JP2008023297A - 微細発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材 - Google Patents
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Abstract
【構成】 外部から観察できるように少なくともその一部を透明部とした立体部材1の中に、所定の粘度とされた人体に無害な流動性パラフィンまたはプロピレングリコールのどちらか一方と所定サイズ以内に制限された複数個の発泡ビーズ3とを入れて、立体部材1を傾けた際に生じる比重差と粘度に基づく発泡ビーズ3の浮上動作速度を所望の範囲に制御していることを特徴とする発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材である。
【選択図】図1
Description
特許文献1は、ゲル中に配置する装飾体について述べているが、流動体の粘性と微細物のサイズ等の条件を適切に組合わせて望ましい動作を実現するような技術開示はなされていない。
図1は、本発明の立体部材1として、ミニチュアサイズのビールジョッキ2の形状を利用する場合の1例を示したものである。
ここでのミニチュアビールジョッキ2の大きさは、キーホルダーやストラップなどのマスコット部材として採用することを想定するものであることから、縦横奥行き共に2〜3cm程度、大きくても5cm程度のものとなっている。
ミニチュアビールジョッキ2自体を透明な黄金色のプラスチックとなるように着色することも考えられるが、白色の微細泡層として表現されるべきジョッキ2上部においても白色微細発泡ビーズ4に色が付いてしまい好ましくない。
なお、ここでの流動パラフィン3やポリプロピレングリコールは食品添加物規格に合格した人体への安全性の高いものを採用するものとしている。
そして、このような範囲において適宜な組合わせを選択することで、立体部材1(ミニチュアビールジョッキ2)内において発泡ビーズ4を2mm/秒〜4mm/秒の速度で任意に移動動作させることが実現するのである。
浮上速度を流動パラフィン3やポリプロピレングリコールの粘度と発泡ビーズ4のサイズとの特定の組合わせによってコントロールすることで、さまざまな形状やサイズの立体部材1においてもそれぞれに好ましいリアルさを実現した微細泡浮上動作が実現できるようになるのである。
このように多様な動作が微細発泡ビーズ4の浮上動作と複合することで、本発明の立体部材1内において装飾性に富んだ変化を観察することができるのである。
このように、本発明はさまざまな日用品において応用可能なものであると理解される。
このような軟質素材による立体部材1に本発明を応用することで非常に多くの種類の物品に対してもその装飾性を発泡ビーズ4の動的変化によって向上させることが可能となるのである。
2 ミニチュアビールジョッキ
3 流動性パラフィンまたはポリプロピレングリコール
4 微細発泡ビーズ
5 物理的制御手段
6 ポールペンのような筆記具
7 キャラクター部材
8 印鑑などのスタンプ
9 ペンライト
10 小物入れポーチ
11 ソフト素材ペンケース
12 シール・マグネット・ストラップ
Claims (11)
- 外部から観察できるように少なくともその一部を透明部とした立体部材の中に、所定の粘度とされた人体に無害な流動性パラフィンまたはプロピレングリコールのどちらか一方と所定サイズ以内に制限された複数個の発泡ビーズとを入れて、立体部材を傾けた際に生じる比重差と粘度に基づく発泡ビーズの浮上動作速度を所望の範囲に制御していることを特徴とする発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 流動性パラフィンやプロピレングリコールの粘度が37.8℃において20平方mm/秒〜30平方mm/秒であり、発泡ビーズのサイズが直径で0.3mm〜1mmとされていることから、立体部材における発泡ビーズの浮上動作速度が2mm/秒〜4mm/秒の範囲で任意に制御可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 立体部材が柔軟性素材により形成された容器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 立体部材が硬質性素材により形成されたものであり、発泡ビーズの浮上動作を制御する調整手段をも備えたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性容器。
- 発泡ビーズの浮上動作を物理的に制御する調整手段を立体部材内に設置することで発泡ビーズの浮上動作に多様な変化を与え得るようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 立体部材の透明部を通して観察できる背景部分に色彩や絵柄模様を施しており、発泡ビーズの浮上動作によって該背景部分が隠されることにより、観察される色彩や絵柄模様が変化することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 立体部材が小物入れやビニールポーチ、筆入れ、チューインガムケース、キーホルダー用マスコット類、シール、柔軟性素材により形成されたペットボトルカバー、店舗・ドア用サインなどに応用されていることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 立体部材が印鑑ホルダーやキーホルダー、ボールペン、シャープペンシル、キーライト、キーホルダーなどに応用されていることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 流動性パラフィンやプロピレングリコールに透明性の着色を施していることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- サイズや比重に差のある発泡ビーズを混在させることで立体部材内での浮上動作に変化を付けたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
- 比重差と粘度により流動性パラフィンやプロピレングリコール内を沈降動作する素材をも中に入れていることを特徴とする請求項1〜請求項10の何れか1つに記載の発泡ビーズの動きを利用した装飾性立体部材。
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2006
- 2006-07-22 JP JP2006222779A patent/JP2008023297A/ja active Pending
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