JP2008024981A - 表面処理鋼板製造設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】大気開放による鋼板の品質を低下させずに、簡易な構造にて連続焼鈍経路と、連続溶融めっき経路とを容易に切替え可能とし、且つ製品品質と保守性を向上させた表面処理鋼板製造設備を提供することを提供することにある。
【解決手段】溶融金属Mを溜めるめっき浴槽11と、過時効帯から搬送された鋼板Sを溶融金属Mに浸漬し、最終冷却帯に走行させる走行経路と、前記過時効帯から搬送された鋼板Sを溶融金属Mに浸漬させずに、前記最終冷却帯に走行させる走行経路とを切替える経路切替機構とを有するめっき帯10、加熱帯、均熱帯、徐冷帯、急冷帯、前記過時効帯、および前記最終冷却帯の各帯を炉殻15にて覆うようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、表面処理鋼板製造設備に関し、詳細には一つの設備にてめっき処理鋼板と冷延鋼板とを製造可能な表面処理鋼板製造設備に関する。
従来、鋼板の連続焼鈍と連続溶融めっきとは異なる設備にて実施されていた。しかしながら、設備コストの低減、および需要と供給とのバランスによる製造鋼板の選択の観点から、同一設備にてめっき処理した鋼板(めっき処理鋼板)と焼鈍した鋼板(冷延鋼板)とを製造することが望まれており、めっき浴の昇降により鋼板の走行経路から当該めっき浴を進退させる方法や、鋼板の走行経路自体を変更させる方法などが開発されている。
例えば、特許文献1には、軸方向に伸縮自在なスナウトと、めっき浴ポットを昇降する昇降機構と、前記めっき浴ポットの上方に配置された本体フレームに設けられたデフレクタロールと、前記デフレクタロールの回転軸を支点にして揺動しその先端に設けられたシンクロールを有する揺動リンクと、前記デフレクタロールが前記揺動リンクとともに上下左右に移動可能な移動機構とを有する鋼帯の搬送経路変更装置が記載されている。この装置では、前記スナウトの長さ、および前記めっき浴ポットの位置を調整する一方、揺動リンクを揺動して、前記シンクロールおよび前記デフレクタロールの位置を調整することで、めっき処理鋼板の製造と、冷延鋼板の製造とを切替えている。
特許文献2には、めっき浴内からその上方に移動可能なシンクロールを有する冷延鋼板、溶融めっき鋼板兼用製造装置が開示されている。この装置では、前記シンクロールの位置を調整することで、めっき処理鋼板を製造と、冷延鋼板の製造とを切替えている。
特許文献3には、鋼板の通板ラインから退避可能なシンクロールと、前記通板ラインへ進退可能なデフレクタロールとを有する冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備が記載されている。この装置では、前記シンクロールおよび前記デフレクタロールの位置を調整することで、めっき処理鋼板の製造と、冷延鋼板の製造とを切替えている。
特開平08−010819号公報 特開平02−34762号公報 特開平01−142066号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、鋼板の走行経路を変えることで、めっき処理鋼板と冷延鋼板とを一つの設備にて製造することができるものの、冷延鋼板の製造ラインからめっき処理鋼板の製造ラインへ切替えるときに、大気開放されたスナウト内を還元雰囲気に調整する必要があった。そのため、この作業に多大な時間を要し、作業性が良くなかった。また、シンクロールに付着した溶融金属が酸化するので、めっき処理鋼板を製造したときに、その鋼板の品質が低下してしまう可能性があった。また、揺動リンクや移動機構などの装置自体が複雑であり、設備コストを増大させていた。
上述した特許文献2に記載の技術では、シンクロールの位置を調整することで、めっき処理鋼板と冷延鋼板とを一つの設備にて製造することができるものの、めっき処理鋼板を製造した後に、冷延鋼板を製造する場合、シンクロールをめっき浴内からその上方に引き上げるため、シンクロールにめっき金属が付着しており、冷延鋼板の表面に前記めっき金属が付着してしまい、当該鋼板の品質が低下してしまう可能性があった。また、ロール表面を前記めっき金属との濡れ性の低い材料にてコーティングすることで、前記シンクロールへのめっき金属の付着を抑制することができるものの、前記シンクロールへのめっき金属の付着を完全に防ぐことができず、冷延鋼板の表面に前記めっき金属が付着してしまい、当該鋼板の品質が低下してしまう可能性があった。
上述した特許文献3に記載の技術では、一つの設備にてめっき処理鋼板および冷延鋼板を製造することができ、めっき浴の前後に配置されたシール装置により、シンクロールの炉外への取り出し時の大気開放空間が限られるものの、めっき浴が大気と接触することとなり、前記めっき浴内の溶融金属が酸化されて酸化物などが生成してしまい、前記酸化物などが鋼板へ付着してめっき処理鋼板の品質を低下させてしまう可能性があった。また、冷延鋼板製造中であれば、侵入空気が鋼板を酸化してこの鋼板の品質を低下させてしまう可能性があった。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、大気開放による鋼板の品質を低下させずに、簡易な構造にて連続焼鈍ラインと、連続溶融めっきラインとを容易に切替え可能とし、且つ製品品質と保守性を向上させた表面処理鋼板製造設備を提供することを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る表面処理鋼板製造設備は、加熱帯、均熱帯、徐冷帯、急冷帯、過時効帯、めっき帯、最終冷却帯の順に鋼板が走行して鋼板を製造する表面処理鋼板製造設備であって、前記めっき帯が、溶融金属を溜めるめっき浴槽などのめっき装置と、前記過時効帯から搬送された鋼板を前記溶融金属に浸漬し、前記最終冷却帯に走行させる走行経路と、前記過時効帯から搬送された鋼板を前記溶融金属に浸漬させずに、前記最終冷却帯に走行させる走行経路とを切替える経路切替機構とを有し、前記加熱帯、前記均熱帯、前記徐冷帯、前記急冷帯、前記過時効帯、前記めっき帯、および前記最終冷却帯の各帯を炉殻にて覆ったことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る表面処理鋼板製造設備は、第1の発明に記載された表面処理鋼板製造設備であって、前記めっき帯が、開閉可能な扉を具備し、その内部の雰囲気を調整可能であり、且つ前記めっき装置を炉外へ搬出可能である中間室をさらに有することを特徴とする。
この発明に係る表面処理鋼板製造設備によれば、中間室を設けると共に、加熱帯、均熱帯、徐冷帯、急冷帯、過時効帯、めっき帯、および最終冷却帯の各帯を炉殻にて覆ったことで、機器交換時においても炉殻内では常に非酸化還元の雰囲気が形成される。
上述した課題を解決する第3の発明に係る表面処理鋼板製造設備は、第1または第2の発明に記載された表面処理鋼板製造設備であって、前記経路切替機構が、前記めっき浴槽を昇降させる昇降手段と、前記めっき浴槽内に配置され、前記鋼板の走行経路から進退可能なシンクロールと、前記鋼板の走行経路に進退可能なデフレクタロールとを有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る表面処理鋼板製造設備は、第1乃至第3の何れかの発明に記載された表面処理鋼板製造設備であって、前記経路切替機構が、前記溶融金属を作製する溶融槽と、前記溶融槽から前記めっき浴槽に給排される溶融金属を一時的に溜める、密閉された空間からなる中間槽と、前記中間槽内の圧力を調整する圧力調整手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る表面処理鋼板製造設備によれば、大気開放することなく炉内雰囲気を保持したまま、経路切替機構により鋼板の走行経路を切替えることができるので、溶融金属にてめっき処理しためっき処理鋼板、または冷延鋼板を品質の低下なく一つの設備にて容易に製造することができる。また、炉殻にて覆ったことで、経路切替による大気の侵入が防止できめっき浴槽内の溶融金属あるいは冷延鋼板と大気との接触による酸化物の生成を回避でき、前記溶融金属の酸化物によるめっき処理鋼板の品質の低下、あるいは酸化スケールによる冷延鋼板の品質の低下を抑制することができる。さらに、中間室を設けたことで、炉内のめっき浴槽などのめっき装置を前記中間室内に配置し、前記中間室を炉内と隔絶した後に、扉を開き当該中間室内から前記めっき装置を取り出して交換することできるので、保守性が向上する。
さらに、本発明に係る表面処理鋼板製造設備によれば、前記経路切替機構が、昇降手段とシンクロールとデフレクタロールとを有することにより、鋼板の走行経路をより確実に切替えることができ、鋼板の製造品質の低下を抑制することができる。すなわち、めっき処理鋼板を製造する場合には、前記シンクロールをめっき処理位置に配置する一方、前記デフレクタロールを退避位置に配置し、冷延鋼板を製造する場合には、前記シンクロールを退避位置に配置する一方、前記デフレクタロールを鋼板の走行経路に配置することができ、前記シンクロールおよび前記デフレクタロールによる鋼板への傷の付加、および前記シンクロールにより前記鋼板へ充分に溶融金属を付着することができ、鋼板の製造品質の低下を抑制することができる。鋼板の走行経路の切替えに伴う生産性の低下を抑制することができる。昇降手段自体が簡易であり、設備コストの増加を抑制することができる。
また、本発明に係る表面処理鋼板製造設備によれば、経路切替機構が、溶融槽と、中間槽と、圧力調整手段とを有することで、めっき浴面を上昇させて鋼板を溶融金属に浸漬させるようにしたり、めっき浴面を低下させて鋼板を溶融金属と接触しないようにしたりすることで、めっき処理鋼板の製造ラインと、冷延鋼板の製造ラインとを切替えることできる。よって、鋼板の走行経路の切替えを行っても、炉内雰囲気が大気となることなく保たれるので、生産性と品質の低下を抑制することができる。経路切替機構自体が簡易であり、設備コストの増加を抑制することができる。
以下に、本発明に係る表面処理鋼板製造設備を実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。
以下に、本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の概略図であり、図1(a)にその全体を示し、図1(b)にそれに搬送される鋼板の温度履歴を示す。図2は、図1中の囲み線IIの拡大図であり、図3〜図7は、本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。
本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備100は、図1に示すように、予熱帯30、加熱帯40、均熱帯50、徐冷帯60、急冷帯70、過時効帯80、めっき帯10、最終冷却帯90の各帯が、帯鋼などの鋼板Sの走行方向上流側から当該記載順に配設される。これら各帯30,40,50,60,70,80,10,90に隣接する間が搬送路39,49,69,79,89,19でそれぞれ連結されている。なお、最終冷却帯90の鋼板の走行方向後流側には、液体(水)が溜められた水浴槽96が配置される。
各帯30,40,50,60,70,80,10,90と搬送路39,49,69,79,89,19は大気に対してガスタイトに炉殻15により仕切られており水素と窒素からなる非酸化還元ガスで満たされ走行方向最後流の水浴槽96で水封されている。
一方、予熱帯30、加熱帯40、均熱帯50、急冷帯70,過時効帯80、めっき帯10、最終冷却帯90には、窒素ガスに水素ガスを所定量(例えば3%)混合した雰囲気ガス101を導入する導入路38,48,58,78,88,18,98がそれぞれ設けられる。
ただし、この設備100では、図1(b)に示すように、予熱帯30の出口および加熱帯40の入口では、150℃であり、加熱帯40の出口、均熱帯50の出入口および徐冷帯60の入口では800℃であり、徐冷帯60の出口および急冷帯70の入口では650℃であり、急冷帯70の出口、過時効帯80の出入口およびめっき帯10の入口では、450℃であり、めっき帯10内の後述のトップロール5では300℃であり、めっき帯10におけるトップロール5の後流側である最終冷却帯90などでは前記温度から徐々に冷却されていき、最終的に常温まで冷却される。
めっき帯10には、図2に示すように、溶融亜鉛などの溶融金属Mが溜められるめっき浴槽11が配置される。この溶融金属M中には、シンクロール1と一対のサポートロール2とが回転自在に設けられる。めっき浴槽11の上方に、一対のワイパノズル3が設けられる。このワイパノズル3は溶融金属M中を走行した鋼板Sに対してガス噴流を噴射することで、この鋼板Sに付着した溶融金属Mを掻き落とし、その付着量(厚み)を制御するものである。このワイパノズル3の上方には、合金化加熱炉・保持炉4と、回転自在なトップロール5とが設けられる。この合金化加熱炉・保持炉4の近傍には、開閉可能なハッチ(密閉扉)6を具備する中間室7と、鋼板Sの走行経路とこの経路から離れた退避位置とに移動でき、回転可能な第1のデフレクタロール8とが設けられる。
ただし、中間室7は、その内部の雰囲気を調整可能であり、且つ炉外へ搬出可能である。すなわち、中間室7には、その内部に調整されたガスを送給可能なガス送給装置(図示せず)が連結される。さらに、中間室7は、炉内のガスをシールした状態にて、炉内に搬入したり、炉外へ搬出したりすることができる。
めっき浴槽11の下部には、昇降装置(昇降手段)12が設けられる。この昇降装置12は、交差して配置され、軸12aにより回転可能に固定される第1,第2のフレーム12d,12eと、これらフレーム12d,12eの両端近傍で軸支される一方、水平に、且つ平行に配置された第1,第2の支持部材12b,12cとを有する。あるいは、他の昇降方法としては図示しない油圧あるいは空圧ジャッキを使うこともできる。この昇降装置12により、めっき浴槽11は、昇降する。めっき浴槽11内の溶融金属Mは、予備めっき浴槽13から配管14を介して、給排される。なお、めっき浴槽11は、配管14の先端14aの下方から、シンクロール1の下方に向かって傾斜する傾斜部11aを有する。これにより、めっき浴槽11内にて溶融金属Mが消費される、シンクロール1に巻き掛けられた鋼板S近傍に当該溶融金属Mが集まる。
上述した機器が配置されるめっき帯10は、予熱帯30,加熱帯40,均熱帯50,徐冷帯60,急冷帯70,過時効帯80,最終冷却帯90と共に炉殻15により覆われる。これにより、外気が設備(炉)内に入り込むことが無く、鋼板Sおよび溶融金属Mの酸化が防止される。
上述した表面処理鋼板製造装置100では、過時効帯80から搬送路89を通った鋼板Sは、第1,第2のブライダルロール16a,16b、および第2,第3のデフレクタロール17a,17bを介して冷却帯10内に通板される。これら第1,第2のブライダルロール16a,16bにより鋼板Sの走行方向における撓みと張力が矯正される。第2,第3のデフレクタロール16a,16bにより鋼板Sの走行方向が変えられる。
ここで、この設備100にて、鋼板Sの表面をめっき処理しためっき処理鋼板を製造する場合には、シンクロール1およびサポートロール2は、めっき浴槽11の溶融金属M内に配置され、ワイパノズル3は、溶融金属Mの上方の所定位置に配置され、第1のデフレクタトール8は鋼板Sの走行経路から離れた所定位置(退避位置)に配置される。これにより、鋼板Sは、第1,第2のブライダルロール16a,16b、および第2,第3のデフレクタロール17a,17bを介してめっき浴槽11内の溶融金属Mに浸漬し、シンクロール1に巻き掛けられて垂直上方に走行する。続いて、鋼板Sは、ワイパノズル3により当該鋼板Sに付着した溶融金属の量が調整され、合金化加熱炉・保持炉4内を走行し、トップロール5により方向が変えられて後流に配置される最終冷却帯95に搬送される。
冷延鋼板を製造する場合には、シンクロール1、サポートロール2、ワイパノズル3、めっき浴槽11が鋼板Sの走行経路から退避され、第1のデフレクタロール8が鋼板Sの走行経路に配置される。
すなわち、最初に、図3に示すように、めっき浴槽11が昇降装置12により、退避位置である下方に配置される。これにより、鋼板S、シンクロール1、およびサポートロール2が溶融金属M内から外に配置される。続いて、図4に示すように、ワイパノズル3が退避位置である、上方の合金化加熱炉・保持炉4近傍に移動し配置され、シンクロール1が上方に移動して鋼板Sの走行経路から離れた退避位置に配置され、サポートロール2が上方および鋼板から遠ざかる方向に移動し配置される。さらに、第1のデフレクタロール8は、トップロール5の垂直下方、且つ鋼板Sの走行経路に配置される。
続いて、図5に示すように、密閉扉7が上方に移動して、中間室6内が開放される。ただし、密閉扉7を開放する前の中間室6内は、炉内のガスと同じ雰囲気となるように調整される。
続いて、図6に示すように、中間室6内に、シンクロール1、サポートロール2、およびワイパノズル3が配置される。続いて、図7に示すように、密閉扉7が下方に移動して、中間室6が密閉される。なお、中間室6は、上述したように炉外へ搬出可能であるので、中間室6内に配置された、シンクロール1、サポートロール2、およびワイパノズル3を修理したり、新品のものと交換したりすることができる。
これにより、過時効帯80から搬送された鋼板Sは、第1,第2のブライダルロール16a,16b、および第2,第3のデフレクタロール17a,17bを介し、第1のデフレクタロール8に巻き掛けられて垂直上方に走行しており、鋼板Sの溶融金属Mへの浸漬が回避される。続いて、鋼板Sは、合金化加熱炉・保持炉4内を通って、トップロール5により方向が変えられて後流に配置される最終冷却帯90へ走行する。
よって、上述した表面処理鋼板製造設備100では、過時効帯80から搬送された鋼板Sを溶融金属Mに浸漬し、最終冷却帯90に走行させる走行経路と、前記鋼板Sを溶融金属Mに浸漬させずに、最終冷却帯90に走行させる走行経路とを切替える走行経路切替機構として、シンクロール1、サポートロール2、第1のデフレクタロール8、昇降装置12が挙げられる。
なお、冷延鋼板の製造からめっき処理鋼板の製造への切替える場合には、上述した手順を逆に行い、シンクロール1、サポートロール2、ワイパノズル3を鋼板Sの走行経路に配置する一方、第1のデフレクタロール8を退避位置に配置するようにすれば良い。
したがって、本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備100によれば、大気開放することなく炉内雰囲気を保持したまま、上述した経路切替機構により鋼板Sの走行経路を切替えることができるので、溶融金属Mにてめっき処理しためっき処理鋼板、または冷延鋼板を品質の低下なく一つの設備にて容易に製造することができる。また、炉殻15にて覆ったことで、経路切替による大気の侵入が防止できめっき浴槽11内の溶融金属Mあるいは鋼板と大気との接触による酸化物の生成を回避でき、前記溶融金属Mの酸化物によるメッキ処理鋼板の品質の低下、あるいは酸化スケール(錆)による冷延鋼板の品質の低下を抑制することができる。さらに、中間室6を設けたことで、炉内のめっき浴槽11などのめっき装置を中間室6内に配置し、中間室6を炉内と隔絶した後に、扉7を開き当該中間室6内から前記めっき装置を取り出して交換することできるので、保守性が向上する。
また、前記経路切替機構が、昇降装置12と、シンクロール1と、第1のデフレクタロール8とを有することにより、鋼板Sの走行経路をより確実に切替えることができ、鋼板の製造品質の低下を抑制することができる。すなわち、めっき処理鋼板を製造する場合には、シンクロール1をめっき処理位置に配置する一方、第1のデフレクタロール8を退避位置に配置し、冷延鋼板を製造する場合には、シンクロール1を退避位置に配置する一方、第1のデフレクタロール8を鋼板Sの走行経路に配置することができ、シンクロール1および第1のデフレクタロール8による鋼板Sへの傷の付加、およびシンクロール1により鋼板Sへ充分に溶融金属Mを付着することができ、鋼板の製造品質の低下を抑制することができる。鋼板Sの走行経路の切替えに伴う生産性の低下を抑制することができる。昇降装置12自体が簡易であり、設備コストの増加を抑制することができる。
なお、上記では、めっき浴槽11を昇降する昇降装置12を有する表面処理鋼板製造設備100を用いて説明したが、昇降装置が無い表面処理鋼板製造設備としても良い。このような設備であっても、めっき処理鋼板を製造する時の鋼板の走行経路と、冷延鋼板を製造する時の走行経路とを切替えることができ、上述した本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備100と同様な作用効果を奏する。
以下に、本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備につき、図面を用いて説明する。
図8は、本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の概略図である。本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備は、上述した第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備100が有するめっき浴槽内の溶融金属の給排機構を変えると共に、昇降装置を削除したものであり、それ以外は同じである。この表面処理鋼板製造設備100と同一装置には、同一符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備200では、図8に示すように、めっき浴槽11の溶融金属Mの給排機構は、めっき金属インゴット21を溶融すると共に、溶融金属Mを溜める溶融槽22と、この溶融槽22内の溶融金属Mが配管23により給排可能であり、この溶融金属Mを一時的に溜める密閉された空間からなる中間槽24と、中間槽24内の溶融金属Mが配管25により給排可能であり、鋼板Sが浸漬されるめっき浴槽11と、中間槽24内に不活性ガス26を給排することで当該中間槽24内の圧力を調整する圧力調整手段である圧力調整装置27とを有する。
溶融槽22は、底部22aから上方に延在する隔壁22bを有しており、めっき金属インゴット21を溶かす溶融室22cと、所定量の溶融金属Mを溜める貯蔵室22dとに区分される。
上述した圧力調整装置27により、中間槽24内のガス圧力を調整することで、中間槽24内の溶融金属Mがめっき浴槽11に給排される。すなわち、中間槽24内の圧力を高めることで、中間槽24からめっき浴槽へ溶融金属Mが送給されて、めっき浴槽11のめっき浴面が上昇し、中間槽24内の圧力を低くすることで、めっき浴槽11から中間槽24へ溶融金属Mが送排されて、めっき浴槽11のめっき浴面が低下する。その結果、シンクロール1、サポートロール2を溶融金属M内からその外に露出させることができる。
したがって、本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備200によれば、上述した本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備100と同様な作用効果を奏する他、めっき浴面を上昇させて鋼板Sを溶融金属Mに浸漬させるようにしたり、めっき浴面を低下させて鋼板Sを溶融金属Mと接触しないようにしたりすることで、めっき処理鋼板の製造ラインと、冷延鋼板の製造ラインとを切替えることできる。よって、鋼板Sの走行経路の切替えを行っても、炉内雰囲気が大気となることなく保たれるので、生産性と品質の低下を抑制することができる。また、上述した経路切替機構自体が簡易であり、設備コストの増加を抑制することができる。
なお、上記では、溶融金属Mの給排、およびシンクロール1、サポートロール2、ワイパノズル3、第1のデフレクタロール8の位置調整により、めっき処理鋼板の製造と冷延鋼板の製造とを切替える表面処理鋼板製造設備200を用いて説明したが、上述した本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備と同様に、めっき浴槽を昇降させる昇降装置を具備させた表面処理鋼板製造設備としても良い。このような設備であっても、上述した第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備200と同様な作用効果を奏する。
本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の概略図である。 図1における囲み線IIの拡大図である 本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。 本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。 本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。 本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。 本発明の第1の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の説明図である。 本発明の第2の実施例に係る表面処理鋼板製造設備の概略図である。
符号の説明
1 シンクロール
2 サポートロール
3 ワイパノズル
5 トップロール
6 中間室
7 密閉扉
8 第1のデフレクタロール
10 めっき帯
11 めっき浴槽
12 昇降装置
13 予備めっき浴槽
15 炉殻
20 めっき帯
21 めっき金属インゴット
22 溶融槽
24 中間槽
26 不活性ガス
27 圧力調整装置
30 予熱帯
40 加熱帯
50 均熱帯
60 徐冷帯
70 急冷帯
80 過時効帯
90 最終冷却帯
100 表面処理鋼板製造設備
200 表面処理鋼板製造設備

Claims (4)

  1. 加熱帯、均熱帯、徐冷帯、急冷帯、過時効帯、めっき帯、最終冷却帯の順に鋼板が走行して鋼板を製造する表面処理鋼板製造設備であって、
    前記めっき帯は、
    溶融金属を溜めるめっき浴槽などのめっき装置と、
    前記過時効帯から搬送された鋼板を前記溶融金属に浸漬し、前記最終冷却帯に走行させる走行経路と、前記過時効帯から搬送された鋼板を前記溶融金属に浸漬させずに、前記最終冷却帯に走行させる走行経路とを切替える経路切替機構とを有し、
    前記加熱帯、前記均熱帯、前記徐冷帯、前記急冷帯、前記過時効帯、前記めっき帯、および前記最終冷却帯の各帯を炉殻にて覆った
    ことを特徴とする表面処理鋼板製造設備。
  2. 請求項1に記載された表面処理鋼板製造設備であって、
    前記めっき帯は、
    開閉可能な扉を具備し、その内部の雰囲気を調整可能であり、且つ前記めっき装置を炉外へ搬出可能である中間室をさらに有する
    ことを特徴とする表面処理鋼板製造設備。
  3. 請求項1または請求項2に記載された表面処理鋼板製造設備であって、
    前記経路切替機構は、前記めっき浴槽を昇降させる昇降手段と、前記めっき浴槽内に配置され、前記鋼板の走行経路から進退可能なシンクロールと、前記鋼板の走行経路に進退可能なデフレクタロールとを有する
    ことを特徴とする表面処理鋼板製造設備。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載された表面処理鋼板製造設備であって、
    前記経路切替機構は、前記溶融金属を作製する溶融槽と、前記溶融槽から前記めっき浴槽に給排される溶融金属を一時的に溜める、密閉された空間からなる中間槽と、前記中間槽内の圧力を調整する圧力調整手段とを有する
    ことを特徴とする表面処理鋼板製造設備。
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