JP2008028885A - 音声会議システムにおける送話ミュート装置、送話ミュート方法および記録媒体 - Google Patents

音声会議システムにおける送話ミュート装置、送話ミュート方法および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数存在しうる近端話者のいずれからも簡便に誤りなく、かつ音響面に対する悪影響の少ない形で送話ミュート操作を行うことができる汎用性を有し、かつ安価に製造可能な送話ミュート装置を装備する音声会議システムにおける、送話ミュート装置を提供すること。
【解決手段】音声会議システムにおける送話ミュート装置は、複数の近端話者が接触操作できるように筐体外面に設けられた接触センサ装置104と、通話時に接触センサ装置104から入力する接触検知情報に基づき近端話者の遠端話者への送話音声に対して送話ミュート処理の実行とその停止とを行う送話ミュート手段301とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークを用いて音声による遠隔会議を実現する音声会議システムにおける送話ミュート装置、送話ミュート方法および記録媒体に関するものである。
音声会議システムは、近年、ビジネスのグローバル化、スピードアップ化に伴い、地理的に離れた地点間でリアルタイムに音声による遠隔会議を行うことができるシステムとして重要性が高まっている。
この音声会議システムは、インターネット、イントラネット、電話回線、若しくは、専用回線等のネットワークと通信信号の授受を行う通信手段と、通信手段がネットワークから取り込んだ会議相手である遠端話者の音声を出力するスピーカと、近端話者の音声を集音して通信手段に与えるマイクロホンとを備えるが、例えば(特許文献1)に示されているように、多くの場合、1つのスピーカに対してマイクロホンは、複数個が筐体の外周囲に適宜間隔を置いて放射状に配置され、会議机を囲む複数人が同時に使用できるようにしている。つまり、音声会議システムは、複数人で使用する場合には、複数の近端話者の音声をなるべく均等に集音できるように、複数の近端話者からほぼ均等になる位置、大抵の場合には会議机の中央位置に設置される。
ところで、対面会議、遠隔会議の別を問わず、あらゆる会議において、会議中に当方側で閉じた議論を行って意見の取りまとめをした上で相手側に提示するような、いわば内緒話を必要とする場面が生じる。そこで、前記のような内緒話を実現する目的で、上記の(特許文献1)では、送話ミュートボタンを会議机上に設置する音声会議システムの操作パネル面に押しボタン形式の共用キーとして設けている。
米国意匠特許第342732号
以上のように、遠隔会議において送話ミュート操作を行う必要がある場合、従来の音声会議システムでは、前記のように送話ミュートボタンが操作パネル面に設けてあるので、複数人で用いる場合には、操作パネル面とそれを操作しようとする近端話者の着席位置との位置関係によっては、ミュート操作が難しくなる近端話者が出現し、時に隣り合うボタンを誤って操作してしまうという問題を有している。
また、操作パネル面とそれを操作しようとする近端話者の着席位置との位置関係によっては、スピーカあるいはマイクロホンといった音響系を跨いで操作することが起こり、音響エコーの増大等、音響面での悪影響を引き起こしてしまうという問題も有している。
その解決策の一つとして、筐体上に複数の送話ミュートボタンを設置する方法も考えられるが、近端話者の着席位置およびその数は会議毎に異なるので、送話ミュートボタンの設置位置および設置数は、設計段階では一意に決定できない。つまり、汎用性を有する音声会議システムの製造が困難である。また、複数のボタンを設置する場合には、装置が複雑になりコストが増大する、あるいは製造時の工数が増大するといった新たな問題が生ずる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数存在しうる近端話者のいずれからも簡便に誤りなく、かつ音響面に対する悪影響の少ない形で送話ミュート操作を行うことができる汎用性を有し、かつ安価に製造可能な音声会議システムにおける送話ミュート装置、送話ミュート方法および送話ミュート方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶する記録媒体を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、ネットワークから取り込んだ遠端話者の受話音声をスピーカから出力し、マイクロホンで集音した近端話者の送話音声を前記のネットワークに送出することで、音声による遠隔会議を実現する音声会議システムにおける送話ミュート装置として、前記近端話者が接触操作できるように筐体外面に設けられた接触センサ装置と、通話時に前記接触センサ装置から入力する接触検知情報に基づき近端話者の遠端話者への送話音声に対して送話ミュート処理の実行とその停止を行う送話ミュート手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、筐体外面に設けられた接触センサ装置は、複数存在しうる近端話者のいずれからも簡便に誤りなく、かつ音響面に対する悪影響の少ない形で送話ミュート操作を行うことができる。そして、送話ミュート手段は、送話ミュート処理の実行とその停止とを単一系統のセンサ入力で実現できる。したがって、会議毎に異なる近端話者の席位置およびその数を考慮することなく、柔軟に対応できる汎用性に富む送話ミュート装置を装備する音声会議システムを安価に製造することが可能となる。
本発明によれば、複数存在しうる近端話者のいずれからも簡便に誤りなく、かつ音響面に対する悪影響の少ない形で送話ミュート操作を行うことができる汎用性を有し、かつ安価に製造可能な送話ミュート装置を装備する音声会議システムが得られるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、本発明にかかる音声会議システムにおける送話ミュート装置、送話ミュート方法および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による送話ミュート装置を装備する音声会議システムの外観構成を示す外観斜視図である。図1に示す音声会議システム100は、例えば四角形状の筐体をしており、その筐体の外面中央位置に遠端話者からの受話音声等を出力するスピーカ101が配置され、外周囲の各角部に近端話者の送話音声を集音するマイクロホン102が配置され、2つのマイクロホン102が挟む筐体外面に多数の操作ボタンを配置した操作パネル103が配置されている。
従来では、操作パネル103に送話ミュート用のボタンを設けていたので、複数人で用いる場合に操作パネル103と対面していない近端話者からのミュート操作が難しく、時に隣り合うボタンを誤って操作してしまうことが起こり、また操作パネル103の配置面の反対側に位置する近端話者がボタン操作を行おうとする場合に、スピーカ101あるいはマイクロホン102といった音響系を跨いで操作することになるので、音響エコーの増大等の音響面での悪影響も引き起こしてしまうということがあった。
そこで、この実施の形態では、操作パネル103に送話ミュート用のボタンを設けるのではなく、送話ミュート操作(開始操作とその停止操作)を検知する接触センサ装置104を、筐体外面の操作し易い場所に、例えばスピーカ101の配置位置外周囲に、図示例ではスピーカ101の配置位置外周囲を囲む形で設けてある。この構成によれば、それぞれの近端話者は、近い所にある接触センサ装置104に触れるだけで目的(送話ミュートの開始とその停止の指示)を達成できるので、簡単かつ確実に送話ミュート操作を行うことができ、音響面での悪影響を引き起こす心配もなくなる。
そして、この実施の形態では、送話ミュート操作結果の通知手段の一例であるLED表示部105を、例えば各マイクロホン102の配置位置近傍に設け、近端話者が接触センサ装置104を接触操作して入力した送話ミュートの開始指示およびその停止指示が正しく音声会議システムに認識されているか否かを近端話者に通知するようにしている。これによって、誤操作を防ぐとともに、近端話者に操作結果を確認できる安心感を提供することが可能となる。
図2は、図1に示す音声会議システムの電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、音声会議システムは、筐体側に配置されるスピーカ101とマイクロホン102とLED表示部105として例示される通知手段210とに対する制御系等として、回線接続装置201と、D/A変換装置202と、A/D変換回路205と、中央演算処理装置207と、ROM208と、RAM209とを備えている。
回線接続装置201は、ネットワークとしての通信回線と信号授受を行う通信手段の一例であるが、ネットワークから取り込んだ通信データ(遠端話者からの受話音声)を中央演算処理装置207に与え、また、中央演算処理装置207から受け取った通信データ(遠端話者への送話音声)をネットワークへ送出する。
D/A変換装置202は、中央演算処理装置207から受け取ったデジタル信号(遠端話者からの受話音声)をアナログ変換してスピーカ101に与えて駆動する。
A/D変換回路205は、マイクロホン102が集音した音声信号(近端話者の送話音声)をデジタル変換して中央演算処理装置207に与える。
中央演算処理装置207は、ROM208に格納される制御プログラムをワーキングメモリであるRAM209を使用して実行して図3に示す諸機能を実現し、電源投入や運用開始指示時等による起動時における一連の初期化処理によって図3に示す諸機能をスタンバイさせ、運用時(通話時)に図3に示す諸機能を駆動して当該音声会議システムを所望の状態で使用できるようにする。図3では、送話ミュート手段301と、擬似エコー生成手段302と、減算手段303とが示されている。
図3において、送話ミュート手段301は、電源投入や運用開始指示時等による起動時において初期化処理(図4参照)を受けてスタンバイし、通話時において接触センサ装置104から接触検知情報(送話ミュートの開始とその停止の指示)の入力有無を監視しつつA/D変換回路205が出力する近端話者の音声を送話音声として回線接続装置201に出力する過程で、接触センサ装置104から接触検知情報が入力するときは、その接触検知情報に従って回線接続装置201に出力する送話音声にミュート処理(送話ミュートの開始とその停止の処理)を施す(図5参照)とともに、送話ミュート処理の実施を通知手段210によって近端話者に知らせる(図6参照)ことを行う機能を有する。
つまり、送話ミュート手段301は、接触センサ装置104と協働してこの実施の形態1による送話ミュート装置を構成している。
そして、擬似エコー生成手段302は、回線接続装置201からの受話音声をD/A変換装置202に出力し、A/D変換回路205からの送話音声を回線接続装置201に出力する際に、スピーカ101とマイクロホン102と間の伝達関数を推定し、疑似エコー成分を生成する機能を有する。
また、減算手段303は、疑似エコー生成手段302が生成した疑似エコー成分をA/D変換回路205が出力する近端話者の音声から減算し、スピーカ101とマイクロホン102と間に生じた音響エコーを除去する機能を有する。
なお、擬似エコー生成手段302及び減算手段303は、スピーカ101とマイクロホン102間に生じる音響エコーの影響が音声通話に支障を来たす場合において用いられる機能であって、音響エコーが必要十分に小さい場合には省略可能である。
以下、図1〜図6を参照して、この実施の形態1による送話ミュート装置の動作について説明する。なお、図4は、図3に示す送話ミュート手段の起動時での初期化処理手順を説明するフローチャートである。図5は、図3に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理手順を説明するフローチャートである。図6は、図3に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理時における通知処理手順を説明するフローチャートである。以降、各フローチャートの説明では、処理手順を示す「ステップ」は、単に「S」と記述する。
図4において、中央演算処理装置207は、当該音声会議システムの電源投入や運用開始指示等による起動時に実行する一連の初期化処理(S401)の一部として、送話ミュート手段301が用いる制御フラグである「接触判定フラグ」と「送話ミュート指示フラグ」とをそれぞれ初期化する(S402)。初期化処理を終了(S403)すると、送話ミュート手段301は、スタンバイ状態となり、通話が行われると、上記2つのフラグの内容(値)に基づき図5に示す送話ミュート処理を実行する。
ここで、「接触判定フラグ」は、接触センサ装置104の接触検知状態を示すフラグであり、論理値“0”では接触センサ装置104への接触操作無しを示し、論理値“1”では接触センサ装置104への接触操作有りを示す。この初期化処理(S402)では、「接触判定フラグ」の値は、論理値“0”に設定される。
また、「送話ミュート指示フラグ」は、送話ミュート処理の実行可否を指示するフラグであり、論理値“0”の場合は送話ミュート処理の実行禁止を示し、論理値“1”の場合は送話ミュート処理の実行許可を示す。この初期化処理(S402)では、「送話ミュート指示フラグ」の値は、論理値“0”に設定される。
図5では、通話状態において接触センサ装置104への接触操作有無を判定する処理手順が示されている。ユーザの発着呼操作により音声会議システムが通話状態に入った場合に、送話ミュート手段301では、図5に示す接触判定ルーチンが定期的に実行される。
送話ミュート手段301は、判定開始の指示(S501)を受けて、接触センサ装置104から接触検知情報の入力有無を監視し(S502)、接触動作が行われていない場合(S502:No)には、接触判定フラグの値を論理値“0”に維持して(S503)判定を終了し(S504)、次回の判定開始指示(S501)を待つ。「送話ミュート指示フラグ」は初期設定した論理値“0”であるので、送話ミュート手段301は、動作禁止状態にあり、近端話者の送話音声はそのまま遠端話者に送信される。
そのような通話状態におけるS502において、接触センサ装置104への接触動作が行われた場合は(S502:Yes)、接触判定フラグの値を調べる(S505)。その結果、接触判定フラグの値が論理値“0”である場合(S505:No)は、接触判定フラグの値を論理値“1”に設定し、送話ミュート指示フラグの値を反転(S506)して判定を終了(S504)し、次回の判定開始指示(S501)を待つ。
S506では、今の例では、送話ミュート指示フラグの値は論理値“1”に設定されるので、送話ミュート手段301は、動作許可状態となり、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理が開始される。
その後のS502において、判定が肯定(S502:Yes)である場合は、接触センサ装置104への接触動作が継続して行われている場合であり、S505において調べた接触判定フラグの値は論理値“1”である(S505:Yes)ので、そのまま判定終了(S504)となり、次回の判定開始指示(S501)を待つ。
つまり、送話ミュート手段301は、送話ミュート指示フラグの値が論理値“1”のままであるので、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理を継続して実行する。
そして、その後のS502において、判定が否定(S502:No)である場合は、近端話者が接触センサ装置104への接触動作が止めた場合であるので、接触判定フラグの値を論理値“0”に変更設定して(S503)判定を終了し(S504)、次回の判定開始指示(S501)を待つ。
この場合に、送話ミュート手段301は、送話ミュート指示フラグの値が論理値“1”のままであるので、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理を継続して実行する。
次に、上記のように近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理を継続している過程で、近端話者が接触センサ装置104への接触操作を行った場合、S502での判定が肯定(S502:Yes)となるが、S505において調べた接触判定フラグの値は論理値“0”である(S505:No)ので、接触判定フラグの値を論理値“1”に設定し、送話ミュート指示フラグの値を反転して(S506)判定を終了(S504)し、次回の判定開始指示(S501)を待つ。
S506では、今の例では、送話ミュート指示フラグの値は論理値“0”に変更設定されるので、送話ミュート手段301は、動作禁止状態となり、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理が停止される。
以上のように、この実施の形態1による送話ミュート装置では、近端話者が行う接触センサ装置104への接触操作の操作継続期間の長短を問わず、接触センサ装置104への接触操作毎に、送話ミュート処理の実行とその停止とを交互に切り替えることができる。
次に、図6において、送話ミュート手段301は、通話が開始されると(S601)、上記のように設定操作される送話ミュート指示フラグの値を調べ(S602)、送話ミュート指示フラグの値が論理値“0”である場合(S602:No)は、送話ミュート状態でないと判断して通知手段210をオフとし(S603)、一方、送話ミュート指示フラグの値が論理値“1”である場合(S602:Yes)は、送話ミュート処理の実行中であると判断して通知手段210をオンとする(S604)。
ここで、図2に示す通知手段210として、図1ではLED表示部105を示したが、LCD表示部であってもよい。また、そのような視覚的な通知手段に代えて、音声アラームなど聴覚的な通知手段を設けてもよい。
また、通知手段210による近端話者への通知態様としては、視覚的な通知手段の場合では点灯(オン)と消灯(オフ)の組み合わせ、点滅周期や点灯色の変更などの形態を用いることができ、聴覚的な通知手段の場合では合成音や音声アナウンスの発声などの形態を用いることができる。
このように、この実施の形態1によれば、送話ミュート処理の実行とその停止とを交互に切り替える動作を単一系統のセンサ入力で実現できる。しかも、複数の近端話者が使用する場合でも、いずれの位置からも簡便に、かつ音響面に対して悪影響の少ない状態で、送話ミュート処理の実行とその停止とを指示する操作が行える。
したがって、会議毎に異なる近端話者の席位置およびその数を考慮することなく、柔軟に対応できる汎用性に富む送話ミュート装置を装備する音声会議システムを、コストアップを招来することなく製造することが可能となる。
そして、近端話者に対して、近端話者が操作入力した送話ミュート処理の実行とその停止の指示を正しく音声会議システムが認識したか否かを聴覚的あるいは視覚的に通知するので、誤操作を防ぐとともに、近端話者に操作結果を確認できる安心感を提供することができる。
また、図4〜図6に示し処理手順をコンピュータが実行可能に記述したプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶する記録媒体を用いれば、任意の時間に任意の場所で、上記したこの実施の形態1による送話ミュート装置の動作を実行することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2による送話ミュート装置を装備する音声会議システムにおける中央演算処理装置が実現する機能を説明するブロック図である。図7は、図3に対応している。つまり、この実施の形態2による音声会議システムの外観構成は図1と同様であり、電気的構成は図2と同様であるが、図7に示すように、図3に示した送話ミュート手段301に代えて送話ミュート手段701が設けられている点が異なっている。
図3に示した送話ミュート手段301は、接触判定フラグと送話ミュート指示フラグとを用いて送話ミュート処理の実行と停止とを実現し、送話ミュート指示フラグを用いて近端話者への通知処理を実現したが、この実施の形態2による送話ミュート手段701は、接触センサ装置104の接触操作時間をカウントする接触判定カウンタを備え、この接触判定カウンタと上記の送話ミュート指示フラグとを用いて送話ミュート処理の実行と停止を実現し、上記の送話ミュート指示フラグとを用いて近端話者への通知処理を実現する。
以下、図1、図2、図7〜図9を参照して、この実施の形態2による送話ミュート装置の動作について説明する。但し、近端話者への通知処理は、図6と同様であるので、その説明は省略する。なお、図8は、図7に示す送話ミュート手段の起動時での初期化処理手順を説明するフローチャートである。図9は、図7に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理手順を説明するフローチャートである。
図8において、中央演算処理装置207は、当該音声会議システムの電源投入や運用開始指示等による起動時に実行する一連の初期化処理(S801)の一部として、送話ミュート手段701が用いる制御フラグである「送話ミュート指示フラグ」と送話ミュート手段701が備える接触判定カウンタとをそれぞれ初期化(S802)するとともに、送話ミュート手段701が備える接触判定カウンタの最大カウント値である閾値を設定(S803)して初期化処理を終了(S804)すると、送話ミュート手段701は、スタンバイ状態となり、通話が行われると、上記の送話ミュート指示フラグの内容(値)と接触判定カウンタのカウント値とに基づき図9に示す送話ミュート処理を実行する。
図9では、通話状態において接触センサ装置104の接触操作が行われた場合にその接触操作時間によって接触有無を判定する処理手順が示されている。ユーザの発着呼操作により音声会議システムが通話状態に入った場合に、送話ミュート手段701では、図9に示す接触判定ルーチンが定期的に実行される。
送話ミュート手段701は、判定開始の指示(S901)を受けて、接触センサ装置104から接触検知情報の入力有無を監視し(S902)、接触動作が行われていない場合(S902:No)には、送話ミュートフラグの値を論理値“0”に維持し、また接触判定カウンタのカウント値を値0に維持して判定を終了し(S905)、次回の判定開始指示(S901)を待つ。「送話ミュート指示フラグ」は初期設定した論理値“0”であるので、送話ミュート手段701は、動作禁止状態にあり、近端話者の送話音声はそのまま遠端話者に送信される。
そのような通話状態におけるS902において、接触センサ装置104への接触動作が行われた場合は(S902:Yes)、接触判定カウンタを歩進し(S903)、その歩進した接触判定カウンタの値と初期化処理にて設定した接触判定カウンタ閾値との大小関係を調べる(S904)。
その結果、接触判定カウンタの値が接触判定カウンタ閾値未満であると((S904):Yes)、判定を終了し(S905)次回の判定開始指示(S901)を待つ。送話ミュート手段701は、動作禁止状態が継続するので、近端話者の送話音声はそのまま遠端話者に送信する動作が継続して行われる。
そして、近端話者が接触センサ装置104への接触動作を継続すると、S902〜S903の経路で、接触判定カウンタが定期的にカウントアップするので、接触判定カウンタの値が接触判定カウンタ閾値に向かって増加していく。接触判定カウンタの値が接触判定カウンタ閾値に到達すると(S904:No)、送話ミュート指示フラグに論理値“1”を設定し(S907)、判定を終了(S905)して次回の判定開始指示(S901)を待つ。送話ミュート手段701では、動作許可状態となり、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理が開始される。
その後、近端話者が接触センサ装置104への接触動作を停止すると、S902での判定が否定(S902:No)となるので、送話ミュートフラグの値を論理値“0”に変更するとともに、接触判定カウンタのカウント値を値0に初期化して(S906)判定を終了し(S905)、次回の判定開始指示(S901)を待つ。
「送話ミュート指示フラグ」の値が論理値“0”になったので、送話ミュート手段701は、動作禁止状態になり、近端話者の送話音声を遠端話者に送信しない送話ミュート処理が停止される。
このように、実施の形態2による送話ミュート装置では、近端話者が行う接触センサ装置104への接触操作の操作継続期間が一定時間を超えると送話ミュート処理を実行し、近端話者が行う接触センサ装置104への接触操作を止めると送話ミュート処理の実行を停止することができる。
つまり、この実施の形態2による送話ミュート装置では、近端話者は送話ミュート処理の実行とその停止を僅かに一度の接触操作で指示することができるので、実施の形態1よりも簡単な操作で利用することを可能となる。
そして、図8と図9と図6に示し処理手順をコンピュータが実行可能に記述したプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶する記録媒体を用いれば、任意の時間に任意の場所で、上記したこの実施の形態2による送話ミュート装置の動作を実行することができる。
以上のように、本発明にかかる音声会議システムにおける送話ミュート装置は、複数存在しうる近端話者のいずれからも簡便に誤りなく、かつ音響面に対する悪影響の少ない形で送話ミュート操作を行うことができる汎用性を有し安価に製造できる送話ミュート装置として有用である。
本発明の実施の形態1による送話ミュート装置を装備する音声会議システムの外観構成を示す外観斜視図 図1に示す音声会議システムの電気的構成を示すブロック図 図2に示す中央演算処理装置が実現する機能を説明するブロック図 図3に示す送話ミュート手段の起動時での初期化処理手順を説明するフローチャート 図3に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理手順を説明するフローチャート 図3に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理時における通知処理手順を説明するフローチャート 本発明の実施の形態2による送話ミュート装置を装備する音声会議システムにおける中央演算処理装置が実現する機能を説明するブロック図 図7に示す送話ミュート手段の起動時での初期化処理手順を説明するフローチャート 図7に示す送話ミュート手段の通話時での送話ミュート処理手順を説明するフローチャート
符号の説明
100 音声会議システム
101 スピーカ
102 マイクロホン
103 操作パネル
104 接触センサ装置
105 LED表示部
201 回線接続装置
202 D/A変換装置
205 A/D変換装置
207 中央演算処理装置
208 ROM
209 RAM
210 通知手段
301,701 送話ミュート手段
302 擬似エコー生成手段
303 減算手段

Claims (8)

  1. ネットワークから取り込んだ遠端話者の受話音声をスピーカから出力し、マイクロホンで集音した近端話者の送話音声を前記のネットワークに送出することで、音声による遠隔会議を実現する音声会議システムにおいて、
    前記近端話者が接触操作できるように筐体外面に設けられた接触センサ装置と、
    通話時に前記接触センサ装置から入力する接触検知情報に基づき近端話者の遠端話者への送話音声に対して送話ミュート処理の実行とその停止を行う送話ミュート手段と、
    を備えていることを特徴とする音声会議システムにおける送話ミュート装置。
  2. 前記送話ミュート手段は、前記接触センサ装置から接触検知情報が入力する度に、送話ミュート処理の実行とその停止とを交互に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の音声会議システムにおける送話ミュート装置。
  3. 前記送話ミュート手段は、前記接触センサ装置から接触検知情報が一定期間を超えて入力する場合に送話ミュート処理を実行し、前記接触検知情報の入力が無くなったときに送話ミュート処理の実行を停止することを特徴とする請求項1に記載の音声会議システムにおける送話ミュート装置。
  4. 前記近端話者に対し前記送話ミュート手段が行う送話ミュート処理の実行とその停止とを視覚的にあるいは聴覚的に通知する通知手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の音声会議システムにおける送話ミュート装置。
  5. ネットワークから取り込んだ遠端話者の受話音声をスピーカから出力し、マイクロホンで集音した近端話者の送話音声を前記のネットワークに送出することで、音声による遠隔会議を実現する音声会議システムにおいて、
    通和時に、
    筐体外面に設けた接触センサ装置から接触検知情報が入力する場合は、その度に、前記近端話者の接触操作有無を判定する接触判定フラグの内容を判定し、前記接触判定フラグが接触操作無しを示す場合は接触操作有りに変更するとともに、送話ミュート処理の実行可否を指示する送話ミュート指示フラグを送話ミュート処理の実行許可と実行禁止とに交互に変更する一方、前記接触判定フラグが接触操作有りを示す場合は前記送話ミュート指示フラグが示す送話ミュート処理の実行許可をそのまま維持する工程と、
    前記接触センサ装置から接触検知情報が入力しない場合は前記接触判定フラグを接触操作無しに設定する工程と、
    を含むことを特徴とする音声会議システムにおける送話ミュート方法。
  6. ネットワークから取り込んだ遠端話者の受話音声をスピーカから出力し、マイクロホンで集音した近端話者の送話音声を前記のネットワークに送出することで、音声による遠隔会議を実現する音声会議システムにおいて、
    通和時に、
    筐体外面に設けた接触センサ装置から接触検知情報が入力する場合は、その度に、前記近端話者の接触操作時間長をカウントする接触判定カウンタを歩進してそのカウント値が前記カウント閾値を超えるか否かを判定し、超える場合に送話ミュート処理の実行可否を指示する送話ミュート指示フラグを送話ミュート処理の実行許可に設定する工程と、
    前記接触センサ装置から接触検知情報が入力しない場合は前記接触判定カウンタを初期化するとともに、前記送話ミュート指示フラグを送話ミュート処理の実行禁止に設定する工程と、
    を含むことを特徴とする音声会議システムにおける送話ミュート方法。
  7. 前記近端話者に対し送話ミュート処理の実行とその停止とを視覚的にあるいは聴覚的に通知する通知手段を、前記送話ミュート指示フラグが送話ミュート処理の実行許可であるか実行禁止であるかに応じて駆動する工程、
    を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の音声会議システムにおける送話ミュート方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一つに記載の送話ミュート方法の各工程をコンピュータが実行可能に記述したプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶していることを特徴とする記録媒体。
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