JP2008030242A - 印刷機械のインキ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実用性の高い印刷機械のインキ供給装置を提供すること。
【解決手段】印刷機械のインキ供給装置1には、インキ元ローラ2と中間ローラ3が隣り合って設けられる。インキ元ローラ2へのインキ供給には、インキ噴霧装置7が用いられる。インキ噴霧装置7へのインキ供給には、インキタンク8からのインキ供給管11が用いられる。インキ噴霧装置7は、インキ元ローラ2のおよそ回転中心方向の表面に向けてインキを噴霧する。そして、インキ元ローラ2の軸方向全体にわたり、その周囲には、覆被体4,9が設けられる。これによって、インキの飛散が防止されると共に、噴霧雰囲気を覆い閉じこめる効果があるので、インキの乾燥防止に役立つ。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、版胴に転動供給するインキの供給手段として噴霧装置を用いる印刷機械のインキ供給装置に関するものである。
従来から、多くの印刷機械、特にオフセット印刷機械では、版胴に塗布するインキの供給源としてインキ壺が用いられてきた。インキ壺を用いる方式では、基本的にインキが蓋無しの壺に溜められ、開放されているので、インキが空気に晒されて物性の経時変化を起こす可能性があった。また、外部のごみ、塵がインキ内に混入する可能性もあった。さらに、インキには粘度の高い油性インキが用いられることにより、いくつかのローラを介して練りながら版胴にインキを転動供給する際に、インキ壺と版胴との途中にあるローラの回転速度を上げることができず、印刷速度向上の妨げとなっていた。
また、インキを連続供給する際には、インキ壺から直接インキを受け取るインキ元ローラと、それと隣り合って接触する受け渡しローラとの間にスリップが発生し、機外へインキが飛散してしまうこともあった。さらに、版の絵柄によって、適宜インキ量を制御する所謂インキ呼び出し供給では、呼び出しローラがインキ元ローラとゴムローラの間を往復運動するため、機械の振動の原因となり得た。
そこで、最近では、上記欠点の無いインキ供給源または供給手段として、インキ壺ではなく、インキ噴霧装置を用いるタイプの印刷機械が用いられるようになってきた(たとえば、特許文献1)。
特開平9−39210号公報
しかしながら、単にインキ供給源(手段)として噴霧装置を用いるとしても、実際の印刷機械の内部機構として利用するには、未だ実用的なレベルではなく、インキの噴霧による飛散等を考慮しなくては実用に耐えない。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、噴霧後のインキの乾燥防止や飛散防止等を可能とし、実用に耐える印刷機械のインキ供給装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、前記ローラの周囲に覆被体が設けられるようにしたものである。
覆被体は、噴霧装置から噴霧されたインキの飛散を防止し、インキ噴霧の雰囲気も閉じこめる効果があるので、インキの乾燥が防止される。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、前記印刷機械のインキ供給装置において、前記覆被体は、前記噴霧装置の周囲を取り囲んで設けられると共に、隣り合うローラに干渉しない範囲で、前記ローラの周囲を取り囲んで設けられるようにしたものである。
この発明では、覆被体は、前記噴霧装置の周囲を取り囲んで設けられると共に、隣り合うローラに干渉しない範囲で、前記ローラの周囲を取り囲んで設けられるので、噴霧装置とローラの周りをより密閉した空間にするので、インキの飛散を防止すると共に、インキの乾燥防止に貢献することができる。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、前記噴霧装置により前記ローラの表面に塗布された前記インキに縁部が接触するように設置される板状体を有するようにしたものである。
板状体は、ローラに塗布されたインキを掻き取り、余剰インキの除去と、インキ厚さの均一化を図る。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、前記噴霧装置により前記ローラの表面に塗布された前記インキに当該ローラの軸幅にわたって縁部が接触する板状体を有し、且つ、当該板状体は、請求項1または2に記載の覆被体と一体となっているようにしたものである。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、前記印刷機械のインキ供給装置において、一体となった前記覆被体と前記板状体とで形成されるポケット部から前記板状体で掻き取った前記インキがインキタンクに回収され、再び前記噴霧装置へのインキ供給に用いられるようにしたものである。
板状体が覆被体と一体となっていれば、覆被体と板状体とで形成されるポケット部から板状体で掻き取ったインキを回収しやすくなり、再びインキ噴霧装置へのインキ供給に用いることができる。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、前記印刷機械のインキ供給装置において、前記インキタンク内には、撹拌手段が設けられるようにしたものである。
インキタンク内に攪拌手段があれば、インキの粘度を低下させ、噴霧に適した状態にすることができる。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、前記印刷機械のインキ供給装置において、さらに、前記噴霧装置は、噴霧媒体供給源として洗浄剤タンクを有し、当該洗浄剤タンクから洗浄剤が供給され、前記ポケット部で前記洗浄剤が回収され、前記洗浄剤タンクに溜められるようにしたものである。
印刷機械の通常運用時ではインキ噴霧の対象となるローラにインキを噴霧し、メンテナンス時には洗浄液を噴霧することにより、噴霧装置自体の洗浄と、インキ噴霧対象のローラの洗浄とが一度に可能となる。また、噴霧対象となるローラには、覆被体が設けられるので、洗浄液の飛散も防止でき、一般的な洗浄手段よりも洗浄性能が向上する。また、本発明に係るインキ供給装置は、インキや洗浄液を回収、再利用可能なので、無駄が少なく経済的となる。
また、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置は、前記印刷機械のインキ供給装置において、前記噴霧装置は、噴霧口が、前記ローラと隣合うローラとの境目に向けられるようにしたものである。
インキ噴霧装置の噴霧口をローラ間の境目方向に向けると、ちょうどローラとローラとが、インキ噴霧装置から噴霧されるインキを取り囲むような位置となる。これにより、インキが飛散しにくくなる効果が得られる。噴霧装置の周囲を覆被体で囲めば、さらに飛散防止効果は向上する。
本発明に係る印刷機械のインキ供給装置によれば、噴霧後のインキの乾燥防止、飛散防止、余剰インキの掻き取りによる膜圧均一化、インキの回収、再利用等が可能となり、十分実用に耐える印刷機械のインキ供給装置を構築できる。
以下に、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1−1は、本発明に係る印刷機械のインキ供給装置の構成を示す説明図である。また、図1−2は、当該インキ供給装置の構成を立体的に示した斜視図である。印刷機械のインキ供給装置1には、インキ元ローラ2と中間ローラ3が隣り合って設けられる。インキ元ローラ2へのインキ供給には、インキ噴霧装置7が用いられる。インキ噴霧装置7へのインキ供給には、インキタンク8からのインキ供給管11が用いられる。なお、ここでは、インキを最初に供給するローラをインキ元ローラ2と称し、当該インキローラ2から版胴までインキを転動しながら受け渡し供給するローラを代表して中間ローラ3と称し、当該中間ローラは、一つでもよいし、複数のローラで構成されるようにしてもよい。
本実施例1において、インキ噴霧装置7は、インキ元ローラ2のおよそ回転中心方向の表面に向けてインキを噴霧する。そして、インキ元ローラ2の軸方向全体にわたり、その周囲には、覆被体4,9が設けられる。さらに具体的には、図1に示すように、覆被体4,9は、噴霧装置7の周囲も取り囲んで設けられると共に、隣り合うローラ(ここでは中間ローラ3)に干渉しない範囲で、前記ローラの周囲を取り囲んで設けられる態様が好適である。
このように、インキ元ローラ2の周囲に覆被体4,9が設けられると、インキ噴霧装置7から噴霧されたインキの飛散が防止されると共に、覆被体4,9とインキ元ローラ2との隙間には、湿った雰囲気が閉じこめられ易くなるので、インキ元ローラ2に付着したインキが、乾きにくくなるという効果がある。また、インキ元ローラ2の表面にゴミ、塵が付着するのも防止できる。
また、本実施例1では、インキ噴霧装置7によりインキ元ローラ2の表面に塗布されたインキに縁部が接触するようインキ元ローラ2の軸幅にわたって設置される板状体5,6(以後、ブレードと称する。)が設けられる。なお、ここでは、ブレード5,6が覆被体4,9と一体となっているが、必ずしも一体となっている必要はない。
ブレード5,6が覆被体4,9と一体となっている場合は、覆被体4,9とブレード5,6とで形成されるポケット部からブレード5,6で掻き取ったインキを、インキ回収管10を通じてインキタンク8に回収しやすくなり、再びインキ噴霧装置7へのインキ供給に用いることができる。インキをさらに回収しやすくするには、覆被体4,9の内側に撥水加工(たとえば、フッ素樹脂加工等)を施しておくとよい。
インキ回収管10が連通するポケット部は、図1−1のようにインキ元ローラ2が反時計回りに回転するときは、覆被体9とブレード6との間に形成されるポケット部、時計回りに回転するときは、覆被体4とブレード5との間に形成されるポケット部とする。なお、インキタンク8の内部には、インキの練り効果も付与できる撹拌手段(たとえば、電動機の軸に回転羽根を付したもの)を設けておくのが好ましい。
図2−1は、インキ元ローラに対するブレードの距離調整機構を示す断面図である。また、図2−2は、図2−1に示す距離調整機構を立体視した斜視図である。図2−1に示すように、この距離調整機構13において、覆被体9と一体になったブレード6には、ねじを形成した軸14が付設される。そして、当該軸14は、覆被体9を貫通し、カラー15を挟んでねじ16で締止されている。図2−2に示すように、当該距離調整機構13は、覆被体9やブレード6の幅方向にわたり、複数設けておくのが好ましい。
インキ噴霧装置がインキ元ローラの幅方向(軸方向)に複数設けられるとき、インキ噴霧装置の噴霧幅との関係で、噴霧ムラができる可能性がある。これらのムラはブレードでほぼ均一化されるが、ブレードの取付誤差、経年変化によって、どうしてもムラが生じやすくなる場合がある。そのようなときでも、当該距離調整機構13を用いれば、幅方向にわたってブレードとインキ元ローラとの距離を微調整できるので、インキ厚みの均一さを長く維持することができる。
図3は、インキ噴霧装置の配置と噴霧幅との関係を示す説明図である。上述したように、インキ噴霧装置7は、インキ元ローラ2の幅方向に複数設けられるのが一般的となる。このように、噴霧装置7を複数並設すれば、従来はキー方式によって幅方向の供給量を制御していたのに対し、噴霧装置による間欠噴霧することも容易となり、それによってインキ供給量の制御も容易となる。
噴霧装置のノズルは一列に配置するものとする。噴霧対象となるローラが、噴霧装置の上から下に向く方向で回転する場合、図1−1に示したように、当該ローラ断面を時計文字盤とすると、6時から9時の位置にインキを噴霧することで、塗布効率を上げることができる。また、スプレーの角度はローラの法線に対して、±30度以下に抑えることが望ましい。なお、図3のノズル−ローラ間距離L1、ノズル間距離L2、塗布幅(ローラ面長方向)Da、塗布幅(ローラ回転方向)Db、および塗布幅Dp、塗布重なり幅Drを用いた噴霧装置の好適設置条件は、図4の図表に示した通りである。
上記の値は、印刷機における、最小塗布制御巾(現状35mm)として算出したものであり、1つ又は2つのノズルで35mmの巾に均一に塗布することを条件としたものである(L2〜Dr)。また、ノズル・ローラ間距離については、近すぎると噴霧圧による液の跳ね返り、遠すぎると液の拡散による塗布ムラが生じることから、これらの範囲が適性範囲となる。なお、当該条件値は、現状のキー巾を想定したものであり、塗布巾Dbの変更によって、条件は変更する可能性がある。塗布巾Da,Dbが決まれば、他の条件は図3中の角度θを用いて求めることができる。
図5−1は、この発明の実施例2における構成を示す説明図である。また、図5−2は、図5−1に示した構成を立体的に示した斜視図である。実施例2では、インキ噴霧装置7を用いること、覆被体22,23を用いること、ブレード31を用いること等、実施例1と基本的な部分は同一であるが、インキ噴霧装置7の噴霧方向が異なる。なお、中間ローラの数が実施例1の場合よりも多いが、これはインキの練り効果またはなじみ効果をより上げるためであり、必ずしも多く設ける必要はない。また、実施例1において、当該効果を上げるために中間ローラの数を増やすことも考えられる。その際、中間ローラの一部に非粘着ローラを介入すると練り効果が上がる。
具体的に、インキ噴霧装置7の噴霧方向は、噴霧口が、非粘着ローラ24と隣合うメタルローラ25との境目に向けられる方向とする。インキ噴霧装置7の噴霧口を当該方向に向けると、図5−1に示した構成の場合、ちょうど非粘着ローラ24とメタルローラ25とが、インキ噴霧装置7から噴霧されるインキを取り囲むような位置となる。これにより、インキが飛散しにくくなる効果が得られる。また、両ローラ24,25とインキ噴霧装置7とで形成された空間を、より密閉した空間にするために覆被体22,23をインキ噴霧装置7および両ローラ24、25の周囲に設けるのが好ましい。
余剰インキをかき取り、塗布されたインキの厚さを均一にするためには、実施例1の場合と同様に、ローラ表面に塗布されるインキに縁部が接触するブレード5,6を設けるようにしてもよい。ブレード31は、直接、ローラ表面の塗料を掻き取る様にしてもよいし、図5−1に示すように、余剰インキ回収ローラ27の表面インキを掻き取るようにしてもよい。なお、同図に図示したように、この実施例2においても、覆被体23とブレード31とで形成されるポケット部32から、インキ回収管28を通じてインキタンク30にインキを回収するようにしておくのが好ましい。インキタンク30からインキ供給管29を通じてインキ噴霧装置7にインキを供給することも同様に好ましい。また、インキタンク30内には、撹拌手段Sを設けておけば、インキの練り、攪拌効果が得られるので好適である。
図6は、この発明の実施例3における構成を示す説明図である。実施例3も、覆被体4,9、ブレード5,6の特徴等、基本的な構成は、実施例1と同様であるが、実施例3では、インキ噴霧装置7の噴霧媒体としてインキと洗浄液との2系統有する点が特徴である。同図に示すように、このインキ供給装置51では、インキ噴霧装置7への噴霧媒体として、洗浄液とインキとがそれぞれ洗浄液タンク44、およびインキタンク43から、それぞれインキ供給管47、およびインキ供給管33を通じて供給される。どちらの噴霧媒体を噴霧するかは電磁弁等で構成される切替弁35の切り替えによって決定される。
また、インキ元ローラ2の表面からブレード6によって掻き取られる余剰インキは、覆被体9とブレード6との間のポケット部52から回収され、切替弁36の切り替えにより、配管37、配管39、および調整用タンク40、配管41を通じてインキタンク43に回収され、再利用される。洗浄液も同様に、覆被体9とブレード6との間のポケット部52から回収され、切替弁36の切り替えにより、配管37,38、および洗浄廃液再生用タンク22、配管46を通じて洗浄液タンク44に回収され、再利用される。
上記調整用タンク40は、水を代表とする溶媒の量を調整し、インキの調質を行うものである。また、インキタンク43の内部には、攪拌装置45(たとえば電動軸に回転羽根を付したもの等)を設置し、予め噴霧装置7で噴霧可能な粘度までインキの粘度を低下させておくのが好ましい。なお、洗浄時に出た廃液は、洗浄廃液再生用タンク22にてろ過して再利用するとよい。
このように、インキ噴霧装置7の噴霧媒体供給源として、インキタンク43と洗浄液タンク44との2系統有し、弁により切り替え可能にしておけば、印刷機械の通常運用時ではインキ噴霧の対象となるローラにインキを噴霧し、メンテナンス時には洗浄液を噴霧することにより、噴霧装置7自体の洗浄と、インキ噴霧対象のローラの洗浄とが一度に可能となる。また、噴霧対象となるローラには、覆被体4,9が設けられるので、洗浄液の飛散も防止でき、洗浄性能が良い。また、本発明に係るインキ供給装置51は、インキや洗浄液が回収、再利用可能なので、無駄が少なく経済的である。
以上説明したように、この発明に係る印刷機械のインキ供給装置によれば、インキ元ローラ等の対象ローラにインキ噴霧装置を用いるので、噴霧口の絞りを一定にすれば、インキを定量供給することが容易となる。また、インキ壺と多数のインキ練りローラを利用する従来の供給方式では高粘度のインキしか扱えなかったが、本方式では、利用できるインキの粘度の幅が広がり(数Poise〜数百Poise)、水性インキも使用可能となる。
また、噴霧対象となるローラの表面に塗布されるインキがブレードによって均されるため、均一膜厚を供給することができる。また、ブレードで掻き取られた余剰インキは、循環経路を経由してインキタンクに戻すことができる。また、インキ供給経路が外気に対して閉じているため、インキの物性変化(特に乾燥)し難いという特徴もある。同様に、インキ供給経路が外気に対して閉じているため、外部からの異物が混入し難い。さらに、粘度の小さいインキを利用できるので、噴霧対象となるローラと隣り合うローラとを等速で回転させることができ、印刷品質の安定化が図れる。また、覆被体の内側に撥水処理(フッ素加工等)を施すことによって、余剰インキの回収効率が図れるという効果も生じる。
以上のように、本発明にかかる印刷機械のインキ供給装置は、インキを噴霧してローラに供給するタイプの印刷機械に有用であり、リサイクル指向の印刷機械にも適している。
本発明に係る印刷機械のインキ供給装置の構成を示す説明図である。 当該インキ供給装置の構成を立体的に示した斜視図である。 インキ元ローラに対するブレードの距離調整機構を示す断面図である。 図2−1に示す距離調整機構を立体視した斜視図である。 インキ噴霧装置の配置と噴霧幅との関係を示す説明図である。 インキ噴霧装置の設置条件を示す図表である。 この発明の実施例2における構成を示す説明図である。 図5−1の構成を立体的に示した斜視図である。 この発明の実施例3における構成を示す説明図である。
符号の説明
1、51 インキ供給装置
2 インキ元ローラ
3 中間ローラ
4、9 覆被体
5、6、31 ブレード(板状体)
7 インキ噴霧装置
8、30、43、45 インキタンク
9 覆被体
10、28 インキ回収管
11、29、33、47 インキ供給管
13 距離調整機構
22、23 覆被体
24 非粘着ローラ
25 メタルローラ
27 余剰インキ回収ローラ
32 ポケット部
35、36 切替弁
40 調整用タンク
44 洗浄液タンク
Dp 塗布幅
L1 ローラ間距離
L2 ノズル間距離

Claims (8)

  1. 版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、
    前記ローラの周囲に覆被体が設けられることを特徴とする印刷機械のインキ供給装置。
  2. 前記覆被体は、前記噴霧装置の周囲を取り囲んで設けられると共に、隣り合うローラに干渉しない範囲で、前記ローラの周囲を取り囲んで設けられることを特徴とする請求項1に記載の印刷機械のインキ供給装置。
  3. 版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、
    前記噴霧装置により前記ローラの表面に塗布された前記インキに縁部が接触するように設置される板状体を有することを特徴とする印刷機械のインキ供給装置。
  4. 版胴に塗布するインキを転移供給するローラに当該インキを噴霧する噴霧装置を有する印刷機械のインキ供給装置において、
    前記噴霧装置により前記ローラの表面に塗布された前記インキに当該ローラの軸幅にわたって縁部が接触する板状体を有し、且つ、当該板状体は、請求項1または2に記載の覆被体と一体となっていることを特徴とする印刷機械のインキ供給装置。
  5. 一体となった前記覆被体と前記板状体とで形成されるポケット部から前記板状体で掻き取った前記インキがインキタンクに回収され、再び前記噴霧装置へのインキ供給に用いられることを特徴とする請求項4に記載の印刷機械のインキ供給装置。
  6. 前記インキタンク内には、撹拌手段が設けられることを特徴とする請求項5に記載の印刷機械のインキ供給装置。
  7. さらに、前記噴霧装置は、噴霧媒体供給源として洗浄剤タンクを有し、当該洗浄剤タンクから洗浄剤が供給され、前記ポケット部で前記洗浄剤が回収され、前記洗浄剤タンクに溜められることを特徴とする請求項5または6に記載の印刷機械のインキ供給装置。
  8. 前記噴霧装置は、噴霧口が、前記ローラと隣合うローラとの境目に向けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の印刷機械のインキ供給装置。
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