JP2008031705A - 排水ピット - Google Patents

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義則 前田
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Abstract

【課題】雨水等を含む排水に油が混入した場合にも、油の流出を阻止でき、かつメンテナンス性に優れた排水ピットを低コストで提供する。
【解決手段】排水ピット1の流出口8Aに油遮断装置4を設ける。油遮断装置4は、含油排水に浮き、かつ含油排水が越えない高さで含油排水表面Sから浮上する遮油部10Aを上方に有する油遮用フロート10と、この油遮用フロート10を排水用内壁面5S1と離れて前記流出口8Aを全幅に亘り横切る向きで上下に案内する案内手段11と、該油遮用フロート10と前記排水用内壁面5S1との間隙gを遮断するシール片12とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、含油排水からの油の流出を阻止する油遮断装置を設けた排水ピットに関する。
例えば、工場内を流れる雨水等を含む清浄な排水においても、道路に付着した油が流されて混入する場合がある。従って近年、環境維持の観点から、このような清浄な排水を工場外に排出する場合にも、混入する油を分離して除去することが強く望まれる。
従来、含油排水から油を分離する手段として、図4(A)、(B)のものが知られている。図4(A)は、いわゆる油水分離槽aであり、例えば隔壁bによって内部を複数の貯留室に区分し、含油排水が下流側の貯留室に移行する際、油d1を順次分離して捕獲する。又図4(B)は、ポンプを用い、貯水槽e内で上下に分離する油d1と水d2のうちの下層側の水d2のみを汲み出して排出するものである。
ここで、雨水等を含む排水を排出する場合、降雨時には、その排出量が非常に大となる。
しかし、前記油水分離槽aは、排出量に応じてその内容量を設定する必要がある。従って、雨水等を含む排水のために前記油水分離槽aを用いる場合には、油水分離槽aを大型化せざるを得ず、製造コストの上昇及びメンテナンス性の低下を招くという問題がある。又ポンプの場合、その排水能力に限界があるため、排出量が著しく変化する雨水等を含む排水の排出に採用することは難しい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、雨水等を含む排水に油が混入した場合にも、油を分離してその流出を阻止しうるとともに、製造コストを低減できかつ優れたメンテナンス性を発揮しうる排水ピットを提供することを目的としている。
特開2003−175301号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、流出口を設けた排水用内壁面を有し、排水表面に油が浮く含油排水の前記油の流出を阻止する油遮断装置を設けた排水ピットであって、
前記油遮断装置は、前記含油排水に浮き、かつ該含油排水が越えない高さで含油排水表面から浮上する遮油部を上方に有するとともに前記流出口を横切る長さの油遮用フロートと、
この油遮用フロートを、前記排水用内壁面と離れて前記流出口を全幅に亘り横切る向きで上下に案内する案内手段と、
前記油遮用フロートの両側で、該油遮用フロートと前記排水用内壁面とが離れる間隙を遮断するシール片とからなり、
かつ前記シール片は、前記排水用内壁面に接しかつ前記含油排水中から該含油排水が越えない高さで配されることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記案内手段は、前記排水用内壁面と離れて平行に上下にのびかつ前記排水用内壁面に設けられる一対のガイド軸と、前記油遮用フロートに設けられかつ前記ガイド軸を遊挿するガイド孔とからなることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記シール片は、前記油遮用フロートの両側に固着されかつ前記排水用内壁面に弾性を有して接するゴム弾性材からなることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、排水が貯まる排水ピットの流出口に、油遮断装置を設けている。この油遮断装置は、含油排水表面で浮揚しうる油遮用フロートを用い、この油遮用フロートを、排水用内壁面から小距離離れた位置で前記流出口を全幅に亘って横切る向きで上下に案内していうる。しかも、油遮用フロートの両側に、この油遮用フロートと排水用内壁面との間隙を遮断するシール片を設けている。
前記油遮用フロートは、排水ピット内に貯まる含油排水の表面に連動して上下動でき、排水量に影響されることなく含油排水表面の油を堰き止め、前記流出口からの流出を防止しうる。このとき、油遮断装置への操作が不要であるなど、取り扱い性に優れる。又降雨時など排水量が増大した場合にも、油以外の排水は、油遮用フロートの下方を通り抜けて、流出口から容易に流出しうるため、この排水ピットを小型化できる。そしてこの排水ピットが小型であること、及び槽の構造や油遮断装置の構造が簡易であることから、製造コストを低く抑えうるとともに、メンテナンス性を高めることができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の排水ピットを示す斜視図、図2は油遮断装置の正面図、図3は油遮断装置を上方からみた断面図である。
図1に示すように、本実施形態の排水ピット1は、排水を集める貯留槽2と、この貯留槽2に設ける流出口8Aに配される油遮断装置4とを具えて構成される。
前記貯留槽2は、所謂コンクリート槽であって、本例では、側壁5と底壁6とで周囲を囲む上開放の矩形容器状をなし、その上面は着脱自在な蓋体(図示しない)によって保護される。又前記側壁5には、雨水等を含む排水が流れ込む1本以上、通常複数本の流入管7と、流入する排水を排出する1本の流出管8とが連結される。なお前記流入管7、流出管8は、それぞれ前記側壁5の内壁面5Sに設ける流入口7A、流出口8Aで開口している。ここで、降雨時などにおいて各流入口7Aから流れ込む多量の排水が、貯留槽2から溢れ出さないよう、前記流出口8Aを、前記流入口7Aに比して大径に形成しその排出能力を高めている。又降雨時には、例えば道路に付着した油が流されて排水に混入する場合があり、排水のうちで油が混入したものを含油排水と呼ぶ。又前記内壁面5Sのうちで流出口8Aが設けられたものを排水用内壁面5S1と呼ぶ。
次に、前記油遮断装置4は、含油排水に浮く油遮用フロート10と、この油遮用フロート10を前記排水用内壁面5S1から離間させて上下に案内する案内手段11と、該油遮用フロート10と前記排水用内壁面5S1の間隙gを遮断するシール片12とを具える。
前記油遮用フロート10は、図2、3に示すように,前記流出口8Aを横切る長さ、即ち前記流出口8Aの最大横幅Dを越える長さを有する横長の長寸体であり、本例では、浮揚バランスを安定化するため断面矩形状に形成している。又油遮用フロート10は、前記含油排水が越えない高さで含油排水表面Sから浮上する遮油部10Aを上方に有する。言い換えると、油遮用フロート10は、その上方部が含油排水表面Sから浮上でき、この浮上部分を前記遮油部10Aと呼ぶ。又前記遮油部10Aの上端の前記含油排水表面Sからの浮上高さH1は、含油排水がこの遮油部10Aを乗り越えできない高さとすることが必要であり、具体的には250mm以上、さらには260mm以上が好ましい。しかし浮上高さH1が高すぎると、浮揚バランスを損ねる傾向となり、従って浮上高さH1の上限は300mm以下が好ましい。
又本発明では、油遮用フロート10の材質などは特に規制されないが、耐久性、浮揚の信頼性などの観点から、例えば発泡スチロールなど独立気泡の発泡質体からなるフロート本体13と、ステンレスなどの耐腐食性金属およびポリエチレンなどの耐腐食性合成樹脂などからなり前記フロート本体13の少なくとも底面及び側面を被覆保護する箱状の外枠部14とにより形成するのが好ましい。なお発泡質体のフロート本体13を用いることにより、外枠部14内への浸水による沈没を抑制でき浮揚の信頼性を確保しうる。
次に前記案内手段11は、前記油遮用フロート10を前記流出口8Aを全幅に亘り横切る向きで上下に案内する。本例では、案内手段11が、前記排水用内壁面5S1とは離れて上下にかつ平行にのびる一対のガイド軸15、15と、前記油遮用フロート10に設けられかつ前記ガイド軸15を遊挿するガイド孔16とから形成される場合を例示する。なお前記ガイド軸15、15は、前記流出口8Aの両外側を通って上下にのび、その上端部および下端部は、取付金具17を介して前記排水用内壁面5S1に固定される。又前記ガイド孔16は、前記油遮用フロート10の長さ方向両外側面10Sに固定する円筒状の案内筒18の中心孔によって形成される。従って、前記油遮用フロート10は、前記排水用内壁面5S1との間隙gを一定に保ちながら、含油排水表面Sに追従して自在に上下動しうる。
次に、前記シール片12は、ゴム弾性材からなる板状体からなり、その一端部が前記油遮用フロート10の外側面10Sに固着される。又シール片12の他端部は、このシール片12の弾性曲げ変形により前記排水用内壁面5S1と圧接しうる。従って、前記上下動に際しても、前記間隙gを遮断しうる。なおシール片12の摩耗損傷、および排水用内壁面5S1とのシール性の観点から前記排水用内壁面5S1を円滑面で形成するのが好ましい。
ここで、前記シール片12は、含油排水中からのび、しかも前記遮油部10Aと同様に前記含油排水が乗り越えできない高さまで立ち上がることが必要であり、これにより、前記油遮用フロート10と協働して、浮遊する油を流出口8Aの前面で堰き止めでき、該油の流出を防止しうる。なお前記シール片12の上端の含油排水表面Sからの高さH2は、前記浮上高さH1と同様、250mm以上、さらには260mm以上が好ましく、特にシール片12の上端と油遮用フロート10の上端と整一させる、即ちH1=H2とするのがより好ましい。
又前記油遮用フロート10の喫水深さが浅すぎると、含油排水表面Sが波打つ際、浮遊する油が油遮用フロート10の下端およびシール片12の下端をくぐり抜ける恐れがあり、従って、シール片12の下端、および油遮用フロート10の下端の含油排水表面Sからの深さL1、L2は、それぞれ50mm、以上、さらには60mm以上であるのが好ましく、特に各下端を整一する、即ちL1=L2とするのがより好ましい。なお深さL1、L2の上限は、流過抵抗の観点から70mm以下が望ましい。
なお前記油遮断装置4によって堰き止められ、貯留槽2内に留まる油は、適当な時期に、ポンプ等によって回収され処理される。
又図1中の符号30は、緊急用の排出管であり、降雨量が多く流出口8Aからの排出では追いつかない場合、ポンプを作動し、貯留槽2の底面近傍で開口する前記排出管30から排水を緊急的に排出する。
又降雨時以外においては、排水中に油が混入しない場合が多い。従って、常時は前記油遮用フロート10を排水表面Sから引き上げて保持し、降雨時のみ前記油遮用フロート10を下ろして排水表面に浮揚させても良い。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の排水ピットの一実施例を示す斜視図である。 油遮断装置の正面図である。 油遮断装置を上方からみた断面図である。 (A)、(B)は、背景技術を説明する略面である。
符号の説明
1 排水ピット
4 油遮断装置
5S1 排水用内壁面
8A 流出口
10 油遮用フロート
10A 遮油部
11 案内手段
12 シール片
15 ガイド軸
16 ガイド孔
g 間隙
S 含油排水表面

Claims (3)

  1. 流出口を設けた排水用内壁面を有し、排水表面に油が浮く含油排水の前記油の流出を阻止する油遮断装置を設けた排水ピットであって、
    前記油遮断装置は、前記含油排水に浮き、かつ該含油排水が越えない高さで含油排水表面から浮上する遮油部を上方に有するとともに前記流出口を横切る長さの油遮用フロートと、
    この油遮用フロートを、前記排水用内壁面と離れて前記流出口を全幅に亘り横切る向きで上下に案内する案内手段と、
    前記油遮用フロートの両側で、該油遮用フロートと前記排水用内壁面とが離れる間隙を遮断するシール片とからなり、
    かつ前記シール片は、前記排水用内壁面に接しかつ前記含油排水中から該含油排水が越えない高さで配されることを特徴とする排水ピット。
  2. 前記案内手段は、前記排水用内壁面と離れて平行に上下にのびかつ前記排水用内壁面に設けられる一対のガイド軸と、前記油遮用フロートに設けられかつ前記ガイド軸を遊挿するガイド孔とからなることを特徴とする請求項1記載の排水ピット。
  3. 前記シール片は、前記油遮用フロートの両側に固着されかつ前記排水用内壁面に弾性を有して接するゴム弾性材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の排水ピット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016078781A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 株式会社近畿開発 太陽光発電装置

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