JP2008025212A - 欄間付玄関ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】見た目の豪華さや高いデザイン性等の採光以外の項目に重点を置くことにより、マンションやビル等に好適なものとなるよう、意匠性に優れるとか見栄えのする欄間つき玄関ドアを提供する。
【解決手段】ドア1と、ドア1を縦軸心P1周りで揺動開閉自在に枢支するとともに建物の躯体側に支持されるドア枠3と、ドア枠3におけるドア1の上側部分に構成される欄間部4と、を有する欄間付玄関ドアにおいて、ドア1の外側面に意匠用の装飾ドアパネル22が装備され、欄間部4としての外側面に装飾ドアパネル22と同一の外観を呈する装飾欄間パネル40が装備された欄間体39を設けるとともに、正面視においてはドア1と欄間体39とが一連一体の形状を為す状態に装飾ドアパネル22と装飾欄間パネル40とを関係付けて形状設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、欄間付玄関ドアに係り、詳しくは欄間もドアの一部に見えるように構成させることでよりゴージャス感を出せるようにした欄間付玄関ドアに関するものである。
欄間とは、採光や通風のために天井と鴨居との間に形成された開口部のことであり、装飾を兼ねるために格子や透かし彫りの板等を開口部に嵌めるように構成されたものも含んでいる。このように欄間は、通常、部屋と廊下、或いは部屋と部屋とを仕切る壁の上部に構成されるものとしての認識が一般的である。
そこで、欄間を玄関ドアの上側部分に設けたもの、即ち、欄間付玄関ドアとしては、特許文献1に示されたものが知られている。特許文献1においては、採光のためのガラス窓が装着された欄間を玄関ドアの上側に設ける構造のものが開示されている。つまり、ドア枠における開閉ドアの上側の部分にガラス窓が一体的に配備された一環構造の玄関ドア構造体とすることにより、建物の躯体に別途窓を設けることなく玄関内部の明るさを改善できるようにされたものである。
上述のように、採光ガラス構造の欄間付玄関ドアは、戸建住宅等の独立した建物には好適な仕様として多く用いられているものであるが、マンション、ビル、或いは高層建物においては好適とはなり難い面がある。何故なら、マンションやビルは、都会においては密接して建築されている場合が殆どであり、元々戸建住宅ほど玄関部分への日当たりが期待できるものではないことや、及び防犯上の点から玄関部分にガラス窓は設けるのはいかがなものか、という考えから採用が難しいと思われる。
寧ろマンションやビルの玄関としては、採光よりも見た目の豪華さや高いデザイン性等の嗜好性に関する付加価値を付けた方が商品価値が高くなると予測されるので、玄関ドアに欄間を設ける構造を採用するに当たっては、採光用ガラス窓以外の構成を企図することが肝要であると思われる。
特開2004−324292号公報
本発明の目的は、見た目の豪華さや高いデザイン性等の採光以外の項目に重点を置くことにより、マンションやビル等に好適なものとなるよう、意匠性に優れるとか見栄えのする欄間つき玄関ドアを提供する点にある。
請求項1に係る発明は、ドア1と、前記ドア1を縦軸心P1周りで揺動開閉自在に枢支するとともに建物の躯体Kに支持されるドア枠3と、前記ドア枠3における前記ドア1の上側部分に構成される欄間部4と、を有する欄間付玄関ドアにおいて、
前記ドア1の外側面に意匠用の装飾ドアパネル22が装備され、前記欄間部4としての外側面に前記装飾ドアパネル22と同一又はほぼ同一、或いは対をなす外観を呈する装飾欄間パネル40が装備された欄間体39を設けるとともに、正面視においては前記ドア1と前記欄間体39とが一連一体の形状を為す状態に前記装飾ドアパネル22と前記装飾欄間パネル40とが関係付けられて形状設定されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の欄間付玄関ドアにおいて、前記ドア1と前記欄間体39との夫々の横断面における外側の外郭形状が互いに同一又はほぼ同一のものとされていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の欄間付玄関ドアにおいて、前記ドア1は、ドア本体1Hとこれの外側面に一体化される前記装飾ドアパネル22とを有して成り、前記欄間体39は、欄間本体39Hとこれの外側面に一体化される前記装飾欄間パネル40とで成り、前記ドア本体1Hにおける枢支側の端部は、前記縦軸心P1を中心とする半円弧状の横断面形状を呈する状態に形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の欄間付玄関ドアにおいて、前記ドア1の枢支側端部の上下に亘る部分と前記ドア枠3との間隙を閉塞すべく前記縦軸心P1に沿う上下に長尺なシール部材8が介装されるとともに、前記シール部材8における前記ドア1より上側に伸ばされたシール延長部8aが、前記欄間本体39Hの側端部の上下に亘る部分50と前記ドア枠3との間をシールする構成とされていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の欄間付玄関ドアにおいて、前記ドア1は、前記ドア本体1Hの開き側の側端に隣る位置に配置され、かつ、前記ドア本体1Hと対を成して観音開き構造を呈する状態に前記ドア枠3に開閉自在に枢支される補助ドア2を有しており、前記欄間体39には、前記ドア1と前記補助ドア2との間において前記ドア1の上下に亘って形成される間隙47と同じ幅を有し、かつ、前記間隙47の前記ドア枠3に対する左右方向の位置と互いに等しい左右方向位置において上下に延びる目地46が形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の欄間付玄関ドアにおいて、前記補助ドア2は、補助ドア本体2Hとこれの外側面に一体化される装飾補助ドアパネル33とを有して成り、前記装飾ドアパネル22及び前記装飾補助ドアパネル33には、前記ドア1の上端又か下端から前記欄間体39の上下長さと等しい又はほぼ等しい上下長さ毎に左右に延びる横目地49が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、欄間体とドアとでもって一つのドアに見えるようになる等、ドアと欄間とでもって一つの意匠に見える外観を呈するものとすることができる。つまり、従来では採光ガラス等のドアと独立した部分として捕らえていた欄間を、ドアと一連一体の形状を為すものとしてトータルで玄関ドアとして認識されるような構成としたものである。その結果、見た目の豪華さや高いデザイン性等の採光以外の項目に重点を置くことにより、マンションやビル等に好適なものとなるよう、意匠性に優れるとか見栄えのする欄間つき玄関ドアを提供することができる。
請求項2の発明によれば、正面視だけでなく、斜め前から見た場合のドアと欄間体との見た目も同じ又はほぼ同じものとすることが可能であり、請求項1の発明による前記効果を強化することができている。この場合、請求項3のように、ドア本体と装飾ドアパネルとでドアとし、欄間本体と装飾欄間パネルとで欄間体とすることにより、より意匠性に優れる外観の物とすることが可能でになるとともに、枢支側端の断面形状を半円弧状とすることにより、ドアを開いた場合に指詰め等の不都合が起きないように、ドアとドア枠との間隙変化が生じないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、ドアとドア枠との間隙を密封するためのシール材が、欄間体とドア枠との間隙をも密封する構成とされているので、一つの部材(シール部材)のみでドア枠とドア及び欄間体との双方のシールが行える合理性が備わるだけでなく、ドアを斜め前から見た場合の細部に亘る部分の外観も同じものとすることができ、より意匠性も向上する欄間付玄関ドアを提供することができる。
請求項5の発明は、補助ドアを有する欄間付玄関ドアを規定するものであり、主ドアの上下に亘って形成される主ドアと補助ドアとの間隙と左右方向の位置を同じくされた縦目地を欄間体に形成してある。これにより、主ドア及び補助ドア共に、見た目には欄間体を含無上下高さのドアとして認識できるものとなり、請求項1の発明による前記効果を、補助ドアを有する欄間付玄関ドアにおいても奏することができる利点がある。
請求項6の発明によれば、主ドアと補助ドアとは、欄間体の上下幅と同じ上下幅を有する複数の装飾ドアパネル及び装飾補助ドアパネルとによって表面形状が形成されるようになるので、主ドアと欄間体及び補助ドアと欄間体とには横幅だけでなく縦幅に関しても一体感が付与されることとなり、主ドア、補助ドア、及び欄間体の三者が寄り密接に関係しあった一体感のある外観をて呈する意匠性により優れる欄間付下巻ドアとして提供することができる。
以下に、本発明による欄間付玄関ドアの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1,図2はそれぞれ欄間付玄関ドアの正面図と背面図、図3,図4はそれぞれ主ドアと補助ドアの枢支部分の縦断面図、図5,図6はそれぞれ主ドア部分と欄間部分の横断面図、図7,図8は別実施例による欄間付玄関ドアの正面図である。
〔実施例1〕
実施例1による欄間付玄関ドアAは、図1,図2に示すように、マンションの玄関ドアとして採用されたものであり、主ドア1と、補助ドア2と、主ドア1を縦軸心P1周りで、かつ、補助ドア2を縦軸心P2周りで揺動開閉自在に枢支するとともに建物の躯体側Kに支持されるドア枠3と、ドア枠3における主ドア1の上側部分に構成される欄間部4とを有して構成されている。尚、Tは天井、Fは床である。
主ドア1は、正面視におけるドア枠3の右側端に設けられた第1縦軸心P1を支点として揺動開閉自在に枢支され、かつ、補助ドア2は、正面視におけるドア枠3の左側端に設けられた第2縦軸心P2を支点として揺動開閉自在に枢支されている。補助ドア2は、通常はドア枠3に図示しないロック装置によって閉じ姿勢に係止維持されており、主ドア1のみを開閉して用いる構成とされている。家具等の大きな荷物や什器等の出し入れの際には、補助ドア2も開いて大きな開口部を得ることができる。主ドア1、補助ドア2、及び欄間部4の前面側は互いに同一の色、模様が施されており、各ドア1,2を閉じた状態の正面視では、両ドア1,2及び欄間部4が全てドアのように見えるといった具合に、一つの意匠体として認識(視認)される状態に構成されている。
玄関壁Wに埋め込まれ配置されるドア枠3は、図3〜図6に示すように、左縦枠3L、右縦枠3R、上横枠3A、下横枠3B、及び中間横枠3Cとを有して成り、正面視においては中間横枠3C以外の部分が見え、かつ、背面視においては全ての枠3L,3R,3A,3B,3Cが見える状態に構成されている。これらの枠3L,3R,3A,3B,3Cは、ステンレス鋼板、圧延鋼板等のスチール材を用いて形成されている(戸建住宅等ではアルミ合金材が使用されることもある)。
左右縦枠3L,3Rは互いに線対称の断面形状を持つものであって、厚みの厚い断面L字形のブラケット5と、ブラケット5の両端に亘って連結されて中空体を作るためのチャンネル鋼6と、断面L字形状の取付用型鋼7と、を有する高強度の中空枠体に形成されている。チャンネル鋼6は、階段状の断面形状を有する前側型鋼6Aと、略L字形の断面形状を呈する後側型鋼6Bとから成り、主ドア1や補助ドア2との間隙を密封するためのの上下に長いシール部材8を装備するためのシール用凹み部6a、及び各ドア1,2を開いたときにおいて装飾ドアパネル22(後述)や装飾補助ドアパネル33(後述)との干渉を避けるための逃げ凹み部6bが形成されている。
シール部材8は、中空各断面形状を有するシール基部8Aと、いずれかのドア1,2に押圧接触する複数(2枚)のシールリップ8B,8Bとを有するゴム製のものに形成されている。シール用凹み6aは、前側型鋼6Aにおける横向き壁と、これに直交する前後向き壁と、後側型鋼6Bにおける折り返し前後向き壁6cとの三壁で囲まれた上下に長い凹入溝として形成されており、シール基部8Aを圧入的な嵌め入れ装着が自在に構成されている。逃げ凹み部6bは、シール用凹み6aの前方側において前側型鋼6Aに形成される横向き壁と前後向き壁とが直交する部位、即ち、二辺で挟まれる隅角部として形成されている。
上横枠3Aは、厚みの厚い断面L字形のブラケット9と、段差状の断面形状を呈する下側型鋼10と、下側型鋼10の内面側に配置される断面L字形のトロカバー11と、断面L字形状の取付用型鋼12と、を有する高強度の部材に形成されている。下横枠3Bは、厚みの厚い断面L字形の支持部材13と、段差状の断面形状を呈するステンレス鋼板製の下段カバー14と、断面略L字形状でステンレス鋼板製の上段カバー15と、断面L字形の補強型鋼16と、を有する中空で高強度の部材に形成されている。中間横枠3Cは、後方開放断面を有する内側型鋼17と、これの上下及び後側を覆う板金カバー18と、を有する中空で高強度の部材に形成されており、左右の縦枠3L,3Rに架設連結支持されている。
下横枠3Bには、上段カバー15の折り返し庇壁15aと下段カバー14の隅角部とで形成される前方開口の下横臥溝19が形成されており、この下横臥溝19には、各ドア1,2夫々の内側壁1n,2nの下端部に押圧接触して各ドア1,2と下横枠3B(ドア枠3)との間を密封するシール部材20が装着される。そして中間横枠3Cには、板金カバー18の折り返し庇壁18aと内側型鋼17の隅角部とで形成される前方開口の中間横臥溝21が形成されており、この中間横臥溝21には、各ドア1,2夫々の内側壁1n,2nの上端部に押圧接触して各ドア1,2と中間横枠3C(ドア枠3)との間を密封するシール部材20が装着される。シール部材20は、各溝19,21に圧入されるシール基部20aと、管状のシール部20bとを有して成るゴム製のものに形成されている。
主ドア1は、図1〜図4に示すように、内部にグラスウール等の断熱材や吸音材が充填された中空で矩形を呈するドア本体1H、これの外側面に一体化される複数(5枚)の装飾ドアパネル22及び開閉機能部23等を有して構成されている。ドア本体1Hの右側壁には、断面が半円弧を呈する中空のパイプ部材24が一体的に取り付けられており、それによってドア本体Hにおける枢支側の端部は、第1縦軸心P1を中心とする半円弧状の横断面形状を呈する状態に形成されている。ドア本体1Hの右端部の下端部及び上端部には、主ドア1を揺動開閉自在にドア枠3に枢支するための凹凸嵌合構造による下及び上枢支構造部25,26が構成されている。
上枢支構造部26は、図3に示すように、ドア本体1Hの内部において頑強に支持されている大筒部材27と、この大筒部材27の上端部に一体的に内嵌支持される小筒部材28とから成り、小筒部材28は、その上端部が欄間体39に挿入可能となるようにドア本体1Hよりも上方に突出されている。下枢支構造部25は公知の構造に付き、詳細な説明は割愛する。小筒部材27の内部空間には、複数本の電線で成る通信用ケーブルCaが挿通自在となっている。
装飾ドアパネル22は、表面に木目模様の意匠が焼付けられた板金製で所定の厚み寸法を有する箱形状の化粧パネルに形成されている。そして、互いに上下寸法の等しい5枚の装飾ドアパネル22が隙間無く並べられてドア本体1Hの前側面に一体的に装備されている。ただし、上から3番目の装飾ドアパネル22だけは幅が狭く形成してあり、それによって補助ドア側に開閉機能部23を配置させてある。尚、装飾ドアパネル22の上下幅は、後述する欄間パネル40の上下幅とほぼ同寸法に形成されている。
開閉機能部23は、補助ドア2に対して機能する上下一対の施錠装置29,29と、防犯センサ30と、ドアノブ31等を有して構成されており、その部分におけるドア本体1Hの前面側には、装飾ドアパネル22の厚さと同じ厚さを有する厚肉のステンレス鋼板で成る錠前パネル32が一体的に装備されている。つまり、上から3番目の装飾ドアパネル22は、錠前パネル32を合わせることでその他4枚の装飾ドアパネル22と正面視において互いに同じ大きさのものとなるように構成されている。防犯センサ30は、例えば、補助ドア2に設けた反射体と対を為す光学式又は電子式のものとして上側の施錠装置29に内装され、建物側からドア枠と欄間体との内部、小筒部材28の内部通路、及びドア本体1Hの内部を通されて配策される通信用ケーブルCaを有している。
補助ドア2は、図1〜図6に示すように、中空で矩形を呈する補助ドア本体2H、これの外側面に一体化される複数(5枚)の装飾補助ドアパネル33、及び主ドア受け部36等を有して構成されている。補助ドア本体2Hの左側壁には、断面が半円弧を呈する中空のパイプ部材24が一体的に取り付けられており、それによって補助ドア本体2Hにおける枢支側の端部は、第2縦軸心P2を中心とする半円弧状の横断面形状を呈する状態に形成されている。補助ドア本体2Hの左端部の下端部及び上端部には、補助ドア2を揺動開閉自在にドア枠3に枢支するための凹凸嵌合構造による下及び上枢支構造部34,35が構成されている。
図示は省略するが、補助ドア2を閉じ姿勢においてドア枠3に係止固定する係止手段が装備されていて、通常は閉じ姿勢に維持されている。そのため、閉じ揺動する主ドア1を受止める機能や、主ドア1を閉じ姿勢にロックする機能が補助ドア2には盛り込まれている。即ち、補助ドア本体2Hの主ドア側の端部には、閉じ姿勢における主ドア1の開き先端側の後側に回りこむ状態に配置される主ドア受け部36が一体形成されている。主ドア受け部36は、補助ドア本体の2Hの前後厚みと同程度の前後厚みを有して上下に延びる中空の板金部材に形成されており、主ドア1の後面先端部との間を密封するためのシール部材37(左右に延びる前述のシール部材20と同等のもの)を装備するための縦シール用溝38が形成されている。
補助ドア本体2Hのドア側端面には、主ドア1の施錠装置29と対を為す装置受け部29Aが形成されている。詳細図は省略するが、一般的な装置受け部29Aとしては、施錠装置29として主ドア1に出退移動自在に装備されるロックバー29aの先端部が挿脱自在となるように補助ドア本体2Hの主ドア側端面に形成されるな挿通孔が挙げられる。主ドア1を閉じた状態では、図5に示すように、シール部材37を介して主ドア受け部36が主ドア1の先端部を受け止めており、その閉じ状態において施錠装置29をロック作動すればロックバー29aが左方向(補助ドア方向)にスライド移動してその先端部が挿通孔29Aに入り込むロック状態を得ることができる。また両ドア1,2の閉じ状態においては、図5に示すように、装飾ドアパネル22と装飾補助ドアパネル33とは同一面となるように構成されている。
欄間部4は、図1〜図4、及び図6に示すように、欄間本体39Hとこれの外側面に一体化される装飾欄間パネル40とを有して成る欄間体39と、この欄間体39をドア枠3に止着するための欄間枠41とから構成されている。欄間枠41は、上横枠3Aと中間横枠3Cとの間に嵌め込まれて配置固定される強度部材としての支持箱体41Aと、この支持箱体41Aの室内側(内部側)に取付けられる内部装飾パネル41Bとから構成されている。欄間本体39Hは、ドア本体1Hや補助ドア本体2Hと同等の厚み寸法を有する板金製で箱状のものであり、上横枠3Aと中間横枠3Cとに亘る状態で支持箱体41Aに取付けられている。また、欄間本体39Hの左右両端面には断面半円弧形状を呈するパイプ部材50が取付けられている。
装飾欄間パネル40は、欄間本体39Hと同等の上下長さ寸法、及び装飾ドアパネル22と同等の厚み寸法を有する板金製のものとして欄間本体39Hの外面側に一体的に取付けられている。欄間本体39Hの両端部の下端部には、主ドア1を第1縦軸心P1回りで枢支すべく小筒部材28の内嵌挿通が自在な主枢支孔部42と、補助ドア2を第2縦軸心P2回りで枢支すべく、上枢支構造部35を構成する支軸43の内嵌挿通が自在な補助枢支孔部44とが設けられている。装飾欄間パネル40は、装飾ドアパネル22と同寸法の横幅を有するドア側パネル部40Aと、装飾補助ドアパネル33と同寸法の横幅を有する補助ドア側パネル部40Bとを備えて構成されている。
装飾欄間パネル40と上横枠3Aとの上下間には、装飾欄間パネル40と各装飾パネル22,33との上下間隙と同等の上下寸法を有する横間隙(上下に延びる目地の一例)45が形成されている。そして、ドア側パネル部40Aと補助ドア側パネル部40Bとの間には、各ドア1,2の閉じ姿勢における装飾ドアパネル22と装飾補助ドアパネル33との間の間隙と同等の左右幅寸法を有する欄間縦間隙46が形成されている。以上により、欄間部4としての外側面に装飾ドアパネル22と同一の外観を呈する補助ドア側パネル部40Bとで成るドア側パネル部40Aと、装飾補助ドアパネル33と同一の外観を呈する装飾欄間パネル40が装備された欄間体39を設けるとともに、図1に示すように、正面視においてはドア1、補助ドア2、及び欄間体39とが長方形(「一連一体の形状」の一例)を為す状態に装飾ドアパネル22と装飾補助ドアパネル33と装飾欄間パネル40とが関係付けられて形状設定されている。
そして、図5,図6に示すように、ドア1と補助ドア2と欄間体39との夫々の横断面における外側の外郭形状、詳しくは左右のシール部材8,8から前側の部分の外郭形状が互いに同一のものとされている。欄間体39における左右のパイプ部材50,50における半円弧の中心は、対応する第1及び第2縦軸心P1,P2に一致しており、枢支側の端部の上下に亘る部分と前記ドア枠との間隙を閉塞すべく前記縦軸心に沿う上下に長尺なシール部材が介装されるとともに、左右一対の縦向きのシール部材8,8におけるドア1及び補助ドア2より上側に伸ばされたシール延長部8aが、欄間本体39Hの側端部の上下に亘る部分、つまりはパイプ部材50とドア枠3との間をシールする構成とされている。
欄間体39の欄間縦間隙(目地)46は、ドア1と補助ドア2との間においてドア1の上下に亘って形成されるドア縦間隙(目地)47と同じ幅を有し、かつ、ドア縦間隙47のドア枠3に対する左右方向の位置と互いに等しい左右方向位置において上下に延びる状態で形成されており、かつ、最上段の装飾ドアパネル22とドア側パネル部40Aとの上下間、及び最上段の装飾補助ドアパネル33と補助ドア側パネル部40Bとの上下間にも欄間縦間隙46と同等の幅を有する横間隙(目地)48が形成されている。また、上下に隣り合う装飾ドアパネル22,22どうしの間、及び上下に隣り合う装飾補助ドアパネル33,33どうしの間も横目地49として見えることにより、実施例1の玄関ドアAにおいては、左右長さの長い上下6枚の装飾パネル40A,22と、左右長さの短い上下6枚の装飾パネル40B,33とから成る一つの意匠に見える外観を呈しており、恰も床Fから天井Tまでの上下間が全て玄関ドアに見えるようになっている。
主ドア本体1H及び補助ドア本体2H夫々の枢支側端を為すパイプ部材24と、欄間体39の左右両端を為すパイプ部材50とが、断面半円弧状で互いに同一の形状、寸法のものに構成され、かつ、ドア枠3とは単一のシール部材8を介してシールされる構造を採ることにより、部材としての形状のみならずその取付構造も互いに同じものとすることで、より視覚的な同一感が増し、玄関ドア1がドア側パネル部40Aを含む大きさに、かつ、補助ドア2が補助ドア側パネル部40Bを含む大きさにそれぞれ見えるという、豪華で迫力があり、よりハイグレードな外観を持つ欄間つき玄関ドアになっている。
〔別実施例1〕
図7に示すように、欄間体39の外面を主ドア1の外面の一部とみなしたデザイン(「一連一体の形状」の一例)を施すことにより、主ドア1と装飾欄間パネル40とが一つのドアのように見える欄間付玄関ドアAでも良い。この場合、補助ドア2のデザインも補助ドア側パネル部40Bを一部として含むものとすれば、錯覚によってドアが拡大されたように見せることができる。この場合は、装飾ドアパネル22とドア側パネル部40Aとは互いに対を成す外観に形成され、かつ、装飾補助ドアパネル33と補助ドア側パネル部40Bとは互いに対を成す外観に形成されている。
〔別実施例2〕
図8に示すように、主ドア1、補助ドア1、及び欄間体39の三者に跨る状態で一つのデザイン(「一連一体の形状」の一例)が施された欄間付玄関ドアAでも良い。この場合でも、主ドア1と装飾欄間パネル40とで一つのドアのように見える効果や、補助ドア2と補助ドア側パネル部40Bとで一つの補助ドアのように見える効果を得ることができる。この場合は、装飾ドアパネル22とドア側パネル部40Aとは互いに対を成す外観に形成され、かつ、装飾補助ドアパネル33と補助ドア側パネル部40Bとは互いに対を成す外観に形成されるとともに、装飾ドアパネル22と装飾補助ドアパネル33とが互いに対を成す外観に形成され、かつ、ドア側パネル部40Aと補助ドア側パネル部40Bとも互いに対を成す外観に形成されている。
〔その他の別実施例〕
補助ドアを有さない構造の欄間付玄関ドアにも本発明の適用(図7や図8の左側部分のみのような構成)が自在である。例えば、装飾ドアパネル22とドア側パネル部40Aとの双方による正面視の形状が縦長の楕円形であるとかX形であるといった具合に、装飾ドアパネル22とドア側パネル部40Aとの色や模様、形状は種々の変更が可能である。
欄間付玄関ドアの正面図(実施例1) 図1における内部側正面図(背面図) 図1における玄関ドア部分の縦断面図 図1における補助ドア部分の縦断面図 図1におけるドア部分の横断面図 図1における欄間部分の横断面図 別実施例1による欄間付玄関ドアの正面図 別実施例2による欄間付玄関ドアの正面図
符号の説明
1 ドア
1H ドア本体
2 補助ドア
3 ドア枠
4 欄間部
8 シール部材
8a シール延長部
22 装飾ドアパネル
33 装飾補助ドアパネル
39 欄間体
39H 欄間本体
40 装飾欄間パネル
46 目地
47 間隙
49 横目地
50 側端部の上下に亘る部分
P1 縦軸心

Claims (6)

  1. ドアと、前記ドアを縦軸心周りで揺動開閉自在に枢支するとともに建物の躯体に支持されるドア枠と、前記ドア枠における前記ドアの上側部分に構成される欄間部と、を有する欄間付玄関ドアであって、
    前記ドアの外側面に意匠用の装飾ドアパネルが装備され、前記欄間部としての外側面に前記装飾ドアパネルと同一又はほぼ同一、或いは対をなす外観を呈する装飾欄間パネルが装備された欄間体を設けるとともに、正面視においては前記ドアと前記欄間体とが一連一体の形状を為す状態に前記装飾ドアパネルと前記装飾欄間パネルとが関係付けられて形状設定されている欄間付玄関ドア。
  2. 前記ドアと前記欄間体との夫々の横断面における外側の外郭形状が互いに同一又はほぼ同一のものとされている請求項1に記載の欄間付玄関ドア。
  3. 前記ドアは、ドア本体とこれの外側面に一体化される前記装飾ドアパネルとを有して成り、前記欄間体は、欄間本体とこれの外側面に一体化される前記装飾欄間パネルとで成り、前記ドア本体における枢支側の端部は、前記縦軸心を中心とする半円弧状の横断面形状を呈する状態に形成されている請求項1又は2に記載の欄間付玄関ドア。
  4. 前記ドアの枢支側端部の上下に亘る部分と前記ドア枠との間隙を閉塞すべく前記縦軸心に沿う上下に長尺なシール部材が介装されるとともに、前記シール部材における前記ドアより上側に伸ばされたシール延長部が、前記欄間本体の側端部の上下に亘る部分と前記ドア枠との間をシールする構成とされている請求項3に記載の欄間付玄関ドア。
  5. 前記ドアは、前記ドア本体の開き側の側端に隣る位置に配置され、かつ、前記ドア本体と対を成して観音開き構造を呈する状態に前記ドア枠に開閉自在に枢支される補助ドアを有しており、前記欄間体には、前記ドアと前記補助ドアとの間において前記ドアの上下に亘って形成される間隙と同じ幅を有し、かつ、前記間隙の前記ドア枠に対する左右方向の位置と互いに等しい左右方向位置において上下に延びる目地が形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の欄間付玄関ドア。
  6. 前記補助ドアは、補助ドア本体とこれの外側面に一体化される装飾補助ドアパネルとを有して成り、前記装飾ドアパネル及び前記装飾補助ドアパネルには、前記ドアの上端又は下端から前記欄間体の上下長さと等しい又はほぼ等しい上下長さ毎に左右に延びる横目地が形成されている請求項5に記載の欄間付玄関ドア。
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