JP2008020614A - 送電鉄塔の巡視支援方法及び携帯情報端末 - Google Patents

送電鉄塔の巡視支援方法及び携帯情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】送電鉄塔の巡視を効率よく円滑に行えるようにする。
【解決手段】携帯情報端末200に、GPS衛星から送られてくる電波を受信して現在位置を算出するGPS受信部213と、携帯情報端末200の動作モードを、表示装置218に送電鉄塔2に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は表示装置218に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部226とを設け、メモリ212に当日巡視予定の送電鉄塔2の位置を記憶させ、モード切替処理部226が、GPS受信部213によって受信された信号に基づいて算出される現在位置と、記憶している各送電鉄塔2の位置とを比較することにより動作モードを巡視路モード又は鉄塔モードに自動的に切り替えるようにする。
【選択図】図8A

Description

本発明は、送電鉄塔の巡視支援方法及び携帯情報端末に関し、とくに送電鉄塔の巡視を効率よく円滑に行えるようにする技術に関する。
電力会社は、自社が管理する送電鉄塔について巡視を行っている。このような巡視は、通常、平野部や山間部に設置されている送電鉄塔に沿って巡視員が徒歩や車輌で移動することにより行われる。ここで巡視の対象は、送電鉄塔に関するものと、巡視路に関するものとの2つに大別することができる。
特開2005−275188号公報 特開平10−267985号公報 特開2005−278367号公報 角田良明、外1名、"アドホックネットワークの自律分散クラスタリングと階層ルーティング"、2004年4月26日、第17回 回路とシステム、軽井沢ワークショップ
ところで、昨今、このような巡視の簡便化や効率化を目的として、巡視員に携帯情報端末を持たせ、この携帯情報端末を用いて巡視に必要な地図情報や鉄塔情報、巡視路情報等の閲覧や巡視結果の記録等、巡視に関する情報を管理することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
ここで巡視に関する情報の種類及び項目は多岐にわたり、これらを携帯情報端末の液晶ディスプレイなどの表示装置に一度に表示することはできない。このため、巡視員は目的とする情報を表示させるために携帯情報端末に対して小さなボタンやタッチパネルなどによって煩雑なボタン操作や入力操作を強いられ、とくに徒歩で山中などを移動しながら細かい操作をすることは多大な負担となり巡視の妨げとなる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、巡視を効率よく円滑に行うことが可能な送電鉄塔の巡視支援方法及び携帯情報端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための、本発明のうち請求項1に記載の発明は、送電鉄塔の巡視支援方法であって、CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、GPS衛星から送られてくる電波を受信して現在位置を算出するGPS受信部と、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔の位置を記憶させ、前記モード切替処理部が、前記GPS受信部によって受信された信号に基づいて算出される前記現在位置と、記憶している各前記送電鉄塔の位置とを比較することにより前記現在位置から所定距離内に前記巡視予定の送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすることとする。
本発明によれば、GPS受信部によって受信された信号に基づいて算出される現在位置と、記憶している送電鉄塔の位置との関係により、携帯情報端末の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員は煩雑な操作を強いられることなく、携帯情報端末への情報の入力や携帯情報端末を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことが可能となる。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、前記モード切替処理部は、前記現在位置を算出することができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えることとする。
このように、GPS衛星から送られてくる電波を受信できない場合など、現在位置を算出することができない場合には、表示装置に動作モードの選択を促す画面が表示されるので、巡視員は希望する適切な動作モードを手動で選択することができる。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、送電鉄塔の巡視支援方法であって、CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、ICタグに記憶されている識別子を読み出すリーダライタと、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子を記憶させ、前記モード切替処理部が、前記リーダライタによって読み出された前記識別子を、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較することにより識別子が一致する送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすることとする。
このように、本発明によれば、リーダライタによって読み出された識別子が記憶している当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と一致するかどうかに応じて、携帯情報端末の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員は煩雑な操作を強いられることなく、携帯情報端末への情報の入力や携帯情報端末を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことが可能となる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、前記モード切替処理部は、前記識別子を読み出すことができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えることとする。
このように、巡視員が送電鉄塔から離れた場所に居る場合など、識別子を読み出すことができない場合には、表示装置に動作モードの選択を促す画面が表示され、巡視員は希望する適切な動作モードを手動で選択することができる。
本発明のうち請求項5に記載の発明は、送電鉄塔の巡視支援方法であって、CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、送電鉄塔に設けられている無線装置と無線LANによる通信が可能な無線通信インタフェースと、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔に設けられている無線装置の無線LANの端末IDを記憶させ、前記モード切替処理部が、前記無線装置から取得した端末IDを、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較し、前記端末IDが一致する無線装置が存在する場合はさらに前記無線装置から受信した信号の強度を所定値と比較し、所定値未満である場合には当該携帯情報端末の前記動作モードを前記巡視路モードに、所定値以上である場合には当該携帯情報端末の動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすることとする。
このように、本発明によれば、無線装置から取得した端末IDが、記憶している当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と一致するかどうかに応じて、携帯情報端末の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員は煩雑な操作を強いられることなく、携帯情報端末への情報の入力や携帯情報端末を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことが可能となる。
本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、前記モード切替処理部は、前記端末IDを取得することができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えることとする。
このように、巡視員が送電鉄塔から離れた場所に居る場合など、無線装置から端末IDを取得することができない場合には、表示装置に動作モードの選択を促す画面が表示され、巡視員は希望する適切な動作モードを手動で選択することができる。
本発明によれば、送電鉄塔の巡視を効率よく円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面とともに説明する。図1Aに本発明の実施形態として説明する巡視支援システム1の構成を、図1Bに巡視支援システム1を用いて行われる巡視の様子をそれぞれ示している。図1Aに示すように、山間部から市街地に渡って複数の送電鉄塔2が設けられている。各送電鉄塔2に設けてある無線装置100によって無線通信方式のネットワーク(以下、無線通信ネットワーク11と称する。)が構成されている。また市街地には有線通信方式のネットワーク(以下、有線通信ネットワーク12と称する。)が敷設されている。そして無線通信ネットワーク11と有線通信ネットワーク12を含んで通信ネットワーク10が構成されている。
各送電鉄塔2に設けられている無線装置100は、マルチホップ方式による自律分散型のアドホック通信が可能な無線LANのルータ装置である。無線通信ネットワーク11は、各無線装置100が互いにマルチホップ方式によるアドホック通信を行うことによって実現されている。一方、有線通信ネットワーク12は、メタルなどの導体線や光ファイバなどの通信線を用いたネットワークであり、具体的には、インターネット網や電力会社が電力設備の管理目的で独自に敷設しているIP網(IP:Internet Protocol)などである。
無線装置100は、送電鉄塔2の巡視を行う巡視員3によって携帯される携帯情報端末(以下、PDA200(PDA:Personal Digital Assistance)と称する。)との間で無線通信を行う。PDA200には、巡視に関する情報を管理するためのハードウエア及びソフトウエアが実装されている。PDA200は、無線IP電話機の機能を有している。この機能によって、巡視員3は他の巡視員3によって携帯されるPDA200や電力会社の営業所又は事業所等4の担当者と通信ネットワーク10を介して双方向通話をすることができる。
有線通信ネットワーク12には、電力会社の営業者又は事業所4等に設置されているサーバコンピュータ300が接続している。サーバコンピュータ300では、送電鉄塔2の巡視や各種電力業務の運営に用いられる様々なシステムが稼働している。PDA200とサーバコンピュータ300とは、通信ネットワーク10を介して巡視や各種電力業務に関するデータを互いに送受信することができる。またサーバコンピュータ300は、呼制御サーバ350としての機能を有している。さらにサーバコンピュータ300は、IP−PBX400(PBX:Private Branch eXchange)を介して公衆電話網5に接続している。
各送電鉄塔2には、送電鉄塔2ごとに固有の識別子を記憶しているアクティブ型のICタグ6が設けられている。ICタグ6に記憶されている上記識別子は、送電鉄塔2の特定する場合などに適宜PDA200によって読み出される。
図2Aに無線装置100のハードウエア構成を示している。同図に示すように、無線装置100は、CPU111、メモリ112、無線LANによる無線通信を行う無線通信IF113(IF:Inter Face)及びアンテナ114、有線通信ネットワーク12に接続するための有線通信IF115を有している。
図2Bに無線装置100が有する機能を示している。なお、図2Bに示す各機能は、CPU111がメモリ112に記憶されているプログラムを実行することにより実現されている。同図において、無線通信制御部116は、無線通信IF113によって他の無線装置100とマルチホップ方式による自律分散型のアドホック通信を行うことにより前述の無線通信ネットワーク11を構成する。また無線通信制御部116は、無線通信IF113によってPDA200との間で無線通信を行う。なお、マルチホップ方式による自律分散型のアドホック通信のルーティングプロトコルについては、例えば、非特許文献1に記載されているHi−TORA(Temporally Ordered Routing Algorithm)、Hi−AODV(Ad Hoc On-Demand Distance Vector Routing)、Hi−DSR(Dynamic Source Routing)などを用いる。またマルチホップ方式による無線装置100同士の通信可能距離は、隣接する送電鉄塔2間の距離を考慮して、例えば500m程度に設定される。
モバイルIP制御部117は、PDA200の移動時の通信継続性をIPレベル(IP:Internet Protocol)で確保し、IETF(Internet Engineering Task Force)に規定されるモバイルIPに関する機能(IPv4のHA(Home Agent)やFA(Foreign Agent)の機能、又はIPv6のHA(Home Agent)の機能)を提供する。例えば、モバイルIP制御部117は、PDA200から送信されてくる位置登録メッセージ(HoA(Home Address)とCoA(Care of Address)の対応づけ)の受信と、PDA200から送信されてくるHoA宛のパケットの位置登録時に保持したCoAを宛先とするIPinIPカプセル化やその送出を行う。
図3AにPDA200のハードウエア構成を示している。PDA200は、CPU211、メモリ212、GPS衛星(GPS:Global Positioning System)から送られてくる電波を受信するGPS受信部213、現場の状況などを撮影するカメラ214、無線LANによる通信を行う無線通信IF215及びアンテナ216、タッチパネルや操作ボタンなどから操作入力を受け付ける入力装置217、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置218、IP電話に用いられるマイク219、スピーカ220、及びICタグへのデータの書き込み/読み出しを行うリーダライタ251を有している。なお、無線通信IF215は、RSSI(Radio Signal Strength Indicator)回路を有し、これにより受信信号の電界強度を検出することができる。
図3Bに無線装置100が有する機能を示している。なお、図3Bに示す各機能は、CPU211がメモリ212に記憶されているプログラムを実行することにより実現されている。同図において、無線通信制御部221は、無線通信IF215によって無線装置100と無線LANによる無線通信を行う。
モバイルIP制御部222は、モバイルIPに関する機能を提供し、例えばFAからのエージェント広告の受信(Agent Advertisement)及びエージェント広告からのCoAの取得、位置登録メッセージのFAへの送出などを行う。
IP電話制御部223は、マイク219から入力されるアナログ音声信号を符号化する音声符号化、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御プロトコルに準拠した呼制御、暗号化などを行うセキュリティ制御、音声パケットの優先制御や同時通話数制限などにより通話品質を確保するQoS制御などIP電話に関する各種の機能を提供する。
巡視記録システム224は、巡視区の登録や巡視計画の作成、巡視状況の登録など、巡視に関する各種の機能を提供する。巡視記録システム224は、通信ネットワーク10を介して適宜サーバコンピュータ300と通信して各種データの送受信を行う。
画像送信部225は、カメラ214によって撮影された画像や映像を、通信ネットワーク10を介してサーバコンピュータ300に送信する。これにより巡視員3は、巡視途中であっても問題箇所等の画像や映像を営業所又は事業所等4に迅速に送信することができる。
モード切替処理部226は、巡視記録システム224の動作モードの切り替えを行う。動作モードには、送電鉄塔2そのものの点検支援に関する画面を表示するモード(以下、鉄塔モードと称する。)と、巡視路の点検支援に関する画面を表示するモード(以下、巡視路モードと称する。)とがある。図1Bに示すように、モード切替処理部226は、PDA200と送電鉄塔2との間の位置関係に応じて巡視記録システム224の動作モードを自動的に切り替える。例えば、巡視員3が移動することによりPDA200が符号7で示す円内に入った場合は、モード切替処理部226はPDA200の動作モードを自動的に巡視路モードから鉄塔モードに切り替える。一方、逆に巡視員3が移動することによりPDA200が符号7で示す円の外に出た場合は、モード切替処理部226はPDA200の動作モードを自動的に鉄塔モードから巡視路モードに切り替える。
図4Aにサーバコンピュータ300のハードウエア構成を示している。サーバコンピュータ300は、CPU311、メモリ312、ハードディスク313、キーボードやマウスなどの入力装置314、液晶ディスプレイなどの表示装置315、有線通信ネットワークに接続するための通信インタフェース316を有している。
図4Bにサーバコンピュータ300において動作する各種のシステムを示している。同図において、送電線巡視支援システム321は、送電線の巡視を支援するための様々な情報の管理や情報提供を行う。送電線設備管理システム322は、鉄塔、がいし、電線、架空地線などの各種送電設備の管理に関する情報の管理や情報提供を行う。作業調整支援システム323は、送電設備に関して行われる各種作業に関する情報の管理や情報提供を行う。
位置検索システム324は、PDA200ごとに付与されている識別子と、IP電話における位置登録情報との対応づけを呼制御サーバ350から取得して、取得した対応づけに基づいてPDA200の現在位置を表示装置315に表示する。これにより営業所又は事業所等4の担当者は、巡視員3の現在位置をリアルタイムに把握することができる。
サーバコンピュータ300には図4Cに示すデータベースが存在する。このうち巡視支援データベース331には、鉄塔情報(鉄塔名=線路名+線路番号、鉄塔の緯度/経度、鉄塔の所在地の住所、鉄塔ID、保守担当箇所など)、巡視路情報(鉄塔名=線路名+線路番号、巡視路ルートなど)、地図データ(鉄塔・巡視路があるエリアの縮尺 1/2,500、1/25,000、1/50,000,1/200,000の電子地図など)、過去の巡視結果(前回までの巡視結果、異常箇所、巡視者、巡視日など)、巡視区間情報(巡視区間名、鉄塔番号、鉄塔ID、保守担当箇所など)などの送電線巡視支援システム321の機能に関するデータが管理されている。
設備管理データベース332には、鉄塔情報(鉄塔名=線路名+線路番号、鉄塔の緯度/経度、鉄塔の所在地の住所、高さ、建設年月日、型式、鉄塔ID、電圧階級、保守担当箇所など)、がいし情報(種類、個数、アークホーン有無、差絶縁の有無など)、電線情報(電線種類、太さ、導体数、径間長など)、架空地線情報(電線種類、太さ、導体数、径間長など)などの送電線設備管理システム322の機能に関するデータが管理されている。
作業調整支援データベース333には、作業調整支援データベース333には、作業要求情報(作業要求番号、作業要求件名、作業要求日時、作業要求場所、作業要求内容、担当者名、連絡先、作業要求箇所名、停電範囲、供給支障電力、決定日時など)、設備情報(設備構成計画、発電機並列計画、潮流=負荷電流など)などの作業調整支援システム323の機能に関するデータが管理されている。
鉄塔用地・送電線下地役権データベース334には、鉄塔用地情報(鉄塔名=線路名+線路番号、住所、面積、境界データ、鉄塔ID、保守担当箇所など)、線路経間情報(鉄塔名=線路名+線路番号、住所、径間長など)、鉄塔用地・送電線下地役権利者情報(権利者名、連絡先など)などのデータが管理されている。
巡視員3は、PDA200を利用して、サーバコンピュータ300において管理されるこれらのデータベースの内容を通信ネットワーク10を介してサーバコンピュータ300にアクセスすることにより適宜参照することができ、また適宜データベースの内容を更新することができる。
<送電線巡視支援システム>
次にサーバコンピュータ300によって提供される機能の一例として、送電線巡視支援システム321について具体的に説明する。送電線巡視支援システム321は、巡視員3による送電線の巡視に関する情報を、PDA200で動作する巡視記録システム224と連携することによって管理する。送電線巡視支援システム321は、設備管理データベース332に管理される情報(以下、設備情報と称する。)の修正、巡視区の登録、巡視計画の作成、通信ネットワーク10を介したPDA200への巡視データの送信、通信ネットワーク10を介したPDA200からの巡視結果の受信、通信ネットワーク10を介したPDA200への各種情報提供などの機能を提供する。一方、PDA200側の巡視記録システム224は、上記巡視データの受信、上記巡視結果のサーバコンピュータ300への送信、上記情報の受信などの機能を提供する。
図5Aは、送電線巡視支援システム321によってサーバコンピュータ300の表示装置315に表示されるメニュー画面510である。同図に示すように、メニュー画面510の右側にはマスタメンテナンスに関するボタン群が設けられている。このうちの巡視パターンの作成513を選択すると、図5Bに示す巡視パターン作成画面520が表示装置315に表示される。
図5Bに示す巡視パターン作成画面520の巡視パターンの欄521には、設定済の巡視パターンが表示される。巡視パターンの欄521の下部にある3つのボタン522,523,524のそれぞれを選択することで、巡視パターンの追加や巡視パターン名の変更、巡視パターンの削除などを行うことができる。巡視パターン作成画面520の巡視記録項目の欄525には、巡視記録項目(機器区分、チェック箇所、チェック内容等)が一覧表示される。巡視記録項目の欄525では、各巡視パターンについての巡視記録項目を設定することができる。
図5Aのメニュー画面510のマスタメンテナンスに関するボタンのうち、巡視記録項目の登録514を選択すると、図5Cに示す巡視記録項目の登録画面530が表示される。巡視記録項目の登録画面530では、巡視パターンごと設備ごとに、どのようなチェックが必要であるのかを登録することができる。具体的には送電線の欄531で送電線を選択し、支持物の欄532で支持物を選択し、巡視記録項目533に表示されている項目のうち不要な巡視記録項目に「×」を設定する。
巡視記録項目の登録画面530の巡視パターンの登録534を選択すると、図5Dに示す巡視パターン登録画面540が表示される。巡視パターン登録画面540では、設備に対する巡視パターン及び巡視記録項目の初期登録を行う。具体的には、送電線の欄541で送電線を選択し、設備の欄542で設備(複数指定可能)を選択し、巡視パターンの欄543で巡視パターンを選択した後、巡視パターンを登録544を選択すると、巡視記録項目の欄545に巡視記録項目が表示される。
図5Aのメニュー画面のマスタメンテナンスに関するボタンのうち巡視区の登録515を選択すると、図5Eに示す巡視区の設定画面550が表示される。巡視区を新規に作成する場合には、巡視区の設定画面550の追加551を選択して巡視区名を登録し、設備一覧の欄552から送電線を、支持物の欄553から支持物を選択し、対象に追加554を選択する。巡視区の設定画面550では、巡視対象に別の送電線の設備を含めることもできる。また巡視順の変更を行うこともできる。巡視区から支持物を削除したい場合には、対象から削除555を選択する。巡視区に支持物を追加したい場合には、支持物の欄553ら支持物を選択し、対象に追加554を選択する。
図5Aのメニュー画面510のマスタメンテナンスに関するボタンのうち、区間データ(自)の修正516を選択すると、図5Fに示す区間データ(自)の修正画面560が表示される。区間データ(自)の修正画面560の送電線の欄561で送電線を選択し、支持物の欄562で支持物を選択し、区間の欄563に区間を入力した後、登録564を選択すると巡視区間データを修正することができる。
図5Aのメニュー画面510の巡視記録の作成・表示517を選択すると、図5Gに示す巡視記録の作成・表示画面570が表示される。巡視計画を作成する場合には、巡視区の欄571で巡視区を選択し、巡視日の欄572で巡視日を、巡視員の欄573で巡視員をそれぞれ入力し、巡視計画の作成574を選択する。作成された巡視計画は巡視履歴の欄575に計画として表示される。巡視計画や巡視記録を削除したい場合には、巡視区の欄571から削除したい巡視区を、巡視履歴の欄575から巡視履歴を、支持物の欄576から支持物を選択し、巡視記録の削除(巡視日単位)577を選択する。また過去の巡視履歴を参照又は修正したい場合には、巡視区の欄571から削除したい巡視区を、巡視履歴の欄575から巡視履歴を、支持物の欄576から支持物をそれぞれ選択すると、巡視項目の欄578に巡視結果が表示される。この時、巡視項目の欄578の内容を修正することもできる。
図5Aのメニュー画面510の巡視用データの送信518を選択すると、図5Hに示す、PDAへのデータ送信画面580が表示される。このPDAへのデータ送信画面580は、サーバコンピュータ300において管理されているデータをPDA200に転送する際に利用される。具体的には、巡視区の欄581から巡視区を、送信ファイルの欄582から送信するファイルを、ウェイポイントの欄583からウェイポイントを選択し、巡視用データの送信584を選択すると、選択された内容に対応するデータがPDA200に転送される。
なお、サーバコンピュータ300からPDA200へのデータの転送は、PDA200の無線通信IF215とサーバコンピュータ300の通信インタフェース316との間で直接に行うことができる。またデータ転送は、PDA200が無線装置100と通信することにより、通信ネットワーク10を介して行うこともできる。従って、例えば、巡視員3は、現場に(巡視対象となる送電鉄塔2の側など)居ながらにして、最新のデータをいつでもサーバコンピュータ300から受信することができる。
図5Aのメニュー画面510の巡視結果の取込み519を選択すると、図5Iに示すPDAからのデータ受信画面590が表示される。このPDAからのデータ受信画面590では、PDA200に格納されているデータをサーバコンピュータ300に取込むことができる。サーバコンピュータ300とPDA200が通信可能に接続されている場合、PDAからのデータ受信画面590の巡視記録の欄591にPDA200に格納されている巡視記録が、ウェイポイント(地点登録)の欄592にはPDA200に格納されているウェイポイントが、トラック(移動軌跡)の欄593には移動軌跡がそれぞれ表示される。PDAからのデータ受信画面590におけるデータの取込みを選択すると、サーバコンピュータ300には上記選択されたウェイポイント(地点登録)及びトラック(移動軌跡)がサーバコンピュータ300に転送される。なお、ファイルの参照(ウェイポイント)594、ファイル参照(トラック)595を選択すると、サーバコンピュータ300に格納されているファイルの内容を確認することができる。
PDA200からサーバコンピュータ300へのデータの転送は、PDA200の無線通信IF215とサーバコンピュータ300の通信インタフェース316との間で直接行うことができる他、PDA200が無線装置100と通信することにより、通信ネットワーク10を介して転送することもできる。このため、巡視員3は、現場において巡視記録をいつでもサーバコンピュータ300に転送することができる。またサーバコンピュータ300側に電力会社の社員等は巡視状況をリアルタイムに把握することができる。
<巡視記録システム>
次にPDA200側で動作する巡視記録システム224の機能について具体的に説明する。図6Aは巡視記録システム224によってPDA200の表示装置218に表示される業務メニュー画面600である。この画面の巡視記録610を選択すると、巡視記録システム224が起動し、図6Bに示す巡視区・設備の選択画面620が表示される。巡視区・設備の選択画面620において巡視区621を選択すると、設備一覧の表示欄622に選択された巡視区についての設備一覧及び点検日が表示される。表示されている設備一覧から設備の一つを選択すると、図6Cに示す巡視記録の入力画面630が表示される。巡視記録の入力画面630において、記録したい項目を選択し、株式会社に表示されているボタン632のうちの一つを選択すると、記録項目631の左側に巡視結果(○、△、×、□)が表示される。図6Cに表示されているツリーの第2階層633を選択し、下部に表示されているボタン632の一つを選択すると、第2階層633以下にある記録項目の全てに巡視結果(○、△、×、□)が一括登録される。
なお、巡視結果(○、△、×、□)として○×以外を選択した場合には、図6Dに示すように画面に文字入力欄634が表示され、記録項目に対応づけて情報を入力することができる。また巡視記録の入力画面630で記録項目を選択し、下部のコメント635を選択すると、図6Eに示すコメント入力画面640が表示される。コメント入力画面640のコメント入力欄641にコメントを入力してOKを選択すると、入力されたコメントがメモリ212に記録される。なお、これらの情報やコメントは、通信ネットワーク10を介してPDA200からサーバコンピュータ300に転送することができる。
図6Cに示す巡視記録の入力画面630において、位置登録636を選択すると、図6Fに示すウェイポイント登録画面650が表示される。ウェイポイント登録画面650には、GPS受信部213によって取得された現在位置情報(緯度、経度、高度)651、及び現在日時652が自動的に表示される。ウェイポイント登録画面650の名称の欄653には、巡視対象となる送電鉄塔2の名称が自動的に表示される。OK654を選択すると現在位置がウェイポイントとしてメモリ212に記憶される。
図6Cに示す巡視記録の入力画面630において、前回参照637を選択すると、図6Gに示す前回の巡視結果表示画面660が表示される。前回の巡視結果表示画面660のコピー661を選択すると、前回の記録結果を今回の入力用に利用することができる。また巡視記録の入力画面630においてコメントが登録されている点検項目(巡視結果が○以外のもの)を選択すると、図6Hに示すように、選択された点検項目について記録されているコメントが表示装置218に表示される。
図6Aの業務メニュー画面600において、地図611を選択すると、地図の表示を行うアプリケーションが起動して、図6Iに示す地図画面670が表示される。地図画面670には、PDA200が存在している現在位置が常に画面の中心に位置するように地図が表示される。地図画面670の上部には現在の緯度経度671、及び移動速度672が表示される。移動速度672はGPS受信部213から出力される情報に基づいて算出される。地図画面670の下部には、画面の横幅分の距離673が表示される。地図の縮尺を変更する場合には、図6Aの業務メニュー画面600の広域612、詳細613を選択する。地図を拡大/縮小表示する場合には、その下の倍率の欄614(100%、150%、200%)を選択する。
図6Iに示す地図画面670には、ウェイポイント、巡視ルート、巡視軌跡などを示す図案が表示されている。地図画面670に表示されるこれらの情報は、図6Aの業務メニュー画面に用意されているメニューを選択して入力する。図6Jは、図6Aの業務メニュー画面600において鉄塔情報読込615が選択された場合にPDA200の表示装置218に表示される鉄塔情報読込画面680である。この画面に一覧表示されている鉄塔情報681の一つを選択すると、その鉄塔情報681が地図画面670に表示される。
図6Kは、図6Aの業務メニュー画面600において巡視ルート読込616が選択された場合に表示装置218に表示される巡視ルート読込画面685である。この画面に一覧表示されている巡視ルート686の一つを選択すると、選択された巡視ルート686が地図画面670に表示される。図6Lは、地点(ウェイポイント)読込が選択された場合に表示装置218に表示される地点(ウェイポイント)読込画面690である。地点(ウェイポイント)読込画面690に一覧表示されているウェイポイント691の一つを選択すると、選択されたウェイポイントが地図画面に表示される。
このように、巡視員3は、PDA200を利用して、巡視に関する情報を記録したり参照したりすることができる。また必要な場合には、送電鉄塔2に設置されている無線装置100を介してサーバコンピュータ300にアクセスし、サーバコンピュータ300にデータをアップロードしたり、サーバコンピュータ300からデータをダウンロードしたりすることができる。このため、巡視員3は、営業所又は事業所等4の担当者にリアルタイムに巡視の状況を報告することができる。またサーバコンピュータ300で管理されている最新の情報に基づいて巡視を遂行することができる。
==動作モードの切替処理==
前述したようにモード切替処理部226は、PDA200と送電鉄塔2との位置関係に応じてPDA200の動作モードの切り替えを行う。ここではモード切替処理部226によって行われる動作モードの切り替え処理について説明する。図7Aに巡視路モードでの動作中にPDA200の表示装置218に表示される画面の一例を示している。同図に示す画面は巡視路モードにおける巡視記録の入力画面630であり、巡視路に関する巡視項目(巡視路の崩壊はないか、巡視路への風倒木・鋤入れ(除草)の必要性、巡視路橋は安全に通行できるか、巡視路道標はよいか等)が表示されている。また図7Bに鉄塔モードでの動作中に表示装置218に表示される画面の一例を示している。同図に示す画面は、鉄塔モードにおける巡視記録の入力画面630であり、線路全般(他工作物、接近樹木、巡視路等)、敷地・基礎(基礎等)に関する巡視項目が表示されている。
<第1実施例>
まず第1実施例として、GPS受信部213の信号を利用した動作モードの切替処理について図8Aに示すフローチャートとともに説明する。同図において、S711では、GPS受信部213がGPS衛星から送られてくる信号(以下、GPS信号という。)を受信している。続くS712では、モード切替処理部226が、GPS信号に基づいて現在位置を算出している。S713では、モード切替処理部226が、現在位置と当日巡視予定の全ての送電鉄塔2の位置とを比較している。なお、当日巡視予定の全ての送電鉄塔2の位置は、巡視記録システム224によってサーバコンピュータ300からダウンロードされてメモリ212に格納されている。
S714では、モード切替処理部226が、現在位置から所定距離内(例えば、緯度又は経度の差が2秒(60m)以内)に巡視予定の送電鉄塔2が存在するか否かを判断している。ここで現在位置から所定距離内に巡視予定の送電鉄塔2が存在しない場合には、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、巡視路モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが巡視路モードに切り替わる(S715)。一方、現在位置から所定距離内に巡視予定の送電鉄塔2が存在する場合には、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、鉄塔モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが鉄塔モードに切り替わる(S716)。
以上の第1実施例によれば、GPS受信部213によって受信された信号に基づいて算出される現在位置と、記憶している送電鉄塔の位置との関係により、PDA200の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員3は、細かいボタン操作や入力操作など煩雑な作業をすることなく、PDA200への情報の入力やPDA200を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことができる。
<第2実施例>
次に、第2実施例としてリーダライタ251を用いた動作モードの切替処理について説明する。図8Bにリーダライタ251を用いた動作モードの切替処理を説明するフローチャートを示している。まずS721では、モード切替処理部226が、リーダライタ251によってICタグに記憶されている識別子が読み出されたかどうかを判断している。ここでICタグに記憶されている識別子が読み出された場合には(S721:YES)、S722に進む。S722では、モード切替処理部226が、読み出した識別子を当日巡視予定の全ての送電鉄塔2の識別子と比較している。ここで当日巡視予定の全ての送電鉄塔2の識別子は、巡視記録システム224によってサーバコンピュータ300からダウンロードされてメモリ212に格納されている。
S723では、モード切替処理部226が、識別子が一致する送電鉄塔2が存在するか否かを判断している。ここで識別子が一致する送電鉄塔2が存在しない場合には、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、巡視路モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが巡視路モードに切り替わる(S724)。一方、識別子が一致する識別子の送電鉄塔2が存在する場合には、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、鉄塔モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが鉄塔モードに切り替わる(S725)。
以上の第2実施例によれば、リーダライタ251によって読み出された識別子が記憶している当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と一致するかどうかに応じて、PDA200の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員3は、細かいボタン操作や入力操作など煩雑な作業をすることなく、PDA200への情報の入力やPDA200を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことができる。
<第3実施例>
次に、第3実施例として無線装置100から受信した端末IDを用いた動作モードの切替処理について説明する。図8Cに第3実施例の切替処理を説明するフローチャートを示している。まずS731では、モード切替処理部226が、無線通信制御部221が無線装置100と通信可能な状態にあるかどうかを判断している。ここで通信可能な状態にある場合には(S731:YES)、S732に進む。S732では、モード切替処理部226が、無線装置100から受信した端末IDであるSSID(Service Set IDentifier)を当日巡視予定の全ての送電鉄塔に設けられている無線装置100のSSIDと比較している。ここで当日巡視予定の全ての送電鉄塔2に設けられている無線装置100のSSIDは、巡視記録システム224によってサーバコンピュータ300からダウンロードされてメモリ212に格納されている。
S733では、モード切替処理部226が、SSIDが一致する無線装置100が存在するか否かを判断している。ここでSSIDが一致する無線装置100が存在しない場合には、S731に戻る。一方、SSIDが一致する無線装置100が存在する場合には、S734に進む。
S734では、モード切替処理部226は、無線装置100から受信した受信信号の電界強度が所定値以上かどうかを判断している。ここで受信信号の電界強度が所定値(例えば−20dBm)未満である場合には(S734:NO)、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、巡視路モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが巡視路モードに切り替わる(S735)。一方、受信信号の強度が所定値以上である場合には(S734:YES)、モード切替処理部226は、巡視記録システム224に対し、鉄塔モードで動作するように指示する。これにより巡視記録システム224の動作モードが鉄塔モードに切り替わる(S736)。
以上の第3実施例によれば、無線装置100から取得したSSIDが、記憶している当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と一致するかどうかに応じて、PDA200の動作モードが自動的に切り替わる。このため、巡視員3は、細かいボタン操作や入力操作など煩雑な作業をすることなく、PDA200への情報の入力やPDA200を利用した情報の参照を行うことができ、巡視を効率よく円滑に行うことができる。なお、S734において受信信号の電界強度と比較される所定値を変化させることにより、動作モードが切り替わる位置を調節することができる。
ところで、前述の第1実施例において、GPS衛星から送られてくる電波を受信できない場合など、現在位置を算出することができない場合には、PDA200の表示装置218に例えば図9に示す動作モードの選択を促す画面を表示して、巡視員3が入力装置に対して行った操作入力により選択される動作モードに手動で切り替えるようにする。また第2実施例の場合や第3実施例の場合も同様に、ICタグ6から識別子を読み出すことができない場合や端末IDを取得することができない場合には、PDA200の表示装置218に例えば図9に示すような動作モードの選択を促す画面(動作モード選択画面900と称する。)を表示して、巡視員3が入力装置に対して行った操作入力により選択される動作モードに手動で切り替えるようにする。このようにすれば、巡視員は希望する適切な動作モードを手動で選択することができる。
以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施形態として説明する巡視支援システム1の構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視支援システム1を用いて行われる巡視の様子を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する無線装置100のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する無線装置100が有する各種の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するPDA200のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するPDA200が有する各種の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するサーバコンピュータ300のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するサーバコンピュータ300によって提供される各種の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するサーバコンピュータ300において管理される各種のデータベースを示す図である。 本発明の一実施形態として説明する送電線巡視支援システム321がサーバコンピュータ300の表示装置315に表示するメニュー画面510を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視パターン作成画面520を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視記録項目の登録画面530を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視パターン登録画面540を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視区の設定画面550を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する区間データ(自)の修正画面560を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視記録の作成・表示画面570を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するPDAへのデータ送信画面580を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するPDAからのデータ受信画面590を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視記録システム224によってPDA200の表示装置218に表示される業務メニュー画面600を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視区・設備の選択画面620を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視記録の入力画面630を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視記録の入力画面630を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するコメント入力画面640を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するウェイポイント登録画面650を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する前回の巡視結果表示画面660を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する前回の巡視結果表示画面660を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する地図画面670を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する鉄塔情報読込画面680を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視ルート読込画面685を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する点(ウェイポイント)読込画面690を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する巡視路モードでの動作中にPDA200の表示装置218に表示される画面を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する鉄塔モードでの動作中に表示装置218に表示される画面を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するGPS受信部213の信号を利用した動作モードの切替処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明するリーダライタ251を用いた動作モードの切替処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する無線装置100から受信した端末IDを用いた動作モードの切替処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する動作モード選択画面900を示す図である。
符号の説明
1 巡視支援システム
2 送電鉄塔
3 巡視員
4 営業所又は事業所等
10 通信ネットワーク
11 無線通信ネットワーク
12 有線通信ネットワーク
100 無線装置
113 無線通信IF
115 有線通信IF
200 PDA
213 GPS受信部
215 無線通信IF
300 サーバコンピュータ
321 送電線巡視支援システム
331 巡視支援データベース
332 設備管理データベース
350 呼制御サーバ
400 IP−PBX
630 巡視記録の入力画面

Claims (9)

  1. 送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、GPS衛星から送られてくる電波を受信して現在位置を算出するGPS受信部と、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、
    前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔の位置を記憶させ、
    前記モード切替処理部が、前記GPS受信部によって受信された信号に基づいて算出される前記現在位置と、記憶している各前記送電鉄塔の位置とを比較することにより前記現在位置から所定距離内に前記巡視予定の送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  2. 請求項1に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    前記モード切替処理部は、前記現在位置を算出することができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  3. 送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、ICタグに記憶されている識別子を読み出すリーダライタと、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、
    前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子を記憶させ、
    前記モード切替処理部が、前記リーダライタによって読み出された前記識別子を、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較することにより識別子が一致する送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  4. 請求項3に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    前記モード切替処理部は、前記識別子を読み出すことができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  5. 送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置を有する携帯情報端末に、送電鉄塔に設けられている無線装置と無線LANによる通信が可能な無線通信インタフェースと、当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部とを設け、
    前記メモリに当日巡視予定の送電鉄塔に設けられている無線装置の無線LANの端末IDを記憶させ、
    前記モード切替処理部が、前記無線装置から取得した端末IDを、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較し、前記端末IDが一致する無線装置が存在する場合はさらに前記無線装置から受信した信号の強度を所定値と比較し、所定値未満である場合には当該携帯情報端末の前記動作モードを前記巡視路モードに、所定値以上である場合には当該携帯情報端末の動作モードを前記鉄塔モードに切り替えるようにすること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  6. 請求項5に記載の送電鉄塔の巡視支援方法であって、
    前記モード切替処理部は、前記端末IDを取得することができない場合に、前記巡視路モードと前記鉄塔モードのいずれかの選択を促す画面を前記表示装置に表示し、前記動作モードを、前記入力装置に対する操作入力によって選択された動作モードに切り替えること
    を特徴とする送電鉄塔の巡視支援方法。
  7. 送電鉄塔の巡視に用いられる携帯情報端末であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置と、
    GPS衛星から送られてくる電波を受信して現在位置を算出するGPS受信部と、
    当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部と、
    を有し、
    前記メモリには当日巡視予定の送電鉄塔の位置が記憶され、
    前記モード切替処理部は、前記GPS受信部によって受信された信号に基づいて算出される前記現在位置と、記憶している各前記送電鉄塔の位置とを比較することにより前記現在位置から所定距離内に前記巡視予定の送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えること
    を特徴とする携帯情報端末。
  8. 送電鉄塔の巡視に用いられる携帯情報端末であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置と、
    ICタグに記憶されている識別子を読み出すリーダライタと、
    当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部と、
    を有し、
    前記メモリには当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子が記憶され、
    前記モード切替処理部は、前記リーダライタによって読み出された前記識別子を、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較することにより識別子が一致する送電鉄塔が存在するかどうかを判断し、存在しない場合には前記動作モードを前記巡視路モードに、存在する場合には前記動作モードを前記鉄塔モードに切り替えること
    を特徴とする携帯情報端末。
  9. 送電鉄塔の巡視に用いられる携帯情報端末であって、
    CPU、メモリ、入力装置、及び表示装置と、
    送電鉄塔に設けられている無線装置と無線LANによる通信が可能な無線通信インタフェースと、
    当該携帯情報端末の動作モードを、前記表示装置に送電鉄塔に関する情報を表示するモードである鉄塔モード、又は前記表示装置に巡視路に関する情報を表示するモードである巡視路モードのうちのいずれかのモードに切り替えるモード切替処理部と、
    を有し、
    前記メモリには当日巡視予定の送電鉄塔に設けられている無線装置の端末IDが記憶され、
    前記モード切替処理部は、前記無線装置から取得した端末IDを、前記メモリに記憶されている前記当日巡視予定の送電鉄塔に付与されている識別子と比較し、前記端末IDが一致する無線装置が存在する場合にはさらに前記無線装置から受信した信号の強度を所定値と比較し、所定値未満である場合には当該携帯情報端末の前記動作モードを前記巡視路モードに、所定値以上である場合には当該携帯情報端末の動作モードを前記鉄塔モードに切り替えること
    を特徴とする携帯情報端末。

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