JPH05339067A - ポーラスコンクリート製造方法 - Google Patents

ポーラスコンクリート製造方法

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JPH05339067A
JPH05339067A JP17383892A JP17383892A JPH05339067A JP H05339067 A JPH05339067 A JP H05339067A JP 17383892 A JP17383892 A JP 17383892A JP 17383892 A JP17383892 A JP 17383892A JP H05339067 A JPH05339067 A JP H05339067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement milk
coarse aggregate
porous concrete
mixture
delayed
Prior art date
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Pending
Application number
JP17383892A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Hayashi
寿夫 林
Kazuo Ide
一雄 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポーラスコンクリートを効率良く製造するこ
と。 【構成】金網型枠1に粗骨材31を充填し、天井ホイス
トクレーン10で型枠ごと粗骨材を移動して、粗骨材を
遅延セメントミルク32と混合したり、加振機16によ
り振動を加えて余分な余剰セメントミルク32’等を振
り落としたり、蒸気室19で蒸気養生したりするように
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポーラスコンクリート
を製造するのに好適なポーラスコンクリート製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートを打設する下面に、
粗骨材が流出しない程度に開口した金網を敷く等、該下
面を不要なセメントミルクが重力により流出し易い状態
に形成して、コンクリートを打設することによりポーラ
スコンクリートを製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、不
要なセメントミルクを流出させることを重力にのみに頼
っているので、不要なセメントミルクが完全に流出せず
に所定の空洞部が形成されないばかりか、不要なセメン
トミルクの流出を長時間に亙り待つ必要があり、ポーラ
スコンクリートを短時間で大量に製造することは行なわ
れていなかった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ポー
ラスコンクリートを効率良く製造し得るポーラスコンク
リート製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、型枠
(1)を有し、前記型枠に、粗骨材(31)を充填し、
前記型枠に充填した前記粗骨材を、セメントミルク(3
2)と混合し、これら粗骨材とセメントミルクが混合し
た後、これら粗骨材とセメントミルクを混合したものに
振動を加えるようにして構成される。
【0006】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、粗骨材(3
1)とセメントミルク(32)を混合したものに振動を
加えることにより、粗骨材とセメントミルクが混合した
ものの中の、余分なセメントミルク等を振り落とすよう
に作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明によるポーラスコンクリート製造方
法の一実施例を示す図であり、(a)は、金網型枠に粗
骨材を充填したところを示す図である。(b)は、遅延
セメントミルクに浸漬する工程を示す図である。(c)
は、急結剤を吹き付ける工程を示す図である。(d)
は、加振する工程を示す図である。(e)は、蒸気養生
の工程を示す図である。図2は、図1に示した金網型枠
の詳細図である。
【0009】本発明によるポーラスコンクリート製造方
法に用いられる金網型枠1は、図2に示すように、エキ
スパンドメタル等の金網から成る四角形の筒状の枠2を
有しており、枠2内には、粗骨材等を充填し得る充填空
間5が形成されている。また、枠2の両端には、開口部
2a、2aが充填空間5と外部を連通する形で形成され
ており、これら開口部2a、2aには、エキスパンドメ
タル等の金網から成る板状の開閉自在な蓋3、3がこれ
ら開口部2a、2aを開口閉塞する形で設けられてい
る。
【0010】また、本発明によるポーラスコンクリート
製造方法に用いられる製造設備9は、図1(a)〜
(e)に示すように、矢印A、B方向(図中左右方向)
に走行自在な天井ホイストクレーン10を有しており、
また、製造設備9には、セメントミルクポット13、噴
霧器15、加振機16、蒸気室19が天井ホイストクレ
ーン10の走行経路に沿って矢印A方向(図中左方向)
に順次設けられている。セメントミルクポット13に
は、遅延剤が混合されて硬化の遅い遅延セメントミルク
32が貯溜されており、硬化の遅い遅延セメントミルク
32なので、セメントミルクポット13中に長時間貯溜
しても硬化しない。また、噴霧器15は、コンクリート
の硬化を促進する急結剤33を噴出し得るように設けら
れている。
【0011】金網型枠1及び製造設備9は、以上のよう
に構成されるので、本発明によるポーラスコンクリート
製造方法に適用すると、まず、金網型枠1の枠2及び蓋
3、3の全面に遅延剤を塗布した後、金網型枠1の開口
部2aから充填空間5に粗骨材31を充填する。そし
て、金網型枠1内に粗骨材31を充填空間5一杯に充填
し蓋3、3を閉じて開口部2a、2aを閉塞した後、図
1(a)に示すように、金網型枠1に充填した粗骨材3
1を天井ホイストクレーン10にワイヤ11を介して釣
下げる。
【0012】次に、天井ホイストクレーン10を矢印A
方向(図中左方向)に走行させて、図1(b)に示すよ
うに、金網型枠1に充填した粗骨材31をセメントミル
クポット13中に浸漬し得る位置に移動する。そして、
金網型枠1に充填した粗骨材31をセメントミルクポッ
ト13の遅延セメントミルク32中に浸漬させる。所定
時間浸漬させて、粗骨材31全体に遅延セメントミルク
32が充分付着し粗骨材31と遅延セメントミルク32
を混合したら、粗骨材31と遅延セメントミルク32が
混合したものをセメントミルクポット13から取り出
す。次に、天井ホイストクレーン10を矢印A方向(図
中左方向)に走行させて、図1(c)に示すように、粗
骨材31と遅延セメントミルク32が混合したものを噴
霧器15から噴出する急結剤33が吹き付けられ得る位
置に移動させる。そして、噴霧器15から急結剤33を
噴出して、粗骨材31と遅延セメントミルク32が混合
したものに急結剤33を吹き付けて、遅延セメントミル
ク32の硬化を促進する。
【0013】粗骨材31と遅延セメントミルク32が混
合したものに、急結剤33を充分吹き付けたら、次に、
天井ホイストクレーン10を矢印A方向(図中左方向)
に走行させて、図1(d)に示すように、粗骨材31と
遅延セメントミルク32が混合したものに急結剤33を
吹き付けたものを、加振機16上に素早く移動させる。
そして、粗骨材31と遅延セメントミルク32が混合し
たものに急結剤33を吹き付けたものを、金網型枠1ご
と加振機16上に設置したら、加振機16を作動させ
て、粗骨材31と遅延セメントミルク32が混合したも
のに急結剤33を吹き付けたものに、振動を加える。す
ると、振動により、粗骨材31と遅延セメントミルク3
2が混合したものに急結剤33を吹き付けたものの中
の、余分な余剰遅延セメントミルク32’、余剰急結剤
33’が振り落とされるので、余剰遅延セメントミルク
32’、余剰急結剤33’が重力により流出するのを待
つ必要がない。従って、粗骨材31と遅延セメントミル
ク32が混合したものに急結剤33を吹き付けたもの
の、空隙形成が促進され、所定の空隙が形成されたポー
ラスコンクリート30が短時間で形成されていく。所定
時間振動を加えて、余剰遅延セメントミルク32’、余
剰急結剤33’を振り落としたら、加振機16を停止さ
せる。
【0014】次に、天井ホイストクレーン10を矢印A
方向(図中左方向)に走行させて、図1(e)に示すよ
うに、ポーラスコンクリート30を蒸気室19内に移動
させる。そして、所定温度・圧力の蒸気をポーラスコン
クリート30に加えて蒸気養生し、ポーラスコンクリー
ト30の硬化を促進させる。ポーラスコンクリート30
が硬化したら、天井ホイストクレーン10を資材置場等
に移動して、ワイヤ11から金網型枠10を取外した
後、金網型枠10から硬化したポーラスコンクリート3
0を脱型する。すると、金網型枠10の形状をしたポー
ラスコンクリート30のブロックが形成される。なお、
金網型枠10には、予め遅延剤を塗布していたので、金
網型枠10から硬化したポーラスコンクリート30を容
易に脱型することができる。また、金網型枠10は再使
用する。
【0015】以上のように、加振機16による振動を加
えることにより、粗骨材31と遅延セメントミルク32
が混合したものに急結剤33を吹き付けたものの中の、
余分な余剰遅延セメントミルク32’、余剰急結剤3
3’を振り落とすことができるので、従来のように余分
なセメントミルクが重力により流出することを待つ必要
がなくなり、短時間で所定の空隙を形成することができ
る。また、粗骨材31を金網型枠1に充填した状態で、
金網型枠1ごと粗骨材31を天井ホイストクレーン10
により移動させることにより、粗骨材31と遅延セメン
トミルク32との混合、加振による空隙形成の促進、蒸
気養生による硬化促進の一連の作業工程を、連続的に実
施することができる。従って、これら一連の作業工程を
繰り返すことにより、金網型枠10の形状をしたポーラ
スコンクリート30のブロックを短時間で連続的に形成
することができるので、ポーラスコンクリートを効率良
く製造することができ、ポーラスコンクリートの量産が
可能となる。
【0016】なお、上述の実施例においては、金網型枠
1を四角形の筒状としたが、脱型できればどのような形
状でも良く、例えば、三角形、六角形等の多角形、円
形、四角錐、円錐等でも良い。また、上述の実施例にお
いては、粗骨材31を遅延セメントミルク32中に浸漬
する形で、粗骨材31と遅延セメントミルク32を混合
したが、粗骨材31とセメントミルクが混合されれば良
く、例えば、粗骨材31とセメントミルクを予め練り混
ぜておいたものを金網型枠1に充填し、加振機16に掛
けるようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、金網型
枠1等の型枠を有し、前記型枠に、粗骨材35を充填
し、前記型枠に充填した前記粗骨材を、遅延セメントミ
ルク32等のセメントミルクと混合し、これら粗骨材と
セメントミルクが混合した後、これら粗骨材とセメント
ミルクを混合したものに振動を加えるようにして構成し
たので、
【0018】粗骨材とセメントミルクを混合したものに
振動を加えることにより、粗骨材とセメントミルクが混
合したものの中の、余分なセメントミルク等を振り落と
すことができるので、従来のように余分なセメントミル
クが重力により流出を待つ必要がなくなり、短時間で所
定の空隙を形成することができる。従って、型枠の形状
をしたポーラスコンクリートのブロックを短時間で形成
することができるので、ポーラスコンクリートを効率良
く製造することができ、ポーラスコンクリートの量産が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるポーラスコンクリート製
造方法の一実施例を示す図であり、(a)は、金網型枠
に粗骨材を充填したところを示す図である。(b)は、
遅延セメントミルクに浸漬する工程を示す図である。
(c)は、急結剤を吹き付ける工程を示す図である。
(d)は、加振する工程を示す図である。(e)は、蒸
気養生の工程を示す図である。
【図2】図2は、図1に示した金網型枠の詳細図であ
る。
【符号の説明】 1……型枠(金網型枠) 31……粗骨材 32……セメントミルク(遅延セメントミルク)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠を有し、 前記型枠に、粗骨材を充填し、 前記型枠に充填した前記粗骨材を、セメントミルクと混
    合し、 これら粗骨材とセメントミルクが混合した後、これら粗
    骨材とセメントミルクを混合したものに振動を加えるよ
    うにして構成したポーラスコンクリート製造方法。
JP17383892A 1992-06-08 1992-06-08 ポーラスコンクリート製造方法 Pending JPH05339067A (ja)

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JP17383892A JPH05339067A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 ポーラスコンクリート製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030960A (ja) * 2006-06-29 2008-02-14 Product Giken Inc ポーラスコンクリート製造方法
JP2018162186A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東北環境開発株式会社 ゼオライトを用いたポーラスコンクリート
JP2021021271A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 ショーボンド建設株式会社 コンクリートの施工方法及びコンクリート

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JP4579202B2 (ja) * 2006-06-29 2010-11-10 株式会社プロダクト技研 ポーラスコンクリート製造方法
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