JP2008030960A - ポーラスコンクリート製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単にして、確実に高い通水性,通気性を有する多孔状のポーラスコンクリートを製造できる画期的なポーラスコンクリート製造方法を提供する。
【解決手段】硬化剤2が通過し得る通液孔3aを底部に有する成形型枠体3を用い、この成形型枠体3に、小石や砂利などの多数の粒材1を収容した上で、この多数の粒材1を収容した成形型枠体3内に硬化剤2を供給して、若しくはこの成形型枠体3に前記多数の粒材1と硬化剤2との混合物を収容して、前記成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を自重により排出しながら成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合することで所定形状のポーラスコンクリートaを型枠成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多孔状のポーラスコンクリートの製造方法に関するものである。
この種のポーラスコンクリートは、一般に、小石や砂利などの多数の粒材(粗骨材)を硬化剤により硬化結合して所定形状に成形したもので、多数の粒材間に生ずる多数の空隙によってポーラス状(多孔状)を為す構造であるため、通水性,通気性に富み、よって、例えば水捌け性の高い路面用コンクリートとして採用したり、また、例えば生態系などの水辺環境への影響の少ない(多数の空隙に植物や微生物などが生態できる)環境面に秀れた河川用護岸ブロックとして採用するなど、種々の用途に採用される。
ところで、このポーラスコンクリートは、例えば特開2004−291277号公報(特許文献1)に記載のように、小石や砂利などの多数の粒材と液状の硬化剤とを混合した混合材を、所定の型枠内に供給(打設)し、この型枠内の前記混合材に振動とプレス圧とを付与することで、型枠内の多数の粒材を硬化剤により硬化結合して所定形状に成形するという製造方法(所謂、締め固め)が従来より実施されている。
従って、従来のポーラスコンクリートの製造方法は、振動やプレス圧を付与するといった面倒な製造工程を要し、それだけ時間や手間を要し製造コストも高い。
しかも、従来のポーラスコンクリートの製造方法は、型枠に供給した混合材(多数の粒材及び硬化剤)をこの型枠内で振動とプレス圧を付与しながら硬化する際、硬化剤が完全に硬化するまでの間に該硬化剤がその自重により徐々に流下して型枠の底部に溜まり、この底部に溜まった硬化剤がそのまま硬化してしまう場合がある。これが成形後のポーラスコンクリートの一部(成形時の型枠の底部に相当する部位)に著しく空隙率の低い部位を生じさせ、この種のポーラスコンクリート本来の通水性,通気性が損なわれ、ひいては、上述したような実用上の特性(水捌け性や、環境面の秀れた特性)を損ねてしまうなどの実用上の問題点を有した(この種のポーラスコンクリートにおいて、多孔性の劣化は致命的である。)。
特開2004−291277号公報
本発明は、上記問題点に鑑みて完成したもので、従来のポーラスコンクリートの製造に必須だった振動やプレス圧の付与などの面倒な製造工程を行わずともポーラスコンクリートの製造を行うことができ、それだけ簡単にしてコスト安にポーラスコンクリートの製造を達成できるだけでなく、硬化剤が例えば成形型枠体の底部などに溜まったまま硬化してしまい通水性,通気性を損ねるといった上記問題が生ずることを阻止でき、ひいては、高い通水性,通気性などの特性を確実に有するポーラスコンクリートを簡易に製造できることとなる極めて生産性及び実用性に秀れた画期的なポーラスコンクリート製造方法を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
小石や砂利などの多数の粒材1を液状の硬化剤2により硬化結合して所定形状のポーラスコンクリートaを成形するポーラスコンクリート製造方法であって、前記硬化剤2が通過し得る通液孔3aを有する成形型枠体3を用い、この成形型枠体3に前記多数の粒材1を収容した上で硬化剤2を供給して、若しくはこの成形型枠体3に前記多数の粒材1と硬化剤2との混合物を収容して、前記成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を排出しながら成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合して所定形状のポーラスコンクリートaを型枠成形することを特徴とするポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、少なくとも底部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体3を用いることを特徴とする請求項1記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、前記成形型枠体3に前記多数の粒材1を収容し、この多数の粒材1を収容した成形型枠体3内に前記硬化剤2を掛け流し供給することを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、前記成形型枠体3に前記多数の粒材1を収容し、この成形型枠体3を前記硬化剤2内に浸漬して成形型枠体3内に硬化剤2を供給し、この成形型枠体3を浸漬した硬化剤2内から成形型枠体3を取り出してこの成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を排出することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、筒状にして少なくとも胴部周壁部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体3と、この成形型枠体3を胴部長さ方向に沿った回動軸周りに回動させる型枠回動手段Tとを用い、前記型枠回動手段Tにより回動する成形型枠体3の遠心力によって、この成形型枠体3の胴部周壁部に形成された通液孔3aから余分な硬化剤2を排出しながらこの成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合することを特徴とする請求項1記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、網目を前記通液孔3aとする網材により構成した成形型枠体3を用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
また、前記成形型枠体3の通液孔3aから排出した硬化剤2は、この成形型枠体3若しくはこの成形型枠体3と異なる他の成形型枠体3に供給する硬化剤2,又は多数の粒材1と混合して混合材とした上で前記成形型枠体3若しくはこの成形型枠体3と異なる他の成形型枠体3に収容する硬化剤2として再利用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法に係るものである。
本発明は上述のようにするから、例えば振動やプレス圧を付与しながら多数の粒材を硬化剤で硬化結合するという従来までの面倒な製造工程を行わずとも簡単な作業で、それだけコスト安にポーラスコンクリートの製造が行える。
しかも、本発明は、成形型枠体に収容した多数の粒体を硬化剤により硬化結合する際、余分な硬化剤を成形型枠体の通液孔から排出させる。従って、従来例のように成形型枠体内(例えば底部)に余分な硬化剤が溜まることは無く、当然、この余分な硬化剤が底部に溜まったまま硬化してしまい、粒材間の空隙がこの余分な硬化剤により埋められ通水性,通気性が損なわれてしまうといった問題が生ずることを確実に阻止できる。
よって、本発明は、高い通水性,通気性を確実に有した実用性に秀れたポーラスコンクリートを簡単に製造できる生産性及び実用性に秀れた極めて画期的なポーラスコンクリート製造方法となる。
また、請求項2記載の発明においては、余分な硬化剤は、その自重によって自然に成形型枠体の底部に多数有する通液孔から排出(流出)されることとなるなど、余分な硬化剤の排出を一層確実に行える本発明に極めて好適な成形型枠体を簡易な構成で実現でき、よって、一層簡単且つ良好に実施可能な秀れたポーラスコンクリート製造方法となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、成形型枠体内に多数の粒材と硬化剤とを供給して、余分な硬化剤は成形型枠体の通液孔から排出しながら成形型枠体内の硬化剤により多数の粒材を硬化結合する作業を、極めて簡易な作業で確実に達成でき、一層簡便に実施可能な実用性に秀れたポーラスコンクリート製造方法となる。
また、請求項5記載の発明においては、型枠回動手段による成形型枠体の回動によって生ずる遠心力により、この成形型枠体からの余分な硬化剤の排出を確実且つ良好に行うことができるなど、一層実用性に秀れたポーラスコンクリート製造方法となる。
また、請求項6記載の発明においては、単に成形型枠体自体を網材で構成するという簡易な構成で、上記余分な硬化剤の排出を極めて良好に行える成形型枠体の多孔構造を簡単且つ確実に実現でき、一層簡便に実施可能なポーラスコンクリート製造方法となる。
また、請求項7記載の発明においては、成形型枠体から排出した余分な硬化剤を再利用することで、それだけ無駄なく効率良く硬化剤を利用でき、コスト効率に秀れるなど一層実用性に秀れたポーラスコンクリート製造方法となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
小石や砂利などの多数の粒材1を液状の硬化剤2により硬化結合して所定形状のポーラスコンクリートaを成形する。
具体的には、先ず、硬化剤2が通過し得る通液孔3aを有する成形型枠体3に、多数の粒材1を収容した上で硬化剤2を供給するか、若しくはこの成形型枠体3に前記多数の粒材1と硬化剤2との混合物を収容することで、前記成形型枠体3内に多数の粒材1と硬化剤2とが収容された状態を作出する。
この成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を排出しながら成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合することで、所定形状のポーラスコンクリートaを型枠成形する。
つまり、従来例のように、例えば成形型枠体3内で余分な硬化剤2がその自重により流下してこの成形型枠体3の底部に溜まるなどして、この成形型枠体3内に余分な硬化剤2の液溜まりができてしまい、この液溜まりがそのまま硬化してしまうことで、ポーラスコンクリートaの一部に空隙率が損なわれた部位(即ち通水性,通気性の無い部位)が生じてしまうという問題は、本発明においては生じ得ない(余分な硬化剤2は、成形型枠体3内に留まらせず上記の通り液通孔3aから排出させる為。)。
従って、本発明のポーラスコンクリート製造方法によれば、ポーラスコンクリートa全体を確実に空隙率の高いポーラス状(多孔状)に構成でき、高い通水性,通気性を確実に有する実用性の高いポーラスコンクリートaを製造でき得ることとなる。
また、例えば、少なくとも底部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体3を用いれば、成形型枠体3内に収容した多数の粒材1を硬化剤2によって硬化結合させる際、余分な硬化剤2がその自重により成形型枠体3内を流下しても、この成形型枠体3の底部の通液孔3aから外方へと自然に(自動的に)排出させることができる。しかも、仮にこの成形型枠体3の底部に有する多数の通液孔3aうち、幾つかが前記粒材1によって目詰まりして通液不能となったとしても、この成形型枠体3の底部には多数の通液孔3aを有しているので、余分な硬化剤2の排出は確実に達成されることとなる。
よって、本発明は、例えば成形型枠体3に多数の粒材1を収容し、この多数の粒材1を収容した成形型枠体3内に硬化剤2を掛け流し供給するだけの簡単な作業により、また例えば、成形型枠体3に多数の粒材1を収容し、この成形型枠体3を硬化剤2内に浸漬して成形型枠体3内に硬化剤2を供給した後、この成形型枠体3が浸漬された硬化剤2内から成形型枠体3を取り出すだけの簡単な作業により、上記の通り余分な硬化剤2は通液孔3aから排出して必要な量だけの硬化剤2により成形型枠体3内の多数の粒材1を硬化結合でき、よって、例えば振動やプレス圧を付与するといった面倒な工程を行わずとも上述のような簡易手順により簡単にして良好にポーラスコンクリートaの製造が行え、量産性のアップやコストダウンなどを図り得る生産性及び実用性に秀れたポーラスコンクリート製造方法となる。
尚、例えば、網材の各網目を前記通液孔3aとし、この網材によって成形型枠体3を構成することとすれば、単に網材3を所定の型枠形状に成形するだけの簡単な構造で、上記余分な硬化剤2の排出を確実且つ効率的に行える多孔構造の秀れた成形型枠体を実現できるなど、一層簡便に実施可能なポーラスコンクリート製造方法となる。
また、本発明では、前記成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を排出するので、例えばこの排出した硬化剤2を回収容器などに回収し、前記成形型枠体3若しくはこの成形型枠体3と異なる他の成形型枠体3に供給するための前記硬化剤2,又は多数の粒材1と混合して混合材とした上で前記成形型枠体3若しくはこの成形型枠体3と異なる他の成形型枠体3に収容する硬化剤2として複数回、再利用できるなど、この点においても無駄がなくコスト効率良くポーラスコンクリート製造を実施できる。
また、例えば筒状にして少なくとも胴部周壁部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体3と、この成形型枠体3を胴部長さ方向に沿った回動軸周りに回動させる型枠回動手段Tとを用い、前記型枠回動手段Tにより回動する成形型枠体3の遠心力によって、この成形型枠体3の胴部周壁部に形成された通液孔3aから余分な硬化剤2を排出しながらこの成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合するようにした場合には、回動する前記成形型枠体3内の余分な硬化剤2は、この回動する成形型枠体3の遠心力により、回動半径方向に推進し(流れ)、この成形型枠体3の胴部周壁部に有する多数の液通孔3aから排出されることとなる。このように成形型枠体3の胴部周壁部の液通孔3aから遠心力により余分な硬化剤2を排出する場合においても、主に成形型枠体3の底部の液通孔3aから余分な硬化剤2を自重により排出する上述の方法と同様、余分な硬化剤2の排出を確実且つ良好に行えることとなる。
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
本実施例は、小石や砂利など多数の粒材1を液状の硬化剤2により硬化結合することで、図3に図示したように、多数の粒材1間に多数の空隙部が連続的若しくは断続的に形成されたポーラス状(多孔状)のポーラスコンクリートaを製造するものである。
尚、本実施例で使用する粒材1は、この種のポーラスコンクリートa用の粗骨材として使用する一般的な部材であればどのようなものを採用しても良い。
また、本実施例では、硬化剤2が通過し得る通液孔3aを底部に有する成形型枠体3を用いる。
この成形型枠体3は、少なくとも底部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成することで、底部に通液孔3aを多数有した構成としている。
具体的には、この成形型枠体3は、硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない粗さの網目を有する網材を、所定の型枠形状(底部及び胴部周壁部から成り上部が開口した容器状)に形成したものである。従って、各網目を通液孔3aとし、通液孔3aを底部のみならず成形型枠体3全体に多数有する構成である。
以上のように構成した成形型枠体3を用いた本実施例のポーラスコンクリート製造方法の具体的な作業手順例を説明する。
先ず、成形型枠体3内に、多数の粒材1と硬化剤2とが収容された状態を作出する。
この際、例えば、予め多数の粒材1と硬化剤2とを混合した混合材を成形型枠体3内に収容しても良いが、本実施例においては、図1(a)〜図1(c)に図示したように、成形型枠体3に多数の粒材2を収容した上で、この成形型枠体3内に硬化剤2を供給する。
具体的には、図1(b)に図示したように、成形型枠体3の上部開口部からこの成形型枠体3に多数の粒材2を収容し、図1(c)に図示したように、この多数の粒材2を収容した成形型枠体3内に硬化剤2を掛け流し供給する。
これにより、成形型枠体3の通液孔3aから余分な硬化剤2を自然に流れ出して排出しつつ、成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合する。
ここで、成形型枠体3は上述の通り網材で構成し、全面に多数の網目(通液孔3a)を有する構成であるため、余分な硬化剤2はこの多数の通液孔3aを介して効率的に排出される。また、多数の通液孔3aを有するので、そのうちの何れかが、仮に粒材1によって目詰まりしたとしても前記余分な硬化剤2の排出は確実に達成される。
尚、本実施例では、成形型枠体3から余分な硬化剤2を排出させる際に、簡易作業性の観点から振動や付圧は付与せず、単に自重により余分な硬化剤2を自然に排出させているが、これに限らず、例えばこの成形型枠体3に振動や付圧(例えば上方からのプレス圧など)を付与しても良く、この場合には振動による液の流下促進や、プレス圧による液強制排出作用などにより成形型枠体3から一層良好に余分な硬化剤2が排出される。
特に、振動やプレス圧を付与する場合には、例えば、振動付与装置やプレス装置に予めセットしておいた成形型枠体3に、予め硬化剤2と多数の粒材1とを混合して生成しておいた混合物を収容し、上記余分な硬化剤2の排出及び粒材1の硬化結合を行うこととすれば良い。
また、本実施例では、図1(c)に図示したように、前記成形型枠体3の通液孔3aから排出される余分な硬化剤2を、この成形型枠体3から自然に流れ出す先に配置しておいた回収容器に導入して回収している。この回収容器内に回収した硬化剤2は、この成形型枠体3とは異なる他の成形型枠体3に供給するための前記硬化剤2として再利用したり、また例えば前記成形型枠体3の結合が不十分であった場合にはこの回収した硬化剤2を、再度、同じ成形型枠体3に掛け流し供給しても良い。
従って、一回のポーラスコンクリートの製造につき、必要な量だけの硬化剤2が利用され、残りの余分な硬化剤2は上述のように回収容器によって簡単に回収し、再度利用することができるから、無駄無く効率良く硬化剤2を有効利用でき、それだけコスト効率も良い。加えて、上記のように回収した硬化剤2を何度も同じ成形型枠体3に掛け流し供給することで、この成形型枠体3内の多数の粒材1同志の結合部の結合度(強度)をコントロールすることも簡便に達成し得る。
尚、硬化剤2は粘性が高く、且つ流動性をある程度有したものが好適(粒材1の表面に良く付着し良好な結合強度が得られ、且つ余分な硬化剤2は良好に排出される)であるが、ただし、上記の通りこの硬化剤2を回収して何度も同じ成形型枠体3に掛け流すこと(図1(c)の繰り返し)もできるから、この硬化剤2の粘性の多少の違いは上記複数回の再掛け流し作業により如何様にも調整できるし、一方、この硬化剤2の粘性の違いにより粒材1同志の結合強度を適宜コントロールすることもできる。また、この硬化剤2がかなり度粘性の高いもの(必然的に流動性の低いもの)を使用する場合にも、成形型枠体3に振動を付与することで良好に余分な硬化剤2の排出が達成できる。
このように成形型枠体3内で多数の粒材1を硬化剤2により硬化結合した後、図1(d)に図示したように、成形型枠体3をバラしたり、成形型枠体3から脱嵌するなどして、この成形型枠体3を適宜脱係することにより、所定形状のポーラスコンクリートaを型枠成形する。尚、この成形型枠体3は単に網材を所定の型枠形状に構成したものに過ぎないため、簡単に成形型枠体3を所望の形状に構成できることは勿論、多数の粒材1を硬化結合した後にこの成形型枠体3を適宜脱係する場合にも成形型枠体3自体が高い可変形性を有するので、簡便に脱係作業を行える。また、成形型枠体3自体が網材で多孔性であるため、例えばこの成形型枠体3を脱係せずにそのまま例えば河川の護岸ブロックなどとして使用しても良い(つまり、成形型枠体3ごと、型枠不要のプレキャストとして前記ポーラスコンクリートaを製品化・販売しても良い。)。
本実施例は、上記の通りポーラスコンクリートaの製造を行うから、振動やプレス圧を付与しながら多数の粒材を硬化剤で硬化結合するという従来までの面倒な製造工程を不要とし、それだけ簡単にして従来に比してコスト安にポーラスコンクリートaを製造でき、しかも、成形型枠体3に硬化剤2を供給した際に、余分な硬化剤2はこの成形型枠体3から良好に排出されるから、この余分な硬化剤2により成形型枠体3内に液溜まりができるといったことも無く、よって、従来例のように粒材1間の空隙がこの余分な硬化剤2により埋められてポーラスコンクリートaの本来の連続空隙による秀れた通水性,通気性などの特性を損ねてしまうといった問題も生じ得ない。
よって、本実施例によれば、高い通水性,通気性を確実に有した実用性に秀れたポーラスコンクリートaを効率良く簡単に製造でき、それだけこの実用性に秀れたポーラスコンクリートaを低コストに提供できることとなる。
本発明の具体的な実施例2について図面に基づいて説明する。
本実施例は、実施例1の別例であって、具体的には、図2(a)〜(e)に図示したように、多数の粒材1を収容した成形型枠体3に硬化剤2を垂れ流し供給するのではなく、この多数の粒材1を収容した成形型枠体3を硬化剤2内に浸漬してこの成形型枠体3内に硬化剤2を供給するものである。
詳述すると、本実施例は、図2(a),(b)に図示したように、成形型枠体3に多数の粒材1を収容した上で、この成形型枠体3を、図2(c)に図示したように、前記硬化剤2が貯留する貯留槽内に浸漬する。
これにより、成形型枠体3の網目(通液孔3a)及び上部開口部を介して成形型枠体3内に硬化剤2を導入(供給)する。
次いで、図2(d)に図示したようにこの成形型枠体3を前記硬化剤2を貯留する貯留槽内から取り出して、余分な硬化剤2を成形型枠体3の通液孔3aから排出して、前記貯留槽内に導入しながら(戻しながら)、成形型枠体3内の硬化剤2により前記多数の粒材1を硬化結合する。その後、上記した実施例1と同様、成形型枠体3を適宜脱係するなどして、所定形状のポーラスコンクリートaを型枠成形枠する。
以上、本実施例によれば、成形型枠体3の通液孔3aから排出した余分な硬化剤2は前記貯留槽内に戻し、この貯留層内に複数の成形型枠体3を次々と浸漬・取り出しすることで、複数の成形型枠体3に効率的に硬化剤2を供給できる。
また、硬化剤2を貯留層内に戻し、この硬化剤2が硬化するまでの間に、上記の通り複数回再利用するので、この硬化剤2を無駄なく有効に利用できる。
また、上記浸漬作業の際、その浸漬時間や硬化剤2の濃度(粘性)を適宜調整することで、粒材1同志の結合強度を良好にコントロールでき、また、仮に結合強度が不十分だった場合、図2に図示したように、成型型枠体3を何度も硬化剤2に浸漬する(図2(c),図2(d)の繰り返し)によっても前記粒材1同志の結合強度を良好にコントロールできるなど、所望の結合強度に如何様にも調整可能である。
その余は、実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図面に基づいて説明する。
本実施例は、実施例1の別例であって、具体的には、図4〜図7に図示したように、多数の粒材1を成形型枠体3に収容した後に、この成形型枠体3内に硬化剤2を供給するのではなく、予め多数の粒材1と硬化剤2とを混合して成る混合材を成型型枠体3に収容してポーラスコンクリートaを型枠成形するものである。
具体的には、筒状にして少なくとも胴部周壁部を、前記硬化剤2が通過でき且つ前記粒材1が通過できない通液孔3aを多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体3を用いる。この成形型枠体3は、実施例1と同様の網材で構成するものであるが、図5及び図6に図示したように、円筒状の胴部周壁部の長さ方向端側に、中心側に向かって立ち上がるフランジ部を設けた形状としている。
また、本実施例では、この成形型枠体3を胴部長さ方向に沿った回動軸周りに回動させる型枠回動手段Tを用いる。
この型枠回動手段Tは、図4及び図6に図示したように、前記円筒状の成形型枠体3の外周下部側を支持すると共に、この成形型枠体3に回動を付与する回動ローラ4を備えた構成である。
この型枠回動手段Tは、図6に図示したように、一対の回動ローラ4により前記成形型枠体3を支持すると共にこの一対の回動ローラ4の回動に伴って、成形型枠体3をその円筒中心軸方向周りに自転回動させるものである。
従って、前記型枠回動手段Tにより回動する成形型枠体3の遠心力によって、この成形型枠体3の胴部周壁部に形成された通液孔3aから余分な硬化剤2が放射方向に排出される。
また、図4に図示したように、この型枠回動手段Tにより自転回動する成形型枠体3の周囲をカバー体5で囲繞し、このカバー体5の下部側は絞り形状となっており、前記成形型枠体3の胴部周壁部の液通孔3aから放射方向に排出された硬化剤2をこのカバー体5の下部側の吐出口5aから、下方に配置した回収容器に回収し、複数回再利用する。
本実施例の具体的な製造手順を以下に詳述する。
先ず、型枠回動手段Tに成形型枠体3をセットし、自転回動させる。
ついで、図4及び図5に図示したように、供給部6から、この自転回転する成形型枠体3の長さ方向一端側から他端側へと徐々に混合物(多数の粒材1と硬化剤2を混合したもの)を投入(供給)する。
これにより前記混合物は、成形型枠体3の遠心力によりこの成形型枠体3の胴部周壁部の内面側に沿設した状態となり、更に余分な硬化剤2はこの遠心力によりこの成形型枠体3の胴部周壁部に形成された通液孔3aから排出されることとなる。一方で、この成形型枠体3に残った硬化剤2により、成形型枠体3の胴部周壁部の内面側に沿設状態の多数の粒材1を硬化結合する。
これにより、図7に図示したように、内側(成形型枠体3の自転回動軸周り)に空洞部を有する筒状(円筒状)のポーラスコンクリートaを型枠成形できる。
しかも上述の通り、遠心力により余分な硬化剤2を効率的に成形型枠体3から排出するので、成形したポーラスコンクリートaは、多孔性に富み秀れた通水性や通気性を有する筒状ポーラスコンクリートaとなる。
また、この成形型枠体3から排出した硬化剤2は、前記カバー体5の下部の吐出孔5aより回収容器に回収して適宜再利用する。
その余は、実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2及び3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1に係るポーラスコンクリート製造方法の作業手順説明図である。 実施例2に係るポーラスコンクリート製造方法の作業手順説明図である。 実施例1,2及び3に係るポーラスコンクリートaの要部説明図である。 実施例3に係るポーラスコンクリート製造方法の説明平断面図である。 実施例3に係るポーラスコンクリート製造方法の要部説明側断面図である。 実施例3に係るポーラスコンクリート製造方法の型枠回動手段Tを示す説明斜視図である。 実施例3に係るポーラスコンクリートaの説明斜視図である。
符号の説明
1 粒材
2 硬化剤
3 成形型枠体
3a 通液孔
a ポーラスコンクリート
T 型枠回動手段

Claims (7)

  1. 小石や砂利などの多数の粒材を液状の硬化剤により硬化結合して所定形状のポーラスコンクリートを成形するポーラスコンクリート製造方法であって、前記硬化剤が通過し得る通液孔を有する成形型枠体を用い、この成形型枠体に前記多数の粒材を収容した上で硬化剤を供給して、若しくはこの成形型枠体に前記多数の粒材と硬化剤との混合物を収容して、前記成形型枠体の通液孔から余分な硬化剤を排出しながら成形型枠体内の硬化剤により前記多数の粒材を硬化結合して所定形状のポーラスコンクリートを型枠成形することを特徴とするポーラスコンクリート製造方法。
  2. 少なくとも底部を、前記硬化剤が通過でき且つ前記粒材が通過できない通液孔を多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体を用いることを特徴とする請求項1記載のポーラスコンクリート製造方法。
  3. 前記成形型枠体に前記多数の粒材を収容し、この多数の粒材を収容した成形型枠体内に前記硬化剤を掛け流し供給することを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法。
  4. 前記成形型枠体に前記多数の粒材を収容し、この成形型枠体を前記硬化剤内に浸漬して成形型枠体内に硬化剤を供給し、この成形型枠体を浸漬した硬化剤内から成形型枠体を取り出してこの成形型枠体の通液孔から余分な硬化剤を排出することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法。
  5. 筒状にして少なくとも胴部周壁部を、前記硬化剤が通過でき且つ前記粒材が通過できない通液孔を多数有する多孔状の部材で構成した成形型枠体と、この成形型枠体を胴部長さ方向に沿った回動軸周りに回動させる型枠回動手段とを用い、前記型枠回動手段により回動する成形型枠体の遠心力によって、この成形型枠体の胴部周壁部に形成された通液孔から余分な硬化剤を排出しながらこの成形型枠体内の硬化剤により前記多数の粒材を硬化結合することを特徴とする請求項1記載のポーラスコンクリート製造方法。
  6. 網目を前記通液孔とする網材により構成した成形型枠体を用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法。
  7. 前記成形型枠体の通液孔から排出した硬化剤は、この成形型枠体若しくはこの成形型枠体と異なる他の成形型枠体に供給する硬化剤,又は多数の粒材と混合して混合材とした上で前記成形型枠体若しくはこの成形型枠体と異なる他の成形型枠体に収容する硬化剤として再利用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のポーラスコンクリート製造方法。
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