JP2008034041A - 記録システム、記録方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部機器から送信される撮影データを記録媒体に記録する場合に、外部機器の内蔵の記録媒体の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止する。
【解決手段】記録装置は、デジタルビデオカメラから記録停止コマンドを受信した時点では、デジタルビデオカメラからの撮影データの記録動作を停止しない。そして、記録装置は、デジタルビデオカメラから記録停止コマンドを受信した後、所定時間内に記録開始コマンドを受信した場合は、その記録コマンドを無視してデジタルビデオカメラからの撮影データを記録し続ける。一方、所定時間内に記録開始コマンドを受信しなかった場合には、記録装置は、撮影データの記録動作を停止する。
【選択図】図10
【解決手段】記録装置は、デジタルビデオカメラから記録停止コマンドを受信した時点では、デジタルビデオカメラからの撮影データの記録動作を停止しない。そして、記録装置は、デジタルビデオカメラから記録停止コマンドを受信した後、所定時間内に記録開始コマンドを受信した場合は、その記録コマンドを無視してデジタルビデオカメラからの撮影データを記録し続ける。一方、所定時間内に記録開始コマンドを受信しなかった場合には、記録装置は、撮影データの記録動作を停止する。
【選択図】図10
Description
本発明は、外部機器から送信される撮影データを記録する記録制御技術に関する。
従来、デジタルビデオカメラでは、映像データ、及び音声データをデジタル記録する場合、一般に磁気テープであるDVテープに記録していた。DVテープに記録した映像データ、音声データを編集する場合は、デジタルビデオカメラとパソコン等の編集機器をIEEE1394ケーブルで接続し、DVテープから編集機器にデータを送信していた。この場合、DVテープ上に記録されたデータを再生しながらデータ送信を行う必要があり、例えば60分の映像データ及び音声データがDVテープに記録されている場合は、データ送信に60分の時間を要することになる。
このようなデータ送信時間を短縮するために、ハードディスクドライブ(HDD)のような高速でランダムアクセスが可能な記録装置に、デジタルビデオカメラでの撮影時に映像データと音声データを直接記録する手法が知られている。この場合、HDDに対する記録の開始/終了は、デジタルビデオカメラから出力される各種の制御コマンド(非特許文献1参照)によって制御される。例えば、デジタルビデオカメラは、ユーザの記録開始操作に応じてRecコマンドをHDDに送信し、記録終了操作に応じてRecPauseコマンドをHDDに送信する。
AVC Tape Recorder/Player Subunit Specification
AVC Tape Recorder/Player Subunit Specification
しかしながら、デジタルビデオカメラにて撮影した映像データ等をHDDに記録している最中にDVテープの残記録容量が無くなり、DVテープを交換する場合には、DVテープ交換の前後で記録停止/記録開始の操作を行なう必要がある。この記録動作の停止操作により、HDDに対する記録動作が停止してしまい、結局、関心の高いシーンに係る撮影データをDVテープ、HDDの何れの記録媒体にも記録することができなくなってしまう。
本発明は、このような背景の下になされたもので、その目的は、外部機器から送信される撮影データを記録媒体に記録する場合に、外部機器の内蔵の記録媒体の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、外部機器から送信される撮影データを、該外部機器からの記録開始/記録停止の指令に基づいて記録媒体に記録する記録装置を有する記録システムにおいて、前記記録装置は、前記外部機器から記録停止指令を受けた時点では、該外部機器からの撮影データの記録動作を停止せず、該記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けた場合に、該記録停止指令を無視して撮影データの記録を続行する記録制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録停止指令を受けても直ちに記録動作を停止することなく、予め定められた時間内に記録開始指令を受けなかったことを条件にして記録動作を停止している。従って、外部機器から送信される撮影データを記録媒体に記録する場合に、外部機器の内蔵の記録媒体の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る記録システムの概略構成を示すシステム構成図である。図1において、デジタルビデオカメラ101と記録装置105がIEEE1394ケーブル104を介して接続されている。
デジタルビデオカメラ101は、録画開始/停止ボタン102、ビデオテープ103の挿入/取出口を有している。なお、デジタルビデオカメラ101は、マイクロコンピュータ等で構成されたコントローラ101aを有し、このコントローラ101aにより後述する各種のコマンドにより記録装置105を制御する。
記録装置105は、IEEE1394ケーブル104を接続可能なネットワークI/F部106を有している。また、記録装置105は、ハードディスクドライブ(HDD)107を有している。このハードディスクドライブ(HDD)107は、ハードディスク(HD)109に対するデータの書込み/読出し制御、デジタルビデオカメラ101との通信制御等を行なうコントローラ108を有している。コントローラ108は、CPU110、ROM111、RAM112を有している。CPU110は、RAM112をワークエリア等として利用しながら、ROM111に格納されたプログラムに基づいて、記録装置105における各種の動作を制御する。なお、ROM111には、後述する図10,11,13,15,16に対応するプログラムを内蔵している。
ここで、メニュー選択等により録画モードが設定された後に録画開始/停止ボタン102が押下されたとする。すると、デジタルビデオカメラ101(厳密にはコントローラ101a、以下同様)は、撮影に係る映像データと音声データ(以下、これらデータを総称して撮影データという)を所定の方式で符号化及び圧縮処理を行った後、内蔵のビデオテープ103に記録する。
この際、デジタルビデオカメラ101は、録画開始/停止ボタン102の押下操作に応答して、IEEE1394ケーブル104を介して記録開始の制御コマンドを記録装置105に送信した後に、記録装置105に対して撮影データを送信し始める。すなわち、録画モード時には、デジタルビデオカメラ101内のビデオテープ103と記録装置105内のハードディスク109の両方に、撮影データが並行して記録されていく。
また、デジタルビデオカメラ101は、記録装置105に対して記録開始の制御コマンドを送信した後に録画開始/停止ボタン102が押下操作されると、記録停止の制御コマンドを記録装置105に送信する。ただし、デジタルビデオカメラ101は、記録停止の制御コマンドを送信しても、撮影データの送信は継続する。
なお、デジタルビデオカメラ101は、撮影データ中の映像データと音声データは、所定の圧縮方式で圧縮した状態で記録装置105に送信し、記録装置105は、受信した撮影データをファイル形式でHD109に記録する。
次に、デジタルビデオカメラ101から記録装置105に送信される制御信号について説明する。IEEE1394を用いてAV機器を制御するための規格として、標準化団体である1394Trade Associationでは、AV/Cユニット及びAV/Cサブユニットを定義している。この定義は、「TA Document 1998003,AV/C Digital Interface Command Set General Specification」に記載されている。
上記のユニットは、ビデオカメラやビデオデッキのようなデバイス全体を示し、サブユニットは、デバイス内のTape recorder/player、Video Camera、Tuner等の機能別に分かれた論理的な制御単位を示すものである。このユニット又はサブユニットとパソコン等の制御機器は、IEEE1394端子を介してトランザクション処理を行い、制御機器がサブユニットを制御したり、サブユニットの保持する情報を取得したりすることができる。
このトランザクション処理は、「IEC−61883−1,Consumer audio/video equipment Digital interface Part1:General」の中でFCPとして規定されている。このFCPは、「Function Control Protocol」の略語である。このFCPでは、制御機器がターゲットデバイスの特定アドレスに対してwriteトランザクションを用いてコマンドデータを書き込むように規定されている。一方、writeトランザクションに係るデータを受信したターゲットデバイスは、制御機器の特定アドレスに対してwriteトランザクションを用いてレスポンスデータを書き込むように規定されている。
また、AV/Cプロトコルでは、各AV/Cサブユニットに対して、図2に示したCTS(Command Transaction Set)が規定されている。図2は、CTSで用いるコマンドフレームのフォーマットを示した図である。図2に示した「Ctype」フィールドは、コマンドのタイプを示しており、この「Ctype」フィールドにおいて、図3に示したコマンドのタイプが指定される。
図2に示した「subunit_type」フィールドと、「su_ID」フィールドは、指定したノード内のどのユニット、サブユニットに対するコマンドなのかを示す値を設定するためのフィールドである。図4は、ユニット、Tape recorder/playerサブユニット、Cameraサブユニットに対するsubunit_typeの値を示したものである。図5(a)は、ユニットに対して制御コマンドを送信する場合に「subunit_type」フィールド、「su_ID」フィールドにセットする値を例示したものである。図5(b)は、Tape recorder/playerサブユニットに対して制御コマンドを送信する場合に「subunit_type」フィールド、「su_ID」フィールドにセットする値を例示したものである。
図2に示したコマンドフレーム中の「opcode」フィールド、「operand」フィールドは、実際のコマンド内容を指定するフィールドである。
図6は、CTSで用いるレスポンスフレームのフォーマットを示している。このレスポンスフレームは、図2に示したコマンドフレームとほぼ同様であるが、「Ctype」フィールドの代わりに「response」フィールドが形成されている点で相違する。この「response」フィールドでは、図7に示したようなレスポンスのタイプが指定される。
図6のレスポンスフレーム中の「subunit_type」、「subunit ID」フィールドは、ノード内のどのサブユニットからのレスポンスなのかを示すフィールドであり、コマンドフレームにセットされていた値と同一の値がセットされる。「opcode」、「operand」フィールドは、レスポンスデータを指定するフィールドである。
本実施の形態では、デジタルビデオカメラ101は、Cameraサブユニット及びTape recorder/playerサブユニットとして構成されている。また、記録装置105は、Tape recorder/playerサブユニットのエミュレーションを行っているものとする。
デジタルビデオカメラ101は、録画開始/停止ボタン102の押下により記録開始の制御コマンドを記録装置105に送信する場合は、次のような処理を行う。すなわち、図2のコマンドフレーム中の「opcode」フィールド、「operand[0]」フィールドには、それぞれ図8に示したように、「RECORD(C216)」、「RECORD(7516)」という値をセットする。
また、デジタルビデオカメラ101は、録画開始/停止ボタン102の押下により記録停止の制御コマンドを記録装置105に送信する場合は、次のような処理を行う。すなわち、図2のコマンドフレーム中の「opcode」フィールド、「operand[0]」フィールドには、それぞれ図9に示したように、「RECORD(C216)」、「RECORD PAUSE(7D16)」という値をセットする。
また、これら記録開始の制御コマンド、記録停止の制御コマンドを記録装置105に送信する場合、デジタルビデオカメラ101は、図2の「subunit_type」、「subunit_ID」のフィールドに、それぞれ図5(b)に示した値をセットする。
このような制御コマンドを受信した記録装置105は、原則として、「opcode」及び「operand[0]」のフィールドの値に従って、デジタルビデオカメラ101から送信されている撮影データのHD109への記録の開始/停止を制御する。ただし、記録装置105は、記録停止の制御コマンドを受信した場合には、後述するように所定の条件下を満足した場合には記録動作を停止する。しかし、所定条件を満足しない場合には、記録装置105は、記録停止の制御コマンドを無視して記録動作を続行する。
[第1の実施の形態]
デジタルビデオカメラ101にて、撮影中にビデオテープ103の残記録容量が無くなり、ビデオテープ103を交換して撮影を続行する場合は、ユーザは、録画開始/停止ボタン102を押下して、ビデオテープ103に対する記録処理を一旦停止させる。そして、ユーザは、ビデオテープ103を交換した後に、録画開始/停止ボタン102を再度押下して、ビデオテープ103に対する記録処理を再開させる。
デジタルビデオカメラ101にて、撮影中にビデオテープ103の残記録容量が無くなり、ビデオテープ103を交換して撮影を続行する場合は、ユーザは、録画開始/停止ボタン102を押下して、ビデオテープ103に対する記録処理を一旦停止させる。そして、ユーザは、ビデオテープ103を交換した後に、録画開始/停止ボタン102を再度押下して、ビデオテープ103に対する記録処理を再開させる。
デジタルビデオカメラ101は、上記のようにビデオテープ103に対する記録処理を一旦停止する場合は、記録停止の制御コマンドを記録装置105に送信する。また、デジタルビデオカメラ101は、ビデオテープ103に対する記録処理を再開する場合は、上記の記録開始の制御コマンドを記録装置105に送信する。ただし、デジタルビデオカメラ101は、ビデオテープ103に対する記録処理を一旦停止している間にも、撮影動作、及び記録装置105に撮影データを送信する送信動作は継続する。
次に、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第1の実施の形態における記録装置105の処理を、図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の記録装置105の処理は、実際には、コントローラ108内のCPU110がROM111に格納されたプログラムに基づいて行なうものである(図11,13,15,16も同様)。
記録装置105は、デジタルビデオカメラ101から記録停止コマンドを受信すると、デジタルビデオカメラ101からの撮影データをHD109に記録中であるか否かを判別する(ステップS1000)。その結果、記録中でなければ、何ら処理を行なうことなく、本受信シーケンス処理を終了する。
一方、記録中であれば、記録装置105は、記録停止の制御コマンド(図9参照)を受信した時点から所定時間が経過しているか否かを判別する(ステップS1100)。その結果、所定時間が経過している場合は、撮影データのHD109への記録動作を停止しファイルを閉じて(ステップS1200)、本受信シーケンス処理を終了する。
一方、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間が経過していなければ、記録装置105は、デジタルビデオカメラ101から記録開始の制御コマンド(図8参照)を受信したか否かを判別する判別する(ステップS1300)。その結果、記録開始の制御コマンドを受信した場合には、記録装置105は、撮影データのHD109への記録動作を継続したまま、本受信シーケンス処理を終了する。一方、記録開始の制御コマンドを受信していない場合には、記録装置105は、ステップS1100に戻り、再度、所定時間が経過しているか否かを判別する。
以上の処理を行うことで、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間以内に記録開始の制御コマンドを受信した場合には、その記録停止の制御コマンドを無視して撮影データのHD109への記録動作が継続されることとなる。従って、デジタルビデオカメラ101のビデオテープ103を所定時間内に交換し、録画開始/停止ボタン102を押下して記録再開を指示することで、ビデオテープ103の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止することが可能となる。
なお、ビデオテープ103を交換して所定時間内に録画開始/停止ボタン102を押下して記録再開を指示する操作、すなわち、記録停止の制御コマンドを無視して撮影データの記録動作を継続させるための操作は、通常行なわれる操作である。従って、ユーザにとっては、特別の操作を行なうことなく通常の操作を行なうだけで、ビデオテープ103の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止することができることとなる。
[第2の実施の形態]
図11は、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第2の実施の形態における記録装置105の処理を示すフローチャートである。
図11は、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第2の実施の形態における記録装置105の処理を示すフローチャートである。
この第2の実施の形態における記録装置105の処理は、基本的には図10に示した第1の実施の形態と同様なので、同一の処理については同一のステップ番号を付してその説明を省略し、相違点だけを説明する。
第2の実施の形態では、記録装置105は、デジタルビデオカメラ101から記録停止コマンドを受信した時点でデジタルビデオカメラ101からの撮影データをHD109に記録中であった場合は、次のような処理を行う。すなわち、この場合、記録装置105は、記録停止コマンドを受信した時点におけるHD109での記録位置に記録停止マーカ1202(図12参照)を記録する(ステップS1050)。
また、記録装置105は、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間が経過する前にデジタルビデオカメラ101から記録開始の制御コマンドを受信した場合には、次のような処理を行う。すなわち、この場合、記録装置105は、記録停止マーカ1202を削除した上で(ステップS1350)、撮影データのHD109への記録動作を継続したまま、本受信シーケンス処理を終了する。
換言すれば、記録装置105は、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間が経過しても記録開始の制御コマンドを受信しなかった場合は、次のような処理を行う。すなわち、この場合、記録装置105は、ビデオテープ103の交換が行なわれずに通常の録画停止操作がなされたものと見做して、記録停止マーカを削除することなく、撮影データをHD109に記録する記録動作を停止し、ファイルを閉じる。
この場合、HD109に記録された撮像データのイメージは、図12のようになる。図12において、記録停止マーカ1202と記録停止1203との間の撮影データは、実際に記録停止を行なうか否かを判定するための前述の所定時間に対応するもデータであり、ユーザが記録することを意図していない撮影データである。
従って、HD109に記録した撮影データを再生する場合は、その再生処理における停止位置を記録停止マーカ1202の位置とすることにより、ユーザの意図した撮影データだけを再生することが可能となる。この点については、後述する図15のステップS1075,S1200での記録停止の場合も同様のことが言える。
また、記録停止の制御コマンドを無視して記録動作を続行する場合は、記録停止マーカを削除しているので、記録停止マーカ1202が再生時にノイズとなるのを防止することができる。
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、ビデオテープ103の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止できることは言うまでもない。この点は、後述する第3〜5の実施の形態も同様である。
[第3の実施の形態]
図13は、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第3の実施の形態における記録装置105の処理を示すフローチャートである。
図13は、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第3の実施の形態における記録装置105の処理を示すフローチャートである。
この第3の実施の形態における記録装置105の処理は、基本的には図11に示した第2の実施の形態と同様なので、同一の処理については同一のステップ番号を付して、相違点を中心に説明する。
第3の実施の形態では、記録装置105は、第2の実施の形態と同様に、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間以内に記録開始の制御コマンドを受信した場合は、次のような処理を行う。すなわち、この場合、記録装置105は、記録停止マーカ1202を削除した上で、撮影データのHD109への記録動作を続行している(ステップS1350)。
一方、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間以内に記録開始の制御コマンドを受信しなかった場合は、該記録装置105は、第2の実施の形態と同様に、HD109への記録動作を停止する(ステップS1200)。そして、該記録装置105は、その記録動作の停止位置(図12の記録停止点1203)から記録停止マーカ1202の位置までの撮影データを切り詰める形で、ファイルを閉じている(ステップS1250)。
換言すれば、第3の実施の形態では、ビデオテープ103の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止する。それだけでなく、ビデオテープ103を交換せずに記録停止操作がなされた場合は、ユーザの意図した撮影データだけをファイリングしてHD109上に記録しておくことにより、HD109の有効利用を図っている。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、記録装置105は、ポーリングにより、デジタルビデオカメラ101の状態を常時検出している。この状態検出処理では、図14に示したようなフォーマットの状態検出コマンドが使用される。この状態検出コマンドに対するデジタルビデオカメラ101からのレスポンス時には、図14のフォーマットの「Opecode」には状態の分類が記述され、「Oerand[0]」には具体的な状態が記述される。
第4の実施の形態では、記録装置105は、ポーリングにより、デジタルビデオカメラ101の状態を常時検出している。この状態検出処理では、図14に示したようなフォーマットの状態検出コマンドが使用される。この状態検出コマンドに対するデジタルビデオカメラ101からのレスポンス時には、図14のフォーマットの「Opecode」には状態の分類が記述され、「Oerand[0]」には具体的な状態が記述される。
例えば、「Operand」が「LOAD MEDIUM(C116)」で「Oerand[0]」が「EJECT(6016)」であった場合は、記録媒体(ビデオテープ103)が装着されていない非装着状態を示している。また、「Operand」が「RECORD(C216)」で「Oerand[0]」が「RECORD(7516)」であった場合は、記録中を示している。また、「Operand」が「RECORD(C216)」で「Oerand[0]」が「RECORD PAUSE(7D16)」であった場合は、記録待機状態を示している。
従って、記録装置105は、記録中→非装着→記録待機の状態変化を上記のレスポンスに係るフォーマットに基づいて検出することにより、撮影中(記録中)におけるビデオテープ103の交換を認識することができる。
次に、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第4の実施の形態における記録装置105の処理を、図15のフローチャートに基づいて説明する。なお、図15において、図10,11,13と同様の処理については、同一のステップ番号を付している(図16も同様)。
記録装置105は、デジタルビデオカメラ101から記録停止コマンドを受信すると、デジタルビデオカメラ101からの撮影データをHD109に記録中であるか否かを判別する(ステップS1000)。その結果、記録中でなければ、何ら処理を行なうことなく、本受信シーケンス処理を終了する。
一方、記録中であれば、記録装置105は、その受信した時点におけるHD109での記録位置に記録停止マーカ1202を記録する(ステップS1050:図12参照)。次に記録装置105は、記録停止の制御コマンド(図9参照)を受信した時点から所定時間T1が経過しているか否かを判別する(ステップS1055)。その結果、所定時間T1が経過している場合は、記録装置105は、HD109への撮影データの記録動作を停止し、ファイルを閉じて(ステップS1200)、処理を終了する。
一方、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間T1が経過していなければ、記録装置105は、記録媒体(ビデオテープ103)の交換シーケンスを検出しているか否かを判別する(ステップS1060)。その結果、記録媒体(ビデオテープ103)の交換シーケンスを検出していない場合は、記録装置105は、デジタルビデオカメラ101から記録開始の制御コマンド(図8参照)を受信しているか否かを判別する(ステップS1070)。その結果、記録開始の制御コマンドを受信していなければ、記録装置105は、ステップS1055に戻り、再度、所定時間T1が経過しているか否かを判別する。
一方、記録開始の制御コマンドを受信している場合は、記録装置105は、HD109への撮影データの記録動作を停止し、ファイルを閉じる(ステップS1075)。そして、記録装置105は、直ちに新たなファイルを開き、HD109への撮影データの記録動作を再開する(ステップS1085)。
記録停止の制御コマンドを受信した後、ビデオテープ103の交換状態が検出されずに直ちに記録開始の制御コマンドを受信した場合は、記録装置105は、次のような処理を行う。すなわち、この場合、記録装置105は、ユーザが後続の撮影データを別のファイルに記録することを指定したものと見做し、その見做した内容の処理を行なう。
ステップS1060にて、記録媒体(ビデオテープ103)の交換シーケンスを検出していると判別された場合、記録装置105は、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間T2(T1<T2)が経過したか否かを判別する(ステップS1065)。その結果、所定時間T2が経過している場合は、記録装置105は、HD109への撮影データの記録動作を停止し、ファイルを閉じて(ステップS1200)、本受信シーケンス処理を終了する。
一方、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間T2が経過していない場合は、記録装置105は、記録開始の制御コマンドをデジタルビデオカメラ101から受信しているか否かを判別する(ステップS1300)。その結果、記録開始の制御コマンドを受信している場合には、記録装置105は、記録停止マーカ1202を削除した上で(ステップS1350)、撮影データのHD109への記録動作を継続したまま、本受信シーケンス処理を終了する。
一方、記録開始の制御コマンドを受信していなかった場合には、記録装置105は、ステップS1065に戻り、再度、記録停止の制御コマンドを受信した時点から所定時間T2が経過したか否かを判別する。
以上の処理により、記録停止の制御コマンドを受信した後、ビデオテープ103の交換を検出し、所定時間T2以内に記録開始の制御コマンドを受信した場合、その記録停止の制御コマンドを無視して撮影データのHD109への記録動作が継続されることとなる。従って、ビデオカメラ101のビデオテープ103の交換処理を所定時間T2以内に行い、録画開始/停止ボタン102を押下して記録再開を指示することで、ビデオテープ103の交換に伴う撮影データの記録漏れを防止することが可能となる。
また、ユーザは、録画開始/停止ボタン102を操作するだけで簡単に、連続する撮影データを別ファイルに記録するように指示することができる。この機能の使い方としては、例えば、撮影シーンがクライマックスに達する直前に録画開始/停止ボタン102をダブルクリックの態様で操作し、クライマックスのシーンだけを別ファイルとして記録し、その後、繰り返し鑑賞することが考えられる。
[第5の実施の形態]
次に、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第5の実施の形態における記録装置105の処理を、図16のフローチャートに基づいて説明する。
次に、記録停止の制御コマンドを受信した場合の第5の実施の形態における記録装置105の処理を、図16のフローチャートに基づいて説明する。
この第5の実施の形態は、第4の実施の形態の変形例である。第5の実施の形態では、記録装置105は、記録動作の停止位置(図12の記録停止点1203)から記録停止マーカ1202の位置までの撮影データを切り詰める形でファイルを閉じている。この旨は、図16のステップS1080,S1250に示されている。
なお、本発明は、上記の第1〜第5の実施の形態に限定されることなく、例えば、第4,第5の実施の形態における所定時間T2の代わりに、記録媒体の交換を検出した時点からの所定時間を用いることも可能である。また、2つの所定時間T1,T2を用いることなく、1つの所定時間だけを用いることも可能である。
さらに、HDDだけでなく、CDV、DVD等の他の記録装置に第1〜第5の実施の形態を適用することも可能である。また、記録装置と外部の機器(デジタルビデオカメラ)との通信方式は、IEEE1394規格に限定されることなく、他の規格に係る有線、無線の通信方式を採用することもできる。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。さらに、本発明の目的は、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
これらの場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のようなものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。さらにプログラムコードは、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、稼動中のOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに一旦書き込まれる。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
101…デジタルビデオカメラ、101a…コントローラ、102…録画開始/停止ボタン、103…ビデオテープ、104…IEEE1394ケーブル、105…記録装置、106…ネットワークI/F部、107…HDD、108…コントローラ、109…HD、110…CPU、111…ROM、112…RAM、1202…記録停止マーカ
Claims (11)
- 外部機器から送信される撮影データを、該外部機器からの記録開始/記録停止の指令に基づいて記録媒体に記録する記録装置を有する記録システムにおいて、前記記録装置は、
前記外部機器から記録停止指令を受けた時点では、該外部機器からの撮影データの記録動作を停止せず、該記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けた場合に、該記録停止指令を無視して撮影データの記録を続行する記録制御手段を有することを特徴とする記録システム。 - 前記外部機器は、前記記録装置に記録開始指令を発すると共に該外部機器内の内蔵の記録媒体に撮影データを記録し始め、記録停止指令を該記録装置に発して該内蔵の記録媒体への撮影データの記録動作を停止した後も、撮影データを該記録装置に送信し続けることを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けなかった場合は、前記撮影データの記録動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記記録停止指令を受けた時点での前記記録媒体の記録位置にマーカを記録することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記記録停止指令を無視して前記撮影データを記録し続ける場合は、前記マーカを削除することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けなかった場合は、前記マーカを削除することなく、前記撮影データの記録動作を停止することを特徴とする請求項4に記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けなかった場合は、前記撮影データの記録動作を停止すると共に、前記マーカの位置で該撮影データに係るファイルを閉じることを特徴とする請求項4に記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記外部機器の内蔵の記録媒体の交換を監視する監視手段を有し、前記外部機器から記録停止指令を受けた時点では、該外部機器からの撮影データの記録動作を停止せず、該記録停止指令を受けた後、該監視手段により該内蔵の記録媒体の交換が検出され、予め定められた時間内に記録開始指令を受けた場合は、該記録停止指令を無視して該撮影データを記録し続けることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の記録システム。
- 前記記録制御手段は、前記外部機器から記録停止指令を受けた後、該監視手段により該内蔵の記録媒体の交換が検出されず、予め定められた時間内に記録開始指令を受けなかった場合は、前記撮影データの記録動作を停止して該撮影データに係るファイルを閉じ、新たなファイルを開いて撮影データの記録を開始することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の記録システム。
- 外部機器から送信される撮影データを、該外部機器からの記録開始/記録停止の指令に基づいて記録媒体に記録する記録方法であって、
前記外部機器から記録停止指令を受けた時点では、該外部機器からの撮影データの記録動作を停止せず、該記録停止指令を受けた後、予め定められた時間内に記録開始指令を受けた場合に、該記録停止指令を無視して撮影データの記録を続行することを特徴とする記録方法。 - 請求項10に記載の制御方法を実行するプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006207138A JP2008034041A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 記録システム、記録方法、及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006207138A JP2008034041A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 記録システム、記録方法、及びプログラム |
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JP2008034041A true JP2008034041A (ja) | 2008-02-14 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2008034041A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011244293A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Canon Inc | 画像処理装置 |
-
2006
- 2006-07-28 JP JP2006207138A patent/JP2008034041A/ja active Pending
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