JP2008028562A - ネットワーク機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク機器の本体が転倒した時に、各ポートに接続されているコネクタ、およびケーブルを衝撃(圧迫)から保護することができ、外観上もすっきりとするネットワーク機器を提供する。
【解決手段】カバー11(12)の背面側に突出部1131、突出部1141を設ける。突出部1131、および突出部1141は、それぞれ背面から見た断面形状がL字形の下面フレーム113、および上面フレーム114が筐体1の背面方向に延長(突出)されて形成されている。下面フレーム113と突出部1131の境界面、すなわち背面パネルと同一平面には、下面フレーム113の断面L字内側を補強するリブ板115が形成されている。上面フレーム114と突出部1141の境界面には、上面フレーム114の断面L字内側を補強するリブ板116が形成されている。突出部1131,1141の突出長さは、電源プラグの背面側高さよりも長くなっている。
【選択図】図4
【解決手段】カバー11(12)の背面側に突出部1131、突出部1141を設ける。突出部1131、および突出部1141は、それぞれ背面から見た断面形状がL字形の下面フレーム113、および上面フレーム114が筐体1の背面方向に延長(突出)されて形成されている。下面フレーム113と突出部1131の境界面、すなわち背面パネルと同一平面には、下面フレーム113の断面L字内側を補強するリブ板115が形成されている。上面フレーム114と突出部1141の境界面には、上面フレーム114の断面L字内側を補強するリブ板116が形成されている。突出部1131,1141の突出長さは、電源プラグの背面側高さよりも長くなっている。
【選択図】図4
Description
この発明は、多数のコネクタ、ケーブルが接続されるネットワーク機器に関する。
一般に、ネットワーク機器(例えばスイッチングハブ)は複数の接続ポートを備えており、それぞれのポートにコネクタ、ケーブルを介して情報処理装置等を接続する。このようなネットワーク機器は、省スペースのために小型でかつ縦型のものが多く、接続ポートは、筐体の背面に設けられていることが多い(例えば特許文献1参照)。
意匠登録第1096380号公報
しかしながら、ネットワーク機器に接続されるケーブルは、電源ケーブル、LAN用のツイスティッド・ペアケーブル、ISDN・アナログ電話用の4極モジュラケーブル等、太く重量のあるケーブルが多い。そのため、ケーブルの重量がネットワーク機器の背面方向に掛かってしまい、ネットワーク機器のバランスが崩れて転倒してしまうことが有った。
ネットワーク機器が転倒した場合、背面の各ポートに接続されているコネクタ類(特に電源プラグ、およびケーブル)が床面等とネットワーク機器との間に挟まれ、衝撃(圧迫)を受けて破損、断線してしまう危険性が有った。
この発明は、ネットワーク機器の本体が転倒した時に、各ポートに接続されているコネクタ、およびケーブルを衝撃(圧迫)から保護することができ、外観上もすっきりとするネットワーク機器を提供することを目的とする。
この発明のネットワーク機器は、略直方体形状の筐体と、前記筐体の背面に配列された複数のポート、および電源ジャックからなるコネクタ部と、前記筐体上面と、左面および右面の上端の一部と、を一体に前記背面側に延長して形成され、少なくとも前記電源ジャックに挿入される電源プラグの高さよりも長く筐体背面側に突出した上側突出部と、前記筐体下面と、左面および右面の下端の一部と、を一体に前記背面側に延長して形成され、少なくとも前記電源ジャックに挿入される電源プラグの高さよりも長く筐体背面側に突出した下側突出部と、を備えたことを特徴とする。
この構成では、筐体の下面、左右面の下端の一部が背面側に延長された下側突出部を有する。また、筐体の上面、左右面の上端の一部が背面側に延長された上側突出部を有する。これらの突出部は、背面側から見て、断面が略コの字形に形成される。これら突出部は、断面がコの字形に形成されることで高い強度を有し、ルータが転倒した場合の衝撃に耐えられるようになっている。また、突出する長さは、少なくとも電源プラグの高さよりも長くなっており、ネットワーク機器が転倒した時に、突出部の長さ分だけ、機器背面と、床面との間に空間ができ、コネクタ、およびケーブルが筐体と床面との間に挟まれることがなくなる。特に、電源ケーブルと電源プラグの接続部分は、断線することが多く、衝撃、圧迫に弱いが、本発明のネットワーク機器では、高い強度を有する突出部が、転倒時に筐体と床面との間に空間をつくるため、接続部分が衝撃、圧迫を受けることがない。また、突出部は、筐体の下面、上面が背面側に延長され、筐体と一体であるため、見た目にもすっきりとしている。
また、この発明のネットワーク機器は、前記筐体の背面に沿って、前記突出部と前記筐体との境界部分に形成され、前記筐体内側方向に設けられた補強部を備えたことを特徴とする。
この構成では、断面コの字形の突出部と筐体との境界部分に、本体内側方向に形成されたリブ板を有する。これにより、さらに突出部の強度が高くなり、ルータ転倒時にも突出部が破損することはない。
この発明によれば、本体が転倒した時に、各ポート(電源ジャック)に接続されているコネクタ(電源プラグ)、およびケーブルを衝撃(圧迫)から保護することができ、外観上もすっきりとする。
以下、本発明の実施形態であるルータについて説明する。
図1はこの発明の実施形態であるルータの外観図であり、同ルータの正面図、右側面図、および背面図を表している。
図2は、同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの正面図、右側面図、および背面図を表している。
図3は、同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの上面図、左側面図、および下面図を表している。
図4は同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの背面右側面から見た斜視図を示している。
図5は、ルータの右側面を覆うカバー11をルータ内部側(ルータ背面、下面側)からみた斜視図である。
図6は、同ルータの内部構造を示す図であり、右側面図に示したカバーを外した状態を示す。
図1〜図6において、ルータ右側面側をX方向、左側面側を−X方向とし、正面側をY方向、背面側を−Y方向とし、上面側をZ方向、下面側を−Z方向とする。
図1はこの発明の実施形態であるルータの外観図であり、同ルータの正面図、右側面図、および背面図を表している。
図2は、同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの正面図、右側面図、および背面図を表している。
図3は、同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの上面図、左側面図、および下面図を表している。
図4は同ルータのスタンドを外した状態を示す外観図であり、同ルータの背面右側面から見た斜視図を示している。
図5は、ルータの右側面を覆うカバー11をルータ内部側(ルータ背面、下面側)からみた斜視図である。
図6は、同ルータの内部構造を示す図であり、右側面図に示したカバーを外した状態を示す。
図1〜図6において、ルータ右側面側をX方向、左側面側を−X方向とし、正面側をY方向、背面側を−Y方向とし、上面側をZ方向、下面側を−Z方向とする。
このルータの筐体は、グレー色の半透明樹脂からなるカバー11と、黒色の樹脂からなるカバー12と、を組み合わせてなる本体1、および黒色の樹脂からなるスタンド10で構成されている。カバー11およびカバー12からなる本体1は、回路基板5を収納する。本体1は、スタンド10と、本体1(カバー11)の下面側に設置されている丸孔101、および図示しないスタンド10の突出部により係止される。このルータは、筐体の幅に比べて高さが十分に高く、スタンド10に係止された縦置の状態で安定するようになっている。また、スタンド10は、下面側が幅広になっており、正面から観察したとき凸型になるように形成されている。なお、本体1とスタンド10との係止を解除すると、この本体1は、左面側を下にした横置の状態でも安定するようになっている。
本体1の幅(正面から観察したときの側面方向の長さ)は、右側面のカバー11が左側面のカバー12よりも十分に長くなっている。また、上記のようにカバー11は半透明であるため、内部の配線基板やコネクタが透けて見えているが、図1〜図4では筐体の形状を説明するために内部の構造は図示していない。
カバー11の正面側は一部の位置を除き、黒色の塗料などでマスキングされている。マスキングされていない一部の位置には、筐体内部で点灯部31が構成されている。この点灯部31は、回路基板5に実装されたLED等からなり、半透明のカバー11のマスキングされていない一部からLEDの灯りが見えるようになっている。このLEDの灯りにより、電源、通信状態を確認することができる。
また、カバー11の正面側には、開口部301が形成され、この開口部301からUSBコネクタ30が覗くようになっている。
また、カバー11の正面側には、開口部301が形成され、この開口部301からUSBコネクタ30が覗くようになっている。
カバー11の右面側には、3つの開口部211が形成され、この開口部211にはスイッチ類21が設置されている。スイッチ類21は、DSUオン/オフスイッチ、ターミネートスイッチ、およびノーマル/リバーススイッチからなる。DSUオン/オフスイッチは、デジタル回線に接続するための終端装置であるDSUをオン/オフするスイッチであり、ターミネートスイッチは、ISDN_S/T点コネクタ24に終端抵抗を接続して終端処理をするためのスイッチであり、ノーマル/リバーススイッチは、ISDN_U点コネクタ25の入力信号を反転するスイッチである。
背面図において、ルータの背面パネル2には、電源ジャック(DC−in)20、4個のLANコネクタ22、WANコネクタ23、ISDN_S/T点コネクタ24、ISDN_U点コネクタ(PSTN回線コネクタ兼用)25、2個のアナログ電話コネクタ26、およびシリアルポート27が設けられている。電源ジャック20には、電源プラグ201が接続される。LANコネクタ22、WANコネクタ23、ISDN_S/T点コネクタ24には、それぞれツイスティッド・ペアケーブル(図示せず)が接続され、ISDN_U点コネクタ(PSTN回線コネクタ兼用)25、およびアナログ電話コネクタ26には4極モジュラケーブル(図示せず)が接続される。また、シリアルポート27には、D−sub9ピンのRS−232Cプラグ271が接続される。
次に、図5を用いて、カバー11の構造について詳細に説明する。カバー11は、正面側(Y方向)にZ方向から見て断面がL字型の正面フレーム112、下面側(−Z方向)にY方向から見て断面がL字型の下面フレーム113、上面側(Z方向)に−Y方向から見て断面がL字型の上面フレーム114、および右面側(X方向)に右面平板111を備えてなり、正面フレーム112には、上記開口部301が形成され、下面フレーム113には上記丸孔101が形成され、右面平板11には、上記開口部211が形成されている。これら正面フレーム112、下面フレーム113、上面フレーム114、および右面平板111は、樹脂用の金型により一体成型される。
正面フレーム112の下面側の端部は、下面フレーム113と一体形成されており、正面フレーム112の上面側の端部は、上面フレーム114と一体形成されている。また、右面平板111は、正面フレーム112、下面フレーム113、および上面フレーム114に囲まれるように一体形成されている。なお、右面平板111は、筐体の右面側に膨らんで一体形成されている。また、右面平板部111は、複数の小孔を有し、この小孔から回路基板5で発生する熱が放出され易いようになっている。なお、開口部211の周囲は筐体内部方向に凹んでいるが、この凹みは開口部211とスイッチ類21との位置を揃えるためである。
断面L字型の下面フレーム113は、筐体背面方向(−Y方向)に、延長(突出)されて突出部1131を形成する。また、下面フレーム113と突出部1131の境界面、すなわち背面パネルと同一平面には、下面フレーム113の断面L字内側を補強するリブ板115が形成されている。このリブ板115は、Y,−Y方向に対して肉厚の薄い略直方体形状であり、−Z方向の面が下面フレーム113のZ方向面と一体形成され、X方向の面が下面フレーム113の−X方向面と一体形成されている。
また、断面L字型の上面フレーム114も、筐体背面方向(−Y方向)に、延長(突出)されて突出部1141を形成する。上面フレーム114と突出部1141の境界面、すなわち背面パネルと同一平面には、上面フレーム114の断面L字内側を補強するリブ板116が形成されている。このリブ板116は、Y,−Y方向に対して肉厚の薄い略直方体形状であり、Z方向の面が上面フレーム114の−Z方向面と一体形成され、X方向の面が上面フレーム114の−X方向面と一体形成されている。
なお、カバー12の構造についてもカバー11の構造とほぼ同様であり、カバー12の下面フレーム123には、背面方向に延長された突出部1231が形成され、その境界面にリブ板125が形成されている。また、カバー12の上面フレーム124にも、背面方向に延長された突出部1241が形成され、その境界面にリブ板126が形成されている。なお、上述したように、カバー12の幅(正面から観察したときの側面方向の長さ)は、カバー11よりも短いため、下面フレーム123の幅、および上面フレーム124の幅は、上記下面フレーム113、および上面フレーム124の幅よりも当然に短い。
これらのカバー11、およびカバー12で回路基板5、背面パネル2を挟み込むことで、図4に示すように略直方体形状の本体1を形成する。これにより、カバー11、およびカバー12からなる本体1は、下面、および上面が、背面側に沿って延長された突出部を有することとなる。この突出部の本体右面側、および左面側の端部は、本体内側方向に、略直角に曲げられて延長され、突出部は、背面側から見て、断面が略コの字形に形成される。これら突出部は、断面がコの字形に形成されることで高い強度を有し、ルータが転倒した場合の衝撃に耐えられるようになっている。また、断面コの字形の突出部と本体との境界部分に、本体内側方向に形成されたリブ板により、さらに強度が高くなり、ルータ転倒時にも突出部が破損することはない。
また、図6に示すように、突出部の突出長さは、電源プラグ201を電源ジャック20に挿した状態で、電源プラグ201の背面高さよりも長くなっており、ルータが転倒した時に、突出部の長さ分だけ、ルータ背面と、床面との間に空間ができ、電源プラグ201、および電源ケーブルがルータ本体と床面との間に挟まれることがなくなる。特に、電源ケーブルと電源プラグの接続部分は、断線することが多く、衝撃、圧迫に弱いが、本実施形態のルータでは、高い強度を有する突出部が、転倒時に本体と床面との間に空間をつくるため、接続部分が衝撃、圧迫を受けることがない。
また、突出部の突出長さは、RS−232Cプラグ271の背面高さより短く、RS−232Cプラグ271のロックネジ2711を手で回す場合、妨げにならない。また、上述のように、背面から見て断面がコの字形であるため、このコの字に囲まれる位置に各ポート(この例ではRS−232Cポート27)を配置することができ、背面パネルのスペースを有効に活用できる。また、突出部は本体(カバー)と樹脂一体成型であるため、見た目にもすっきりとしている。
以上の構造により、この実施形態のルータは、本体転倒時に各ポートに接続されているコネクタ、およびケーブルを衝撃(圧迫)から保護することができ、外観上もすっきりとする。
1−本体
11,12−カバー
113,123−下面フレーム
114,124−上面フレーム
1131,1141,1231,1241−突出部
115,116,125,126−リブ板
11,12−カバー
113,123−下面フレーム
114,124−上面フレーム
1131,1141,1231,1241−突出部
115,116,125,126−リブ板
Claims (2)
- 略直方体形状の筐体と、
前記筐体の背面に配列された複数のポート、および電源ジャックからなるコネクタ部と、
前記筐体上面と、左面および右面の上端の一部と、を一体に前記背面側に延長して形成され、少なくとも前記電源ジャックに挿入される電源プラグの高さよりも長く筐体背面側に突出した上側突出部と、
前記筐体下面と、左面および右面の下端の一部と、を一体に前記背面側に延長して形成され、少なくとも前記電源ジャックに挿入される電源プラグの高さよりも長く筐体背面側に突出した下側突出部と、
を備えたネットワーク機器。 - 前記筐体の背面に沿って、前記突出部と前記筐体との境界部分に形成され、前記筐体内側方向に設けられたリブを備えた請求項1に記載のネットワーク機器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006197213A JP2008028562A (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | ネットワーク機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006197213A JP2008028562A (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | ネットワーク機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008028562A true JP2008028562A (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=39118792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006197213A Pending JP2008028562A (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | ネットワーク機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008028562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010184173A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Daiyanitorikkusu Kk | 汚泥を含む被処理水の処理方法 |
-
2006
- 2006-07-19 JP JP2006197213A patent/JP2008028562A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010184173A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Daiyanitorikkusu Kk | 汚泥を含む被処理水の処理方法 |
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