JP2008020269A - 排出装置及び二重シュート式組合せ秤 - Google Patents

排出装置及び二重シュート式組合せ秤 Download PDF

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Abstract

【課題】二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適な二重シュート式組合せ秤用の排出装置及び二重シュート式組合せ秤を提供する。
【解決手段】上部に投入口26,36,46を有し底部の一側面側にのみ排出口22,32,42を有する筐体27,37,47、及び筐体27,37,47に揺動自在に装着されて排出口22,32,42を開閉するゲート21,31,41、を有する3個の集合ホッパ20,30,40が、該3個の集合ホッパ20,30,40の投入口26,36,46が3つのシュートの下端にそれぞれ位置し、かつ排出口22,32,42が交互に反対の側面に向くようにして水平方向に一列に連結して構成された本体1と、3個の集合ホッパ20,30,40のうち中央に位置する中央集合ホッパ30のゲート31と両端に位置する一対の両端集合ホッパ20,40のゲート21,41とを独立して開閉駆動可能な駆動機構2と、を有する、
【選択図】図4

Description

本発明は、二重シュート式組合せ秤用の排出装置及び二重シュート式組合せ秤に関する。さらに詳しくは、漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤において、これら3つのシュートの下端に配設されている排出装置及び二重シュート式組合せ秤に関する。
通常、組合せ秤は、計量された被計量物が略自動的に包装されるように包装機が連結されて使用されている。したがって、組合せ秤の計量速度と包装機の包装速度とが等しい場合には、組合せ秤及び包装機同士の処理を同期させることができ、一対の組合せ秤及び包装機による計量及び包装の工程を効率化させることができる。
ここで、近年、包装機の改良が進み、包装速度が高まったことから、組合せ秤の計量速度の向上が求められるようになってきた。組合せ秤の計量速度の向上には、特許文献1及び2に例示されるような二重シュート式組合せ秤を利用することができる。
特許文献1及び2には、漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤が開示されている(特許文献1では、図2及び3の内側シュート10ならびに第1及び第2の外側シュート22、24参照、特許文献2では、図2の内側シュートIB及び外側シュートOA参照)。
また、これら3つのシュートの下端には、それぞれ別個に排出装置が構成されている(特許文献1では図2及び3の内側蓋体16ならびに第1及び第2の外側蓋体34,36参照、特許文献2では、図2のタイミングホッパHA、HB、及び図5の中間ホッパH1〜H3参照)。
このような二重シュート式組合せ秤によれば、一回の計量動作から、複数組の組合せを選択して、内外のシュートにそれぞれ選択された各組の被計量物をほぼ同時に排出し、それぞれシュート下端の排出装置を順次開閉することによって、計量速度を向上させることができる。
実開昭62−30122号公報 特開平8−152353号公報
しかし、特許文献1及び2に示される組合せ秤は、被計量物を2つの排出先に振り分ける構造、つまり、1台の組合せ秤に2台の包装機を連結させる場合に好適な構造である。したがって、特許文献1の内側蓋体及び外側蓋体の位置は離隔しており、1台の包装機に被計量物を供給する場合には、組合せ秤と包装機との接続部において被計量物を包装機の投入口に導く必要がある。すなわち、組合せ秤と包装機との接続部の構造が複雑化すると共に、該接続部において被計量物を移送する移送時間を要し、被計量物の計量から包装までの工程の処理速度の低下につながる。
また、特許文献2の図1及び図2に開示された組合せ秤では、タイミングホッパのゲート同士の干渉を防止するため、タイミングホッパ同士を離隔させる必要があり、特許文献1と同様に、1台の包装機に被計量物を供給する場合における被計量物の計量から包装までの工程の処理速度の向上には改善の余地があった。
さらに、特許文献2の図5に開示された組合せ秤では、中間ホッパは、被計量物をA列のタイミングホッパとB列のタイミングホッパとの2方向へ選択的に排出可能に構成されているので、中間ホッパの構造が複雑であった。また、中間ホッパのゲートの駆動機構同士の干渉を回避させるために、中間ホッパ同士を多少離隔させる必要があった。
加えて、従来は、1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合とで、好適なシュート下端の排出装置の構造が異なっていたので、組合せ秤の汎用性の面において改善の余地があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適な二重シュート式組合せ秤用の排出装置及び二重シュート式組合せ秤を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の本発明の排出装置は、漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤において、これら3つのシュートの下端に構成されている排出装置であって、
上部に投入口を有し底部の一側面側にのみ排出口を有する筐体、及び前記筐体に揺動自在に装着されて前記排出口を開閉するゲート、を有する3個の集合ホッパが、該3個の集合ホッパの投入口が前記3つのシュートの下端にそれぞれ位置し、かつ前記排出口が交互に反対の側面に向くようにして水平方向に一列に連結して構成された本体と、
前記3個の集合ホッパのうち中央に位置する中央集合ホッパの前記ゲートと両端に位置する一対の両端集合ホッパの前記ゲートとを独立して開閉駆動可能な駆動機構と、を有する。
この構成によれば、本発明の排出装置の3つの排出口は1台の包装機の投入口に直接連結することが可能なほど集結して構成されているので、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合には被計量物はより短い経路で包装機に投入される。つまり、被計量物の計量から包装までの処理速度を向上させることが可能である。また、本発明の排出装置の3つの排出口は隣り合う排出口が別の方向に向くように構成されているので、二重シュート式組合せ秤に2台又は3台の包装機を連結する場合には被計量物を各包装機に振り分けて投入することができる。したがって、本発明の排出装置は、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適である。
また、第2の本発明の排出装置は、前記筐体は対向する一対の垂直壁体を有し、
前記一対の垂直壁体が前記排出口の両側を仕切り、前記本体は前記排出口の両側部近傍を除いて前記垂直壁体同士が接触して構成され、かつ、前記ゲートの周縁部の少なくとも一部が前記排出口の両側部近傍の前記垂直壁体に沿うように延伸しているとよい。
この構成によれば、垂直壁体同士を接触させて本体をコンパクトに構成しながら、ゲートの剛性を向上させることができ、かつ排出口からの被計量物の漏出をより抑制することができる。
第3の本発明の排出装置は、前記駆動機構が、前記集合ホッパの連結方向に沿って延びる一対の駆動軸と、該一対の駆動軸をそれぞれ独立して軸回転させる駆動装置と、を有し、
前記3つの集合ホッパの前記ゲートはそれぞれの前記筐体の上部のゲート釣支部に揺動自在に釣支され、
前記中央集合ホッパの前記ゲートは一方の前記駆動軸によって揺動され、一対の前記両端集合ホッパの前記ゲートは他方の前記駆動軸によって連動して揺動されるとよい。
この構成によれば、駆動機構の構造をよりコンパクトにすることが可能となる。
第4の本発明の二重シュート式組合せ秤は、漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤であって、
前記3つのシュートの下端に請求項1の排出装置を備えている。
このように構成すれば、本発明の二重シュート式組合せ秤の3つの排出口は1台の包装機の投入口に直接連結することが可能なほど集結して構成されているので、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合には被計量物はより短い経路で包装機に投入される。つまり、被計量物の計量から包装までの処理速度を向上させることが可能である。また、本発明の二重シュート式組合せ秤の3つの排出口は隣り合う排出口が別の方向に向くように構成されているので、二重シュート式組合せ秤に2台又は3台の包装機を連結する場合には被計量物を各包装機に振り分けて投入することができる。したがって、本発明の二重シュート式組合せ秤は、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適である。
本発明の排出装置及び二重シュート式組合せ秤は、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適であり、二重シュート式組合せ秤の汎用性を向上させるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の二重シュート式組合せ秤の概略構成を示す模式図である。図2は、図1のII−II線における矢視図である。説明の便宜のため、図1では、排出装置以外の構造を断面図として示す。また、図2では、センター基体120などシュート110,112,113の上方に存在する部材を取り除いた状態で図示している。
本実施形態の組合せ秤100の排出装置50より上部の構成は、従来の二重シュート式組合せ秤の構成と同様である。すなわち、上面から見ると鉛直方向の軸(以下、単に中心軸)を中心として点対称にリニアフィーダ104、供給ホッパ106および計量ホッパ108が配設されており、図2に示すように、複数の計量ホッパ108はこの中心軸を中心とする円周上に略等間隔に配列されている。
図1に示すように、組合せ秤100の上端中央には、電磁石のON/OFFにより振動して上流から供給された被計量物を外側(中心軸から離れる方向、以下同様)へと放射状に分散させる分散フィーダ102が配設されている。
分散フィーダ102の周囲には、電磁石のON/OFFにより振動して、分散フィーダ102から供給された被計量物をさらに外側へと直線状に供給するリニアフィーダ104が放射状に配設されている。
各リニアフィーダ104の排出端には、供給ホッパ106が配設されている。供給ホッパ106は、モータなどにより開閉駆動されるゲートを備え、リニアフィーダ104から供給される被計量物を保持して下流(下方)へと排出可能なように構成されている。
各供給ホッパ106の排出口の下方には、計量ホッパ108が配設されている。計量ホッパ108は、モータなどによりそれぞれ独立して開閉駆動される2枚のゲート、すなわち内側ゲート126と外側ゲート128とを備え、供給ホッパ106から供給される被計量物を保持し、内側ゲート126を開くことにより内側(中心軸へ近づく方向、以下同様)下方へ、外側ゲート128を開くことにより外側下方へ、被計量物を択一的に排出可能なように構成されている。
なお、各計量ホッパ108は、支持部材130によってセンター基体120(ボディ)に接続されている。支持部材130にはロードセル(図示せず)が取り付けられている。これによって、各計量ホッパ108が支持する被計量物の重量が検出可能となる。
計量ホッパ108の内側下方には、各内側ゲート126から排出された被計量物を組合せ秤100の中心部下方へと滑落させながら集合させる漏斗状の内側シュート110が配設されている。
また、内側シュート110の一方の外側側方に沿って第1外側シュート112が配設され、内側シュート110の他方の外側側方に沿って第2外側シュート113が配設されている。これによって、円周上に配列されている各計量ホッパ108のうち一方側半分の計量ホッパ108の外側ゲート128から排出された被計量物は、第1外側シュート112によって、組合せ秤100の中心部下方へと滑落しながら集合する。また、円周上に配列されている各計量ホッパ108のうち他方側半分の計量ホッパ108の外側ゲート128から排出された被計量物は、第2外側シュート113によって、組合せ秤100の中心部下方へと滑落しながら集合する。
なお、図1及び2では明瞭には示されていないが、これら3つのシュート110,112,113は、一つの部材に一体化されて構成されていてもよいし、円周方向及び上下方向に分割して構成されていてもよい。
組合せ秤100の中心部下方、すなわち3つのシュート110,112,113の下端には、各シュートに対応する集合ホッパ20,30,40の投入口が配設されている。すなわち、図2に示すように、内側シュート110の下端に位置する内側用集合ホッパ(中央集合ホッパ)30,第1外側シュート112の下端に位置する第1外側用集合ホッパ(両端集合ホッパ)20,及び第2外側シュート113の下端に位置する第2外側用集合ホッパ(両端集合ホッパ)40がそれぞれの投入口を上方に向けて位置している。
これら集合ホッパ20,30,40は、排出装置50として一つの部材に一体化されて配設されている。
なお、図示しないが、分散フィーダ102と、リニアフィーダ104と、供給ホッパ106は、適宜支持部材によってセンター基体120に装着されている。また、センター基体120と、シュート110,112,113と、排出装置50とは、適宜支持部材によって架台(図示せず)に装着されている。
次に、本発明の特徴である排出装置50の構造を説明する。
図3は、本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す正面図であり、図4は、本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す上面図であり、図5は、本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す側面図(a)及びその要部(b)である。
図3及び図4に示すように、排出装置50は、第1外側用集合ホッパ20,内側用集合ホッパ30及び第2外側用集合ホッパ40が一列に連結されて構成されている本体1と、各集合ホッパ20,30,40のゲート21,31,41を開閉駆動する駆動機構2と、を有して構成されている。
本体1に連結されている集合ホッパ20,30,40は同じ構造を有している。すなわち、それぞれ、上部に投入口26,36,46を有し、底部の一側面側にのみ排出口22,32,42を有する筐体27,37,47、及び筐体27,37,47に揺動自在に装着されて排出口22,32,42を開閉するゲート21,31,41を有して構成されている。
そして、本体1は、排出口22,32,42を交互に反対の側面に向くようにして、集合ホッパ20,30,40が水平方向に一列に連結して構成されている。すなわち、図4に示すように、第1外側用集合ホッパ20及び第2外側用集合ホッパ40とは排出口22、42を同じ方向に向けて並べられ、内側用集合ホッパ30は排出口32が排出口22、42と逆方向に向くように並べられている。これによって、第1外側用集合ホッパ20の排出口22と第2外側用集合ホッパ40の排出口42は、中心面Cの一方側に構成され、内側用集合ホッパ30の排出口32は、中心面Cの他方側に構成されている。
本体1は、集合ホッパ20,30,40の筐体27,37,47の上端が、筐体27,37,47の上端側方を連結方向に延びて配設されている一対の板状の連結部材3,3に接合されて構成されている。連結部材3,3と筐体27,37,47とは、ボルト及びナットのような接合手段によって接合されている。なお、本体1は他の方法によって構成することもできる。例えば、集合ホッパ20,30,40の筐体27,37,47の上端同士を溶接して構成することもできる。
ここで、図5(a)に示すように、ゲート21,31,41は、筐体27,37,47の上部に構成されたゲート釣支部23,33,43によって、釣り下げられるようにして筐体27,37,47に装着されている。
さらに、筐体27,37,47は対向する一対の垂直壁体25,35,45を有し、一対の垂直壁体25,35,45が排出口22,32,42の両側を仕切り、かつ本体1は排出口22,32,42の両側部近傍を除いて垂直壁体25,35,45同士が接触して構成されている。これによって、排出口22,32,42を集結して構成することができる。ひいては、本体1をコンパクトに構成することができる。
さらに、ゲート21,31,41の周縁部の少なくとも一部は排出口22,32,42の両側部近傍の垂直壁体25,35,45に沿うように延伸している。例えば、図5(b)に示すように、ゲート31は垂直壁体35の端面を含む排出口32の周囲の端面に接合して排出口32を塞ぎ、ゲート31の側縁部31Aが、一対の垂直壁体35の外側において垂直壁体35に沿うように屈曲して延伸している。これによって、ゲート21,31,41の剛性を向上させることができ、かつ排出口22,32,42からの被計量物の漏出をより抑制することができる。
駆動機構2は、3個の集合ホッパ20,30,40のうち中央に位置する内側用集合ホッパ(中央集合ホッパ)のゲート31と、両端に位置する第1外側用集合ホッパ20及び第2外側用集合ホッパ40(一対の両端集合ホッパ)のゲート21,41とを独立して開閉駆動するように構成されている。
ここでは、集合ホッパ20,30,40の連結方向に沿って延びる一対のクランク軸(駆動軸)11,12と、該一対のクランク軸11,12をそれぞれ独立して軸回転させる駆動装置10と、を有して構成されている。すなわち、内側用集合ホッパ30のゲート31が一方のクランク軸12によって揺動されて排出口30が開閉され、第1外側用集合ホッパ20及び第2外側用集合ホッパ40のゲート21,41が他方のクランク軸11によって連動して揺動されて排出口20及び排出口40が連動して開閉駆動される。これによって、駆動機構の駆動装置を一台に集約し、かつ、第1外側用集合ホッパ20及び第2外側用集合ホッパ40のゲート21,41の開閉をクランク軸11によって行うので、駆動機構の構造をよりコンパクトにすることが可能となる。
なお、各クランク軸は、ゲート21,31,41の背面に構成されたクランク軸枢支部24,34,44によって、ゲート21,31,41に係合し、クランク軸11,12の軸回転によって、ゲート21,31,41は、ゲート釣支部23,33,43の周りに揺動するように構成されている。
駆動装置10は、クランク軸11に接続するモータとクランク軸12に接合するモータを有して構成されている。あるいは、1個のモータの回転軸とクランク軸11,12との間にクラッチ機構を介在させて構築することもできる。
次に、組合せ秤100の動作について図1を参照しながら、概略的に説明する。組合せ秤100は、CPU、メモリ、I/Oなどからなる制御装置(図示せず)を備えており、分散フィーダ102と、リニアフィーダ104と、供給ホッパ106と、計量ホッパ108と、排出装置50の駆動装置10とを駆動制御する。
まず、制御装置は計量ホッパ108に供給された被計量物の重量をロードセルを介して検出し、組合せ演算を行う。組合せ演算では、複数の計量ホッパ108の組合せのうち、例えば合計重量が所定の許容範囲内にあり、かつ所定の組合せ目標重量に最も近い組合せが選択される。
制御装置は、選択された組合せに従って計量ホッパ108の内側ゲート126または外側ゲート128を択一的に開き、被計量物を内側シュート110または第1及び第2外側シュート112、113へと択一的に排出する。
ここで、内側シュート110ならびに第1及び第2外側シュート112、113への被計量物の排出方法には、一回の組合せ演算において2組の組合せを選定し排出する方法と、一回の組合せ演算において3組の組合せを選定し排出する方法とがある。
まず、2組の組合せを選定し排出する方法においては、第1及び第2の組合せを選定し、第1の組合せに参加する計量ホッパ108の内側ゲート126を開き、第2の組合せに参加する計量ホッパ108の外側ゲート128を開く。これによって、第1の組合せの被計量物は内側シュート110に排出され、第2の組合せの被計量物は第1及び第2外側シュート112、113に分割して排出されるようになる。
また、3組の組合せを選定し排出する方法においては、第1外側シュート112に対応する計量ホッパ108から第1の組合せを選定し、第2外側シュート113に対応する計量ホッパ108から第2の組合せを選定し、残りの計量ホッパ108から第3の組合せを選定し、第1及び第2の組合せに参加する計量ホッパ108の外側ゲート126を開き、第3の組合せに参加する計量ホッパ108の内側ゲート126を開く。これによって、第1の組合せの被計量物は第1外側シュート112に排出され、第2の組合せの被計量物は第2外側シュート113に排出され、第3の組合せの被計量物は内側シュート110に排出されるようになる。なお、3組の組合せを選定し排出する方法においては、計量ホッパ108の組合せ演算の方法は、この演算方法に特定されるものではなく、制御装置の演算処理によって、第1外側シュート112に対応する計量ホッパ108から1組、第2外側シュート113に対応する計量ホッパ108から1組、及び内側シュートに対応する計量ホッパ108から1組の計3組の組合せが選定されればよい。
内側シュート110に排出された被計量物は排出装置50の内側用集合ホッパ30に一時的に貯留され、第1外側シュート112に排出された被計量物は排出装置50の第1外側用集合ホッパ20に一時的に貯留され、第2外側シュート113に排出された被計量物は排出装置50の第2外側用集合ホッパ40に一時的に貯留される。
そして、制御装置の制御に従い、被計量物の移動方向において下流側に配設された包装機(図示せず)のタイミングに同期して第1外側用集合ホッパ20,内側用集合ホッパ30及び第2外側用集合ホッパ40がそれぞれ好適な時期に開閉駆動され、被計量物が包装機へと排出される。好適な時期は、通常、連結されている包装機の動作に基づいて決定される。
以上のようにして、排出装置50は、3つの排出口22,32,42が1台の包装機の投入口に直接連結することが可能なほど集結して構成されているので、組合せ秤100に1台の包装機を連結する場合には被計量物はより短い経路で包装機に投入される。つまり、被計量物の計量から包装までの処理速度を向上させることが可能である。
また、排出装置50の3つの排出口22,32,42は隣り合う排出口が別の方向に向くように構成されているので、組合せ秤100に2台又は3台の包装機を連結する場合には被計量物を各包装機に振り分けて投入することができる。
すなわち、垂直面である中心面Cを境にして排出口32は一方側に位置し、排出口22、42は他方側に位置している。また、第1外側用集合ホッパ20と第2外側用集合ホッパ40との間には内側用集合ホッパ30があるので、排出口22と排出口42とは離間している。これらの配置関係から、3つの排出口22,32,42には、1台乃至3台の包装機を連結することができる。
一回の組合せ演算において2組の組合せを選定し排出する場合には、排出口32に対応する包装機、及び排出口22,42に対応する包装機の2台の包装機を連結することができる。また、一回の組合せ演算において3組の組合せを選定し排出する場合には、排出口22に対応する包装機、排出口32に対応する包装機、及び排出口42に対応する包装機の3台の包装機を連結することができる。さらに、一回の組合せ演算において2組又は3組の組合せを選定し排出する場合に、1台の包装機を排出口22,32、42に対応して連結してもよい。この場合、包装機は、1回の包装に要するタクトが組合せ秤100の1回の組合せ計量に要するタクトの1/2乃至1/3程度の高速包装機が好適である。
なお、3台の包装機を連結する場合には、駆動装置10をもう一台追加して、2台の駆動装置10が本体1の両側に対向するように配設して、第1外側用集合ホッパ20のゲート21と第2外側用集合ホッパ40のゲート41とをそれぞれ別の駆動装置10によって駆動させるようにし、それぞれの排出口22,32,42の下端にそれぞれの包装機の投入口を連結すればよい。
したがって、排出装置50は、組合せ秤100に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適である。換言すれば、排出装置50は、1台の包装機に被計量物を供給する場合及び2台の包装機に被計量物を供給する場合にも好適であるので、組合せ秤100の汎用性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の排出装置及び二重シュート式組合せ秤は、二重シュート式組合せ秤に1台の包装機を連結する場合と複数の包装機を連結する場合との共用に好適な二重シュート式組合せ秤用の排出装置及び二重シュート式組合せ秤として有用である。
本発明の第1実施形態の二重シュート式組合せ秤の概略構成を示す模式図である。 図2は、図1のII−II線における矢視図である。 本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す上面図である。 本発明の第1実施形態の排出装置の概略を示す側面図(a)及びその要部(b)である。
符号の説明
1 本体
2 駆動機構
3 連結部材
10 駆動装置
11,12 クランク軸
20 第1外側用集合ホッパ
30 内側用集合ホッパ
40 第2外側用集合ホッパ
21,31,41 ゲート
22,32,42 排出口
23,33,43 ゲート釣支部
24,34,44 クランク軸枢支部
25,35、45 垂直壁体
26,36,46 投入口
27,37,47 筐体
50 排出装置
100 組合せ秤
102 分散フィーダ
104 リニアフィーダ
106 供給ホッパ
108 計量ホッパ
110 内側シュート
112 第1外側シュート
113 第2外側シュート
120 センター基体
126 内側ゲート
128 外側ゲート
130 支持部材
C 中心面

Claims (4)

  1. 漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤において、これら3つのシュートの下端に構成されている排出装置であって、
    上部に投入口を有し底部の一側面側にのみ排出口を有する筐体、及び前記筐体に揺動自在に装着されて前記排出口を開閉するゲート、を有する3個の集合ホッパが、該3個の集合ホッパの投入口が前記3つのシュートの下端にそれぞれ位置し、かつ前記排出口が交互に反対の側面に向くようにして水平方向に一列に連結して構成された本体と、
    前記3個の集合ホッパのうち中央に位置する中央集合ホッパの前記ゲートと両端に位置する一対の両端集合ホッパの前記ゲートとを独立して開閉駆動可能な駆動機構と、を有する、排出装置。
  2. 前記筐体は対向する一対の垂直壁体を有し、
    前記一対の垂直壁体が前記排出口の両側を仕切り、前記本体は前記排出口の両側部近傍を除いて前記垂直壁体同士が接触して構成され、かつ、前記ゲートの周縁部の少なくとも一部が前記排出口の両側部近傍の前記垂直壁体に沿うように延伸している、請求項1に記載の排出装置。
  3. 前記駆動機構は、前記集合ホッパの連結方向に沿って延びる一対の駆動軸と、該一対の駆動軸をそれぞれ独立して軸回転させる駆動装置と、を有し、
    前記3つの集合ホッパの前記ゲートはそれぞれの前記筐体の上部のゲート釣支部に揺動自在に釣支され、
    前記中央集合ホッパの前記ゲートは一方の前記駆動軸によって揺動され、一対の前記両端集合ホッパの前記ゲートは他方の前記駆動軸によって連動して揺動される、請求項1に記載の排出装置。
  4. 漏斗状の内側シュート、該内側シュートの一方の外側側方に沿って配設される第1外側シュート及び該内側シュートの他方の外側側方に沿って配設される第2外側シュートを有する二重シュート式組合せ秤であって、
    前記3つのシュートの下端に請求項1の排出装置を備えた、二重シュート式組合せ秤。
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