JP2008030941A - 帳票カード処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帳票カードが誤って繰り出されるのを防止することのできる帳票カード処理装置を提供する。
【解決手段】 帳票カード処理装置1は、帳票カード3をカード繰出し口6から繰り出す繰出しローラ部材9と、帳票カード3の繰出しを防止する繰出し防止位置と帳票カード3の繰出しが可能な退避位置との間で回動可能なストッパ部材13と、ストッパ部材13を退避位置から繰出し防止位置へ向けて付勢する付勢手段18と、ストッパ部材13が退避位置まで回転したときにストッパ部材13に伝達される回転駆動力を制限する回転駆動力制限手段16を備える。ストッパ部材13は、繰出し開始状態のときに、繰出し防止位置から退避位置へ向けて正方向に回転し、繰出し状態のときに、回転駆動力が制限されて退避位置に保持され、繰出し完了状態のときに、付勢力によって退避位置から繰出し防止位置へ向けて逆方向に回転する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カード収納部に収納した帳票カードを1枚ずつ繰り出す帳票カード処理装置に関し、特に帳票カードが誤って繰り出されるのを防止する技術に関するものである。
従来、カード送り出し装置として、積み重ねられた複数枚のカードを1枚ずつ順次自動的に繰り出す装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このカード送り出し装置は、カード収納ケースのカード送り出し口を閉塞するカード送り出し阻止部材を備えている。
従来のカード送り出し装置では、所定の枚数以上のカードをカード収納ケースに収納すると、カード全体の自重によってカード送り出し阻止部材がカード送り出し口から離れる。そして、この状態でカード送り出し用ローラが駆動して、カード収納ケースのカードがカード送り出し口から送り出される。一方、所定の枚数より少ないカードをカード収納ケースに収納すると、カード全体の自重ではカード送り出し阻止部材がカード送り出し口から離れない。この状態では、カード送り出し阻止部材によってカード送り出し口を閉塞され、カードがカード送り出し口から滑り落ちるのが防止される。
特公平4−64969号公報(第2−4頁、第2図)
しかしながら、従来のカード送り出し装置においては、カードの枚数が所定の枚数より少ない場合であっても、カード収納ケースにカードを収納するときに、カードを収納するときの慣性力がカード全体の自重に加わって、カード送り出し阻止部材がカード送り出し口から離れることがある。そして、その状態でカード送り出し用ローラが駆動すると、ユーザが意図していないにも関わらず、カードがカード送り出し口から送り出されることになる。このように、従来のカード送り出し装置では、カード収納ケースにカードを収納したときに、カード送り出し口からカードが誤って送り出されるおそれがあるという問題があった。
そこで、このようにカードが誤って送り出されるのを防止する方法として、カード送り出し阻止部材の動きを制御することも考えられる。しかし、カード送り出し防止部材の動きを制御するための制御装置を単に設けると、装置の構成が複雑になり、装置のコストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ストッパ部材用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材の動きと繰出しローラ部材の動きとを連動させることができ、帳票カードが誤って繰り出されるのを防止することができる帳票カード処理装置を提供することを目的とする。
本発明の帳票カード処理装置は、カード収納部のカード繰出し口に配置され、駆動源からの回転駆動力によって回転して、前記カード収納部に収納された帳票カードを前記カード繰出し口から繰り出す繰出しローラ部材と、前記カード繰出し口に配置され、前記駆動源からの回転駆動力によって回転可能であり、前記帳票カードの繰出しを防止する繰出し防止位置と前記帳票カードの繰出しが可能な退避位置との間で回動可能なストッパ部材と、前記ストッパ部材に備えられ、前記ストッパ部材を前記退避位置から前記繰出し防止位置へ向けて所定の付勢力で付勢する付勢手段と、前記駆動源から前記ストッパ部材への回転駆動力の伝達経路に設けられ、前記ストッパ部材が前記退避位置まで回転したときに、前記ストッパ部材に伝達される回転駆動力を、前記付勢力より大きい上限駆動力以下かつ前記付勢力に等しい下限駆動力以上に制限する回転駆動力制限手段と、を備え、前記ストッパ部材は、前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出し始める繰出し開始状態のときに、前記駆動源からの回転駆動力によって、前記繰出し防止位置から前記退避位置へ向けて正方向に回転可能であり、前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出している繰出し状態のときに、前記回転駆動力が前記回転駆動力制限手段で制限された前記上限駆動力によって、前記付勢手段からの付勢力に抗して前記退避位置に保持可能であり、前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出し終えた繰出し完了状態のときに、前記付勢手段からの付勢力によって、前記退避位置から前記繰出し防止位置へ向けて逆方向に回転可能である構成を有している。
この構成により、帳票カードの繰出しを開始するときに、繰出しローラ部材が駆動源からの回転駆動力を受けて回転すると、ストッパ部材は同じ駆動源からの回転駆動力を受けて繰出し防止位置から退避位置へ移動する。つまり、ストッパ部材が、繰出しローラ部材の動きに連動してカード繰出し口から退避し、帳票カードの繰出しが可能になる。そして、帳票カードの繰出しを行っている間、ストッパ部材に伝達される回転駆動力は、回転駆動力制限手段によって上限駆動力以下かつ下限駆動力以上に制限される。このとき、上限駆動力が付勢手段の付勢力より大きく、下限付勢力が付勢手段の付勢力に等しいので、ストッパ部材は付勢力に抗して退避位置に保持される。これにより、帳票カードの繰出し中に、ストッパ部材が繰出し防止位置に戻ることが防止される。そして、帳票カードの繰出しが完了すると、ストッパ部材は付勢力によって退避位置から繰出し防止位置へ移動する。このようにして、ストッパ部材と繰出しローラ部材とで同じ駆動源を利用して、ストッパ部材の動きを繰出しローラの動きに連動させる。これにより、ストッパ部材の動きを制御するための制御装置を別途用意することなく、カード収納部の帳票カードを1枚ずつ順番に繰り出すことができる。そして、帳票カードの繰出しが完了した状態では、ストッパ部材によって帳票カードの繰出しが防止されている。したがって、帳票カードをカード収納部に収納するときに、誤って帳票カードが繰り出されるのを防止することができる。
また、本発明の帳票カード処理装置は、前記カード収納部から前記帳票カードが繰り出されたことを検知する繰出し完了検知手段と、前記駆動源からの回転駆動力を、前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達するか否かの切換えを行う伝達切換え手段と、前記繰出し完了検知手段によって前記帳票カードが繰り出されたのを検知したときに、前記駆動源からの回転駆動力を前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達しないように、前記伝達切換え手段を制御する制御手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、帳票カードの繰出しを行うときは、同じ駆動源からの回転駆動力がストッパ部材と繰出しローラ部材に伝達され、ストッパ部材の動きと繰出しローラの動きが連動する。そして、帳票カードの繰出しが完了すると、そのことが繰出し完了検知手段によって検知される。そして、伝達切換え手段が制御手段によって制御されて、駆動源からの回転駆動力がストッパ部材と繰出しローラ部材に伝達されなくなる。回転駆動力が伝達されないストッパ部材は、付勢手段の付勢力によって退避位置から繰出し防止位置へ素早く移動する。これにより、ストッパ部材用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材の動きと繰出しローラ部材の動きとを連動させることができ、また、帳票カードが誤って繰り出されるのを防止することができる。
また、本発明の帳票カード処理装置では、前記ストッパ部材は、前記繰出し防止位置から逆方向に回転した位置であるカードエンプティ位置と前記繰出し防止位置との間で回動可能であり、前記ストッパ部材が前記繰出し防止位置にあるときに、前記カード収納部に前記帳票カードが残存していることを検知し、前記ストッパ部材が前記カードエンプティ位置まで逆回転したときに、前記カード収納部に前記帳票カードが残存していないことを検知するカード残存検知手段を備え、前記制御手段は、前記カード残存検知手段によって前記帳票カードが残存していることを検知したときに、前記駆動源からの回転駆動力を前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達するように、前記伝達切換え手段を制御する構成を有している。
この構成により、帳票カードの繰出しが完了してストッパ部材は付勢力によって退避位置から繰出し防止位置へ移動したときに、カード収納部に帳票カードが残存している場合には、そのことがカード残存検知手段によって検知される。そして、カード収納部に帳票カードが残存している間は、駆動源からの回転駆動力がストッパ部材と繰出しローラ部材に伝達され、帳票カードの繰出しが行われる。このようにして、カード収納部に帳票カードが残存しなくなるまで、カード収納部の帳票カードを1枚ずつ順番に繰り出すことができる。
また、本発明の帳票カード処理装置は、前記繰出しローラ部材の回転中心軸と前記繰出しローラ部材との間に介在し、前記繰出しローラ部材の回転中心軸に対して前記繰出しローラ部材が逆方向に回転するのを防止する逆回転防止手段を備えた構成を有している。
この構成により、ストッパ部材が逆方向に回転するときであっても、逆回転防止手段によって繰出しローラ部材が逆方向に回転することは防止されている。これにより、繰出しローラ部材が逆方向に回転して帳票カードが乱れてしまうのを防ぐことができる。
また、本発明の帳票カード処理装置では、前記ストッパ部材の回転中心軸は、前記繰出しローラ部材の回転中心軸と同軸上に配置された構成を有している。
この構成により、ストッパ部材の回転中心軸と繰出しローラ部材の回転中心軸が同軸上に配置されているので、比較的簡単な構成で、ストッパ部材の動きと繰出しローラ部材の動きとを連動させることができる。これにより、装置のコストを低く抑えることができる。
本発明は、繰出しローラ部材と同じ駆動源からの回転駆動力によって回転可能なストッパ部材と、ストッパ部材を退避位置から繰出し防止位置へ向けて付勢する付勢手段と、ストッパ部材が退避位置まで回転したときに伝達される回転駆動力を制限する回転駆動力制限手段を設けることにより、ストッパ部材用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材の動きと繰出しローラ部材の動きとを連動させることができ、帳票カードが誤って繰り出されるのを防止することができるという効果を有する帳票カード処理装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の帳票カード処理装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態の帳票カード処理装置は、例えば帳票カード(金融機関の積立預貯金カードなど)に印字処理やリードライト処理を施す帳票カード処理装置等として用いられる。
本実施の形態の帳票カード処理装置の繰出し機構の構成を図1および図2に示す。図1は、帳票カード処理装置1の繰出し機構の構成を示す側面図であり、図2は、帳票カード処理装置1の帳票カード3の繰出し機構の構成を示す斜視図である。
ここでは、まず、帳票カード処理装置1の繰出し機構の構成を説明する。図1および図2に示すように、帳票カード処理装置1の装置本体2の上部には、帳票カード3を収納するためのカード収納部4を備えられている。カード収納部4の端部には、カード搬送路5へ連絡するカード繰出し口6が設けられている。図1に示した例では、カード収納部4の右側下部にカード繰出し口6が設けられている。
カード収納部4には、カード繰出し口6側に向かう方向(図1における左右方向)にスライド可能なカード押さえ部材7が備えられている。このカード押さえ部材7には、カード押さえばね8が取り付けられている。そして、カード押さえ部材7は、カード押さえばね8のばね弾性力(復元力)によって、カード収納部4に収納した帳票カード3をカード繰出し口6側(図1における右側)へ向けて押し付けるように構成されている。
カード収納部4のカード繰出し口6の近傍には、カード収納部4に収納された帳票カード3をカード繰出し口6から繰り出すピッカローラ9が備えられている。図1に示した例では、ピッカローラ9は、カード収納部4の右端部(カード繰出し口6の上部)に設けられている。そして、このピッカローラ9は、モータ10からの回転駆動力によって正方向(図1における反時計回り方向)に回転して、帳票カード3をカード繰出し口6から繰り出すことができるように構成されている。ここでは、ピッカローラ9が、本発明の繰出しローラ部材に相当する。また、モータ10が、本発明の駆動源に相当する。
ピッカローラ9は、ピッカローラ9の回転中心軸であるピッカローラ軸11に、ワンウェイクラッチ12を介して取り付けられている。つまり、ピッカローラ9とピッカローラ軸11との間には、ワンウェイクラッチ12が介在しているともいえる。このワンウェイクラッチ12によって、ピッカローラ9は、ピッカローラ軸11に対して逆方向(図1における時計回り方向)に回転するのが防止されている。ここでは、ワンウェイクラッチ12が、本発明の逆回転防止手段に相当する。
図1および図2に示すように、ピッカローラ軸11には、ストッパ部材13が取り付けられている。ストッパ部材13は、ピッカローラ9を囲むような平面視コの字状であり、中央片14と一対の両側片15で構成されている。ストッパ部材13の両側片15は、側面視L字状に屈曲している。そして、両側片15の先端部分は、カード繰出し口6を遮るようにカード収納部4の内部に突出している。
ストッパ部材13は、モータ10からの回転駆動力によってピッカローラ軸11を回転中心軸として正方向(図1における反時計回り方向)に回転可能に、ピッカローラ軸11に取り付けられている。つまり、この場合、ストッパ部材13の回転中心軸は、ピッカローラ軸11である。また、ストッパ部材13の回転中心軸は、ピッカローラ軸11と同軸上に配置されているともいえる。
また、ストッパ部材13は、トルクリミッタ16を介してピッカローラ軸11に取り付けられている。このトルクリミッタ16は、ピッカローラ軸11からストッパ部材13に伝達される回転駆動力を、所定の上限駆動力以下かつ下限駆動力以上に制限するものである。この上限駆動力は後述するストップ戻しばね18のばね弾性力より大きく、下限駆動力はストップ戻しばね18のばね弾性力に等しく設定されている。ここでは、トルクリミッタ16が、本発明の回転駆動力制限手段に相当する。
具体的には、ピッカローラ軸11からストッパ部材13に伝達される回転駆動力が上限駆動力以下であるうちは、トルクリミッタ16が作動せず、ピッカローラ軸11とともにストッパ部材13が正方向に回転(供回り)する。そして、ピッカローラ軸11からストッパ部材13に伝達される回転駆動力が上限駆動力を超えると、トルクリミッタ16が作動して、ピッカローラ軸11がストッパ部材13に対して空回りする。このとき、ストッパ部材13が逆方向に回転可能である。したがって、ストッパ部材13は、ピッカローラ軸11に回動可能に取り付けられているともいえる。
ストッパ部材13の中央片14の中央部には、ばね取付け片17が突出して設けられている。ばね取付け片17には、ストッパ戻しばね18の一端が取り付けられている。ストッパ戻しばね18の他端は、装置本体2のばね取付け部19に取り付けられている。そして、ストッパ部材13は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力(復元力)によって、逆方向に回転する向きに付勢されている。ここでは、ストッパ戻しばね18が、本発明の付勢手段に相当する。
また、ストッパ部材13の中央片14の下辺の端部からは突出片20が延びている。そして、装置本体2には、ストッパ部材13が逆方向に回転したときに、突出片20に当接してストッパ部材13の動きを規制する第1規制部21が設けられている。この第1規制部21の上面には、ストッパ部材13が逆方向に回転したときに、突出片20によって押し下げられるエンプティスイッチ22が備えられている。また、装置本体2には、ストッパ部材13が正方向に回転したときに、ばね取付け片17に当接してストッパ部材13の動きを規制する第2規制部23が設けられている。
本実施の形態では、ストッパ部材13は、帳票カード3の繰出しを防止する繰出し防止位置と、帳票カード3の繰出しが可能な退避位置との間で回動可能である。ストッパ部材13が繰出し防止位置にあるときには、ストッパ部材13の両側片15の先端部分によってカード繰出し口6が遮られている(図1参照)。このように、ストッパ部材13の両側片15の先端部分によって、カード収納部4に収納されたカードがカード繰出し口6からカード搬送路5へ繰り出されるのが阻止されている。
ストッパ部材13が退避位置にあるときには、ストッパ部材13の両側片15の先端部分がカード繰出し口6から退避している(図4参照)。このように、ストッパ部材13の両側片15の先端部分によってカード繰出し口6が遮られなくなると、カード収納部4に収納されたカードはカード繰出し口6からカード搬送路5へ繰出し可能になる。
また、本実施の形態のストッパ部材13は、上記の繰出し防止位置と、繰出し防止位置より更に逆方向に回転したカードエンプティ位置との間でも回動可能である。カード収納部4に収納した帳票カード3がなくなると、ストッパ部材13がカードエンプティ位置まで回動する(図7参照)。そして、ストッパ部材13がカードエンプティ位置にあるときには、ストッパ部材13の突出片20によってエンプティスイッチ22が押し下げられ(エンプティスイッチ22がONにされ)、カード収納部4に帳票カード3が残存していないことが検出される。
カード収納部4に帳票カード3が残存しているうちは、ストッパ部材13はカードエンプティ位置まで回動することがない(図1参照)。したがって、ストッパ部材13の突出片20によってエンプティスイッチ22が押し下げられることがなく(エンプティスイッチ22はOFFであり)、これによりカード収納部4に帳票カード3が残存していることを検出することができる。このように、エンプティスイッチ22によって、カード収納部4に帳票カード3が残存しているか否かを検出することができる。ここでは、エンプティスイッチ22が、本発明のカード残存検知手段に相当する。
図1および図2に示すように、カード繰出し口6の近傍には、ピッカローラ9で繰り出された帳票カード3をカード搬送路5へ送り出すフィードローラ24が備えられている。また、カード繰出し口6の近傍には、フィードローラ24に対向するようにリタードローラ25が備えられている。フィードローラ24とリタードローラ25によって、帳票カード3が2枚以上同時にカード搬送路5へ送り出されるのが防止されている。つまり、フィードローラ24とリタードローラ25によって、帳票カード3を1枚ずつ分離して順次カード搬送路5へ送り出すことができる。
具体的には、リタードローラ25は、トルクリミッタ26を介して軸支されており、フィードローラ24に向けて付勢されている。帳票カード3が1枚送り出されてきたときには、帳票カード3を介してフィードローラ24の回転駆動力がリタードローラ25に伝達される。すると、リタードローラ25のトルクリミッタ26が作動して、リタードローラ25はフィードローラ24とともに回転し、その帳票カード3が送り出される。
一方、帳票カード3が2枚重なって送り出されてきたときには、フィードローラ24の回転駆動力はフィードローラ24側の帳票カード3(一方の帳票カード3)に伝達される。そして、リタードローラ25側の帳票カード3(他方の帳票カード3)には、フィードローラ24側の帳票カード3を介してフィードローラ24の回転駆動力が伝達されることになる。2枚の帳票カード3の間の摩擦は小さいので、リタードローラ25側の帳票カード3には、大きな回転駆動力が伝達されない。その結果、リタードローラ25に、大きな回転駆動力が伝達されず、リタードローラ25のトルクリミッタ26が作動しない。そうすると、フィードローラ24が回転して、フィードローラ24側の帳票カード3が送り出されても、リタードローラ25は回転せず、リタードローラ25側の帳票カード3は送り出さない。このようにして、帳票カード3が1枚ずつ分離して順次カード搬送路5へ送り出される。
カード搬送路5には、互いに対向する一対の搬送ローラ27が備えられている。この搬送ローラ27によって、帳票カード3をカード搬送路5に沿って円滑に搬送することができる。また、本実施の形態のカード搬送路5には、搬送ローラ27の先(図1における搬送ローラ27の位置の下側)に、ピッカローラ9によって帳票カード3が繰り出されたか否かを検知するセンサ45が備えられている。例えば、帳票カード3が搬送ローラ27の位置を通過したことを検知することによって、帳票カード3が繰り出されたことを検知する。このように、搬送ローラ27の先のセンサ45によって、カード収納部4から帳票カード3が繰出されたか否かを検知することができる。ここでは、このセンサ45が、本発明の繰出し完了検知手段に相当する。
つぎに、帳票カード処理装置1の回転駆動力の伝達経路について説明する。図3は、帳票カード処理装置1の回転駆動力の伝達経路を説明するための説明図である。
図3に示すように、装置本体2のフレーム28には、駆動源であるモータ10が備えられている。また、装置本体2のフレーム28には、クラッチ29に接続されるクラッチ軸30が軸支されている。クラッチ軸30の端部には第1プーリ31が備えられている。第1プーリ31には、モータ10からの回転駆動力を伝達するための第1プーリベルト32が掛けられている。また、装置本体2のフレーム28には、搬送ローラ27が取り付けられた搬送ローラ軸33が軸支されている。搬送ローラ軸33の端部には、第2プーリ34が備えられており、モータ10からの回転駆動力が第1プーリベルト32を介して伝達される。
また、装置本体2のフレーム28には、ピッカローラ9とストッパ部材13が取り付けられたピッカローラ軸11と、フィードローラ24が取り付けられたフィードローラ軸35が軸支されている。ピッカローラ軸11の中央部には、ワンウェイクラッチ12と軸受け36を介してピッカローラ9が取り付けられているとともに、トルクリミッタ16を介してストッパ部材13が取り付けられている。ピッカローラ軸11の端部には、第3プーリ37が備えられている。一方、フィードローラ軸35の中央部には、ワンウェイクラッチ38と軸受け39を介してフィードローラ24が取付けられている。フィードローラ軸35の一方の端部には、第4プーリ40が備えられている。そして、第3プーリ37および第4プーリ40には第2プーリベルト41が掛けられており、フィードローラ軸35の回転がピッカローラ軸11に伝達される。また、フィードローラ軸35の他方の端部には、フィードローラギア42が備えられている。フィードローラギア42はアイドラギア43に噛み合っており、アイドラギア43は、クラッチ29のクラッチギア44に噛み合っている。すなわち、クラッチギア44の回転が、アイドラギア43を介してフィードローラギア42に伝達される。
クラッチ29を接続した状態にすると、クラッチ軸30の回転に伴ってクラッチギア44が回転する。つまり、モータ10からの回転駆動力が、クラッチ29を介して、フィードローラ軸35およびピッカローラ軸11に伝達される。一方、クラッチ29を切断した状態にすると、クラッチ軸30が回転してもクラッチギア44が回転しない。つまり、この場合には、モータ10からの回転駆動力が、フィードローラ軸35およびピッカローラ軸11に伝達されない。このように、クラッチ29の接続/切断を切り換えることによって、モータ10からの回転駆動力をフィードローラ軸35およびピッカローラ軸11に伝達するか否かを切り替えることができる。ここでは、このクラッチ29が、本発明の伝達切換え手段に相当する。
本実施の形態では、クラッチ29の接続/切断の切換えが制御装置(図示せず)によって制御されている。この制御装置は、エンプティスイッチ22がOFFであるとき、すなわちカード収納部4に帳票カード3が残存していることが検出されたときには、クラッチ29を接続するように制御する。また、この制御装置は、搬送ローラ27の先のセンサ45によって帳票カード3が搬送されたことを検知するたびに、クラッチ29を切断するように制御する。すなわち、帳票カード3がカード収納部4に残存しているうちは、帳票カード3を1枚ずつ送り出すたびにクラッチ29の接続/切断の切換えが行われる。ここでは、この制御装置が、本発明の制御手段に相当する。
以上のように構成された帳票カード処理装置1について、図1および図4〜図7を用いてその動作を説明する。ここでは、本発明の特徴である帳票カード3の繰出し動作について説明する。
本発明の実施の形態の帳票カード処理装置1を用いて帳票カード3の繰出しを行うときには、まず、図1に示すように、カード押さえばね8のばね弾性力(復元力)に抗して、カード押さえ部材7をカード繰出し口6の反対側(図1における左側)へ押し下げて、カード収納部4に所定枚数の帳票カード3をセットする。カード収納部4にセットされた帳票カード3は、カード押さえ部材7によって、カード繰出し口6側(図1における右側)へ押し付けられる。このようにして帳票カード3のセットが完了する。
帳票カード3のセットが完了した状態では、ストッパ部材13が繰出し防止位置に位置している。これにより、カード収納部4にセットした帳票カード3がカード繰出し口6から飛び出すのが防止されている。そして、帳票カード3のセットが完了した状態では、ストッパ部材13エンプティスイッチ22がOFFになる(図1参照)。これにより、カード収納部4に帳票カード3があることが検知され、制御装置によってクラッチ29が接続されるように制御される。この場合、モータ10の回転駆動力は、クラッチ29を介してフィードローラ軸35に伝達され、さらに、第2プーリベルト41を介してピッカローラ軸11に伝達される。そして、このように伝達されたモータ10からの回転駆動力によって、ピッカローラ9とフィードローラ24が正方向(図1における反時計回り方向)に回転して、帳票カード3を繰出しが開始される。
図4は、ピッカローラ9によって帳票カード3を繰り出し始める状態(繰出し開始状態)を示す側面図である。図4に示すように、繰出し開始状態では、ピッカローラ9が正方向に回転するのにともなって、ストッパ部材13が正方向に回転する。このとき、ストッパ部材13に伝達される回転駆動力は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力(復元力)よりも大きい。したがって、ストッパ部材13は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力に抗して正方向に回転する。このように、帳票カード3の繰出しを開始したときに、ピッカローラ9の動き(正方向の回転)に連動して、ストッパ部材13がカード搬送路5から退避する。したがって、ピッカローラ9で繰り出された帳票カード3は、ストッパ部材13に阻害されることなく、カード繰出し口6を通過することができる。
図5は、ピッカローラ9によって帳票カード3を繰り出している状態(繰出し状態)を示す側面図である。図5に示すように、ストッパ部材13が退避位置まで回転すると、ストッパ部材13のばね取付け片17が装置本体2の第2規制部23に当接して、ストッパ部材13がそれ以上正方向に回転することが規制される。このとき、ピッカローラ軸11が回転し続けているので、ストッパ部材13の回転駆動力がトルクリミッタ16の上限駆動力を超える。そうすると、ストッパ部材13のトルクリミッタ16が作動して、ピッカローラ軸11がストッパ部材13に対して空回りする。
このようにトルクリミッタ16が作動している状態であっても、トルクリミッタ16の上限駆動力はストッパ戻しばね18のばね弾性力(復元力)よりも大きい。したがって、ストッパ部材13は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力に抗して退避位置に保持される。したがって、ピッカローラ9で帳票カード3を繰り出している間に、ストッパ部材13が繰出し防止位置に戻ってしまうのが防止される。
本実施の形態では、ピッカローラ9によってカード繰出し口6から繰り出された帳票カード3は、フィードローラ24によってカード搬送路5へ送り出され、搬送ローラ27によってカード搬送路5に沿って搬送される。この場合、フィードローラ24に対向してリタードローラ25が設けられているので、帳票カード3が2枚以上同時にカード搬送路5に送り出されるのを防止することができる。
図6は、ピッカローラ9によって帳票カード3の繰出しを完了した状態(繰出し完了状態)を示す側面図である。図6に示すように、ピッカローラ9によって帳票カード3が繰り出されると、搬送ローラ27の先のセンサ45によって帳票カード3が繰り出されたことが検知される。例えば、帳票カード3が搬送ローラ27の位置を通過すると、搬送ローラ27の先のセンサ45によって帳票カード3が繰り出されたことが検知される。
そして、センサ45によって帳票カード3が繰り出されたことが検知されると、制御装置によってクラッチ29が切断され、モータ10の回転駆動力がピッカローラ軸11に伝達されなくなる。そうすると、ストッパ部材13は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力によって引っ張られ、退避位置から繰出し防止位置へ向けて逆方向に回転する。このとき、ピッカローラ9はワンウェイクラッチ12を備えているので、ストッパ部材13に伴って逆方向に回転することが防止されている。
カード収納部4に帳票カード3が残存している場合には、ストッパ部材13は、繰出し防止位置まで逆方向に回転する(図1参照)。つまり、ストッパ部材13が上記のように逆方向に回転したときに、ストッパ部材13の両側片15の先端部が帳票カード3(最もカード繰出し口6側の帳票カード3)の下部に当接して、ストッパ部材13がそれ以上(繰出し防止位置より)逆方向に回転することが規制される。この状態では、エンプティスイッチ22がOFFである。したがって、制御装置によってクラッチ29が再び接続されるように制御され、帳票カード3の繰出しが再開される。
図7に示すように、カード収納部4に帳票カード3が残存していない場合には、ストッパ部材13は、カードエンプティ位置まで逆方向に回転する。このとき、ストッパ部材13の突出片20が装置本体2の第1規制部21に当接して、ストッパ部材13がそれ以上(カードエンプティ位置より)逆方向に回転することが規制される。この状態では、エンプティスイッチ22がONである。したがって、クラッチ29が切断されたままであり、帳票カード3の繰出しが終了する。このようにして、カード収納部4の帳票カード3がなくなるまで、帳票カード3が1枚ずつ繰り出される。
このような発明の実施の形態の帳票カード処理装置1によれば、ピッカローラ9と同じ駆動源であるモータ10からの回転駆動力によって回転可能なストッパ部材13と、ストッパ部材13を退避位置から繰出し防止位置へ向けて付勢するストッパ戻しばね18と、ストッパ部材13が退避位置まで回転したときに伝達される回転駆動力を制限するトルクリミッタ16を設けることにより、ストッパ部材13用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材13の動きとピッカローラ9の動きとを連動させることができ、帳票カード3が誤って繰り出されるのを防止することができる。
すなわち、本実施の形態では、帳票カード3の繰出しを開始するときに、ピッカローラ9がモータ10からの回転駆動力を受けて回転すると、ストッパ部材13は同じモータ10からの回転駆動力を受けて繰出し防止位置から退避位置へ移動する。つまり、ストッパ部材13が、ピッカローラ9の動きに連動してカード繰出し口6から退避し、帳票カード3の繰出しが可能になる。そして、帳票カード3の繰出しを行っている間、ストッパ部材13に伝達される回転駆動力は、トルクリミッタ16によって上限駆動力以下かつ下限駆動力以上に制限される。このとき、上限駆動力はストッパ戻しばね18のばね弾性力より大きく、下限駆動力はストッパ戻しばね18のばね弾性力より小さいので、ストッパ部材13はばね弾性力に抗して退避位置に保持される。これにより、帳票カード3の繰出し中に、ストッパ部材13が繰出し防止位置に戻ることが防止される。
そして、帳票カード3の繰出しが完了すると、ストッパ部材13はばね弾性力によって退避位置から繰出し防止位置へ移動する。このようにして、ストッパ部材13とピッカローラ9とで同じモータ10を利用して、ストッパ部材13の動きを繰出しローラの動きに連動させることができる。これにより、ストッパ部材13の動きを制御するための制御装置を別途用意することなく、カード収納部4の帳票カード3を1枚ずつ順番に繰り出すことができる。そして、帳票カード3の繰出しが完了した状態では、ストッパ部材13によって帳票カード3の繰出しが防止されている。したがって、帳票カード3をカード収納部4に収納するときに、誤って帳票カード3が繰り出されるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、帳票カード3の繰出しを行うときは、同じモータ10からの回転駆動力がストッパ部材13とピッカローラ9に伝達され、ストッパ部材13の動きと繰出しローラの動きが連動する。そして、帳票カード3の繰出しが完了すると、そのことがセンサ45によって検知される。そして、クラッチ29が制御装置によって制御されて、モータ10からの回転駆動力がストッパ部材13とピッカローラ9に伝達されなくなる。回転駆動力が伝達されないストッパ部材13は、ストッパ戻しばね18のばね弾性力によって退避位置から繰出し防止位置へ素早く移動する。これにより、ストッパ部材13用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材13の動きとピッカローラ9の動きとを連動させることができ、また、帳票カード3が誤って繰り出されるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、帳票カード3の繰出しが完了してストッパ部材13はばね弾性力によって退避位置から繰出し防止位置へ移動したときに、カード収納部4に帳票カード3が残存している場合には、そのことがエンプティスイッチ22によって検知される。そして、カード収納部4に帳票カード3が残存している(エンプティスイッチ22がOFFである)間は、モータ10からの回転駆動力がストッパ部材13とピッカローラ9に伝達され、帳票カード3の繰出しが行われる。このようにして、カード収納部4に帳票カード3が残存しなくなるまで、カード収納部4の帳票カード3を1枚ずつ順番に繰り出すことができる。
また、本実施の形態では、ストッパ部材13が逆方向に回転するときであっても、ワンウェイクラッチ12によってピッカローラ9が逆方向に回転することは防止されている。これにより、ピッカローラ9が逆方向に回転して帳票カード3の並び順や繰出し順が乱れてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ストッパ部材13の回転中心軸とピッカローラ9の回転中心軸が同軸上(ピッカローラ軸11上)に配置されているので、比較的簡単な構成で、ストッパ部材13の動きとピッカローラ9の動きとを連動させることができる。これにより、装置のコストを低く抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる帳票カード処理装置1は、ストッパ部材用の制御装置を別途設けることなく、ストッパ部材の動きと繰出しローラ部材の動きとを連動させることができ、帳票カードが誤って繰り出されるのを防止することができるという効果を有し、帳票カードに印字処理や磁気情報のリードライト処理を施すための帳票カード処理装置等として有用である。
本発明の実施の形態における帳票カード処理装置の繰出し機構の構成を示す側面図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置の繰出し機構の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置の回転駆動力の伝達経路を説明するための説明図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置(繰出し開始状態)の側面図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置(繰出し状態)の側面図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置(繰出し完了状態)の側面図 本発明の実施の形態における帳票カード処理装置(カードエンプティ状態)の側面図
符号の説明
1 帳票カード処理装置
3 帳票カード
4 カード収納部
5 カード搬送路
6 カード繰出し口
7 カード押さえ部材
9 ピッカローラ
10 モータ
11 ピッカローラ軸
12 ワンウェイクラッチ
13 ストッパ部材
16 トルクリミッタ
18 ストッパ戻しばね
21 第1規制部
22 エンプティスイッチ
23 第2規制部
24 フィードローラ
25 リタードローラ
27 搬送ローラ
29 クラッチ
45 センサ

Claims (5)

  1. カード収納部のカード繰出し口に配置され、駆動源からの回転駆動力によって回転して、前記カード収納部に収納された帳票カードを前記カード繰出し口から繰り出す繰出しローラ部材と、
    前記カード繰出し口に配置され、前記駆動源からの回転駆動力によって回転可能であり、前記帳票カードの繰出しを防止する繰出し防止位置と前記帳票カードの繰出しが可能な退避位置との間で回動可能なストッパ部材と、
    前記ストッパ部材に備えられ、前記ストッパ部材を前記退避位置から前記繰出し防止位置へ向けて所定の付勢力で付勢する付勢手段と、
    前記駆動源から前記ストッパ部材への回転駆動力の伝達経路に設けられ、前記ストッパ部材が前記退避位置まで回転したときに、前記ストッパ部材に伝達される回転駆動力を、前記付勢力より大きい上限駆動力以下かつ前記付勢力に等しい下限駆動力以上に制限する回転駆動力制限手段と、
    を備え、
    前記ストッパ部材は、
    前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出し始める繰出し開始状態のときに、前記駆動源からの回転駆動力によって、前記繰出し防止位置から前記退避位置へ向けて正方向に回転可能であり、
    前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出している繰出し状態のときに、前記回転駆動力が前記回転駆動力制限手段で制限された前記上限駆動力によって、前記付勢手段からの付勢力に抗して前記退避位置に保持可能であり、
    前記繰出しローラ部材が前記帳票カードを繰り出し終えた繰出し完了状態のときに、前記付勢手段からの付勢力によって、前記退避位置から前記繰出し防止位置へ向けて逆方向に回転可能であることを特徴とする帳票カード処理装置。
  2. 前記カード収納部から前記帳票カードが繰り出されたことを検知する繰出し完了検知手段と、
    前記駆動源からの回転駆動力を、前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達するか否かの切換えを行う伝達切換え手段と、
    前記繰出し完了検知手段によって前記帳票カードが繰り出されたのを検知したときに、前記駆動源からの回転駆動力を前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達しないように、前記伝達切換え手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の帳票カード処理装置。
  3. 前記ストッパ部材は、前記繰出し防止位置から逆方向に回転した位置であるカードエンプティ位置と前記繰出し防止位置との間で回動可能であり、
    前記ストッパ部材が前記繰出し防止位置にあるときに、前記カード収納部に前記帳票カードが残存していることを検知し、前記ストッパ部材が前記カードエンプティ位置まで逆回転したときに、前記カード収納部に前記帳票カードが残存していないことを検知するカード残存検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記カード残存検知手段によって前記帳票カードが残存していることを検知したときに、前記駆動源からの回転駆動力を前記ストッパ部材および前記繰出しローラ部材に伝達するように、前記伝達切換え手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の帳票カード処理装置。
  4. 前記繰出しローラ部材の回転中心軸と前記繰出しローラ部材との間に介在し、前記繰出しローラ部材の回転中心軸に対して前記繰出しローラ部材が逆方向に回転するのを防止する逆回転防止手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の帳票カード処理装置。
  5. 前記ストッパ部材の回転中心軸は、前記繰出しローラ部材の回転中心軸と同軸上に配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の帳票カード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013241254A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Fuji Xerox Co Ltd 供給装置および画像形成装置
JP2018140858A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置

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