JP2008024151A - 車両の後部荷室構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート33は、シートクッション33C上にシートバック33Bを倒伏して折畳み可能に構成し、荷室ボード40はフロアパネル4aに沿って平坦に収納された収納状態と、折畳まれたシートバック33B後端部と略同一高さに位置する使用状態とに選択的に移動可能に設け、荷室ボード40は複数のボード部41,42に分割されて、該ボード部の一部41を長さ可変に構成したものである。
【選択図】図15
Description
上述のシートは、リヤシートに設定してもよい。
上記構成によれば、シートバックをシートクッション上に倒伏して折畳むと共に、荷室ボードを使用状態に移動すると、シートバックと荷室フロア面との間の段差が解消され、シートバックと荷室ボードとが前後方向に連続したフラットな荷室面が形成されるので、この荷室面上に前後方向寸法が大きい荷物の搭載が許容される。
また、上述の荷室ボードをフロアパネルに沿って平坦に収納される収納状態に移動すると、上下方向の寸法が大きい荷室スペースが形成されるので、この荷室スペースに高さが大きい荷物の搭載が許容される。
このように、シート折畳み時におけるシートバックと荷室フロア面との間の段差の解消と、荷室およびシートの使い勝手確保との両立を図りつつ、倒伏させたシートバック後端部と使用状態下における荷室ボード前端部との間の隙間を解消することができる。
上記構成によれば、荷物をシート後方の荷室空間と、収納部とに区別して格納することができると共に、荷室ボードで収納部の上方を開放すると収納部内とのアクセスが容易となり、収納部に対して荷物を簡単に出し入れすることができる。
上記構成によれば、荷室ボードを起立状態に選択すると、シート後方の荷室空間と、収納部内とが上下方向に連通するので、高さ寸法が大きい大型の荷物の積載に対応することができ、また、荷室ボードは収納状態と使用状態と起立状態とに選択できるので、荷室のアレンジ性の向上を図ることができる。
上記構成によれば、アッパボードとロアボードとからなるスライドボードのスライド構造により、確実な長さ可変構造を達成することができる。
上記構成によれば、上述のリンク部材によりスライドボードの前端部の軌跡が制御されるので、倒伏させたシートバック後端部と使用状態下における荷室ボード前端部との間の隙間をより一層確実に解消することができる。
図面は車両の後部荷室構造を示すが、まず、図1を参照して車体構造について説明する。
図1において、車室1の床面(底部)を形成するフロアパネル2を設け、このフロアパネル2の後部にはキックアップ部3を連設している。
このキックアップフロア部3bのさらに後方には、後方に延びる凹状の荷室フロアパネル4を形成し、この荷室フロアパネル4の上方に荷室空間5を形成する一方、上述の凹状の荷室フロアパネル4には仕切り板6と収納ボックス7とを取付けている。
ここで、仕切り板6の前側にはジャッキ(図示せず)が格納され、また上述の収納ボックス7はその上方が開口された形状に構成されている。
一方、上述の凹状の荷室フロアパネル4の後端開放側には車幅方向に延びるリヤエンドパネル8を取付け、このリヤエンドパネル8のリヤ側の面には車幅方向に延びるリヤエンドメンバ9を接合固定して、このリヤエンドメンバ9と上述のリヤエンドパネル8との間には車幅方向に延びるリヤエンド閉断面9aを形成して、後部車体剛性を確保すべく構成すると共に、リヤエンドメンバ9のさらに後方にはリヤバンパ10を配設している。
ここで、上述のリヤゲート12は、リヤゲートインナパネル13と、リヤゲートアウタパネル14と、リヤウインド15とを備え、荷室空間5と対向する車室側の所定部が内装材としてのリヤゲートトリム16で覆われている。
そして、上述のフロントヘッダ19、ルーフパネル17およびリヤヘッダ18の車室1側を図1に示すように、内装材としてのトップシーリング20で一体的に覆っている。
なお、図2において、34はインストルメントパネル、35はステアリングホイールである。
図3は図1の要部拡大側面図、図4は図3の要部平面図であって、上述の荷室空間5には、少なくとも上下方向に移動可能な荷室ボード40が設けられている。
この構成によれば、シートバック33Bをシートクッション33C上に倒伏して折畳むと共に、荷室ボード40を図15に示す使用状態に移動すると、シートバック33Bと荷室フロア面4aとの間の段差が解消され、シートバック33Bと荷室ボード40とが前後方向に連続したフラットな荷室面が形成されるので、この荷室面上に前後方向寸法が大きい荷物の搭載が許容される。
また、上述の荷室ボード40をフロアパネル(荷室フロア面4a参照)に沿って平坦に収納される収納状態(図3参照)に移動すると、上下方向の寸法が大きい荷室スペースが形成されるので、この荷室スペースに高さが大きい荷物の搭載が許容される。
この構成によれば、荷物をリヤシート33後方の荷室空間5と、収納部(収納ボックス7)とに区別して格納することができると共に、荷室ボード40で収納部(収納ボックス7)の上方を開放すると収納部(収納ボックス7)内とのアクセスが容易となり、収納部(収納ボックス7)に対して荷物を簡単に出し入れすることができる。
この構成によれば、荷室ボード40を起立状態に選択すると、リヤシート33後方の荷室空間5と、収納部(収納ボックス7参照)内とが上下方向に連通するので、高さ寸法が大きい大型の荷物の積載に対応することができ、また、荷室ボード40は収納状態(図3参照)と使用状態(図15参照)と起立状態(図14、図16参照)とに選択できるので、荷室のアレンジ性の向上を図ることができる。
この構成によれば、アッパボード41Uとロアボード41Lとからなるスライドボード41のスライド構造により、確実な長さ可変構造を達成することができる。
この構成によれば、上述のリンク部材55によりスライドボード41の前端部の軌跡が制御されるので、倒伏させたシートバック33B後端部と使用状態下(図15参照)における荷室ボード40前端部との間の隙間をより一層確実に解消することができる。
この発明のシートは、リヤシート33に対応し、
以下同様に、
シートが配設されるフロアパネルは、キックアップフロア部3bに対応し、
収納部は、収納ボックス7に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
5…荷室空間
7…収納ボックス(収納部)
33…リヤシート(シート)
33B…シートバック
33C…シートクッション
40…荷室ボード
41…スライドボード
41L…ロアボード
41U…アッパボード
42…後部ボード
55…リンク部材
Claims (5)
- 車両のフロアパネル上にシートクッションとシートバックとを備えたシートを配設し、
該シートの後方に荷室空間が形成されると共に、該荷室空間には少なくとも上下方向に移動可能な荷室ボードが設けられた車両の後部荷室構造であって、
上記シートはシートクッション上にシートバックが倒伏して折畳み可能に構成され、
上記荷室ボードはフロアパネルに沿って平坦に収納された収納状態と、
上記シートが折畳まれた状態でのシートバック後端部と略同一高さに位置する使用状態とに選択的に移動可能に設けられ、
上記荷室ボードは複数のボード部に分割されると共に、該ボード部の一部が長さ可変可能に構成された
車両の後部荷室構造。 - 上記フロアパネルには該フロアパネルより下方に凹設された収納部が設けられ、
該収納部の上方を上記荷室ボードで開閉すべく構成した
請求項1記載の車両の後部荷室構造。 - 上記荷室ボードはシートバックの起立した状態での背面に沿って上下方向に延びて配設される起立状態に移動可能に構成された
請求項1または2記載の車両の後部荷室構造。 - 上記荷室ボードはアッパボードとロアボードとから成り前側に位置するスライドボードと、
上記スライドボードに対して回動可能に連結された後部ボードとから形成され、
上記スライドボードの前後方向の長さが可変に構成された
請求項1〜3の何れか1に記載の車両の後部荷室構造。 - 上記荷室ボードが収納状態と使用状態とに移動する時、上記スライドボード前端部の軌跡を制御するリンク部材を設けた
請求項4記載の車両の後部荷室構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101231354B1 (ko) * | 2010-12-03 | 2013-02-07 | 현대자동차주식회사 | 가변식 러기지보드 시스템 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6138242U (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-10 | 河西工業株式会社 | 車両用リアパ−セル |
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2006
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KR101231354B1 (ko) * | 2010-12-03 | 2013-02-07 | 현대자동차주식회사 | 가변식 러기지보드 시스템 |
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