JP2008021384A - ディスク供給装置及びディスク供給方法 - Google Patents

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将隆 栗田
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Abstract

【課題】光ピックアップの検査作業に係る作業工数を短縮しコストを削減する。
【解決手段】ディスク供給装置を備えた光ピックアップ検査装置1は、被検査光ピックアップ2と、信号処理部3と、ディスク供給装置としてのディスク供給部4及びディスク移動部5と、制御部6とを備えている。ディスク供給部4は、各光ディスクについてそれぞれの検査工程に際して連続的にスピンドルに対して供給すると共に、検査完了後にスピンドルから引き上げる。ディスク移動部5は、各光ディスクについてディスク供給部4により供給された所定位置から被検査光ピックアップ2の検査位置まで精度良く搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップの特性を実際の光ディスクを用いて検査する光ピックアップ検査装置に対して光ディスクを供給するディスク供給装置及びディスク供給方法に関し、特に検査作業に係る全体の作業工数を短縮しコストを削減することができるディスク供給装置及びディスク供給方法に関する。
近年、複数種類の光ディスクを一つの光ピックアップで読み書きする技術が普及し、これに伴い光ピックアップの検査工程においては、数種類の検査用ディスクを光ピックアップ上で回転させて、光ピックアップの特性が所定の範囲内にあるか否かを検査することが行われている。このような光ピックアップ検査装置は、例えば、つぎのように検査をおこなっている。
即ち、光ピックアップ検査装置は、光ディスクを一定回転させた状態で信号切替スイッチによりフォーカスエラーアンプの出力をフォーカスドライバアンプに印加し、光ディスクが回転により上下に位置変動したずれ量を光ディスクの回転位置に対応したフレームメモリ位置に記憶させる。次に、信号切替スイッチを加算器の信号側に切り替え、フレームメモリに記憶された光ディスクの回転位置に対応する位置変動のずれ量とランプ信号発生回路の信号出力の和をフォーカスドライバアンプに印加する。
そして、光ピックアップ検査装置は、ランプ信号発生回路のランプ信号と光ピックアップから出力されフォーカスエラーアンプにより増幅されたフォーカスエラー信号とによってフォーカスエラー特性を得ることで、簡単な回路で精度良く光ピックアップの検査を行うことができるとされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−306006号公報
しかしながら、上述した従来の光ピックアップ検査装置では、一つの光ピックアップを検査するに際して複数種類の光ディスクに対して検査を行う場合、一台の光ピックアップ検査装置において複数種類の光ディスクをその都度交換して検査を行ったり、複数種類の光ピックアップ検査装置を用意して一つの光ピックアップをそれぞれの検査装置に適用して検査を行ったりする必要があった。
このため、前者の場合は、光ディスクとこの光ディスクを回転させるスピンドルとの回転偏芯寸法を所定の寸法に維持しつつ光ディスクを交換しなければならないため、ディスク交換作業に偏芯寸法調整という工程が入ってしまい、検査作業に係る作業工数が増えてしまうと共に作業時間が長引いてしまうという問題がある。また、後者の場合は、光ピックアップ検査装置の台数が光ディスクの種類分必要となると共に光ピックアップの着脱作業が必要となるため、コストアップに繋がってしまうと共に前者の場合と同様に作業工数が増えてしまうという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、光ピックアップの検査作業に係る作業工数を短縮しコストを削減することができるディスク供給装置及びディスク供給方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップ検査装置は、複数種類の光ディスクに対する情報の読み書きを行う光ピックアップの特性を検査する光ピックアップ検査装置であって、前記光ディスクの中心孔にそれぞれ偏芯量が調整された上で取り付けられたハブと係合し、所定の回転軸を中心として回動する回転アームを複数有し、これらの回転アームを円周方向に回動させると共に垂直方向に移動させて前記光ディスクを前記ハブと嵌合するスピンドルに対して供給するディスク供給手段と、前記ディスク供給手段によって前記ハブと共に前記スピンドルに供給された前記光ディスクを、前記スピンドルごと被検査光ピックアップの検査位置に対して移動させるディスク移動手段と、を備えることを特徴とする。
また、ディスク供給手段は、複数の回転アームにそれぞれ取り付けられた光ディスクのうち、全ての光ディスクのそれぞれについて、回転アームを回動させてハブを所定位置のスピンドル上に配置した後、回転アームを下方に移動させてハブとの係合状態を解除すると共にハブとスピンドルとを嵌合させて光ディスクをスピンドルに対して供給する供給動作と、回転アームの配置状態を保持したまま検査完了後にディスク移動手段によって検査位置から所定位置へスピンドルが移動された後に、回転アームを上方に移動させてハブとスピンドルとの嵌合状態を解除すると共にハブと回転アームとを係合させて光ディスクをスピンドルから引き上げる引上動作とを連続的に行う。
また、回転アームは、例えばアーム先端部にハブと係合するU字状に形成されたハブ係合部を有する。また、ハブは、光ディスクの中心孔に挿入されるハブ芯金に対し、光ディスクをハブ芯金と共にクランプするディスククランパが光ディスクの板厚方向に摺動可能に形成されている。ハブは、例えばハブ芯金とディスククランパとによって光ディスクを板厚方向に挟み込んだ状態で光ディスクの中心孔に取り付けられており、スピンドルに対して直接嵌合されるものである。
更に、スピンドルは、ハブとの嵌合部に、当該ハブとの嵌合方向に向かって外周径が小さくなるように形成されたテーパ部を有する。また、ハブは、ハブ芯金におけるスピンドルとの嵌合部に、当該スピンドルとの嵌合方向に向かって内周径が大きくなるように形成されたテーパ面を有する。
本発明に係るディスク供給方法は、複数種類の光ディスクに対する情報の読み書きを行う光ピックアップの特性を検査する光ピックアップ検査装置に対して前記光ディスクを供給するディスク供給方法であって、前記光ディスクの中心孔にそれぞれ偏芯量が調整された上で取り付けられたハブを複数の回転アームにそれぞれ係合し、これらの回転アームを円周方向に回動させると共に垂直方向に移動させて前記ハブと嵌合するスピンドルに対して前記光ディスクを取り付ける取付工程と、前記取付工程によって前記スピンドルに対して取り付けられた前記光ディスクを、前記スピンドルと共に被検査光ピックアップの検査位置に対して移動する移動工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ディスク供給手段によって、予めハブにより偏芯量が調整された種々の光ディスクをそれぞれの検査工程に際してスピンドルに対して供給し、ディスク移動手段によって、所定位置で供給された光ディスクをスピンドルごと被検査光ピックアップの検査位置へ自動的に移動させると共に、検査完了後に光ディスクをスピンドルと共に検査位置から所定位置へ自動的に移動させ、ディスク供給手段によって光ディスクをスピンドルから引き上げることを連続的に行って光ピックアップの検査に用いる光ディスクを供給することができる。このため、このディスク供給装置によって、複数種類の光ディスクを一つの光ピックアップ検査装置に対して連続的に供給することができ、光ピックアップの検査作業全体の工数の短縮を実現することができると共にコストの削減を図ることが可能となる。
また、本発明によれば、回転アームの先端部にU字状のハブ係合部が設けられているため、光ディスクに取り付けられスピンドルに嵌合されたハブと回転アームとの着脱を容易に行うことが可能となる。また、本発明によれば、ハブのディスククランパがハブ芯金に対して光ディスクの板厚方向に摺動することができるため、寸法精度の異なる光ディスクに対して同一のハブによってクランプすることが可能となる。また、本発明によれば、ハブが、ハブ芯金とディスククランパとによって光ディスクを板厚方向に挟み込んだ状態で光ディスクの中心孔に取り付けられており、スピンドルに対して直接嵌合されるため、光ディスク板面の平坦度などの製造精度にかかわらず、良好に光ディスクを供給することができる。更に、本発明によれば、スピンドルのハブとの嵌合部に、嵌合方向に向かって外周径が小さくなるように形成されたテーパ部が設けられているため、光ディスクの中心とスピンドルの中心との偏芯寸法を所定の寸法に保った状態で光ディスクを回転させて光ピックアップの検査を行うことが可能となる。なお、この場合、ハブのハブ芯金におけるスピンドルとの嵌合部に、嵌合方向に向かって内周径が大きくなるように形成されたテーパ面を設ければ、更に良好に上述した偏芯寸法を所定の寸法に保った状態で検査を行うことが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスク供給装置を備えた光ピックアップ検査装置の機能的構成を示すブロック図である。図2は、この光ピックアップ検査装置の一部を示す上面図である。また、図3は、この光ピックアップ検査装置の一部を示す正面図である。図4は、この光ピックアップ検査装置の一部を示す背面図である。
図1に示すように、光ピックアップ検査装置1は、被検査光ピックアップ2と、信号処理部3と、ディスク供給装置としてのディスク供給部4及びディスク移動部5と、制御部6とを備えて構成されている。被検査光ピックアップ2は、例えばCDやDVDなどの複数種類の光ディスク(以下、「各光ディスク」と呼ぶ。)を読み書きすることができるレーザダイオードや受光素子などの光学部品を備えている。この被検査光ピックアップ2は、光ピックアップ検査装置1によって、各光学部品の製造精度や各光ディスクからの信号検出精度などが検査される光ピックアップである。
信号処理部3は、被検査光ピックアップ2からの出力信号を入力してサーボエラー信号などを検出するアンプや、A/D変換器及びD/A変換器などを備えている。また、信号処理部3は、図示しない光ピックアップ位置センサなどからの検出信号に基づいて、被検査光ピックアップ2の駆動を制御する制御信号を生成し、後述する制御部6に出力する。この信号処理部3は、光ピックアップ検査装置1における各種信号の処理を行う。
ディスク供給装置のディスク供給部4は、各光ディスクに取り付けられたハブと係合し、所定の中心軸を中心として円周方向に回動すると共に垂直方向に移動して、ハブと嵌合するスピンドルに対して各光ディスクを供給すると共に各光ディスクをスピンドルから引き上げるための後述する複数の回転アームと、これらの回転アームを駆動するアーム駆動部とを備えている。このディスク供給部4によって、各光ディスクはそれぞれの検査工程に際して連続的にスピンドルに対して供給され、検査完了後にスピンドルから引き上げられる。
ディスク移動部5は、各光ディスクに取り付けられたハブと嵌合すると共にこれら各光ディスクを回転させるスピンドルと、ディスク供給部4の回転アームによってハブと共に所定位置のスピンドルに対して供給された各光ディスクを、スピンドルごと被検査光ピックアップ2の検査位置に対して移動させると共に検査位置から所定位置まで戻すように移動させるスピンドル駆動部とを備えている。このディスク移動部5によって、各光ディスクはディスク供給部4により供給された所定位置から被検査光ピックアップ2の検査位置まで精度良く運ばれる。
制御部6は、信号処理部3からの出力信号に基づいて、ディスク供給部4及びディスク移動部5の動作を制御すると共に、光ピックアップ検査装置1の全体を制御するCPUやROM、RAMなどのメモリを備えて構成されている。また、図示は省略するが、制御部6は、信号処理部3からの被検査光ピックアップ2を駆動するための制御信号に基づいて、被検査光ピックアップ2の動作を制御する。この制御部6によって制御されるディスク供給部4及びディスク移動部5からなるディスク供給装置を備えた光ピックアップ検査装置1は、具体的には次のように構成されている。
図2〜図4に示すように、光ピックアップ検査装置1は、ディスク供給部4として、例えば回転軸22を中心として半径方向に等間隔で放射状に延びる形状で形成された3つの回転アーム20と、これら回転アーム20を垂直方向に上下動させるステッピングモータ7と、これら回転アーム20を回転軸22を中心として円周方向に回動させるステッピングモータ9とを備えて構成されている。
各回転アーム20は、そのアーム先端部に、複数種類の光ディスク90にそれぞれ取り付けられた後述するハブ30と係合するU字状に形成されたハブ係合部21をそれぞれ備えている。また、各回転アーム20は、光ピックアップ検査装置1に備えられた制御部6としての制御回路50によって、フォトセンサ8からの検出信号によりその上下位置が認識されると共に、フォトセンサ10からの検出信号によりその回転位置が認識される。なお、各回転アーム20は、電源回路遮断時にこれら回転アーム20が落下することを防止するためのコイルバネ13によって、上方に付勢されている。
ここで、制御回路50は、光ピックアップ検査装置1全体の動作を制御する。また、制御回路50は、光ピックアップ検査装置1に備えられた反射センサ11からの検出信号によって、各回転アーム20を回動させた時に、各回転アーム20に光ディスク90が備えられているか否かを判断し、反射センサ12からの検出信号によって、ハブ30と嵌合する後述するスピンドル40に光ディスク90が供給されたか否かを判断する。これにより、制御回路50は、各回転アーム20やスピンドル40を適切に駆動させて光ディスク90を連続的に供給させることが可能となる。
ハブ30は、各光ディスク90の交換作業を簡易化するために、各光ディスク90の中心孔に予めディスクの偏芯量が調整された上で取り付けられている。スピンドル40は、各光ディスク90を被検査光ピックアップ2の検査位置において回転させるための回転軸の役割を担い、スピンドル基台部48上に配置され、このスピンドル基台部48と共にガイドレール49上を、図示しないモータの駆動力によって図2及び図3中矢印で示す方向に移動する。これらハブ30とスピンドル40とは、それぞれの中心点が自動的に合致するような自動調芯機能を備えて構成されている。ハブ30やスピンドル40の構成と回転アーム20及びスピンドル40の動作については後述する。
なお、光ピックアップ検査装置1は、各ステッピングモータ7,9などを制御回路50からのパルス信号によって位置決めするためのモータ用ドライバ14と、スピンドル40上に取り付けられた光ディスク90に対する検査が行われる被検査光ピックアップ2を有するピックアップユニット91とを備え、制御回路50は、外部のモニタやパーソナルコンピュータなどの他の装置との間の通信や、光ピックアップ検査装置1を構成する各構成部への電力供給などを行うポート15を備えている。また、ピックアップユニット91は光ピックアップ検査装置1に対して着脱自在に設けられている。
図5及び図6は、ハブ30とスピンドル40との構成を説明するための断面図である。なお、図5はハブ30とスピンドル40とが嵌合した状態を示し、図6はハブ30とスピンドル40とが離脱した状態を示している。図5及び図6に示すように、ハブ30は、各光ディスク90の中心孔に挿入され光ディスク90を下面側から押えるハブ芯金31と、このハブ芯金31と共に光ディスク90を上面側から押えてクランプするディスククランパ33と、このディスククランパ33の外周側に設けられ、永久磁石などからなるマグネット32が備えられたディスク押え34と、ハブ芯金31及びディスククランパ33をボルト36,37によって一体的に接続するための上蓋35とを備えて構成されている。
なお、ディスク押え34のマグネット32が設けられた部分以外の外周部に対して各回転アーム20のハブ係合部21が嵌り、上蓋35と共に係合することで各光ディスク90は回転アーム20に取り付けられる構造となっている。また、ディスク押え34は、マグネット32と共にディスククランパ33の外周側において上下方向に多少移動することができるように、遊びを持たせて取り付けられている。
また、ディスククランパ33は、光ディスク90の厚さ誤差に対応するために、ハブ芯金31に対して光ディスク90の厚さ方向(即ち、上下方向)に摺動可能に接続されている。このように、ハブ芯金31とディスククランパ33とによって光ディスク90をその板厚方向に挟み込んだ状態でハブ30が光ディスク90の中心孔に取り付けられており、後述するようにスピンドル40に対してハブ30が直接嵌合されるため、光ディスク90板面の平坦度などの製造精度にかかわらず、良好に光ディスク90を供給することができる。また、製造誤差のある光ディスク90に対しても、このハブ30を同様に適用することができ、容易に偏芯量を調整することが可能となる。更に、ハブ芯金31のスピンドル40との嵌合側開口部には、後述するスピンドル40の円錐部44との嵌合方向に向かって徐々に内周径が大きくなるように形成されたテーパ面38が設けられている。
一方、スピンドル40は、回転軸となるスピンドル軸42と、このスピンドル軸42の外周側に取り付けられた円錐部44と、この円錐部44の外周側に設けられたチャッキング部43とを備えて構成されている。円錐部44は、上述したハブ30のハブ芯金31と直接嵌合する部材であり、この円錐部44は、チャッキング部43の凹状内部空間において、コイルバネ41によって上下方向に揺動自在に配設されている。
また、円錐部44のハブ芯金31との嵌合側端部には、上述したテーパ面38と当接するように、ハブ芯金31との嵌合方向に向かって徐々に外周径が小さくなるように形成されたテーパ部47が設けられている。これらテーパ面38及びテーパ部47と、コイルバネ41とにより、光ディスク90の中心とスピンドル軸42の中心との偏芯寸法が所定の寸法内に保たれるため、ディスク偏芯などの精度誤差の少ない検査を実現することが可能となる。また、ハブ30のディスク押え34とスピンドル40のチャッキング部43とは、マグネット32によって良好に吸着され、光ディスク90はスピンドル40に対して確実に取り付けられる。次に、回転アーム20とスピンドル40との動作による光ピックアップ検査工程における光ディスク90の供給動作について説明する。
図7〜図9は、光ディスク90の供給動作を説明するための図である。まず、図7(A)に示すように、光ピックアップ検査装置1の制御回路50によって、ステッピングモータ9を駆動して光ディスク90に取り付けられたハブ30とハブ係合部21が係合した状態の回転アーム20を所定位置に配置されたスピンドル40上に移動させる。そして、ステッピングモータ7を駆動して図中白抜き矢印で示す方向(下方)へ回転アーム20を移動させる。
回転アーム20を下方へ移動させ、ハブ30とスピンドル40とを嵌合させると、自動的に光ディスク90の中心とスピンドル40の中心とが調芯されると共に、図7(B)に示すように、回転アーム20のハブ係合部21とハブ30との係合状態が解除される。その後、制御回路50によって、図示しないモータを駆動して光ディスク90が取り付けられたスピンドル40を図中白抜き矢印で示す方向へ移動させ、ピックアップユニット91の検査位置へ光ディスク90を搬送し、スピンドル軸42を回転させて被検査光ピックアップ2のフォーカスエラー検査やサーボ検査などの各種検査を行う。このとき、回転アーム20は、ハブ30との係合状態が解除された時の配置状態を保持したままとなるように駆動制御される。
各種検査が完了した後、図8に示すように、制御回路50によって、図示しないモータを駆動して光ディスク90が取り付けられたスピンドル40を図中白抜き矢印で示す方向へ移動させ、ピックアップユニット91の検査位置から回転アーム20が配置された所定位置へ光ディスク90を搬送する。そして、図9(A)に示すように、ハブ30と回転アーム20のハブ係合部21とが当接する状態までスピンドル40を戻した後、制御回路50によって、ステッピングモータ7を駆動して図中白抜き矢印で示す方向(上方)へ回転アーム20を移動させる。
回転アーム20を上方へ移動させ、ハブ30とハブ係合部21とを係合させると、図9(B)に示すように、ハブ30とスピンドル40との嵌合状態が解除され光ディスク90が引き上げられて再び回転アーム20に取り付けられる。その後、制御回路50によって、ステッピングモータ9を駆動して光ディスク90が引き上げられた状態の回転アーム20を図中白抜き矢印で示す方向に回動させ、他の光ディスク90が取り付けられた回転アーム20を所定位置に配置されたスピンドル40上に移動させる。
このような動作を各回転アーム20に取り付けられた各光ディスク90の検査工程において連続的に行うことにより、各光ディスク90の交換作業や被検査光ピックアップ2の交換作業などを行うことなく、一つの光ピックアップ検査装置1において複数種類の光ディスク90を用いて被検査光ピックアップ2の検査を行うことが可能となる。これにより、検査作業全体の作業工数や作業時間を短縮することができ、コストの削減を図ることが可能となる。
図10は、ハブ30とスピンドル40との他の構成を説明するための断面図である。図10に示すように、ここでは、光ディスク90を下面側から押えるハブ芯金31が、スピンドル40のチャッキング部43と直接当接するように、光ディスク90を押える部分が光ディスク90の外周側へ広がる形状で形成され、マグネット32がこの広がった部分のチャッキング部43と当接する箇所に設けられている点と、ディスククランパ33およびディスク押え34が一体化されたディスク押え34Aとなっている点とが、上述した構成とは相違している。このようにすれば、光ディスク90の板面の平坦度などの製造精度にかかわらず、比較的製造精度が安定しているハブ30とスピンドル40とを当接させて光ディスク90を間に介さずに直接嵌合させる構造を実現することができる。このため、スピンドル40に対するハブ30の取付再現性が良好で、一定の偏芯寸法内において光ディスク90を回転させて検査を行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態のディスク供給装置を備えた光ピックアップ検査装置1は、外部のモニタやパーソナルコンピュータなどの他の装置と別体構成であるとして説明したが、これらの他の装置を一体的に備えている構成としても良い。また、被検査光ピックアップ2は、CDやDVDの他、HDDVDやBlu-rayDiscなどのいわゆる次世代DVDと呼ばれるものに適用できるものであっても良い。
本発明の一実施形態に係るディスク供給装置を備えた光ピックアップ検査装置の機能的構成を示すブロック図である。 同光ピックアップ検査装置の一部を示す上面図である。 同光ピックアップ検査装置の一部を示す正面図である。 同光ピックアップ検査装置の一部を示す背面図である。 ハブとスピンドルとの構成を説明するための断面図である。 ハブとスピンドルとの構成を説明するための断面図である。 光ディスクの供給動作を説明するための図である。 光ディスクの供給動作を説明するための図である。 光ディスクの供給動作を説明するための図である。 ハブとスピンドルとの他の構成を説明するための断面図である。
符号の説明
1…光ピックアップ検査装置、2…被検査光ピックアップ、3…信号処理部、4…ディスク供給部、5…ディスク移動部、6…制御部、7,9…ステッピングモータ、8,10…フォトセンサ、11,12…反射センサ、13,41…コイルバネ、14…モータ用ドライバ、15…ポート、20…回転アーム、21…ハブ係合部、22…回転軸、30…ハブ、31…ハブ芯金、32…マグネット、33…ディスククランパ、34,34A…ディスク押え、35…上蓋、38…テーパ面、40…スピンドル、42…スピンドル軸、43…チャッキング部、44…円錐部、47…テーパ部

Claims (8)

  1. 複数種類の光ディスクに対する情報の読み書きを行う光ピックアップの特性を検査する光ピックアップ検査装置に対して前記光ディスクを供給するディスク供給装置であって、
    前記光ディスクの中心孔にそれぞれ偏芯量が調整された上で取り付けられたハブと係合し、所定の回転軸を中心として回動する回転アームを複数有し、これらの回転アームを円周方向に回動させると共に垂直方向に移動させて前記光ディスクを前記ハブと嵌合するスピンドルに対して供給するディスク供給手段と、
    前記ディスク供給手段によって前記ハブと共に前記スピンドルに供給された前記光ディスクを、前記スピンドルごと被検査光ピックアップの検査位置に対して移動させるディスク移動手段とを備える
    ことを特徴とするディスク供給装置。
  2. 前記ディスク供給手段は、
    前記複数の回転アームにそれぞれ取り付けられた前記光ディスクのうち、全ての光ディスクのそれぞれについて、
    前記回転アームを回動させて前記ハブを所定位置の前記スピンドル上に配置した後、前記回転アームを下方に移動させて前記ハブとの係合状態を解除すると共に前記ハブと前記スピンドルとを嵌合させて前記光ディスクを前記スピンドルに対して供給する供給動作と、
    前記回転アームの配置状態を保持したまま検査完了後に前記ディスク移動手段によって前記検査位置から前記所定位置へ前記スピンドルが移動された後に、前記回転アームを上方に移動させて前記ハブと前記スピンドルとの嵌合状態を解除すると共に前記ハブと前記回転アームとを係合させて前記光ディスクを前記スピンドルから引き上げる引上動作とを連続的に行う
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク供給装置。
  3. 前記回転アームは、アーム先端部に前記ハブと係合するU字状に形成されたハブ係合部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のディスク供給装置。
  4. 前記ハブは、前記光ディスクの中心孔に挿入されるハブ芯金に対し、前記光ディスクを前記ハブ芯金と共にクランプするディスククランパが前記光ディスクの板厚方向に摺動可能に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載のディスク供給装置。
  5. 前記ハブは、前記ハブ芯金と前記ディスククランパとによって前記光ディスクを前記板厚方向に挟み込んだ状態で前記光ディスクの中心孔に取り付けられており、前記スピンドルに対して直接嵌合されるものであることを特徴とする請求項4記載のディスク供給装置。
  6. 前記スピンドルは、前記ハブとの嵌合部に、当該ハブとの嵌合方向に向かって外周径が小さくなるように形成されたテーパ部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載のディスク供給装置。
  7. 前記ハブは、前記ハブ芯金における前記スピンドルとの嵌合部に、当該スピンドルとの嵌合方向に向かって内周径が大きくなるように形成されたテーパ面を有することを特徴とする請求項6記載のディスク供給装置。
  8. 複数種類の光ディスクに対する情報の読み書きを行う光ピックアップの特性を検査する光ピックアップ検査装置に対して前記光ディスクを供給するディスク供給方法であって、
    前記光ディスクの中心孔にそれぞれ偏芯量が調整された上で取り付けられたハブを複数の回転アームにそれぞれ係合し、これらの回転アームを円周方向に回動させると共に垂直方向に移動させて前記ハブと嵌合するスピンドルに対して前記光ディスクを取り付ける取付工程と、
    前記取付工程によって前記スピンドルに対して取り付けられた前記光ディスクを、前記スピンドルと共に被検査光ピックアップの検査位置に対して移動する移動工程とを含む
    ことを特徴とするディスク供給方法。
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