JP2008036845A - サーマルプリンタおよびプレートガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、印刷プレートを送り経路面に対しブレさせることなく適切に送る。
【解決手段】送られていく剛性を有する平板状の印刷プレートPに対し、印刷を行うサーマルヘッド101と、サーマルヘッド101に対峙し、印刷プレートPを送るプラテンと、を備え、プラテンは、サーマルヘッド101の発熱部101aに対して、送り方向の上流側近傍に配設されたメインローラ41と、下流側近傍に配設されたサブローラ42との2つの送りローラ21で構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、剛性を有する平板状の印刷プレート(硬質プレート)を送りながら、印刷を行うサーマルプリンタおよびプレートガイド装置に関するものである。
従来、この種のサーマルプリンタとして、サーマルヘッドと、サーマルヘッドに対峙する単一のプラテンローラとを備え、サーマルヘッドの発熱部とプラテンローラとの間で印刷プレートを押圧しながら回転送りするものが知られている。
特開2002−137477号公報
このような従来のサーマルプリンタでは、サーマルヘッドの発熱部とプラテンローラとが、送り方向において同じ位置にある。しかし、印刷プレートに対する発熱部の押圧位置とプラテンローラの押圧位置との相対位置関係を一定にして送ることが困難である。すなわち、プラテンローラの押圧位置に対し、発熱部の押圧位置が上流側にずれたり下流側にずれたりするため、印刷プレートは、プレート送り経路面に対してブレながら送られてしまう。
この問題に対し、従来は、サーマルヘッドの発熱部によって押圧される印刷プレートを、その上流側および下流側でそれぞれ受けるべく、プラテンローラの上流側および下流側に搬送ローラをそれぞれ設けていた。この場合、印刷プレートのブレを防止することができたとしても、プラテンローラと2つの搬送ローラとで、少なくとも3つのローラが必要であった。
また、従来のサーマルプリンタ(プレートガイド装置)では、幅の異なる複数種のプレートを、幅方向に位置規制して案内する点について、何ら考慮されていなかった。
本発明は、第1に、簡易な構成で、印刷プレートを送り経路面に対しブレさせることなく適切に送ることができるサーマルプリンタを、
第2に、幅の異なる複数種のプレートを、幅方向に位置規制して案内することができるプレートガイド装置を、提供することをその課題としている。
本発明のサーマルプリンタは、送られていく剛性を有する平板状の印刷プレートに対し、印刷を行うサーマルヘッドと、サーマルヘッドに対峙し、印刷プレートを送るプラテンと、を備え、プラテンは、サーマルヘッドの発熱部に対して、送り方向の上流側近傍と下流側近傍とに1つずつ配設された2つの送りローラで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、サーマルヘッドの発熱部に押圧される印刷プレートを、プラテンを構成する2つの送りローラによって、発熱部の上流側および下流側でそれぞれ受けることができる。これにより、印刷プレートを送り経路面に対しブレさせることなく適切に送ることができると共に、2つの送りローラに加えてプラテンローラを設ける必要がなく、装置構成の簡素化を図ることができる。
この場合、2つの送りローラの一方は、送り方向において、発熱部に対し、当該送りローラの配設側と反対側の半部でオーバーラップするように配設されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば上流側に配設された送りローラが、発熱部に対し、その下流側半部でオーバーラップする。このため、印刷プレートに代えて、剛性の低い印刷媒体(印刷シート等)を導入した場合でも、その送りローラをプラテンとして機能させ、印刷を行うことができる。したがって、剛性を有する印刷プレートに加えて、剛性の低い印刷媒体に対しても印刷を行うことが可能となり、汎用性を高めることができる。
本発明のプレートガイド装置は、プレート送り経路に沿って送られる幅の異なる複数種のプレートに対応して、プレート送り経路に対し出没自在に設けられ、各プレートを幅方向に位置規制する複数の幅規制ガイドと、複数の幅規制ガイドを、プレート送り経路から突出する突出位置とプレート送り経路から没入する没入位置との間で移動させるガイド出没機構と、を備え、ガイド出没機構は、各幅規制ガイドに対応して設けられ、各幅規制ガイドを移動させる複数の板カムと、外周面に、複数の板カムを位相をずらして設けた回転体と、回転体を回転させる操作子と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、操作子を回転させると、位相をずらして設けられた複数の板カムにより、複数の幅規制ガイドが順にプレート送り経路に対し出没する。このため、送られるプレートの種類(幅)に対応した幅規制ガイドを、選択的に突出位置に移動させることできる。したがって、幅の異なる複数種のプレートを、幅方向に位置規制して案内することができる。
この場合、複数の幅規制ガイドは、複数種のプレートをそれぞれセンター中心に位置規制するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数種のプレートを、センター中心にして幅方向に位置規制し、案内することができる。
この場合、各幅規制ガイドは、送り方向に離間して設けた2つのガイド突起で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、2つのガイド突起により、幅方向の位置規制をより適切に行うことができる。
本発明の他のサーマルプリンタは、上記したプレートガイド装置と、プレート送り経路に沿って複数種のプレートをそれぞれ送るプレート送り手段と、送られていくプレートに印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、幅の異なる複数種のプレートを、幅方向に位置規制して案内することができるプレートガイド装置を備えたことで、複数種のプレートに対し、それぞれ適切に印刷を行うことができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係るサーマルプリンタは、剛性を有する平板状の印刷プレートを送りながら、これに印刷処理を行うものである。また、詳細は後述するが、印刷プレートに加えて、剛性の低い印刷シートに対しても印刷処理を行うことができるように構成されている。
印刷プレートは、樹脂製で厚さ2mm程度のプレート状に形成され、5種類の幅のものが用意されている。一方、印刷シートは、樹脂や紙製で厚さ0.5mm程度のシート状に形成され、印刷プレートと同じ5種類の幅のものが用意されている。なお、以下では、印刷媒体として、主に印刷プレートで代表して説明する。
図1は、プレート送り経路を開放した状態のサーマルプリンタの外観斜視図であり、図2は、サーマルプリンタの内部構造を示す縦断面図である。サーマルプリンタ1は、図示しないパソコンに接続されており、パソコンから印刷処理のための各種データが供給され、印刷処理を行うようになっている。もちろん、サーマルプリンタ1自身にデータ入力機能を搭載したものであってもよい。
サーマルプリンタ1は、図示しない上下2分割の装置ケースにより外殻を形成した装置本体2と、装置本体2に着脱自在に装着したリボンカートリッジCとで構成されている。装置上半部(後述する印刷部13)は、送り方向下流端部に設けた印刷部回動軸31を中心に、装置下半部(後述するプレート送り部11)の上面に形成されたプレート送り経路に臨む印刷位置と、プレート送り経路から上方に退避してプレート送り経路およびカートリッジ装着部を開放する開放位置との間で上下に回動自在に構成されている。装置上半部は、通常、図示しないロック機構により印刷位置にロックされているが、装置ケースに設けた開放ボタン(図示省略)を押下することで、ロックが解除され、開放位置へ手で回動可能となる。なお、図示省略したが、装置ケースには、電源コネクタやパソコンと接続するためのインターフェース等も設けられている。
サーマルプリンタ1に対し、印刷プレートPは、装置上半部が開放位置に移動した状態で、手でセットされる。サーマルプリンタ1は、装置上半部の印刷位置への移動後、セットされた印刷プレートPを、装置上半部と装置下半部との境界部分に形成されたプレート排出口3へ送りながら、これに印刷を行うようになっている。なお、以下で「左」「右」とは、下流側(プレート排出口3側)から見た左・右のことである。
サーマルプリンタ1は、プレート送り経路に沿って印刷プレートPを送るプレート送り部11と、幅の異なる5種類の印刷プレートPに対応して、各印刷プレートPを幅方向に位置規制するプレートガイド部12と、サーマルヘッド101を有し、送られていく印刷プレートPに印刷を行う印刷部13とを備えている。プレート送り経路を挟んで、プレート送り部11およびプレートガイド部12が下側に配設され、印刷部13が上側に配設されている。さらに、図示しないが、サーマルプリンタ1には、装置全体を統制御する制御部(回路基板)が組み込まれている。なお、プレート送り部11およびプレートガイド部12が、上記2分割の装置ケースのうち下装置ケースに収容され、印刷部13が上装置ケースに収容されている。
プレート送り部11は、サーマルヘッド101に対峙するプラテンとして機能する2つの送りローラ21と、送りローラ21(メインローラ41)を駆動するローラ駆動部22と、これらを組み込むと共に、上面にプレート送り経路を形成した送り部フレーム23とを有している。
送り部フレーム23は、上面を開放したベースフレーム25と、ベースフレーム25の上流側に設置され、平坦(水平)な上面を有する上流側経路フレーム26と、ベースフレーム25の下流側に設置され、下流側上面が先下がりに傾斜した下流側経路フレーム27とで構成されている。上流側経路フレーム26の上面および下流側経路フレーム27の上面により、印刷プレートPが送られるプレート送り経路が形成されている。
ベースフレーム25の左右両側壁部の下流端部には、下流側に延びる軸取付け片29が形成されている。左右の軸取付け片29に、印刷部13を回動自在に支持する印刷部回動軸31が取り付けられている。
上流側経路フレーム26の上面は、左右両端部が幾分高く形成されており、左右中間部には、5種類の印刷プレートPに対応して、後述する各幅規制ガイド51の上流側ガイド突起62および下流側ガイド突起63を出没させる上流側ガイド開口32および下流側ガイド開口33がそれぞれ5組(10個)形成されている(図には一部のみ示す)。5種類の印刷プレートPは、各幅規制ガイド51により幅方向に位置規制され、プレート送り経路に沿ってセンター中心に(幅方向の中心を合致して)送られるようになっている。さらに、5組の下流側ガイド開口33の下流側には、幅方向略全体に亘って、メインローラ41が下方から臨むローラ開口34が形成されている。また、上流側経路フレーム26の上面右端部には、後述する円形操作子67が下方から臨む切欠き部35が形成されている。
下流側経路フレーム27の上面には、上流側端部の幅方向中間部において、サブローラ42が収容されるローラ収容部36が形成されている。ローラ収容部36の下流側には、幅方向中間部(最大幅の印刷プレートPに対応)において、その両端部よりも下り傾斜が急な急斜部37が形成されている。急斜部37の上流側端部には、幅方向中心部に位置検出開口38が形成されている。この位置検出開口38に、印刷プレートPの通過の有無を検出するプレート検出センサ39が下方から臨んでいる。
2つの送りローラ21は、上流側に配設されたメインローラ41と、下流側に配設され、メインローラ41よりも細く且つ短いサブローラ42とで構成されている。メインローラ41は、送り部フレーム23に回転自在に軸支されており、上端部が上流側経路フレーム26の上面よりも僅かに突出するようにして、ローラ開口34に下方から臨んでいる。そして、ローラ駆動部22により駆動回転するようになっている。一方、サブローラ42は、送り部フレーム23に回転自在に軸支されており、上端部が下流側経路フレーム27の上面よりも僅かに突出するようにして、ローラ収容部36に収容されている。そして、サブローラ42は、メインローラ41によって回転送りされる印刷プレートPの通過に従ってフリー回転するようになっている。
ローラ駆動部22は、例えば正逆回転可能なステッピングモータで構成されたプレート送りモータ43と、プレート送りモータ43からの動力をメインローラ41に伝達するローラ動力伝達部44(減速ギヤ列)とで構成されている。これらは、送り部フレーム23の左側壁部に支持されている。
プレートガイド部12は、送り部フレーム23の内部に収容されており、5種類の印刷プレートPに対応して、プレート送り経路に対し出没自在に設けられた複数(10個)の幅規制ガイド51と、10個の幅規制ガイド51を、プレート送り経路に対し出没させるガイド出没機構52とを備えている。10個の幅規制ガイド51は、5種類の印刷プレートPをそれぞれセンター中心にして各幅端を位置規制するように、一対を1組にした5組で構成されている。つまり、5組10個の幅規制ガイド51は、5種類の印刷プレートPに対応して、幅方向(左右)に並設されている。
各幅規制ガイド51は、例えば鍵形を有し、送り方向に延在するガイド本体61と、ガイド本体61上部の送り方向中間部と下流端部とに離間して設けた上流側ガイド突起62および下流側ガイド突起63とで一体に形成されている。各幅規制ガイド51は、上流端部に設けたガイド回動軸69に回動自在に支持されている。すなわち、各幅規制ガイド51は、上流側ガイド突起62および下流側ガイド突起63を、上記の上流側ガイド開口32および下流側ガイド開口33から上方に突出する突出位置と、上流側ガイド開口32および下流側ガイド開口33から下方に没入する没入位置との間で移動するようになっている。
ガイド出没機構52は、5組の幅規制ガイド51の下方に回転自在に設けられた断面円形の回転体64と、回転体64の外周面に位相をずらして設けた10個のガイド板カム65と、回転体64の一方(右側)の端部に固定された操作ギヤ66と、一方の端面に操作ギヤ66と噛み合うギヤ部68を突設した円形操作子67とで構成されている。10個のガイド板カム65は、5組の幅規制ガイド51に対応して、一対を1組とした5組で構成されている。つまり、5組10個のガイド板カム65は、5組の幅規制ガイド51に対応して、幅方向(左右)に並設されている。
そして、各ガイド板カム65と、それに連なる回転体64の外周面とにより、対応する幅規制ガイド51に対するカム輪郭が構成されている。すなわち、各幅規制ガイド51の下端部が各ガイド板カム65と転接するときに、上流側ガイド突起62および下流側ガイド突起63が突出位置に移動し、各幅規制ガイド51の下端部が回転体64の外周面と転接するときに、上流側ガイド突起62および下流側ガイド突起63が没入位置に移動する。
円形操作子67は、上記の切欠き部35を介して上方から指で回転可能となっている。円形操作子67を回転させると、操作ギヤを介して回転体64が回転する。これにより、位相をずらして設けられた5組のガイド板カム65が、5組の幅規制ガイド51と順に転接し、5組の幅規制ガイド51が順に出没する。このため、送られる印刷プレートPの種類(幅)に対応した幅規制ガイド51を、選択的に突出位置に移動させることができる。したがって、幅の異なる5種類の印刷プレートPを、幅方向に位置規制して案内することができる。
なお、1組の幅規制ガイドを、幅の異なる5種類の印刷プレートPに対応して幅方向にスライドさせることにより、各印刷プレートPを幅方向に位置規制して案内するようにしてもよい。
図2ないし図4に示すように、印刷部13は、リボンカートリッジCが着脱自在に装着されると共に、サーマルヘッド101を有するヘッドユニット71と、ヘッドユニット71を保持するヘッドホルダ72と、ヘッドホルダ72を介してヘッドユニット71(サーマルヘッド101)を回動自在に支持するヘッド回動軸73と、ヘッド回動軸73を中心にサーマルヘッド101を回動させ、印刷プレートPに対しサーマルヘッド101を離接させるヘッド離接機構74と、ヘッド離接機構74を駆動すると共にインクリボンRの送りを行う印刷部駆動系75と、これらを組み込んだ印刷部フレーム76とを備えている。また、ヘッドホルダ72の左右両側部には、上記のメインローラ41の軸受け部分に隣接した位置において、メインローラ41に係合するローラ係合部材77がそれぞれ取り付けられている。
リボンカートリッジCは、インク色別に複数種類が用意されている。リボンカートリッジCは、上カートリッジケース82および下カートリッジケース83から成る上下2分割構造のカートリッジケース81と、各色のインクリボンRを繰出し自在に巻回したリボン繰出しコア84およびこれを巻き取るリボン巻取りコア85とから構成されている。リボン繰出しコア84およびリボン巻取りコア85は、カートリッジケース81に回転自在に収容されている。
カートリッジケース81は、リボン繰出しコア84を収容したリボン繰出し部86と、リボン巻取りコア85を収容したリボン巻取り部87と、繰り出されたインクリボンRにサーマルヘッド101が臨むスペースを存して、リボン繰出し部86とリボン巻取り部87とを連結する左右のブリッジ部88とを有している。各ブリッジ部88は、後述するカム駆動軸114が邪魔にならないように、送り方向中間部で上部(上カートリッジケース82)が切り欠かれている。
印刷部フレーム76は、下面を開放した箱状に形成されており、下流側端部において、上記一対の軸取付け片29に支持された印刷部回動軸31を中心に回動自在に構成されている。このため、上述したように、印刷部13は、印刷位置と開放位置との間で上下に回動自在に構成されている。
印刷部フレーム76内部の上流側端部および下流側端部には、リボンカートリッジCを装着するための上流側装着部材91および下流側装着部材92がそれぞれ取り付けられている。上流側装着部材91には、左右中間部において、後述する係止レバー94のフック部94aが係止するフック受け開口93が形成されている。
印刷部フレーム76の上流側壁部には、左右中間部において、装着されたリボンカートリッジCを係脱可能に係止する係止レバー94が設けられている。係止レバー94は、上端部を中心に上流側に回動自在に構成されており、下端部に設けたフック部94aと、上流側面に突設した回動操作のための摘み部94bとで一体に形成されている。そして、フック部94aは、上記のフック受け開口93に係止された状態で、その先端部によりカートリッジケース81のリボン繰出し部86に係合し、リボンカートリッジCが離脱しないようにしている。さらに、印刷部フレーム76の天壁部の上流側には、リボンカートリッジCを離脱方向に付勢する板ばね(図示省略)が臨む板ばね開口95が形成されている。
ここで、リボンカートリッジCの着脱操作について簡単に説明する。リボンカートリッジCを印刷部13に装着する場合には、まず、印刷部13を上方に回動して、カートリッジ装着部を開放する。続いて、リボンカートリッジCを、リボン巻取り部87側から斜め下方に挿入する。さらに、リボン繰出し部86を押し込み、リボン繰出し部86をフック部94aに係合させる。これにより、リボンカートリッジCが印刷部13に装着される。
一方、リボンカートリッジCを印刷部13から取り外す場合には、まず、印刷部13を上方に回動して、カートリッジ装着部を開放する。続いて、係止レバー94を回動してフック部94aのリボン繰出し部86との係合を解除すると、リボンカートリッジCが、板ばねに付勢されて斜めに飛び出す。これにより、リボンカートリッジCが手で取り出しやすくなり、以降は、リボン繰出し部86側から斜め前方に引き出すようにして取り外す。
ヘッドユニット71は、ヘッド面が下流側に向かって下方に傾斜するように設けられたサーマルヘッド101と、下面にサーマルヘッド101を取り付けたヘッド支持プレート102と、ヘッド支持プレート102の上方に離間して設けられ、上面にばね装着部104を左右に突設したばね装着プレート103とを備えている。サーマルヘッド101のヘッド面の下流端部には、最大幅の印刷プレートPに対応して、多数の発熱素子を左右に列設した発熱部101aが形成されている。
ここで、上記の2つの送りローラ21は、サーマルヘッド101の発熱部101aに対し、メインローラ41が上流側近傍に配設され、サブローラ42が下流側近傍に配設されている。そして、メインローラ41は、送り方向において、発熱部に対し、その配設側(上流側)の反対側(下流側)の半部でオーバーラップするように配設されている。
ばね装着プレート103は、ヘッドホルダ72に支持されている。各ばね装着部104には、ヘッド押圧ばね105が装着されている。各ヘッド押圧ばね105は、印刷部フレーム76の天壁部の一部を上流側に切り折り形成したばね受け片106を受けとして、ばね装着プレート103を上流側斜め下方に付勢している。
また、ヘッド支持プレート102およびばね装着プレート103は、それぞれ上流側および下流側の両端部が上方に折り曲げられており、その各折り曲げ部の左右中間部において、送り方向に延在するヘッド揺動軸107が設けられている。ヘッド支持プレート102は、ヘッド揺動軸107を介して、ヘッドホルダ72に揺動自在に軸支されている。このため、ヘッド支持プレート102に取り付けたサーマルヘッド101により、印刷プレートPを幅方向に均一に押圧することができる。
ヘッド回動軸73は、印刷部フレーム76に固定された左右一対の軸装着片108(図1参照)に支持されている。サーマルヘッド101は、ヘッド回動軸73を中心に、印刷プレートPに当接する印刷駆動位置と、印刷プレートPから離間する非駆動位置との間で回動自在に構成されている。また、ヘッド回動軸73は、リボン繰出しコア84から繰り出されたインクリボンRの送りを案内するローラ部109を回転自在に軸支している。
ヘッドホルダ72は、左右一対のサイドプレート111と、一対のサイドプレート111の上流端部を連結する連結プレート112とにより、平面視略「コ」字状に構成されている。ヘッドホルダ72は、上流側でヘッド回動軸73に回動自在に支持されると共に、下流側でばね装着プレート103を支持している。なお、左右のサイドプレート111の下流端部には、後述するヘッド板カム113が臨む略矩形のカム受け開口115がそれぞれ形成されている
ヘッド離接機構74は、左右一対のヘッド板カム113と、一対のヘッド板カム113を軸支したカム駆動軸114と、上記の左右一対のカム受け開口115(カムフォロア)とから成っている。一対のヘッド板カム113は、ヘッドホルダ72が上記一対のヘッド押圧ばね105により下方に付勢されているため、カム受け開口115の上縁部と転接するようになっている。すなわち、ヘッドホルダ72は、ヘッド板カム113とヘッド押圧ばね105により確動的に回動する。
印刷部駆動系75は、駆動源となる正逆回転可能な印刷部モータ116と、印刷部モータ116の動力をカム駆動軸114および後述するリボン巻取りコア85に伝達する印刷部動力伝達系117とで構成されている。これらは、印刷部フレーム76の左側壁部にねじ止めされた印刷部駆動系フレーム118(図1参照)に装着されている。
印刷部動力伝達系117は、減速ギヤ列等で構成されており、ギヤ列中に印刷クラッチ機構121が介設されている。これにより、印刷部モータ116の正逆回転切り換えに従って、印刷部モータ116からの動力が、カム駆動軸114と、リボン巻取りコア85とに選択的に伝達されるようになっている。なお、リボン巻取りコア85の一端に固定された巻取りギア124に噛み合う最終ギヤ(リボン最終ギヤ122)は、トルクリミッタ付きもので構成されている。
カム駆動軸114の一端に固定されたカム駆動ギア125の一方の端面には、図示しないが、外周面の一部を切り欠いた円形凸部が突設されている。そして、円形凸部の外周面に摺接するヘッド位置検出スイッチ123により、ヘッド位置が印刷駆動位置か非駆動位置かを検出するようになっている。
印刷部駆動系75により一対のヘッド板カム113を所定量回転させると、ヘッド押圧ばね105に抗してヘッドホルダ72が上方に回動する。これにより、サーマルヘッド101が非駆動位置に移動する。さらに一対のヘッド板カム113を所定量回転させると、ヘッド押圧ばね105に付勢されてヘッドホルダ72が下方に回動する。これにより、サーマルヘッド101が印刷駆動位置に移動する。
印刷駆動位置にあるサーマルヘッド101は、ヘッド押圧ばね105により、送りローラ21に向けて付勢されている。すなわち、上記のプレート送り部11により送られていく印刷プレートPは、サーマルヘッド101の発熱部101aに押圧されている。この点、サーマルヘッド101の発熱部101aに押圧される印刷プレートPは、プラテンを構成する2つの送りローラ21によって、発熱部101aの上流側および下流側でそれぞれ受けられることとなる。これにより、印刷プレートPを送り経路面に対してブレさせることなく、適切に送ることができる。なお、本実施形態では、発熱部101aに対し、上流側にメインローラ41(駆動ローラ)を配設し、下流側にサブローラ42(フリーローラ)を配設したが、その逆、すなわち、上流側にサブローラ42を配設し、下流側にメインローラ41を配設してもよい。
また、2つの送りローラ21がプラテンとして機能しているため、2つの送りローラ21に加えてプラテンローラを設ける必要がなく、装置構成の簡素化を図ることができる。さらに、印刷プレートPは、経路面に対してブレることがないため、上流側経路フレーム26の上面および下流側経路フレーム27の上面からは、完全に離間した状態で送られる。
上述したように、送り方向において、サーマルヘッド101の発熱部101aに対し、メインローラ41の下流側半部がオーバーラップしているため、剛性の低い印刷シートに対しては、メインローラ41をプラテンとして機能させ、印刷を行うことができる。したがって、剛性を有する印刷プレートPに加えて、剛性の低い印刷シートに対しても印刷を行うことができ、汎用性を高めることができる。
以上のように構成されたサーマルプリンタ1を用いて、2色印刷の施された印刷プレートPを作成するための一連の流れについて説明する。まず、ユーザは、印刷部13を開放位置に回動し、1色目のリボンカートリッジCを装着する。また、円形操作子67を回転して、印刷しようとする印刷プレートPの幅に合った一対の幅規制ガイド51を突出位置に移動させる。そして、印刷プレートPを上流側経路フレーム26上面にセットし、印刷部13を印刷位置に回動する。また、パソコンにて印刷処理のためのデータを作成しておく。これらの準備が完了したら、パソコンから処理開始の指示をする。
サーマルプリンタ1は、処理開始の指示を受けると、まず、インクリボンRの弛みを防ぐべく、インクリボンRを所定量巻き取る。このとき、サーマルヘッド101が印刷駆動位置にある場合には、リボン巻取り前にこれを非駆動位置に移動させておく。
次に、サーマルヘッド101を印刷駆動位置に移動させ、印刷プレートPの先端を、プレート検出センサ39による検出位置(先端検出位置)まで送る(印刷プレートPの頭出し)。そして、印刷プレートPを送りながら、サーマルヘッド101を発熱駆動して印刷プレートPに1色目の印刷を行い、印刷プレートPをプレート排出口3から排出する。
1色目の印刷終了後、2色目の印刷処理への準備を行う。すなわち、サーマルヘッド101を非駆動位置に移動させる。続いて、インクリボンRを所定量巻き取る。その後、ユーザにリボンカートリッジCの交換を報知する。
ユーザにより、2色目のリボンカートリッジCが装着され、処理開始の指示を受けると、サーマルプリンタ1は、1色目と同様にして、2色目の印刷を行う。最後に、印刷プレートPをプレート排出口3から排出して、一連の操作を完了する。なお、次の印刷処理に備えて、サーマルヘッド101を非駆動位置に移動させ、インクリボンRを所定量巻き取っておく。
以上のように、本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、簡易な構成で、印刷プレートPを送り経路面に対しブレさせることなく適切に送ることができる。さらに、幅の異なる5種類の印刷プレートPを、幅方向に位置規制して案内することができるため、5種類の印刷プレートPに対し、それぞれ適切に印刷を行うことができる。
装置ケースから取り外し、プレート送り経路を開放した状態のサーマルプリンタの外観斜視図である。 サーマルプリンタの内部構造を示す縦断面図である。 印刷部に装着されるリボンカートリッジの分解斜視図である。 サーマルプリンタの印刷部の主な構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…サーマルプリンタ 21…送りローラ 41…メインローラ 42…サブローラ 101…サーマルヘッド 101a…発熱部 P…印刷プレート

Claims (6)

  1. 送られていく剛性を有する平板状の印刷プレートに対し、印刷を行うサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドに対峙し、前記印刷プレートを送るプラテンと、を備え、
    前記プラテンは、前記サーマルヘッドの発熱部に対して、送り方向の上流側近傍と下流側近傍とに1つずつ配設された2つの送りローラで構成されていることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記2つの送りローラの一方は、前記送り方向において、前記発熱部に対し、当該送りローラの配設側と反対側の半部でオーバーラップするように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. プレート送り経路に沿って送られる幅の異なる複数種のプレートに対応して、前記プレート送り経路に対し出没自在に設けられ、前記各プレートを幅方向に位置規制する複数の幅規制ガイドと、
    前記複数の幅規制ガイドを、前記プレート送り経路から突出する突出位置と前記プレート送り経路から没入する没入位置との間で移動させるガイド出没機構と、を備え、
    前記ガイド出没機構は、
    前記各幅規制ガイドに対応して設けられ、前記各幅規制ガイドを移動させる複数の板カムと、
    外周面に、前記複数の板カムを位相をずらして設けた回転体と、
    前記回転体を回転させる操作子と、
    を有することを特徴とするプレートガイド装置。
  4. 前記複数の幅規制ガイドは、前記複数種のプレートをそれぞれセンター中心に位置規制するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のプレートガイド装置。
  5. 前記各幅規制ガイドは、送り方向に離間して設けた2つのガイド突起で構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のプレートガイド装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載のプレートガイド装置と、
    前記プレート送り経路に沿って前記複数種のプレートをそれぞれ送るプレート送り手段と、
    送られていく前記プレートに印刷を行う印刷手段と、
    を備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014104988A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Omori Mach Co Ltd Ptpシート製造装置

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