JP2008028850A - 表示装置 - Google Patents

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正裕 山崎
Tomoya Ozaki
友哉 尾崎
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Abstract

【課題】テレビ映像を滑らかに表示でき、それに伴う消費電力を抑えることができる携帯電話機を提供する。
【解決手段】携帯電話機100のCPU102は、テレビデータ処理部を制御して、受信したテレビ信号を処理し、映像データ等に分離する。さらに、CPU102は、テレビデータ処理部を制御して、映像データから動画を表示するためのフレームを作成する。次に、CPU102は、所定の条件に応じて、フレーム補間部を制御し、それぞれのフレームの間を補う補間フレームを作成する。CPU102は、表示制御部1071を制御して、作成したフレームと補間フレームとを交互に表示部1072に表示することによって、滑らかな動画を実現する。なお、CPU102は、所定の条件によってフレーム補間のON、OFFをし、フレーム補間に伴う消費電力を節約する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画等のコンテンツを再生する表示装置に関する。
近年、様々な携帯端末にテレビ視聴機能が搭載され、ユーザは携帯端末でテレビ番組を視聴することが可能となっている。また、地上デジタル放送による携帯端末向け放送サービス(ワンセグ)が開始され、携帯端末でもノイズの少ないきれいな映像を再生することができる。
ワンセグ放送における映像のフレームレートは15fps(Frame Per Second)であり、1秒あたりのコマ数が少ない。そのため、動きのあるシーンでは、動きがぎくしゃくしてしまう。
このような問題を解決できる技術が特許文献1に開示されている。この技術は、動画を再生する際に、表示フレーム間に補間フレームを内挿して表示フレーム間隔を短くすることで、コマ数の少ない動画でも滑らかに表示させるというものである。
しかし、動画を滑らかに表示するための補間処理には膨大な計算が必要であり、演算用LSI(Large Scale Integration)の消費電力も増大してしまう。このため、電池の容量が限られている携帯端末において、動画再生の際に常に補間処理を行っていると、電池の消耗が著しく早くなり、動作時間が短くなってしまうという問題があった。
同様の問題は、ワンセグ放送の受信再生装置に限らず、比較的低フレームレートの画像を表示する装置、特に、携帯型の装置に共通に発生している。
特開2004−357215号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、消費電力を抑えつつ滑らかな動画を再生できる表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係る表示装置は、
コンテンツデータを処理し、第1のフレーム周波数の第1の画像情報を出力する第1の出力手段と、
前記第1の出力手段により出力された第1の画像情報をフレーム補間し、前記第1のフレーム周波数よりも高い第2のフレーム周波数の第2の画像情報を出力する第2の出力手段と、
画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、
第1の条件に合致した場合に、前記第1の出力手段から出力された第1の画像情報を前記表示手段に供給して表示させ、第2の条件に合致する場合に、前記第2の出力手段から出力された第2の画像情報を前記表示手段に供給して表示させる表示制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
例えば、前記表示制御手段は、第1の条件に合致した場合、前記第1の出力手段から出力された第1の画像情報を前記表示手段に表示させ、第2の条件に合致しない場合、前記第1の出力手段により出力された第1の画像情報を前記表示手段に表示させるように制御して、前記第2の画像情報を表示させる場合よりも消費電力を低減する。
例えば、前記表示制御手段は、コンテンツの種類を判別する判別手段を備え、前記判別手段がコンテンツが第1の種類であると判別したときに、前記第1の条件に合致すると判別し、前記判別手段がコンテンツが第2の種類であると判別したときに、前記第2の条件に合致すると判別する。
例えば、前記表示制御手段は、画像の表示サイズを判別する表示サイズ判別手段を備え、前記表示サイズ判別手段が表示サイズが第1のサイズであると判別したときに、第1の条件に合致すると判別し、表示サイズが第1のサイズよりも大きい第2のサイズであると判別したときに、第2の条件に合致すると判別する。
例えば、前記制御手段は、前記携帯端末が、前記コンテンツの再生と他のアプリケーションとを同時に実行していて、ユーザが当該他のアプリケーションに関して入力を行った場合、当該入力が行われてから一定時間、前記第1の画像情報を前記表示手段に表示させ、前記一定時間以外は、前記第2の画像情報を前記表示手段に表示させる。
例えば、前記表示装置は、前記第1の出力手段と前記第2の出力手段と前記表示手段と前記表示制御手段に動作電力を供給するためのバッテリをさらに備える携帯型装置から構成される。
例えば、前記第1の出力手段は、放送を受信して前記第1の画像情報を生成する放送受信手段を備える。
例えば、前記第1のフレーム周波数は、20fps以下である。
例えば、前記放送受信手段は、フレーム周波数が15fpsのワンセグ放送を受信して復調する手段を備える。
本発明の表示装置は、条件に応じてフレーム補間処理を実行・非実行するので、滑らかな画像の再生と消費電力の低減とを達成できる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る表示装置を携帯電話機100に配置されている表示装置を例に説明する。
図1に示すように、携帯電話機100は、入力部101と、CPU102と、記憶部103と、テレビデータ処理部104と、通信制御部1051と、無線送受信部1052と、チューナ1061と、放送信号受信部1062と、表示制御部1071と、表示部1072と、フレーム補間部108と、電源部109と、から構成される。
入力部101は、キーボード等から構成され、ユーザの操作を受け付け、操作に応じた操作信号をCPU102に送出する。
CPU102は、記憶部103に格納されたプログラムに基づいて動作し、所定の条件に合致しているか否かの判別、条件に合致していると判別した場合のフレーム補間処理、表示制御処理等を行う。
記憶部103は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、携帯電話機100で扱うデータや、テレビアプリケーション等のソフトウェアを記憶する。チューナ1061から出力されたテレビ信号や、テレビデータ処理部104がテレビ信号から音声データや映像データなどを取得する際の処理に必要なデータも記憶部103に記憶される。
テレビデータ処理部104は、チューナ1061からテレビ信号(TS(Transport Stream))信号を受信し、そのテレビ信号から音声データ、映像データ、字幕データ及び番組情報等のテレビを再生するのに必要なデータを抽出する。また、テレビデータ処理部104は、CPU102の制御の下、映像データや字幕データ等を表示制御部1071に出力する。テレビデータ処理部104は、CPU102から録画命令を受け取ると、音声データ、映像データ、字幕データおよび番組情報などのテレビを再生するのに必要なデータを記憶部103に記憶させる。
通信制御部1051は、無線送受信部1052から受信した無線信号を復調処理し、CPU102に出力する。また、通信制御部1051は、CPU102から受信した信号を変調処理し、無線送受信部1052に出力する。通信制御部1051は、図1に示すように1つのみを使用する場合に限らず、例えば、CDMA(符号分割多重接続;Code Division Multiple Access)、EV−DO(Evolution Data Only)、無線LAN等の複数の通信方式を利用可能にするために複数備えても良い。
無線送受信部1052は、他の情報処理装置との間でデータの無線送受信を行う。無線送受信部1052は、図1に示すように1つのみを使用する場合に限らず、例えば、CDMA、EV−DO、無線LAN等の複数の通信方式を利用可能にするために複数配置されても良く、複数の機能を有するものでもよい。
チューナ1061は、放送信号受信部1062から受信した放送信号から所望のチャンネルの信号を取り出し、復調処理し、テレビ信号をテレビデータ処理部104に出力する。
放送信号受信部1062は、テレビ局から放送信号を受信し、チューナ1061に出力する。
表示制御部1071は、CPU102の制御のもと、映像データ等を表示部1072が出力可能な1フレーム分のデータ形式に変換し、表示コマンドと共に1フレーム分の画像データを表示部1072に出力する。
表示部1072は、所定の情報の表示、コンテンツの表示などを行う。例えば、表示部1072は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)などのディスプレイ等を備える。表示部1072は、表示制御部1071から表示コマンドと共に1フレーム分の画像データが供給されると、表示画像を供給された画像に更新する。表示部1072は、この携帯電話機100が表示を可能とする最大のフレームレートに対応している。表示部1072は、音声出力部等を備えてもよい。
フレーム補間部108は、テレビデータ処理部104により出力された映像データのフレーム(オリジナルフレーム)間に内挿する補間フレームを生成する。これにより、時間あたりの表示フレーム数がn(2以上の自然数)倍になり、動画を滑らかに表示することができる。ここで、フレームとは、表示部1072で表示する1画面分の画像を意味する。
補間フレームの生成手法の例を説明する。補間フレームは、一般的に、ブロックマッチング法を用いて動きベクトルを求め、この動きベクトルを利用して作成する。ブロックマッチング法とは、基準とするオリジナル(参照)フレームを複数の小ブロックに分割し、それら小ブロックに対して、もう一方のオリジナルフレーム上の画像から最も相関度の高い小ブロックを探索して動きベクトルを求める手法である。
図2(a)に示すように、第一のオリジナルフレーム201と第二のオリジナルフレーム202の間に1つの補間フレーム203を内挿し、フレームレートを2倍にする場合を想定する。
まず、第一のオリジナルフレーム201上にある小ブロック206に対して、第二のオリジナルフレーム202上にある小ブロックの中から最も相関度の高い小ブロックを探索する。小ブロック同士の相関度は、ブロック内の相対位置が一致する画素同士について輝度値の差分の絶対値を計算し、小ブロック内の全画素についてその差分の絶対値を足し合わせた値として計算される。
小ブロック206と小ブロック207が似たような画像である場合、輝度値の差分は小さくなり、全画素について足し合わせた値も小さくなる。この場合を、相関度が高いという。他にも、相関値の計算方法としては、輝度値の差分がある閾値以下である画素の数の合計を用いる方法などもある。
最も相関度の高いブロックが探索できたら、フレームの左上の画素を基準とした場合の小ブロックの相対位置の差を動きベクトルとする。例えば、小ブロック206に対する相関度の高い小ブロックが小ブロック207である場合、ベクトル204を動きベクトルとする。また、この動きベクトル204の半分のベクトル205を動き補償ベクトルとする。
次に、補間フレーム203上の、小ブロック206の位置から動き補償ベクトル205だけ動かした位置に、小ブロック206と小ブロック207の画素ごとに平均を取った画像を貼り付ける。以上の処理を、第一のオリジナルフレーム201上の全ての小ブロックに対して行うことにより、補間フレーム203を作成する。
このようにすれば、第一のオリジナルフレーム201から第二のオリジナルフレーム202にかけて動いた物体は、補間フレーム203上ではその中間の位置にその物体が表示されるため、動画として再生すると滑らかに物体が動くように見える。
フレームレートを2倍にする例を挙げたが、補間フレームの数を増やして、フレームレートを2倍以上にしてもよい。図2(b)に、連続するオリジナルフレームの間に3つの補間フレームを内挿して、フレームレートを4倍とする例の模式図を示す。
この例では、第一のオリジナルフレーム211上にある小ブロック221に対して、第二のオリジナルフレーム212上にある最も相関度の高い小ブロック222を探索する。続いて、フレームの左上の画素を基準とした場合の小ブロックの相対位置の差を動きベクトルとする。即ち、小ブロック221の原点から相関度の高い小ブロック222の原点へのベクトル231を動きベクトルとする。また、この動きベクトル231の1/4,2/4,3/4のベクトル232,233,234を動き補償ベクトルとする。
次に、第一のオリジナルフレーム211から第二のオリジナルフレーム212までの経過時間を1/4,2/4,3/4の位置に補間フレーム213〜215を配置し、第一のオリジナルフレーム211上の小ブロック221の位置から動き補償ベクトル232,233,234だけ動かした位置に、小ブロック221と小ブロック222の画素ごとに重み平均を取った画像223,224,225を貼り付ける。これを第一の参照フレーム211上の全ての小ブロックに対して行うことにより、補間フレーム213,214,215を作成する。
なお、フレーム周波数を3倍、5倍以上とすることも可能である。
図1の電源部109は、電池を内蔵し、この電池に蓄積されたエネルギーを携帯電話機100内の各部に動作用として供給する。電源部109には、外部から電池充電用の電力が供給される。この電源部109には、ACアダプタ等から電力が供給され、電池が充電される。
次に、第1の実施形態に係る携帯電話機100のテレビ再生処理を説明する。
この携帯電話機100は、テレビ放送を再生する際に、映像データを取得し、外部から電力が供給されている際には、映像データのフレーム間を補間する補間フレームを作成してフレーム間に内挿し、動画を滑らかにし、一方、外部電力が供給されず、電池で操作する際には、フレーム補間処理を行わずに、消費電力を抑える。
以下、図3を参照して、第1の実施形態に係るテレビ再生処理を説明する。
まず、ユーザが入力部101を介してテレビアプリケーションの起動を指示すると、CPU102にその旨が通知される。CPU102は、この通知に応答し、記憶部103に保存されているテレビアプリケーションを起動する。
起動されたテレビアプリケーションは、まず、変数の初期化等といった起動処理を行う(ステップS101)。
その後、CPU102は、放送信号受信部1062及びチューナ1061を制御して、放送信号の受信を開始し、受信した放送信号から視聴対象チャンネルの情報(TS情報)を取り出して復調する処理を開始させ、復調したテレビ信号を記憶部103に順次記憶させる。CPU102は、テレビデータ処理部104を起動し、そのテレビ信号をテレビデータ処理部104に読み取らせ、映像データ、音声データ、字幕データ及びPSI(Program Specification Information)/SI(Service Information)データ等に分離させる処理を開始させる(ステップS102)。また、CPU102は、テレビ信号のフレーム周波数を判別する。ここでは、受信対象の放送をワンセグ放送とし、そのフレーム周波数は15fps(Flame Per Second)である。
続いて、CPU102は、オリジナルフレームの番号を示すポインタiを1に設定する(ステップS103)。ここで、オリジナルフレームとは、放送信号受信部1062及びチューナ1061で受信した放送信号から再生した映像フレームの意味であり、後述する補間処理により生成した映像フレーム(補間フレーム)と区別するための用語である。
続いて、CPU102は、補間処理を行うか否かを判別する(ステップS104)。即ち、予め定められている第1の条件に合致し、動画等をなめらかな動きで表示する必要がある際には、補間処理を行う。一方、第2の条件に合致し、静止画を表示している際のように、補間処理を行ってもあまり効果が得られない際には、補間処理を行わないこととする。なお、受信している放送の番組が動画であるか静止画であるかの別(番組の種類)については、受信した放送情報のヘッダ情報等から判別することができる。
また、電源部109の動作をチェックし、ACアダプタ等を介して、外部電源から電力が供給されているような場合には、補間処理を行い、外部から電力が供給されていない場合には、電力消費を抑えるために、補間処理を行わないこととする。
補間処理を行うと判別した場合(ステップS104;Yes)、CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、第i番目(ここでは必然的にi=1)のオリジナルフレームであるオリジナルフレームNo.1の画像データを作成し、記憶部103に記憶させる(ステップS105)。
次に、CPU102は、補間フレームの番号を示すポインタjをj=iとし、続いて、ポインタi=i+1とする(ステップS106)。
続いて、CPU102は、オリジナルフレームNo.i(ここでは必然的にi=1+1=2)の画像データを取得し、記憶部103に記憶させる(ステップS107)。
続いて、CPU102は、図2(a)を参照して説明した手法を用いて、フレーム補間部108を制御して、オリジナルフレームNo.(i−1)の画像データとオリジナルフレームNo.iの画像データとを記憶部103から読み出し、補間フレームNo.j(=(i−1))を作成し、記憶部103に記憶させる(ステップS108)。当初は、オリジナルフレームNo.1とNo.2の画像データから、補間フレームNo.1を作成する。
CPU102は、表示制御部1071を制御して、生成した補間フレームNo.jの画像データを表示部1072に出力する(ステップS109)。なお、表示制御部1071は、直前のオリジナルフレームを出力してから、1/(15・2)sec経過した時点で、補間フレームNo.jの画像データを出力するように出力タイミングを調整することが望ましい。
続いて、CPU102は、表示制御部1071を制御して、オリジナルフレームNo.iの画像データを表示部1072に出力する(ステップS110)。なお、表示制御部1072は、直前の補間フレームNo.jを出力してから、1/(15・2)sec経過した時点で、オリジナルフレームNo.iの画像データを出力するように出力タイミングを調整することが望ましい。
続いて、CPU102は、ユーザがテレビの再生中止を選択したか否かを判別する(ステップS111)。
テレビの再生中止を選択していないと判別した場合(ステップS111;No)、ステップS106に戻り、同様の処理を繰り返す。
このため、補間フレームNo.1がオリジナルフレームNo.1とNo.2から生成され、補間フレームNo.2がオリジナルフレームNo.2とNo.3から生成され、...補間フレームNo.j(=i−1)がオリジナルフレームNo.(i−1)とNo.iに基づいて生成される。
そして、表示部1072には、オリジナルフレームNo.1、補間フレームNo.1、オリジナルフレームNo.2、補間フレームNo.2、...という順番で表示される。このため、実質的なfpsは、(15・2)=30となり、オリジナルの映像は15fpsのワンセグ放送の映像ながら、画像をなめらかな動きで表示することができる。
一方、ステップS111で、ユーザがテレビの再生中止を選択したと判別した場合(ステップS111;Yes)、テレビ再生処理を終了する。
一方、ステップS104で、補間処理を行わない(ステップS104;No)と判別した場合、CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、第i番目のオリジナルフレームNo.iの画像データを作成し、表示制御部1071に供給する(ステップS112)。さらに、表示制御部1071を制御して表示部1072に表示コマンドと共に供給する(ステップS112)。これにより、表示部1072は、オリジナルフレームNo.iの画像を表示する(ステップS112)。
続いて、CPU102は、ユーザがテレビの再生中止を選択したか否かを判別する(ステップS113)。
テレビの再生中止を選択していないと判別した場合(ステップS113;No)、ポインタiを+1して更新し(ステップS114)、ステップS112に戻り、同様の処理を繰り返す。
このため、表示部1072には、オリジナルフレームNo.1、オリジナルフレームNo.2、...という順番で15fpsで表示される。この場合、動画表示時の動きのなめらかさ等は改善できないが、補間処理を行う場合に比して、消費電力を抑えることができる。
一方、ステップS113で、ユーザがテレビの再生中止を選択したと判別した場合(ステップS113;Yes)、テレビ再生処理を終了する。
このように、第1の実施形態では、画像を滑らかに表示する必要がある等の第1の条件に応じて、一定の条件に合致する場合には、オリジナルフレーム間に補間フレームを内挿してフレームレートを2倍にすることで、動画を滑らかに見せることができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。一方で、消費電力を抑える必要がある等の第2の条件に合致する場合には、補間処理等を行わずに、消費電力を抑えることができる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る携帯電話機200の構成ブロック図である。携帯電話機200の構成は、図1に示す携帯電話機100の構成と基本的に同一であるが、相違点として、携帯電話機200の記憶部103は、補間対応表119を格納する。補間対応表119は、番組のジャンルとフレーム補間処理内容との対応が記載された表である。
図5表は、補間対応表119の一例を示す。この補間対応表119は、ジャンル501、フレーム補間要否502、フレームレート503などの項目を備える。ジャンル501の項目には、アニメ、映画、ニュースなど番組のジャンルが記載されており、フレーム補間要否502の項目にはフレーム補間の要否が記載されており、フレームレート503の項目にはフレーム補間処理を行った場合のフレームレートが記載されている。例えば、ジャンルが「アニメ」の場合は、フレーム補間要否の項は「×」なのでフレーム補間は行わない。また、ジャンルが「映画」の場合は、フレーム補間要否の項は「○」でフレームレートが30fpsなので、30fpsとなるように、図2(a)の手法でフレーム補間を行う。さらに、ジャンルが「ニュース」の場合は、フレーム補間要否の項は「○」でフレームレートが60fpsなので、60fpsとなるように図2(b)の手法でフレーム補間を行う。
次に、第2の実施形態に係る携帯電話機200のテレビ再生処理を説明する。
以下、図6に示す第2の実施形態に係るテレビ再生処理のフローチャートを説明する。
まず、入力部101を介してテレビアプリケーションを起動するキー入力をCPU102が検出すると、CPU102は、記憶部103に保存されているテレビアプリケーションに関する変数の初期化等といった起動処理を行う(ステップS201)。
その後、CPU102は、放送信号受信部1062及びチューナ1061を制御して、放送信号の受信を開始し、受信した放送信号から視聴対象チャンネルの情報(TS情報)を取り出して復調する処理を開始させ、復調したテレビ信号を記憶部103に順次記憶させる。CPU102は、テレビデータ処理部104を起動し、そのテレビ信号をテレビデータ処理部104に読み取らせ、映像データ、音声データ、字幕データ及びPSI(Program Specification Information)/SI(Service Information)データ等に分離させる処理を開始させる(ステップS202)。また、CPU102は、テレビ信号のフレーム周波数を判別する。
次に、CPU102は、PSI/SIデータから、その中に含まれている番組のジャンル情報を取得する。CPU102は、取得したジャンル情報と補間対応表119とから、取得したジャンル情報に対応するフレーム補間要否とフレームレートを取得し、フレーム補間要否とフレームレートとに対応するフラグ情報を記憶部103に登録する(ステップS203)。
CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、さらに、映像データの一枚目のオリジナルフレームであるオリジナルフレームNo.1を作成し、記憶部103に記憶させる。CPU102は、フレームNo.1を記憶部103から読み取り、表示制御部1071を制御して表示部1072に表示する(ステップS204)。
CPU102は、オリジナルフレームを特定するためにポインタiに「2」を格納する(ステップS205)。
ステップS204と同様にして、CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、i枚目のフレームであるフレームNo.iを作成して記憶部103に記憶させる(ステップS206)。
次に、CPU102は、記憶部103に登録されているフラグ情報から、フレーム補間を行うか否かを判断する(ステップS207)。
CPU102が、フレーム補間を行わないと判断した場合(ステップS207;No)、ステップS209に進み、オリジナルフレームNo.iを表示部1072に出力する(ステップS209)。
一方、ステップS207で、フレーム補間を行うと判断した場合(ステップS207;Yes)、CPU102は、フレーム補間部108を制御して、オリジナルフレームNo.(i−1)とオリジナルフレームNo.iの画像データから、補間フレームを作成し、記憶部103に記憶させる。ここで、再生中のコンテンツのジャンルが例えば「映画」であれば、フレームレートが30fpsに設定されているので、図2(a)に示すように、連続するオリジナルフレーム間に1つの補間フレームを生成して内挿する。一方、再生中のコンテンツのジャンルが例えば「ニュース」であれば、フレームレートが60fpsに設定されているので、図2(b)に示すように、連続するオリジナルフレーム間に2つの補間フレームを生成して内挿する。
CPU102は、表示制御部1071を制御して、生成した補間フレームを表示部1072に出力する(ステップS208)。このとき、フレームレートに対応して、画像データの出力タイミングを調整する。
続いて、CPU102は、表示制御部1071を制御して、フレームNo.iを表示部1072に出力する(ステップS209)。
続いて、CPU102は、ユーザがテレビの再生中止を選択したか否かを判別する(ステップS210)。
ユーザがテレビの再生中止を選択していないと判別した場合(ステップS210;No)、ステップS211の処理に進み、ポインタiを+1して、ステップS206に戻り、S206〜S211の処理を繰り返す。
一方、ユーザがテレビの再生中止を選択したと判別した場合(ステップS210;Yes)、処理を終了する。
このように、実施形態2によると、携帯電話機200は、番組のジャンルによりフレーム補間を行う場合と行わない場合とに分けることができる。これにより、フレーム補間の効果があまりないジャンルの番組を視聴している場合はフレーム補間をせず、消費電力を低減することができる。また、番組のジャンルに応じて、フレームレートを変更し、ジャンルの内容に応じたフレームレートでの表示が可能となる。
図7は、テレビ再生処理においてフレーム補間を行っている間に表示される携帯電話機100の画面の一例を示す。図7において、符号701は補間マーク、符号702はテレビ表示領域、符号703は番組名表示を示す。
補間マーク701は、フレーム補間を行っていることと、補間後のフレーム周波数とを示している。図7の補間マーク701は、60fpsであることを示している。
CPU102は、フレーム補間を行っている間、表示制御部1071を制御して、フレーム補間を判別した補間マーク701のような記号を画面に表示することにより、テレビ表示領域702において、フレーム補間を行っていること、補間後のフレーム周波数をユーザに報知することができる。
また、ユーザが、番組のジャンルごとにフレーム補間要否やフレームレートを設定できるようにしてもよい。図8に、その設定画面の一例を示す。図8(a)に示す図は、「滑らか設定」の画面801である。画面801には、待ち受け画面から設定メニューなどを経由して辿れるようにしておく。画面801にて、ユーザが「2.映画」を選択して「決定」キー804を押下すると、図8(b)に示すようなジャンルが「映画」の場合のフレーム補間設定を行う画面802に画面が遷移する。ここで、ユーザが「2.30fps」を選択して「決定」キー805を押下すると、携帯電話機200は、図8(c)に示すように、例えば「30fpsに設定しました。」等が記載されたポップアップ806を表示して、設定が完了する。CPU102は、この設定を図5に示す補間対応表119に上書きする。このような構成にすれば、ユーザがジャンルごとにフレーム補間を設定することができ、使い勝手が向上する。
(実施形態3)
実施形態2では、番組のジャンルによってフレーム補間を行う場合とフレーム補間を行わない場合とに分けたが、番組を再生する際の画像サイズによって、フレーム補間を行う場合とフレーム補間を行わない場合とに分けてもよい。
一般的に、テレビ視聴機能付き携帯電話機には、ユーザがテレビを視聴する際にテレビ画面サイズ(画像を表示するサイズ)を変える機能が搭載されている。図9に、その画面表示例を示す。図9(a)は、携帯電話機を横にして視聴する場合の画面の一例であり、テレビ画面は、表示部1072の表示画面の物理的なサイズと同程度になっている。
一方、図9(b)は、携帯電話機を縦にして視聴する場合の画面の一例であり、テレビ画面は表示部1072と比べて半分程度のサイズになっている。このように小さい画面でテレビを視聴している際にフレーム補間を行っても、図9(a)に示すように全画面で視聴している際に比べてフレーム補間の効果は小さい。
そこで、実施形態3に係る携帯電話機300は、図9(b)のようにテレビ画面サイズ(画像表示サイズ)が小さい場合はフレーム補間を行わないようにして、消費電力を低減する。
実施形態3に係る携帯電話機300の構成は、図1に示す携帯電話機100の構成と同様である。ただし、実施形態3に係る携帯電話機300の記憶部103は、補間対応表120を格納する。
図10に示すように、補間対応表120は、画面表示パターン1001、映像表示サイズ1002、フレーム補間要否1003、フレームレート1004などの項目から構成される。画面表示パターンとは、図9(a)や図9(b)に示すような画面表示のパターンに番号をつけて表したものである。例えば、画面表示パターン1では、映像表示サイズが横160画素、縦120画素の大きさで、フレーム補間要否の項は「×」なのでフレーム補間は行わない。また、画面パターン2では、映像表示サイズが横320画素、縦240画素の大きさで、フレーム補間要否の項は「○」で、フレームレートが30fpsなので、30fpsでフレーム補間を行う。
次に、実施形態3に係るテレビ再生処理を説明する。実施形態3では、携帯電話機300は、テレビ画面サイズによって、フレーム補間を行う場合と行わない場合とに分ける。実施形態3に係るフレーム補間処理のフローチャートは、基本的に、実施形態2に係るフレーム補間処理のフローチャートと同様である。以下、図6のフローチャートを参照して、表示動作を説明する。
なお、本動作の基本部分は、実施形態2と同一であり、特徴的な点を説明する。まず、ステップS203において、画面表示パターンを判別し、補間対応表120に従って、補間の有無とフレーム周波数を判別し、記憶部103に登録する。
CPU102は、ステップS207において、記憶部103に登録していた情報から、フレーム補間を行うか否かを判断する(ステップS207)。
CPU102が、フレーム補間を行わないと判断した場合(ステップS207;No)、ステップS209にジャンプする。
一方、CPU102が、フレーム補間を行うと判断した場合(ステップS207;Yes)、CPU102は、フレーム補間部108を制御して、オリジナルフレームNo.(i−1)とオリジナルフレームNo.iの画像データから、必要な数の補間フレームを作成し、表示制御部1071を制御して、表示部1072に順次出力させる(ステップS208)。
この実施形態3によると、携帯電話機300は、テレビ画面のサイズによりフレーム補間を行う場合と行わない場合とに分け、さらに、フレーム周波数を調整することができる。これにより、フレーム補間の効果があまりないテレビ画面のサイズでユーザが視聴している時は、フレーム補間をせず、消費電力を低減することができる。
なお、画面表示パターンごとにフレーム補間要否やフレームレートをユーザが自分で設定できるようにしてもよい。図11に、その設定画面の一例を示す。図8と同様に、図11(a)に示す画面1101は「滑らか設定」の画面である。画面1101では、画面表示パターンごとにフレーム補間の設定をする。画面1101にて、ユーザが「2.横画面」を選択して「決定」キー1104を押下すると、図11(b)に示すような画面表示パターンが横画面の場合のフレーム補間設定を行う画面1102に画面が遷移する。ここで、ユーザが「2.30fps」を選択して「決定」キー1105を押下すると、例えば、図11(c)に示すように、携帯電話機300は「30fpsに設定しました。」などといったポップアップ1106を表示し、設定を完了する。CPU102は、このようにして選択された設定を補間対応表119に上書き登録する。このようにすれば、ユーザが画面表示パターンごとにフレーム補間を設定することができ、ユーザの使い勝手が向上する。
(実施形態4)
テレビ映像が表示されていてもユーザがテレビ映像を視聴していない場合やそれ程画面に集中していない場合もある。このような状況では、フレーム補間処理をして滑らかな動画を表示してもあまり意味がない。そこで、実施形態4では、ユーザがテレビ映像に集中している場合はフレーム補間を行い、ユーザがテレビ映像に集中していない場合はフレーム補間処理を行わないように制御し、消費電力を低減する。
ユーザがテレビ映像に集中していない場合として、例えば、ユーザがデータ放送画面を操作している場合が考えられる。
図12(a)は、テレビ映像画面とデータ放送画面を同時に表示している場合の一例を示している。表示部1072の上半分の画面領域がテレビ映像画面1201であり、下半分の画面領域がデータ放送画面1202である。ユーザがこのデータ放送画面1202に対してスクロールやカーソルの移動などの操作を行っている場合、ユーザはテレビ映像画面1201ではなく、データ放送画面1202に集中している可能性が高い。
さらに、図12(b)はデータ放送画面1203を表示部1072の全体に表示する「データ放送全画面表示」の画面の一例である。この場合は、データ放送が画面全体に表示されていて、テレビ映像が表示されていないので、フレーム補間処理の効果がない。
上記のような場合にはフレーム補間を行わないようにし、消費電力を低減する。
次に、実施形態4に係るテレビ再生処理を説明する。実施形態4に係る携帯電話機400は、データ放送画面の状況に応じて、フレーム補間を行う場合と行わない場合とに分ける。
以下、図13に示す実施形態4に係るテレビ再生処理のフローチャートを説明する。
まず、入力部101を介してテレビアプリケーションを起動するキー入力を検出すると、CPU102は、記憶部103に保存されているテレビアプリケーションに関する変数の初期化等といった起動処理を行う(ステップS301)。
その後、CPU102は、放送信号受信部1062及びチューナ1061を制御して、放送信号の受信を開始し、受信した放送信号から視聴対象チャンネルの情報(TS情報)を取り出して復調する処理を開始させ、復調したテレビ信号を記憶部103に順次記憶させる。CPU102は、テレビデータ処理部104を起動し、そのテレビ信号をテレビデータ処理部104に読み取らせ、映像データ、音声データ、字幕データ及びPSI(Program Specification Information)/SI(Service Information)データ等に分離させる処理を開始させる(ステップS202)。また、CPU102は、テレビ信号のフレーム周波数を判別する。
CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、さらに、映像データから一枚目のオリジナルフレームであるフレームNo.1を作成し、記憶部103に記憶させる。CPU102は、オリジナルフレームNo.1を、表示制御部1071を制御して表示部1072に表示する(ステップS303)。
CPU102は、オリジナルフレームを特定するためにポインタiに「2」をセットする(ステップS304)。
ステップS303と同様にして、CPU102は、テレビデータ処理部104を制御して、i枚目のオリジナルフレームであるオリジナルフレームNo.iを作成して記憶部103に記憶させる(ステップS305)。
次に、CPU102は、画面全体がデータ放送画面であるか否かを判別し、画面全体がデータ放送画面であれば(ステップS306;Yes)、フレーム補間を行わず、ステップS309にジャンプする。
一方、画面全体がデータ放送画面ではない(少なくとも一部に、テレビ映像画面がある)と判別された場合には(ステップS306;No)、CPU102は、データ放送操作中フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS307)。このデータ放送操作中フラグは、後述する図14のフローによりセットされるもので、ユーザがデータ放送に注目している(何らかの操作を行っている)可能性が高いことを示すフラグである。
データ放送操作中フラグがセットされていなければ(ステップS307;No)、フレーム補間を行って、表示する(ステップS308)。一方、データ放送操作中フラグがセットされていれば(ステップS307;Yes)、ステップS308をスキップしてステップS309にジャンプする。
ステップS309で、CPU102は、オリジナルフレームNo.iの画像データを表示部1072に出力する。
続いて、CPU102は、ユーザがテレビの再生中止を選択したか否かを判別する(ステップS310)。
ユーザがテレビの再生中止を選択していないと判別した場合(ステップS310;No)、ステップS311に進み、ポインタiを+1して、ステップS305に戻り、S305〜S310の処理を繰り返す。
ユーザがテレビの再生中止を選択したと判別した場合(ステップS310;Yes)、処理を終了する。
このように、テレビアプリケーション実行中に、データ放送操作中フラグがセットされているか否かで、フレーム補間が行われる場合と行われない場合とに分けられる。
次に、データ放送操作中フラグ設定処理を説明する。携帯電話機400は、図12(a)に示すようにテレビ映像画面とデータ放送画面を同時に表示している場合、ユーザがデータ放送画面に対して入力を行ったか否かを判別し、それに応じて、フラグをセット及びクリアする処理を行う。以下、図14に示すフラグ設定処理のフローチャートを説明する。
まず、CPU102が、入力部101を介してユーザによるキー入力を検出すると、CPU102は、図14の処理を開始し、そのキー入力がデータ放送画面に対する入力か、テレビ映像に対する入力かを判別する(ステップS401)。
ステップS401において、データ放送画面に対する入力ではないと判別した場合(ステップS401;No)、今回のフラグ設定処理を終了する。
ステップS401において、データ放送画面に対する入力であると判別した場合(ステップS401;Yes)、CPU102は、データ放送操作中フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS402)。
データ放送操作中フラグがセットされていないと判別した場合(ステップS402;No)、データ放送操作中フラグをセットする(ステップS403)。
一方、ステップS402で、データ放送操作中フラグがセットされていると判別した場合(ステップS402;Yes)、ステップS403をスキップして、ステップS4004に進む。
次に、タイマの初期化およびスタートを行う(ステップS404)。ここでのタイマとは、ソフトウェアまたはハードウェア上のタイマ機能であり、タイマをスタートさせてから予め定められた時間だけ経過するとイベントを発生させることができる機能である。
以上で、今回の処理を終了する。
一方、セットされたタイマは時間の計測を行い、一定時間が経過すると、タイマイベントを発生し、図15に示すフラグクリア処理を開始し、データ放送操作中フラグをクリアする(ステップS501)。
このように、データ放送画面に対してユーザによる入力があった場合、一定時間、データ放送操作中フラグがセットされる。データ放送操作中フラグがセットされている間は、フレーム補間が行われないので、結果として、データ放送画面に対してユーザによる入力があった場合、一定時間、フレーム補間が行われない。
実施形態4ではデータ放送を操作している場合について適用したが、他のアプリケーションを操作している場合についても適用できる。図12(c)は、テレビ映像画面とメール作成画面を同時に表示している場合の一例である。表示部1072の上半分の画面領域がテレビ映像画面1204であり、下半分の画面領域がメール作成画面1205である。このような場合、実施形態4において、データ放送画面の代わりにメール作成画面を適用してもよい。
なお、テレビ映像と同時に表示できるアプリケーション画面としては、メール作成画面以外に、ゲーム画面やインターネット閲覧画面、カメラ機能のファインダー画面、メモ帳画面、電卓画面など、携帯電話機に搭載されている機能の画面ならば何でもよい。
以上、実施形態4によれば、ユーザがデータ放送画面や他のアプリケーション画面を操作している時など、テレビ映像に集中していない場合は、フレーム補間処理を行わずに消費電力を低減させることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
携帯電話機の電池残量が少なくなった場合にフレーム補間を行わないようにしてもよい。その際、図12(d)に示すように、電池残量が少なくなったのでフレーム補間処理を行わない旨を伝えるポップアップ1206を表示してもよい。
また、ユーザのキー入力を、フレーム補間を行うか行わないかのトリガーにしてもよい。例えば、入力部101よりキー入力があり、フレーム補間開始信号をCPU102に送信する。これを受信したCPU102は、フレーム補間を行うように携帯端末を制御する。これにより、ユーザの思い通りにフレーム補間を行うことができ、ユーザの使い勝手が良くなる。
上記実施の形態においては、テレビジョン受信機能を備える携帯電話機について説明したが、この発明は、携帯電話機に限定されず、テレビジョン受像機能を備えるコンピュータやPDA(Personal Data Assistant)等でもよい。また、設置型のテレビジョン受像器でもよい。
また、表示コンテンツもテレビジョンの映像に限定されず、任意である。
なお、上記の種々の機能をソフトウェアで実現してもよい。ユーザは、例えば、CD―ROM等の記録媒体やサーバから当該ソフトウェアを受信して当該種々の機能を実現できる。これにより、必要な機能だけを搭載することや、また、好みに応じて色々な機能を追加もしくは削除、あるいは更新することが容易となる。
更に、上述してきた実施形態を組み合わせて新しく実施形態を構成することができることは言うまでもない。また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、ここに開示された原理及び新しい特性は広範囲の技術的範囲を含むものである。
実施形態1に係る携帯電話機の構成ブロック図である。 フレーム補間の手法を説明するための図であり、(a)はフレーム周波数を2倍にする例、(b)はフレーム周波数を4倍にする例である。 実施形態1に係る携帯電話機のテレビ再生処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る携帯電話機の構成ブロック図である。 実施形態2に係る携帯電話機における補間対応表の内容例を示した図である。 実施形態2に係る携帯電話機のテレビ再生処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る携帯電話機の画面の表示例である。 実施形態2に係る携帯電話機の設定画面の表示例である。 実施形態3に係る携帯電話機の画面表示例である。 実施形態3に係る携帯電話機における補間対応表の内容例を示した図である。 実施形態3に係る携帯電話機の設定画面の表示例である。 実施形態4に係る携帯電話機の画面表示例である。 実施形態4に係る携帯電話機のテレビ再生処理を示すフローチャートである。 実施形態4に係る携帯電話機のフラグ設定処理を示すフローチャートである。 実施形態4に係る携帯電話機のフラグクリア処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100・・・携帯電話機、101・・・入力部、102・・・CPU、103・・・記憶部、104・・・テレビデータ処理部、1051・・・通信制御部、1052・・・無線送受信部、1061・・・チューナ、1062・・・放送信号受信部、1071・・・表示制御部、1072・・・表示部、108・・・フレーム補間部、109・・・電源部、119・・・補間対応表、120・・・補間対応表、200・・・携帯電話機、300・・・携帯電話機、400・・・携帯電話機

Claims (9)

  1. コンテンツデータを処理し、第1のフレーム周波数の第1の画像情報を出力する第1の出力手段と、
    前記第1の出力手段により出力された第1の画像情報をフレーム補間し、前記第1のフレーム周波数よりも高い第2のフレーム周波数の第2の画像情報を出力する第2の出力手段と、
    画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、
    第1の条件に合致した場合に、前記第1の出力手段から出力された第1の画像情報を前記表示手段に供給して表示させ、第2の条件に合致する場合に、前記第2の出力手段から出力された第2の画像情報を前記表示手段に供給して表示させる表示制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、第1の条件に合致した場合、前記第1の出力手段から出力された第1の画像情報を前記表示手段に表示させ、第2の条件に合致しない場合、前記第1の出力手段により出力された第1の画像情報を前記表示手段に表示させるように制御して、前記第2の画像情報を表示させる場合よりも消費電力を低減する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    コンテンツの種類を判別する判別手段を備え、
    前記判別手段がコンテンツが第1の種類であると判別したときに、前記第1の条件に合致すると判別し、前記判別手段がコンテンツが第2の種類であると判別したときに、前記第2の条件に合致すると判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    画像の表示サイズを判別する表示サイズ判別手段を備え、
    前記表示サイズ判別手段が表示サイズが第1のサイズであると判別したときに、第1の条件に合致すると判別し、表示サイズが第1のサイズよりも大きい第2のサイズであると判別したときに、第2の条件に合致すると判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記携帯端末が、前記コンテンツの再生と他のアプリケーションとを同時に実行していて、ユーザが当該他のアプリケーションに関して入力を行った場合、当該入力が行われてから一定時間、前記第1の画像情報を前記表示手段に表示させ、
    前記一定時間以外は、前記第2の画像情報を前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記表示装置は、前記第1の出力手段と前記第2の出力手段と前記表示手段と前記表示制御手段に動作電力を供給するためのバッテリをさらに備える携帯型装置から構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記第1の出力手段は、放送を受信して前記第1の画像情報を生成する放送受信手段を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  8. 前記第1のフレーム周波数は、20fps以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  9. 前記放送受信手段は、フレーム周波数が15fpsのワンセグ放送を受信して復調する手段を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
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