JP2008027695A - 反射体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
反射効率及び輝度が高くかつ耐衝撃性に優れた反射体装置を提供する。
【解決手段】
それぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状をなす反射部15、25を有する2本の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2棒状体11、21をそれぞれの反射部15、25が互いに噛合するように接合して形成された1本の複合体40と、この複合体を構成する第1及び第2棒状体11、21の各一端面又は両端面13、14、23、24に対向して配置される複数のLEDランプ12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明又は半透明な材料で作られた棒状体又は板状体の端面にLEDランプを配置し、これらの表面を発光させる反射体装置に関する。
従来、軸方向に光路が確保されている所定長さの透明な棒状体からなり、その端部からLEDランプの光線が入射されるようにした反射体が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この反射体は、棒状体の外周面の一部に、側面形状が略鋸歯形状を呈する斜面からなる複数個のギザギザが、軸方向に亘って、入射される光線を横切る方向に形成されている。この反射体は、少ない数の光源により、長い範囲或いは広範囲に亘って一様に光らせることができる。
特開2004−109391号公報(請求項1、図1、図5)
しかし、上記棒状体の反射体は、複数個のギザギザだけで入射させた光線を反射させているため、反射効率が低く輝度に劣り、また棒状体のみからなるため、耐衝撃性が十分でない問題があった。
本発明の第1の目的は、反射効率及び輝度が高くかつ耐衝撃性に優れた反射体装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、複合体を構成する棒状体の上面又は板状体の上面のみだけでなく、棒状体の側面又は板状体の側面をも輝面とすることができる反射体装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、複合体を構成する棒状体の軸方向又は板状体の長手方向に沿った面において発光部分と非発光部分を生じさせることにより、文字や、図柄等の表示を行うことができる反射体装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、板状体とすることで、照射範囲の広い反射体装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、反射体装置10は、それぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状をなす反射部15、25を有する2本の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2棒状体11、21をそれぞれの反射部15、25が互いに噛合するように接合して形成された1本の複合体40と、複合体を構成する第1及び第2棒状体11、21の各一端面又は両端面13、14、23、24に対向して配置される複数のLEDランプ12とを備える。
請求項2に係る発明は、図4に示すように、反射体装置10は、それぞれが縦断面において三角波状をなす反射部15、25を有する2本の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2棒状体11、21をそれぞれの反射部15、25が互いに空隙41を有するように接合して形成された1本の複合体40と、この複合体を構成する第1及び第2棒状体11、21の各一端面又は両端面13、14、23、24に対向して配置される複数のLEDランプ12とを備える。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1及び第2棒状体11、21の各横断面が円形、採取されたマッシュルームの断面形状(図1及び図3)、又はかまぼこの断面形状に形成され、第1及び第2棒状体11、21の各反射部15、25が断面形状における平坦面にそれぞれ形成された反射体装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、複数のLEDランプ12が第1及び第2棒状体11、21の各一端面13、23に配置され、一端面13、23と反対側の第1棒状体11の端面14及び第2棒状体21の端面24が棒状体接合面の延長面49に対してそれぞれ120〜150度又は30〜60度傾斜した平面である反射体装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1及び第2棒状体11、21の各反射部15、25がそれぞれ棒状体11、21の軸方向に連続的(図6)又は断続的(図1及び図2)に形成された反射体装置である。
請求項6に係る発明は、図8に示すように、反射体装置50は、それぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状をなす反射部55、65を一方の面に有する2枚の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2板状体51、61をそれぞれの反射部55、65が互いに噛合するように接合して形成された1つの複合体80と、この複合体を構成する第1及び第2板状体51、61の各一端面又は両端面53、54、63、64に対向して配置される複数のLEDランプ52とを備える。
請求項7に係る発明は、図6に示すように、反射体装置50は、それぞれが縦断面において三角波状をなす反射部55、65を一方の面に有する2枚の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2板状体51、61をそれぞれの反射部55、65が互いに空隙81を有するように接合して形成された1つの複合体80と、この複合体を構成する第1及び第2板状体51、61の各一端面又は両端面53、54、63、64に対向して配置される複数のLEDランプ52とを備える。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7に係る発明であって、第1及び第2板状体51、61の各横断面がイギリスパン(図7)の断面形状に形成され、第1及び第2板状体51、61の各反射部55、65が断面形状における平坦面にそれぞれ形成された反射体装置である。
請求項9に係る発明は、請求項6又は7に係る発明であって、図6に示すように、複数のLEDランプ52が第1及び第2板状体51、61の各一端面53、63に配置され、一端面53、63と反対側の第1板状体51の端面54及び第2板状体61の端面64が板状体接合面の延長面79に対してそれぞれ30〜60度又は120〜150度傾斜した平面である反射体装置である。
請求項10に係る発明は、請求項6又は7に係る発明であって、第1及び第2板状体51、61の各反射部55、65がそれぞれ板状体51、61の軸方向に連続的(図5及び図6)又は断続的(図2)に形成された反射体装置である。
請求項1に記載された反射体装置では、図1及び図2に示すように、反射部15,25が互いに噛合するように接合されているため、LEDランプ12から棒状体11、21に入射した光線が反射部15、25に到達したときに、反射部15、25を構成する小斜面で反射する。この反射部15、25のプリズム効果により、反射効率が高くなり、これに伴い輝度も高くなる。また、それぞれの反射部15、25を構成する小斜面同士16、17、26、27が密着するように棒状体11、21を接合するため、反射体装置の使用時に、複合体40に衝撃を与えても、反射部15、25に欠け等が起こらず、対衝撃性が高くなる。
請求項2に記載された反射体装置では、図4に示すように、光線は反射部15を形成する小斜面16を透過屈折し空隙41に入る。光線の一部は、所定の反射角で全反射して反射部15に対向する上面19へ向かう。また光線の一部は、もう一方の棒状体21の反射部25を形成する小斜面27を透過屈折し、もう一方の棒状体21内部へ向かう。更に、光線の一部は、もう一方の棒状体21の反射部を形成する小斜面27に到達した後、所定の反射角で全反射し、別の小斜面17から再び棒状体11内部へ戻る。これらのため、反射部15を形成する小斜面16、17同士が接する区切り線15aが見にくくなる。この結果、反射部15、25のプリズム効果に輝度を高めるとともに、棒状体11全長に亘って輝面である上面19における輝度を均一にすることができる。
請求項3に記載された反射体装置では、図2に示すように、LEDランプ12で発生した光線は、一端面又は両端面13、14から棒状体11内部に入射し、反射部15から上面19に到達する。図3に示すように、上面19は平面的ではなく曲面的であるため、透過屈折により上面19から外部へ出る光線を除いて、全反射した光線が棒状体11内部で拡散し、反射部15のみだけでなく側面20にも光線が向かう。これにより、反射部15と略垂直に対向しない側面20をも輝面とすることができる。また、反射部15、25が互いに対向するように接合されているため、複合体40の周面全体に亘って輝面とすることができる。
請求項4に記載された反射体装置では、図4に示すように、一端面13から入射した光線が棒状体11の軸方向に沿って反対側の端面14に到達する。この端面14で反射した光線が反射部15と対向する上面19を透過する。これにより、端面14から外部へ出る光量が減少するので、反射部15に対向する輝面である上面19における輝度を高くすることができる。
請求項5に記載された反射体装置では、図4に示すように、連続的に反射部15が形成される場合、反射部15に対向する上面19から棒状体11の軸方向に沿って連続的に光線が外部に出る。光線は、LEDランプ12から遠のく程、その光量が減少するので、所望の輝度を維持するためには、長さが小さい棒状体11を用いる反射体装置に好適である。図1及び図2に示すように、断続的に反射部15が形成される場合、反射部15に対向する上面19から棒状体11の軸方向に沿って、断続的に光線が棒状体11の外部に出る。小斜面が形成されない部分18では光線が外部に出にくいので、反射部15が連続的なものと比べて光量の減少度合いが低く、反射部15を連続的に形成した棒状体11を用いる反射体装置よりも棒状体11の長さを大きくしても、所望の輝度を維持することができる。なお、棒状体21における作用は、棒状体11における上記作用とそれぞれ同様である。
請求項6に記載された反射体装置では、図8に示すように、板状体51、61とすることで、棒状体11、21とするよりも、より広い照射範囲が得られる。また、請求項1に記載された反射体装置と同様に、反射部55、65同士が互いに噛合するように接合されているため、LEDランプ52から板状体に入射した光線が反射部55を構成する小斜面59に到達したときに、この小斜面59において全反射するため、反射部のプリズム効果により、反射効率が高くなり、これに伴い輝度も高くなる。また、それぞれの反射部55、65を構成する小斜面同士59、60、69、70が密着するように棒状体11、21を接合するため、反射体装置の使用時に、複合体80に衝撃を与えても、反射部55、65に欠け等が起こらず、対衝撃性が高くなる。
請求項7に記載された反射体装置では、図6に示すように、請求項2に記載された反射体装置と同様に、反射部55を形成する小斜面59、60同士が接する区切り線55aが見にくくなるため、板状体51全長に亘って、図7に示される反射部55に対向する輝面である上面57及び側面58からなる連続面56における輝度を均一にすることができる。
請求項8に記載された反射体装置では、図6に示すように、LEDランプ52で発生した光線は、一端面又は両端面53、54から板状体51内部に入射し、反射部55から上面57に到達する。図7に示すように、上面57は平面的ではなく曲面的であるため、透過屈折により上面57から外部へ出る光線を除いて、全反射した光線が板状体51内部で拡散し、反射部55のみだけでなく側面58或いは上面57、更にはもう一方の板状体61の反射部65にも光線が向かう。これにより、板状体51の上面57或いは側面58をも輝面とすることができる。また、反射部55、65が互いに対向するように接合されているため、複合体80の周面全体に亘って輝面とすることができる。
請求項9に記載された反射体装置では、請求項3に記載された反射体装置と同様に、図6に示すように、反射部55に対向する輝面である上面57における輝度を高くすることができる。
請求項10に記載された反射体装置では、請求項5に記載された反射体装置と同様に、図5に示すように、連続的に反射部55が形成される場合、長さが小さい板状体51を用いる反射体装置に好適であり、断続的に反射部55が形成される場合、反射部55を連続的に形成した板状体51を用いる反射体装置よりも板状体51の長さを大きくしても、所望の輝度を維持することができる。更に、反射部55を任意に形成することによって、その形成された反射部55と小斜面が形成されない部分の分布により、輝面において文字や図柄を表示することができる。この結果、照明機能の他に表示機能をも備えることができる。なお、板状体61における作用は、板状体51における上記作用とそれぞれ同様である。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、第1の実施の形態の反射体装置10は、2本の棒状体11、21を透明な接着剤で接合した複合体40と4個のLEDランプ12とを備える。
棒状体11、21は、透明又は半透明の樹脂からなる。樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。棒状体11、21の両端面13、14、23、24は、その軸線に対して鉛直面をなす。図2に示すように、2本の棒状体11、21はそれぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状の反射部15、25を有する。図1及び図2に示すように、反射部15、25は棒状体底部に一平面に沿って断続的に形成される。図2では2個のLEDランプのみ示す。棒状体11、21の軸方向における反射部15、25の縦断面では、隣合う小斜面16、17又は26、27が、二等辺三角形の隣合う斜辺のように、約90度の内角を形成しながら連続する部分と、小斜面が形成されずに棒状体の軸方向に対して水平な部分18、28がある。小斜面16、17又は26、27によりプリズムが形成される。即ち、反射部15、25は棒状体11、21の横断方向にそれぞれ稜線を有する。棒状体11、21の小斜面は互いに同形同大に形成され、反射部15、25は互いに噛合可能に形成される。即ち、棒状体11、21の反射部15、25は雌雄の関係に形成される。
図3に示すように、棒状体11及び21の各横断面は採取されたマッシュルームを縦割りにしたときの断面形状をなす。即ち、棒状体11及び21の各横断面において、上述した棒状体底部の平面的な反射部15、25と、棒状体頂部の円弧状の上面19、29と、この上面19、29と反射部15、25に挟まれた棒状体側部の互いに対向する円弧状の2つの側面20、30とを有する。
図1及び図2に示すように、互いに接合された棒状体11、21の4つの端面13、14、23、24には、ランプ光軸を棒状体11、21の中心軸に合せて、4個のLEDランプ12が端面毎に配置される。LEDランプ12としては、集光型のLEDが好ましい。LEDランプ12のソケット12aの横断面は、棒状体11、21の端面と同様の略半円形であり、棒状体11、21の端面13、14、23、24の周縁よりも一回り大きい。一対のソケット12aは棒状体11、21の両端部に嵌着される。
このように構成された反射体装置10の作用を説明する。なお、この実施の形態において、図1、図2及び図3では、光線を1本の細線により描いているが、実際には、LEDランプ12からの光線は無数本出ており、全反射や透過屈折により各々1本の光線がそれぞれ複数本に分散している。
図2に示すように、反射体装置10では、LEDランプ12からの光線31が端面13から棒状体11内部に入射し、入射した光線31の一部32が、それぞれの入射角で、反射部15に対向する上面19に到達する。この上面19に到達した光線32のうち、入射角が臨界角に満たない光線33は透過屈折により上面19から棒状体11の外部へ出る。入射角が臨界角を満たした光線34は入射角と同じ角度で拡散しながら全反射し、反射部15を構成する小斜面16、17或いは小斜面26等に向かって棒状体11内部を進む。
続いて、小斜面16に到達した光線34は、入射角と同じ角度で光線34の大半が全反射する。これは棒状体11、21の反射部15、25を構成する小斜面16、17、26、27同士が密着しているためである。全反射した光線35は上面19に到達し、再び、入射角の大きさにより、透過屈折により上面19から棒状体11の外部へ出る光線36と、全反射する光線37に分かれる。また、光線34の一部は、もう1本の棒状体21の反射部25を構成する小斜面26から透過屈折により入射し、棒状体21内部において上記と同様の作用を繰返して棒状体21の外部に出る。
一方、図3に示すように、棒状体11の上面19が円弧状をなすために、光線34が光線34a、34b、34c等に拡散する。拡散した光線34b、34cの中には、棒状体の円弧状の側面20、20に到達し、再び、入射角の大きさにより、透過屈折により側面20から棒状体11の外部へ出る光線と全反射して棒状体11内部を小斜面や、上面19又は対向する側面20へ向かって移動する光線等に分かれる。
上記作用が、光線31が端面13に対向する端面14に到達するまで繰返される。更に、端面23に配置されたLEDランプ12からの光線38も、端面23から棒状体21内部へ入射し、同様の作用を繰返して端面24に向かう。棒状体11、21の反射部15、25が互いに対向するように接合されているため、複合体40の周面全体に亘って輝面とすることができる。
また、三角波状の反射部を構成する小斜面が形成されない部分18、28に対向する上面19、29は非発光部分となる。図2に示すように、断続的に反射部15、25が形成される反射体装置では、反射部15、25に対向する上面19、29から棒状体11、21の軸方向に沿って、断続的に光線が棒状体11の外部に出る。部分18,28では光線が外部に出にくいので、反射部15、25が連続的なものと比べて光量の減少度合いが低く、反射部15、25を連続的に形成した棒状体11、21を用いる反射体装置よりも棒状体11、21の長さを長くしても、所望の輝度を維持することができる。部分18、28に文字や、図柄等を印刷しておけば、LEDランプ12の光線で複合体40の外部からこれらを明示することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、棒状体の横断面が略半円形の採取されたマッシュルームの断面形状を示したが、円形又はかまぼこの断面形状でもよい。また、棒状体11の両端面13、14は、その軸線に対して鉛直面である例を示したが、図4に示すように、LEDランプ12を棒状体11、21の一端面13、23に配置する場合には、一端面13、23と反対側の端面14、24が棒状体接合面の延長面49に対して角度θ傾斜した平面であってもよい。図4に示す例では、角度θは120〜150度が好ましく、130〜140度が更に好ましく、135度が最も好ましい。またこの角度θは鈍角であることに限定せず、図6に示すように、鋭角であってもよい。角度θが鋭角の場合には、30〜60度が好ましく、40〜50度が更に好ましく、45度が最も好ましい。
図4に示した反射体装置では、一端面13、23から入射した光線が棒状体11、21の軸方向に沿って反対側の端面14、24に到達した後、この端面14、24で反射した光線が反射部15、25と対向する上面19、29を透過する。これにより、端面14、24から外部へ出る光量が減少するので、LEDランプ12が棒状体11、21の一端面にだけ設けられた場合にも、反射部に対向する輝面である上面19、29における輝度を高くすることができる。
また、上記第1の実施の形態では、棒状体の軸方向に反射部15の三角波状が、断続的に形成された例を示したが、図4に示すように、連続的に形成されたものでもよい。更に、上記第1の実施の形態では、反射部15、25同士が互いに噛合する例を示したが、図4に示すように、複合体40を構成する第1及び第2棒状体11、21の反射部15、25間に空隙41を形成してもよい。このような反射体装置では、光線は反射部15を形成する小斜面16を透過屈折し空隙41に入る。光線の殆ど大部分は所定の反射角で全反射し、別の小斜面17から再び棒状体11内部へ戻り、光線の一部は小斜面27を透過して別の棒状体21に入る。このため、棒状体21の反射部25を形成する小斜面26、27において反射が起こり反射部15を形成する小斜面同士が接する区切り線15aが見にくくなる。この結果、棒状体11全長に亘って輝面である上面19における輝度を均一にすることができるが、反射部15、25同士が互いに噛合する反射体装置と比較して輝度が若干劣る。
<第2の実施の形態>
図5に示すように、第2の実施の形態の反射体装置50は、2枚の板状体51、61を透明な接着剤で接合した複合体80と、8個のLEDランプ52とを備える。
板状体51、61は、第1の実施の形態の棒状体と同じ樹脂からなり、それぞれ反射部55、65を有する。図6に示すように、この板状体51、61は、各縦断面において三角波状をなす反射部55、65をそれぞれ一方の面に有し、これらの反射部55、65は連続して形成される。1枚の板状体51、61は、各別に一体的に樹脂成形される。板状体61は板状体51と同一に形成される。板状体51、61の反射部55、65は同一ピッチで、小斜面により形成されるプリズムの凹凸の順序も同一である。反射部55を形成する小斜面59、60及び反射部65を形成する小斜面69、70は、それぞれ二等辺三角形の隣合う斜辺のように、約90度の内角を形成しながら連続する。なお、縦断面において透明又は半透明の図1に示した樹脂製棒状体11を4本用意し、これらを図1に示した反射部15が一平面上になるように平行に並べて接合して形成してもよい。
図7に示すように、板状体51、61の他方の面である反射部55、65に対向する連続面56、66はLEDランプ52の光軸方向に直交する断面(板状体51、61の横断面)において円弧を連ねた略イギリスパンの形状をなす。即ち、板状体51、61は、その横断面において、平面的な反射部55、65と反射部に対向する連続面56、66から構成され、この連続面56、66を構成する各円弧は、棒状体頂部の円弧状の上面57、67と、この上面に続く互いに対向する円弧状の2つの側面58、68とを有する。
複合体80は、2枚の板状体51、61をそれぞれの反射部55、65で接合して形成される。この実施の形態では、反射部55を形成する小斜面59、60と反射部65を形成する小斜面69、70は互いに噛合せず、即ち密着せず、反射部55、65間に空隙81が形成される。また板状体51、61の一端面53、63は、その長手方向に対して鉛直面をなす。一端面53、63と反対側の端面54、64は板状体接合面の延長面79に対してそれぞれ角度θ傾斜した平面である。角度θは30〜60度が好ましく、40〜50度が更に好ましく、45度が最も好ましい。
複合体80を構成する板状体51、61のそれぞれの端面53、63には、それぞれのランプ光軸を棒状体の中心軸に合せて、LEDランプ52が配置される。LEDランプ52としては、集光型のLEDが好ましい。LEDランプ52のソケット52aの横断面は、端面53と63とを合わせた複合体80の端面と同様の形状をなし、複合体80の端面の周縁よりも一回り大きい。ソケット52aは複合体80の端部に嵌着される。
このように構成された反射体装置50の作用を説明する。なお、この実施の形態において、図5、図6及び図7では、光線を1本の細線により描いているが、実際には、LEDランプ52からの光線は無数本出ており、全反射や透過屈折により各々1本の光線がそれぞれ複数本に分散している。
図6に示すように、LEDランプ52で発生した光線71は一端面53から入射し、板状体51の軸方向に沿って反対側の端面54に到達した後、この端面54で反射した光線77が反射部55と対向する連続面56(図7)を透過する。一端面63から入射した光線78の挙動も同じである。これにより、端面54、64から外部へ出る光量が減少するので、LEDランプ52、52が板状体51、61の一端面にだけ設けられた場合にも、反射部55、65に対向する輝面である連続面56、66(図7参照)における輝度を高くすることができる。
また板状体51の内部を進む光線74は反射部55を形成する小斜面59を透過屈折し空隙81に入る。光線75は板状体61の反射部65を形成する小斜面70に到達した後、所定の反射角で光線75の大部分76が全反射し、別の小斜面60から再び板状体51内部へ戻り、光線の一部は小斜面70を透過して別の板状体61に入る。このため、板状体61の反射部65を形成する小斜面70において反射が起こり、反射部55を形成する小斜面59、60同士が接する区切り線55aが見にくくなる。この結果、板状体51全長に亘って輝面である上面57における輝度を均一にすることができる。
更にLEDランプ52で発生した光線71は、一端面53から板状体51内部に入射し、光線71の一部の光線72は反射部55から連続面56(図7)を構成する上面57に到達する。図7に示すように、板状体51の上面57が円弧状をなすために、光線74が光線74a、74b、74c等に拡散する。拡散した光線74b、74cの中には、板状体の円弧状の側面58に到達し、再び、入射角の大きさにより、透過屈折により側面58から板状体51の外部へ出る光線と全反射して板状体51内部を小斜面や、上面57又は対向する側面58へ向かって移動する光線等に分かれる。
上記作用が、光線71が端面53に対向する端面54に到達するまで繰返される。更に、図5に示される端面63に対し垂直に設置されたLEDランプ52からの光線も、端面63から板状体61内部へ入射し、同様の作用を繰返して端面64に向かう。これにより、板状体51、61の上面或いは側面をも輝面とすることができ、板状体51、61の反射部55、65が互いに対向するように接合されているため、複合体80の周面全体に亘って輝面とすることができる。
なお、上記第2の実施の形態では、反射部55、65間に空隙81が形成される例を示したが、図8に示すように、反射部55、65のそれぞれを縦断面において互いに噛合可能な三角波状に形成して、反射部55、65が互いに噛合するように接合することにより、板状体51,61を形成するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態では、板状体51、61の端面53、63は、その長手方向に対して鉛直面であり、端面54、64は板状体接合面の延長面に対して角度θ傾斜した平面としたが、板状体の両端面ともにその長手方向に対して鉛直面であってもよい。
また、第2の実施の形態では、板状体51、61の長手方向に反射部55、65の三角波状が、連続的に形成された例を示したが、図2に示すように、断続的に形成されたものでもよい。三角波状の反射部が形成されない部分に略垂直に対向する連続面は非発光部分となる。
更に、第2の実施の形態では、板状体51、61の一端面に8個のLEDランプを配置する例を示したが、両端面にLEDランプを配置してもよい。また、LEDランプの個数は、板状体を構成する曲面の個数に合せて増減させてもよく、或いは曲面の個数に必ずしも一致させなくてもよい。
本発明の第1実施形態の反射体装置の組立斜視図である。 図1のA−A線縦断面図である。 図1のB−B線横断面図である。 棒状体の反射部が連続的に形成され、反射部間に空隙が形成され、棒状体の一端面が棒状体接合面の延長面に対して傾斜した平面である反射体装置の図2に対応する縦断面図である。 本発明の第2実施形態の反射体装置の組立斜視図である。 図5のC−C線縦断面図である。 図5のD−D線横断面図である。 反射部同士が噛合するように接合された図5に対応する組立斜視図である。
符号の説明
10,50 反射体装置
11,21 棒状体
12,52 LEDランプ
15,25,55,65 反射部
13,14,23,24,53,54,63,64 端面
41,81 空隙
49,79 延長面
51,61 板状体

Claims (10)

  1. それぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状をなす反射部(15,25)を有する2本の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2棒状体(11,21)をそれぞれの前記反射部(15,25)が互いに噛合するように接合して形成された1本の複合体(40)と、
    前記複合体を構成する前記第1及び第2棒状体(11,21)の各一端面又は両端面(13,14,23,24)に対向して配置される複数のLEDランプ(12)と
    を備えた反射体装置。
  2. それぞれが縦断面において三角波状をなす反射部(15,25)を有する2本の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2棒状体(11,21)をそれぞれの前記反射部(15,25)が互いに空隙(41)を有するように接合して形成された1本の複合体(40)と、
    前記複合体を構成する前記第1及び第2棒状体(11,21)の各一端面又は両端面(13,14,23,24)に対向して配置される複数のLEDランプ(12)と
    を備えた反射体装置。
  3. 第1及び第2棒状体(11,21)の各横断面が円形、採取されたマッシュルームの断面形状、又はかまぼこの断面形状に形成され、第1及び第2棒状体(11,21)の各反射部(15,25)が前記断面形状における平坦面にそれぞれ形成された請求項1又は2記載の反射体装置。
  4. 複数のLEDランプ(12)が第1及び第2棒状体(11,21)の各一端面(13,23)に配置され、前記一端面(13,23)と反対側の第1棒状体(11)の他端面(14)及び第2棒状体(21)の他端面(24)が棒状体接合面の延長面(49)に対してそれぞれ120〜150度又は30〜60度傾斜した平面である請求項1又は2記載の反射体装置。
  5. 第1及び第2棒状体(11,21)の各反射部(15,25)がそれぞれ棒状体(11,21)の軸方向に連続的又は断続的に形成された請求項1又は2記載の反射体装置。
  6. それぞれが縦断面において互いに噛合可能な三角波状をなす反射部(55,65)を一方の面に有する2枚の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2板状体(51,61)をそれぞれの前記反射部(55,65)が互いに噛合するように接合して形成された1つの複合体(80)と、
    前記複合体を構成する前記第1及び第2板状体(51,61)の各一端面又は両端面(53,54,63,64)に対向して配置される複数のLEDランプ(52)と
    を備えた反射体装置。
  7. それぞれが縦断面において三角波状をなす反射部(55,65)を一方の面に有する2枚の透明又は半透明の樹脂製の第1及び第2板状体(51,61)をそれぞれの前記反射部(55,65)が互いに空隙(81)を有するように接合して形成された1つの複合体(80)と、
    前記複合体を構成する前記第1及び第2板状体(51,61)の各一端面又は両端面(53,54,63,64)に対向して配置される複数のLEDランプ(52)と
    を備えた反射体装置。
  8. 第1及び第2板状体(51,61)の各横断面がイギリスパンの断面形状に形成され、第1及び第2板状体(51,61)の各反射部(55,65)が前記縦断形状における平坦面にそれぞれ形成された請求項6又は7記載の反射体装置。
  9. 複数のLEDランプ(52)が第1及び第2板状体(51,61)の各一端面(53,63)に配置され、前記一端面(53,63)と反対側の第1板状体(51)の端面(54)及び第2板状体(61)の端面(64)が板状体接合面の延長面(79)に対してそれぞれ30〜60度又は120〜150度傾斜した平面である請求項6又は7記載の反射体装置。
  10. 第1及び第2板状体(51,61)の各反射部(55,65)がそれぞれ板状体(51,61)の軸方向に連続的又は断続的に形成された請求項6又は7記載の反射体装置。
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