JP2008029361A - 動物の成長を促進するための不溶性の酵母細胞壁物質の使用 - Google Patents

動物の成長を促進するための不溶性の酵母細胞壁物質の使用 Download PDF

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Abstract

【課題】
組成物を動物に経口的に投与することによって動物の成長を促進する方法を提供する。
【解決手段】
この組成物は、動物飼料と酵母菌グルカンとを含有しており、ここで動物飼料は、例えば、穀物粉のような少なくとも一種の澱粉担持物質;例えば魚粉のような少なくとも一種のタンパク質担持物質;例えば大豆油のような脂肪担持物質を含有しており;前記酵母菌グルカンは、例えば、Saccharomyces cerevisiaeのような酵母菌から得ることができる。

Description

本出願は、酵母菌グルカンを含有する動物飼料組成物およびこの飼料組成物を動物に与えることによって動物の成長を促進する方法に関するものである。
従来の食物タンパク質の供給に限界があることは、世界人口の急速な増大に直面したとき、主要な問題である。特に重要なことは、ヒトが必要とする必須アミノ酸を有するタンパク質を含む動物性タンパク質を生産することである。生産設備が限られていること、および生産技術の進歩が欠けていることから、動物性タンパク質の生産量の増加は、世界人口の増加に比例しているようには思えない。
従って、動物性タンパク質生産の生産性を向上させることが非常に望まれていると思われる。この生産性を向上させる方法の一つは、動物の成長を促進する飼料組成物を開発することである。
本発明の目的は、動物飼料組成物を提供することである。本発明の他の目的は、動物の成長を促進しうるような飼料組成物を提供することである。本発明の更なる目的は、動物にこの飼料組成物を与えることによって、動物の成長を促進する方法を提供することである。本発明が下記に更に十分に開示されていくのにつれて、本発明の他の目的、特徴および利点が、明白となるであろう。
本発明の第一の態様に従って、動物の成長を促進する動物飼料組成物を提供し、これは少なくとも一種の澱粉担持物質、少なくとも一種のタンパク質担持物質、少なくとも一種の脂肪担持物質および酵母菌グルカンを含有している。
本発明の第二の態様に従って、動物の成長を促進する方法を提供し、これは、少なくとも一種の澱粉担持物質、少なくとも一種のタンパク質担持物質、少なくとも一種の脂肪担持物質および酵母菌グルカンを含有する組成物を動物に与えることを含む。
本発明の第三の態様に従って提供する組成物は、この組成物を動物に経口的に投与したときには、動物の成長速度を増大させることができる。この組成物は、動物飼料および酵母菌グルカンを含有している。この酵母菌グルカンは、この組成物中に、この成長の促進を行わせるのに十分な量存在している。
本発明の第四の態様に従って提供する、動物の成長を促進する方法は、動物飼料および酵母菌グルカンを含有する組成物を動物に対して経口的に投与することを含む。
本発明の第一の態様に従って、本発明の組成物を与えた場合にはその成長が促進されるようなあらゆる動物を、本発明において採用することができ、広範に変化しうる。この好適な動物は温血動物であり、これは鶏、豚、七面鳥および子牛を含んでいるが、これらに限定されない。現状でもっとも好ましい動物は、例えば離乳した豚のような、新たに離乳したまたは孵化した動物である。
この成長を促進するために、本発明の組成物を動物へと与えるのに必要な時間の長さは、動物のタイプによって広範に変動しうる。例えば、離乳した豚に対しては、これを約7〜40日間与えることが好ましい。
好適な澱粉担持物質は、飼料成分として通常使用されているものであり、一般的には、とうもろこし、大豆、小麦、モロコシ、大麦、オート麦およびこれらの混合物からなる群より選ばれた穀類に由来している。好適な澱粉担持物質の例としては、トウモロコシ粉末、挽き割りオート麦、粉砕トウモロコシ、大豆粉末、小麦粉、粉砕オート麦粉末、荒挽き小麦粉、荒挽き大分粉、荒挽きトウモロコシ粉、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。現状で好ましい好適な澱粉担持物質は、オート麦粉末、粉砕トウモロコシ、挽き割りオート麦、荒挽き小麦粉、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物である。これらの澱粉担持物質は、商業的に入手できる。
種々のタンパク質担持物質を、このタンパク質担持物質が動物の成長を助ける限りにおいては、本発明の組成物の成分として使用することができる。このタンパク質担持物質中のタンパク質の含有量は、約10重量%から約90%の範囲にわたって変動しうる。経済的な理由から、例えば、魚粉、乾燥ホエイ、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物のような粗タンパク質担持物質を使用することができる。他の好適なタンパク質担持物質としては、大豆タンパク質濃縮物、大豆粉末、血液粉、血漿タンパク質、乾燥スキムミルク、ホエイタンパク質濃縮物、カノラ粉(canola meal)、トウモロコシグルテン粉、小麦グルテン粉、酵母、ヒマワリ粉、およびこれらの混合物が挙げられるが、限定はされない。現状で好ましいタンパク質担持物質は、魚粉、乾燥ホエイ、血液粉、血漿タンパク質および荒挽き大豆粉である。これらのタンパク質担持物質は商業的に入手できる。
動物の成長を助けることができる、あらゆる脂肪含有物質を使用することができる。好適な脂肪含有物質としては、ラード、獣脂、大豆油、レシチン、ココナッツオイル、ホエイ−脂肪配合物、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定はされない。現状で好適な脂肪含有物質は、大豆油、ココナッツオイルおよびラードである。
「酵母菌グルカン」という用語は、本出願においては、他に指示がない場合には、マンナンとホスホマンナンまたはマノタンパク質を実質的に含まない不溶性の酵母細胞壁物質であって、本発明の組成物中に含まれる水準では固有の栄養価を実質的に有していない酵母細胞壁物質を一般的に示すものとして使用している。酵母菌グルカンは、主として、β(1−6)結合を通した低度の分子間分枝および分子内分枝を有するβ(1−3)結合グルコース単位のバックボーン鎖からなる。主として高度に分枝したβ(1−6)結合グルカンからなる副成分は、この主成分と近く関連しており、双方がアルカリ不溶性グルカンフラクションを含有している。
本発明で使用した酵母菌グルカンは、約40%から約99%のグルカン含有量(グルコースとして測定されたβ(1−3)およびβ(1−6)結合)、約0.01%〜約50%のタンパク質含有量、約0.01%〜約50%の脂質含有量、約0.01%〜約12%の灰分含有量、および約10%〜約100%の固形分含有量を有することができ;好ましくは、約40%から約90%のグルカン含有量、約0.05%〜約30%のタンパク質含有量、約0.05%〜約45%の脂質含有量、約0.05%〜約10%の灰分含有量、および約20%〜約99%の固形分含有量を有することができ:更に好ましくは、約50%から約90%のグルカン含有量、約0.1%〜約10%のタンパク質含有量、約0.1%〜約40%の脂質含有量、約0.5%〜約8%の灰分含有量、および約70%〜約98%の固形分含有量を含有することができ:最も好ましくは、60%から85%のグルカン含有量、1%〜8%のタンパク質含有量、1%〜35%の脂質含有量、1%〜5%の灰分含有量、および90%〜99%の固体含有量を有することができる。本発明で開示したこの百分率は、重量パーセントである。
本発明で使用するのに好適な酵母菌グルカンは、あらゆる酵母種に由来していてよい。好ましくは、この酵母菌グルカンは、Saccharomyces cerevisiae、 Saccharomyces uvarum 、Candida utilis、 Kluyveromyces fragilis 、Pichia pastoris およびこれらの組み合わせからなる群より選ばれた酵母に由来している。現状で好ましい酵母種は、Saccharomyces cerevisiaeおよびCandida utilisであるが、双方が食品および飼料の補助剤として伝統的であり、使用されているからである。
酵母菌グルカンは、上記した酵母から、例えば、熱、塩基、酸、酵素、溶媒またはこれらの組み合わせによる処理を含む、本分野において知られているあらゆる方法によって調製することができる。適当な方法の選択は、一般的には、本分野に習熟した者の採択の問題である。
酵母菌グルカンを調製するために現状で好適な方法は、(1)アルカリ性溶液中で酵母菌懸濁液を調製して、不溶性の酵母菌細胞壁フラクションを含有する混合物を生成させること;(2)この不溶性の酵母菌細胞壁フラクションをこの混合物から分離すること;(3)この不溶性の酵母菌細胞壁フラクションを酸性溶液中に懸濁させて酵母菌グルカンを生成させること;および(4)この酵母菌グルカンを分離すること:を含んでいる。
ここで使用した「酵母菌懸濁液」という用語は、他に指示しない限り、生存酵母菌、不活性酵母菌、乾燥酵母菌、またはこれらの2種以上の組み合わせの液体懸濁液を示す。
本発明に従って、この酵母菌グルカンを、新しく成長させた生存酵母菌培養物、生存性を失った部分(即ち、不活性酵母菌)を含んでいる酵母菌培養物、乾燥酵母菌、またはこれらのうちの二種以上の組み合わせから調製することができる。酵母菌を成長させ、または乾燥酵母菌を製造するための方法は、本分野に習熟した者には良く知られており、ここでは簡潔さの利益のために省略する。また、粗酵母菌グルカンも、例えば熱、塩基、酸、酵素、溶媒またはこれらの2種以上の組み合わせによる処理を含む、本分野で既知のあらゆる方法によって調製することができる。この粗酵母菌グルカンを調製するための好適な方法の選択は、一般的には本分野に習熟した者の採択の問題である。
一般的には、上記した酵母菌の懸濁液は、約20g/l〜約200g/l、好ましくは約80g/l〜約180g/l、最も好ましくは約100g/l〜約160g/lの濃度まで水を加えることによって調製する。次いで、溶液中の塩基化合物をこの懸濁液中に加える。この懸濁液は、例えば、攪拌機によって機械的に攪拌することのような、あらゆる好適な手段によって混合し、この塩基化合物の懸濁液中への完全な分散を確保することができる。または、この酵母菌懸濁液を、この塩基化合物へと添加することができる。
本発明で使用するこの塩基化合物は、有機塩基または無機塩基であってよく、水溶液または非水溶液型のいずれであってもよい。一般的には、この塩基化合物は、上記した懸濁液中に実質的に溶解性である。現状で好ましい塩基化合物は、無機塩基である。好適な塩基化合物の例としては、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アンモニウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよびこれらのうち二種以上の混合物が挙げられるが、限定はされない。現状で最も好ましい塩基化合物は、その入手の容易性および使用し易さの理由から、水酸化ナトリウムである。
必要な塩基化合物の量は、使用した酵母菌または酵母菌グルカンの型によって、広範に変動しうる。一般的には、この塩基化合物を上記の懸濁液へと加え、この懸濁液中における塩基化合物の最終濃度を約0.01M〜約6Mとし、好ましくは約0.1M〜約3Mとし、最も好ましくは0.1M〜2Mとする。
次いで、こうして生成した、懸濁液および塩基化合物を含有する混合物を、約20℃〜約120℃、好ましくは約20℃〜約100℃の温度での処理に供する。この工程を実施するのに必要な時間は、一般的には、約1/4時間〜約24時間、最も好ましくは1/2〜20時間の範囲内である。本発明のこの工程は、約0.1気圧(atm)〜約10atm、好ましくは約0.5atm〜約5atm、最も好ましく1atm〜2atmの広範な圧力の範囲内で実施することができる。
上記の処理の後には、不溶性の酵母菌細胞壁フラクションを含有する混合物が生成する。この不溶性のフラクションは、本分野に習熟した者には既知の分離方法、例えば延伸分離に続いて、所望により水洗することによって、溶解性のフラクションから分離する。
次いで、この不溶性の細胞壁フラクションを、酸によって酸性化する。あらゆる酸を使用することができる。現状では、好適な酸は、例えば酢酸のような温和な酸である。この不溶性の細胞壁フラクションを、水中に懸濁させた後に酸を添加するか、または酸中に直接に懸濁させることができる。必要な酸の量は、この細胞壁フラクションのpHを約pH7またはそれ以下に調整するのに必要な量である。この酸による処理は、アルカリ処理について上記したのと同じ条件下で実施することができる。この酸処理の後に、酵母菌グルカンを調製する。
この酵母菌グルカンは、例えば遠心分離、濾過、デカンテーション、およびこれらの組み合わせのような、本分野に習熟した者には既知のあらゆる好適な通常法によって回収することができる。回収された酵母菌グルカンを、水、アセトン、メタノール、エタノール、塩化ナトリウム水溶液、希酢酸溶液、エーテル、ヘキサン、およびこれらのうち二種以上の組み合わせからなる群より選ばれた洗浄剤によって更に洗浄できる。回収した酵母菌グルカンを、使用のために水中に再懸濁させるか、または乾燥させることができる。例えば、噴霧乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥、空気乾燥、およびこれらの組み合わせのような、あらゆる通常の乾燥方法を、この酵母菌グルカン生成物を乾燥させるために、使用することができる。
また、本発明の組成物は、水溶性および脂溶性ビタミンと微量ミネラルとを含有していてよい。好適なビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、リボフラビン、パントテン酸、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンC、およびこれらの混合物が挙げられる。好適な微量元素としては、銅、亜鉛、ヨウ素、セレン、マンガン、鉄、コバルト、これらの化合物、またはこれらの混合物が挙げられる。ここで使用した「微量」という用語は、本組成物中に使用されているこれらの成分の量が、他の成分の量に比べて相当に小さいことを示す。一般的には、このビタミン−微量ミネラルは、本組成物の全重量%に基づいて、約0.0001〜約5%の範囲内で、本組成物中に存在している。
本発明に従って、組成物は、例えば、エトキシキン、BHT、BHA、ビタミンE、アスコルビン酸、およびこれらの混合物のような抗酸化剤も含有していてよい。また、この組成物は、例えば、クロロテトラサイクリン、スルファメタジン、ペニシリン、およびこれらの混合物のような抗生物質混合物を含有していてよい。一般的には、非常に少量、即ち、約0.0001〜約1重量%の範囲内の抗酸化剤または抗生物質が、本組成物中に存在している。
澱粉担持物質は、本組成物中に、澱粉が動物の成長を効果的に促進する限りにおいては、あらゆる濃度で存在していてよい。この澱粉担持物質は、一般的には、約10重量%〜約80重量%、好ましくは約15重量%〜約50重量%、最も好ましくは20重量%〜40重量%の範囲内で本組成物中に存在していてよい。
タンパク質担持物質の濃度は、その濃度が動物の成長を効果的に促進しうる限りは、あらゆる濃度を採用することができる。一般的には、このタンパク質担持物質は、約10重量%〜約50重量%、好ましくは約15重量%〜約40重量%、最も好ましくは18重量%〜30重量%の範囲内で本組成物中に存在していてよい。
同様に、脂肪担持物質の濃度は、その濃度が動物の成長を効果的に促進しうる限りは、本発明においてあらゆる濃度を採用することができる。一般的には、この脂肪担持物質は、約2重量%〜約20重量%、好ましくは約4重量%〜約15重量%、最も好ましくは6重量%〜12重量%の範囲内で本組成物中に存在していてよい。
本組成物中で必要な酵母菌グルカンの量は、少なくとも2%、好ましくは4%、および最も好ましくは6%の範囲内で、動物の成長速度を増加させるのに必要な量である。本組成物中に存在する酵母菌グルカンの重量%は、一般的には、約0.001%〜約10%、好ましくは約0.01%〜約5%、最も好ましくは0.02%〜2%の範囲内であってよい。上記したビタミン−ミネラル混合物の重量%は、約0.0001%〜約5%、好ましくは約0.001%〜約3%、最も好ましくは0.01%〜2%の範囲内で本発明の組成物中に存在していてよい。
ここで開示したすべての重量%は、本組成物の全重量%を100%としたときに基づいている。
好適な態様においては、この動物飼料組成物は、0.001%〜30%の粉砕オート麦粉末、0.001%〜30%の挽き割りオート麦、0.001%〜70%の粉砕トウモロコシ、0.001%〜15%の魚粉、0.001%〜40%の大豆粉、0.001%〜8%の粉砕大豆外皮、0.001%〜40%の乾燥ホエイ、0.1%〜40%の荒挽き小麦粉、0.001%〜30%のホエイ−脂肪配合物、0.001%〜5%のリン酸ジカルシウム、0.001%〜4%の炭酸カルシウム、0.001%〜4%のフマル酸、0.001%〜3%の抗生物質混合物、0.001%〜1%のバター、0.001〜1%のメープルフレーバー、0.001%〜1%のリジンHCl、および0.001%〜2%のビタミン−ミネラル混合物;ここで、この%は、前記組成物の全重量%を100%としたときの重量%である;この抗生物質混合物は、前記組成物1トン当たり、100gのクロロテトラサイクリン、100gのスルファメタジンおよび50gのペニシリンを含有している;および、硫化銅、塩素、セレン、ビタミンE、ビオチン、葉酸、グリシンおよびエトキシキンを含有するビタミン−ミネラル混合物を含有している。
本組成物を、実施例に開示した飼育飼料において更に説明する。
本発明の第一の態様の組成物は、例えば機械的混合、押し出し、ペレット化、および噴霧乾燥のような、本分野に習熟した者に既知のあらゆる混合方法によって、調製することができる。混合のために各成分を添加する順序は、一般的には、組成物の物理的特性または給餌効率を変更しない。しかし、酵母菌グルカンを、例えば、米ぬか、穀類、小麦ぬか、炭酸カルシウム、またはこれらの混合物のような担体と混合することによって、混合および分散をも容易にすることが好ましい。例えば、粉末、ペレット、キューブ、半固体、およびこれらの組み合わせのようなあらゆる物理的形態の組成物を使用することができる。
本発明の第二の態様に従って、動物の成長を促進する方法を提供しており、ここで本方法は、動物飼料組成物を動物に与えることを含む。この動物飼料組成物の範囲および調製法は、本発明の第一の態様において上記したものと同じである。動物にこの組成物を与える方法は、本分野で通常程度に習熟した者には良く知られている。特定の投与手段の選択は、一般的には、本分野に習熟した者が採択する。この組成物を動物に投与する特定の方法は、簡潔さの利益のために省略する。
本発明の第三の態様に従って提供する組成物は、動物へとこの組成物を経口的に投与することによって、動物の成長速度を増大させるために使用できる。この組成物を与えたときに、少なくとも約2%、好ましくは約4%、最も好ましくは6%動物の成長速度が増大しうるようなあらゆる動物が、好適な動物である。こうした動物の例は、本発明の第一の態様において開示したものと同じである。
本発明の第三の態様に従って、本分野に習熟した者に既知の、または商業的に入手できるあらゆる動物飼料を、本発明において使用できる。好適な動物飼料の例は、一般的には、炭水化物含有物質、タンパク質含有物質、および脂質含有物質を含有しており;これらの範囲および重量%は、本発明の第一の態様において上記したものと同じである。また、好適な動物飼料は、水溶性および脂溶性ビタミンおよび微量ミネラルおよび抗酸化剤を含有していてよく、これらの成分の範囲および重量%は、本発明の第一の態様において開示したものと同じである。
酵母菌グルカンの範囲および定義は、本発明の第一の態様において先に開示したものと同じである。
この組成物中の酵母菌グルカンの濃度または量は、この組成物を動物に与えたときに、少なくとも約2%、好ましくは約4%、および最も好ましくは約6%の成長速度の増加を達成するのに十分な濃度または量である。現状で好ましい濃度は、この組成物1トン当たり、酵母菌グルカンが約50g〜約2500g、好ましくは約100g〜約2000g、最も好ましくは約200g〜約1500gの範囲内である。上記した成長速度を達成するのに必要な酵母菌グルカンの記述した量も、1日当たり、動物当たりの単位重量として表示することもでき、例えば、離乳した豚に1日当たり、酵母菌グルカンが約100mg〜450mgであり、好ましくは約150mg〜約400mgであり、および最も好ましくは200mg〜350mgである。
本発明の第三の態様の組成物は、本発明の第一の態様において上記したのと同じ方法によって調製することができる。
本発明の第四の態様に従って、動物の成長速度を向上させる方法を提供し、これは動物飼料と酵母菌グルカンとを含有する組成物を動物に経口的に投与することを含む。この動物および組成物は、本発明の第三の態様において上記したものと同じである。この成長速度を達成するのに必要な時間は、本発明の第二の態様において開示したものと同じである。
次の特定の例は、本発明の理解を助けるために設けたものであり、本発明の範囲を不当に制限することを意図したものではない。
(例I)
この例では、本発明を実施するのに好適な酵母菌グルカンを得るのに使用する一般的なプロトコルを提供する。
乾燥したSaccharomyces cerevisiae(500g)を、3リットルの6%NaOH水溶液中に懸濁させた。次いで、この懸濁液を、室温で終夜攪拌した。次いで、この懸濁液を2000 x gで25分間遠心分離した。この上澄み液を廃棄し、この不溶性の残渣を3リットルの3%NaOH中に再懸濁し、75℃で3時間培養し、つづいてこの懸濁液を終夜冷却した。次いで、この懸濁液を2000 x gで25分間遠心分離し、この上澄み液をデカンテーションした。
次いで、この不溶性の残渣残留物を酢酸によってpH4.5に調整した。次いで、この不溶性の残渣を2リットルの水で3回洗浄し、各洗浄後に2000 x gで25分間遠心分離することによって回収した(この上澄み液は注ぎ出した)。次いで、この残渣を3リットルの0.5N水性酢酸中に懸濁させた。この懸濁液を3時間90℃で加熱した。次いで、この懸濁液を室温に冷却した。次いで、この不溶性の残渣を、2000 x gで25分間遠心分離することによって回収した。
次いで、この不溶性の残渣を3リットルの蒸留水中に懸濁させ、30分間100℃で攪拌し、次いで冷却し、2000 x gで25分間遠心分離した。この上澄み液を廃棄した。この不溶性の残渣を噴霧乾燥し、続く例において使用した。
(例II)
本例は、初期の豚の成長の促進に対する、酵母菌グルカン(β,1−3および1−6結合)の作用を示すものである。
無作為化された、完全なブロック実験を、本発明の組成物を初期の豚に投与するために設計した。本例で使用した酵母菌グルカンは、例Iに記載した方法によって得られ、約60重量%のグルカン(グルコース単位として測定した)、約6%のタンパク質、約14%の脂質、約9%の灰分、および約8%の湿度を有していた。6つの水準の酵母菌グルカンを段階IおよびIIにおいて与えた〔0.0、0.5、1.0、1.5、2.0および2.5lbs/トン(0.0、0.23、0.45、0.68、0.91および1.13キログラム/トン);この0.0 lb/トンと表示された水準は、対照例の飼料である〕。4頭または5頭の離乳した豚(年齢19〜21日)を各かこいの中に収容し、各飼料による処理を6種の重量を用いた反復実験によって代表させた。飼料は、最近の高収量飼料標準に基づいていた(表I)。
段階Iの飼料(表I)を、離乳した豚に対して0〜13日の間与え、1.25%の摂取可能なリジン、3300kcalのME/kgの飼料に基づいており、16%の食用乾燥ホエイ、5%の高級メンヘイデン(menhaden)魚粉、10%のオート麦粉末および10%の荒挽きオート麦を含有するように調合した。
段階IIの飼料は、14日目から実験の終わり(33日)まで与え、1.15%の摂取可能なリジン、3200kcalのME/kgの飼料に基づいており、6%の食用乾燥ホエイ、3%の高級メンヘイデン魚粉、および10%のオート麦粉末を含有するように調合した。給餌の結果の比較を、最小二乗法を使用して行い、直線的、二次元的および三次元的な対照例を、統計的モデルにおいて試験した。この実験の開始から7日目および13日目に豚を計量し、段階Iの成長における酵母菌グルカンの添加の効果を一層良く測定した。
この飼料の調合を表Iに示す。
表I
初期の豚に対する飼料の組成
成分 HSP 121-126(a) HSP 127-132(b)
粉砕トウモロコシ 27.86 43.10
オート麦粉末 10.00 10.00
挽き割り荒挽きオート麦 10.00 …
食用乾燥ホエイ 11.33 6.00
大豆粉 21.87 21.99
高級メンヘイデン魚粉 5.00 3.00
7/40ホエイ−脂肪配合物 7.79 …
大豆外皮 1.68 …
標準荒挽き粉 … 10.00
精選ホワイトグリース … 2.33
リン酸ジカルシウム(18.5%) 0.83 1.08
炭酸カルシウム 0.63 0.72
塩 … 0.19
フマル酸 1.25 …
L−リジンHCl 0.11 0.19
ASP−250プレミックス(c) 0.50 0.50
CS−バター 0.30 0.20
トウモロコシデキストロース(d) 0.25 0.25
他の成分(e) 0.60 0.45
栄養分析の計算値
粗タンパク質(%) 21.00 19.85
脂肪(%) 6.00 5.31
繊維(%) 2.47 2.96
栄養分析の計算値
カルシウム(%) 0.88 0.80
リン(%) 0.70 0.70
ME、kcal/kg 3300 3200
摂取可能アミノ酸(%)
リジン 1.25 1.15
メチオニン 0.37 0.34
スレオニン 0.78 0.69
トリプトファン 0.25 0.23
(a)HSP121〜126は、段階Iの飼料であった。これらの値は全体の重量%である。
(b)HSP127〜132は、段階IIの飼料であった。これらの値は全体の重量%である。
(c)ASP−250プレミックスは、飼料1トン当たり、100gのクロロテトラサイクリン、100gのスルファメタジンおよび50gのペニシリンを与えた。
(d)トウモロコシデキストロースは、酵母菌グルカンを飼料組成物の成分として使用した場合は、この飼料中で0.025、0.050、0.075、0.100および0.125%のグルカンによって置換された。
(e)微量成分は、:硫酸銅、塩素、セレン、ビタミンE、ビオチン、葉酸、グリシン、エトキシキン、およびこれらの混合物からなる群より選ばれた、豚ビタミンおよび微量ミネラルプレミックスを含有している。
この酵母菌グルカンの作用を表IIに示す。段階Iの最初の7日間の間では、酵母菌グルカンの水準が増加すると、飼料の摂取に二次的な変化(P<0.05)が得られた(表II)。豚は、飼料の酵母菌グルカンの濃度の増加(トン当たり0〜1.0lbまでの酵母菌グルカン)に反応してこれらの摂取量を増大させるが、しかし更にグルカンを多く添加しても、摂取量に対する作用は小さい。毎日の増加量は、飼料の摂取量と同じパターンに従った。段階Iの最後の6日間の間、初期の豚の飼料へと更に酵母菌グルカンを添加すると、毎日の増加量(P<0.02)および飼料の摂取量(P<0.05)には直線的減少が生じた。表IIが示すところでは、飼料1トン当たりそれぞれ0.5および1.0ポンドの酵母菌グルカンを豚に与えたときに、優秀な最適の成長と飼料の摂取量とが得られた。表IIが更に示すところでは、トン当たり0.5ポンドの酵母菌グルカンを初期の豚に与えると、14.3%速く成長し、酵母菌グルカンを添加していないものに対して8.7%も飼料が効率的であった。表IIの結果が更に示すところでは、実験の最後の20日間に亘って、毎日の増加量(P<0.07)および飼料の摂取量(P<0.05)は、飼料中に更に酵母菌グルカンを添加するのにつれて、二次的に変化した。この最後の成長期間の間の増加量および飼料の摂取量の最適水準は、飼料1トン当たり0.5ポンドの酵母菌グルカンを与えた豚にあることを見いだした。結局、飼料中に更に酵母菌グルカンを添加するのにつれて、豚の成長の成績が二次的に変化した。表IIが示すところでは、最も低い含有水準(0.5ポンド/トン)の酵母菌グルカンで成績が最も良く、飼料中のグルカンが増加するのにつれて成績は低下した。この実験の結果が示すところでは、低い水準で与えたときに、酵母菌グルカンによって成長速度および飼料の摂取量が増大した。
表II
初期の豚の成長成績に対する動物飼料への酵母菌グルカンの添加の作用
グルカン 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5
lb/トン(a)
グルカン摂取量 0 135 270 398 500 588
(mg/日)(b)
重量、kg
最初 6.82 6.82 6.78 6.80 6.78 6.82
7日 7.62 7.70 7.85 7.58 7.58 7.52
13日 9.07 9.35 9.22 8.95 8.85 8.63
最後 19.05 20.28 19.78 19.73 19.00 18.53
毎日の増加量kg/日
0〜7日 0.113 0.128 0.145 0.113 0.112 0.098
8〜13日(c) 0.238 0.272 0.232 0.223 0.212 0.175
14〜33日(d) 0.498 0.548 0.528 0.538 0.507 0.495
全体(e) 0.368 0.408 0.393 0.383 0.368 0.345
毎日の飼料kg/日
0〜7日(f) 0.142 0.145 0.167 0.150 0.140 0.128
8〜13日(g) 0.323 0.333 0.343 0.313 0.318 0.272
14〜33日(f) 0.687 0.740 0.725 0.725 0.678 0.667
全体(e) 0.505 0.538 0.537 0.527 0.498 0.472
飼料: 増加量
0〜7日(d) 1.280 0.398 1.247 1.625 1.367 0.990
8〜13日(d) 1.367 1.248 2.137 1.515 1.545 1.735
14〜33日(d) 1.378 1.353 1.372 1.343 1.335 1.353
全体 1.367 1.322 1.367 1.350 1.348 1.370
(a)使用したグルカン生成物は、Saccharomyces cerevisiaeから調整した市販の酵母菌グルカンであった。
(b)グルカンの摂取量は、全飼料摂取量に酵母菌グルカンの含有割合(lb/トン)を乗ずることによって算出した。
(c)グルカンの一次的作用(P<0.02)
(d)グルカンの二次的作用(P<0.07)
(e)グルカンの二次的作用(P<0.01)
(f)グルカンの二次的作用(P<0.05)
(g)グルカンの一次的作用(P<0.05)
(例III)
また、動物飼料への酵母菌グルカンの添加の作用も、上記したようにして6つの更なる無作為化された完全なブロック化実験によって試験した。採用した動物飼料組成物は、0.05重量%の酵母菌グルカンを含有する段階IおよびIIの飼料(表I)と同じである。表IIIに示す結果が示しているように、動物飼料へと酵母菌グルカンを添加すると、離乳した豚の成長が顕著に促進される(P<0.05)。これら6つの試験の平均的結果の示すところでは、酵母菌グルカンによって毎日の増加量が10.5%増大し、酵母菌グルカンを含有している飼料を与えていない豚に比べて、豚が試験の終わりには1.3kg重くなった。特に興味深いのは、重量増加に対する給餌の利用の効率に相違がなかったことであり(表IIも参照)、この成長の向上が、飼料組成物中の酵母菌グルカンの存在のみによることを示す。
表III
離乳した豚の成長の成績に対する酵母菌グルカンの作用
豚の試験番号 92108 92128 92137 93108 93132 94104 6の試験
の平均
初期の重量kg
対照例(a) 6.7 6.8 6.4 6.2 6.2 7.2 6.6
酵母菌グルカン(b)6.7 6.8 6.4 6.2 6.2 7.2 6.6
最終の重量kg
対照例 18.5 19.1 19.7 19.7 19.1 18.4 19.1
酵母菌グルカン 20.2 20.4 20.5 20.5 20.3 19.6 20.4
平均 2.4 1.3 0.8 0.8 1.2 1.2 1.3
毎日の増加kg/日
対照例 0.36 0.37 0.40 0.41 0.39 0.34 0.38
酵母菌グルカン 0.42 0.41 0.43 0.43 0.43 0.38 0.42
対照例を越えた% 17.4 10.8 7.5 4.9 10.3 11.0 10.5
(a)対照例−飼料組成物が酵母菌グルカンを含有していなかった。
(b)酵母菌グルカン−飼料組成物が、0.05重量%の酵母菌グルカンを含有していた。
(例IV)
本例は、酵母菌グルカンを含有する動物飼料組成物を与えた初期の豚の成長の向上が、酵母菌グルカンの抗生作用または抗細菌作用によるものではなかったことを示した。
例IIに記載したものと同じようにして試験を実施し、ただし、表IVに示すように抗生物質を除いた。
表IV
投薬された初期の豚の飼料における動物飼料への酵母菌グルカン
の添加の作用(a)
飼料の酵母菌グルカン% 0 0.10 0.10
投薬(b) 添加 なし 添加
最終の重量kg(c) 18.42 17.83 19.23
増加量、kg/日(c) 0.34 0.33 0.37
飼料の摂取量kg/日(c) 0.48 0.46 0.52
飼料:増加量 1.39 1.40 1.38
(a)処理1回当たり6個のかこい
(b)投薬は、110ppmのスルファメタジン、110ppmのクロロテトラサイクリンおよび55ppm(重量による)のpfペニシリンを含有していた。
(c)P<0.05
表IVが示すように、投薬しないと、重量の増加量は0.34kg/日から0.33kg/日へと少し減少しており、投薬が抗生または抗細菌活性に重要な役割を担っていることを示している。酵母菌グルカンと投薬との双方が飼料組成物中に含まれていると、重量の増加量が、0.34kg/日から0.37kg/日へと顕著に増加しており、酵母菌グルカンが動物の成長速度を向上させていることを示している。更に表IVが示すところでは、例IIおよび例IIIに示したものと同様に、酵母菌グルカンはこの飼料の効率を向上させていない。
(例V)
これは、自己分解した酵母菌または全細胞酵母菌を含有する飼料組成物が初期の豚の成長を促進しなかったことを示す対照例である。
本実験を、例Iに記載した実験のようにして実施し、ただし表VおよびVIに記載したような酵母菌生成物を、表Iに示す飼料組成物中に含有させた。
表V
動物飼料への添加物としての他の酵母菌組成物と酵母菌グルカン
との比較
添加物(a) なし 酵母菌グルカン 酵母菌細胞壁(b) 酵母菌細胞
(0.05) (0.10) (0.10) (0.20) (0.75)(c)
最終の重量 19.1 20.0 20.3 19.1 18.9 18.7
kg(d、e)
増加量、 391 418 427 390 386 379
g/日
摂取量g/日 530 561 563 508 515 516
飼料:増加量 1.35 1.34 1.32 1.30 1.33 1.36
(a)丸かっこ内の値は、全飼料組成物中に示された添加物の重量%である。
(b)酵母菌細胞壁は、酵母菌グルカンをこれから調整する前の不溶性の細胞壁フラクションである。
(c)商業的なベーカーの酵母菌
(d)初期重量は豚1匹当たり6.2kgであった。
(e)P<0.05
表Vが示すところでは、単に酵母菌細胞壁や酵母菌細胞を給餌することによっては、動物の成長速度は向上しなかった。理論によって縛られることは望まないが、動物の上部消化管(即ち、胃および小腸)は、酵母菌細胞壁または酵母菌細胞のタンパク質、脂肪および他の成分を除去して酵母菌グルカンを露出させる能力がなく、従って、動物は、酵母菌グルカンからのようには、酵母菌細胞壁または酵母菌細胞からは同じ利益を受けることができないものと考えられる。
表VI
初期の離乳した豚の成長成績に対する酵母菌生成物の添加の作用
対照例に対する増加量または減少量のパーセンテージ
MacroGard V MacroGard V PolarStar 自己分解 自己分解 全細胞
(b)0.025% (c)0.05 % (d)0.05% 酵母菌(e) 酵母菌(e) 酵母菌
2.50% 5.00% 5.00%
重量 (f)
初期 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
13日 3.1 3.0 2.5 -4.2 -6.1 0.1
最終 6.5 3.8 12.3 -5.5 2.1 4.5
毎日の増加量
段階I 14.3 9.8 9.5 -14.6 -18.1 1.5
段階II 10.0 6.0 21.0 -6.5 6.9 8.3
全体 10.9 6.8 18.2 -7.7 -2.6 6.4
毎日の飼料
段階I 3.1 6.2 5.3 -17.4 -22.6 -9.5
段階II 7.7 5.5 14.9 -10.4 -5.0 -3.3
全体 6.5 6.3 11.9 -11.8 -13.3 -4.8
飼料:増加量
段階I 8.7 20.2 3.1 2.6 -1.3 9.7
段階II 1.8 0.4 5.6 4.0 11.4 10.3
全体 3.3 0.0 5.0 3.7 8.8 10.3
(a)対照例の豚には、酵母菌グルカンや酵母菌生成物を含有していない飼料(表I)を与えた。
(b)「Macrogard V」は、β(1−3)およびβ(1−6)が結合している市販の酵母菌グルカンであり、飼料中0.025重量%の含有水準で使用した。
(c)飼料中の「Macrogard V」酵母菌グルカンの含有量は0.05重量%であった。
(d)「PolarStar 」は、β(1−3)およびβ(1−6)が結合している実験室的な酵母菌グルカンであり、0.05重量%の含有水準で使用した。
(e)自己分解酵母菌は、含有量5.0重量%のSaccharomyces cerevisiaeから得られた市販の製品であった。
(f)全細胞酵母菌は、5重量%の含有量での市販のベーカーの酵母菌Saccharomyces cerevisiaeであった。
表VIに示すように、毎日の増加量、毎日の飼料摂取量および飼料の利用効率は、段階Iの間、自己分解および全細胞酵母菌製品を添加することによって、減少した。更に、毎日の増加量および飼料の摂取量は、段階IIにおいては自己分解または全細胞酵母菌製品の含有によって有効性が少なくなっており、5.0%の全細胞酵母菌または5.0%の自己分解酵母菌のいずれかを与えた初期の豚は、2.50%の自己分解酵母菌を含有させた場合と比較して効率が向上していたが、これらの飼料の含有水準による栄養的因子によるものであった。更に、表IVが示すところでは、対照例と比較して、グルカンを飼料に添加すると、毎日の増加量および飼料の利用効率が向上した。
上記の各例に示した結果が明らかに示しているように、本発明は、その目的を実施し、上記した目的および利点だけでなくこの中に内在している目的および利点を達成するのに、非常に適合している。本分野に習熟した者によって変更がなされうるときには、こうした変更は、本明細書および請求の範囲によって定義される本発明の思想の範囲内に包含される。

Claims (8)

  1. マンナンおよびホスホマンナンまたはマノタンパク質を実質的に含んでおらず、そして、使用水準において固有の栄養価を実質的に有していない不溶性の酵母細胞壁物質を、動物(人を除く)に与えることによる、不溶性の酵母細胞壁物質の動物の成長を促進するための使用。
  2. 前記酵母細胞壁物質は、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセスウバルム(Saccharomyces uvarum)、カンジダユチリス(Candida utilis)、クリュイベロミセスフラジリス(Kluyveromyces fragilis)、ピッチアパストロリス(Pichia pastoris)およびこれらの組み合わせからなる群から選択される酵母由来のものである、請求項1に記載の不溶性の酵母細胞壁物質の使用。
  3. 前記不溶性の酵母細胞壁物質を、動物飼料と共に動物に与えるものであり、
    前記動物飼料は、少なくとも1つの澱粉担持物質、少なくとも1つのタンパク質担持物質および少なくとも1つの脂肪含有物質を必須成分として含み、また、必要に応じて、抗生物質混合物およびビタミン−ミネラル混合物を含み得るものであり、さらに、前記澱粉担持物質は、必要に応じて、トウモロコシ粉末、挽き割りオート麦、粉砕トウモロコシ、大豆粉末、小麦粉、粉砕オート麦粉末、荒挽き小麦粉、荒挽き大豆粉、荒挽きトウモロコシ粉、およびこれらの混合物からなる群から選択され得、また、前記タンパク質担持物質は、必要に応じて、魚粉、乾燥ホエイ、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物、大豆タンパク質濃縮物、大豆粉末、血液粉、血漿タンパク質、乾燥スキムミルク、ホエイタンパク質濃縮物、カノラ粉、トウモロコシグルテン粉、小麦グルテン粉、酵母、ヒマワリ粉、およびこれらの混合物からなる群から選択された得、さらに、前記脂肪含有物質は、必要に応じて、ラード、獣脂、大豆油、レシチン、ココナッツオイル、ホエイ−脂肪配合物、およびこれらの混合物からなる群から選択され得るものであることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の不溶性の酵母細胞壁物質の使用。
  4. 動物飼料と、マンナンおよびホスホマンナンまたはマノタンパク質を実質的に含んでおらず、そして、使用水準において固有の栄養価を実質的に有していない不溶性の酵母細胞壁物質とを含む組成物を、動物(人を除く)に与えることによる、動物の成長を促進するための使用であって、
    前記動物飼料は、少なくとも1つの澱粉担持物質、少なくとも1つのタンパク質担持物質および少なくとも1つの脂肪含有物質を必須成分として含み、また、必要に応じて、抗生物質混合物およびビタミン−ミネラル混合物を含み得るものであり、さらに、前記澱粉担持物質は、必要に応じて、トウモロコシ粉末、挽き割りオート麦、粉砕トウモロコシ、大豆粉末、小麦粉、粉砕オート麦粉末、荒挽き小麦粉、荒挽き大豆粉、荒挽きトウモロコシ粉、およびこれらの混合物からなる群から選択され得、また、前記タンパク質担持物質は、必要に応じて、魚粉、乾燥ホエイ、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物、大豆タンパク質濃縮物、大豆粉末、血液粉、血漿タンパク質、乾燥スキムミルク、ホエイタンパク質濃縮物、カノラ粉、トウモロコシグルテン粉、小麦グルテン粉、酵母、ヒマワリ粉、およびこれらの混合物からなる群から選択された得、さらに、前記脂肪含有物質は、必要に応じて、ラード、獣脂、大豆油、レシチン、ココナッツオイル、ホエイ−脂肪配合物、およびこれらの混合物からなる群から選択され得るものであり、
    前記不溶性の酵母細胞壁物質は、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセスウバルム(Saccharomyces uvarum)、カンジダユチリス(Candida utilis)、クリュイベロミセスフラジリス(Kluyveromyces fragilis)、ピッチアパストロリス(Pichia pastoris)およびこれらの組み合わせからなる群から選択された酵母由来の酵母菌グルカンであり、
    さらに、前記不溶性の酵母細胞壁物質は、前記動物飼料に対し0.075%以下の量で配合されるものである、
    動物飼料と不溶性の酵母細胞壁物質とを含む組成物の動物の成長を促進するための使用。
  5. 前記澱粉担持物質は、粉砕トウモロコシ、オート麦粉末、挽き割りオート麦、荒挽き小麦粉、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物からなる群から選択され、前記タンパク質担持物質は、魚粉、荒挽き大豆粉、およびこれらの混合物からなる群から選択され、前記脂肪含有物質は、ホエイ−脂肪配合物であり、そして、前記酵母菌グルカンは、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)由来のものある、請求項4に記載の組成物の動物の成長を促進するための使用。
  6. 前記動物飼料は、0.001%〜30%の粉砕オート麦粉末、0.001%〜30%の挽き割りオート麦、0.001%〜70%の粉砕トウモロコシ、0.001%〜15%の魚粉、0.001%〜40%の大豆粉、0.001%〜8%の粉砕大豆外皮、0.001%〜40%の乾燥ホエイ、0.1%〜40%の荒挽き小麦粉、0.001%〜30%のホエイ−脂肪配合物、0.001%〜5%のリン酸ジカルシウム、0.001%〜4%の炭酸カルシウム、0.001%〜4%のフマル酸、0.001%〜3%の抗生物質混合物、0.001%〜1%のバター、0.001〜1%のメープルフレーバー、0.001%〜1%のリジンHCl、および0.001%〜2%のビタミン−ミネラル混合物を含んでおり、前記酵母菌グルカンは、前記組成物1トン当たり200g〜1500gの範囲内で存在しており、前記%は、前記組成物の全重量%を100%としたときの重量%であり、前記抗生物質混合物は、前記組成物1トン当たり、100gのクロロテトラサイクリン、100gのスルファメタジンおよび50gのペニシリンを含有しており、そして、前記ビタミン−ミネラル混合物は、硫化銅、塩素、セレン、ビタミンE、ビオチン、葉酸、グリシンおよびエトキシキンを含有していることを特徴とする、請求項4に記載の組成物の動物の成長を促進するための使用。
  7. 前記澱粉担持物質の重量%は、10%〜80%の範囲内であり、前記タンパク質担持物質の重量%は、10%〜50%の範囲内であり、前記脂肪含有物質の重量%は、2%〜15%の範囲内であり、そして、前記酵母菌グルカンは、前記組成物1トン当たり、50g〜2500gの範囲内であることを特徴とする、請求項4に記載の組成物の動物の成長を促進するための使用。
  8. 前記澱粉担持物質の重量%は、20%〜40%の範囲内であり、前記タンパク質担持物質の重量%は、18%〜30%の範囲内であり、前記脂肪含有物質の重量%は、6%〜12%の範囲内であり、そして、前記酵母菌グルカンは、前記組成物1トン当たり、200g〜1500gの範囲内であることを特徴とする、請求項4に記載の組成物の動物の成長を促進するための使用。
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