JP2008032806A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

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祐介 山本
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Abstract

【課題】 アルカリ現像性が良好であり、かつ、その硬化物が優れた耐熱透明性を有するカラーフィルター保護膜用感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 親水性樹脂(A)、多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)、2〜8個のメルカプト基を有する化合物(C)、および光ラジカル重合開始剤(D)からなる感光性樹脂組成物であり、該感光性樹脂組成物の固形分の重量に基づく(メタ)アクリロイル基濃度が6.0mmol/g以上であることを特徴とする、カラーフィルター保護膜用の感光性樹脂組成物(Q)である。
【選択図】なし

Description

本発明は、感光性樹脂組成物に関する。詳しくは液晶パネル用のカラーフィルター保護膜用感光性樹脂組成物に関する。
液晶パネルの駆動方式には、スタティック駆動方式、単純マトリックス方式、アクティブマトリックス方式など種々の駆動方式があるが、近年、パーソナルコンピューターや携帯情報端末などのフラットディスプレーとしては、アクティブマトリックス方式が普及してきている。
アクティブマトリックス方式の液晶パネルにおけるカラーフィルターは、通常、着色層、平坦化材および保護膜などから構成され、このうちの保護膜、即ちカラーフィルター保護膜は、着色層の保護とカラーフィルターの平坦化の役割を果たしている。また、カラーフィルター保護膜には、画素部に配合される色材の色調に影響を与えないように優れた無色透明性が求められる。
カラーフィルターは、液晶パネルを組み立てる途中で高温にさらされ、例えば、ITO膜を形成する工程においては250℃程度で約1時間ほど加熱される。そのため、カラーフィルター保護膜を形成する樹脂には、このような高温の加熱プロセス中に変色したり、濁りを生じたりすることがなく、透明性が低下しないこと(以下、「耐熱透明性」と称する)が望まれている。
耐熱透明性向上の方策としては、特許文献−1に、カルボキシル基及び水酸基を有する(メタ)アクリル系共重合体に(メタ)アクリロイルオキシイソシアネート化合物を付加させてエチレン性二重結合を導入し、光硬化性を付与し、耐熱透明性を向上させることが開示されている。
また、特許文献−2に、感光性ポリイミド前駆体を用いて耐熱透明性を向上できる技術が開示されている。
特開平11−349631号公報 特開2003−231752号公報
しかしながら、上記の樹脂組成物であっても、耐熱透明性が十分ではないという課題があった。
本発明は、アルカリ現像性が良好で、かつ耐熱透明性に優れたカラーフィルター保護膜を与える感光性樹脂組成物、および該感光性樹脂組成物から得られるカラーフィルター保護膜を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、上記課題を解決できることを見いだし、本発明に到達した。
すなわち本発明は、親水性樹脂(A)、多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)、2個以上のメルカプト基を有する化合物(C)、および光ラジカル重合開始剤(D)からなる感光性樹脂組成物であり、該感光性樹脂組成物の固形分の重量に基づく(メタ)アクリロイル基濃度が6.0mmol/g以上であることを特徴とする、カラーフィルター保護膜用の感光性樹脂組成物;並びに該感光性樹脂組成物を硬化させて形成されたカラーフィルター保護膜である。
本発明の感光性樹脂組成物及びそれから得られたカラーフィルター用保護膜は、以下の効果を奏する。
・感光性樹脂組成物はアルカリ現像性に優れている。
・カラーフィルター保護膜は耐熱透明性に優れる。
本発明の感光性樹脂組成物は、親水性樹脂(A)[以下において、単に(A)と表記する場合がある]、多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)[以下において、単に(B)と表記する場合がある]、2個以上のメルカプト基を有する化合物(C)[以下において、単に化合物(C)、もしくは単に(C)と表記する場合がある]、及び光ラジカル重合開始剤(D)[以下において、単に(D)と表記する場合がある]を含有し、更に該感光性樹脂組成物の固形分の重量に基づく(メタ)アクリロイル基濃度が6.0mmol/g以上であることにより、アルカリ現像性だけでなく、耐熱透明性に優れた感光性樹脂組成物を提供するものである。
なお、上記及び以下において、例えば「(メタ)アクリレート」などの(メタ)を付した表現は「アクリレートおよび/またはメタクリレート」などを意味する。
また、上記及び以下において、「固形分」とは「溶剤以外の成分」を表す。
以下において、本発明の感光性樹脂組成物の必須構成成分である(A)〜(D)について、順に説明する。
本発明における親水性樹脂(A)における親水性の指標はHLBにより規定され、一般にこの数値が大きいほど親水性が高いことを示す。
(A)のHLB値は、(A)の樹脂骨格(例えば、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂など)によって好ましい範囲が異なるが、好ましくは4〜19、さらに好ましくは5〜18、特に好ましくは6〜17である。4以上であれば現像を行う際に、現像性がさらに良好であり、19以下であれば硬化物の耐水性がさらに良好である。なお、本発明におけるHLBは、小田法によるHLB値であり、親水性−疎水性バランス値のことであり、有機化合物の有機性の値と無機性の値との比率から計算することができる。
HLB≒10×無機性/有機性
また、無機性の値及び有機性の値は、文献「界面活性剤の合成とその応用」(槇書店発行、小田、寺村著)の501頁;または、「新・界面活性剤入門」(藤本武彦著、三洋化成工業株式会社発行)の198頁に詳しく記載されている。
(A)としては、親水性ビニル樹脂(A1)(以下、単に(A1)と表記する場合がある)、親水性エポキシ樹脂(A2)(以下、単に(A2)と表記する場合がある)、親水性ポリエステル樹脂、親水性ポリアミド樹脂、親水性ポリカーボネート樹脂および親水性ポリウレタン樹脂などが挙げられる。(A)は1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、感光性樹脂組成物の光硬化反応性(本発明では、光硬化速度および光硬化反応率の両方の意味を含む。以下、同様。)の観点と、製造のし易さの観点から、好ましいのは(A1)および(A2)である。
(A1)としては、親水基をポリマー分子の側鎖および/または末端に有するものが挙げられる。親水基としては、カルボキシル基、水酸基、スルホン酸基、アミノ基、アミド基、ポリエーテル基およびこれらのうちの2種以上の併用などが挙げられる。
(A1)として好ましいのは、アルカリ現像性および耐熱透明性の観点から、カルボキシル基および水酸基から選ばれる1種以上の親水基を有する親水性ビニル樹脂である。
充分な現像性を発揮するためには側鎖に親水基、特にカルボキシル基を有するものが特に好ましい。
(A1)の好ましい製造方法は、親水基を有するビニルモノマー(a)(以下、単に(a)と表記する場合がある)と、必要により疎水基含有ビニルモノマー(b)(以下、単に(b)と表記する場合がある)とをビニル重合する方法である。
親水基を有するビニルモノマー(a)としては、以下の(a1)〜(a7)のビニルモノマーが挙げられる。
(a1)水酸基含有ビニルモノマー:
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど]、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートなど]、アルキロール(メタ)アクリルアミド[N−メチロール(メタ)アクリルアミドなど]、ヒドロキシスチレンおよび2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテルなどが挙げられる。
(a1)のうち好ましいのはアルカリ現像性および耐熱透明性の観点からヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、特に2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートである。
(a2)カルボキシル基含有ビニルモノマー:
不飽和モノカルボン酸[(メタ)アクリル酸、クロトン酸および桂皮酸など]、不飽和多価(2〜4価)カルボン酸[(無水)マレイン酸、イタコン酸、フマル酸およびシトラコン酸など]、不飽和多価カルボン酸アルキル(炭素数1〜10のアルキル基)エステル[マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステルおよびシトラコン酸モノアルキルエステルなど]、並びにこれらの塩[アルカリ金属塩(ナトリウム塩およびカリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩およびマグネシウム塩等)、アミン塩およびアンモニウム塩等]が挙げられる。
(a2)のうち好ましいのはアルカリ現像性の観点から不飽和モノカルボン酸、さらに好ましいのは(メタ)アクリル酸である。
(a3)スルホン酸基含有ビニルモノマー:
例えば、ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびこれらの塩が挙げられる。塩としてはアルカリ金属(ナトリウムおよびカリウム等)塩、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウム等)塩、第1〜3級アミン塩、アンモニウム塩および第4級アンモニウム塩などが挙げられる。
(a4)アミノ基含有ビニルモノマー:
3級アミノ基含有(メタ)アクリレート[ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート]などが挙げられる。
(a5)アミド基含有ビニルモノマー:
(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(炭素数1〜6)(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N,N’−メチレン−ビス(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(炭素数1〜6)またはジアラルキル(炭素数7〜15)(メタ)アクリルアミド(例えば、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN,N−ジベンジルアクリルアミドなど)、メタクリルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、桂皮酸アミドおよび環状アミド(N−ビニルピロリドン、N−アリルピロリドン等)が挙げられる。
(a6)第4級アンモニウム塩基含有ビニルモノマー;
炭素数6〜50(好ましくは8〜20)の第3級アミノ基含有ビニルモノマーの4級化物(4級化剤としては、メチルクロライド、ジメチル硫酸、ベンジルクロライドおよびジメチルカーボネート等)、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの4級化物、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートの4級化物、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドの4級化物およびジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドの4級化物などが挙げられる。
(a7)ポリエーテル基含有ビニルモノマー:
アルコキシ(アルコキシ基の炭素数1〜8)ポリアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)グリコールモノ(メタ)アクリレート[メトキシポリエチレングリコール(重合度2〜40)モノ(メタ)アクリレートおよびメトキシポリプロピレングリコール(重合度2〜30)モノ(メタ)アクリレートなど]などが挙げられる。
(a)のうち好ましいのは、充分な現像性を付与するという観点から(a1)および(a2)、特に(a2)である。
疎水基含有ビニルモノマー(b)としては、以下の非イオン性のモノマー(b1)〜(b6)が挙げられる。
(b1)(メタ)アクリル酸エステル;
アルキル基の炭素数1〜20のアルキル(メタ)アクリレート[例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレートおよび2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなど];脂環基含有(メタ)アクリレート[ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、シジクロペンテニル(メタ)アクリレートおよびイソボルニル(メタ)アクリレートなど];
(b2)芳香族炭化水素モノマー;
スチレン骨格を有する炭化水素モノマー[例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレンおよびベンジルスチレン]およびビニルナフタレンなどが挙げられる。
(b3)カルボン酸ビニルエステル;
炭素数4〜50のもの、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルおよび酪酸ビニルなどが挙げられる。
(b4)ビニルエーテル系モノマー;
炭素数3〜50(好ましくは6〜20)のもの、例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルブチルエーテルなどが挙げられる。
(b5)ビニルケトン系モノマー;
炭素数4〜50のもの、例えば、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトンおよびビニルフェニルケトンなどが挙げられる。
(b6)ハロゲン原子含有モノマー;
炭素数2〜50(好ましくは2〜20)のもの、例えば、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、クロルスチレンおよびブロムスチレンなどが挙げられる。
(b)のうち好ましいのは、光硬化反応性の観点から(b1)、さらに好ましいのは脂環基含有(メタ)アクリレートである。
(A1)における、(a)/(b)の仕込みモノマーモル比は、通常10〜100/0〜90、光硬化反応性と現像性の観点から、好ましくは10〜80/20〜90、さらに好ましくは25〜85/15〜75である。
(A1)は、上記の(a)および必要により(b)を構成単量体とする重合体に、さらに光硬化反応性を向上させる目的で(メタ)アクリロイル基を側鎖に含有させてもよい。
側鎖に(メタ)アクリロイル基を含有させる方法としては、例えば下記の(1)および(2)の方法が挙げられる。
(1);(a)のうちの少なくとも一部にイソシアネート基と反応しうる基(水酸基または1級もしくは2級アミノ基など)を有するモノマーを使用して重合体を製造し、その後(メタ)アクリロイル基とイソシアネート基を有する化合物(アクリロイルエチルイソシアネートなど)を反応させる方法、
(2);(a)のうちの少なくとも一部にエポキシ基と反応しうる基(水酸基、カルボキシル基または1級もしくは2級アミノ基など)を有するモノマーを使用して重合体を製造し、その後(メタ)アクリロイル基とエポキシ基を有する化合物(グリシジルアクリレートなど)を反応させる方法。
(A1)の数平均分子量(以下、Mnと略記。ゲルパーミュエーションクロマトグラフィーによる測定値)は、感光性樹脂組成物としての光硬化反応性と現像性の観点から、好ましくは500〜500,000、さらに好ましくは1,000〜100,000、特に好ましくは3,000〜20,000である。
(A1)は、モノマーを必要により溶剤で希釈した後、ラジカル重合開始剤によって重合を行う事で得ることが出来る。溶剤としては、グリコールエーテル類(エチレングリコールモノアルキルエーテルおよびプロピレングリコールモノアルキルエーテルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソフ゛チルケトンおよびシクロヘキサノンなど)、およびエステル類(ブチルアセテート、エチレングリコールアルキルエーテルアセテートおよびプロピレングリコールアルキルエーテルアセテートなど)が挙げられる。溶剤のうち好ましいのはケトン類およびエステル類である。
溶剤を使用する場合、その使用量は特に限定されないが、モノマーの合計重量に基づいて通常、1〜400%(以下において、特に限定しない限り%は重量%を表す)、好ましくは5〜300%、特に好ましくは10〜200%である。
重合開始剤としては、過酸化物及びアゾ化合物が挙げられる。
過酸化物としては、無機過酸化物(例えば、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなど)、および有機過酸化物(例えば、過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、ラウリルパーオキシドなど)などが挙げられる。アゾ化合物としては、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、アゾビスシアノ吉草酸およびその塩(例えば塩酸塩など)、およびアゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライドなどが挙げられる。好ましいものとしては、アゾ化合物である。重合開始剤の使用量としては、モノマーの合計重量に基づいて、通常、0.0001〜20%が好ましく、さらに好ましくは0.001〜15%、特に好ましくは0.005〜10%である。反応温度および反応時間は、ラジカル重合開始剤の種類により適宜決定される。
前述のように(A)の親水性の指標はHLBにより規定されるが、このうちの(A1)のHLB値は、好ましくは9〜19、さらに好ましくは10〜18、特に好ましくは11〜17である。(A1)のHLBが9以上であれば、現像性がさらに良好に発揮できる。
本発明における(A)のうちの親水性エポキシ樹脂(A2)(以下、単に(A2)と表記する場合がある)は、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、アミド基またはポリエーテル基等の親水基の1種以上を含むエポキシ樹脂骨格を有するポリマーである。
(A2)のうち好ましいのは、アルカリ現像性と耐熱透明性の観点からカルボキシル基および水酸基から選ばれる1種以上の親水基を有する親水性エポキシ樹脂である。
(A2)は、光硬化反応性の観点から、さらに、分子中に(メタ)アクリロイル基を有する方が好ましい。
(A2)の好ましい製造法は、エポキシ樹脂(A20)(以下、単に(A20)と表記する場合がある)中のエポキシ基に、(メタ)アクリロイル基含有モノカルボン酸を反応させてエポキシ基を開環させて水酸基を生成させ、該水酸基の一部に多価カルボン酸もしくは多価カルボン酸無水物(e)(以下、単に(e)と表記する場合がある)を反応させる方法である。
(A20)としては、脂肪族エポキシ樹脂[例えばエポトートYH−300、PG−202、PG−207(いずれも東都化成社製)など]や脂環式エポキシ樹脂[例えばCY−179、CY−177、CY−175(いずれも旭化成エポキシ社製)など]や芳香族エポキシ樹脂[例えば、フェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビフェニール型エポキシ樹脂おおびグリシジル変性ポリビニルフェノールなど]が挙げられる。
(A20)のうち好ましいのは光硬化反応性の観点から芳香族エポキシ樹脂である。
(A2)の製造に使用される(メタ)アクリロイル基含有モノカルボン酸としては、アクリル酸およびメタクリル酸が挙げられる。
(A2)の製造に使用される多価カルボン酸および多価カルボン酸無水物(e)としては、前述の(a)のうちの不飽和多価カルボン酸およびそれらの無水物、並びに飽和多価(2〜6価)カルボン酸(例えばシュウ酸、コハク酸、フタル酸、アジピン酸、ドデカン二酸、ドデセニルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸およびオクタデセニルコハク酸などの脂肪族飽和多価カルボン酸;テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ビフェニルテトラカルボン酸およびナフタレンテトラカルボン酸などの芳香族多価カルボン酸)およびそれらの無水物(例えば、無水コハク酸、ドデセニル無水コハク酸、ペンタデセニル無水コハク酸およびオクタデセニル無水コハク酸などの脂肪族飽和多価カルボン酸無水物;無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ビフェニルテトラカルボン酸無水物およびナフタレンテトラカルボン 酸 無水物などの芳香族多価カルボン酸無水物)が挙げられる。好ましいのは、光硬化反応性及び現像性の観点から飽和多価カルボン酸無水物である。
(A2)の製造における、(メタ)アクリル酸/(A20)の仕込み重量比は、好ましいのは(A2)の(メタ)アクリロイル基の濃度(測定法は後述)が1.0mmol/g以上となるような(メタ)アクリル酸の仕込み重量比である。アクリル酸/(A20)の重量比は上記の観点から、好ましくは0.072以上/1、さらに好ましくは0.079〜0.72/1である。また、メタクリル酸の重量比は上記の観点から、好ましくは0.092以上/1、さらに好ましくは0.10〜0.92/1である。
(A20)と(メタ)アクリル酸の反応における反応温度は、特に限定されないが、好ましくは70〜110℃である。また、反応時間は、特に限定されないが、好ましくは5〜30時間である。また、必要により触媒(例えば、トリフェニルホスフィンなど)およびラジカル重合禁止剤(ヒドロキノン、p−メトキシフェノールなど)を用いてもよい。
また、(A20)の(メタ)アクリル酸付加物の重量に対する、多価カルボン酸もしくは多価カルボン酸無水物(e)の仕込み当量は、(A2)の酸価(酸価の測定法は後述)が、好ましくは10〜500mgKOH/gとなるような(e)の仕込み当量であり、例えば、(e)が2価カルボン酸もしくはその無水物である場合、(e)の仕込み当量/(A20)の(メタ)アクリル酸付加物の重量は、上記の観点から、好ましくは0.18〜8.9ミリ当量/g、さらに好ましくは0.53〜7.1ミリ当量/gである。
(A20)の(メタ)アクリル酸付加物と(e)との反応における反応温度は、特に限定されないが、好ましくは70〜110℃である。また、反応時間は、特に限定されないが、好ましくは3〜10時間である。
(A2)のMnは、感光性樹脂組成物としての光硬化反応性と現像性の観点から、通常500〜3,000、好ましくは1,000〜2,800、特に好ましくは1,500〜2,500である。
(A2)のHLB値は、好ましくは4〜14、さらに好ましくは5〜13、特に好ましくは6〜12である。(A2)のHLBが4以上であれば、現像性が良好に発揮できる。
本発明における親水性樹脂(A)の溶解度パラメーター(以下、SP値という。)は、好ましくは7〜14、さら好ましくは8〜13、特に好ましくは11〜13である。7以上であるとさらに現像性が良好に発揮でき、14以下であると硬化物の耐水性がさらに良好である。
本発明におけるSP値は、Fedorsらが提案した下記の文献に記載の方法によって計算されるものである。
「POLYMER ENGINEERING AND SCIENCE, FEBRUARY,1974,Vol.14,No.2,ROBERT F.FEDORS.(147〜154頁)」
SP値が近いもの同士はお互いに混ざりやすく(分散性が高い)、この数値が離れているものは混ざりにくいことを表す指標である。
(A)は、前述のように、現像性の観点からカルボキシル基を有することが好ましく、カルボキシル基の含有量は酸価で示される。
(A)の酸価は、10mgKOH/g以上であると、現像性がさらに良好に発揮されやすく、500mgKOH/g以下であれば硬化物の耐水性がさらに良好に発揮できる。
本発明における酸価はアルカリ性滴定溶液を用いた指示薬滴定法により測定できる。
方法は以下の通りである。
(i)試料約1gを精秤して三角フラスコに入れ、続いて中性メタノール・アセトン溶液[アセトンとメタノールを1:1(容量比)で混合したもの]を加え溶解する。
(ii)フェノールフタレイン指示薬数滴を加え、0.1mol/L水酸化カリウム滴定用溶液で滴定する。指示薬の微紅色が30秒続いたときを中和の終点とする。
(iii)次式を用いて決定する。
酸価(KOHmg/g)=(A×f×5.61)/S
ただし、A:0.1mol/L水酸化カリウム滴定用溶液のmL数。
f:0.1mol/L水酸化カリウム滴定用溶液の力価
S:試料採取量(g)
本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、(Q)の固形分重量に基づいて、(A)を好ましくは10〜50%、さらに好ましくは15〜40%、特に好ましくは20〜40%含有する。
10%以上であればさらに良好に現像性を発揮でき、50%以下であれば硬化物の光硬化反応性がさらに良好になる。
本発明において、感光性樹脂組成物中の1つの成分として用いられる多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)(以下、単に(B)と表記する場合がある)としては、公知の多官能(メタ)アクリレートモノマーであれば、とくに限定されずに用いられ、2官能(メタ)アクリレート(B1)、3官能(メタ)アクリレート(B2)および4〜6官能(メタ)アクリレート(B3)が挙げられる。
2官能(メタ)アクリレート(B1)としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート(メタクリレートのSP値=12.5、アクリレートのSP値=10.3)、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール−トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が例示される。
3官能(メタ)アクリレート(B2)としては、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(メタクリレートのSP値=12.5、アクリレートのSP値=10.3)、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート(メタクリレートのSP値=12.5、アクリレートのSP値=10.3)、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート等が例示される。
4〜6官能(メタ)アクリレート(B3)としては、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート(メタクリレートのSP値=12.5、アクリレートのSP値=10.3)、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(メタクリレートのSP値=12.5、アクリレートのSP値=10.3)等が例示される。
(B)のSP値は、(A)との相溶性の観点から、好ましくは8〜13、さらに好ましくは9〜13、特に9〜12、とりわけ9.5〜11である。
(B)のうち好ましいものは、(B2)及び(B3)、さらに好ましくはペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートおよびこれらの併用である。市場から容易に入手できる(B)としては、例えば、ライトアクリレートPE−4A(共栄社化学(株)製)、アロニックスM−403(東亞合成(株)製)、ライトアクリレートPE−3A(共栄社化学(株)製)、ネオマーDA−600(三洋化成工業(株)製)等が挙げられる。
また、本発明における(B)には、その一部に感光性アクリルオリゴマー(B4)を含んでいてもよい。(B4)としては、Mnが1,000以下であって、カルボキシル基を含有せず、1分子中に2個以上のアクリロイル基を有するウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびポリエーテルアクリレートなどが挙げられる。
(B)中の(B4)の含有量は好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下である。
(Q)の固形分の重量に基づく(B)の含有量は、20〜85%が好ましく、さらに好ましくは43〜80%、特に好ましくは55〜75%である。20%以上であれば、硬化物の耐熱透明性がさらに好ましくなり、85%以下であれば、さらに現像性が良好になる。
本発明において感光性樹脂組成物(Q)中の成分として含まれる2個以上のメルカプト基を有する化合物(C)としては、以下の(C1)〜(C4)などが挙げられる。
(C1)多価アルコールのメルカプトカルボン酸エステル;
例えば、2価アルコールのメルカプトカルボン酸エステル[エチレングリコールビスメルカプトプロピオネート、ブタンジオールビスメルカプトプロピオネート、エチレングリコールビス(2−メルカプトプロピオネート)、1,2−プロピレングリコールビス(2−メルカプトプロピオネート)、ジエチレングリコールビス(2−メルカプトプロピオネート)、1,4−ブタンジオールビス(2−メルカプトプロピオネート)、および1,8−オクタンジオールビス(2−メルカプトプロピオネート)などのビスメルカプトプロピオネート、エチレングリコールビスメルカプトグリコレート、ブタンジオールビスメルカプトグリコレート、およびヘキサンジオールビスメルカプトグリコレートなどのビスメルカプトグリコレート、並びに1,4−ブタンジオールビスメルカプトアセテート、エチレングリコールビスメルカプトアセテートなどのビスメルカプトアセテート];および3〜4価アルコールのメルカプトカルボン酸エステル[トリメチロールプロパントリスメルカプトグリコレート、およびペンタエリスリトールテトラキスメルカプトグリコレートなどのトリスもしくはテトラキスメルカプトグリコレート、並びにトリメチロールプロパントリスメルカプトプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオネート、およびトリメチロールプロパントリス(2−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(2−メルカプトプロピオネート)、ジペンタエリスリトールヘキサキス(2−メルカプトプロピオネート)などのトリスもしくはテトラキスメルカプトプロピオネートなど、並びにトリメチロールプロパントリスメルカプトアセテート、ペンタエリスリトールテトラキスメルカプトアセテートなどのトリスもしくはテトラキスメルカプトアセテートなど]が挙げられる。
(C2)アルカンジチオール;
1,2−エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサメチレンジチオール、および1,10デカンジチオールなどが挙げられる。
(C3)芳香環含有ジチオール;
1,2−ベンゼンジチオール、1,3−ベンゼンジチオール、p−キシレンジチオールおよびm−キシレンジチオールなどが挙げられる。
(C4)メルカプトエーテル;
ジ(メルカプトエチル)エーテルなどが挙げられる。
上記の内、反応速度の観点から好ましいのは多価アルコールのメルカプトカルボン酸エステル(C1)であり、さらに好ましいのは3〜4価アルコールのメルカプトカルボン酸エステルであり、特に好ましいのはトリスもしくはテトラキスメルカプトプロピオネートであり、とりわけ好ましいのはトリメチロールプロパントリスメルカプトプロピオネートおよびペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオネートである。
本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、(Q)中に比較的高濃度の(メタ)アクリロイル基を含有し、かつ(C)を含有することによって、硬化速度が速く、かつ硬化物の硬度が高く、さらに耐熱透明性に優れている。
(Q)の固形分の重量に基づく(C)の含有量は、0.1〜20%が好ましく、さらに好ましくは1〜10%、特に好ましくは2〜7%である。0.1%以上、特に1%以上であれば硬化速度、硬化物の硬度および耐熱透明性がさらに良好に発揮でき、20%以下であれば現像性がさらに良好に発揮できる。
(C)のMnは、感光性樹脂組成物としての現像性の観点から、通常50〜10,000、好ましくは75〜3,000、特に好ましくは100〜1,000である。
感光性樹脂組成物(Q)中の1つの成分として用いられる光ラジカル重合開始剤(D)としては例えば、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンゾフェノン、メチルベンゾイルフォーメート、イソプロピルチオキサントン、4,4−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシ−ベンゾフェノン、アントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、tert−ブチルアントラキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、4−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−クロロチオキサントン、ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジイソプロピルチオキサントン、ミヒラーズケトン、ベンジル−2,4,6−(トリハロメチル)トリアジン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量体、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9ーアクリジニル)ヘプタン、1,5−ビス(9−アクリジニル)ペンタン、1,3−ビス(9−アクリジニル)プロパン、ジメチルベンジルケタール、トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、トリブロモメチルフェニルスルホン及び2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等が挙げられる。(D)は1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(D)は、市販のものが容易に入手することができ、例えば2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノ−1−プロパノンとしては、イルガキュア907、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンとしては、イルガキュア369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)等が挙げられる。
感光性樹脂組成物(Q)の固形分の重量に基づく(D)の含有量は、0.01〜10%が好ましく、さらに好ましくは0.05〜7%、特に好ましくは0.1〜5%である。0.01%以上であれば光硬化反応性がさらに良好に発揮でき、10%以下であれば解像度がさらに良好に発揮できる。
感光性樹脂組成物(Q)において、(A)および(B)の合計重量に対する(D)の含有量は、光硬化反応性の観点から、0.02〜20%であることが好ましく、さらに0.05〜10%であることが好ましい。
感光性樹脂組成物(Q)は、必要により、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分(E)を含有していてもよい。
(E)としては、無機微粒子(E1)、増感剤(E2)、重合禁止剤(E3)、並びにその他の添加剤(E4)(例えば、シランカップリング剤、染料、蛍光増白剤、黄変防止剤、酸化防止剤、消泡剤、消臭剤、芳香剤、殺菌剤、防菌剤及び防かび剤等)が挙げられる。
無機微粒子(E1)としては、金属酸化物および金属塩が使用できる。
金属酸化物としては、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素および酸化アルミニウム等が挙げられる。
金属塩としては、例えば、炭酸カルシウムおよび硫酸バリウム等が挙げられる。
これらのうちで、耐熱透明性および耐薬品性の観点から、金属酸化物が好ましく、さらに好ましくは、酸化ケイ素および酸化チタン、特に酸化ケイ素が好ましい。
無機微粒子は、体積平均一次粒子径が1〜200nm、透明性の観点から、好ましくは1〜150nm、さらに好ましくは1〜120nm、特に好ましくは5〜20nmのものである。
感光性樹脂組成物(Q)の固形分の重量に基づく(E1)の含有量は、通常0〜50%、好ましくは1〜45%、特に好ましくは2〜40%である。50%以下であれば現像性がさらに良好に発揮でき、2〜40%であれば、特に耐熱透明性が優れる。
増感剤(E2)としては、ニトロ化合物(例えば、アントラキノン、1,2−ナフトキノン、1,4−ナフトキノン,ベンズアントロン、p,p’−テトラメチルジアミノベンゾフェノン、クロラニル等のカルボニル化合物、ニトロベンゼン、p−ジニトロベンゼン及び2−ニトロフルオレン等)、芳香族炭化水素(例えば、アントラセン及びクリセン等)、硫黄化合物(例えば、ジフェニルジスルフィド等)及び窒素化合物(例えば、ニトロアニリン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、5−ニトロ−2−アミノトルエン及びテトラシアノエチレン等)等が用いられる。
光重合開始剤(D)の重量に基づく増感剤(E2)の含有量は、通常0.1〜100%、好ましくは0.5〜80%、特に好ましくは1〜70%である。
重合禁止剤(E3)としては、特に限定はなく、通常の反応に使用するものが用いられる。具体的には、ジフェニルヒドラジル、トリ−p−ニトルフェニルメチル、N−(3−N−オキシアニリノ−1,3−ジメチルブチリデン)アニリンオキシド、p−ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール、ニトロベンゼン、ピクリン酸、ジチオベンゾイルジスルフィド及び塩化銅(II)等が挙げられる。
感光性樹脂組成物(Q)の固形分の重量に基づく重合禁止剤(E3)の含有量は、0〜1.0%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.5%、特に好ましくは0.02〜0.1%である。
(E)の含有量の合計は、感光性樹脂組成物(Q)の重量に基づいて、通常100%以下、好ましくは1〜80%である。
本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、作業性の観点から溶剤を含有していてもよい。
溶剤としては、前述の(A)の製造に使用される溶剤と同様のものが使用できる。溶剤を使用する場合、溶剤の配合量は、特に限定されないが、感光性樹脂組成物(Q)の固形分の重量に基づいて、通常50〜1,000%が好ましく、さらに好ましくは70〜900%、特に好ましくは80〜800%である。なお、溶剤の配合量には前述の(A)および(C)の製造に使用される溶剤も含まれる。
本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、例えば、プラネタリーミキサー、三本ロール、ビーズミル、ディスパーミル、高圧ホモジナイザー、およびニーダーなどの公知の攪拌混合装置により上記の各成分を混合および/または溶解することにより得ることができる。
上記のようにして得られる本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、(Q)の固形分の重量に基づくアクリロイル基濃度が、硬化物の硬度および耐熱透明性の観点から6.0mmol/g以上であることが好ましく、さらに好ましくは6.0〜10.0mmol/g、特に好ましくは7.3〜9.0mmol/gである。
本発明における(メタ)アクリロイル基の濃度は、二重結合へのアミンの付加反応(マイケル付加)を利用した滴定法により測定できる。方法は以下の通りである。
(i)試料約1gを精秤して三角フラスコに入れ、続いてアセトン約10mlを加え溶解する。
(ii)モルホリン標準液[モルホリンとメタノールを1:4(容量比)で混合したもの]10mlを加え、さらに50%酢酸標準液[酢酸とイオン交換水を1:1(容量比)で混合したもの]1.5mlを加えてよく振とうした後、室温で15分間放置する。
(iii)アセトニトリル15ml及び無水酢酸10mlを上記三角フラスコに加えよく振とうする。
(iv)記録式自動滴定装置を用いて、0.5mol/Lの塩酸・メタノール滴定用溶液を用いて滴定する。(v)同時に空試験を実施し、下式にて決定する。
二重結合濃度(mmol/g) = f × (A−B) / 2S
ただし、A:試料の滴定に要した0.5mol/L塩酸・メタノール滴定用溶液のm L数。
B:空試験に要した0.5mol/L塩酸・メタノール滴定用溶液のmL数。
f:0.5mol/L塩酸・メタノール滴定用溶液の力価。
S:試料採取量(g)
また本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、通常、室温で液状であり、その粘度は、25℃で0.1〜10,000mPa・s、好ましくは1〜8,000mPa・sである。なお、当該粘度は、BL型粘度計で測定することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、前述のように、その硬化物が耐熱透明性に優れている。そして、本発明の感光性樹脂組成物は、感光性樹脂組成物からなる厚さ2.8μmの硬化塗膜を250℃で1時間熱処理した後の400nmおよび540nmの波長光の透過率が、いずれの波長光においても好ましくは95%以上、さらに好ましくは96.5%以上となる感光性樹脂組成物である。
上記の透過率の測定は、以下の方法で測定することができる。
(1)感光性樹脂組成物を、ガラス基板(厚み1mm)の表面に、その硬化塗膜の厚さが2.8μmとなるように塗布し、紫外線露光装置(オーク製作所社製HMW−661F)を用い100mJの露光量で照射し、硬化させる。
(2)得られた硬化塗膜について、250±2℃の循風乾燥器中で1時間加熱した後の400nmおよび540nmの透過率(%)を、透過率計(島津製作所社製UV2400PC)を用い測定する。
本発明の感光性樹脂組成物(Q)は、その硬化物の耐熱透明性に優れているので、特にカラーフィルター保護膜の感光性樹脂組成物として適している。
以下において本発明のカラーフィルター保護膜について説明する。
本発明のカラーフィルター保護膜は、上記の感光性樹脂組成物(Q)を硬化させて形成されたカラーフィルター保護膜である。
本発明のカラーフィルター保護膜は、液晶パネル用のガラス基板上の着色レジスト硬化物(着色層)の上に形成される保護膜であり、保護膜形成の工程は通常以下のように行われる。
(1)ガラス基板上の着色レジスト硬化物の表面に通常0.5〜100μm、好ましくは1〜10μmの膜厚で感光性樹脂組成物を全面塗布する。
塗布の方法としては、スピンコーター、スリットコーター、スクリーン印刷機、ロールコーターまたはカーテンコーターなどのコーティング装置で塗布する方法、スプレー、刷毛またはヘラ等で塗布する方法、並びに浸漬によって塗布する方法が挙げられる。
(2)感光性樹脂組成物が塗布された上にネガフィルムを密着させる。
(3)ネガフィルムの上部から光照射し、必要によりさらに熱硬化させて硬化塗膜を形成する。
硬化方法は、通常、光照射のみによる方法及び熱硬化の併用による方法があるが、好ましくは光照射により硬化したのちに熱硬化するという二つの方法の併用がよい。
光による硬化には、次のような照射光源が適当である。例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハロゲンランプ、電子線照射装置、X線照射装置、レーザー(アルゴンレーザー、色素レーザー、窒素レーザー、ヘリウムカドミウムレーザー等)等がある。これらのうち、好ましくは高圧水銀灯及び超高圧水銀灯である。
加熱装置としては、通常の循風乾燥器、電気炉、ガス炉、遠赤外炉等が使用できる。
加熱温度は通常60℃以上、好ましくは80℃〜150℃である。硬化時間は、1分〜45分、好ましくは5分〜20分である。
(4)現像する。
現像液としては通常の工業用水、上水、イオン交換水、通常の界面活性剤の水溶液、無機酸、有機酸の水溶液、アルコール系有機溶剤及びその水溶液が挙げられ、これらは単独または併用してもよい。
界面活性剤としては通常のカチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤が使用可能である。
界面活性剤は通常0.01〜2%、好ましくは0.05〜1%の濃度で使用される。
無機酸としてはほう酸、燐酸、塩酸、硫酸等、有機酸としては酢酸、蟻酸、酒石酸、ヒドロキシ酢酸等が挙げられる。
無機酸、有機酸は通常0.1〜10%、好ましくは0.5〜5%の濃度で使用される。
アルコール系有機溶剤としては、脂肪族アルコールとしてメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等)、セロソルブとしてメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等、カービトールとしてメチルカービトール、エチルカービトール等が挙げられる。
アルコール系有機溶剤は通常10〜100%、好ましくは20〜50%の濃度で使用される。
現像方法としてはシャワー、スプレー、浸漬等の方法が挙げられる。これらのうち好ましくは、シャワーである。
(5)現像後の熱硬化
加熱装置としては、前述と同様の通常の循風乾燥器、電気炉、ガス炉、遠赤外炉等が使用できる。
加熱硬化温度は通常150℃以上、好ましくは180℃〜250℃である。硬化時間は、10分〜120分、好ましくは30分〜90分である。
[実施例]
以下、実施例および製造例を以て本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。以下、部は重量部を意味する。
[親水性樹脂(A)の製造]
<製造例A−1>
加熱冷却・攪拌措置、環流冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を備えたガラス製コルベンに、イソボルニルメタクリレート50部(33モル%)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート30部(33モル%)、メタクリル酸20部(34モル%)、およびシクロヘキサノン150部を仕込み、80℃まで加熱した。
系内の気相部分を窒素で置換したのち、あらかじめ作成しておいたアゾビスイソブチロニトリル(V-60:和光純薬製、以下AIBNと称す)5部をシクロヘキサノン50部に溶解した溶液55部を80℃のコルベン中に10分間で滴下し、さらに同温度で3時間反応させ、水酸基とカルボキシル基を有する親水性樹脂(A−1)(Mn:8,800、SP値:11.86、HLB値:11.98、酸価:102mgKOH/g)のシクロヘキサノン溶液を得た(固形分含有量は25%)。なお、MnはGPC測定機器(HLC−8120GPC、東ソー(株)製)、カラム(TSKgel GMHXL2本+TSKgel Multipore HXL−M、東ソ(株)製)を用いて、GPC法により測定されるポリスチレン換算の値として求めた。また、SP値、HLB値、酸価は、前述のようにして求めた。以下の製造例および比較例についても同様の測定法である。
<製造例A−2>
製造例A−1と同様のコルベンに、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂「EOCN−1020」(日本化薬製、エポキシ当量200)200部とプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート245部を仕込み、110℃まで加熱して均一に溶解させた。続いて、アクリル酸76部(1.07モル部)、トリフェニルホスフィン2部、およびp−メトキシフェノール0.2部を仕込み、110℃にて10時間反応させた。反応物にさらにテトラヒドロ無水フタル酸91部(0.60モル部)を仕込み、さらに90℃5時間反応させ、冷却後にプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを加えて固形分含有量を調整し、カルボキシル基およびアクリロイル基を有する親水性樹脂(A−2)(Mn:2,200、SP値:11.26、HLB値:6.42、酸価:91mgKOH/g)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を得た(固形分含有量は25%)。
<実施例1〜6および比較例1〜4>
[感光性樹脂組成物の製造]
表1の配合部数[それぞれの成分の見かけの重量部、なお( )内は、感光性樹脂組成物(Q)の固形分の重量に基づく各成分の固形分の重量%(小数点以下1桁を四捨五入)]に従い、ガラス製の容器に各原料を仕込み、均一になるまで攪拌し、さらに追加の溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を添加して実施例の感光性樹脂組成物(Q1)〜(Q6)、および比較例の感光性樹脂組成物(Y1)〜(Y4)を製造した。
それぞれの感光性樹脂組成物の(メタ)アクリロイル基濃度を前述の、二重結合へのアミンの付加反応(マイケル付加)を利用した滴定法により測定した。結果を表1に示す。
なお、表1中の略号のうち上記以外のものは以下の通り。
B−1:多官能(メタ)アクリレートとしての「ライトアクリレートPE−4A」(ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート:共栄社化学(株)製)、
C−1:2〜8個のメルカプト基を有する化合物としてのトリメチロールプロパントリスメルカプトプロピオネート(淀化学(株)社製)
C−2:2〜8個のメルカプト基を有する化合物としてのペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオネート(淀化学(株)社製)
C−1’:ドデシルメルカプタン
D−1:光ラジカル重合開始剤としての「イルガキュア907」(2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)
Figure 2008032806
評価方法および評価結果
(1)現像性・・・感光性樹脂組成物(Q1)〜(Q6)、および(Y1)〜(Y4)を、それぞれガラス基板上に仕上り膜厚が5μmになるようにスピンコートし、25℃で5分間乾燥し、その後1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて30秒間現像を行い、現像性を評価した。結果を表2に示す。評価基準は以下の通りである。
◎:目視により残留物無し。
○:目視により残留物わずかにあり。
△:目視により残留物が多い。
(2)耐熱透明性・・・感光性樹脂組成物をパターン形成されたガラス基板上に全面塗布し、80℃で20分間乾燥した。次いで、この基板にネガフィルムを密着させ、露光後、1%炭酸ナトリウム水溶液で現像処理してパターンを形成した。次に、この基板を150℃で60分間熱硬化して、硬化塗膜を有する評価基板を作製した。
硬化塗膜を有する評価基板を250℃×1時間熱処理し、400nmおよび540nmの波長光の透過率を測定した。
(透過率計:島津製作所社製 UV2400PC)
Figure 2008032806
表2から判るように、本発明の感光性樹脂組成物を用いることにより、現像性が良好でありかつ耐熱透明性に優れたカラーフィルター保護膜を形成することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、カラーフィルター保護膜に好適に使用できる。
さらに、その他にも各種のレジスト材料、例えば、TFT基板用保護膜、プリント配線板用フォトソルダーレジスト、感光性レジストフィルム、感光性樹脂凸版、スクリーン版、光接着剤またはハードコート剤などの用途の感光性樹脂組成物として好適である。
さらに、金属(例えば、鉄、アルミニウム、チタン、銅等)、プラスチック(例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテルフタラート、ポリ(メタ)アクリレート)、紙、ガラス、ゴム及び木材等の各種材料に対する感光性のコーティング剤、塗料、印刷インキ及び接着剤としても使用でき、成型材料等としても応用できる。

Claims (6)

  1. 親水性樹脂(A)、多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)、2〜8個のメルカプト基を有する化合物(C)および光ラジカル重合開始剤(D)からなる感光性樹脂組成物であり、該感光性樹脂組成物の固形分の重量に基づく(メタ)アクリロイル基濃度が6.0mmol/g以上であることを特徴とする、カラーフィルター保護膜用の感光性樹脂組成物(Q)。
  2. 親水性樹脂(A)が(メタ)アクリロイル基およびカルボキシル基を有する親水性樹脂である請求項1記載の感光性樹脂組成物(Q)。
  3. 2〜8個のメルカプト基を有する化合物(C)が、アルコールのメルカプトカルボン酸エステルである請求項1または2記載の感光性樹脂組成物(Q)。
  4. 感光性樹脂組成物の固形分の重量に基づいて、親水性樹脂(A)を10〜50重量%、多官能(メタ)アクリレートモノマー(B)を20〜85重量%、2〜8個のメルカプト基を有する化合物(C)を0.1〜20重量%および光ラジカル重合開始剤(D)を0.01〜10重量%含有する請求項1〜3のいずれか記載の感光性樹脂組成物(Q)。
  5. 感光性樹脂組成物からなる厚さ2.8μmの硬化塗膜を250℃で1時間熱処理した後の400nmおよび540nmの波長光の透過率が、いずれも95%以上である請求項1〜4のいずれか記載の感光性樹脂組成物(Q)。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の感光性樹脂組成物を硬化させて形成されたカラーフィルター保護膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009286904A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Sanyo Chem Ind Ltd 感光性樹脂組成物
JP2015219211A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社Ihi 原子力施設の回転機器

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