JP2008026240A - 半導体加速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】重り部とカバーとの間に働く静電引力を低減することのできる半導体加速度センサを提供する。
【解決手段】支持層10と活性層11との間に埋込絶縁層12が形成され且つ活性層11の表面に絶縁膜13が積層されたSOI基板を加工して成り、内方に開口部2aを有する矩形枠状の支持枠2、開口部2aに配置される重り部3、支持枠2と重り部3とを一体に連結する撓み部4で構成されるセンサ本体1と、重り部3への加速度の作用により撓み部4に生じる応力を検出するピエゾ抵抗5と、支持枠2の表面側に接合される第一のカバー6と、支持枠2の裏面側に接合される第二のカバー7とを備え、重り部3における埋込絶縁層12に積層方向に貫通する第一の貫通孔14を貫設し、金属部材8を第一の貫通孔14に埋込配設することで重り部3における支持層10と活性層11とを電気的に接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、SOI基板を加工してなる半導体加速度センサに関する。
従来から、機械的な歪みを電気抵抗の変化として検出する加速度センサとして、半導体製造技術を用いて形成された半導体加速度センサが提供されており、例えば特許文献1に開示されている。この半導体加速度センサは、図7に示すように、厚み方向の中間部にシリコン酸化膜から成る埋込絶縁層12を有するSOI基板を用いて形成したセンサ本体1の厚み方向の両面にガラス製のカバー6、7を接合した構造を有している。尚、SOI基板は、表面側(図7における上面側)のn形シリコン層(以下、活性層11と呼ぶ)と裏面側(図7における下面側)のn形シリコン層(以下、支持層10と呼ぶ)との間に埋込絶縁層12が形成されたSOIウェハの一部から構成される。
センサ本体1は、矩形枠状の支持枠2を備え、支持枠2の略中央に厚み方向の表裏に貫通する形で形成された開口部2aの中に重り部3が配置されるとともに、重り部3の周囲の一辺が他の部位よりも薄肉である撓み部4を介して支持枠2に連続一体に連結された構造を有する。したがって、重り部3の周囲には撓み部4を除いて支持枠2との間にスリット18が形成されている。また、撓み部4は重り部3の一辺に沿う方向に離間して2箇所に形成されている。各撓み部4には、それぞれ歪み検出素子として2個ずつのピエゾ抵抗5が形成されており、ブリッジ回路を構成するように活性層11に形成された拡散配線17によって接続されている。また、活性層11の表面にはシリコン酸化膜13a及びシリコン窒化膜13bから成る絶縁膜13が形成されており、拡散配線17が形成された箇所の絶縁膜13の一部を除去して、ブリッジ回路の各端子となるパッド16が外部に露出する形で形成される。パッド16は例えばアルミニウムから成り、同図における奥行き方向に複数個設けられ、各々拡散配線17と接続されている。
センサ本体1の厚み方向の表面側と裏面側には、ガラス製の第一のカバー6、第二のカバー7がそれぞれ接合されている。これらカバー6、7によって重り部3を囲む空間を形成しており、重り部3が支持枠2に対して相対的に移動する際に、重り部3に対して空気による制動力が作用し、過度の加速度がかかった際に重り部3の移動量を規制することで撓み部4の折損を防止するように構成してある。また、両カバー6、7において重り部3との対向面には、それぞれ重り部3の移動範囲を確保するための凹所6a、7aが形成されている。尚、各カバー6、7は、陽極接合によって支持枠2に接合される。
上記のように構成された半導体加速度センサは、センサ本体1の厚み方向の成分を含む外力(すなわち、加速度)が作用すると、重り部3の慣性によって支持枠2と重り部3とがセンサ本体1の厚み方向に相対的に変位し、撓み部4が撓むことでピエゾ抵抗5の抵抗値が変化する。このピエゾ抵抗5の抵抗値の変化を検出することによりセンサ本体1に作用した加速度を検出することができる。
ところで、半導体技術を用いて形成される半導体加速度センサでは、シリコン基板で形成されたセンサ本体と第一のカバー及び第二のカバーとを陽極接合する際に、センサ本体の重り部が静電引力により第一のカバー、第二のカバーの何れかの方向へ引き付けられて固着してしまう現象(マススタック現象)が生じるという問題があった。この問題を解決する手段として、第一のカバー及び第二のカバーのセンサ本体に対向する面にそれぞれ導電部材からなる導電性膜を形成し、これら導電性膜の少なくとも一部をセンサ本体と接合させることでセンサ本体の重り部と第一のカバー及び第二のカバーとを略同電位にすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−156509号公報 特開平7−263712号公報
しかしながら、特許文献1記載の半導体加速度センサのようにSOI基板を用いたものでは、活性層11と第一のカバー6との間、及び支持層10と第二のカバー7との間がそれぞれ絶縁膜13、埋込絶縁層12で隔離されているため、特許文献2記載の技術を適用することができず、活性層11の電位と第一のカバー6の電位、並びに支持層10の電位と第二のカバー7の電位がそれぞれ異なるために静電引力が発生して重り部3が変位し、加速度検出の特性が変動する虞があるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、重り部とカバーとの間に働く静電引力を低減することのできる半導体加速度センサを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、第一のシリコン層の表面に第一の絶縁層と第二のシリコン層と第二の絶縁層を順次積層して成るSOI基板を加工して成り、内方に開口部を有する矩形枠状の支持枠、開口部に配置される重り部、支持枠と重り部とを一体に連結する可撓性を有する撓み部で構成されるセンサ本体と、撓み部に設けられて重り部への加速度の作用により撓み部に生じる応力を検出するピエゾ抵抗と、センサ本体の表面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第一のカバーと、センサ本体の裏面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第二のカバーとを備え、重り部における第一の絶縁層に積層方向に貫通する第一の貫通孔を貫設し、金属部材を第一の貫通孔に埋込配設することで重り部における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、支持枠における第一の絶縁層に積層方向に貫通する第二の貫通孔を貫設し、金属部材を第二の貫通孔に埋込配設することで支持枠における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、第一のカバーは、金属から成る接合電極を介して支持枠における第二のシリコン層に接合されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記目的を達成するために、第一のシリコン層の表面に第一の絶縁層と第二のシリコン層と第二の絶縁層を順次積層して成るSOI基板を加工して成り、内方に開口部を有する矩形枠状の支持枠、開口部に配置される重り部、支持枠と重り部とを一体に連結する可撓性を有する撓み部で構成されるセンサ本体と、撓み部に設けられて重り部への加速度の作用により撓み部に生じる応力を検出するピエゾ抵抗と、センサ本体の表面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第一のカバーと、センサ本体の裏面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第二のカバーとを備え、センサ本体の側面における第一のシリコン層及び第二のシリコン層と第一のカバーの側面及び第二のカバーの側面とを導電性部材で電気的に接続したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第一の貫通孔に埋込配設された金属部材で重り部における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続することにより、重り部における第一のシリコン層と、第二のシリコン層と電気的に接続される第一のカバーとが略同電位となるので、第一のカバーと重り部との間に働く静電引力を低減することができる。
請求項2の発明によれば、第二の貫通孔に埋込配設された金属部材で支持枠における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続することにより、重り部における第一のシリコン層と、支持枠における第二のシリコン層と電気的に接続される第二のカバーとが略同電位となるので、第二のカバーと重り部との間に働く静電引力を低減することができる。
請求項3の発明によれば、第一のカバーを接合電極を介して第二のシリコン層に接合することで、第一のカバーと第二のシリコン層との間の接合強度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、センサ本体の側面における第一のシリコン層及び第二のシリコン層と第一のカバーの側面及び第二のカバーの側面とを導電性部材で電気的に接続することにより、センサ本体における第一のシリコン層及び第二のシリコン層と第一のカバー及び第二のカバーが略同電位となるので、重り部と第一のカバーとの間、並びに重り部と第二のカバーとの間にそれぞれ働く静電引力を低減することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は従来例と共通であるので、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態は、図1(a)に示すように、重り部3において絶縁膜13のシリコン酸化膜13a、活性層11、埋込絶縁層12を厚み方向に貫通する第一の貫通孔14が貫設され、該第一の貫通孔14に金属部材8を埋込配設している。
金属部材8は例えば銅から成り、その側面が第一の貫通孔14の内部において活性層11と当接し且つ同図における下方側の端部が支持層10と当接するように配設される。したがって、重り部3における活性層11と支持層10とが金属部材8を介して電気的に接続され、略同電位となる。また、第一のカバー6をセンサ本体1に接合する際に、接合箇所の絶縁膜13を除去して第一のカバー6を活性層11に直接接合することで、第一のカバー6と活性層11とが略同電位となるようにしている。
以下、本実施形態の製造方法について図2を用いて説明する。但し、本実施形態のような半導体加速度センサの製造方法は周知であるので、ここでは詳細な説明は省略して簡単に説明する。まず、表面側の活性層11と裏面側の支持層10との間に埋込絶縁層12が形成されたSOIウェハ100の表面及び裏面それぞれの全面に亘ってシリコン酸化膜13aを形成する。その後フォトリソグラフィ技術を利用して、SOIウェハ100の表面側のシリコン酸化膜13a上に拡散配線17を形成するためにパターニングされたレジスト層(図示せず)を形成し、イオン注入によって活性層11の表面へp形不純物(例えば、ボロン)のプレデポジションを行った後にドライブインを行うことで拡散配線17を形成する。その後、レジスト層を除去する。
次に、SOIウェハ100の表面側のシリコン酸化膜13a上にピエゾ抵抗5を形成するためにパターニングされたレジスト層を形成し、該レジスト層をマスクとしてシリコン酸化膜13aをエッチングしてから、イオン注入によりピエゾ抵抗5を形成した後にレジスト層を除去する。その後、SOIウェハ100の表面側のシリコン酸化膜13a上に第一の貫通孔14を貫設するためにパターニングされたレジスト層を形成し、該レジスト層をマスクとしてシリコン酸化膜13a及び活性層11、埋込絶縁層12をエッチングして第一の貫通孔14を貫設し、金属部材8を埋込配設した後にレジスト層を除去する。続いて、SOIウェハ100の表面側及び裏面側それぞれの全面にシリコン窒化膜13bを形成する。
次に、SOIウェハ100の裏面側のシリコン窒化膜13b上にスリット18及び撓み部4に対応する部位を薄くするためにパターニングされたレジスト層を形成し、またSOIウェハ100の表面側のシリコン窒化膜13b上にパッド16を形成するためにパターニングされたレジスト層を形成する。これらレジスト層をマスクとしてエッチングを行うことでパッド16、スリット18、撓み部4各々に対応する部位のシリコン窒化膜13b及びシリコン酸化膜13aを除去し、スリット18及び撓み部4各々に対応する部位の厚さが、パッド16が形成されるまでSOIウェハ100の破損を防止できる程度に設定した所定厚さになるように例えばKOHのようなアルカリ系溶液を用いてSOIウェハ100の裏面から支持層10を異方性エッチングする。
その後、SOIウェハ100の表面側にパッド16を形成してから表面側のレジスト層を除去し、続いてSOIウェハ100の表面側にスリット18を形成するためにパターニングされたレジスト層を形成し、該レジスト層をマスクとしてエッチングを行うことでスリット18に対応する部位のシリコン窒化膜13b及びシリコン酸化膜13aを除去する。その後、裏面側のレジスト層を除去してからSOIウェハ100の裏面側のシリコン窒化膜13bの全部をエッチングによって除去することで図2(a)に示す構造が得られる。
次に、SOIウェハ100の表面側のレジスト層と裏面側のシリコン酸化膜13aをマスクとして、SOIウェハ100の表裏両側から埋込絶縁層12に達するまでTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)のようなアルカリ系溶液を用いて異方性エッチングし、さらにスリット18及び撓み部4各々に対応する部位の埋込絶縁層12の露出した部分をフッ酸系の水溶液でエッチングしてスリット18を形成することによって図2(b)に示す構造が得られる。
最後に、SOIウェハ100の表面側に、予め多数の第一のカバー6が形成された第一のガラス基板(図示せず)を陽極接合により接合し、続いてSOIウェハ100の裏面側に、予め多数の第二のカバー7が形成された第二のガラス基板(図示せず)を陽極接合により接合し、その後ダイシングを行うことで図2(c)に示すようなセンサ本体1及び第一のカバー6、第二のカバー7から成る半導体加速度センサが得られる。
ところで、第一のカバー6は、図2(d)に示すように、支持枠2において第一のカバー6の四隅に対応する接合領域Aに接合される。接合領域Aでは、エッチングにより予め絶縁膜13が除去され、第一のカバー6が支持枠2の活性層11に直接接合されるようになっている。尚、本実施形態の接合領域Aは、支持枠2における第一のカバー6の四隅に対応する箇所に設けられているが、これに限定される必要は無く、例えば支持枠2における第一のカバー6の長手方向に沿った2辺に対応する箇所、或いはパッド16に隣接する一辺を除いた3辺に対応する箇所を接合領域Aとして設けても構わない。
上述のように、第一のカバー6を活性層11に直接接合し且つ第一の貫通孔14に金属部材8を埋込配設して重り部3における活性層11と支持層10とを電気的に接続したことにより、重り部3における支持層10及び活性層11、第一のカバー6が略同電位となるので、重り部3と第一のカバー6との間に働く静電引力を低減することができる。したがって、静電引力による重り部3の変位を抑制することができ、加速度検出の特性の劣化を防止することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態は、図3(a)に示すように、支持枠2の同図における左側において、絶縁膜13のシリコン酸化膜13a、活性層11、埋込絶縁層12を厚み方向に貫通する第二の貫通孔15が貫設され、該第二の貫通孔15に金属部材8を埋込配設している。
金属部材8は実施形態1で用いたものと同じ材料から成り、その側面が第二の貫通孔15の内部において活性層11と当接し且つ同図における下方側の端部が支持層10と当接するように配設される。したがって、支持枠2における活性層11と支持層10とが金属部材8を介して電気的に接続されて略同電位となるので、重り部3における支持層10及び活性層11、第一のカバー6、並びに支持枠2における活性層11及び支持層10が何れも略同電位となる。さらに、第二のカバー7は支持枠2における支持層10に直接接合されているので、第二のカバー7も上記各部と略同電位となり、重り部3と第二のカバー7との間に働く静電引力を低減することができる。
(実施形態3)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本構成は実施形態2と共通であるので、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態は、図4(a)に示すように、センサ本体1の同図における左側面において、第一のカバー6から第二のカバー7に亘って導電性ペースト9を連続的に塗布している。導電性ペースト9は例えば銀ペーストから成り、第一のカバー6、支持枠2の活性層11及び支持層10、第二のカバーを電気的に接続する(図4(b)参照)。したがって、上記各部位が略同電位となるため、重り部3と第一のカバー6との間、並びに重り部3と第二のカバー7との間に働く静電引力を低減することができる。
(実施形態4)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本構成は実施形態2と共通であるので、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態は、図5(a)に示すように、センサ本体1の同図における左側面において、第一のカバー6、センサ本体1、第二のカバー7のそれぞれに導電性ペースト9を離間して塗布し、第一のカバー6及びセンサ本体1それぞれの導電性ペースト9の間、並びにセンサ本体1及び第二のカバー7それぞれの導電性ペースト9の間を各々ボンディングワイヤ9aで接続している。尚、センサ本体1の導電性ペースト9は、活性層11から支持層10に亘って連続的に塗布されている。また、導電性ペースト9は実施形態3で用いたものと同じ材料から成る。
ボンディングワイヤ9aは例えば金から成り、これら導電性ペースト9、ボンディングワイヤ9aによって第一のカバー6、支持枠2の活性層11及び支持層10、第二のカバーが互いに電気的に接続される(図5(b)参照)。したがって、上記各部位が略同電位となるため、重り部3と第一のカバー6との間、並びに重り部3と第二のカバー7との間に働く静電引力を低減することができる。
尚、図6に示すように、上記各実施形態(図6では実施形態1)において第一のカバー6と活性層11とを接合金属19を介して接合するようにしても構わない。この場合、上記各実施形態と同様に第一のカバー6と活性層11とが略同電位になるとともに、接合箇所の強度を高めることができる。
また、上記各実施形態では片持ち梁式の半導体加速度センサを例示しているが、本発明の技術思想は両持ち梁式やダイヤフラム式等の他の構成の半導体加速度センサにも適用することができる。
本発明の第1の実施形態の半導体加速度センサを示す図で、(a)は断面図で、(b)は第一のカバーが接合されていない状態における上面図である。 同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体加速度センサを示す図で、(a)は断面図で、(b)は第一のカバーが接合されていない状態における上面図である。 本発明の第3の実施形態の半導体加速度センサを示す図で、(a)は断面図で、(b)は左側面図である。 本発明の第4の実施形態の半導体加速度センサを示す図で、(a)は断面図で、(b)は左側面図である。 第一のカバーと第一のシリコン層とを接合電極を介して接合した半導体加速度センサを示す断面図である。 従来の半導体加速度センサを示す断面図である。
符号の説明
1 センサ本体
10 支持層(第一のシリコン層)
11 活性層(第二のシリコン層)
12 埋込絶縁層(第一の絶縁層)
13 絶縁膜(第二の絶縁層)
13a シリコン酸化膜
13b シリコン窒化膜
14 第一の貫通孔
2 支持枠
2a 開口部
3 重り部
4 撓み部
5 ピエゾ抵抗
6 第一のカバー
7 第二のカバー
8 金属部材

Claims (4)

  1. 第一のシリコン層の表面に第一の絶縁層と第二のシリコン層と第二の絶縁層を順次積層して成るSOI基板を加工して成り、内方に開口部を有する矩形枠状の支持枠、開口部に配置される重り部、支持枠と重り部とを一体に連結する可撓性を有する撓み部で構成されるセンサ本体と、撓み部に設けられて重り部への加速度の作用により撓み部に生じる応力を検出するピエゾ抵抗と、センサ本体の表面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第一のカバーと、センサ本体の裏面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第二のカバーとを備え、重り部における第一の絶縁層に積層方向に貫通する第一の貫通孔を貫設し、金属部材を第一の貫通孔に埋込配設することで重り部における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続したことを特徴とする半導体加速度センサ。
  2. 前記支持枠における第一の絶縁層に積層方向に貫通する第二の貫通孔を貫設し、金属部材を第二の貫通孔に埋込配設することで支持枠における第一のシリコン層と第二のシリコン層とを電気的に接続したことを特徴とする請求項1記載の半導体加速度センサ。
  3. 前記第一のカバーは、金属から成る接合電極を介して支持枠における第二のシリコン層に接合されたことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体加速度センサ。
  4. 第一のシリコン層の表面に第一の絶縁層と第二のシリコン層と第二の絶縁層を順次積層して成るSOI基板を加工して成り、内方に開口部を有する矩形枠状の支持枠、開口部に配置される重り部、支持枠と重り部とを一体に連結する可撓性を有する撓み部で構成されるセンサ本体と、撓み部に設けられて重り部への加速度の作用により撓み部に生じる応力を検出するピエゾ抵抗と、センサ本体の表面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第一のカバーと、センサ本体の裏面側において開口部を覆うように支持枠に接合される第二のカバーとを備え、センサ本体の側面における第一のシリコン層及び第二のシリコン層と第一のカバーの側面及び第二のカバーの側面とを導電性部材で電気的に接続したことを特徴とする半導体加速度センサ。

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