すように、R形状部30が対向するように互い違いとなるように配置され、帯状の鋼板32において長手方向に区分された一区間から2つずつ切り出される。この場合、第1のフロントピラーインナパネルロア20Aのロッカ部24のX方向端部の直線部分24Bが第2のフロントピラーインナパネルロア20Bのフロントピラー部26の直線部分26Aと辺を接する形となる。同様に、第2のフロントピラーインナパネルロア20Bのロッカ部24のX方向端部の直線部分24Bが第1のフロントピラーインナパネルロア20Aのフロントピラー部26の直線部分26Aと辺を接する形となる。
なお、図3において、実線は鋼材32からの切り出し線であり、破線は切り出した後に成形されるフロントピラーインナパネルロア20の形状である。
上記のような配置で鋼材32からフロントピラーインナロア20A、20Bを切り出すと、ロッカ部24のY方向幅Wとフロントピラー部26のY方向長さLが等しいため、スクラップとなるのはフロントピラーインナパネルロア20A、20BのR形状部30で囲まれたスクラップ部分A(斜線部分)とフロントピラー部26の外側形状によるスクラップ部分B(斜線部分)に限定される。
作用効果を明確にするために、比較例として鋼材32において実施形態と同様の配置でロッカ部24のY方向幅Wがフロントピラー部26のY方向長さLよりも長い(W>L)例を図4に、ロッカ部24のY方向幅Wがフロントピラー部26のY方向長さLよりも短い(W<L)例を図5に示す。なお、比較例においても、実施形態と同様の部位には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、比較例においては、図を見やすくするために、スクラップ部分A、Bの斜線を省略している。
例えば、図4の場合、実施形態と同様のスクラップ部分A、B以外に、ロッカ部24のY方向幅Wとフロントピラー部26のY方向長さLの差(W−L)によってフロントピラー部26のY方向端部の上にスクラップ部分C(網かけ部分)が発生する。
また、図5の場合、実施形態と同様のスクラップ部分A、B以外に、フロントピラー部26の直線部のY方向長さLとロッカ部24のY方向幅Wの差(L−W)によってロッカ部24の横にスクラップ部分D(網かけ部分)が発生する。
さらに、上記比較例のようにロッカ部24のY方向幅Wとフロントピラー部26のY方向長さLが異なる場合には、フロントピラー部26のY方向端部を向き合わせる形で鋼材32から切り出すことも考えられるが、この場合においても真中のスクラップ部分に、図3におけるスクラップ部分A、Bの合計面積よりも余分にスクラップ部分E(網かけ部分)ができる。
このように本実施形態に係るフロントピラーインナパネルロア20では、ロッカ部24のY方向幅Wとフロントピラー部26のY方向長さLを等しく設定し、一方のフロントピラーインナパネルロア20A(20B)のロッカ部24のX方向端部の直線部分24Bが他方のフロントピラーインナパネルロア20B(20A)のフロントピラー部26の直線部分26Aと辺を接して相互に向き合う配置で鋼材32から切り出しているため、無駄となる部分がスクラップ部A、Bのみで最小とすることができる。すなわち、フロントピラーインナパネルロア20の生産性を向上させることができる。
また、フロントピラーインナパネルロア20は、部材の板厚が薄いので上記生産性を向上させるためにフロントピラーインナパネルの分割位置あるいは形状を変更しても車両性能への影響を抑制することができる。すなわち、車両性能に影響を与えることなく、生産性を高めることができる。
なお、本実施形態ではフロントピラーインナパネルロア20に対して適用したが、これに限定されるものではない。L字型のボテイ骨格部材であれば適用可能である。また、L字型に限定されずL字型部分を含むボデイ骨格部材、例えばT字型のボデイ骨格部材にも適用可能である。
本実施形態に係るフロントピラーインナパネルロアの平面図である。 本実施形態に係るフロントピラーインナパネルロアを含むフロントピラー周辺を構成する部材の分解斜視図である。 本実施形態に係るフロントピラーインナパネルロアの鋼材からの切り出し状態説明図である。 比較例に係るフロントピラーインナパネルロア鋼材からの切り出し状態説明図である。 比較例に係るフロントピラーインナパネルロア鋼材からの切り出し状態説明図である。 比較例に係るフロントピラーインナパネルロア鋼材からの切り出し状態説明図である。
符号の説明
20 フロントピラーインナパネルロア(ボデイ骨格部材)
24 ロッカ部(第1部分)
26 フロントピラー部(第2部分)
30 R形状部
32 鋼材(母材)

Claims (2)

  1. 短辺部と長辺部とが直交する略L字状に形成されたL字型部を有するボデイ骨格部材であって、
    前記L字型部において前記短辺部を構成する第1部分と、
    前記L字型部において前記長辺部を構成する第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分のなす内側の角部に設定された円弧状のR形状部と、
    を備え、前記第1部分の前記長辺部方向最大幅と前記R形状部の前記第2部分側端部から前記第2部分の前記長辺部方向端部までの前記長辺部方向長さが等しく設定されていることを特徴とするボデイ骨格部材。
  2. 帯状に形成された母材の長手方向を区切った一定区間から、請求項1記載のボデイ骨格部材を2つ取り出すボデイ骨格部材の製造方法であって、
    上記一定区間において、一方のボデイ骨格部材における前記第1部分の前記短辺部方向端部を構成する辺と、他方のボデイ骨格部材における前記R形状部の前記第2部分側端部から前記第2部分の前記長辺部方向端部までの部分を構成する辺とが接するように相互に向き合う配置として前記母材から取り出すことを特徴とするボデイ骨格部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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