JP2008036075A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008036075A
JP2008036075A JP2006213505A JP2006213505A JP2008036075A JP 2008036075 A JP2008036075 A JP 2008036075A JP 2006213505 A JP2006213505 A JP 2006213505A JP 2006213505 A JP2006213505 A JP 2006213505A JP 2008036075 A JP2008036075 A JP 2008036075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
payout control
payout
main control
data storage
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006213505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5173162B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Kamitaka
康博 上高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2006213505A priority Critical patent/JP5173162B2/ja
Publication of JP2008036075A publication Critical patent/JP2008036075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173162B2 publication Critical patent/JP5173162B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 故障した台の故障前の遊技状態を他の台にて再現するための作業効率を良くすることができるパチンコ機を実現する。
【解決手段】 遊技球を発射不能になった故障台の主制御基板40を外す際に主電源を落とすと、払出制御用CPU52はNMI処理において払出制御用RAM54に格納されている大半のデータ(払出制御再現用データ)を主制御基板40に搭載されている払出用バックアップRAM45に書込む。そして、主制御基板40を遊技盤の裏面から外し、移動先の台の主制御基板40と交換する。移動先の台の主電源を立上げると、払出制御用CPU52は、払出用バックアップRAM45に格納されている払出制御再現用データを読出して払出制御用RAM54に書込み、その書込んだ払出制御再現用データに基いて、故障台における故障直前の遊技球の払出状態を再現する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、遮断した電源が復帰した場合に、電源が遮断する前の遊技状態を再現するためのデータを、電源が遮断してから復帰するまで記憶保持する手段を備えたパチンコ機に関する。
図19は、従来のパチンコ機の概略構成を示す正面図であり、図20は、図19に示すパチンコ機の裏面構造を一部省略して示す説明図である。
図19に示すように、パチンコ機200は、前枠202を備えており、その前枠202の下部には、幕板216が取付けられている。前枠202の前面には、遊技盤209が着脱可能に設けられている。遊技盤209の前面には、ガラス扉219が配置されており、ガラス扉219は前枠202に開閉可能に軸支されている。遊技盤209には、図柄の変動表示などを行う演出表示器208と、始動口210と、変動入賞装置218とが配置されている。
ガラス扉219の下方には、パチンコ機の内部に設けられた払出装置により払出された賞球および貸球を貯留する上皿213が設けられており、その下方の幕板216には、上皿213において貯留超過となって流下した遊技球を貯留する下皿214が設けられている。下皿214の右方には、遊技球を遊技盤209へ発射する発射装置の発射強度を調整する発射レバー215が回動自在に軸支されている。
図20に示すように、パチンコ機200は、パチンコ店内の遊技島設備に固定された枠状の外枠201を備えており、その外枠201の内側には、前枠202がヒンジ218によって開閉可能に軸支されている。遊技盤209の裏面には、演出表示器208の表示を制御する演出制御基板208aと、パチンコ機200の各箇所に配置されたLEDや電球などの発光部材の点灯を制御するランプ制御基板206と、演出表示器208の表示内容に対応して効果音を発生するスピーカを駆動制御する音声制御基板207とが取付けられている。
これら各制御基板は、前枠202の裏面に切欠き形成された窓202aから後方へ突出しており、遊技盤209の着脱に伴って着脱される。裏セット機構板204の裏面には、遊技の進行を統括制御する主制御基板203と、払出装置を駆動制御する払出制御基板205とが取付けられている。また、前枠202の裏面には、各制御基板へ動作電源を供給する電源基板217が固定されている。
発射レバー215を回動操作すると、発射装置が作動するとともに、上皿213に貯留されている遊技球が発射装置へ供給され、遊技球が遊技盤209へ発射される。そして、その発射された遊技球が始動口210に入賞すると、払出装置により賞球が上皿213へ払出されるとともに、演出表示器208が複数の表示領域において、複数の図柄を配列した図柄列をそれぞれ変動表示し、その変動表示から所定時間経過すると、各表示領域において図柄列の変動表示が終了し、停止図柄がそれぞれ表示される。そして、各表示領域において表示された停止図柄の組合せが大当り図柄であると大当りが発生し、変動入賞装置218が作動を開始する。変動入賞装置218が大入賞口扉211を開放すると、大入賞口212が開口する。
大入賞口212へ入賞した遊技球の数が所定個数(例えば10個)以上になるか、あるいは、大入賞口212が開口してからの経過時間が所定時間(例えば約30秒)に達するか、何れかの条件が満足されると大入賞口扉211が閉成され、大入賞口212が閉口する。大入賞口212の開口から閉口までを1ラウンドといい、上限のラウンド(例えば15ラウンド)を終了すると、変動入賞装置218の作動が停止する。
ところで、最近は、新台に入れ替える周期が短くなる傾向にあり、旧台の新台への入替作業が頻繁に行われるため、入替作業効率をいかに良くするかが課題になっている。ここで、「台」とは、パチンコ機の別称である。
また、上記パチンコ機200のように、演出表示器208により大当り図柄が停止表示された場合に大当りが発生するパチンコ機では、遊技者の関心は、演出表示器208の表示内容に集中するため、パチンコ機の機種の人気は、演出表示器208の表示内容に大きく影響される。
このため、旧台の新台への入替は、パチンコ機全体を入れ替えるのではなく、演出表示器208の表示内容と関連したデザインが施された遊技盤209と、遊技の内容を決定付ける演出表示器208とを着脱可能にしている。また、演出表示器208の表示制御を行う演出制御基板208a、演出表示器208の表示内容に対応した演出を光で行うランプ制御基板206および音で行う音声制御基板207も遊技盤209と共に着脱されるように構成されている。
また、停電が復帰したときに、停電直前の遊技状態を再現するために、停電直前の遊技の制御に使用されたデータを主制御基板および払出制御基板の各RAMにそれぞれバックアップ(記憶保持)する構成が採用されている。そして、停電中に各RAMへバックアップ用の電源を供給するコンデンサなどのバックアップ電源が電源基板217に搭載されている。
しかし、前述のように、旧台の新台への入替では、電源基板217は入替えられず、長期間に亘って遊技島設備に設置されたままの状態になるので、電源基板217に搭載されたバックアップ用のコンデンサが、経時変化により劣化し、蓄電量の低下により、停電時に各RAMに十分なバックアップ電源を供給できなくなるおそれがあった。
そこで、従来、上記の問題を解決するため、電源基板(公報では電源ユニットと記載)以外に主制御基板(主制御ユニット)または払出制御基板(賞球制御ユニット)にバックアップ用の補助コンデンサを搭載することにより、電源基板に搭載されたバックアップ用のコンデンサの劣化による放電容量の減少を補う手法が提案されている(特許文献1)。
また、外枠に開閉可能に軸支された機構板に払出制御基板および1次電源基板を設け、遊技盤の背面に主制御基板(主基板)、演出制御基板および2次電源基板を設け、主制御基板および払出制御基板の各バックアップRAMへ電力を供給するバックアップ用のコンデンサを2次電源基板に設けた手法が提案されている(特許文献2)。
特開2004−187994号公報(第30段落、図1)。 特開2005−185369号公報(第32,51,69,70段落、図3,7,8)。
ところで、遊技者が遊技球を発射して遊技を行っているときに、例えば整流器(上皿の遊技球を発射装置の発射地点へ1個ずつ送り込む装置)や発射モータが故障し、遊技を継続不能になることがあった。このような場合、遊技店側は、遊技者に対して故障した台から別の台へ移ってもらうが、その移動先の台の遊技状態は、それまで遊技を行っていた故障台の遊技状態と異なる場合がある。例えば、それまで遊技を行っていた台が、確変状態(大当りの発生する確率が高くなった遊技状態)や時短状態(図柄の変動表示開始から終了までに要する時間が短縮された遊技状態)など、遊技者に有利な遊技状態であった場合は、そのような遊技状態になっていない台へ移ると、遊技者に不利益が及ぶ。
そこで、本願発明者は、パチンコ機が故障した場合の対策として、故障台の制御基板を外して移動先の台に取付け、故障台における遊技状態を移動先の台において再現する手法を考えた。
しかし、前述の特許文献1および2に記載のパチンコ機では、何れもバックアップRAMが主制御基板および払出制御基板にそれぞれ搭載されているため、主制御基板および払出制御基板の2つの基板を交換しなければならないので、交換作業の効率が悪いという問題がある。
そこでこの発明は、故障した台の故障前の遊技状態を他の台にて再現するための作業効率を良くすることができるパチンコ機を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、パチンコ機本体(2,3,4)と、前記パチンコ機本体に設けられた遊技盤(5)と、演出を行う演出装置(10)と、遊技球を払出す払出装置(61)と、前記遊技盤の盤面に発射され、入賞口(13,15)を通過した遊技球を検出したときに入賞検出信号を送信する入賞検出手段(71,72,74)と、前記払出装置から払出された遊技球を検出したときに払出検出信号を送信する払出検出手段(62)と、受信した演出制御信号に基づいて前記演出装置の動作を制御する演出制御回路(32)と、受信した払出制御信号に基づいて前記払出装置の動作を制御する払出制御回路(52)と、前記演出制御信号を前記演出制御回路へ送信する演出制御信号送信処理(S53)と、前記入賞検出信号を受信したときに所定個数の遊技球の払出しを指示する前記払出制御信号を前記払出制御回路へ送信する払出制御信号送信処理(S53)とを実行する主制御回路(42)と、前記払出制御回路が前記払出装置の動作を制御するときに必要な払出制御用データを記憶する払出制御用データ記憶手段(54)と、を備えたパチンコ機(1)において、遮断した電源(20)が立上がった場合に、前記電源が遮断する前の払出状態を再現するために前記払出制御回路が必要とする払出制御再現用データとを、前記電源が遮断してから立上がるまで記憶保持する再現用データ記憶保持手段(44,45)と、前記電源が遮断しているときに前記再現用データ記憶保持手段へ記憶保持用の電源を供給する記憶保持用電源(BC1)と、が所定個所に着脱可能に備えられており、前記払出制御回路は、前記電源が遮断したときに前記払出制御用データ記憶手段に記憶されている前記払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段に書込むという技術的手段を用いる。
電源が遮断すると、払出制御用データ記憶手段に記憶されている払出制御用データは、払出制御回路によって読出され、払出制御再現用データとして再現用データ記憶保持手段に書込まれる。また、電源が遮断している間は、記憶保持用電源から再現用データ記憶保持手段へ記憶保持用の電源が供給される。
そして、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源は、所定個所に着脱可能に備えられているため、パチンコ機本体から外すことができる。一方、払出制御再現用データは再現用データ記憶保持手段に記憶保持されているため、払出制御回路を外す必要はない。
従って、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源をパチンコ機本体から外すだけで済み、払出制御回路を外す必要がないため、故障した台の故障前の遊技状態を他の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のパチンコ機(1)において、前記主制御回路(42)、再現用データ記憶保持手段(44,45)および記憶保持用電源(BC1)が搭載された主制御基板(40)が、所定個所に着脱可能に備えられたという技術的手段を用いる。
主制御回路、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源が搭載された主制御基板が、所定個所に着脱可能に備えられているため、主制御基板をパチンコ機本体から外すだけで済む。
従って、主制御回路、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源の3つの構成要素がそれぞれ独立した基板に搭載された構成、あるいは、前記3つの構成要素が2つの基板に分かれて搭載された構成である場合よりも、故障した台の故障前の遊技状態を他の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機(1)において、前記払出制御回路(52)は、前記電源(20)が立上がったときに前記再現用データ記憶保持手段(44,45)に記憶保持されている前記払出制御再現用データを読出し、その読出した払出制御再現用データを前記払出制御用データ記憶手段(54)に書込むという技術的手段を用いる。
電源が立上がると、再現用データ記憶保持手段に記憶保持されている払出制御再現用データは、払出制御回路によって読出され、払出制御用データ記憶手段に書込まれる。
従って、主制御回路は、再現用データ記憶保持手段に記憶保持されている払出制御再現用データを払出制御用データ記憶手段へ送信する処理を実行しなくてもよいため、その分、電源立上がり時に主制御回路が実行する処理の負荷を軽減することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機(1)において、前記主制御回路(42)および払出制御回路(52)は、受信した前記払出検出信号と前記所定個数とに基づいて、前記払出装置(61)が払出した遊技球または未払いの遊技球の個数を計数する計数処理(S55,S126)をそれぞれ実行し、前記再現用データ記憶保持手段(44,45)は、前記主制御回路が実行した前記計数処理による計数値を記憶保持し、前記払出制御用データ記憶手段は、前記払出制御回路が実行した前記計数処理による計数値を記憶し、前記払出制御回路は、前記電源が遮断したときに前記払出制御用データ記憶手段に記憶されている前記計数値以外の払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段に書込むという技術的手段を用いる。
つまり、払出制御回路は、電源が遮断したときに払出制御用データ記憶手段に記憶されている払出制御用データの総てを読出して再現用データ記憶保持手段に書込むのではなく、計数値以外の払出制御用データを再現用データ記憶保持手段に書込む。
従って、電源が遮断したときに払出制御回路が、払出制御用データ記憶手段から払出制御用データを読出して再現用データ記憶保持手段に書込む処理時間を短縮することができる。また、再現用データ記憶保持手段の記憶容量を小さくすることもできる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機(1)において、前記電源(20)が立上がっているときに操作することにより、前記払出制御用データ記憶手段(54)に記憶されている前記払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段(44,45)に書込ませる書込みスイッチを備えたという技術的手段を用いる。
書込みスイッチを操作すると、払出制御用データ記憶手段に記憶されている払出制御用データが再現用データ記憶保持手段に書込まれる。
従って、電源遮断時に自動的に実行されるバックアップ処理と異なり、電源が立上がっているときにバックアップ処理を実行させることができるため、記憶保持用電源の電源不足や処理時間不足により、バックアップ処理が不完全に終わるおそれがない。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載のパチンコ機(1)において、前記演出制御回路(32)および再現用データ記憶保持手段(44,45)が搭載された演出制御基板(30)が、所定個所に着脱可能に備えられたという技術的手段を用いる。
演出を行う演出装置の動作を制御する演出制御回路が、電源遮断直前の遊技状態を再現する機能を有する場合は、その演出制御基板に再現用データ記憶保持手段を搭載しておけば、演出制御基板を外すだけで済むため、故障した台の故障前の遊技状態を他の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機において、前記遊技盤(5)は前記パチンコ機本体(2,3,4)に対して着脱可能に設けられており、かつ、前記再現用データ記憶保持手段(44,45)および記憶保持用電源(BC1)が前記遊技盤と共に所定個所に着脱可能に備えられたという技術的手段を用いる。
旧台を新台に入れ替える際に、遊技盤の交換に伴って記憶保持用電源も新らしいものに交換されることになるため、記憶保持用電源の経時変化による劣化に起因して十分な記憶保持用電源を再現用データ記憶保持手段へ供給できなくなるおそれもない。
また、遊技盤、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源をそれぞれ個別に着脱する必要がないため、着脱作業効率を良くすることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
<第1実施形態>
この発明の第1実施形態について説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示すパチンコ機の裏面構造を一部省略して示す説明図である。図3は、図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の概略構成を示す正面図である。なお、図19,20に示した従来のパチンコ機200と共通する構成については説明を簡略化する。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する枠状の外枠2が設けられており、その外枠2には前枠3がヒンジ8を回動軸にして開閉可能に軸支されている。前枠3の前面には、ガラス板3aが配置されており、そのガラス板3aの内側には遊技盤5が、前枠3に対して着脱可能に配置されている。また、パチンコ機1は、発射レバー9と、上皿6と、下皿7とを備える。
図2に示すように、前枠3の裏面3bには、窓3cが開口形成されており、その窓3cからは、遊技盤5の裏面に着脱可能に配置された主制御基板40、演出制御基板30およびランプ制御基板80が後方へ突出しており、さらに、演出表示器10の後部が後方へ突出している。前枠3の裏面3bには、裏セット機構板4が開閉可能に軸支されており、その裏セット機構板4の裏面には、払出制御基板50が配置されている。また、前枠3の裏面3bには、各制御基板などへ電源を供給する電源基板22が取付けられている。以下の説明では、遊技盤5を入れ替える際に遊技島設備に残る前枠3および裏セット機構板4をパチンコ機本体と称する。
つまり、遊技盤5を前枠3から外す際に、遊技盤5の裏面に配置された主制御基板40、演出制御基板30、ランプ制御基板80および演出表示器10のみが遊技盤5と共に外され、払出制御基板50および電源基板22は、パチンコ機本体に残る構造になっている。なお、払出制御基板50を前枠3の裏面3bに設けることもでき、電源基板22を裏セット機構板4の裏面に設けることもできる。
[遊技盤の主要構成]
図3に示すように、遊技盤5の略中央には、動画や静止画像などの演出画像を表示する演出表示器10が設けられている。演出表示器10の下方には、始動口15を内部に有し、開閉可能な両翼を有する普通電動役物16が設けられている。演出表示器10は、複数の特別図柄を変動表示する他、複数の普通図柄を所定の順序で表示する。この実施形態では、普通図柄は○および×などの符号によって構成されており、遊技球が遊技盤5に設けられたゲート11を通過すると演出表示器10が普通図柄の変動表示を開始し、当りの普通図柄(例えば○)で停止すると、普通電動役物16の両翼が開放され、始動口15への入賞が容易となる。
また、遊技盤5には、複数の一般入賞口13が設けられており、一般入賞口13に入賞すると所定個数(たとえば、5個)の賞球が払出される。
その他遊技盤5には、風車12、発射された遊技球を遊技領域へ案内する案内レール14、どこにも入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口19などが設けられている。なお、図示しないが、遊技盤5の盤面には、多くの遊技釘が打ち込まれており、発射された遊技球は遊技釘に衝突することによって流下方向が変化し、始動口15や一般入賞口13に入賞したり、ゲート11を通過したりする。
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成について図4ないし図6を参照して説明する。図4は、主制御基板および払出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図5は、電源基板および演出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図6は、電源基板の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
図4に示すように、パチンコ機1には、主制御基板40が設けられており、その主制御基板40には、主制御用MPU41が搭載されている。主制御用MPU41は、主制御用CPU42と、主制御用ROM43と、主制御用RAM44とを備える。主制御用CPU42は、遊技の進行を統括的に制御する。主制御用ROM43には、主制御用CPU42が実行する制御プログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当りか否かの判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に記録されている。主制御用RAM44には、主制御用CPU42が制御プログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。また、主制御用RAM44は、遮断した電源が立上がった場合に、電源が遮断する前の遊技状態を再現するために主制御用CPU42が必要とする主制御再現用データをバックアップする。
また、主制御基板40には、この実施形態の特徴である払出用バックアップRAM45が搭載されている。払出用バックアップRAM45は、電源遮断時に、払出制御基板50の払出制御用RAM54に格納されているデータ、つまり、遮断した電源が立上がった場合に、電源が遮断する前の遊技状態(賞球や貸球の払出状態)を再現するために払出制御用CPU52が必要とする払出制御再現用データをバックアップする。払出用バックアップRAM45は、通信線LBによって払出制御用MPU51と電気的に接続されており、払出用バックアップRAM45への払出制御再現用データの書込みは、電源遮断時に通信線LBを介して払出制御用CPU52が実行する。また、電源復帰時は、払出制御用CPU52が払出用バックアップRAM45から払出制御再現用データを通信線LBを介して読出し、その読出した払出制御再現用データを払出制御用RAM54に書込み、その書込まれた払出制御再現用データに基いて、電源遮断直前の遊技球の払出状態を再現する。
主制御用MPU41および払出用バックアップRAM45は、それぞれDC5VラインL1が電気的に接続されており、そのDC5VラインL1には、電源遮断時に主制御用MPU41および払出用バックアップRAM45へバックアップ用のDC5V電源を供給するバックアップコンデンサBC1が接続されている。バックアップコンデンサBC1は、停電などによる電源遮断時に主制御用CPU42が必要なデータを主制御用RAM44に書込む処理を実行し、かつ、払出制御用CPU52が払出制御用RAM54に格納されているデータを読出して主制御基板40の払出用バックアップRAM45に書込む処理を実行し、さらに、電源が復帰するまでの期間中、主制御用RAM44および払出用バックアップRAM45にバックアップされているデータが失われないように保持されるために必要十分な電力を供給できる静電容量を有する。バックアップコンデンサBC1には、アルミ電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどを適用する。
また、DC5VラインL1のバックアップコンデンサBC1への充電経路には、バックアップコンデンサBC1からの放電電流の逆流を阻止するためのダイオードD1が電気的に接続されている。これにより、電源遮断時にバックアップコンデンサBC1の放電電流が逆流し、主制御用MPU41および払出用バックアップRAM45に供給する電力が不足するおそれがない。
主制御基板40には、盤面中継端子板60が電気的に接続されており、その盤面中継端子板60には、大入賞口開閉部材18を開閉するための大入賞口ソレノイド69と、普通電動役物16の両翼を開閉するための普通電動役物ソレノイド70と、大入賞口に入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)71と、一般入賞口13に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)72と、ゲート11を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)73と、始動口15に入賞した遊技球を検出するための始動口スイッチ(始動口SW)74とが電気的に接続されている。なお、図4では入賞口スイッチ72を3つ省略している。
図5に示すように、主制御基板40には、演出制御基板30が電気的に接続されている。演出制御基板30には、演出制御用MPU31が搭載されており、その演出制御用MPU31は、演出制御用CPU32と、演出制御用ROM33と、演出制御用RAM34とを備える。演出制御基板30には、遊技中に効果音を出力する音声出力装置(図示せず)と、パチンコ機1に設けられたLEDの点灯を制御するランプ制御基板80とが電気的に接続されている。
主制御基板40には、払出制御基板50が電気的に接続されている。払出制御基板50には、払出制御用MPU51が搭載されており、その払出制御用MPU51は、払出制御用CPU52と、払出制御用ROM53と、払出制御用RAM54とを備える。
図4に示すように、払出制御基板50には、遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ61と、この払出モータ61によって払出された遊技球を検出するための払出センサ62と、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ63と、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)64と、ガラス枠3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ(扉開放SW)65と、遊技球を発射する発射モータ(図示せず)を制御するための発射制御基板66とが電気的に接続されている。
払出制御用MPU51および主制御用MPU41は、通信線LH,LHCによって電気的に接続されており、払出制御用CPU52は、主制御用CPU42から通信線LHCを介して送信される払出制御コマンド(所定個数の遊技球の払出しを指示するコマンド)に従って払出モータ61の駆動を制御して賞球または貸球の払出しを行う。また、払出制御用CPU52は、払出センサ62からの払出検出信号の変化に基いて、払出された遊技球の数を計数する。
払出制御用ROM53には、払出制御用CPU52が実行する制御プログラムなどが読出し可能に記録されている。払出制御用RAM54には、払出制御用CPU52が制御プログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび上書き可能に格納する。
発射制御基板66には、発射ボリューム67と、タッチセンサ68とが電気的に接続されている。発射ボリュームは、発射モータによって発射される遊技球の発射強度を調整し、タッチセンサ68は発射レバー9に配置されており、発射レバー9に触れた手を検出する。タッチセンサ68がONすると、発射モータが駆動する。
図5に示すように、演出制御基板30、主制御基板40、払出制御基板50およびランプ制御基板80には、電源基板22が電気的に接続されており、電源基板22には、24Vの主電源20と、主電源20をONまたはOFFに切替える主電源切替スイッチ(主電源切替SW)21と、RAMクリアスイッチ(RAMクリアSW)4とが電気的に接続されている。主電源切替スイッチ21をON操作した状態でRAMクリアスイッチ4をON操作すると、主制御用RAM44にバックアップされている主制御再現用データおよび払出用バックアップRAM45にバックアップされている払出制御再現用データが消去される。
つまり、遊技状態が確変状態や時短状態に変化しているときに閉店を迎え、電源が遮断されると、バックアップ機能が働くため、閉店時の確変状態や時短状態がバックアップされ、翌日の開店時には、最初から確変状態や時短状態に変化した遊技者に有利な状態で遊技が開始される事態となり、そのような有利な状態で遊技を開始する遊技者と、そうでない遊技者との間で不公平が生じる。そこで、そのような不公平を是正するために、開店時に電源を立上げる際にRAMクリアスイッチ4をON操作しておくことにより、バックアップされているデータを消去し、確変状態や時短状態で遊技が開始されないようにする。
図6に示すように、電源基板22には、主電源切替スイッチ21が搭載されており、その主電源切替スイッチ21の出力側には、過負荷保護回路26が電気的に接続されている。過負荷保護回路26の出力側には、主電源20から主電源切替スイッチ21を介して供給されるAC24Vを整流してDC32Vに変換する整流回路23が電気的に接続されている。整流回路23により生成されたDC32Vは、DC32VラインL4を介して発射モータ、払出モータ61、大入賞口ソレノイド69および普通電動役物ソレノイド70(図4)へ動作電源として供給される。
DC32VラインL4には、モータおよびソレノイドの動作を所定時間補償するための動作補償用コンデンサBC1が電気的に接続されている。つまり、モータまたはソレノイドの動作中に電源が遮断された場合であっても、動作補償用コンデンサBC1からDC32Vの動作電源が供給されるため、モータまたはソレノイドの動作が中途半端な状態で停止するおそれがない。
整流回路23の出力側には、整流回路23から出力されるDC32VをDC12Vに変換するDC12V生成回路24が電気的に接続されている。DC12V生成回路24により生成されたDC12Vは、各制御基板へ供給され、各制御基板に電気的に接続された各入賞口スイッチおよび払出センサなどの動作電源として消費される。DC12V生成回路24の入力側のDC32VラインL3には、各入賞口スイッチおよび払出センサなどの動作を所定時間補償するための動作補償用コンデンサBC2が電気的に接続されている。つまり、各入賞口スイッチまたは払出センサの動作中に電源が遮断された場合であっても、動作補償用コンデンサBC2からDC12Vの動作電源が供給されるため、各入賞口スイッチまたは払出センサは、検出領域を通過する直前または通過中の遊技球を確実に検出することができる。
整流回路23の出力側には、整流回路23から出力されるDC32VをDC5Vに変換するDC5V生成回路25が電気的に接続されている。DC5V生成回路により生成されたDC5Vは、各制御基板へ供給され、各制御基板に搭載された制御用MPUの動作電源として消費される。DC5V生成回路25の入力側のDC32VラインL2には、各制御用MPUの動作を所定時間補償するための動作補償用コンデンサBC3が電気的に接続されている。つまり、各制御用MPUの動作中に電源が遮断された場合であっても、動作補償用コンデンサBC3からDC5Vの動作電源が供給されるため、各制御用MPUは、電源遮断時に必要な処理を実行することができる。
整流回路23の出力側のDC32VラインL5には、電源電圧監視部8が電気的に接続されている。電源電圧監視部8は、停電検知回路28と、電源断信号作成回路27と、電源断信号出力禁止回路29と、出力信号制御IC8aとを備える。電源電圧監視部8は、各制御基板と電気的に接続されている。
停電検知回路28は、DC32VおよびDC12Vの電圧降下を検出し、所定の電圧(以下、停電検知電圧と称する)まで降下すると停電を示す信号(以下、停電検知信号と称する)を電源断信号作成回路27へ出力する。
電源断信号作成回路27は、停電検知回路28から出力された停電検知信号を入力し、その停電検知信号が入力されている間、電源断信号を出力信号制御IC8aおよび電源断信号出力禁止回路29へ出力する。
電源断信号出力禁止回路29は、電源断信号を出力する役割と、電源断信号の出力を禁止する役割とを担う。電源遮断時には、電源断信号作成回路27から出力された電源断信号を入力し、電源断信号を出力信号制御IC8aへ出力するとともに、システムリセット信号を出力信号制御IC8aへ出力する。また、電源復帰時には、電源断信号の出力を禁止するとともに、システムリセット信号を解除する。
出力信号制御IC8aは、電源断信号出力禁止回路29から出力された電源断信号PWRDWN)のレベルを反転して主制御用MPU41および払出制御用MPU51の各電源断信号入力端子へ出力する。主制御用CPU42は、電源断信号の入力を判定すると、主制御用RAM44へのアクセスを禁止するNMI(ノン・マスカブル・インタラプト)処理を実行し、払出制御用CPU52は、電源断信号を入力すると、払出制御用RAM54へのアクセスを禁止するNMI処理を実行する。
また、出力信号制御IC8aは、電源断信号出力禁止回路29から出力されたシステムリセット信号(SYSRST)のレベルを反転して主制御用MPU41および払出制御用MPU51の各システムリセット信号入力端子へ出力する。主制御用MPU41および払出制御用MPU51は、システムリセット信号の入力を判定すると、それぞれシステムリセット処理を実行する。
また、電源断信号出力禁止回路29は、電源断信号の出力タイミングを遅延させるための電源断信号遅延回路を有する。つまり、電源断信号出力がアクティブ状態になっている期間を、システムリセット信号が出力されたタイミングよりも、少なくとも主制御用MPU41と払出制御用MPU51との間に存在する入力回路時定数などのバラツキによる遅延時間偏差の最大値を超える時間延長することにより、各制御用CPUは、NMI処理からシステムリセット動作への移行をスムーズに行うことができる。
さらに、電源断信号出力禁止回路29は、リセット信号の出力タイミングを遅延させるためのリセット信号遅延回路を有する。つまり、電源断信号がアクティブ状態になっている期間(データのバックアップおよびNMI処理の実行が有効な期間)よりも後にリセット信号を出力することにより、上記の期間内にシステムリセット信号SRが有効になってしまい、コンピュータプログラムがNMI処理の終了後にメインルーチンに戻り、遊技が進行してしまうことがない。
従って、バックアップされたデータに基いて電源復帰時に再現する遊技状態と停電時の遊技状態とにズレが生じることがない。
(主制御用ROMおよび主制御用RAMのメモリマップ)
図7は、主制御用ROM43および主制御用RAM44のメモリマップを示す説明図である。
主制御用ROM43は、主制御用CPU42が実行するコンピュータプログラム(後述するリセット処理、初期化処理、停電復帰時処理、メイン処理およびNMI処理などを実行するためのコンピュータプログラム)が格納されたプログラム格納エリア43aと、主制御プログラムで利用する定数データが格納されたデータ格納エリア43bとを有する。定数データとは、例えば、主制御基板40から演出制御基板30および払出制御基板50へ送信するコマンドを設定したコマンドテーブル、大当りか否かの判定(以下、大当り判定という)を実行するときに参照する大当り値などである。
主制御用RAM44は、停電の発生を示す停電フラグデータ格納エリア44aと、現在のスタックポインタの値を格納するスタックポインタ記憶バッファ44cとを有する。また、大入賞口スイッチ71、一般入賞口スイッチ72、ゲートスイッチ73および始動口スイッチ74の各動作結果を示すデータを格納する入力データ格納エリア44dと、下皿満杯スイッチ64の動作結果を示す下皿満杯フラグを格納する下皿満杯情報用データ格納エリア44eと、球切れスイッチ63の動作結果を示す球切れフラグを格納する球切れ情報用データ格納エリア44fと、賞球の払出異常を示す賞球異常フラグおよび払出された賞球数のカウント数を格納する払出制御用データ格納エリア44gとを有する。
さらに、大当り判定を行うための大当りカウンタを構成する大当り判定用乱数と、演出表示器10に確定表示する図柄を選択するための図柄選択用カウンタを構成する乱数とを格納する乱数生成用データ格納エリア44hと、所定個数の遊技球の払出しを払出制御基板50へ指示するための払出制御コマンドおよび主制御基板40から各制御基板へ送信するコマンドが存在するか否かを示す通信フラグを格納する払出制御コマンド出力用データ格納エリア44iと、演出制御コマンド判定用フラグなどを格納する演出制御コマンド出力用データ格納エリア44jと、特別図柄LED制御用タイマを格納する図柄LED制御用データ格納エリア44kと、普通電動役物16が作動中であることを示す普通電動役物作動中フラグを格納する普通電動役物制御用データ格納エリア44mとを有する。
さらに、大入賞口に入賞した遊技球をカウントする大入賞口カウンタおよびラウンド数をカウントするラウンドカウンタを格納する大入賞口装置制御用データ格納エリア44nと、特別図柄が変動中であることを示す特別図柄変動フラグおよび特別図柄の変動時間(変動開始から停止までに要する時間)を計測する時間計測用タイマを格納する特別図柄制御用データ格納エリア44pと、普通図柄が変動中であることを示す普通図柄変動フラグおよび普通図柄の変動時間(変動開始から停止までに要する時間)を計測する時間計測用タイマを格納する普通図柄制御用データ格納エリア44qとを有する。
さらに、特別図柄の変動時間を短縮する機能(時短機能)が有効になっていることを示す変動時間短縮機能フラグおよび大当り発生確率の高い確変遊技状態に変化していることを示す確率状態フラグを格納する遊技状態制御用データ格納エリア44rと、特別図柄の変動パターン、効果音の内容およびLEDの点灯内容などの演出パターンを選択するための演出パターン選択用カウンタを構成する乱数を格納する演出制御用データ格納エリア44sと、チェックサムの結果であるSUMチェックデータを格納するSUMチェックデータ格納エリア44tと、NMI処理の際に、各種レジスタ値を格納するためのスタックエリア44uとを有する。
(払出制御用ROMおよび払出制御用RAMのメモリマップ)
図8は、払出制御用ROM53および払出制御用RAM54のメモリマップを示す説明図である。
払出制御用ROM53は、払出制御用CPU52が実行するコンピュータプログラム(後述するリセット処理、電源投入時処理、停電復帰時処理、メイン処理およびNMI処理などを実行するためのコンピュータプログラム)が格納されたプログラム格納エリア53aと、払出制御用CPU52が払出制御で利用する定数データが格納されたデータ格納エリア53bとを有する。定数データとは、例えば、エラー表示LEDの点灯パターンを示す異常状態表示データテーブル、規定の球貸個数を示す球貸個数設定テーブルなどである。
払出制御用RAM54は、停電の発生を示す停電フラグデータ格納エリア54aと、現在のスタックポインタの値を格納するスタックポインタ記憶バッファ54cとを有する。また、払出制御用MPU51に入力される信号のエッジデータおよびレベルデータなどの入力データを格納する入力データ格納エリア54dと、下皿満杯スイッチ64の動作結果を示す下皿満杯フラグを格納する下皿満杯情報用データ格納エリア54eと、球切れスイッチ63の動作結果を示す球切れフラグを格納する球切れ情報用データ格納エリア54fとを有する。さらに、賞球の総未払出個数を示すデータ、1回の連続払出動作での払出個数を管理する払出個数カウンタ、賞球払出動作中の払出センサ62の通過数を計測する賞球個数カウンタ、払出許可を判定するためのフラグなど、主に賞球払出処理や貸球払出処理に利用するデータを格納する払出制御用データ格納エリア54gと、払出センサ62での球詰まりを監視するためのタイマ、払出センサ62での断線を監視するためのタイマ、払出センサ62での片切れを監視するためのタイマなど、払出センサ62のエラー状態を監視するためのデータを格納する払出センサ情報用データ格納エリア54hとを有する。
さらに、主制御基板40から受信した払出制御コマンドを格納する払出コマンドバッファ、通信フラグを格納するエリアなどから構成される払出制御コマンド入力用データ格納エリア54iと、払出モータ61の励磁する相(A相・B相・C相・D相)を指定する信号を格納する払出モータ制御用データ格納エリア54jとを有する。
さらに、主制御基板40へ払出制御基板50の状態を示すデータ(払出情報信号)および払出状態信号のデータを格納する払出情報信号出力データ格納エリア54kと、払出モータ61が球貸要求に応えて遊技球を払出している状態であることを示す球貸状態フラグと、カードユニット異常発生時のPRDY信号制御用タイマとを格納するカードユニット制御用データ格納エリア54mと、チェックサムの結果であるSUMチェックデータを格納するSUMチェックデータ格納エリア54nと、スタックエリア54pとを有する。
なお、主制御用RAM44に格納されるデータのうち、少なくともスタックポインタ記憶バッファ44cおよびSUMチェックデータ格納エリア44tにそれぞれ格納されるデータ以外のデータが、請求項1に記載の主制御再現用データに対応する。また、払出制御用RAM54に格納されるデータのうち、少なくともスタックポインタ記憶バッファ54cおよびSUMチェックデータ格納エリア54nにそれぞれ格納されるデータ以外のデータとが、請求項1に記載の払出制御再現用データに対応する。
[主制御用CPUおよび払出制御用CPUの働き]
(電源供給期間中の働き)
主制御用CPU42は、大入賞口スイッチ71、各入賞口スイッチ72、ゲートスイッチ73および始動口スイッチ74がONしたことの検出と、大当り判定と、払出制御用CPU52への払出制御コマンドの送信と、演出制御基板30の演出制御用CPU32に対する演出実行命令(演出制御コマンドの送信)と、大入賞口ソレノイド69の駆動命令と、普通電動役物ソレノイド70の駆動命令と、払出センサ62がONすることによる払出個数のカウントなど、遊技の進行を統括する。
主制御用CPU42は、遊技球が始動口15に入賞し、始動口スイッチ74がONしたときに大当りカウンタがカウントしたカウント値を1つ取得し、そのカウント値が、主制御用ROM43のデータ格納エリア43bに格納されている大当り値と一致する場合に大当りと判定し、一致しない場合にハズレと判定する(大当り判定)。
主制御用CPU42は、入賞口スイッチまたは始動口スイッチ74がONしたことを検出したときに、そのONした入賞口スイッチまたは始動口スイッチ74に対応して設定されている賞球数に対応した個数の遊技球の払出しを命令する払出制御コマンドを作成し、それを払出制御基板50の払出制御用CPU52へ出力する(賞球の払出命令)。
主制御用CPU42は、始動口スイッチ74がONしたことを検出したときに、演出を実行する期間を指定した演出制御コマンドを演出制御基板30へ送信する(演出実行命令)。演出制御用CPU32は、主制御用CPU42から送信された演出制御コマンドを受信すると、その受信した演出制御コマンドに示される演出実行期間に対応する複数種類の演出内容の中から1つの演出内容を無作為に選択する。
例えば、演出表示器10が画面に表示する特別図柄の変動パターンと、その変動パターンに対応する効果音の出力パターンおよびLEDの点灯パターンとを選択する。そして、演出制御用CPU32は、選択した変動パターンに従って演出表示器10に特別図柄の変動表示を実行させ、選択した効果音の出力パターンに従って音声出力装置に効果音を出力させ、さらに、選択した点灯パターンに従ってランプ制御基板80にLEDを点灯させる。
(故障発生時の働き)
整流器や発射モータなどが故障し、遊技者に他の台へ移って遊技をしてもらわなければならない事態が発生したとする。パチンコ店の従業員が、主電源切替スイッチ21をOFF操作すると、主電源20からの電源が遮断され、主制御用CPU42は、NMI処理を実行し、主制御用RAM44へのデータの新たな書込みを禁止する。また、払出制御用CPU52は、払出制御用RAM54に格納されているデータの大半を通信線LBを介して主制御基板40に搭載されている払出用バックアップRAM45へ書込み、データの書込み終了後にNMI処理を実行し、払出制御用RAM54へのデータの新たな書込みを禁止する。
また、バックアップコンデンサBC1からDC5Vの動作電源が主制御用MPU41(主制御用RAM44)および払出用バックアップRAM45へそれぞれ供給され、主制御用RAM44および払出用バックアップRAM45にそれぞれ格納されているデータ(停電復帰後に停電直前の遊技状態を再現するための再現用データ)がバックアップされる。つまり、故障の発生した台における故障直前の遊技状態を移った台において再現するために必要なデータは、総て、着脱可能な主制御基板40においてバックアップされる。
(移動先の台における働き)
そして、故障台の主制御基板40を遊技盤5から外し、移動先の台に取付ける。このとき、移動先の台の主電源切替スイッチ21をOFF操作し、電源を遮断しておく。そして、移動先の台の主制御基板40を外し、故障台から外した主制御基板40と交換し、移動先の台の主電源切替スイッチ21をON操作し、電源を立上げる。
電源が立上がると、主制御用CPU42は、主制御用RAM44に記憶保持されている主制御用再現データに基づいて、故障台における故障直前の遊技状態を再現する。例えば、故障台において演出表示器10が特別図柄を変動表示している途中で故障が発生した場合は、移動先の台の演出表示器10は、故障台における故障直前の変動表示状態から特別図柄の変動表示を再開する。
また、払出制御用CPU52は、主制御基板40に搭載されている払出用バックアップRAM45から通信線LBを介して払出制御用再現データを読出し、その読出した払出制御用再現データを払出制御用MPU51の払出制御用RAM54に書込む。そして、払出制御用CPU52は、払出制御用RAM54に格納されている払出制御用再現データに基づいて、故障台における故障直前の払出制御などを再現する。例えば、故障台において払出モータ61が遊技球を払出している途中で故障が発生した場合は、移動先の台の払出制御用CPU52は、未払いの遊技球の払出しを再開する。
つまり、故障により、遊技を継続不能になった場合は、その故障台の電源を遮断してから主制御基板40のみを遊技盤5から外し、それを移動先の台の主制御基板40と交換することにより、故障台における故障直前の遊技状態を移動先の台において再現することができる。
従って、故障台から払出制御基板50を外して移動先の台の払出制御基板50と交換する作業を行う必要がないため、故障台の故障前の遊技状態を移動先の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。また、遊技者は、故障台における故障直前の遊技状態が移動先の台において再現されるため、故障発生による不測の不利益を被るおそれがない。
[電源立上げ時の処理]
次に、電源立上げ時に主制御用CPU42および払出制御用CPU52が実行する処理について図を参照して説明する。
(主制御用CPUのリセット処理)
主制御用CPU42のリセット処理について、その流れを示す図9のフローチャートを参照して説明する。
主電源20(図5)を立上げると、電源基板22の5V生成回路25から主制御基板40、演出制御基板30および払出制御基板50へ5V電源がそれぞれ供給される。そして、各制御基板に搭載された電圧監視用IC(図示せず)の最低動作電圧以上になると、総ての制御基板においてシステムリセット信号が出力され安定する。続いて5V電源が所定の動作電圧に達すると、各制御基板のシステムリセット信号が解除される。
主制御用CPU42は、主制御用ROM43に記録されているコンピュータプログラムに異常が存在しないかなどのセキュリティチェックを実行する(図9のステップ(以下、Sと略す)1)。続いて、スタックポインタをアドレスのボトム(例えば、8000H)に設定し(S2)、割込モードを設定する(S3)。例えば、割込モードをモード2に設定する。続いて、RAMライト保護レジスタに書込許可値を設定し(S4)、払出初期状態信号がONしているか否かを判定する(S5)。
ここで、肯定判定すると(S5:Yes)、RAMクリアスイッチ4がOFFになっているか否かを判定し(S6)、肯定判定した場合は(S6:Yes)、主制御用RAM44の停電フラグデータ格納エリア44aから停電フラグデータを読出し(S7)、その読出した停電フラグデータが「1」であるか否か、つまり現在実行しているリセット処理が、故障台から外した主制御基板40を移動先の台である当該パチンコ機の主制御基板40と交換するために一旦電源を落とした後に電源を立上げたときの処理、あるいは、停電復帰後の処理のいずれかであるか否かを判定する(S8)。ここで、肯定判定した場合は(S8:Yes)、主制御用RAM44のSUMチェックデータ格納エリア44tからSUMチェックデータを読出し(S9)、主制御用RAM44の各格納エリアを1バイトごとに加算したチェックサム値を計算する(S10)。
続いて、先のS9において読出したSUMチェックデータと、先のS10において計算して求めたチェックサム値とが等しいか否かを判定し(S11)、肯定判定した場合は(S11:Yes)、停電復帰時処理を実行する(S12)。
主制御用CPU42は、停電復帰時処理において、主制御用RAM44のスタックポインタ記憶バッファ44cに格納されている値を読出し(図11のS30)、その読出したバッファ値をスタックポインタに設定する(S31)。続いて、電源復帰時設定データを読出し(S32)、その読出した電源復帰時設定データを主制御用RAM44に格納する(S33)。続いて、電源復帰時演出制御コマンドデータを読出し(S34)、その読出した電源復帰時演出制御コマンドデータを演出制御基板30へ送信する(S35)。続いて、主制御用RAM44の払出制御コマンド出力用データ格納エリア44iの払出コマンドバッファにコマンドが格納されているか否かを判定する(S36)。
ここで、肯定判定した場合は(S36:Yes)、払出コマンドバッファに格納されている値を出力し(S37)、LEDの点灯状態を停電前の状態に復帰させる(S38)。先のS36において否定判定した場合は(S36:No)、S38を実行する。続いて、主制御用CPU42の周辺デバイスを初期設定し(S39)、全使用レジスタを復帰させる(S40)。続いて、割込フラグを復帰させ(S41)、停電前に割込み許可をするか否かを判定し(S42)、肯定判定した場合は(S42:Yes)、割込許可を設定する(S43)。
また、主制御用CPU42は、先のS6またはS11において否定判定した場合は(図9のS6:No、S11:No)、初期化処理を実行する(S13)。主制御用CPU42は、初期化処理において主制御用RAM44の全格納領域をクリアし(図10のS20)、電源投入時の初期設定データを読出す(S21)。続いて、S21において読出した初期設定データを主制御用RAM44に格納し(S22)、電源投入時演出制御コマンドデータを読出し(S23)、その読出した電源投入時演出制御コマンドを演出制御基板30へ送信する(S24)。続いて、主制御用CPU42の周辺のデバイスを初期設定し(S25)、割込許可を設定する(S26)。
(主制御用CPUのメイン処理)
主制御用CPU42のメイン処理について、その流れを示す図12のフローチャートを参照して説明する。
主制御用CPU42は、割込禁止を設定し(図12のS50)、全使用レジスタを退避させ(S51)、主制御用CPU42の暴走を監視するタイマであるウォッチドッグタイマをクリアする(S52)。続いて、払出制御コマンドおよび演出制御コマンドなどを送信する出力処理(S53)、タイマ処理(S54)、大入賞口スイッチ71、入賞口スイッチ72、ゲートスイッチ73、始動口スイッチ74および払出センサ62から出力される検出信号を入力する入力処理(S55)、乱数作成処理(S56)、遊技処理(S57)および出力データ作成処理(S58)を実行し、全使用レジスタを復帰させ(S59)、割込許可を設定する(S60)。
(主制御用CPUのNMI処理)
主制御用CPU42のNMI処理について、その流れを示す図13のフローチャートを参照して説明する。
電源断信号を入力した主制御用CPU42は、全使用レジスタを退避させ(図13のS70)、割込みフラグを退避させる(S71)。続いて、スタックポインタの値を主制御用RAM44のスタックポインタ記憶バッファ44cに格納し(S72)、駆動停止信号を出力する(S73)。続いて、チェックサム値を計算し(S74)、その計算したチェックサム値をSUMチェックデータ格納エリア44tに格納する(S75)。続いて、停電フラグデータ格納エリア44aの停電フラグデータにON値を設定し(S76)、RAMライト保護レジスタに書込禁止値を設定し、主制御用RAM44へのアクセスを禁止する(S77)。
(払出制御用CPUのリセット処理)
払出制御用CPU52のリセット処理について、その流れを示す図14のフローチャートを参照して説明する。
払出制御用CPU52は、払出制御用ROM53に記録されているコンピュータプログラムに異常が存在しないかなどのセキュリティチェックを実行する(図14のS80)。続いて、スタックポインタをアドレスのボトム(例えば、8000H)に設定し(S81)、割込モードを設定する(S82)。例えば、割込モードをモード3に設定する。続いて、RAMライト保護レジスタにアクセス許可値を設定する(S83)。
続いて、RAMクリアスイッチ4がOFFになっているか否かを判定し(S84)、肯定判定した場合は(S84:Yes)、主制御基板40の払出用バックアップRAM45に記憶保持されている払出制御再現用データを総て読出し、払出制御基板50の払出制御用RAM54に書込む(S85)。つまり、現在実行しているリセット処理が、故障台から外した主制御基板40を移動先の台である当該パチンコ機の主制御基板40と交換するために電源を一旦落とした後に立上げたときに実行されたものである場合は、故障台から移設した主制御基板40に搭載されている払出用バックアップRAM45に記憶保持されている払出制御再現用データに基づいて、故障台における故障直前の払出制御状態を再現する必要があるため、払出用バックアップRAM45に記憶保持されている払出制御再現用データを総て払出制御用RAM54に書込み、払出制御用CPU52が、その払出制御再現用データに基づいて上記故障直前の払出制御状態を再現できるようにする。
続いて、払出制御用RAM54の停電フラグデータ格納エリア54aから停電フラグデータを読出し(S86)、その読出した停電フラグデータが「1」であるか否か、つまり現在実行しているリセット処理が、故障台から外した主制御基板40を移動先の台である当該パチンコ機の主制御基板40と交換するために一旦電源を落とした後に電源を立上げたときの処理、あるいは、停電復帰後の処理のいずれかであるか否かを判定する(S87)。ここで、肯定判定した場合は(S87:Yes)、払出制御用RAM54のSUMチェックデータ格納エリア54nからSUMチェックデータを読出し(S88)、払出制御用RAM54の各格納エリアを1バイトごとに加算したチェックサム値を計算する(S89)。
続いて、先のS88において読出したSUMチェックデータと、先のS89において計算して求めたチェックサム値とが等しいか否かを判定し(S90)、肯定判定した場合は(S90:Yes)、停電復帰時処理を実行する(S91)。
払出制御用CPU52は、停電復帰時処理において、払出制御用RAM54のスタックポインタ記憶バッファ54cに格納されている値を読出し(図16のS110)、その読出したバッファ値をスタックポインタに設定する(S111)。続いて、電源復帰時設定データを読出し(S112)、その読出した電源復帰時設定データを払出制御用RAM54に格納する(S113)。続いて、払出制御用CPU52の周辺デバイスを初期設定し(S114)、全使用レジスタを復帰させる(S115)。続いて、割込フラグを復帰させ(S116)、停電前に割込み許可をするか否かを判定し(S117)、肯定判定した場合は(S117:Yes)、割込許可を設定する(S118)。
また、払出制御用CPU52は、先のS84またはS90(図14)において否定判定した場合は(S84:No、S90:No)、電源投入時処理を実行する(S92)。払出制御用CPU52は、電源投入時処理において払出制御用RAM54の全格納領域をクリアし(図15のS100)、電源投入時の初期設定データを読出す(S101)。続いて、S101において読出した初期設定データを払出制御用RAM54に格納し(S102)、払出制御用CPU52の周辺のデバイスを初期設定し(S103)、割込許可を設定する(S104)。
(払出制御用CPUのメイン処理)
払出制御用CPUのメイン処理について、その流れを示す図17のフローチャートを参照して説明する。
払出制御用CPU52は、割込許可を設定し(図17のS120)、払出初期状態信号をON出力する(S121)。続いて、出力処理(S122)、遊技枠SW出力処理(S123)、球貸動作処理(S124)、主制御用CPU42から送信される払出制御コマンドを確認するコマンド確認処理(S125)、払出動作処理(S126)、モータ駆動出力設定処理(S127)、異常データ処理(S128)、外部端子出力処理(S129)および球貸設定処理(S130)を実行する。
(払出制御用CPUのNMI処理)
払出制御用CPUのNMI処理について、その流れを示す図18のフローチャートを参照して説明する。
電源断信号を入力した払出制御用CPU52は、全使用レジスタを退避させ(図18のS140)、割込みフラグを退避させる(S141)。続いて、スタックポインタの値を払出制御用RAM54のスタックポインタ記憶バッファ54cに格納し(S142)、払出情報出力ポートへオフ値を出力する(S143)。続いて、モータ駆動出力ポートへ駆動停止値を出力し(S144)、外部端子制御出力ポートへオフ値を出力する(S145)。
続いて、払出制御コマンドを受信したか否かを判定し(S146)、肯定判定した場合は(S146:Yes)、受信した払出制御コマンドを払出制御コマンド入力用データ格納エリア54iに払出コマンドバッファに格納する(S147)。続いて、チェックサム値を計算し(S148)、その計算したチェックサム値をSUMチェックデータ格納エリア54nに格納する(S149)。続いて、停電フラグデータ格納エリア54aの停電フラグにバックアップ作動中値を設定し(S150)、払出制御用RAM54に格納されているデータの大半を読出し、その読出したデータを払出制御再現用データとして主制御基板40に搭載されている払出用バックアップRAM45に書込む(S151)。
このS151を実行することにより、電源遮断直前の払出制御状態を、次に電源が立上がったときに再現するために必要な払出制御再現用データが主制御基板40側でバックアップされることになるため、故障台から払出制御基板50を外して移動先の台の払出制御基板50と交換する必要がない。また、払出用バックアップRAM45は、主制御基板40に搭載されているバックアップコンデンサBC1からバックアップ電源が供給されるため、払出制御基板50にバックアップコンデンサを搭載する必要がない。
続いて、RAMライト保護レジスタにアクセス禁止値を設定し、払出制御用RAM54へのアクセスを禁止する(S152)。
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、主電源20が遮断すると、払出制御用RAM54に格納されている払出制御用データは、払出制御用CPU52によって総て読出され、払出制御再現用データとして主制御基板40に搭載された払出用バックアップRAM45に書込まれる。また、電源が遮断している間は、主制御基板40に搭載されたバックアップコンデンサBC1から払出用バックアップRAM45へ記憶保持用の電源が供給される。さらに、主制御基板40は、遊技盤5の裏面に着脱可能に配置されている。
従って、故障台における故障前の遊技状態を、移動先の台において再現する場合は、故障台から主制御基板40のみを外し、それを移動先の主制御基板40と交換するだけで済むため、故障台の故障前の遊技状態を移動先の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。
(2)しかも、遊技盤5が着脱可能であるため、旧台を新台に入れ替える際に、遊技盤5の交換に伴って主制御基板40も新らしいものに交換することができるため、主制御基板40に搭載されたバックアップコンデンサBC1の経時変化による劣化に起因して十分なバックアップ電源を主制御用MPU41(主制御用RAM44)および払出用バックアップRAM45へ供給できなくなるおそれもない。
(3)また、遊技盤5と共に主制御基板40を着脱することができるため、両者を個別に着脱する構成よりも着脱作業効率を良くすることができる。
(4)また、電源が立上がると、主制御基板40に搭載された払出用バックアップRAM45にバックアップされている払出制御再現用データは、払出制御用CPU52によって読出され、払出制御用RAM54に書込まれる。
従って、主制御用CPU42は、払出用バックアップRAM45にバックアップされている払出制御再現用データを払出制御用RAM54へ送信する処理を実行しなくてもよいため、その分、電源立上がり時に主制御用CPU42が実行する処理の負荷を軽減することができる。
<他の実施形態>
(1)主制御用CPU42は、メイン処理の入力処理(図12のS55)において、入賞口スイッチなどから送信された入賞検出信号を受信すると、その入賞口スイッチに対応して設定された払出個数の賞球の払出しを指示する払出制御コマンドを出力処理(S53)において払出制御用CPU52へ送信し、未払いの上記賞球数をカウントする賞球カウンタを主制御用RAM44の払出制御用データ格納エリア44gにセットする。そして、入力処理(S55)において、払出センサ62から送信される払出検出信号を受信する毎に賞球カウンタから「1」を減算する計数処理を実行する。
また、払出制御用CPU52は、メイン処理の主制御用CPU42から送信された払出制御コマンドを受信すると、その払出制御コマンドにより示される払出個数をカウントする払出個数カウンタを払出制御用RAM54の払出制御用データ格納エリア54gにセットし、払出センサ62から送信される払出検出信号を受信する毎に払出個数カウンタから「1」を減算する計数処理を実行する。なお、上記の賞球カウンタおよび払出個数カウンタは、払出検出信号を受信する毎に「1」を減算して未払いの賞球数または払出個数を計数する方式であるが、払出検出信号を受信する毎に「1」を加算することにより、払出された賞球数または払出個数を計数する方式でもよい。
つまり、主制御用CPU42および払出制御用CPU52は、払出モータ61が払出した遊技球または未払いの遊技球の個数を計数する計数処理をそれぞれ実行し、その計数処理による計数値は、それぞれ主制御用RAM44および払出制御用RAM54に格納される。
そこで、払出制御用CPU52が実行するNMI処理のS151(図18)において、払出制御用RAM54から払出用バックアップRAM45に移動するデータの中から、払出制御用データ格納エリア44gに格納されている計数値(未払いの払出個数)を示すデータを除くようにすることもできる(主制御用CPU42も計数処理を行い、その計数値を主制御用RAM44に格納しているため)。なお、次に電源が立上がったときに、主制御用CPU42は、主制御用RAM44にバックアップされている計数値を示すデータを払出制御用RAM54に書込むとともに、払出用バックアップRAMから払出制御再現用データを読出して払出制御用RAM54に書込み、払出制御用CPU52は、払出制御用RAM54に書込まれた計数値を示すデータおよび払出制御再現用データに基づいて、電源遮断直前の払出状態を再現する。
この構成によれば、払出制御用CPU52は、主電源20が遮断したときに払出制御用RAM54に格納されている払出制御用データの総てを読出して払出用バックアップRAM45に書込むのではなく、払出個数カウンタの計数値以外の払出制御用データを払出用バックアップRAM45に書込むことになるため、払出制御用CPU52が、払出制御用RAM54から払出制御用データを読出して払出用バックアップRAM45に書込む処理時間を短縮することができる。また、書込むデータ量を少なくできるため、払出用バックアップRAM45の記憶容量を小さくすることもできる。なお、上記の構成を備えたパチンコ機が、請求項4に係る発明に対応する。また、払出制御用RAM54にバックアップ電源を供給するバックアップコンデンサを払出制御基板50に搭載し、払出制御用CPU52による計数値を払出制御用RAM54にバックアップする構成にすることもできる。この構成を採用した場合は、計数値を示すデータは、払出制御用RAM54にバックアップされているため、遮断した電源が立上がったときに、主制御用CPU42は、主制御用RAM44にバックアップされている計数値を示すデータを払出制御用RAM54に書込む処理を実行する必要がないので、主制御用CPU42の処理負荷を軽減することができる。
(2)主電源20が立上がっているときに操作することにより、払出制御用RAM54に格納されている払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを払出制御再現用データとして払出用バックアップRAM45に書込ませる書込みスイッチを備えてもよい。この書込みスイッチを使用すれば、電源遮断時に自動的に実行されるバックアップ処理と異なり、主電源20が立上がっているときにバックアップ処理を実行させることができるため、時間不足により、バックアップ処理が不完全に終わるおそれがない。なお、上記の書込みスイッチを備えたパチンコ機が、請求項5に係る発明に対応する。
(3)RAMクリアスイッチ4が上記の書込みスイッチを兼用するように構成することもできる。RAMクリアスイッチ4を操作した状態で電源を立上げた場合は、RAMクリアスイッチ4は、RAMクリアスイッチとして作用し、操作すると、主制御用RAM44および払出制御用RAM54にバックアップされているデータが消去される。また、既に電源が立上がっているときは、RAMクリアスイッチ4は書込みスイッチとして作用し、払出制御用RAM54に格納されている払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを払出制御再現用データとして払出用バックアップRAM45に書込む。
RAMクリアスイッチおよび書込みスイッチのどちらとして作用するかの判定は、電源を立上げたときに発生するシステムリセット信号に基づいて行い、RAMクリアスイッチを操作してから所定時間内にシステムリセット信号が発生した場合は、RAMクリアスイッチとして作用すると判定する。その判定は、主制御用CPU42および払出制御用CPU52が行う。このように、RAMクリアスイッチ4が上記の書込みスイッチを兼用する構成とすることにより、RAMクリアスイッチおよび書込みスイッチの両方を設ける構成よりもスイッチの配置スペースを小さくすることができ、かつ、スイッチの製造コストを低減することもできる。
(4)演出制御基板30の演出制御用MPU31が、電源遮断時の遊技状態を電源復帰時に再現するための再現用データをバックアップし、そのバックアップした再現用データに基づいて電源遮断時の遊技状態を再現する機能を有する場合は、演出制御基板30を着脱可能に構成し、その演出制御基板30に払出用バックアップRAM45およびバックアップコンデンサBC1を搭載することもできる。
この構成によれば、演出制御基板30を外すだけで済むため、故障した台の故障前の遊技状態を移動先の台にて再現するための作業効率を良くすることができる。なお、上記の構成を備えたパチンコ機が、請求項6に係る発明に対応する。
(5)払出用バックアップRAM45を主制御基板40に搭載しないで、払出制御再現用データを主制御用RAM44にバックアップする構成でもよい。また、払出用バックアップRAM45を主制御基板40に搭載しないで、主制御再現用データおよび払出制御再現用データをバックアップする再現用データバックアップRAMなどのバックアップ手段と、そのバックアップ手段にバックアップ電源を供給するバックアップ電源とを主制御基板に搭載してもよい。
(6)前述の各実施形態では、主制御基板40または演出制御基板30など、基板に払出用バックアップRAM45などのバックアップ手段およびバックアップコンデンサBC1などのバックアップ電源を搭載したが、基板というカテゴリーに入らない部材や構造物、例えば、遊技盤5に払出用バックアップRAM45およびバックアップコンデンサBC1の少なくとも一方を着脱可能に取付ける構造でもよい。
(7)バックアップコンデンサに代えて、充放電可能な二次電池(例えば、Ni−Cd電池やNi−MH電池)を採用してもよい。
この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 主制御基板および払出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 電源基板および演出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 電源基板の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 主制御用ROM43および主制御用RAM44のメモリマップを示す説明図である。 払出制御用ROM53および払出制御用RAM54のメモリマップを示す説明図である。 主制御用CPU42が実行するリセット処理の流れを示すフローチャートである。 主制御用CPU42が実行する初期化処理の流れを示すフローチャートである。 主制御用CPU42が実行する停電復帰時処理の流れを示すフローチャートである。 主制御用CPU42が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御用CPU42が実行するNMI処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御用CPU52が実行するリセット処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御用CPU52が実行する電源投入時処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御用CPU52が実行する停電復帰時処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御用CPU52が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御用CPU52が実行するNMI処理の流れを示すフローチャートである。 従来のパチンコ機の概略構成を示す正面図である。 図19に示すパチンコ機の裏面構造を一部省略して示す説明図である。
符号の説明
1・・パチンコ機、2・・外枠(パチンコ機本体)、
3・・前枠(パチンコ機本体)、3a・・ガラス板、
4・・裏セット機構板(パチンコ機本体)、5・・遊技盤、
10・・演出表示器(演出装置)、13・・一般入賞口(入賞口)、
15・・始動口(入賞口)、20・・主電源(電源)、22・・電源基板、
30・・演出制御基板、32・・演出制御用CPU(演出制御回路)、
40・・主制御基板、42・・主制御用CPU(主制御回路)、
44・・主制御用RAM(再現用データ記憶保持手段)、
45・・払出用バックアップRAM(再現用データ記憶保持手段)、
50・・払出制御基板、54・・払出制御用RAM(払出制御用データ記憶手段)、
61・・払出モータ(払出装置)、62・・払出センサ(払出検出手段)、
71・・大入賞口スイッチ(入賞検出手段)、
72・・入賞口スイッチ(入賞検出手段)、
74・・始動口スイッチ(入賞検出手段)、80・・ランプ制御基板、
BC1・・バックアップコンデンサ(記憶保持用電源)。

Claims (7)

  1. パチンコ機本体と、
    前記パチンコ機本体に設けられた遊技盤と、
    演出を行う演出装置と、
    遊技球を払出す払出装置と、
    前記遊技盤の盤面に発射され、入賞口を通過した遊技球を検出したときに入賞検出信号を送信する入賞検出手段と、
    前記払出装置から払出された遊技球を検出したときに払出検出信号を送信する払出検出手段と、
    受信した演出制御信号に基づいて前記演出装置の動作を制御する演出制御回路と、
    受信した払出制御信号に基づいて前記払出装置の動作を制御する払出制御回路と、
    前記演出制御信号を前記演出制御回路へ送信する演出制御信号送信処理と、前記入賞検出信号を受信したときに所定個数の遊技球の払出しを指示する前記払出制御信号を前記払出制御回路へ送信する払出制御信号送信処理とを実行する主制御回路と、
    前記払出制御回路が前記払出装置の動作を制御するときに必要な払出制御用データを記憶する払出制御用データ記憶手段と、を備えたパチンコ機において、
    遮断した電源が立上がった場合に、前記電源が遮断する前の払出状態を再現するために前記払出制御回路が必要とする払出制御再現用データを、前記電源が遮断してから立上がるまで記憶保持する再現用データ記憶保持手段と、
    前記電源が遮断しているときに前記再現用データ記憶保持手段へ記憶保持用の電源を供給する記憶保持用電源と、が所定個所に着脱可能に備えられており、
    前記払出制御回路は、前記電源が遮断したときに前記払出制御用データ記憶手段に記憶されている前記払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段に書込むことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記主制御回路、再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源が搭載された主制御基板が、所定個所に着脱可能に備えられたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記払出制御回路は、前記電源が立上がったときに前記再現用データ記憶保持手段に記憶保持されている前記払出制御再現用データを読出し、その読出した払出制御再現用データを前記払出制御用データ記憶手段に書込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記主制御回路および払出制御回路は、受信した前記払出検出信号と前記所定個数とに基づいて、前記払出装置が払出した遊技球または未払いの遊技球の個数を計数する計数処理をそれぞれ実行し、
    前記再現用データ記憶保持手段は、前記主制御回路が実行した前記計数処理による計数値を記憶保持し、
    前記払出制御用データ記憶手段は、前記払出制御回路が実行した前記計数処理による計数値を記憶し、
    前記払出制御回路は、前記電源が遮断したときに前記払出制御用データ記憶手段に記憶されている前記計数値以外の払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段に書込むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  5. 前記電源が立上がっているときに操作することにより、前記払出制御用データ記憶手段に記憶されている前記払出制御用データを読出し、その読出した払出制御用データを前記払出制御再現用データとして前記再現用データ記憶保持手段に書込ませる書込みスイッチを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  6. 前記演出制御回路および再現用データ記憶保持手段が搭載された演出制御基板が、所定個所に着脱可能に備えられたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  7. 前記遊技盤は前記パチンコ機本体に対して着脱可能に設けられており、かつ、前記再現用データ記憶保持手段および記憶保持用電源が前記遊技盤と共に所定個所に着脱可能に備えられたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機。
JP2006213505A 2006-08-04 2006-08-04 パチンコ機 Expired - Fee Related JP5173162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006213505A JP5173162B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006213505A JP5173162B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 パチンコ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008036075A true JP2008036075A (ja) 2008-02-21
JP5173162B2 JP5173162B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=39171800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006213505A Expired - Fee Related JP5173162B2 (ja) 2006-08-04 2006-08-04 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5173162B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029827A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2013180074A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2018161569A (ja) * 2018-07-30 2018-10-18 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183642A (ja) * 2018-07-30 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2020025603A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020127858A (ja) * 2020-06-02 2020-08-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2020146493A (ja) * 2020-06-02 2020-09-17 株式会社大一商会 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180973A (ja) * 2001-12-19 2003-07-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2003251046A (ja) * 2003-01-17 2003-09-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006000293A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Takao:Kk 弾球遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180973A (ja) * 2001-12-19 2003-07-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2003251046A (ja) * 2003-01-17 2003-09-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006000293A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Takao:Kk 弾球遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029827A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2013180074A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2018161569A (ja) * 2018-07-30 2018-10-18 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183642A (ja) * 2018-07-30 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2020025603A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7194419B2 (ja) 2018-08-09 2022-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020127858A (ja) * 2020-06-02 2020-08-27 株式会社大一商会 遊技機
JP2020146493A (ja) * 2020-06-02 2020-09-17 株式会社大一商会 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5173162B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5173162B2 (ja) パチンコ機
JP4764442B2 (ja) 遊技機
JP2008237233A (ja) 遊技機
JP2020103648A (ja) 遊技機
JP5023612B2 (ja) パチンコ機
JP2010110494A (ja) 遊技機
JP5958942B2 (ja) 遊技機
JP5629199B2 (ja) 遊技機
JP2015013058A (ja) 遊技機
JP2003180963A (ja) 遊技機
JP4888824B2 (ja) パチンコ機
JP3994186B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2008029476A (ja) パチンコ機
JP2020069042A (ja) 遊技機
JP2007319608A (ja) 遊技機
JP2020103649A (ja) 遊技機
JP6236275B2 (ja) 遊技機
JP2020110468A (ja) 遊技機
JP4756164B2 (ja) 遊技機
JP2020069044A (ja) 遊技機
JP2003325909A (ja) 遊技機
JP2008000338A (ja) 遊技機
JP2002035245A (ja) 遊技機
JP4756168B2 (ja) 遊技機
JP2001314614A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120823

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20120910

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5173162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees