JP2008028582A - 遠隔操作装置による遠隔操作が可能な電気機器および遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置による遠隔操作が可能な電気機器および遠隔操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔操作可能な電気機器のスタンバイ状態時における消費電力を削減する。
【解決手段】レコーダ1において、スタンバイ状態時には、電源18から第1セクション10に属する各構成要素への電力供給を継続的に停止し、かつ電源18から第2セクション20に属する各構成要素への電力供給の実行と停止とを間歇稼働パターンに従って繰り返す。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばハードディスドライブレコーダ、光ディスクレコーダ、テレビジョン、エアーコンディショナーなど、遠隔操作装置と無線通信を行う機能を備え、遠隔操作装置による遠隔操作が可能な電気機器、およびこのような電気機器を遠隔操作するための遠隔操作装置に関する。
ハードディスクドライブレコーダ、光ディスクレコーダ、テレビジョン、エアーコンディショナーなどの電気機器を利用するとき、ユーザは、このような電気機器から離れた場所にいることが多い。このため、このような電気機器の利用には遠隔操作装置(以下、これを「リモコン」という。)が用いられることが多い。ユーザは、リモコンを用いることにより、電気機器から離れた場所にいながら電気機器を遠隔操作することができる。
リモコンによる電気機器の遠隔操作は、リモコンと電気機器との間で無線方式による通信を行うことにより実現される。通信方式には赤外線通信方式と電波通信方式がある。赤外線通信方式は、赤外線を用いてリモコンから電気機器へ一方向通信を行う方式である。電波通信方式は、電波を用いてリモコンと電気機器との間で双方向通信を行う方式である。赤外線通信方式を採用したリモコンおよび電気機器は現在広く普及している。電波通信方式を採用したリモコンおよび電気機器も普及が拡大している。
さらに、電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用したリモコンおよび電気機器も存在する。実開平7-1676号公報および特開平4-132396号公報には、電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用したリモコンに関する技術が記載されている。
リモコンと電気機器との間の通信に電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用することにより、電波通信方式によるメリットと、赤外線通信方式によるメリットとを享受することができる。電波通信方式によるメリットは、例えば、障害物があっても通信を確立できること、指向性の広い通信を実現できること、通信スピードを上げることができること、双方向通信を容易に実現できることなどである。一方、赤外線通信方式のメリットは、例えば、広く普及している赤外線通信方式を採用した電気機器やリモコンとの互換性を確保できることなどである。
他方、上述したような電気機器には、電源供給の状態に関し、通常稼働状態、スタンバイ状態および電源オフ状態がある。
通常稼働状態とは、電気機器の全部の構成要素に対し電力供給が行われる状態である。例えばハードディスクドライブレコーダによりテレビ番組の録画や再生が実行されているとき、このハードディスクドライブレコーダは通常稼働状態である。
スタンバイ状態とは、電気機器の一部の構成要素に対し電力供給が行われる状態である。例えばハードディスクドライブレコーダにおいて、リモコンからの信号を受信するための受信回路、および予約された録画開始時刻を監視するためのタイマーなど一部の構成要素だけに対して電力供給を行い、その一方で、CPUの大部分、映像・音声用のエンコーダ、映像・音声用のデコーダ、内蔵ハードディスクドライブなどに対する電力供給を停止しているとき、このハードディスクドライブレコーダはスタンバイ状態である。
スタンバイ状態では、電気機器の構成要素の大部分に対する電力供給が停止しているので、電気機器による消費電力を削減することができる。その一方で、スタンバイ状態であっても、受信回路などの一部の構成要素に対する電力供給は継続しているので、例えば、ユーザは、リモコンによる電気機器の電源オン(正確にはスタンバイ状態から通常稼働状態への切り替え)を行うことができる。
一方、電源オフ状態とは、電気機器の全部の構成要素に対し電力供給が停止している状態である。
実開平7-1676号公報 特開平4-132396号公報
上述したような電気機器において、スタンバイ状態時における消費電力は小さい方が望ましい。
一方、ユーザにとっての電気機器の操作性の向上を図るために、スタンバイ状態から通常稼働状態への切り替えをユーザがリモコンを用いて行うことができるように電気機器を設計することが望ましい。
従来の電気機器では、スタンバイ状態から通常稼働状態への切り替えをユーザがリモコンを用いて行うことができるように、リモコンからの信号を受信する受信回路などに対する電力供給を、スタンバイ状態の期間中継続する。
このような従来の電気機器では、ユーザにとっての電気機器の操作性の向上を図ることは可能であるが、スタンバイ状態時における消費電力が大きくなってしまう。
また、リモコンと電気機器との間の通信方式として電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用した従来の電気機器では、スタンバイ状態時において、赤外線受信回路と電波受信回路との双方に対し電力供給を行う。このため、スタンバイ状態時における消費電力が大きくなってしまう。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、スタンバイ状態時における消費電力を削減することができる電気機器および遠隔操作装置を提供することにある。
本発明の第2の課題は、リモコンと電気機器との間の通信方式として電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用している場合において、スタンバイ状態時における消費電力を削減することができる電気機器および遠隔操作装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の電気機器は、遠隔操作装置から無線方式により送信される操作信号、稼働指示信号およびスタンバイ指示信号を受信する受信手段と、前記操作信号に従って遠隔操作される被操作部と、電源と、前記受信手段により前記稼働指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部および前記受信手段への電力供給を継続的に実行し、一方、前記受信手段により前記スタンバイ指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部への電力供給を継続的に停止し、かつ前記電源から前記受信手段への電力供給の実行と停止とを所定パターンに従って繰り返す電力供給制御手段とを備えている。
なお、請求項1に記載の電気機器においては、操作信号、稼働指示信号およびスタンバイ指示信号はそれぞれ、電波信号でも赤外線信号でもよい。
上記課題を解決するために請求項5に記載の遠隔操作装置は、電波信号および赤外線信号により被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置であって、稼働状態である前記被操作装置を遠隔操作するための操作スイッチと、前記被操作装置におけるスタンバイ状態から稼働状態への切り替えを遠隔操作するための稼働指示スイッチと、電波信号を送信する電波送信手段と、赤外線信号を送信する赤外線送信手段と、前記操作スイッチが押されたときには前記電波送信手段から電波信号を送信し、前記稼働指示スイッチが押されたときには前記赤外線送信手段から赤外線信号を送信するように、前記電波送信手段および前記赤外線送信手段を選択的に制御する送信制御手段とを備えている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1はレコーダとリモコンを示している。図2は図1中のリモコン2の操作パネルを示している。
図1中のレコーダ1は本発明の電気機器の実施形態である。リモコン2は本発明の遠隔操作装置の実施形態である。レコーダ1およびリモコン2により遠隔操作システムが構成される。
レコーダ1は例えばハードディスクドライブレコーダである。レコーダ1は、例えばテレビ放送局からテレビ番組のコンテンツデータを受信し、このコンテンツデータをハードディスクに記録するといった、レコーダとしての通常の機能を有する。
また、レコーダ1は、リモコン2により遠隔操作される被操作装置である。レコーダ1は、リモコン2によるレコーダ1の遠隔操作を行うために、リモコン2との間で無線方式による通信を行う機能を有する。レコーダ1は、リモコン2との間の通信の方式として、電波通信方式および赤外線通信方式を採用している。電波通信方式による通信は、リモコン2とレコーダ1との間の双方向通信である。赤外線通信方式による通信は、リモコン2からレコーダ1への一方向通信である。
また、レコーダ1は、レコーダ1における電源18(図4参照)から各構成要素に対する電力供給について、3つの状態を切り替える機能を有する。3つの状態とは、通常稼働状態、スタンバイ状態および電源オフ状態である。
通常稼働状態とは、レコーダ1の全部の構成要素に対し電力供給が行われる状態である。スタンバイ状態とは、レコーダ1の一部の構成要素に対し電力供給が行われる状態である。電源オフ状態とは、レコーダ1の全部の構成要素に対する電力供給が停止している状態である。
後述するように、レコーダ1の構成要素は第1セクション10と第2セクション20に分かれている(図4参照)。通常稼働状態時においては、レコーダ1の第1セクション10および第2セクション20の双方に対し電力供給が行われる。スタンバイ状態時においては、レコーダ1の第1セクション10に対する電力供給が停止し、第2セクション20に対し電力供給が行われる。電源オフ状態時においては、レコーダ1の第1セクション10および第2セクション20の双方に対する電力供給が停止する。
ユーザは、レコーダ1に設けられたスイッチを用い、これら3つの状態の切り替えを行うことができる。さらに、ユーザは、通常稼働状態からスタンバイ状態への切り替えおよびスタンバイ状態から通常稼働状態への切り替えを、リモコン2を用いた遠隔操作により行うことができる。
また、レコーダ1は、スタンバイ状態時において赤外線受信部13(および受信判断部14)を間歇的に稼働する機能を有する。以下、この機能を「間歇稼働機能」という。間歇稼働機能の詳細については後述する。
一方、リモコン2は、レコーダ1を遠隔操作するための装置である。リモコン2は、レコーダ1を遠隔操作するためにレコーダ1と無線方式により通信を行う。リモコン2は、レコーダ1との間において電波通信方式と赤外線通信方式の双方を用いて通信を行う。
図2に示すように、リモコン2の操作パネルには、状態切り替えスイッチ5および複数の操作スイッチ6が設けられている。状態切り替えスイッチ5および操作スイッチ6は例えば押しボタン式のスイッチである。
状態切り替えスイッチ5は、レコーダ1におけるスタンバイ状態から通常稼働状態への切り替え、および通常稼働状態からスタンバイ状態への切り替えを行うためのスイッチである。すなわち、状態切り替えスイッチ5は一般に「電源キー」と呼ばれるスイッチである。
状態切り替えスイッチ5には、稼働指示信号およびスタンバイ指示信号が割り当てられている。稼働指示信号は、レコーダ1をスタンバイ状態から通常稼働状態へ切り替えるための信号である。スタンバイ指示信号は、レコーダ1を通常稼働状態からスタンバイ状態へ切り替えるための信号である。
状態切り替えスイッチ5が押されたとき、リモコン2は、稼働指示信号およびスタンバイ指示信号のうちのいずれか一方を送信する。リモコン2は、状態切り替えスイッチ5が1回押されるごとに、送信する信号を切り替える。すなわち、ユーザが状態切り替えスイッチ5を1回押したとき、リモコン2は稼働指示信号を送信する。この後、ユーザが状態切り替えスイッチ5をもう1回押したとき、リモコン2はスタンバイ指示信号を送信する。この後、ユーザが状態切り替えスイッチ5をさらにもう1回押したとき、リモコン2は稼働指示信号を送信する。
ユーザは、状態切り替えスイッチ5を1回押すことにより、レコーダ1をスタンバイ状態から稼働状態への切り替えることができる。その後、ユーザは、状態切り替えスイッチ5をもう1回押すことにより、レコーダ1を稼働状態からスタンバイ状態への切り替えることができる。
稼働指示信号は赤外線信号である。すなわち、リモコン2は、稼働指示信号を送信するときには、リモコン2の赤外線送信部53(図8参照)を稼働させ、稼働指示信号が重畳された赤外線信号を出力する。
一方、スタンバイ指示信号は電波信号である。すなわち、リモコン2は、スタンバイ指示信号を送信するときには、リモコン2の電波送信部51を稼働させ、スタンバイ指示信号が重畳された電波信号を出力する。
他方、操作スイッチ6は、通常稼働状態時におけるレコーダ1を遠隔操作するためのスイッチである。これら操作スイッチ6には、通常稼働状態時におけるレコーダ1を遠隔操作するための種々の操作信号が割り当てられている。ユーザは、これら操作スイッチ6のいずれかを押すことにより、レコーダ1におけるメニュー表示、項目の選択、コンテンツデータの記録開始、コンテンツデータの記録停止、コンテンツデータの再生開始、コンテンツデータの再生停止、コンテンツデータの早送りおよび受信チャンネルの選択などを遠隔操作することができる。
各操作スイッチ6に割り当てられた操作信号はすべて電波信号である。すなわち、リモコン2は、各操作スイッチ6に割り当てられた操作信号を送信するときには、リモコン2の電波送信部51を稼働させ、各操作スイッチ6に割り当てられた操作信号が重畳された電波信号を出力する。
図3は、間歇稼働パターン、稼働指示信号および応答信号を示している。これより、図3を用い、レコーダ1のスタンバイ状態時における間歇駆動機能について説明する。
レコーダ1の構成要素は第1セクション10および第2セクション20に分かれている。通常稼働状態時においては、第1セクション10および第2セクション20の双方に対し電力供給が行われる。通常稼働状態時においては、第1セクション10に対する電力供給も、第2セクション20に対する電力供給もいずれも継続的に行われる。
一方、電源オフ状態時においては、第1セクション10および第2セクション20の双方に対し電力供給が停止する。電源オフ状態時においては、第1セクション10に対する電力供給も、第2セクション20に対する電力供給もいずれも継続的に停止する。
他方、スタンバイ状態時においては、レコーダ1の第1セクション10に対する電力供給が停止し、第2セクション20に対し電力供給が行われる。スタンバイ状態時における第1セクション10に対する電力供給の停止は継続的である。一方、スタンバイ状態時における第2セクション20への電源供給の実行は間歇的である。具体的には、スタンバイ状態時における電源18から第2セクション20への電力供給は、その停止と実行とが間歇稼働パターンに従って繰り返される。
例えば図3に示すように、間歇稼働パターンの1周期は、およそ3秒間の停止期間P1と、これに続く数ミリ秒ないし数十ミリ秒の稼働期間P2とにより構成されている。
第2セクション20には赤外線受信部13が含まれている。したがって、スタンバイ状態時には赤外線受信部13に対する電力供給が間歇稼働パターンに従って間歇的に行われる。これにより、赤外線受信部13は間歇的に稼働する。
さて、レコーダ1をスタンバイ状態から通常稼働状態へ切り替えるとき、ユーザはリモコン2の状態切り替えスイッチ5を押す。これにより、リモコン2は稼働指示信号を送信する。稼働指示信号は赤外線信号である。
リモコン2から送信された稼働指示信号は、レコーダ1の赤外線受信部13により受信される。レコーダ1の赤外線受信部13は間歇的に稼働している。したがって、稼働指示信号が赤外線受信部13により受信されるのは、赤外線受信部13が稼働しているときに限られる。すなわち、稼働指示信号が赤外線受信部13により受信されるのは、赤外線受信部13に対する電力供給が実行されているとき、つまり図3中の稼働期間P2中に限られる。
リモコン2は、レコーダ1から応答信号を受け取るまで、稼働指示信号の送信を継続する。すなわち、ユーザが状態切り替えスイッチ5から指を離しても、レコーダ1から応答信号を受け取るまで、リモコン2は稼働指示信号を出し続ける。
図3に示すように、リモコン2による稼働指示信号の送信が間歇稼働パターンの停止期間P1中に開始されたときには、当該送信開始後、稼働期間P2がはじめて到来したときに、稼働指示信号がレコーダ1の赤外線受信部13により受信される。
稼働指示信号がレコーダ1の赤外線受信部13により受信された直後、レコーダ1は、電波送信部12から応答信号を送信する。そして、応答信号はリモコン2の電波受信部52により受信される。応答信号が受信されたとき、リモコン2は図3に示すように稼働指示信号の送信を停止する。
なお、リモコン2が稼働指示信号の送信を開始してから所定の送信継続時間を経過しても応答信号が受信されないときには、リモコン2は稼働指示信号の送信を停止する。送信継続時間は間歇稼働パターンの周期よりも長く設定する。
図4は、レコーダ1の内部構造を示している。
図4に示すように、レコーダ1は、電波受信部11、電波送信部12、赤外線受信部13、受信判断部14、主機能制御部15、総合制御部16、電力供給制御部17および電源18を備えている。これら構成要素11ないし17はバス21を介して相互に接続されている。
また、電波受信部11、電波送信部12、主機能制御部15および総合制御部16は、第1電源供給ライン22を介して電力供給制御部17に接続されている。赤外線受信部13および受信判断部14は第2電源供給ライン23を介して電力供給制御部17に接続されている。電力供給制御部17は電源18に接続されている。
また、レコーダ1の構成要素11ないし16のうち、電波受信部11、電波送信部12、主機能制御部15および総合制御部16は第1セクション10に属する。一方、赤外線受信部13および受信判断部14は第2セクション20に属する。
電波受信部11は、リモコン2から送信された電波信号、すなわち操作信号およびスタンバイ指示信号を受信する。電波受信部11は例えば電波受信回路を備えている。
電波送信部12は応答信号を送信する。応答信号は、リモコン2から送信された操作信号が電波受信部11により受信されたとき、リモコン2から送信された稼働指示信号が赤外線受信部13により受信されたとき、およびリモコン2から送信されたスタンバイ指示信号が電波受信部11により受信されたときにそれぞれ送信される。応答信号は、操作信号、稼働指示信号またはスタンバイ指示信号を受信したことを示すアクノレッジ信号としての機能を有する。応答信号は電波信号であり、リモコン2により受信される。電波送信部12は例えば電波送信回路を備えている。
赤外線受信部13は、リモコン2から送信された赤外線信号、すなわち稼働指示信号を受信する。赤外線受信部13は例えば赤外線受光素子などを含む赤外線受信回路を備えている。
受信判断部14は、リモコン2から送信された稼働指示信号が赤外線受信部13により受信されたか否かを判断する。稼働指示信号が赤外線受信部13により受信されたとき、受信判断部14は稼働通知信号を電力供給制御部17に出力する。受信判断部14は例えばCPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。
主機能制御部15は、リモコン2から送信される操作信号により遠隔操作される被操作部である。主機能制御部15は、リモコン2から送信される操作信号などに従って、例えばテレビ放送局からテレビ番組のコンテンツデータを受信し、このコンテンツデータをハードディスクに記録するといった、レコーダとしての通常の機能を実行する。主機能制御部15は、デジタルテレビチューナ、映像・音声用のエンコーダ、映像・音声用のデコーダおよびハードディスクドライブなどを備えている。
総合制御部16は、レコーダ1の各構成要素11ないし15を制御する。総合制御部16は例えばCPUなどにより構成されている。
また、総合制御部16は、リモコン2から送信されたスタンバイ指示信号が電波受信部11により受信されたとき、スタンバイ通知信号を電力供給制御部17に出力する。また、レコーダ1に設けられたスイッチをユーザが操作し、これによりレコーダ1の状態がスタンバイ状態に切り替えられたとき、総合制御部16は、スタンバイ通知信号を電力供給制御部17に出力する。また、レコーダ1に設けられたスイッチをユーザが操作し、これによりレコーダ1の状態が通常稼働状態に切り替えられたとき、総合制御部16は、稼働通知信号を電力供給制御部17に出力する。また、レコーダ1に設けられたスイッチをユーザが操作し、これによりレコーダ1の状態が電源オフ状態に切り替えられたとき、総合制御部16は、電源オフ通知信号を電力供給制御部17に出力する。
電力供給制御部17は、レコーダ1の構成要素11ないし16に対する電力供給を制御する。電力供給制御部17は、スイッチ17A、17B、17Cおよびタイマー17Dを備えている。
スイッチ17Aは、第1電源ライン22と電源18との間に設けられており、第1電源ライン22と電源18との間の接続・切断を切り替える。スイッチ17Bは、第2電源ライン23と電源18との間に設けられており、第2電源ライン23と電源18との間の接続・切断を切り替える。スイッチ17Cは、スイッチ17Aおよびスイッチ17Bと電源18との間に設けられており、第1電源ライン22および第2電源ライン23と電源18との間の接続・切断を同時に切り替える。また、スイッチ17Cは電力供給制御部17と電源18との間の接続・切断をも切り替える。タイマー17Dは、スイッチ17Bを簡潔稼働パターンに従って周期的に開閉するための時間計測を行う。
電力供給制御部17は、例えばIC(Integrated Circuit)により構成されている。
図5および図6は電力供給制御部17の動作を示している。
レコーダ1に設けられたスイッチをユーザが操作し、レコーダ1の状態を電源オフ状態から通常稼働状態に切り替える旨の指示を入力したとする。これに応じ、電源供給制御部17は、レコーダ1の状態を通常稼働状態に切り替える。
すなわち、電力供給制御部17は、スイッチ17A、17B、17Cのすべてを閉じ、第1電源ライン22と電源18との間、および第2電源ライン23と電源18との間をそれぞれ接続する。これにより、第1セクション10および第2セクション20への電力供給が開始され、レコーダ1は通常稼働状態となる(図5中のステップS1)。そして、第1セクション10および第2セクション20への電力供給は、レコーダ1の状態がスタンバイ状態または電源オフ状態に切り替わるまで継続する。
続いて、電力供給制御部17は、通知信号を受け取ったか否かを判断する(ステップS2)。
総合制御部16から出力された電源オフ通知信号を電力供給制御部17が受け取ったとき、電力供給制御部17は、レコーダ1の状態を電源オフ状態に切り替える。
すなわち、電力供給制御部17は、スイッチ17Cを開き、第1電源ライン22および第2電源ライン23と電源18との間を切断する。これにより、第1セクション10および第2セクション20への電力供給が継続的に停止する。さらに電力供給制御部17に対する電力供給も停止する(ステップS3)。
一方、ステップS2において、総合制御部16から出力されたスタンバイ通知信号を電力供給制御部17が受け取ったとき、電力供給制御部17は、レコーダ1の状態をスタンバイ状態に切り替える。
すなわち、電力供給制御部17は、スイッチ17Aを開き、第1電源ライン22と電源18との間を切断する。これにより、第1セクション10に対する電力供給が継続的に停止する(図6中のステップS4)。
続いて、電力供給制御部17は簡潔稼働処理を開始する(ステップS5ないしステップS10)。
簡潔稼働処理とは、スイッチ17Bを簡潔稼働パターンに従って周期的に開閉し、これにより、第2セクション20に対する電力供給を簡潔稼働パターンに従って間歇的に行う処理である。簡潔駆動処理により、上述した簡潔駆動機能(図3参照)が実現される。
簡潔稼働処理において、まず、電力供給制御部17は、スイッチ17Cを閉じた上で、スイッチ17Bをいったん開く。これにより、第2セクション20に対する電源供給が一旦停止する(ステップS5)。
続いて、電力供給制御部17は、タイマー17Dを用いて、スイッチ17Bを開いてから例えばおよそ3秒間経過したかを判断する(ステップS6)。
スイッチ17Bを開いてからおよそ3秒間経過したとき(ステップS6:YES)、電力供給制御部17は、スイッチ17Bを閉じる。これにより、第2セクション20に対する電力供給が開始される(ステップS7)。
続いて、電力供給制御部17は、稼働通知信号を受け取ったか否かを判断する(ステップS8)。
続いて、電力供給制御部17は、タイマー17Dを用いて、スイッチ17Bを閉じてから例えばおよそ20ミリ秒間経過したかを判断する(ステップS9)。
稼働通知信号を受け取らないまま、スイッチ17Bを閉じてからおよそ20ミリ秒間経過したとき(ステップS8:NO、ステップS9:YES)、電力供給制御部17は、スイッチ17Bを開く。これにより、第2セクション20に対する電源供給が停止する(ステップS10)。その後、処理はステップS6に戻る。
ステップS8において電力供給制御部17が稼働通知信号を受け取るまで、ステップS6ないしステップS10の処理が繰り返し実行される。これにより、第2セクション20への電源供給は、およそ3秒の停止期間P1とおよそ20ミリ秒の稼働期間P2とを有する簡潔稼働パターンに従って間歇的に行われる。この結果、第2セクション20に属する赤外線受信部13および受信判断部14が当該簡潔稼働パターンに従って間歇的に稼働する。
さて、ユーザがリモコン2の状態切り替えスイッチ5を押すと、リモコン2から稼働指示信号が送信される。そして、赤外線受信部13が稼働期間P2中にこの稼働指示信号を受け取ると、これに応じて受信判断部14が稼働通知信号を出力する。そして、電力供給制御部17がこの稼働通知信号を受け取ると(ステップS8:YES)、簡潔稼働処理が終了し、電力供給制御部17における処理は図5中のステップS1に移行する。そして、レコーダ1の状態がスタンバイ状態から通常稼働状態に切り替わる。なお、レコーダ1の状態が通常稼働状態に切り替わった直後、電波送信部12から応答信号が送信される。
図7は、レコーダ1のより具体的な実施形態であるハードディスクドライブレコーダを示している。
図7中のハードディスクドライブレコーダ30において、電波受信回路31は電波受信部11の具体例である。電波送信回路32は電波送信部12の具体例である。赤外線受信回路33は赤外線受信部13の具体例である。主機能制御ユニット34は主機能制御部15の具体例である。CPU35は総合制御部16の具体例である。電力供給制御IC36は、受信判断部14および電力供給制御部17の具体例である。例えば、電力供給制御IC36は、受信判断部14、スイッチ17A、17B、17Cおよびタイマー17Dが組み込まれたカスタムICである。電源回路37は電源18の具体例である。
図8はリモコン2の内部構造を示している。
図8に示すように、リモコン2の内部には、電波送信部51、電波受信部52、赤外線送信部53、送信制御部54、スイッチ識別部55および記憶部56が設けられている。また、リモコン2の操作パネルには、図2に示すように、状態切り替えスイッチ5および複数の操作スイッチ6が設けられている。
電波送信部51は電波のスタンバイ指示信号および電波の操作信号を送信する。具体的には、電波送信部51は、稼働指示信号送信後に状態切り替えスイッチ5が押されたときに、スタンバイ指示信号が重畳された電波信号を送信する。また、操作スイッチ6が押されたときに、操作信号が重畳された電波信号を送信する。電波送信部51は例えば電波送信回路を備えている。
電波受信部52は、レコーダ1から送信された応答信号を受信する。電波受信部52は例えば電波受信回路を備えている。
赤外線送信部53は赤外線の稼働指示信号を送信する。具体的には、スタンバイ指示信号送信後に状態切り替えスイッチ5が押されたときに、稼働指示信号が重畳された赤外線信号を送信する。また、赤外線送信部53は、スタンバイ指示信号送信後に状態切り替えスイッチ5が押されてから、電波受信部52により応答信号が受信されるまでの間、稼働指示信号の送信を継続する。赤外線送信部53は、例えば赤外線発光素子を含む赤外線送信回路などにより構成されている。
送信制御部54は、ユーザにより押されたスイッチが、スタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5か、稼働指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5か、操作スイッチ6かに基づいて、電波送信部51および赤外線送信部53を選択的に制御する。
具体的には、ユーザにより押されたスイッチが、スタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5であるときには、送信制御部54は、制御すべき送信部として赤外線送信部53を選択する。そして、送信制御部54は、赤外線送信部53を制御し、赤外線の稼働指示信号を送信する。
一方、ユーザにより押されたスイッチが、稼働指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5であるときには、送信制御部54は、制御すべき送信部として電波送信部51を選択する。そして、送信制御部54は、電波送信部51を制御し、電波のスタンバイ指示信号を送信する。
他方、ユーザにより押されたスイッチが、操作スイッチ6であるときには、送信制御部54は、制御すべき送信部として電波送信部51を選択する。そして、送信制御部54は、電波送信部51を制御し、電波の操作信号を送信する。
送信制御部45は例えばCPUなどにより構成されている。
スイッチ識別部55は、状態切り替えスイッチ5および操作スイッチ6のいずれかが押されたときに、当該スイッチが押されたことを示す識別信号を送信制御部54に出力する。
記憶部56は例えばROMである。記憶部56には、例えば稼働指示信号の波形情報、スタンバイ指示信号の波形情報および各操作信号の波形情報が記憶されている。赤外線送信部53は、稼働指示信号の波形情報を記憶部56から読み出し、この読み出した波形情報に基づいて稼働指示信号を生成する。また、電波送信部51は、スタンバイ指示信号または各操作信号の波形情報を記憶部56から読み出し、この読み出した波形情報に基づいてスタンバイ指示信号または各操作信号を生成する。
図9は送信制御部54の動作を示している。
図9に示すように、送信制御部54は、まず、リモコン2の操作パネルに設けられたいずれかのスイッチがユーザにより押されたか否かを判断する(ステップS21)。
続いて、送信制御部54は、ユーザにより押されたスイッチがスタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5かを判断する(ステップS22)。
ユーザにより押されたスイッチがスタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5であるときには(ステップS22:YES)、送信制御部54は、赤外線送信部53を制御し、赤外線の稼働指示信号の送信を開始する(ステップS23)。
続いて、送信制御部54は、レコーダ1から送信された応答信号を受信したか否かを判断する(ステップS24)。
応答信号を受信したときには(ステップS24:YES)、送信制御部54は、稼働指示信号の送信を停止する(ステップS26)。
また、稼働信号の送信を開始してから、応答信号の受信がないまま所定の送信継続時間が経過したときにも(ステップS24:NO、ステップS25:YES)、送信制御部54は、稼働指示信号の送信を停止する。その後、処理はステップS21に戻る。
一方、ステップS22において、ユーザにより押されたスイッチがスタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5でないときには、送信制御部54は、電波送信部51を制御し、電波の操作信号またはスタンバイ指示信号を送信する(ステップS27)。その後、処理はステップS21に戻る。
図10は、リモコン2のより具体的な実施形態を示している。
図10に示すリモコン60において、電波送信回路61は電波送信部51の具体例である。電波受信回路62は電波受信部52の具体例である。赤外線送信回路63は赤外線送信部53の具体例である。CPU54は送信制御部54の具体例である。スイッチ回路65はスイッチ識別部55の具体例である。ROM66は記憶部56の具体例である。
以上説明したとおり、レコーダ1において、スタンバイ状態時には、電源18から第1セクション10への電力供給を継続的に停止し、かつ電源18から第2セクション20への電力供給の実行と停止とを間歇稼働パターンに従って繰り返す。
これにより、スタンバイ状態時には、電波受信部11、電波送信部12、主機能制御部15および総合制御部16といったレコーダ1の構成要素の大部分に対する電力供給が継続的に停止する。したがって、スタンバイ状態時における消費電力を削減することができる。
これに加え、スタンバイ状態時には、赤外線受信部13および受信判断部14に対する電力供給が間歇的に行われる。したがって、スタンバイ状態時における消費電力をより一層削減することができる。
しかも、スタンバイ状態時には、赤外線受信部13および受信判断部14に対する電力供給が間歇的に行われることにより、ユーザはリモコン2を用いてレコーダ1の状態をスタンバイ状態から通常稼働状態に切り替えることができる。したがって、スタンバイ状態時における消費電力の削減を図りつつ、レコーダ1の操作性を維持することができる。
また、ユーザにより、スタンバイ指示信号送信後の状態切り替えスイッチ5が押されたとき、リモコン2は所定の送信継続時間が経過するまで稼働指示信号を継続して送信する。これにより、レコーダ1における赤外線受信部13の稼働が間歇的でも、レコーダ1は稼働指示信号を受信することが可能になる。
そして、リモコン2から送信された稼働指示信号がレコーダ1の赤外線受信部13により受け取られたとき、レコーダ1は応答信号をリモコン2に送信する。これにより、リモコン2は、応答信号の受信に基づいて、稼働指示信号の送信を直ちに停止する。これにより、リモコン2における稼働指示信号の送信期間を短くすることができる。したがって、リモコン2における消費電力を削減することができる。
また、レコーダ1は、リモコン2との間で電波通信方式と赤外線通信方式との双方を用いて通信を行うため、リモコン2との通信手段として、電波受信部11、電波送信部12および赤外線受信部13を有している。そして、スタンバイ状態時には、これらの通信手段のうち、電波受信部11および電波送信部12に対する電力供給を継続的に停止し、赤外線受信部13に対する電力供給の実行と停止とを間歇稼働パターンに従って繰り返す。
このようにスタンバイ状態時には、電波受信部11および電波送信部12への電力供給を停止し、赤外線受信部13だけに電力供給を行うので、電波通信方式と赤外線通信方式との双方を採用しているレコーダ1における消費電力を削減することができる。
また、リモコン2は、スタンバイ指示信号送信後に状態切り替えスイッチ5が押されたときには、常に赤外線信号を送信する。
これにより、スタンバイ状態時において、レコーダ1は赤外線受信部13を稼働して待機していればよい。
すなわち、レコーダ1の操作性を確保するために、レコーダ1は、スタンバイ状態時においても、少なくとも稼働指示信号だけは受信可能な状態を維持する必要がある。リモコン2から送信される稼働指示信号を常に赤外線信号とすれば、レコーダ1は、スタンバイ状態時において赤外線受信部13(および受信判断部14)だけを稼働しておけば、稼働指示信号を受信することが可能な状態を維持することができる。
したがって、スタンバイ状態時において電波受信部11および電波送信部12に対する電力供給を停止することができ、レコーダ1における消費電力を削減することができる。
なお、上述した説明では、スタンバイ状態時に、レコーダ1の赤外線受信部13および受信判断部14に対する電力供給を間歇的に行う場合を例にあげた。しかし、電気機器に関する本発明はこれに限れない。例えば、スタンバイ状態時に、レコーダ1の電波受信部11、赤外線受信部13および受信判断部14に対する電力供給を間歇的に行ってもよい。また、レコーダ1の電波受信部11および受信判断部14に対する電力供給を間歇的に行ってもよい。もっとも、スタンバイ状態時には、赤外線受信部13および電波受信部11のいずれか一方に対する電力供給を継続的に停止した方が、レコーダ1の消費電力を削減することができる。
また、上述した説明では、スタンバイ指示信号を電波信号としてリモコン2から送信する場合を例にあげた。しかし、スタンバイ指示信号を赤外線信号として送信してもよい。つまり、リモコン2の状態切り替えスイッチ5に割り当てられた信号はすべて赤外線信号として送信する構成としてもよい。
また、上述した説明では、操作信号およびスタンバイ指示信号をいずれも電波信号としてリモコン2から送信する場合を例にあげた。しかし、操作信号およびスタンバイ指示信号は常に電波信号として送信しなくてもよい。例えば、操作信号およびスタンバイ指示信号を、電波信号として送信するか赤外線信号として送信するかを自動的にまたは手動により切り替えることができる構成としてもよい。ただし、稼働指示信号は常に赤外線信号として送信する。
また、上述した説明では、レコーダ1が電波の応答信号を送信する場合を例にあげたが、応答信号は赤外線信号でもよい。応答信号を赤外線信号とする場合には、レコーダ1に赤外線送信部を設け、リモコン2に赤外線受信部を設ける。
また、上述した説明では、リモコン2の状態切り替えスイッチ5に稼働指示信号とスタンバイ指示信号とを割り当て、状態切り替えスイッチ5が1回押されるごとに、送信する信号を稼働指示信号とスタンバイ指示信号との間で切り替える場合を例にあげた。しかし、本発明はこれに限られない。リモコン2の操作パネルに稼働指示スイッチ、スタンバイ指示スイッチをそれぞれ設け、稼働指示スイッチに稼働指示信号を割り当て、スタンバイ指示スイッチにスタンバイ指示信号を割り当ててもよい。この場合、稼働指示スイッチが押されたときには、リモコン2は赤外線の稼働指示信号を送信し、スタンバイ指示スイッチが押されたときには、リモコン2は電波のスタンバイ指示信号を送信する。さらに、リモコン2の操作パネルに電源オフ指示スイッチを設け、リモコン2を用いた遠隔操作により、レコーダ1を電源オフ状態にすることができるようにしてもよい。この場合、電源オフ指示スイッチが押されたとき、リモコン2は電波の電源オフ指示信号を送信する。
また、上述した説明では、停止期間P1がおよそ3秒で稼働期間P2がおよそ20ミリ秒の間歇稼働パターンを例にあげたが、間歇稼働パターンはこれに限られない。間歇稼働パターンの停止期間P1は、消費電力削減の程度と、ユーザがリモコン2を操作してからレコーダ1が通常稼働状態に切り替わるまでの時間(応答性)などを考慮して適切に決めることが望ましい。このような観点から、停止期間P1は数秒であることが望ましく、およそ2ないし4秒がより望ましい。また、稼働期間P2は、消費電力削減の程度と、送信中の稼働指示信号を赤外線受信部13が受信するのに必要な時間とを考慮して適切に決めることが望ましい。このような観点から、稼働期間P2は、数ミリ秒ないし数十ミリ秒であることが望ましく、およそ5ミリ秒ないしおよそ50ミリ秒がより望ましい。
また、上述した説明では、本発明の電気機器の実施形態としてレコーダ1を例にあげたが、本発明の電気機器はこれに限られない。本発明の電気機器は、例えば光ディスクレコーダ、テレビジョン、カーナビゲーションシステム、エアーコンディショナー、照明器などでもよい。
また、図4中の電波受信部11は電波受信手段の具体例である。電波送信部12は送信手段の具体例である。赤外線受信部13は赤外線受信手段の具体例である。主機能制御部15は被操作部の具体例である。電力供給制御部17は電力供給制御手段の具体例である。
また、図2中の状態切り替えスイッチ5は稼働指示スイッチの具体例である。図8中の電波送信部51は電波送信手段の具体例である。電波受信部52は応答信号受信手段の具体例である。赤外線送信部53は赤外線送信手段の具体例である。送信制御部54は送信制御手段の具体例である。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気機器および遠隔操作装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の電気機器の実施形態であるレコーダと本発明の遠隔操作装置の実施形態であるリモコンを示す斜視図である。 図1中のリモコンの操作パネルを示す平面図である。 間歇稼働パターン、稼働指示信号および応答信号を示す説明図である。 図1中のレコーダの内部構造を示すブロック図である。 図1中のレコーダに設けられた電力供給制御部の動作を示すフローチャートである。 図5に続くフローチャートである。 本発明の電気機器のより具体的な実施形態を示すブロック図である。 図1中のリモコンの内部構造を示すブロック図である。 図1中のリモコンに設けられた送信制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の遠隔操作装置のより具体的な実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1 レコーダ
2 リモコン
5 状態切り替えスイッチ
6 操作スイッチ
11 電波受信部
12 電波送信部
13 赤外線受信部
14 受信判断部
15 主機能制御部
17 電力供給制御部
18 電源
51 電波送信部
52 電波受信部
53 赤外線送信部
54 送信制御部

Claims (6)

  1. 遠隔操作装置から無線方式により送信される操作信号、稼働指示信号およびスタンバイ指示信号を受信する受信手段と、
    前記操作信号に従って遠隔操作される被操作部と、
    電源と、
    前記受信手段により前記稼働指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部および前記受信手段への電力供給を継続的に実行し、一方、前記受信手段により前記スタンバイ指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部への電力供給を継続的に停止し、かつ前記電源から前記受信手段への電力供給の実行と停止とを所定パターンに従って繰り返す電力供給制御手段とを備えていることを特徴とする電気機器。
  2. 前記受信手段により前記稼働指示信号が受信されたとき、応答信号を前記遠隔操作装置に送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記受信手段は、
    電波の前記操作信号および電波の前記スタンバイ指示信号を前記遠隔操作装置から受信する電波受信手段と、
    赤外線の前記稼働指示信号を前記遠隔操作装置から受信する赤外線受信手段とを備え、
    前記電力供給制御手段は、前記電波受信手段により前記スタンバイ指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部および前記電波受信手段への電力供給を継続的に停止し、かつ前記電源から前記赤外線受信手段への電力供給の実行と停止とを前記所定パターンに従って繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  4. 前記受信手段は、
    電波の前記操作信号を前記遠隔操作装置から受信する電波受信手段と、
    赤外線の前記稼働指示信号および赤外線の前記スタンバイ指示信号を前記遠隔操作装置から受信する赤外線受信手段とを備え、
    前記電力供給制御手段は、前記赤外線受信手段により前記スタンバイ指示信号が受信されたときには、前記電源から前記被操作部および前記電波受信手段への電力供給を継続的に停止し、かつ前記電源から前記赤外線受信手段への電力供給の実行と停止とを前記所定パターンに従って繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  5. 電波信号および赤外線信号により被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置であって、
    稼働状態である前記被操作装置を遠隔操作するための操作スイッチと、
    前記被操作装置におけるスタンバイ状態から稼働状態への切り替えを遠隔操作するための稼働指示スイッチと、
    電波信号を送信する電波送信手段と、
    赤外線信号を送信する赤外線送信手段と、
    前記操作スイッチが押されたときには前記電波送信手段から電波信号を送信し、前記稼働指示スイッチが押されたときには前記赤外線送信手段から赤外線信号を送信するように、前記電波送信手段および前記赤外線送信手段を選択的に制御する送信制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
  6. 前記赤外線信号に対する応答信号を前記被操作装置から受信する応答信号受信手段を備え、
    前記赤外線送信手段は、前記稼働指示スイッチが押されてから、前記応答信号受信手段により前記応答信号が受信されるまでの間、前記赤外線信号の送信を継続することを特徴とする請求項5に記載の遠隔操作装置。
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